9/7(土)~
94歳のゲイ
©MBS/TBS
2024年/日本/90分/PG12/ステレオ/16:9/配給:MouPro.
語り:小松由佳
監督:吉川元基
プロデューサー:奥田雅治
撮影:南埜耕司
編集:八木万葉実
録音:西川友貴
音響効果:佐藤公彦
タイトル:平 大介
製作:MBS/TBS
製作幹事:TBS
イベント情報
9/7(土)10:30回上映後、吉川元基監督、ボーン・クロイドさん(出演者)の舞台挨拶がございます。
孤独の中で生きてきた同性愛者の真実
「治療可能な精神疾患」と公然と語られた
この国の同性愛史を紐解く
自分は、普通じゃない― それでも生きていればきっと
かつて同性愛は“異常性欲”“変態性欲”だと公然と語られ、治療が可能な精神疾患とされてきた。1929年生まれの長谷忠さんは、誰かと交際したことも性交渉の経験もない。ゲイであることを誰にも打ち明けることなく、好きな男性ができても告白することもできない時を過ごしてきた。詩作を心の拠り所にしながら孤独の中で生きてきた長谷さんに訪れた大きな変化、90歳を超えて初めて経験する“出会い”と“別れ”。多くの悲しみを見つめてきたその心に去来する思いは。
「僕にとってまるで奇跡やな。奇跡の出来事や―」
長い間ゲイであることを誰にも打ち明けることなく、孤独の中で生きてきた長谷さん。唯一の拠り所は文学、詩作だった。1963年に現代詩の新人賞として最も権威ある現代詩手帖賞を受賞、そのどこか飄々とした佇まいは選者である谷川俊太郎にも高く評価され、著作も複数刊行。94歳となった今も日々、短歌を詠む。長谷さんが生まれた当時”同性愛は病気である”と公然と語られていた。その後時は流れ、同性愛者を取り巻く環境は大きく変化してきている。そんな中自身もカミングアウトを果たし、理解あるケアマネージャーの存在にも支えられ、日々をたくましく生きる長谷さんだったが――。
上映日時
9/7(土)~9/13(金) | 9/14(土) | 9/15(日) | 9/16(月祝) | 9/17(火)~9/20(金) |
10:30-12:05 | 20:45-22:20 | 20:40-22:15 | 21:05-22:40 | 20:40-22:15 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |
8/31(土)~
めくらやなぎと眠る女
© 2022 Cinéma Defacto – Miyu Productions – Doghouse Films – 9402-9238 Québec inc. (micro_scope – Productions l’unité centrale) – An Original Pictures – Studio Ma – Arte France Cinéma – Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma
2022年/フランス、ルクセンブルク、カナダ、オランダ合作/109分/配給:ユーロスペース、インターフィルム、ニューディアー、レプロエンタテインメント
原題:「Saules Aveugles, Femme Endormie」
英語題:「Blind Willow, Sleeping Woman」
監督・脚本:ピエール・フォルデス
原作:村上春樹
声の出演:ライアン・ボンマリート、ショシャーナ・ビルダー、マルセロ・アロヨ、スコット・ハンフリー、アーサー・ホールデン、ピエール・フォルデス
日本語版キャスト:磯村勇斗、玄理、塚本晋也、古舘寛治、木竜麻生、川島鈴遥、梅谷祐成、岩瀬亮、内田慈、戸井勝海、平田満、柄本明
日本語版演出:深田晃司
翻訳協力:柴田元幸
音響監督:臼井勝
【日本語吹替版】
8/31(土)、9/2(月)、3(火)、5(木)、6(金)、8(日)、9(月)、11(水)、12(木)、14(土)、15(日)、17(火)、18(水)、20(金)
【日本語字幕版】
9/1(日)、4(水)、7(土)、10(火)、13(金)、16(月)、19(木)
来場者プレゼント情報
ご来場のお客様に「かえるくんオリジナルステッカー」をプレゼント!
お1人様につき1枚、先着順、なくなり次第終了!
村上春樹原作、初のアニメ映画化!
2011年、東日本大震災直後の東京。刻々と被害を伝えるテレビのニュースを見続けたキョウコは、置き手紙をのこして小村の元から姿を消した。妻の突然の失踪に呆然とする小村は、図らずも中身の知れない小箱を同僚の妹に届けるために北海道へと向かうことになる。同じ頃のある晩、小村の同僚の片桐が家に帰ると、そこには2メートルもの巨大な“かえるくん”が彼を待ち受けていた。かえるくんは迫りくる次の地震から東京を救うため、こともあろうに控えめで臆病な片桐に助けを求めるのだった――。めくらやなぎ、巨大なミミズ、謎の小箱、どこまでも続く暗い廊下――大地震の余波は遠い記憶や夢へと姿を変えて、小村とキョウコ、そして片桐の心に忍び込む。人生に行き詰まった彼らは本当の自分を取り戻すことができるのだろうか…。
村上春樹作品のミステリアスな世界を見事に映像化
過去に囚われた3人の、解放の物語
世界最大のアヌシー国際アニメーション映画祭で審査員特別賞を受賞、新潟国際アニメーション映画祭で第一回目のグランプリに輝いた『めくらやなぎと眠る女』。本作は音楽家でアニメーション作家のピエール・フォルデス監督が、村上春樹の6つの短編「かえるくん、東京を救う」、「バースデイ・ガール」、「かいつぶり」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「めくらやなぎと、眠る女」を再構築した、村上春樹原作初のアニメ映画。実写撮影をベースにした独自の技法と緻密な音響設計によって、村上作品のミステリアスかつ生々しいリアリティを見事に映像化した作品だ。
2011年、東日本大震災直後の東京。置き手紙をのこして突如家を出たキョウコ、妻キョウコの突然の失踪に呆然としながら北海道へ向かうことになる小村、そして巨大な“かえるくん”とともに迫りくる大地震から東京を救おうとする片桐。めくらやなぎや巨大なミミズ、どこまでも続く暗い廊下といった村上春樹ならではのモチーフが、アニメだからこそ表現なしえたマジックリアリズム的な世界観で再現され、人生に行き詰まった3人が遠い記憶や夢をさまよいながら自身と向き合い、ゆるやかに解放されてゆく物語が描かれる。
2022年の新潟国際アニメーション映画祭の審査員長を務めた押井守は「現代文学を表現する最適のスタイルなんじゃないかということで、3人の審査員の意見が一致した、唯一の作品」とコメント。また監督自らが手掛けた音楽もレザルク・ヨーロッパ映画祭で作曲賞を受賞するなど、世界各国で高い評価を得ている。
上映日時
8/31(土)~9/6(金) | 9/7(土)、9/8(日) | 9/9(月)~9/13(金) | 9/14(土) | 9/15(日) | 9/16(月祝) | 9/17(火)~9/20(金) |
18:35-20:30 【吹替】8/31(土)、9/2(月)、3(火)、5(木)、6(金) 【字幕】9/1(日)、4(水) |
12:40-14:30 【吹替】8(日) 【字幕】7(土) |
14:00-15:50 【吹替】9(月)、11(水)、12(木) 【字幕】10(火)、13(金) |
18:45-20:35 【吹替】 |
18:40-20:30 【吹替】 |
19:05-20:55 【字幕】 |
18:40-20:30 【吹替】17(火)、18(水)、20(金) 【字幕】19(木) |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |
8/31(土)~
夜の外側 イタリアを震撼させた55日間
©2022 The Apartment – Kavac Film – Arte France. All Rights Reserved.
2022年/イタリア/340分(前編・後編 各170分)/配給:ザジフィルムズ
原題:Esterno notte
英題:Exterior, Night
監督・原案・脚本:マルコ・ベロッキオ
原案:ジョヴァンニ・ビアンコーニ、ニコラ・ルズアルディ
原案・脚本:ステファノ・ビセス
脚本:ルドヴィカ・ランポルディ、ダヴィデ・セリーノ
撮影監督:フランチェスコ・ディ・ジャコモ
編集:フランチェスカ・カルヴェッリ
音楽:ファビオ・マッシモ・カポグロッソ
出演:ファブリツィオ・ジフーニ、マルゲリータ・ブイ、トニ・セルヴィッロ、ファウスト・ルッソ・アレジ、ダニエーラ・マッラ
入場者プレゼント
先着20名様に、【イタリアンビール モレッティ】をプレゼント!
【イタリアンビール モレッティ】
シェアNo.1イタリアンビール*、モレッティ!
ひげの老紳士のラベルがトレードマーク。
厳選した麦芽を使用したコクのあるラガータイプで、ホップが効いており、最後にしっかりとした苦みも感じられます。
フレッシュさとまろやかさが心地よい、クラシックな味わいです。
*2023年輸入通関数量(出典:財務省貿易統計等)
提供:モンテ物産(株)
人間、家族、そして国家。
歴史的事件<アルド・モーロ元首相誘拐>の闇を描く、
巨匠ベロッキオの金字塔的傑作
相次ぐテロリズムにより、イタリアが社会的、政治的混乱にあった「鉛の時代」。1978年3月のある朝、キリスト教民主党党首で、元首相のアルド・モーロが、極左グループ「赤い旅団」に誘拐される、という、イタリアのみならず、全世界をゆるがす事件が起こる。
内務大臣コッシーガや教皇パウロ6世、そしてモーロの妻エレオノーラらが、モーロを解放させようと画策するのだが……。
『夜よ、こんにちは』(03)で同事件を「赤い旅団」側から描いたイタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ監督が、「すでに語られた物語には戻らない」という自身のルールを破り、外側〈政府、法王、神父、警察、教授、妻、子供たち…、様々な立場で事件に関与した人々〉の視点を交えて、6エピソードからなる一大巨編として作り上げたのが本作である。
2022年カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門で上映された後、イタリアでは前編、後編に分けて劇場公開、その後国営放送RAIで放送されて高視聴率を記録。2023年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞17部門にノミネートされ、ファブリツィオ・ジフーニ(『人間の値打ち』)は最優秀主演男優賞を受賞、その妻エレオノーラ役のマルゲリータ・ブイ(『3つの鍵』)と、教皇パウロ6世役のトニ・セルヴィッロ(『グレート・ビューティ/追憶のローマ』)はそれぞれ助演男女優賞にノミネートされ、その年のイタリア映画界を席巻する形となった。
史実とフィクションを交えた、その力強くも絢爛たる筆致で描かれるドラマは、340分という長さを全く感じさせず、観る者に大きなカタルシスを与えるに違いない。
上映日時
8/31(土)、9/1(日) | 9/2(月)~9/6(金) | 9/7(土)、9/8(日) | 9/9(月)~9/13(金) | |
前編 | 12:15~15:10 | 10:30~13:25 | 14:40~17:35 | 16:00~18:55 |
後編 | 15:30~18:25 | 13:45~16:40 | 17:55~20:50 | 19:15~22:10 |
前編・後編 別料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |
8/31(土)~
ロイヤルホテル
© 2022 Hanna and Liv Holdings Pty. Ltd., Screen Australia, and Create NSW
2023年/オーストラリア/91分/配給:アンプラグド
原題:The Royal Hotel
監督・脚本:キティ・グリーン
脚本:オスカー・レディング
プロデューサー:リズ・ワッツ、エミール・シャーマン、イアン・カニング
撮影:マイケル・レイサム
作曲:ジェド・パーマー
出演:ジュリア・ガーナー、ジェシカ・ヘンウィック、ヒューゴ・ウィーヴィング、トビー・ウォレス、ハーバート・ノードラム
字幕:田沼令子
女性の悪夢を描く、新感覚フェミニスト・スリラー
ロイヤルホテルという名のパブ。そこでのアルバイトは恐怖の連続だった
ハンナとリブの親友2人。旅行で訪れたオーストラリアでお金に困り、荒れ果てた田舎にある古いパブ「ロイヤルホテル」に滞在し、バーテンダーとしてワーキング・ホリデーをすることに。単なる接客バイトかと思いきや、彼女たちを待ち受けていたのは、飲んだくれの店長や荒々しい客たちが起こすパワハラやセクハラ、女性差別の連続だった。楽観的なリブは次第に店に溶け込んでいくが、真面目なハンナは孤立し精神的に追い込まれ、2人の友情は徐々に崩壊していく……。
いま最も期待されている監督と女優のコンビ再び。
キティ・グリーン×ジュリア・ガーナー最新作
2016年に『Hotel Coolgardie(原題)』としてドキュメンタリー映画化された、オーストラリアに実在するパブがモデルとなっている。このドキュメンタリーは、ノルウェーの女性バックパッカー2人が住み込みで働く中でハラスメントを受ける様子を詳細に記録。本作を手掛けた監督のキティ・グリーンは審査員を務めたある映画祭でこのドキュメンタリー映画を目にし、そこからインスピレーションを受け『アシスタント』(19)の主演ジュリア・ガーナーやスタッフを再集結して作り上げた。
キティ・グリーン監督は、本作の舞台にもなったオーストラリア・メルボルン出身で、『Ukraine Is Not a Ukraine Is Not a Brothel』(13)でドキュメンタリー監督としてデビュー。Netflixオリジナル『ジョンベネ殺害事件の謎』(17)を手掛け、2017年に巻き起こった#Me Too運動に自身初の劇映画の題材を見出し、職場におけるハラスメント問題を題材にした『アシスタント』(19)で初の劇映画作品を作り上げた。同作は、日本でも2023年に公開されヒットを記録。今回も再び、職場でのパワハラ、性的虐待を題材にした作品を作り上げた。
上映日時
8/31(土)、9/1(日) | 9/2(月)~9/6(金) | 9/7(土)、9/8(日) | 9/9(月)~9/13(金) |
10:30-12:05 | 16:50-18:25 | 21:00-22:35 |
12:15-13:50 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |