2021年1/23(土)~
サウラ家の人々

© Una producción Pantalla Partida e Imval Madrid. 2017
2017年/スペイン/85分/DCP/配給:パンドラ
監督:フェリックス・ビスカレット
出演:カルロス・サウラ、カルロス・サウラ・メドラノ、アントニオ・サウラ・メドラノ、アンナ・サウラ・ラモン
後援:駐日スペイン大使館、インスティトゥト・セルバンテス東京
カルロス・サウラは生涯で七人の子どもをもうけた
彼らとの会話を通して見えてくるものとは――
スペインが世界に誇る巨匠カルロス・サウラ。『サウラ家の人々』は、今年88歳になる彼と長男アントニオを筆頭にした7人の子どもたちとの交流を撮ったドキュメンタリー映画である。サウラは大好きな絵を描き、写真を撮り、華やかな恋愛遍歴も含めて、子どもたちと驚くほど率直に語り合う。カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアの世界三大映画祭での受賞作や候補作多数と、自在に創造に励んだ巨匠は、私生活においても自由奔放だった。最も知られている相手は世界的名優チャップリンの娘、ジェラルディン・チャップリン。息子も授かっている―。
カルロス・サウラ
1932年1月スペイン北東部アラゴン州生まれ/現在88歳
スペインが世界に誇る映画監督。『狩り』(1966年)と『ペパーミント・フラッペ』(1968年)でベルリン国際映画祭最優秀監督賞受賞を皮切りに、『従妹アンヘリカ』(1974年)でカンヌ国際映画祭審査員賞、『カラスの飼育』(1976年)でカンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ、『ママは百歳』(1979年)はアカデミー賞外国語映画賞にノミネート、『急げ、急げ』(1981年)はベルリン国際映画祭金熊賞、と受賞歴多数。1992年バルセロナオリンピックの公式映像のディレクターに。2004年、ヨーロッパ映画賞生涯貢献賞受賞。



同時上映 カルロス・サウラ監督作品 1/23(土)~2/5(金)
- カラスの飼育
- ブニュエル~ソロモン王の秘宝~
- J:ビヨンド・フラメンコ
- フラメンコ・フラメンコ
一般1,500円/会員1,200円/大専・シニア1,100円/高校生以下800円
カラスの飼育

© 2005 VIDEO MERCURY FILMS
1975年/スペイン/カラー/109分/配給:アイ・ヴィー・シー
主演:アナ・トレント/ジェラルディン・チャップリン
*1976年カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ
*1977年フランス映画批評家協会最優秀外国映画賞 他多数
マドリードの古い家に暮らす父と三姉妹、祖母、召使ロザ。ある夜、9才のアナは家の中を歩き回り亡くなった母の幻影と対話をする―。
ブニュエル~ソロモン王の秘宝~

© 2001 Castelao Productions – Centre Promotor de la Imatge – Rioja Films
2001年/スペイン、メキシコ、ドイツ/カラー/105分/配給:パンドラ
*ゴヤ賞2001最優秀特殊効果賞受賞
*Yoga賞2002最低監督賞受賞
1930年代のスペイン。映画監督ブニュエルは、友人のサルバドール・ダリ、ガルシア・ロルカと共に古都トレドに隠されているソロモン王の秘宝を探索することに…。
J:ビヨンド・フラメンコ

© TELEFONICA STUDIOS, DTS, TRESMONSTRUOS MEDIA, TRESMONSTRUOS PC, ARAGÓN TELEVISIÓN
2016年/スペイン/カラー&モノクロ/90分/配給:レスぺ
スペインの民族音楽ホタ(JOTA)発祥の地アラゴンはサウラの故郷。国民的フラメンコダンサー、サラ・バラス、世界的ギタリスト、カニサレスや天才バグパイプ奏者、カルロス・ヌニェスらのパフォーマンスを通してその魅力に迫る。
フラメンコ・フラメンコ

2010年/スペイン/カラー/101分/配給:ショウゲート
人の一生を21幕構成のフラメンコで描き出す。カリスマ的ダンサーのサラ・バラス、歌手のホセ・メルセー、ギタリストのパコ・デ・ルシア等一流アーティストが勢ぞろい!撮影はヴィットリオ・ストラーロ(『地獄の黙示録』『ラストエンペラー』)。
上映スケジュール
1/23(土) | 1/24(日) | 1/25(月) | 1/26(火) | 1/27(水) | 1/28(木) | 1/29(金) |
![]() カラスの飼育 |
![]() ブニュエル |
![]() フラメンコ・フラメンコ |
![]() J:ビヨンド・フラメンコ |
![]() カラスの飼育 |
![]() ブニュエル |
![]() フラメンコ・フラメンコ |
![]() サウラ家の人々 |
![]() サウラ家の人々 |
![]() サウラ家の人々 |
![]() サウラ家の人々 |
![]() サウラ家の人々 |
![]() サウラ家の人々 |
![]() サウラ家の人々 |
予定表 横にスクロールできます
1/30(土) | 1/31(日) | 2/1(月) | 2/2(火) | 2/3(水) | 2/4(木) | 2/5(金) |
![]() サウラ家の人々 |
![]() J:ビヨンド・フラメンコ |
![]() カラスの飼育 |
![]() サウラ家の人々 |
![]() フラメンコ・フラメンコ |
![]() J:ビヨンド・フラメンコ |
![]() サウラ家の人々 |
予定表 横にスクロールできます
2021/1/16(土)~
結びの島

2020年/日本/108分/4KDCP/配給:株式会社ディンギーズ
監督:溝渕雅幸
語り:とりばみはる
音楽:ザビエル大村
撮影:長谷川智章、落合温史
エンディングテーマ:「結びの島」作曲:ザビエル大村
資料提供:宮本常一記念館、木村重樹
参考文献:『フランクルに学ぶ』(斉藤啓一著 日本教文社)
製作協力:医療法人おかはら会
後援:公益財団法人日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団
イベント情報
1/16(土)、17日(日)10:00回上映後、溝渕雅幸監督、高橋都さん(NPO日本がんサバイバーシップネットワーク代表理事・医師)の舞台挨拶がございます。
人は、人に癒される。
だから、この島でずっと。
瀬戸内海に浮かぶ島々で3番目に大きな島「周防大島(山口県)」。人口は1万5500人。65歳以上が占める割合はおよそ54%。2人に1人が高齢者の島。この島で、診療所と複合型高齢者介護施設を営む医師、岡原仁志さん。「笑顔で大往生できる島にしたい」という思いから、高齢者が最期まで安心して、笑顔と共に、自分らしく生きられるように支えている。「自分らしく暮らしたい」「島でいのちを仕舞いたい」患者とその家族の思いに、ユーモアと愛が溢れる交流で応える。暮らしに寄り添い、いのちに寄り添う岡原仁志さんの日々を追う。
そう遠くない、未来の日本がここにある。
本作の出演者岡原仁志氏は、東京の大学病院を辞め島に戻り、そこに暮らす人々を支えるためにクリニックや高齢者施設を運営している島の医師だ。「ハグとユーモアで、心と体を癒す」をテーマに、クリニックでの診療や地域の往診に奔走している。
クリニックでの岡原医師は患者さんに愛とユーモアをこめて声をかける。「今日も綺麗だね」「畑のようすはどう?」。そして最後に患者さんとハグ。困った顔の患者さんも中にはいるが、みんな笑顔だ。往診でもそれは変わらない。道中、道端に咲く花を写真に撮り、海の音を動画で撮影し、ベッドに横たわる患者さんに届ける。「今日もいい天気だよ」「紫陽花が咲いたよ」と。
こうして、結びの島の撮影は岡原医師の活動と、島の人々との交流を中心に、四季折々の周防大島の風景と合わせて、2020年6月まで1年9か月に渡り計12回、撮影日数にして計35日間行われた。取材した患者数は延べ74名(訪問診療38名、外来患者36名)にのぼる。
かつて島は「みかんの島」とも呼ばれ、昭和40年代には山の斜面は一面のミカン畑と棚田で彩られていた。しかし現在、農業を支えているのは高齢者だ。島を走れば、かつては棚田であっただろう田んぼが、草に覆われ自然へと還っていく風景を見ることが出来る。人々が暮らした家屋も、草木に覆われ朽ちていく。撮影を続けるうちに見えてきたのは、人々の温かな触れ合いが残る豊かな島と、朽ちていく現実の島の厳しさだ。岡原医師は島で暮らす人々の「自分らしく暮らしたい」「島でいのち仕舞いたい」という思いを支えるように活動を続けている。



上映日時
1/16(土)~1/22(金) | 1/23(土)~1/29(金) |
10:00~11:55 | 15:45~17:40 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1100 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1100 | ¥800 |
2021/1/16(土)~
ばるぼら

©2019『ばるぼら』製作委員会
2019年/日本、ドイツ、イギリス/100分/DCP/配給:イオン・エンターテイメント
監督:手塚眞
原作:手塚治虫
撮影監督:クリストファー・ドイル
脚本:黒沢久子
音楽:橋本一子
出演:稲垣吾郎、二階堂ふみ、渋川清彦、石橋静河、美波、大谷亮介、片山萌美、ISSAY、渡辺えり
狂気の果て。
あれは、幻だったのだろうか——
芸術家としての悩みを抱えながら、成功し、名声を得、それを失い、破滅していく人気小説家-美倉洋介。アルコールに溺れ、都会の片隅でフーテンとして存在する、謎の少女-ばるぼら。
ある日、美倉洋介は新宿駅の片隅でホームレスのような酔払った少女ばるぼらに出会い、思わず家に連れて帰る。大酒飲みでだらしないばるぼらに、美倉はなぜか奇妙な魅力を感じて追い出すことができない。彼女を手元に置いておくと不思議と美倉の手は動きだし、新たな小説を創造する意欲がわき起こるのだ。彼女はあたかも、芸術家を守るミューズのようだった。
その一方、異常性欲に悩まされる美倉は、あらゆる場面で幻想に惑わされていた。ばるぼらは、そんな幻想から美倉を救い出す。魔法にかかったように混乱する美倉。その美倉を翻弄する、ばるぼら。いつしか美倉はばるぼらなくては生きていけないようになっていた。ばるぼらは現実の女なのか、美倉の幻なのか。狂気が生み出す迷宮のような世界に美倉は堕ちてゆくのだった・・・。
手塚治虫禁断の問題作
愛と苦悩に満ちた大人の幻想物語
手塚治虫が1973(昭和48)年から1974(昭和49)年にかけて「ビッグコミック」(小学館)に連載し、禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、様々なタブーに挑戦した大人向け漫画「ばるぼら」。この、”映像化不可能”と言われていた原作の映画化がついに公開となる。第32回東京国際映画祭2019・コンペティション部門の正式招待をはじめ世界各国の映画祭を巡り大きな反響を呼んでいる本作、日本・ドイツ・イギリスから唯一無二のスタッフ&キャストが集結してできた奇跡の映画として、日本映画史に残る作品が完成した。
監督は手塚治虫の実子であり『白痴』(ヴェネチア国際映画祭 デジタルアワード受賞)『ブラックキス』(東京国際映画祭)など独特の映画美学により国際的に評価される手塚眞。撮影監督にはウォン・カーウァイ監督作品の映像美で知られるクリストファー・ドイルを招き、世界高水準のクオリティとなるアート・シネマが完成した。
異常性欲に悩まされている耽美派小説家・美倉洋介を演じる稲垣吾郎と、自堕落な生活を送る謎のフーテン女・ばるぼらを演じる二階堂ふみが本作で初共演。甘美で退廃的な異世界に全身全霊で臨み、共演陣には渋川清彦、石橋静河、美波ら国内外で活躍する豪華俳優陣が集結。


上映日時
1/16(土)、1/17(日) | 1/18(月)~1/22(金) | 1/23(土)~1/29(金) | 1/30(土)~ |
12:15~13:55 16:40~18:20 |
12:10~13:50 16:40~18:20 |
13:45~15:30 18:00~19:45 |
未定 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1100 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1100 | ¥800 |
2021/1/2(土)~1/22(金)
台湾巨匠傑作選2020

台湾ニューシネマの原点から最近作まで台湾映画の魅力を伝えきる!
劇場初公開の『バナナパラダイス』を含む22本一挙上映!
台湾巨匠傑作選2020
台湾映画のレジェンド ワン・トン(王童)監督作品
『バナナパラダイス』デジタルリマスター版 劇場初公開
江口洋子スペシャルセレクト
未公開6作品『停車』『盗命師』『古代ロボットの秘密』『血観音』『天龍一座がゆく』『河豚』
2021年1月2日(土)~1月22日(金)
台湾巨匠傑作選2020開催によせて
佐藤忠男さん(日本映画大学学長/映画評論家)は、台湾映画の話になると決まってこう言う、「台湾映画はホウ・シャオシェン、エドワード・ヤンだけじゃない。『バナナ天国(バナナパラダイス)』や『超級大国民』という面白くて骨のある映画がある」と。『バナナパラダイス』は中国国共内戦時、国民党軍に身を投じ、バナナに憧れて軍とともに台湾に渡った青年二人が辿る悲喜こもごもの綱渡り人生を描いた大作。ワン・トン監督は『バナナパラダイス』とともに『無言の丘』『村と爆弾』の「台湾近代史三部作」と称される作品等の映画監督として有名だが、『熱帯魚』などのプロデュース、また多くの映画に美術指導として携わっている。2007年に台湾文芸界における最高栄誉賞である国家文芸賞を、2019年には金馬奨の名誉賞である終身成就賞を受賞している。正真正銘の「台湾巨匠」だ。ワン・トン監督作品は本邦劇場初公開となる。
もう一つは、江口洋子さんのセレクトによる未公開作品を特集だ。江口洋子さんは、今、台湾映画の伝道師として台湾文化センターのホールで未公開台湾映画の上映会を定期的に行っている。『停車』『盗命師』『古代ロボットの秘密』『血観音』『天龍一座がゆく』『河豚』の6作品いずれも未公開の台湾映画を、台湾文化センター同様江口さんの解説つきの上映が実現する。全部日本語字幕付き。素材に難のある作品もあるが、この機会を逃すと観られないかもしれない、隠れた佳作ぞろいのスペシャル企画だ。
その他の上映作品もエドワード・ヤン監督作品、ツァイ・ミンリャン監督四部作、『スーパーシチズン 超級大国民』『熱帯魚』『ラブ ゴーゴー』『藍色夏恋』『父の初七日』『共犯』『52Hzのラヴソング』『星空』など全22本、幅広い盛沢山の名作ラインナップがそろった。
一般1800円/会員1500円/大専・シニア1100円/高校生以下800円
*特集作品チケット半券(当日券限定)提示で『バナナパラダイス』一般料金より200円引き
一般1500円/会員1200円/大専・シニア1100円/高校生以下800円
*配給の明記がない作品はすべて‟オリオフィルムズ配給”
上映スケジュール
1/2(土) | 1/3(日) | 1/4(月) | 1/5(火) | 1/6(水) | 1/7(木) | 1/8(金) |
![]() バナナパラダイス |
![]() バナナパラダイス |
![]() 河 |
![]() ヤンヤン 夏の想い出 |
![]() 熱帯魚 |
![]() 愛情萬歳 |
![]() 青春神話 |
![]() 熱帯魚 |
![]() 青春神話 |
![]() 郊遊ピクニック |
![]() 台北ストーリー |
![]() ラブゴーゴー |
![]() 河 |
![]() スーパー シチズン 超級大国民 |
![]() ラブゴーゴー |
![]() 愛情萬歳 |
![]() スーパー シチズン 超級大国民 |
![]() 藍色夏恋 |
![]() バナナパラダイス |
![]() バナナパラダイス |
![]() バナナパラダイス |
予定表 横にスクロールできます
1/9(土) | 1/10(日) | 1/11(月) | 1/12(火) | 1/13(水) | 1/14(木) | 1/15(金) |
![]() 停車[江口洋子スペシャル] |
![]() 天龍一座がゆく[江口洋子スペシャル] |
![]() バナナパラダイス |
![]() 郊遊ピクニック |
![]() スーパー シチズン 超級大国民 |
![]() ラブゴーゴー |
![]() 台北ストーリー |
![]() ヤンヤン 夏の想い出 |
![]() 血観音[江口洋子スペシャル] |
![]() 盗命師[江口洋子スペシャル] |
![]() バナナパラダイス |
![]() バナナパラダイス |
![]() バナナパラダイス |
![]() 河 |
![]() 父の初七日 |
![]() 河豚[江口洋子スペシャル] |
![]() 古代ロボットの秘密[江口洋子スペシャル] |
![]() 星空 |
![]() 台湾新電影[ニューシネマ]時代 |
![]() 52Hzのラヴソング |
![]() バナナパラダイス |
予定表 横にスクロールできます
1/16(土) | 1/17(日) | 1/18(月) | 1/19(火) | 1/20(水) | 1/21(木) | 1/22(金) |
![]() バナナパラダイス |
![]() バナナパラダイス |
![]() 愛情萬歳 |
![]() 熱帯魚 |
![]() 青春神話 |
![]() 郊遊ピクニック |
![]() 共犯 |
予定表 横にスクロールできます
2/13(土) | 2/14(日) | 2/15(月) | 2/16(火) | 2/17(水) | 2/18(木) | 2/19(金) |
![]() バナナパラダイス |
![]() 父の初七日 |
![]() 共犯 |
![]() 星空 |
![]() 藍色夏恋 |
||
![]() 共犯 |
![]() 星空 |
![]() 藍色夏恋 |
![]() 台湾新電影[ニューシネマ]時代 |
![]() 52Hzのラヴソング |
![]() 父の初七日 |
![]() バナナパラダイス |
予定表 横にスクロールできます
2021/1/2(土)~
ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション

© 2018 Bad Reputation LLC
2018年/アメリカ/95分/BD/配給:ビーズインターナショナル
原題:BAD REPUTATION
監督:ケヴィン・カースレイク
出演:ジョーン・ジェット、ビリー・ジョー・アームストロング(GREENDAY)、デビー・ハリー(BLONDIE)、マイケル・J・フォックス、イアン・マッケイ(FUGAZI)、イギー・ポップ、マイク・ネス(SOCIAL DISTORTION)、ピート・タウンゼンド(THE WHO)、マイリー・サイラス
提供:キングレコード
重要なお知らせ
政府による20:00以降の外出自粛要請を受け、1/9(土)からの上映を中止させていただきましたが、2/20(土)より再上映が決定しました!
富や名声に左右されることはない。演奏することがすべて。
ロックンロールに人生を捧げる女性ギタリスト、ジョーン・ジェットの爆裂半生。
70年代末に日本でも大ヒットした女性5人組バンド、ザ・ランナウェイズの中心メンバーであり、解散後は<ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ>としてソロ活動を続け、2015年にはロックの殿堂入りを果たした、女性ギタリストでありロックンロールの象徴ともいわれるジョーン・ジェット。2003年に発表のローリング・ストーン誌「歴史上最も偉大な100人のギタリスト」では87位にランクイン(女性は100人中2人のみ)。ギターを手にした幼少期から現代まで、約半世紀にわたる彼女のロック人生を、ニルヴァーナやREMほか多くのMVを手掛けてきたケヴィン・カースレイクが95分間で描き切り、ロックンロールのパイオニアとして、またポップカルチャーのアイコンとしての彼女の存在感に迫る。
出演には本人のほか、サンディ・ウェストとシェリー・カーリー(ザ・ランナウェイズ)、イギ―・ポップ、ドン・ボールズ(ジャームス)、ビリー・ジョー・アームストロング(グリーン・デイ)、アダム・ホロヴィッツ(ビースティ・ボーイズ)、キャスリーン・ハンナ(ビキニ・キル)、イアン・マッケイ(フガジ)、ピート・タウンゼンド(ザ・フー)、マイリー・サイラス、アリソン・モシャ―ト(ザ・キルズ)、マイケル・J・フォックス、クリステン・スチュワート(映画『ランナウェイズ』でジョーン・ジェット役を演じた)等、錚々たる面々が揃った。LAパンク界のボス、マイク・ネス(ソーシャル・ディストーション)も出演、音楽ドキュメンタリーにマイク・ネスが出演するのは非常に珍しい。
ロサンゼルスの変態プロデューサー、キム・フォウリーに発掘されたザ・ランナウェイズの全盛期、ビートルズ並みの熱狂で迎えられた来日公演、そして日本でのメディアによる取材がきっかけとなった解散の顛末など、ザ・ランナウェイズの歴史も描きつつ、完全なる男社会だった米国音楽業界で女性であるがゆえに経験してきた苦労と、ソロ活動以降のバンドメンバーであり盟友のケニー・ラグーナ(THE BLACKHEARTS)とのレーベル運営など、厳しい音楽業界のなかで<純粋にロックンロールを演奏し続ける>ことでもがいてきたジョーン・ジェットの姿が炙り出されていく。
さらに、契約上の義務を果たすべく生まれた苦い思い出『ジョーン・ジェットの爆裂ムービー』(84)やブルース・スプリングスティーンが演じるはずだった役をジョーン・ジェットが演じたハリウッド映画『愛と栄光への日々/ライト・オブ・デイ』(86)もフィーチャー。
オハイオ州出身のバンド、ギッツの女性ボーカル、ミア・サパタが93年に強姦され殺害された事件の後に、ジョーン・ジェットが残されたメンバーとアルバムをリリース、印税を全額捜査の資金に寄付し、11年後の2004年に犯人逮捕にこぎつけたエピソードも綴られる。
全米No.1ヒットの実績を持ちつつも、メインストリームとは無縁の世界に存在する多くのパンクロッカーたちをも魅了するジョーン・ジェット。半世紀にわたって逆境と戦い、自身の純粋な目的を成し遂げるべく生きてきた一人のミュージシャンの生き様は、どんな状況に陥っても自分が賛同できない世界に迎合せずに突き進むことの重要性と美しさを提示する。
ジョーン・ジェットの<ロックを演奏したい><ギターを弾きたい>という純粋さとひたむきさは、観る者の心に大事な何かを残してくれるに違いない。



上映日時
1/2(土)~1/15(金) |
20:40~22:20 ![]() |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
レイト | ¥1500 | ¥1100 | ¥800 |
会員 | ¥1200 | ¥1100 | ¥800 |