WEEKEND ウィークエンド

WEEKEND ウィークエンド

©Glendale Picture Company MMXI

2011年/イギリス/97分/配給:ファインフィルムズ
原題:WEEKEND
監督:アンドリュー・ヘイ
出演:トム・カレン、クリス・ニュー

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人生で一度きりの、忘れられない恋に出会う週末

金曜の夜、友人たちとのパーティのあと、ラッセルは一夜の相手を求めてクラブに立ち寄る。閉店時間近くに目を付けていたグレンを誘い出すことに成功し、彼と共に帰宅。そして、週末が始まる―。
ライフガードとして働くラッセルと、アーティストを目指す皮肉屋のグレン。お互いに欠けていたピースを満たすかのように、2人きりで話をして、愛を交わす。しかし尊いひとときは束の間、土曜の夕方、ラッセルはグレンからある事実を知らされる。

『さざなみ』『荒野にて』のアンドリュー・ヘイ監督、伝説のラブストーリー

ロンドン映画批評家協会賞での受賞ほか世界中の映画祭で上映され、多くの賞を受賞。監督が「正直で親密でリアルなラブストーリーを語りたかった」と述べるように、一夜限りのパートナーを求め赴いたクラブで出会ったラッセルとグレンが、ともに週末を過ごすうちにお互いのこだわり、秘密、切実さを学んでゆくさまが描かれる。ゲイであること、ストレートの友人との関係、親へのカミングアウト、プライベート/パブリックでの振る舞いについて語られる、パーソナルかつ真に迫ったラブストーリー。
主演は当時新人俳優であったトム・カレンと、映画での大役は初となるクリス・ニュー。誰かと心を通わせられる瞬間に出会えれば、ままならなくとも人生は美しい。彼らの週末の恋は、私たちにとっても忘れられないものになるだろう。

WEEKEND ウィークエンド WEEKEND ウィークエンド WEEKEND ウィークエンド

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

聖なる泉の少女

聖なる泉の少女

© BAFIS and Tremora 2017

2017年/ジョージア・リトアニア合作/91分/配給:パンドラ
原題:NAMME
監督・脚本:ザザ・ハルヴァシ
撮影監督:ギオルギ・シュヴェリゼ
日本版字幕:山門珠美
協力:はらだたけひで
後援:在日ジョージア大使館
出演:マリスカ・ディアサミゼ、アレコ・アバシゼ、エドナル・ボルクヴァゼ、ラマズ・ボルクヴァゼ、ロイン・スルマニゼ

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妙なる静けさが心にしみわたるーー
自然と人の神秘なる交感

ジョージアの南西部、トルコとの国境を接するアチャラ地方の山深い村が舞台である。村には人々の心身の傷を癒してきた聖なる泉があり、先祖代々、泉を守り、水による治療を司ってきた家族がいた。儀礼を行う父親は老い、三人の息子はそれぞれ、キリスト教の一派であるジョージア正教の神父、イスラム教の聖職者、そして、無神論の科学者に、と生きる道が異なっていた。そして父親は一家の使命を娘のツィナメ(愛称ナーメ)に継がせようとしていた。その宿命に思い悩むナメ。彼女は村を訪れた青年に淡い恋心を抱き、他の娘のように自由に生きることに憧れる。一方で川の上流に水力発電所が建設され、少しずつ、山の水に影響を及ぼしていた。そして父とナメは泉の変化に気づくのだった…。

霧に包まれた森と湖に描かれる
太古から語り継がれた物語

『聖なる泉の少女』はジョージアのアチャラ地域に昔から口承で伝わってきた物語に基づいた作品である。
「むかしむかし、泉の水で人々の傷を癒していた娘がいました。いつしか彼女は他の人々のように暮らしたいと願い、自らの力を厭うようになりました。そしてある日…」
霧に包まれた森と湖、美しく幽玄な自然を映した詩的映像、清冽で限りなく静謐な世界に映し出される太古から語り継がれた物語―本作は、古代の信仰の世界を通して、人と風土の内面的な絆の深さ、そこから生まれる神話的世界を描く。自然と人との霊的な交感を描き、心の世界を置き去りにした今日の物質文明に異議を投げかける。

聖なる泉の少女 聖なる泉の少女 聖なる泉の少女

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

あなたを、想う。

あなたを、想う。

© Dream Creek Production Co. Ltd./ Red On Red

2015年/台湾・香港/119分/配給:A PEOPLE CINEMA
原題:「念念」
監督・脚本:シルヴィア・チャン 
脚本:蔭山征彦
撮影:リョン・ミンカイ
出演:イザベラ・リョン、チャン・シャオチュアン、クー・ユールン、リー・シンジエ

公式ホームページ

わたしにとどけ…、あなたのこころ。
それぞれの想いが生む、忘れえぬラストシーンへ。

台東の沖にある、美しい島・緑島で生まれたユーナンとユーメイ兄妹。二人に毎日のように人魚の物語を話して聞かせる母は、息子と夫を置いて幼いユーメイだけを伴い台北へと去り、間もなく他界した。月日は流れ、駆け出しの画家となったユーメイは、家族を引き裂いた母への怒りを抱えて生きている。ユーメイにはボクサーの恋人ヨンシャンがいるが、試合が近づいて過敏になる彼に妊娠したことを告げられずにいた。網膜剥離であることを隠して試合に臨んだヨンシャンは、コーチに選手証を取り上げられ途方に暮れる。彼にとってボクシングは、亡き父と自分を繋ぐ唯一のものだった。一方、ユーナンは台東で旅行ガイドとして忙しく働きながらも、孤独の中で過去を思う日々を送っている。ある夜、台風で足止めされて立ち寄った店で、ユーナンは、あまりにも切ない幻影に遭遇する……。

台北と、台東。美しい光と影の、映像世界。
内面深くあまりにも切ない、シルヴィア・チャン、作家の極地。

両親の離婚で離れ離れになった兄妹と、妹の恋人。3人の心の揺れや親への想い。その切なすぎる物語を、台北と台東の圧倒的に美しい風景の中に綴っていく。3人の若者の過去と現在が複雑に交錯しながら繰り広げられる物語の脚本をシルヴィア・チャン監督と共に手がけたのは、台湾で活躍する日本人俳優・蔭山征彦。彼が温めていた3つの短編の脚本が監督の目に留まり、1本の作品へと結実した。2015年に台湾を皮切りに各地で公開され高い評価を受けて、香港電影評論學會大奨で最優秀脚本賞を獲得。ヒロインに香港女優イザベラ・リョンを起用、彼女の恋人役を『花蓮の夏』『GF*BF』の人気俳優チャン・シャオチュアン、兄役を40年近いキャリアを誇る実力派クー・ユールンが演じた。また、兄妹の母をかつて監督に見出されたリー・シンジエが務め、蔭山征彦も写真出演している。
原題『念念』。2015年、第16回東京フィルメックス特別招待。

あなたを、想う あなたを、想う あなたを、想う

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス

©2017 EX LIBRIS Films LLC – All Rights Reserved

2017年/アメリカ/205分/DCP/配給:ミモザフィルムズ、ムヴィオラ
原題:Ex Libris – The New York Public Library
監督・録音・編集・製作:フレデリック・ワイズマン

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,600円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

トークイベント
初日10月5日(土)(13:00~17:00ごろ上映予定)上映後、横浜市中央図書館の司書さんをお迎えし、「横浜市中央図書館の魅力」についてお話いただきます。
*本作の上映は「なか区ブックフェスタ2019」参加企画です。

〈世界で最も有名な図書館〉の舞台裏へ

世界中の図書館員の憧れの的であり、ニューヨーク有数の観光スポット。荘厳なボザール様式の建築で知られる本館を含む計92の図書館からなる世界最大級の〈知の殿堂〉、ニューヨーク公共図書館。
この図書館はニューヨーク市民の生活に密着した存在でもある。その活動は、「これが、図書館の仕事!?」と、私たちの固定観念を打ち壊し、驚かす。たとえば、デジタル社会に人々が取り残されないようにするネット環境の整備から就職活動のサポート、シニアのダンス教室から子供たちの教育まで信じがたいほどに幅広い。また、映画には、リチャード・ドーキンス博士、エルヴィス・コステロやパティ・スミスなど著名人も多数登場する。そしてカメラは、図書館の内側の、観光客は決して立入れないSTAFF ONLYの舞台裏を見せていく。図書館の資料や活動に誇りと愛情をもって働く司書やボランティアたちの姿。舞台裏のハイライトとも言える、何度も繰り返される幹部たちの会議。公民協働のこの図書館がいかに予算を確保するのか。いかにしてデジタル革命に適応していくのか。ベストセラーをとるか、残すべき本をとるのか。紙の本か電子本か。ホームレスの問題にいかに向きあうのか。丁々発止の意見のやりとりから目が離せない。

ドキュメンタリーの巨匠 フレデリック・ワイズマン第41作

監督は2016年にアカデミー名誉賞を受賞したドキュメンタリーの巨匠、フレデリック・ワイズマン。
1967年の第1作以来、89歳となる現在にいたるまで1年~1年半に1本のペースで新作を発表。2018年のヴェネツィア国際映画祭で第42作にあたる最新作を発表したばかりの“生ける伝説”。
12週間に及んだ撮影から、この場面の次はこの場面しかないという厳格な選択による神業のような編集により、図書館の現実を浮き彫りにするとともに、その場に集う多種多様な民族を映し出し、必然的にアメリカが現在置かれている状況を明らかにする。この図書館が世界で最も有名である〈理由〉を示す事で、公共とは何か、ひいてはアメリカ社会を支える民主主義とは何かをも伝える。デジタル化による本離れが加速し、「未来に図書館は必要ない」という意見さえ聞かれる現代に、ワイズマンはこんな登場人物の言葉をさし示す。「彼らは図書館の進化を知らない」。
図書館の未来が重要な意味を持つ、必見の傑作ドキュメンタリー。

ニューヨーク公共図書館(NYPL)とは?

マンハッタン、五番街と42丁目との交差点に位置し、荘厳なボザール様式建築によって観光名所としても名高い本館〈スティーブン・A・シュワルツマン・ビル〉を含む、研究目的のために公開されている4つの研究図書館、そして地域に密着した88の分館を合わせた92の図書館のネットワーク。
1911年に本館が竣工し、アンドリュー・カーネギーらの寄付により、各所に分館を増設してきた。人文科学、社会科学、及び、美術において世界有数の蔵書を誇り、総計6,000万点ものコレクションが所蔵されている。利用は原則として無料であり、ニューヨーク市に在住、あるいは勤務している者であれば誰でも会員になることができる。
名称に「パブリック(public)」と入っているが、独立法人であり、財政的基盤は市の出資と民間の寄付によって成り立っている。ここでいうパブリックとは「公立」という意味ではなく、「公共」(一般公衆に対して開かれた)という意味に当たる。

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥2000 ¥1500 ¥1200
会員 ¥1500 ¥1500 ¥1200

春画と日本人

春画と日本人

©大墻敦

2018年/日本/87分/配給:ヴィジュアルフォークロア
監督・撮影・編集・製作著作:大墻敦
ナレーター:濱中博久
音楽:矢部優子、池田陽子、長谷川美鈴、長谷川武尚
協賛:国際日本文化研究センター
協力:国際浮世絵学会・文化資源学会
出演:小林忠(国際浮世絵学会会長)、浅野秀剛(国際浮世絵学会理事長)、木下直之(東京大学文化資学研究室教授)、石上阿希(国際日本文化研究センター特任助教)、浦上満(永青文庫春画展実行委員、古美術商)ほか[肩書きは取材当時]

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,400円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

日本人は「春画」を知らない—
「世界が、先に驚いた。」 あの春画展から4年
驚きの内幕を描くドキュメンタリー

日本初の大規模な春画展が、2015年9月、東京の小さな私立博物館「永青文庫」で開幕した。国内外で秘蔵されてきた貴重な春画約120点を一堂に集めて展示する画期的な試み。それまで年間2万人の来館者だった永青文庫に、3ヶ月の会期中に21万人が押し寄せた。女性来館者55%、5人に1人が図録を購入するという異例の記録を打ち立て、美術界の話題をさらった。
開催までの道のりは困難を極めた。当初は、ロンドンの大英博物館で成功を収めた「春画展」の日本巡回展として企画されたが、東京国立博物館をはじめ国内の公私立博物館20館へ打診しても不調に終わった。海外で美術品として高く評価されている春画の展示が、なぜお膝元の日本ではすんなりと成立せず、小規模な私立博物館での開催となったのか。なぜ21万人もの熱狂的な観覧者が訪れたのか。映画は、展覧会を成功に導いた人々とともに「春画と日本人」をめぐる謎に迫っていく。

21万人が熱狂した「春画展」
テレビでは描けない「春画」のウラ/オモテ

男女の交わりや色恋を、鮮やかに、のびやかに表現した「春画」。葛飾北斎、喜多川歌麿、菱川師宣ら当代きっての浮世絵師のほとんどが絵筆をとり、当時最高水準の「彫り・摺り」の技術を用いた傑作が多い。しかし、明治時代になると、西洋的近代化を急ぐ政府は春画を徹底的に弾圧。何万の春画、数千の版木が燃やされ、名品が海外に流出した。
今では無修正の春画が出版され、書店で誰もが手に取り購入することができる。しかし実物を展覧会で展示することには見えない壁が立ちはだかる。この映画は、本物の「春画」を当たり前に観ることができる世の中を目指した人たちが体験した逆風と、知られざる苦労や努力を描きだしていく。すると春画の公開を問題視し、世間から隠そうとしてきた日本社会の摩訶不思議な《忖度》構造が浮かび上がってきた。

※18歳未満入場禁止

本作品は、「春画」のオリジナリティと、収集・保存・研究にかけてきた方たちの意図を尊重するため「春画」にぼかしやトリミングをかけることなく紹介しています。その主旨をご理解のうえ劇場でご覧ください。DVD販売・テレビ放送の予定はありません。

*キネマ旬報ベストテン2018年文化映画第7位

春画と日本人 春画と日本人 春画と日本人

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

一粒の麦 荻野吟子の生涯

一粒の麦

© Gendai Productionction All Rights Reserved.

2019年/日本/配給:現代ぷろだくしょん
監督:山田火砂子
脚本:重森孝子・来咲一洋・山田火砂子
撮影:高間賢治
音楽:渋谷毅
出演:若村麻由美、山本耕史、賀来千香子、佐野史郎、綿引勝彦、渡辺梓、堀内正美、平泉成、山口馬木也、柄本明

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日本で初めての女医、荻野吟子。
医師だけでなく、社会活動家としても不屈の精神と大いなる愛に生きた波乱の生涯

嘉永4年(1851年)、武蔵国幡羅郡俵瀬村(現在の埼玉県熊谷市)に生まれ、幼い頃から聡明で勉強好きだった吟子。しかし、女に学問はいらないと隣村の名主の家に16歳で嫁に出され、そこで夫から性病をうつされると、今度は子どもの産めない嫁はいらないと実家に帰されてしまう。入院中、女医の必要性を痛感した吟子は、同じ運命に泣く女性たちのためにも、自分自身が女医となる決意をする。 当時の日本には女性に医者の認可を与える制度はなく、吟子は男子の学校に通い、苦労に苦労を重ねて、日本で初めての女医となる。吟子は男性社会の中で女性の地位向上のために道なき道を進んでいく。
その後キリスト教に入信。牧師の志方之善と結婚して社会運動に取り組む。「人その友の為に己の命をすつる 之より大いなる愛はなし」(ヨハネ15:13)、この言葉を心に刻み、社会に虐げられた人々や障害を持って生まれた人々の為に生涯をささげた。
その生涯を『石井のおとうさんありがとう』『母 小林多喜二の母の物語』等、数々の社会派作品を手がけてきた山田火砂子監督が描いた伝記ドラマ。吟子役で若村麻由美が主演し、山本耕史、賀来千香子、佐野史郎、柄本明らが共演。

『一粒の麦 荻野吟子の生涯』にかける思い
監督 山田火砂子

皆様、私達女性は戦争に負けて初めて女性解放運動が出来ました。
明治時代の封建制度の中「女三従の道」や「女三界に家なし」の女性蔑視社会で、女性は従うしかないという教育の中、女性解放運動に尽くした女性がいました。その一人が荻野吟子です。
吟子は医師という職業をあたえてくれない明治時代に十八年もの間勉学に明け暮れ、日本第一号の女性医師となりました。
彼女は十八歳で結婚し、夫より病気を移され、医師はすべて男性だということ、そして、男性医師に自らの体を見せるのが嫌で自殺をしたり、生涯医者にかからず痛みに耐えている女性の多さを知り、自らが女性医師となることを決意します。
つい先日、大学医学部の入試における男性有利が問題になっている、私は明治時代にさかのぼったかと驚きました。どうかこの映画で吟子の一生を観て頂いて考えていただけましたら、私は大変うれしく思います。
荻野吟子はこの功績が認められ埼玉県の三大偉人(他二人は渋沢栄一・塙保己一)の一人になりました。その陰で女性解放の為に戦った女性がまだたくさんいると思います。私はこの映画をその女性の方々に捧げます。

一粒の麦 一粒の麦 一粒の麦

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

バオバオ フツウの家族

バオバオ フツウの家族

©Darren Culture & Creativity Co.,Ltd

2018年/台湾/97分/配給:オンリー・ハーツ、GOLD FINGER/協力:GENXY、ビームス/後援:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
原題:親愛的卵男日記
英題:BAOBAO
監督:謝光誠(シエ・グアンチェン)
脚本:鄧依涵
出演:雷艾美(エミー・レイズ)、柯奐如(クー・ファンルー)、蔭山征彦(カゲヤマユキヒコ)、蔡力允(ツァイ・リーユン)、楊子儀(ヤン・ズーイ)

公式ホームページ

アジアで初めて同性婚が認められた台湾発
少し先を行くフツウの家族の物語

ロンドンの会社で働くジョアン(クー・ファンルー)と取引先の友人チャールズ(蔭山征彦)には、それぞれ画家シンディ(エミー・レイズ)と植物学者ティム(ツァイ・リーユン)という同性の恋人がいる。 4人はそれぞれの想いからシンディの子宮を借りた妊活に同意し、チャールズとティムの精液を採取してシンディの子宮に注入するのだが一向に妊娠しない。思い余った4人は病院での体外受精を決断する。ジョアンとシンディの卵子にチャールズとティムの精子を注入してできる二つの受精卵をシンディの子宮に戻して、男女の赤ちゃんを産み、男の子はジョアンたち、女の子はチャールズたちが引き取るというものだ。 順調そうに見えた矢先シンディは出血する。子供を奪われる悪夢にうなされるシンディのことが気がかりでジョアンは仕事で失敗をしてしまう。ロンドンであと1年がんばれば英国籍も取得できるというジョアンにとっては大きな痛手だ。そんなところへチャールズが小切手をもって訪ねてくる。病院から戻ったシンディは偶然それを見つけ、逃げるように台湾に戻り、幼なじみで好意を寄せてくれている警官タイ(ヤン・ズーイ)を頼る。一方、チャールズはティムに、赤ちゃんが自分たちの子供になることを伝える手を打ってきたと…。

赤ちゃんは誰の子?誰が育てる?さまざまな問題を抱えながらも愛を信じ、新しい家族のカタチに向かって宇宙飛行士のような勇気で挑もうとする、ミレニアム世代の清新なLGBTQ映画。

2018年秋に台湾で公開された本作は、それに先立ち同年8月〜9月に開催された「第五回台湾国際クイアフィルムフェスティバル」のオープニング作品として、海外では、スペインとロスアンゼルスの映画祭で上映されている。二組の同性カップルが子供を持ちたいという願望から始まるこの物語は、台湾で新人登竜門として一番大きな脚本賞のコンペから生まれた。2015年、これに応募した国立台湾大学大学院に在学中の鄧依涵(デン・イーハン)の脚本『我親愛的遺腹子』が優秀賞を獲得、プロデューサーのリン・ウェンイー(林文義)の目にとまり、映画化が進む。話題性と時代性があり、全世界に向いた作品ということでリン・ウェンイーは同性愛に詳しいシエ・グアンチェン(謝光誠)を監督に起用し製作を開始した。
シンディ役は、日本とフランスのハーフで司会者として人気のエミー・レイズ(雷艾美)。本格的な演技は初めてだが、その無垢さが役とマッチしての好演だ。ジョアンヌを演じるクー・ファンルー(柯奐如)はアイドルドラマからアート映画まで国内外でキャリアを積んでいるだけに、静と動のコントロールを時々見失う難しい役どころを安定の演技力でこなしている。
一方の男性カップルのチャールズは、台湾で活躍する日本人の蔭山征彥。俳優としての経験はもちろん、映画音楽を手がけたり、『念念』(2015年)では脚本家として香港電影評論学會の脚本賞を受賞、また『KANO(KANO 1931〜海の向こうの甲子園)』(2014年)では出演のほかに若手の演技指導、演出補ほか多くの役割を担ったマルチな才能を持つが、本作では無邪気さの中に狡猾さも秘めたキャラクターを見事に演じきった。彼のパートナー役のティムは、ダニエル・ツァイ(蔡力允)が豊富な経験から幅の広さで印象深い学者像を見せてくれる。

バオバオ フツウの家族 バオバオ フツウの家族 バオバオ フツウの家族

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

いつかのふたり

いつかのふたり

©2019 DMC’S

2019年/日本/98分/DCP/配給:トラヴィス
脚本・監督:長尾元
助監督:伊藤和馬
プロデューサー:棚橋公子
撮影:白岩義行
レザークラフト監修:大崎真宏
出演:中島ひろ子、南乃彩希、石川樹、真下玲奈、鈴木ヨシエ、長尾元、吉本ひなた、仁科貴、田中隆三、霧島れいか、岡田義徳

公式ホームページ

「あたしずっと母さんの心配し続けなきゃいけないの?」

お互いに本音を言う事のできない親子の心を開かせたのはレザークラフトだった。いつまでも大人になり切れない母親としっかり者の娘、しかし、娘の高校卒業と同時に、人生の選択の時期が迫ってきた。
シングルマザーの木嶋麻子(中島ひろ子)は、大阪に部屋を探しに行く娘の真友(南乃彩希)と、付き添いの別れた夫・隆弘(岡田義徳)を見送った。真友は来年の3月に小説家に弟子入りするため、家を出る予定なのだ。その帰り道、麻子は手芸用品店でふと見かけたレザークラフトに心魅かれて始めるが、やがて作品作りにのめり込んでいくほどになる。母娘揃って作品作りに没頭し、充実した日々を送る二人だが、そんな二人にはちょっとしたわだかまりがあった。麻子は真友に「自分も大阪についていきたい」と言えず、真友は真友で「麻子に大阪についてきてくれ」と言えないのだ。
そんな中、麻子は手芸イベントのワークショップでレザークラフト作家・鈴木さえ子(霧島れいか)に出会い、さえ子に憧れて教室やイベントに通いつめる。関係が深まるごとに、さえ子と息子の光男(石川樹)の関係の悪さに気付く麻子と真友だったが、裏を返せばそれは自分たち親子にも似ていた。 麻子はさえ子に、真友は光男に自分自身の悩みを打ち明けたりするのだった。勿論、相変わらず面と向かうと素直になれない二人だったが、真友は親子関係を少しでも修復しようと隆弘とともに3人で家族旅行に行く事を提案する…。

レザークラフトを通して母と娘の気持ちの繋がりをコミカルに描く親子協奏曲。

今や、ハンドメイド市場は大きなマーケットに成長し、手軽にできるキットや雑誌の創刊、長蛇の列ができる作家のワークショップ、ネットやアプリ、テレビCMなどメディアで紹介され、まさに空前のブームを呼んでいる。その中でもハードルの高かったレザークラフトも女子高生から主婦まで幅広い層に浸透してきた。本作はブームのレザークラフトをモチーフにした母と娘のハートフルな家族の物語です。
シングルマザーの母・麻子には、この年の映画賞独占、『桜の園』(1990年/中原俊監督)主演の中島ひろ子が好演、その娘・真友に期待の新人・南乃彩希、別れた夫・隆弘には『木更津キャッツアイ』『アイアムアヒーロー』などの岡田義徳を配し、霧島れいか、仁科貴などが脇を固める。監督は本作が劇場用映画デビューとなる新鋭・長尾元。心温まる今どきの母娘の物語『いつかのふたり』が誕生しました。

いつかのふたり いつかのふたり いつかのふたり

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

鉄男シリーズ3作品

平成の幕開けとともに誕生した『鉄男』は、節目の年に30年を迎えました。
映像と音響で魅せる『鉄男』シリーズにとって、横浜シネマリンはもってこいの上映環境!この機会に当館で身体が包み込まれるような感覚を体感し、『鉄男』を堪能していただければ幸いです。

©1993 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

鉄男

1989年/モノクロ/スタンダード/67分/BD/製作・配給:海獣シアター
監督・脚本・撮影・特殊効果・美術・照明・編集:塚本晋也
助監督・撮影・衣裳:藤原京
音楽:石川忠
出演:田口トモロヲ、藤原京、叶岡伸、塚本晋也、六平直政、石橋蓮司

ローマ国際ファンタスティック映画祭でグランプリを獲得し、塚本の名を一躍世界に知らしめた16ミリ作品。当時隆盛となる人間とテクノロジーの相克を描くSFジャンル、サイバーパンクの日本における先駆で、鉄雄という名の少年が主人公の大友克洋「AKIRA」と共に、日本のカルト・スタンダードとなった。
ある朝、サラリーマンの男は頬に金属のトゲのようなニキビが出来ていることに気づく。次第に金属に侵蝕されていく男の肉体。かつて男がひき逃げした“やつ”は、復讐を果たすために男のもとへ向った。終わりのないメタルサイキック戦争が始まる。

©1993 TOSHIBA-EMI・KAIJYU THEATER

鉄男Ⅱ BODY HAMMER

1992年/カラー/モノラル/スタンダード/82分/R15指/BD/製作・配給:海獣シアター・東芝EMI
製作・監督・脚本・撮影・美術・照明・編集:塚本晋也
音楽:石川忠
特殊メイク・造形:小田尚、高濱幹、渋谷陽
出演:田口トモロヲ、叶岡伸、塚本晋也、金守珍、手塚秀影

『鉄男』のSFアクション版。塚本はこの映画を持って1年がかりで世界中の映画祭を廻り、後の日本映画海外進出の先駆けとなる。ポルト、ブリュッセル、タオルミナ、シッチェス、モントリオール、ゆうばり、高崎などの映画祭で受賞多数。
谷口は、8歳で他人の家に貰われるまでの幼い記憶を失している。今は妻、3歳の息子と共にハイテクなマンションで平穏に暮らしている。その幸福な一家に、不気味なスキンヘッドの二人組と、二人を司る“やつ”が忍び寄る。息子が殺害され、次第に完璧な人間銃器と化す谷口。“やつ”との壮絶な戦いの火ぶたが切って落とされる。

©TETSUO THE BULLET MAN GROUP 2009
本作品は劇場公開時にPG12指定を受けました

鉄男 THE BULLET MAN

2009年/カラー/ドルビーデジタル/ヨーロピアンビスタ/71分/全篇英語、日本語字幕/BD/製作:TETSUO THE BULLET MAN GROUP 2009/配給:アスミック・エース エンタテインメント
監督・撮影・美術・造形・編集:塚本晋也
音楽:石川忠
出演:エリック・ボシック、桃生亜希子、中村優子、ステファン・サラザン、塚本晋也

『鉄男』から20年、“鉄男アメリカ”としてクエンティン・タランティーノも製作に名乗りを上げた幻のプロジェクト。『鉄男Ⅱ』同様、過去2作の続編でもリメイクでもない。主役にアメリカ人俳優を据え、全篇英語の作品として製作された。
東京で外資系企業に勤めるアンソニーは、妻ゆり子、3歳の息子トムと幸せな生活を送っていた。ある日、謎の男が運転する車にトムが轢き殺されてしまい、アンソニーは次第に感情のコントロールを失い、身体が鋼鉄と化していく。そこに謎の男“ヤツ”が現れ、あらゆる“謎”が交錯するとき、東京を飲み込む巨大なエネルギーの噴射が始まる。

当日料金

一般¥1,500/会員¥1,200/大専・シニア¥1,100/高校生以下¥800

鉄男Tシャツを着て30周年を盛り上げよう!

上映期間中、劇場にてお買い求めいただけます!

販売価格 各¥2,880(税抜)

上映スケジュール

10/12(土) 10/13(日) 10/14(月) 10/15(火) 10/16(水) 10/17(木) 10/18(金)
鉄男18:30-19:45
鉄男
鉄男18:30-19:45
鉄男
鉄男18:30-19:45
鉄男
鉄男18:30-19:45
鉄男
鉄男18:30-19:45
鉄男
鉄男18:30-19:45
鉄男
鉄男18:30-19:45
鉄男
鉄男Ⅱ BOD YHAMMER20:00-21:30
鉄男Ⅱ BODY HAMMER
鉄男 THE BULLET MAN20:00-21:20
鉄男 THE BULLET MAN
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鉄男Ⅱ BOD YHAMMER20:00-21:30
鉄男Ⅱ BODY HAMMER

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蟹の惑星

蟹の惑星

© 2019 TOKYO HIGATA PROJECT

2019年/日本/68分/HD/配給:TOKYO HIGATA PROJECT
製作:TOKYO HIGATA PROJECT
監督・撮影・編集:村上浩康
音楽:田中館靖子

公式ホームページ

多摩川河口の干潟を舞台にした連作ドキュメンタリー「TOKYO HIGATA PROJECT」の1本。

多摩川河口の干潟は狭い範囲に、多くの種類のカニが生息する貴重な自然の宝庫である。

大都会の中で、これほどのカニが見られる場所はかなり珍しい。吉田唯義(ただよし)さんは、ここで15年に渡って独自にカニの観察を続けている。毎日のように干潟を訪れては、カニたちの生態を調べ記録しているのだ。吉田さんは誰よりも多摩川のカニに詳しいが、その視点はとてもユニークで、他の人が考えつかないような方法でカニたちの生態を調べている。
映画は吉田さんと干潟をフィールドワークしながら、カニたちの驚くべき営みを見つめていく。カメラはカニたちに限りなく接近し、肉眼では決して捉えられない世界を映し、迫力あるフォルムと美しい色彩が画面いっぱいに拡がる。そして小さなカニたちの営みが地球や月など、宇宙とも結びついていることを解き明かし、さらには戦争や震災が与えた現実の問題までを描き出す。
身近な自然に目を向けることの大切さと、都市の中にある別世界を描く全編“カニづくし”のワンダームービー。

蟹の惑星 蟹の惑星

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1500 ¥1100 ¥800
会員 ¥1200 ¥1100 ¥800