大杉漣特集

大杉漣特集 2019.1.2(水)~1.18(金) 横浜シネマリン

雑魚のように、逞しく泳ぎたい――
全15作品 一挙上映
いつだって映画の中にいる大杉漣さん!

大杉漣特集
大杉連特集

■はじめに


2018年2月21日、大杉漣さんが、突然この世を去った。亡くなられてから10ヶ月、未発表の映画が次々と公開される中、漣さんの映画を最初から観直してみたい!そう思い、本特集を企画しました。様々な監督、様々な映画会社と、ものすごい量の仕事をされて来たことがわかります。初期のピンク映画、中期の傑作映画、そして後期の大ヒット作、ごく最近の出演作、その膨大な出演作から選りすぐりの全15作品をご紹介します。 思う存分スクリーンで漣さんに再会していただければ幸いです。

■大杉漣 (おおすぎ れん)


大杉漣特集1951年9月27日、徳島県生まれ。 役者になるきっかけは、1970年代に人気を呼んでいた、蜷川幸雄、寺山修司、唐十郎らの演劇との出会い。1973年、太田省吾の劇団研修生となり、別役実作品『門』で舞台デビュー。翌年、太田省吾創設の転形劇場入団、活動に打ち込む(転形劇場は1988年に解散)。その後、1980年、新東宝映画のピンク映画『緊縛いけにえ』で映画俳優デビュー。日活ロマンポルノや新東宝映画など多数のピンク映画に出演した。1993年、北野武監督の『ソナチネ』の演技が転機となり、『キッズ・リターン』『HANA-BI』『BROTHER』REN OSUGI IN MEMORY OF FILM『Dolls』『アウトレイジ 最終章』といった北野作品やSABU監督作、黒沢清監督作、三池崇史監督作などに出演した。出演本数も多く、バイプレイヤーの代表格として精力的な活動を行っていた。演じた役柄も幅広く、「300の顔を持つ男」「カメレオン」などの異名を取った。一方で、アマチュア映画や学生の自主制作映画など、若い映画製作者への協力も惜しまなかった。映画以外では、テレビドラマ、旅番組、バラエティなどにも数多く出演した。2018年2月21日、テレビドラマ『バイプレイヤーズ ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』撮影後、千葉県にて急性心不全で急逝、66歳。

上映スケジュール 全15作品

1/2(水) 1/3(木) 1/4(金)                        
ソナチネ15:00-16:40
ソナチネ
ポストマン・ブルース15:00-16:50
ポストマン・ブルース
ネコナデ15:00-16:30
ネコナデ
 
HANA-BI16:55-18:45
HANA-BI
アベックモンマリ17:05-18:41
アベックモンマリ
グッバイエレジー16:40-18:45
グッバイエレジー
 
犬、走る DOG RACE18:55-20:50
犬、走る DOG RACE
極道の妻たち 決着18:55-20:51
極道の妻たち 決着
蜜のあわれ18:55-20:45
蜜のあわれ
 
人妻拷問21:05-22:15
人妻拷問
連続暴姦21:05-22:10
連続暴姦
変態家族 兄貴の嫁さん21:05-22:15
変態家族
兄貴の嫁さん
 

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1/5(土) 1/6(日) 1/7(月) 1/8(火) 1/9(水) 1/10(木) 1/11(金)
教誨師12:40-14:40
教誨師
教誨師12:40-14:40
教誨師
教誨師12:40-14:40
教誨師
教誨師12:40-14:40
教誨師
教誨師12:40-14:40
教誨師
教誨師12:40-14:40
教誨師
教誨師12:40-14:40
教誨師
恋のしずく☆彡14:50-16:50
恋のしずく
トークショー
アベックモンマリ☆彡14:50-16:26
アベックモンマリトークショー
恋のしずく14:50-17:00
恋のしずく
恋のしずく14:50-17:00
恋のしずく
恋のしずく14:50-17:00
恋のしずく
恋のしずく14:50-17:00
恋のしずく
恋のしずく14:50-17:00
恋のしずく
ソナチネ17:30-19:10
ソナチネ
恋のしずく17:10-19:10
恋のしずく
蜜のあわれ17:10-19:00
蜜のあわれ
グッバイエレジー17:10-19:15
グッバイエレジー
ポストマン・ブルース17:10-19:00
ポストマン・ブルース
犬、走る DOG RACE17:10-19:05
犬、走る DOG RACE
極道の妻たち 決着17:10-19:10
極道の妻たち 決着
HANA-BI19:20-21:10
HANA-BI
ネコナデ19:20-20:50
ネコナデ
ポストマン・ブルース19:10-21:05
ポストマン・ブルース
ソナチネ19:30-21:10
ソナチネ
極道の妻たち 決着19:15-21:11
極道の妻たち 決着
ネコナデ19:20-20:50
ネコナデ
アベックモンマリ☆彡19:20-21:00
アベックモンマリ
人妻拷問21:20-22:25
人妻拷問
連続暴姦21:05-22:15
連続暴姦
変態家族 兄貴の嫁さん21:20-22:25
変態家族
兄貴の嫁さん
人妻拷問21:20-22:25
人妻拷問
連続暴姦21:25-22:25
連続暴姦
変態家族 兄貴の嫁さん21:05-22:15
変態家族
兄貴の嫁さん
人妻拷問21:10-22:20
人妻拷問

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1/12(土) 1/13(日) 1/14(月) 1/15(火) 1/16(水) 1/17(木) 1/18(金)
返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す16:00-17:52
返還交渉人
いつか、沖縄を取り戻す
返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す16:00-17:52
返還交渉人
いつか、沖縄を取り戻す
返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す16:00-17:52
返還交渉人
いつか、沖縄を取り戻す
返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す16:00-17:52
返還交渉人
いつか、沖縄を取り戻す
返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す16:00-17:52
返還交渉人
いつか、沖縄を取り戻す
返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す16:00-17:52
返還交渉人
いつか、沖縄を取り戻す
返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す16:00-17:52
返還交渉人
いつか、沖縄を取り戻す
アベックモンマリ18:05-19:45
アベックモンマリ
HANA-BI18:05-19:55
HANA-BI
犬、走る DOG RACE18:05-20:00
犬、走る DOG RACE
極道の妻たち 決着18:05-20:05
極道の妻たち 決着
蜜のあわれ18:05-19:55
蜜のあわれ
グッバイエレジー18:05-20:10
グッバイエレジー
ポストマン・ブルース18:05-20:00
ポストマン・ブルース
変態家族 兄貴の嫁さん20:00-21:10
変態家族
兄貴の嫁さん
蜜のあわれ20:15-22:05
蜜のあわれ
ソナチネ20:15-21:55
ソナチネ
ネコナデ20:15-21:45
ネコナデ
グッバイエレジー20:15-22:15
グッバイエレジー
連続暴姦20:25-21:30
連続暴姦
HANA-BI20:15-22:05
HANA-BI

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新作『教誨師』『恋のしずく』『返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す』

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

その他の旧作

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1300 ¥1100 ¥800
会員 ¥1100 ¥1100 ¥800

【前売り券】3回券3,000円(税込) 当館受付にて絶賛発売中!

※新作にはご使用いただけません。

二階堂家物語

二階堂家物語

©2018 “二階堂家物語” LDH JAPAN, Emperor Film Production Company Limited, Nara International Film Festival

2018年/日本・香港/日本語・英語/106分/DCP/配給:HIGH BROW CINEMA
監督:アイダ・パナハンデ
エグゼクティブ・プロデューサー:河瀨直美
脚本:アイダ・パナハンデ、アーサラン・アミリ
出演:加藤雅也、石橋静河、町田啓太、田中要次、白川和子、陽月華、伊勢佳世

公式ホームページ

ある家族3世代の、愛と葛藤の物語

一人息子を亡くし、代々続く家系が途絶える危機に頭を痛めている辰也とその母ハル。息子を失い妻が出て行ってしまった辰也に対し、望まぬ相手との結婚を迫るハル。一方、娘の由子に婿養子をとり、跡を継いでほしいという思いを秘める辰也。
名家の跡継ぎを巡り家族の中が緊迫し、繋がりが崩れだしていくが…。

世界で活躍する期待の若手監督が奈良を舞台に映画を製作するプロジェクトNARAtiveとして誕生した『二階堂家物語』。奈良県天理市を舞台に、跡継ぎ問題に悩む親子3世代の物語を描く。

伝統と威厳を保ってきた名家の存続を守ろうとする主人公の二階堂辰也を演じるのは、映画、ドラマ、舞台を国内外問わず活躍し、今年デビュー30周年を迎える日本を代表する名優・加藤雅也。監督は、イラン出身の女性監督アイダ・パナハンデ。中東の女性が、抱える問題に向き合った初の長編作「NAHID(ナヒード)」で2015年カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で「期待すべき新人賞」に輝いた。
エグゼクティブ・プロデューサーを務めるのは、生まれ育った奈良で作品を作り続ける映画作家・河瀨直美。 家族を大切にする伝統的な価値観と、自由を求めて自分らしく生きたいと思う気持との間で葛藤する「家族の愛の形」を描いた、人間ドラマがここに誕生した。

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

Lifeworks vol.19『しあわせだったにゃよ』

しあわせだったにゃよ

12分34秒/ロケ地:中区
脚本:大島智衣
監督:利重剛
製作:中村高寬・利重剛
撮影:小倉和彦
照明:小山田智
音響:滝澤修
編集:堂山紗苗
音楽:今野登茂子
出演:佐藤有里子、優恵、大島智衣、武谷公雄、門井一将

公式ホームページ

初日舞台挨拶
1/2(水)『彼が愛したケーキ職人』10:30回おまけ上映の上映前、ライフワークスプロデューサー・利重剛さん、中村高寛さんの舞台挨拶がございます。

2019年1月2日より 第3期上映スタート!
お待たせしました!ライフワークス第3期の上映がいよいよ始まります。

Vol.8『花の名前』の登場人物たちがまた登場します。
続編のような、そうでないような、数年後の妙子の日常。
繋がりはないけれど、前作を観ている人は、より楽しめるかも。


「ライフワークス」とは?

『ライフワークス』は、横浜在住の映画監督・利重剛と中村高寬がプロデュースする、横浜を舞台にしたショートフィルムのシリーズです。「日常を生きる人々の、人生の一瞬を切り取る」というコンセプトで描かれる作品群は、どれも1話完結で、長さは5分〜15分程度。上映のしかたは、とてもユニークで、その日上映される映画本編の前につけて、一日一回「おまけ」として無料上映されるのです。
上映館は、横浜・伊勢佐木町にある老舗ミニシアター、シネマ・ジャック&ベティと横浜シネマリンの2館。作品は、一ヶ月間上映され、毎月新作に替わっていきます。作品はすべて横浜を舞台に撮影され、横浜の映画館で上映されるという、純粋な「横浜発」の企画です。

しあわせだったにゃよ しあわせだったにゃよ

世界一と言われた映画館

世界一と言われた映画館

©認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭

2017年/日本/67分/DCP/配給:アルゴ・ピクチャーズ
監督・構成・撮影:佐藤広一
語り:大杉漣

公式ホームページ

【前売券】全国共通鑑賞券1,000円を当館受付にて発売中!特典:オリジナルメッセージカードをプレゼント!

40年前、この映画館が酒田に存在していたことの奇跡
「世界一」と謳われた映画館にまつわる、証言集(トリビュート・フィルム)

上映ベルの代わりにジャズの名曲「ムーンライト・セレナーデ」が流れると、暗がりの中で大好きな映画が始まる……。「西の堺、東の酒田」と称された商人の町・山形県酒田市に、映画評論家・淀川長治氏が「世界一の映画館」と評した伝説の映画館、グリーン・ハウスがあった。
回転扉から劇場に入ると、コクテール堂のコーヒーが薫り、バーテンダーの居る喫茶スペースが迎える。少人数でのシネサロン、ホテルのような雰囲気のロビー、ビロード張りの椅子等、その当時東京の映画館でも存在しなかった設備やシステムを取り入れ、多くの人々を魅了したそこは、20歳の若さで支配人となった佐藤久一が作り上げた夢の映画館。
だが、多くの家屋や人々に被害をもたらした1976年の大火災・酒田大火の火元となり、グリーン・ハウスは焼失してしまう。それから40年余りの時を越えた今、「ムーンライト・セレナーデ」が流れるあの場所へかつて集った人々が、煌めいた思い出をもとに言葉を紡いでいく…。
2018年2月に急逝した名優・大杉漣氏のナレーションにのせて贈る、忘れ難い場所を心に持つ人々の証言集。

「生きることの悩み、苦しみ、悲しみ、
そして喜びなどの一切の縮図が映画館の中に繰り広げられる。」
         ――元グリーン・ハウス支配人 佐藤久一
佐藤久一は1930年、山形県酒田市出身。日本酒醸造元「金久酒造」を経営する名家で生まれ育つ。20歳で大學を中退し、父が経営していた映画館「グリー ン・ハウス」支配人に就任。就任当時業績不振だった「グリーン・ハウス」を上映作品の吟味、新たな映画作品をかける度に「グリーンニュース」(後のグリーンイヤーズ)という無料の小冊子の発行、古い建物を大改装する等努力を重ね、洋画専門館として知る人ぞ知る存在となっていく。中でも、映画評論家の淀川長治氏と荻昌弘氏は繰り返し足を運んでおり、淀川氏は「グリーンイヤーズ」の300回記念号で「私の拍手」というタイトルの原稿で「こんな館を持つ酒田が羨ましい」と絶賛している。また、1963年の週刊朝日では「あれはおそらく世界一の映画館ですよ」と淀川氏が記したことにより、全国的に「グリーン・ハウス」の名前が知れ渡ることとなった。

世界一と言われた映画館 世界一と言われた映画館 世界一と言われた映画館

返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す

返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す

©NHK

2018年/日本/100 分/DCP/配給:太秦
監督:柳川強
脚本:西岡琢也
原案:宮川徹志「僕は沖縄を取り戻したい 異色の外交官・千葉一夫」(岩波書店刊)
音楽:大友良英
出演:井浦新、戸田菜穂、尾美としのり、中島歩、みのすけ、チャールズ・グラバー、吉田妙子、平良進、津波信一、佐野史郎、大杉漣、石橋蓮司
語り:仲代達矢

公式ホームページ

1972年、沖縄返還の舞台裏で何が起きていたのか?
米軍の“理不尽な占領”と闘い続けた外交官、千葉一夫
知られざる真実の物語

2010年の外務省の“密約問題”調査により、1972年の沖縄返還当時の外交資料がほぼ全て公開された。資料を読み解くと、対米交渉・対沖縄折衝の両面で1人の外交官が大きな役割を担ってきた事が初めて判った。その男の名は、千葉一夫。「鬼の千葉なくして沖縄返還なし」と称された伝説の外交官である。
戦後、外交官となり沖縄返還で外交交渉の最前線にいた千葉は、本土から切り離されアメリカの統治下にあった沖縄から核兵器を撤去させ、ベトナム戦争の出撃拠点としないようアメリカと激しい外交交渉を重ねた。
アメリカ政府の理不尽な要求に“怒り”を隠さず対等に交渉し、何度も沖縄に足を運んでは米軍基地の存続に困惑する沖縄の状況に“泣き”、そして寄り添った。
そんな人間・千葉一夫の存在を非公開資料や遺族への丹念な取材から掘り起こした宮川徹志の『僕は沖縄を取り戻したい 異色の外交官・千葉一夫』(岩波書店刊)を原案に、昭和史のハイライトの一つ、沖縄返還交渉の舞台裏を描いた骨太な社会派エンターテイメント

返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す 返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す 返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す

上映日時

1/12(土)~1/18(金)
16:00~17:52

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

教誨師

教誨師

©「教誨師」members

2018年/日本/114分/DCP/配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
監督・脚本:佐向大
出演:大杉漣、玉置玲央、烏丸せつこ、五頭岳夫、小川 登、古舘寛治、光石 研

公式ホームページ

大杉漣、最初のプロデュース作にして最後の主演作

主演・大杉漣。その長いフィルモグラフィーの中でも際立ってユニークな内容、さらには膨大なセリフ量故、「役者にケンカを売ってるのかと思った」と自ら評したオリジナル脚本を、まさに全身全霊を捧げて体現し、圧巻の存在感を見せる。本作は大杉にとって最後の主演作であり、また唯一のプロデュース作となった。
対する死刑囚役として、名バイプレイヤーとして活躍を続ける光石研、近年は『64-ロクヨン-』(16)『祈りの幕が下りる時』(17)などで演技派女優の貫録を見せる烏丸せつこ、『淵に立つ』(16)『勝手にふるえてろ』(17)をはじめ、様々なキャラクターを自在に演じる古舘寛治といったベテラン俳優や、映画初出演となる劇団“柿喰う客”の玉置玲央らが扮し、限りある命を持つ者同士、激しい火花を散らす。
監督は、死刑に立ち会う刑務官を描いた『休暇』(07)や『アブラクサスの祭』(10)の脚本、『ランニング・ オン・エンプティ』(09)の佐向大。

なぜ、生きるのか──。
“死”の側からとらえた強烈な“生”の物語

牧師の佐伯は、半年前に着任したばかりの教誨師。
彼が面会するのは年齢、境遇、性格の異なる6人の死刑囚。皆、我々と変わらない人間でありながら、どこかで道を誤ったり、ちょっとしたボタンの掛け違いによって取り返しのつかない過ちを犯した人々。
他の受刑者と顔を合わせることなく、家族にも縁を切られ、独房で孤独な生活を送る彼らにとって、教誨師はよき理解者であり格好の話し相手。真剣に思いを吐露する者もいれば、くだらない話に終始したり、自らの罪を全く顧みない者もいる。
一方の佐伯は彼らに寄り添いながらも、自分の言葉が本当に届いているのか、そして死刑囚たちが心安らかに死ねるよう導くのは正しいことなのか苦悩する。その葛藤を通して佐伯もまた、はじめて忘れたい過去と対峙し、やがて自らの人生と向き合うことになる……。

世界各国で次々と廃止が決まる中、いまだ存続する我が国の死刑制度。この極めて特異なシステムの下で、ひたすら対話を繰り返す死刑囚とひとりの男。全編にわたり、ほぼ教誨室という限られた空間での会話劇ながら息つく暇もなく、時にユーモアを交えて展開される魂のぶつかり合い。次第に明らかとなるそれぞれの人生。そして浮き彫りとなる人間の本質。
生きるとは何か。罪とは何か。底の知れない淵を覗き見てしまったような、骨太な人間ドラマの誕生。

教誨師とは…
刑務所や少年院等の矯正施設において、被収容者の宗教上の希望に応じ、所属する宗教・宗派の教義に基づいた宗教教誨活動 (宗教行事、礼拝、面接、講話等)を行う民間の篤志の宗教家である。平成29年末現在の矯正施設における教誨師の人数は約2,000名であり、そのうち仏教系が約66パーセント、キリスト教系が約14 パーセント、神道系が約11パーセント、諸教が約8パーセントとなっている。

教誨師 教誨師 教誨師

上映日時

1/5(土)~1/11(金) 1/12(土)~1/18(金)
12:40~14:40 13:50~15:50

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

ひかりの歌

ひかりの歌

©光の短歌映画プロジェクト

2017年/日本/153分/DCP/配給:Genuine Light Pictures
監督・脚本:杉田協士
原作短歌:加賀田優子、後藤グミ、宇津つよし、沖川泰平
出演:北村美岬、伊東茄那、笠島智、並木愛枝、廣末哲万

公式ホームページ

だれかをおもう気持ちが この世界のひかりになる

都内近郊に住む美術講師として高校に勤めている詩織、ガソリンスタンドでアルバイトをしている今日子、バンドのボーカルとして活動する雪子、写真館で働く幸子は、それぞれ誰かを思う気持ちを抱えつつも、それを伝えられずに日々の生活をつづけている。旅に出てしまう同僚、閉店が近いガソリンスタンドの仲間、他界した父親、長い年月行方知れずの夫…。思いを胸に、4人は次の一歩を踏みだしていく。

歌人・枡野浩一と杉田協士監督が、「光」をテーマにした短歌コンテストで1200首のなかから選出した4首を原作に制作した、4章からなる長編作品。それぞれの孤独のなかを生きる主人公4人の女性を、ときに静かに、やさしく包む光がある。この世界で生きるための支えになる、そんなささやかな光のありかを描き出す。
第30回東京国際映画祭正式出品、第19回全州国際映画祭正式招待作品。

第1章
反対になった電池が光らない理由だなんて思えなかった
(原作短歌:加賀田優子)
第2章
自販機の光にふらふら歩み寄りごめんなさいってつぶやいていた
(原作短歌:宇津つよし)
第3章
始発待つ光のなかでピーナツは未来の車みたいなかたち
(原作短歌:後藤グミ)
第4章
100円の傘を通してこの街の看板すべてぼんやり光る
(原作短歌:沖川泰平)

ひかりの歌 ひかりの歌 ひかりの歌 ひかりの歌

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

華氏119

華氏119

©2018 Midwestern Films LLC 2018

2018年/アメリカ/128分/DCP/配給:ギャガ
原題:Fahrenheit 11/9
監督・脚本:マイケル・ムーア
出演:ドナルド・トランプ(アメリカ合衆国大統領)
字幕監修:池上彰

公式ホームページ

トランプのからくり、全部見せます。

マイケル・ムーアが挑む今回の相手はなんと、アメリカ合衆国第45代大統領 ドナルド・トランプ。
タイトルの “119“とは、トランプの大統領当選が確定し勝利宣言をした[2016年11月9日]を意味し、過去作『華氏911』に呼応したタイトルとなっている。
2016年7月、大統領選のさなか「大統領選にトランプが勝利する5つの理由」というエッセイを書き、変人扱いを受けながらもその予測を見事に的中させたムーア。彼がトランプ大統領を取材するうちに分かってきたのは、「トランプは‘悪の天才’、感心するほどの狡猾さでトランプを笑っている私たちでさえ彼の術中にはめられている」という驚愕の事実。アメリカ国民はもちろん、ジャーナリストやメディア、憲法や司法システム、更には他国の政治や国民すら利用し、決して大統領の座から降りずにすむよう仕組んでいるという!
ムーアは全てに歯止めをかけようと本作を完成させた!作中でトランプ・ファミリーが必ず崩壊する<ネタ>を大暴露、トランプを当選させたアメリカ社会に鋭く切り込みを入れ、この‘暗黒時代’をどう抜け出すかを披露する。果たして、二年前の11/9にスタートしたアメリカの、世界の終わりへのカウントダウンを止める事はできるのか?<ムーアVSトランプ>、宿命のリアルエンターテイメント!

ムーア砲、アメリカ直撃!

さらに、ムーア砲が直撃したのは、トランプだけではなかった。ブッシュ、クリントン、民主党、そしてヒーローだったはずのオバマまでが、“過去”を暴かれて吹き飛ばされる。 その一方で、カメラは銃乱射事件で生き残った高校生の銃規制への涙の訴えや、汚染水問題に立ち上がった住民、教師による低賃金に抗議するストなど、巨悪に立ち向かう個人の勇気ある行動が、全米へと広がっていくムーブメントも追いかける。 マイケル・ムーアが出した、未来のための答えとは──?

華氏119 華氏119 華氏119

上映日時

12/14(金) 12/15(土)~12/21(金) 12/22(土)~12/28(金) 12/29(土)~12/31(月)
18:30~20:45 14:30~16:40 13:50~16:00 16:20~18:30

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

シンプルメン

シンプルメン

©Possible Films, LLC

1992年/アメリカ、イギリス、イタリア/105分/DCP/配給:ポッシブル・フィルムズ
原題:Simple Men
監督・脚本・製作・音楽:ハル・ハートリー
出演:ロバート・ジョン・バーク、ビル・セイジ、カレン・サイラス、エリナ・レーヴェンソン

公式ホームページ

最も単純な真実って何だろう?
一匹狼気取りの兄と純情な弟、父探しの旅に出た兄弟のシンプルな<愛>の発見

第45回カンヌ国際映画祭のコンペ部門に出品された、ハル・ハートリー長篇第3作。
犯罪者の兄と生真面目な大学院生の弟が、テロ容疑で逃走中の父親を捜すためロング・アイランドへ旅に出た。その先で出会ったのは訳あり風の女性2人。想定外の恋に振り回されてしまう男女を描き、ハードボイルド・メルヘンの新風を送り込んだロードムービー。
ソニック・ユースの曲に合わせて踊るダンスシーンは90年代の伝説としても語り継がれる、ハートリーの代表作。

シンプルメン シンプルメン シンプルメン

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1500 ¥1100 ¥800
会員 ¥1200 ¥1100 ¥800

トラスト・ミー

トラスト・ミー

©Possible Films, LLC

1990年/アメリカ、イギリス/107分/DCP/配給:ポッシブル・フィルムズ
原題:Trust
監督・脚本・製作・音楽:ハル・ハートリー
出演:エイドリアン・シェリー、マーティン・ドノヴァン、メリット・ネルソン、イーディ・ファルコ

公式ホームページ

その時きらりと、なにかが変わった。
1991年サンダンス映画祭脚本賞受賞のハル・ハートリー長編第2作。

女子高生のマリアは予期せぬ妊娠をして退学処分となった。それに憤って罵る父親に平手打ちを返すとそのはずみで父は死んでしまう。母親に家を追い出され、行き場をなくしたマリアは廃屋に潜り込み、世の中に馴染めず手榴弾を持ち歩く青年マシューと出会うが…。
不器用な男女が不器用に肩を寄せ合う姿を瑞々しく綴った秀作。 ジム・ジャームッシュやスパイク・リーに続くアメリカンインディーズの新しい旗手とうたわれ、ハートリー・ブームに火をつけた爽やかなラブストーリー。
全米アート系公開でヒットし、パリでは30週を超えるロングランを記録した、ファン最愛の人気作。

トラスト・ミー トラスト・ミー トラスト・ミー

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1500 ¥1100 ¥800
会員 ¥1200 ¥1100 ¥800