ああ栄冠は君に輝く

2018年／日本／90分／DCP／製作・配給：タキオンジャパン
監督・プロデュース：稲塚秀孝
ドラマ脚本：伊藤康隆、稲塚秀孝
撮影：はやしまこと
照明：祷宮信
編集：斎藤正
音楽：藤野欽也
出演：松崎謙二、渡辺梓、ほか
語り：仲代達矢
歌：加藤登紀子
後援：石川県　金沢市、能美市、七尾市
協力：朝日新聞社、日本高校野球連盟

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第100回 全国高等学校野球選手権大会 記念映画
「栄冠は君に輝く」、70年もの間歌い継がれた大会歌にかくされた、誕生秘話と家族の物語

「栄冠は君に輝く」を作詞した加賀大介（石川県根上町出身）は、1914年、出生名・中村義雄として農家に生まれる。16歳の時、裸足で野球をしていて、右足指先をけが、治療を怠ったことから、右ひざ下から切断することになってしまう。絶望の淵に落ちた義雄であったが、やがて文芸の道に活路を見出し、“投稿生活”を続ける傍ら、「加賀野短歌会」を主宰し、運命の女性・高橋道子と出会う。
昭和20年太平洋戦争が終わり、戦後民主主義のなか、昭和23年6月、学制変更により第30回高等学校野球選手権大会に因み、大会歌の作詞が公募された。応募作5,252編の中から選ばれたのは、加賀大介（中村義雄より改名）が妻の名前を借りて応募した「栄冠は君に輝く」だった。