近日上映作品

7/18(土)~

劇場版 ごん – GON, THE LITTLE FOX –

劇場版ごん

©︎TAIYO KIKAKU Co., Ltd./EXPJ, Ltd

2019年/日本/28分/配給:太陽企画
監督・脚本・美術・木彫・アニメート:八代健志
撮影監督:能勢恵弘
美術:能勢恵弘、中根泉、根元緑子、廣木綾子、上野啓太、崎村のぞみ、浅野陽子
撮影:中根泉、福田健人
脚本:本田隆朗
音楽制作:LOSIC
出演:田中誠人、入野自由、國府田達也、いわいのふ健、辻良江、上野黎也、平川和宏、貴詞いち子、中澤明日香、田植文歌

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いたずら好きのごんと、心の優しい兵十。
ふたりをつなぐのは、真っ赤に咲いた彼岸花――。

いたずらばかりしている小ぎつねの、ごん。ある日、兵十が川で獲ったウナギを、ごんはいたずら心で逃がしてしまう。それは病気の母に食べさせるための大事なウナギだった。母が亡くなり落ち込む兵十をみて、ごんは償いをするのだが……

児童文学の金字塔、新美南吉の『ごんぎつね』に新たな解釈を加えたストップモーション・アニメーションによる珠玉のショートフィルム。

小学校の教科書でおなじみの、新美南吉 作『ごんぎつね』。美しく豊かな日本の自然や季節のめぐり、そして動植物と人との関わりが描かれる物語。本作ではストップモーションアニメ化するにあたり、原作に新たな解釈を加え、ごんと兵十の関係を際立たせた。また、2つの視点で描くごんにも注目。小ぎつね・ごんから見た世界では人間と同じ二足歩行のキャラクターになり、人間から見た世界では四足歩行に。視点を使い分け、動物と人間の垣根が引き起こす悲劇を、普遍的な問題へと昇華させている。それは現実の世界で起きている「分断化」に通ずるテーマである。28分の短編の中で生と死が描かれ、優しさと哀しさが同居する儚いストーリー。人形と美術制作に1年、撮影に10ヶ月を要した八代監督率いるチーム「TECARAT(テカラ)」渾身のクラフトだ。いま観るべき珠玉のショートフィルムである。

劇場版ごん 劇場版ごん 劇場版ごん

7/18(土)~

ハニーランド 永遠の谷

ハニーランド

©2019,Trice Films & Apollo Media

2019年/北マケドニア/86分/配給:オンリー・ハーツ
原題:Honeyland
監督:リューボ・ステファノフ&タマラ・コテフスカ
製作:アタナス・ゲオルギエフ
撮影:フェルミ・ダウト、サミル・リュマ
音楽:Foltin
後援:駐日北マケドニア共和国大使館

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,200円を当館受付にて発売中!特典:特製ポストカードをプレゼント!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

「半分はわたしに、半分はあなたに」

主人公は、首都スコピエから20キロほど離れた、電気も水道もない故郷の谷で、寝たきりの盲目の老母と暮らすヨーロッパ最後の自然養蜂家の女性。「半分はわたしに、半分はあなたに」それが持続可能な生活と自然を守るための信条。しかし、彼女の平和な生活は、エンジン音とともに7人の子供と牛たちを引き連れてきた一家の襲来で激変する…。

ドキュメンタリー映画がアカデミー史上初の快挙
人間の、自然の、存在の、崇高さと美しさに満ちた物語

ギリシャの北に位置する北マケドニアで作られた本ドキュメンタリーは、本年度アカデミー賞において、ドキュメンタリー映画賞部門だけでなく、国際映画賞(旧・外国語映画賞)部門にも『パラサイト 半地下の家族』などと並びノミネートされるというアカデミー賞史上初めての快挙をなしとげた。 3年の歳月と400時間以上にわたる、対象との親密な関係の中で撮影された物語は、驚くほどユーモアに富み、人間と自然との繊細で絶妙なバランス、急速に姿を消しつつある生き方を、厳しくそして優しく描き出す。そしてそれは、ある素晴らしい女性の回復力についての忘れえぬ崇高な証となった。

ハニーランド ハニーランド ハニーランド

7/18(土)~

エレファント・マン 4K修復版

エレファント・マン 4K修復版

©1980 BROOKSFILMS LTD

1980年/アメリカ=イギリス合作/モノクロ/124分/配給:アンプラグド
原題:The Elephant Man
監督:デイヴィッド・リンチ
脚本:クリストファー・デ・ヴォア、エリック・バーグレン、デイヴィッド・リンチ
製作:ジョナサン・サンガー
撮影:フレディ・フランシス
音楽:ジョン・モリス
出演:アンソニー・ホプキンス、ジョン・ハート、アン・バンクロフト、ジョン・ギールグッド、ウェンディ・ヒラー、フレディ・ジョーンズ

※当館の上映は2K版となります

公式ホームページ

僕は動物じゃない
僕は人間なんだ

19世紀のロンドン。優秀な外科医トリーヴズ(アンソニー・ホプキンス)は、見世物小屋でエレファント・マンと呼ばれる青年メリック(ジョン・ハート)と出会う。極端に身体が変形したメリックの姿を目にしたトリーヴズは、大きな衝撃を受け、彼を研究対象として病院で預かることに。当初は物も言えず怯え続けるメリックを誰もが知能も低いと思っていたが、ある日、知性溢れる穏やかな性格であることが発覚。その後、新聞で取り上げられたメリックの元を舞台女優のケンドール夫人(アン・バンクロフト)をはじめ、上層階級者が訪れるようになる。トリーヴズは自分が形を変えた見世物小屋の興行師と同じなのではないかと悩むが……。

《公開40周年記念》感動の名作がデイヴィッド・リンチ監督自身の監修により4K修復版として蘇った!

19世紀のロンドンで“エレファント・マン”と呼ばれた実在の青年ジョゼフ・メリックの生涯と彼を取り巻く人々の交流を描いた感動作。
長編映画デビュー作『イレイザーヘッド』(77)でカルト的な人気を得つつも、当時、弱冠33歳だった新鋭デイヴィッド・リンチ監督の名を一躍世界中に轟かせることになった作品。日本では1981年5月に公開され、国内外合わせたその年の全公開作品の中でナンバーワンの配収を記録。社会現象とも言える一大ブームを巻き起こした。米タイム誌が選ぶ「カラー時代のモノクロ映画ベスト10」で、『ベルリン・天使の詩』(87/ヴィム・ヴェンダース)、『シンドラーのリスト』(93/スティーヴン・スピルバーグ)などを抑え、堂々の1位を獲得している。
スタッフにはフランケンシュタインやドラキュラなどが登場する、怪奇映画監督としても知られるフレディ・フランシスが撮影監督として参加。彼がこだわったモノクロ映像特有の光と影、19世紀末の退廃的なロンドンの町並みが、この度の4K修復によってより幻想的に、よりクリアになったことで、メリックの喜びと絶望のコントラストも一層鮮やかに映し出している。

エレファント・マン 4K修復版 エレファント・マン 4K修復版 エレファント・マン 4K修復版

7/25(土)~

血筋

血筋

©Ryuichi

2019年/日本/73分/配給:アルミード
監督・撮影・編集:角田龍一
プロデューサー:角田龍一・山賀博之 
音楽:郷古廉

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【前売券】全国共通特別鑑賞券1,300円を当館受付にて発売中!

『父』の無様な生き方を 愛さずにはいられない
中国朝鮮民族、初のドキュメンタリー映画

主人公ソンウは、中国朝鮮族自治州・延吉で生まれ、10歳のときに日本へ移住する。20歳を迎えたとき過去を振り返るため、画家だった父を探すことを決意する。中国の親戚に父の行方を尋ねるが、誰も消息を知らないうえ、父の話題に触れたがらない。 叔父の助けにより再会を果たした父は、韓国で不法滞在者として日雇い労働をしながら借金取りに追われる日々だった。それでも息子への虚栄心と自己満足的な愛情を「お金」によって表現しようとするが、息子は辟易としてしまう……。

韓国・北朝鮮の他に、もう一つ存在する「中国朝鮮民族」。彼らの多くが韓国へ憧れ、韓国へ出稼ぎに行く。今まで注目されて来なかった中国朝鮮族を、「父と子」という個人的な物語で取り上げた、世界初のドキュメンタリー作品。
劇中音楽の作曲・演奏は、期待の若手ヴァイオリニスト・郷古廉。プロデューサーは大ヒットアニメ『エヴァンゲリオン』で知られるGAINAXの創立者で演出家・脚本家の山賀博之。クラウドファンディングによって製作費を調達し完成。『カナザワ映画祭2019』グランプリ受賞作品。

血筋 血筋 血筋

8/1(土)~

東京裁判 4Kデジタルリマスター版

東京裁判

©講談社2018

1983/日本/モノクロ/277分/DCP/配給:太秦
監督:小林正樹
原案:稲垣俊
脚本:小林正樹、小笠原清
音楽:武満徹
ナレーター:佐藤慶

※当館の上映は2K版となります

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券2,000円を当館受付にて発売中!特典:特製ポストカードをプレゼント!

君は知っているか
敗戦の虚脱と混乱を、そして平和到来の歓喜を
昭和から平成を超え、令和に問いかけてくる
何を裁き、何が裁かれなかったのかを

1945年日本はポツダム宣言を受諾し、8月15日に全面降伏の旨を国民に伝えた。戦後の日本を統治する連合軍最高司令官マッカーサー元帥は、戦争犯罪人の処罰を早急に実施するよう望み、1946年1月22日に極東国際軍事裁判所条例を発布。俗にいう“東京裁判”である。
満州事変に始まり、日中戦争の本格化や太平洋戦争に及ぶ17年8カ月の間、日本を支配した指導者の中から、太平洋戦争開戦時の首相・東條英機ら28名が被告に指定された。一方、国の内外から問われ、重要な争点となった天皇の戦争責任については、世界が東西陣営に分かれつつあるなか米国政府の強い意志により回避の方向へと導かれていく。
同年5月3日より東京裁判は開廷。まずは「平和に対する罪」など55項目に及ぶ罪状が読み挙げられるが、被告は全員無罪を主張した。検察側は日本軍の非道の数々を告発。弁護側は「戦争は国家の行為であり、個人責任は問えない」と異議申し立てするが、「個人を罰しなければ、国際犯罪を実効的に阻止できない」と、裁判所はこれを却下した。1948年11月12日、残る25名のうち東條ら7名が絞首刑、他18名は終身刑もしくは有期刑の宣告が下された。

巨匠、小林正樹が遺したかった戦後日本への重い問いかけ

アメリカ国防総省が撮影していた50万フィートに及ぶ膨大な裁判記録のフィルムをもとに、『壁あつき部屋』(56)や『人間の條件』シリーズ(59~61)などで戦争の非を訴えた、反骨の巨匠・小林正樹監督が5年の歳月をかけて編集、制作した。客観的視点と多角的分析を施しながら「時代の証言者」としての“映画”を完成させたのである。83年に公開され、単に裁判の記録といった域を越え、日本の軍国主義の歩みと激動の世界情勢を照らし合わせながら、戦後38年当時の日本人に人類がもたらす最大の愚行「戦争」の本質を巧みに訴え得た本作は、第35回ベルリン映画祭国際批評家賞をはじめ国の内外で絶賛された。

初公開から36年、故小林正樹監督に代わり、脚本・監督補の小笠原清とエグゼクティブプロデューサー杉山捷三の全面協力のもとで完成した4Kフィルムスキャン&2K修復デジタルリマスター版。音響もブラッシュアップされ、特に昭和天皇の玉音放送のシーンでは詔書全文の完全字幕化も実現。鮮明な画像と音響がもたらすリアルな臨場感とともに蘇った本作は、再び「戦争と平和」なる言葉の重みとともに、昭和から平成そして令和へと時代が移り変わっても戦争がもたらした負の遺産を改めて観る者に知らしめていく。

東京裁判 東京裁判 東京裁判

8/8(土)~

おかあさんの被爆ピアノ

おかあさんの被爆ピアノ

© 2020映画「被爆ピアノ」製作委員会

2020年/日本/DCP/113分/配給:新日本映画社
監督・脚本:五藤利弘
脚本協力:渡辺善則、黒沢久子
撮影:藍河兼一
実景撮影:高間賢治
美術:部谷京子
主題歌:南壽あさ子
音楽:谷川賢作
出演:佐野史郎、武藤十夢(AKB48)、森口瑤子、宮川一朗太、南壽あさ子、城之内正明、鎌滝えり、ポセイドン・石川、内藤忠司

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,400円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

“被爆してもピアノの音色は変わらなかったのです”
75年目のいま、蘇った音色が私たちに語りはじめる――

昭和20年8月6日、広島の壊滅的な状況の中で奇跡的に焼け残った“被ばくピアノ”を修理し、全国で平和コンサートを続ける調律師・矢川光則さんをモデルに、平和への想いを静かに、かつ心に滲みあがらせる感動作。

自身も被爆二世である調律師・矢川光則は爆心地から2キロほどの至近距離で被爆したピアノを修理、調律して、それを自ら運転する4トントラックに載せて全国を回っている。 都内で育った大学生の菜々子は、被爆ピアノコンサートについて偶然知り、調べるうちに被爆ピアノの一台を母・久美子が寄贈していることがわかった。被爆二世の母から広島のことや音楽講師をしていた祖母・千恵子のことなどを知らされてこなかった菜々子は、祖母のこと、広島のこと、被爆ピアノのことを知りたくなり、矢川に頼んで広島までトラックに乗せてもらって同行する。 母はどうして広島から出て行ったのか?祖母が菜々子に伝えたかったこととは? 調律師・矢川がなぜ被爆ピアノを伝える活動をしているのか? 菜々子は被爆ピアノの活動を辿り、自分のルーツを巡りながら次第に何かを見つけていく・・・

被爆ピアノとは…

広島に投下された原爆の爆心地から2キロほどの至近距離で被爆したピアノのこと。現在、矢川さんの経営する「矢川ピアノ工房」では6台所有(2020年5月現在)、出来るだけ元の部品を生かして調律され、命の大切さを奏でる平和の音色として現役で活躍している。 全国1500箇所以上の各地で音色を披露してきたが、その活動は国内だけにとどまらず、2010年にはニューヨークまで渡った。また、2017年には、ノルウェー・オスロ郊外で行われた「ノーベル平和賞コンサート」にて披露、演奏され、力強いピアノの音色に大きな拍手が送られた。

おかあさんの被爆ピアノ おかあさんの被爆ピアノ おかあさんの被爆ピアノ

8/15(土)~1週間限定

ひろしま-1945年8月6日、原爆雲の下の真実-

ひろしま

©奇跡への情熱[核廃絶プロジェクト]

1953年/日本/104分/35ミリ→DCP/モノクロ/提供:独立プロ名画保存会/配給:奇跡への情熱[核廃絶プロジェクト]
監督:関川秀雄
製作:菊池武雄、伊藤武郎
撮影:中尾駿一郎、浦島進
音楽:伊福部昭
編集:河野秋和
出演:岡田英次、月丘夢路、加藤嘉、山田五十鈴

奇跡への情熱[核廃絶プロジェクト] 長きを経て、多くの方々の想いを込めて、幻の映画が、奇跡のリマスター

1945年8月6日午前8時15分、みち子の姉・町子は警報が解除され疎開作業の最中に、米原先生を始めクラスの女生徒達と一緒に被爆した。みち子は爆風で吹き飛ばされ、弟の明男も黒焦げになった。遠藤幸男の父・秀雄は、妻・よし子が梁の下敷きで焼死ぬのをどうすることも出来なかった。陸軍病院に収容された負傷者は、手の施しようもなく、狂人は続出し、死体は黒山のごとく転がり、さながら生き地獄だった。しかし軍部は、ひたすら聖戦完遂を煽るのだった。
自らも広島で被爆した教育学者・長田新が編集した「原爆の子~広島の少年少女のうったえ」を日教組が映画化、広島市民ら約8万8千人が出演し、原爆が投下された直後の惨状を再現した。

**1955年ベルリン国際映画祭 長編映画賞 受賞

ひろしま ひろしま

8/8(土)~

もったいないキッチン

もったいないキッチン

©UNITED PEOPLE

2020年/日本/日本語・英語・ドイツ語/95分/配給:ユナイテッドピープル
監督・脚本:ダーヴィド・グロス
プロデューサー:関根健次
主題歌:「Mottainai」OMG
出演:ダーヴィド・グロス、塚本ニキ、井出留美、髙橋巧一、青江覚峰、関藤竜也 他

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!特典:特製シールをプレゼント!

食のもったいないを美味しく楽しく解決!
舞台は「もったいない精神」の国、日本 。

“もったいない”。
元々は仏教思想に由来する言葉で、無駄をなくすということだけではなく、命あるものに対する畏敬の念が込められた日本独自の美しい言葉だ。そんな“もったいない”精神に魅せられ日本にやってきたのは、食材救出人で映画監督のダーヴィド・グロス。ところがもったいない精神を大切にして来た日本の食品ロスは、実は世界トップクラス。その量毎年643万トンで、国民一人あたり毎日おにぎり1個分。一家庭当たり年間6万円のまだ食べられる食べ物が捨てられている。ダーヴィドはコンビニや一般家庭に突撃し、捨てられてしまう食材を次々救済!キッチンカーで美味しい料理に変身させる“もったいないキッチン”を日本各地でオープンする。

捨てられてしまう食材を救いに日本全国へ!
0円食材が美味しい料理に大変身。
目からウロコのロードムービー

福島から鹿児島まで4週間1600kmの旅。ダーヴィドと旅のパートナーニキを助けてくれるのは、もったいないアイデアを持つ日本のシェフや生産者たち。フレンチシェフがネギ坊主まで丸ごと使うもったいない料理、野山が“食材庫”という82歳で医者いらずのおばあちゃんが作る野草の天ぷら、0円エネルギー、自然の蒸気を使った蒸し料理など、もったいない精神に満ちたアイデアに出逢う。次第にダーヴィドは“もったいない”の先に、食品ロス解決のヒントだけではない、たくさんの幸せを見つけていく。さあ、2人と“もったいないキッチン”の旅に出かけよう!

もったいないキッチン もったいないキッチン もったいないキッチン

8/22(土)~

大海原のソングライン

大海原のソングライン

©Small Island Big Song

2019年/オーストラリア、台湾/82分/配給:ムーリンプロダクション
英語題:Small Island Big Song
中国語題:小島大歌
監督:ティム・コール
プロデューサー:バオバオ・チェン
製作:Small Island Big Song Pty, Ltd.、小島大歌影音工作室
協力:MUSIC from OKINAWA
後援:オーストラリア大使館、ソロモン諸島名誉領事館
出演:クアナ・トレス・カヘレ、タリカ・サミー、ホロモナ・ホロ、アレナ・ムーラン、チャールズ・マイマロシア、ポエモアナ

公式ホームページ

5000 年前、人々を繋いだものは、文字ではなく音楽だった
東は太平洋のイースター島、西はインド洋のマダガスカルに至るまで16の島国に残る伝統的なパフォーマンスを記録した前例のない音楽ドキュメンタリー

5000年前、太平洋には海を渡る人々がいた。彼らは数千年に渡って大海原を攻略し、地球の半分を覆う島々にたどり着いた。文字が普及する前の時代、彼らは音楽で交流していった――。
監督とプロデューサーの2人は3年間に渡りその航路をたどった。台湾から出発してオーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、さらに太平洋の向こう側に位置するマダカスカル、そしてイースター島に至るまで16の島国に残る伝統的な音楽やパフォーマンスを記録していった。
本作はオーストラリアの先住民に受け継がれる“ソングライン”という思想/信仰に基づいて、100名を越える各島々の音楽家たちと共同で、かつて同じ言葉や音楽で繋がっていた島々の歌をもう一度集結させる壮大な音楽プロジェクト!「Small Island Big Song」と名付けられたこの試みは、単なる伝統音楽の記録に留まらず、それぞれの島で生きる人々が伝承の音楽を伝統の楽器で演奏し、やがて一つの壮大なアンサンブルを奏でる…!

ソングラインとは?

本作のテーマでもあり、またイギリスの音楽雑誌『Songlines』もその名を冠しているソングラインとは一体なんのことでしょう?日本では耳慣れないこの言葉は英語ではあるものの指し示しているのはオーストラリア・アボリジナルの民族的な思想・風習に基づいています。アボリジナルの神話には様々なトーテム( 自然信仰の対象物) があり、彼・彼女たちは生活の中で動植物や岩、湖などを歌いながら世界を作り上げていきました。オーストラリアの内陸にはこのような目には見えなくとも、声や歌によって継がれていった無数の道が存在します。それこそがソングラインなのです。
『大海原のソングライン』はオーストラリアの内陸部を飛び出して太平洋にかつて歌い継がれた道を改めて見つけにいこうとしているのです。

大海原のソングライン 大海原のソングライン 大海原のソングライン

8/22(土)~

the アートシアター『ポネット』

ポネット

©1996 StudioCanal – Les Films Alain Sarde – Rhône Alpes Cinéma

1996年/フランス/97分/DCP/配給:アイ・ヴィー・シー
原題:Ponette
監督・脚本:ジャック・ドワイヨン
製作:アラン・サルド
撮影:カロリーヌ・シャンプティエ
音楽:フィリップ・サルド
出演:ヴィクトワール・ティヴィソル、マリー・トランティニャン、グザヴィエ・ボーヴォワ、クレール・ヌブー、デルフィーヌ・シルツ、マチアス・ビューロー・カトン、レオポルディーヌ・セール
日本語字幕:寺尾次郎

※当館の上映は2K版となります

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ずっと、一緒に。

交通事故で母親を失った4歳の少女ポネット。突然の出来事にポネットはその死を受け入れられない。叔母の家に預けられ新たな生活が始まるが、ポネットはひたすら母の帰りを信じ、祈り続ける。そんな少女に周りの大人たちは「死」を教えようとするが、ポネットはますます自分の世界に閉じこもる…。

主演した4歳の少女ヴィクトワール・ティヴィソルが、1996年のヴェネチア映画祭で女優賞を史上最年少で受賞。監督は名匠ジャック・ドワイヨン。日本での劇場初公開は23年前の1997年。東京の公開館では、33週間のロングラン記録。異例の大ヒットとなった。
誰もが味わう、大切な人を亡くすことの哀しみ。痛ましい出来事に向きあう少女の優しく純粋な姿を通し、人間の本質的で普遍的なテーマに迫る本作は、初公開から20年以上の時が過ぎた今も決して古びることはない。映画史に輝く美しき傑作が、4Kレストアの高精細デジタルリマスター版として劇場のスクリーンに帰ってくる。

*1996年ヴェネチア国際映画祭主演女優賞
*1997年ニューヨーク批評家協会賞外国語映画賞

【the アートシアター】シリーズ

時代を超え、国や地域を超え、私たちに迫り、生々しい手触りを遺す映画がある。 時にその衝撃から人生を変えてしまう映画がある。 高い芸術性を孕み、決して古びず、今なお輝きを増す珠玉の作品たち。 「the アートシアター」では、そんな特別な映画作品を劇場が選び、上映する。

ポネット ポネット ポネット

8/22(土)~

横須賀綺譚

横須賀綺譚

©横須賀綺譚 shinichi Otsuka

2019年/日本/86分/配給:大塚信一
監督・脚本:大塚信一
出演:小林竜樹、しじみ、川瀨陽太、長内美那子、湯舟すぴか、長屋和彰、烏丸せつこ

公式ホームページ

変わろう、と思った。
あれから9年。
僕たちは、あの日の気持ちを頭の片隅に追いやって生活している。
これは、そんな私たちの物語。
僕たちは、幽霊に会いに行く。

結婚目前だった春樹と知華子は、知華子の父が要介護になったため、別れることとなった。春樹は、知華子との生活と東京での仕事を天秤にかけ、仕事の方を選んだのだ。
それから震災を挟んだ9年後、被災して死んだと思われていた知華子が「生きているかもしれない」との怪情報を得た春樹は、半信半疑のまま、知華子がいるという横須賀へと向かう。

『現実』が現実を侵食していく

2011年3月11日――あの日、私たちは「ついに来た」と思ったものだ。燃えさかる気仙沼を見ながら、原発のメルトダウンの報道におびえながら。そして、生き延びたのなら変わろうと思った。変わらなくては、死んだ人たちに顔向けできないじゃないか。あれから9年の月日がたち、まるで夢でも見たかのように、私たちはあの日の気持ちを頭の片隅に追いやって生活しています。主人公の春樹はそんな私たちの一人です。春樹はひょんな事から、被災して死んだと思っていた元恋人が「生きているかも」との怪情報を得て、横須賀へと向かいます。その旅はあの日の気持ちを思い出す旅でした――

春樹役に『恋の罪』『こっぱみじん』『走れ、絶望に追いつかれない速さで』などで注目を集めた小林竜樹を迎え、共演者にインディーズ映画から『シンゴジラ』といった大作、『anone』などの TV ドラマまで幅広く活躍する川瀨陽太、友情出演に烏丸せつ子、昨年、映画界を盛り上げた『カメラを止めるな』の長屋和彰らが脇を固める。監督・脚本は劇場公開作品としては長編デビューとなる大塚信一。普段はラーメン屋で働きながら本作を5年かけて完成させた。

横須賀綺譚 横須賀綺譚 横須賀綺譚

9/4(金)~

マイルス・デイヴィス クールの誕生

マイルス・デイヴィス

© 2019 UNIVERSAL MUSIC LLC ALL RIGHTS RESERVED

2019年/アメリカ/115分/配給:EASTWORLD ENTERTAINMENT
原題:Miles Davis: Birth Of The Cool
監督:スタンリー・ネルソン
出演:マイルス・デイヴィス、クインシー・ジョーンズ、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、ロン・カーター、カルロス・サンタナ、ジュリエット・グレコ
日本語字幕:落合寿和

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ジャズの帝王。
その真実の姿が、いま暴かれる。

『クールの誕生』(1949-50年)、『カインド・オブ・ブルー』(1959年)、『ビッチェズ・ブリュー』(1969年)、10年おきにジャズの歴史を更新する決定的名盤を生み出した、トランペットの奇才マイルス・デイヴィス。マイルスの人生のテーマは、言うなれば、常に垣根を取り払い、意のままに生きること。音楽においても、人生においても、マイルスは何度も固定観念を破った。そうやって出来上がった作品が、世の中で新たなスタンダードになった瞬間、またそれを覆した。過去を振り返ることなく、明確なヴィジョンとたゆまぬ向上心、そして新しい挑戦へのハングリー精神を持ち続けたからこそ、ビバップからクール・ジャズ、ハード・バップ、モード・ジャズ、フュージョン、ロック、ヒップホップに至るまで、あらゆる音楽の革新者となりえたのである。
本作は、アーカイヴ映像・音源・写真に加え、アーティストや家族・友人など、マイルスと密接に関わった人々との対話を通じて、天才トランペット奏者の影に隠された唯一無二の素顔に迫るドキュメンタリー。

*第62回(2019年度) グラミー賞【最優秀音楽映画】部門ノミネート
*第37回(2019年) サンダンス映画祭 正式出品
*第63回(2019年) ロンドン映画祭 正式出品
*第45回(2019年) ドーヴィル映画祭 正式出品
*第37回(2019年) ミュンヘン・フィルムフェスト 正式出品
*第22回(2019年) フル・フレーム・ドキュメンタリー映画祭 正式出品

マイルス・デイヴィス

1926年5月26日、米国イリノイ州オールトン生まれ。
モダン・ジャズの歴史を築いた史上最大の革新者であり、ジャズの帝王と呼ばれたカリスマ。ジュリアード音楽院で学び、チャーリー・パーカーのバンドで名を上げる。独立後に自己のグループを結成。
クール・ジャズ、ハード・バップ、モード・ジャズ、フュージョンなど、ジャズ史を形成したジャズ・スタイルの大半はマイルスが創り上げた。また、マイルスのバンドからジョン・コルトレーン、ハービー・ハンコック、キース・ジャレットなど有名ミュージシャンを輩出、“マイルス・スクール”と呼ばれた。
『クールの誕生』、『カインド・オブ・ブルー』、『ビッチェズ・ブリュー』など歴史的な傑作が多数ある。
1991年9月28日死去 (享年65)。

マイルス・デイヴィス マイルス・デイヴィス

9/5(土)~1週間限定 オールナイト上映あり!

死霊魂

死霊魂

©LES FILMS D’ICI-CS PRODUCTIONS-ARTE FRANCE CINÉMA-ADOK FILMS-WANG BING 2018

2018年/フランス、スイス/506分(3部合計)/配給:ムヴィオラ
原題:死霊魂
英題:DEAD SOULS
監督・撮影:ワン・ビン
製作:セルジュ・ラルー、カミーユ・ラエムレ、ルイーズ・プリンス、ワン・ビン

公式ホームページ

ある日突然、送られた収容所は〈飢餓収容所〉と化した。
地獄を生き延びた者たちの証言が死者の魂をよびおこす。

いまだ明らかにされていない中国史の闇、〈反右派闘争〉。1950年代後半、「我々は人民の自由な発言を歓迎する!」と中国共産党が主導した〈百家争鳴〉キャンペーンにのせられ、自由にモノを言ってみたら、〈右派〉と呼ばれ、55万人もの人が収容所に送られたのだ。そこに、大飢饉が重なった。「4500万人の死者を出した史上最も悲惨で破壊的な人災」(フランク・ディケーター著『毛沢東の大飢饉』)ともいわれる凄惨極まりない飢餓によって収容所は地獄と化した。カメラの前で語る、語る、語る、生還率わずか10%ともいわれた収容所を生き延びた者たち。2005年から2017年までに撮影された120人の証言、600時間に及ぶ圧巻の証言映像。

扉を開ける第一部から、衝撃がはしる第二部、壮絶にして崇高な第三部へ。
いつしかカメラを忘れ、あなたもまた目撃者となる。

背景や状況を提示し、収容所の扉を開ける第一部。飢餓の状況に衝撃がはしる第二部。そして右派を弾圧した側の証言者の重い問いかけと、死の間際にある人々の思いが壮絶にして崇高な第三部へ――。観客は、いつしかカメラを忘れ、自らが目撃者になるのだ。デジタルカメラ1台あれば、映画が世界と対峙できる時代に突入したと証明した『鉄西区』以来、たえず映画界を揺るがし続けてきたワン・ビン監督が、忘れ去られた死者の声を掘り返し、忘れるものかと撮りつづけた集大成である。

*2018年カンヌ国際映画祭 特別招待作品
*山形国際ドキュメンタリー映画祭2019 大賞&観客賞W受賞

死霊魂 死霊魂 死霊魂

9/12(土)~

きっと、またあえる

きっと、またあえる

2019年/インド/ヒンディー語、英語/143分/配給:ファインフィルムズ
原題:CHHICHHORE
監督:ニテーシュ・ティワーリー
出演:スシャント・シン・ラージプート、シュラッダー・カプール、ヴァルン・シャルマ、プラティーク・バッバル、ターヒル・ラージ・バシン、ナヴィーン・ポリシェッティ、トゥシャール・パーンデー、サハルシュ・クマール・シュクラ、ムハンマド・サマド

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友人が大変なら、どこにいても駆け付ける!
泣いて、笑って そして、大人になり再会した――

受験生の息子が病院に担ぎ込まれた!そこに集まった、今は親世代になったかつての仲間たち7人。年を重ねて、太ったり容姿もだいぶ変わったけれど、学生時代に泣いて笑ってバカをやったあの日の友情は変わらない。親友アニの受験に失敗した息子を励ますため、悪友たちは「負け犬時代」の奮闘を病室で語り出す――。90年代、インドでもトップクラスのボンベイ工科大学に入学したアニ。しかし振り分けられたのはボロボロの4号寮。気のいい先輩や愉快な仲間はいるが、そこは寮対抗の競技会で万年最下位で、他の寮から“負け犬”と呼ばれていた。しかし今年はなんとしても汚名を返上する!そのためには、バスケ、サッカー、重量上げ、カバディ、チェス、ボードゲームと多種の試合に勝てる選手を用意する必要があった。4号寮は実力はないが、知恵とやる気とチーム力であらゆる手段を使い勝ち抜いていく。だが敵も黙ってはいない。果たして、勝利を手にすることはできるのか、そして彼らが最後に得たものは?!

世界興収インド映画No.1の監督、最新作!

『バーフバリ』を越え、インド映画で世界興収No.1となる340億円を稼ぎ出し、メガヒットを記録した前作『ダンガル きっと、つよくなる』のティワーリー監督による最新作。本作『きっと、またあえる』は、2019年9月6日にインドで公開されると、国内興収27億5000万円以上を稼ぎ出し大ヒット。出演は、『PK』のスシャント・シン・ラージプート、ヒロインは『サーホー』のシュラッダー・カプール。今最も輝いている2人が恋人役で、本作で初共演した。

きっと、またあえる きっと、またあえる きっと、またあえる

9/19(土)~

燕 Yan

燕yan

©2019「燕 Yan」製作委員会

2019年/日本/86分/配給:catpower
監督・撮影:今村圭佑
脚本:鷲頭紀子
音楽:堤 裕介
出演:水間ロン、山中 崇、テイ龍進、長野里美、田中要次、宇都宮太良、南出凌嘉、林 恩均、平田 満、一青窈

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「僕は日本人と台湾人どっちだと思う?」
孤独に漂う境界線で 翼を探し求める者たちの物語

28歳の早川燕は、埼玉の父から台湾・高雄に住む燕の兄・龍心に、ある書類を届けてほしいと頼まれる。台湾人の母と日本人の父を持つ燕は、母の故郷である台湾・高雄で生まれ、日本で育った。燕を中国語で「イエンイエン(燕燕)」と呼んだ母は、燕が 5 歳のある夜、何も告げずに7歳年上の兄だけを連れていなくなってしまった。大好きだった母に「捨てられた」という思いだけが今も燕の心に強く残っている。母はどんな思いで自分を捨てたのか?なぜ手紙すらくれなかったのか?あれから 23年の月日が流れ、燕は様々な思いを抱えて台湾-母の故郷、兄の住む街、そして自分が生まれた場所へと旅立つ――。

若きトップカメラマン今村圭佑、映画長編監督デビュー作!

第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞等三冠を受賞した『新聞記者』のカメラマン、今村圭佑の初監督作品『燕 Yan』(つばめ イエン)。映画『星ガ丘ワンダーランド』、『帝一の國』、『サヨナラまでの30分』など数多くの話題作で撮影監督を務め、31歳ながらトップカメラマンとして活躍。撮影を手掛けた米津玄師のMV『Lemon』は再生回数5億回を突破。業界内外に多くのファンを持つ今村圭佑の待望の監督作が誕生!日本と台湾・高雄を舞台に、離れ離れになった家族がそれぞれの苦しく切ない感情を抱え、自分の居る処、ココロの居場所を探す姿を、印象的な映像と音楽に乗せて描いている。

主人公・早川燕役を演じるのは、映画初主演となる中国・大連出身の水間ロン。母に捨てられた複雑な思いを抱えながらも、母の故郷・台湾に住む兄を訪れ次第に変化していく内面を繊細に表現。作品に彩りを添える流暢な中国語も披露している。
燕の兄・林龍心役は、映画・テレビで欠かせない存在となった山中崇。弟との再会に戸惑いつつも、自らの生き方を貫き、強い意志と優しさを持ち合わせた兄役を熱演。兄弟の母・林淑恵役は、約5年ぶりの映画出演となる一青窈が演じ、透明感溢れる佇まいで作品に華を添える。さらに、テイ龍進、長野里美、田中要次、平田満といった豪華な布陣が勢ぞろいし物語を彩っている。

*第19回 高雄映画祭 TRANS-BORDER TAIWAN部門 正式出品

燕Yan 燕Yan 燕Yan

10月~

私たちが生まれた島~OKINAWA2018~

私たちが生まれた島

© 2019 有限会社ロングラン 映像メディア事業部. All Rights Reserved.

2019年/日本/141分/配給:有限会社ロングラン 映像メディア事業部
監督:都鳥伸也
企画・製作:都鳥伸也、都鳥拓也
撮影:都鳥拓也、都鳥伸也、與那良則、城間克彦
取材ディレクター:山内昌信
取材コーディネーター:吉田尚子
空撮:今泉真也
編集:都鳥拓也
ナレーター:小林タカ鹿

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島で育った若者たちが見た
「今の沖縄」と「これからの沖縄」

2019年に沖縄で行なわれた、辺野古新基地建設の賛否を問う「県民投票」で沖縄の人々が基地建設に明確に「NO」を突き付け、沖縄に希望を与えたことは記憶に新しい。この映画ではその原動力となった元山仁士郎さんの活動や、村議会議員に立候補した3児の母・城間真弓さんの奮闘、戦争で激戦地となった伊江島で育った高校生の中川友希さんが沖縄の過去と向き合おうとする姿を通し、未来を担う沖縄の若者たちが自分たちの視点で基地問題について考え、行動する姿を追った。その軌跡は「今の沖縄」と「これからの沖縄」を知る手がかりになるはずだ。
製作したのは、沖縄の基地問題の歴史を描き、好評を博した『OKINAWA1965』の都鳥拓也(とどりたくや)・都鳥伸也(とどりしんや)。故郷・岩手県北上市を拠点に活動する双子の兄弟である。37歳の彼らは今作では徹底して沖縄の現在と未来の当事者である島の若者の視点に立ち、彼らの本音と若者らしい等身大の姿を描きだす。
これは、戦後から脈々と基地問題を受け継いできた大人たちから、その想いを自分たちなりの感性で継承しようとする若者たちの記録である。

私たちが生まれた島 私たちが生まれた島 私たちが生まれた島

10/10(土)~

時の行路

時の行路

©「時の行路」製作委員会

2019年/日本/111分/配給:「時の行路」映画製作・上映有限責任事業組合
監督:神山征二郎
共同監督:土肥拓郎
原作:田島一「時の行路」「続・時の行路」「争議生活者」(新日本出版社刊)より
プロデューサー:藤野戸護
協力プロデューサー:永田博康
企画:中西繁
脚本:土屋保文、神山征二郎
音楽監督:池辺晋一郎
ラインプロデューサー:伊藤栄
撮影監督:加藤雄大
出演:石黒賢、中山忍、松尾潤、村田さくら、渡辺大、安藤一夫、綿引勝彦、川上麻衣子、日色ともゑ(ナレーション)

公式ホームページ

【前売券】一般前売券1,200円、シニア前売券1,100円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

「非正規」で働く人々の現在を通して日本の未来を問う問題作
「派遣切り」に立ち向かう父と家族と仲間たちの希望の物語

青森の八戸でリストラにあった五味洋介は妻の夏美と子どもたちを実家に残して静岡の大手自動車メーカーの工場の旋盤工として働きながら、仕送りを続けていた。洋介は派遣社員であったがベテラン技能者として職場でも信頼され、充実した日々を送る合間に家族を三島に呼び、ともに暮らせる将来を夢見て頑張っていた。
しかし、ある日突然、リーマンショックに端を発した非正規労働者の「大量首切り」により職場を追い出されてしまう。洋介は理不尽な仕打ちに抗し、仲間と一緒に労働組合に入って立ち上がった。だが洋介や妻たち、支援の人々の願いは届かず、会社と裁判所は冷酷だった。そんな折、闘病中の夏美が倒れたと いう知らせを受け、洋介は郷里へ向かう・・・・。

日本の自動車産業は1989年をピークにバブル経済が崩壊した後も、つねに日本経済をけん引してきた。アメリカ、ヨーロッパ、近隣のアジア諸国など市場を全世界に拡大し、もの作り日本の顔として長く君臨してきた。
しかし、2008年にリーマンショックと言われる経済不況が吹き荒れ、その中で、自動車業界は防衛手段としてまず、人員の整理を敢行してきた。派遣工をはじめ非正規労働者を契約期間内であるにもかかわらず、大量に解雇してきた。労働者は組合を結成して、全国の支援者と家族に支えられてこの不当解雇を法廷闘争に持ち込んでいった。しかし司法界は次々と企業に有利な判決を下してきていた。

神山征二郎 第30作目監督作品
日本映画界の巨匠らが作品づくりに参加

新藤兼人、今井正に師事し、「鯉のいる村」で監督デビュー、「ハチ公物語」「遠き落日」「ひめゆりの塔」から「月光の夏」「郡上一揆」「草の乱」「宮沢賢治 その愛」社会派作品を生み出してきた神山征二郎監督の第30作目となる。
そして、黒澤明のもとで現場を続け、数々の名作や大作を支える加藤雄大が撮影監督を、日本音楽界の重鎮で、同じく黒沢明作品や多くの名作映画のスコアを手がけた池辺晋一郎が音楽監督を担いこの作品をより気高く仕上げている。

時の行路 時の行路 時の行路

公開時期未定

アリ地獄天国

アリ地獄天国

2019/日本/98分/BD/配給:映像グループ ローポジション
監督・撮影・編集・構成:土屋トカチ
構成:飯田基晴
取材協力:プレカリアートユニオン
ナレーション:可野浩太郎
主題歌:マーガレットズロース「コントローラー」

公式ホームページ

受賞情報
🏆『アリ地獄天国』が世界最大の日本映画祭、第20回 ニッポン・コネクションにおいて、今回創設された「第1回ニッポンオンライン賞」(観客賞)を受賞しました!土屋トカチ監督、おめでとうございます!

ぼく、営業成績トップ。
いま、終日シュレッダー業務。
なんで?

とある引越会社。社員らは自らが置かれた状況を「アリ地獄」と自虐的に呼ぶ。それは、長時間労働を強いられ、事故や破損を起こせば借金漬けに陥る状況を指す。営業職の34才の男性は異議を唱え、一人でも入れる個人加盟型労働組合に加入した。すると、粉塵の舞うシュレッダー係へ配転され、給与は半減。のちに懲戒解雇に追い込まれた。事由を記した「罪状ペーパー」なる掲示物も全国支店に貼りだされた。
間もなく解雇は撤回されたが、復職先は再びシュレッダー係。それが2年間も続く。さらに、法律違反である労働組合への不当労働行為が発生。「差別人事」の実態も取材を通じて明らかとなった。 一方、大学時代からの親友の自死を止められなかった監督は、後悔の念に苛まれていた…。

生き残るための、労働映画(ロードームービー)、誕生!

日本政府の重要政策のひとつ「働き方改革」が叫ばれているいま、労働環境の改善が深く問われている。きっかけのひとつに「ブラック企業」「ブラックバイト」なる言葉が広く認識され、大きな社会問題となってきたことが挙げられる。異様な労働環境のもと、長時間労働を強い、法律を無視し、人権を踏みにじるような企業経営は、あとを絶たない。大企業での過労死や過労自死も記憶にあたらしい。
本作は、理不尽な労働環境に置かれた30代の正社員が、改善を求めて個人加盟型の労働組合に加入し、たたかった3年間の記録である。どうすれば真の意味で「働き方改革」が実現できるのか。この映画体験は、そのヒントになるかもしれない。

*山形国際ドキュメンタリ映画祭2019 日本プログラム公式上映作品
*貧困ジャーナリズム賞2019 受賞作品

アリ地獄天国 アリ地獄天国 アリ地獄天国

公開延期 時期調整中

れいわ一揆

れいわ一揆

©風狂映画舎

2019年/日本/248分/DCP/製作・配給:風狂映画舎
監督:原一男
製作:島野千尋
アソシエイト・プロデューサー:有馬顕
撮影:原一男、島野千尋、岸建太朗、堀井威久麿、長岡野亜、毛塚傑、中井献人、田中健太、古谷里美、津留崎麻子、宋倫、武田倫和、江里口暁子、金村詩恩
編集:デモ田中、小池美稀

公式ホームページ

【前売券】全国共通鑑賞券2,000円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

このままでは この国は壊れてしまう
令和元年夏、れいわ新選組から10名の候補者が参議院選挙に挑んだ

東京大学東洋文化研究所教授・安冨歩は2013年以来、「もっとも自然に生きる事ができる」スタイルとして、女性服を着る「女性装」を実践していた。彼女は、山本太郎代表率いるれいわ新選組から参議院選挙の出馬を決める。選挙活動を通して彼女が一貫して訴えるのは、「子どもを守ろう」。新橋SL広場、東京駅赤レンガ駅舎前、阿佐ヶ谷駅バスターミナル他都内各地から旭川、沖縄、京都まで――相棒の馬・ユーゴンとともに全国を巡ってゆく。そして故郷の大阪府・堺市駅前に立った彼女。美しい田園風景が無個性な住宅街に変わり、母校の校舎も取り壊されてしまい、喪失感を吐露し始める・・・。

『ゆきゆきて、神軍』『ニッポン国VS泉南石綿村』の原一男監督最新作

令和元年夏、参議院選挙で注目を集めた「れいわ新選組」から出馬した安冨歩を中心に、10名の個性豊かな候補者たちに、『ゆきゆきて、神軍』の原一男が鋭く迫った。昨年の東京国際映画祭でワールドプレミアが行なわれ、全上映作品で唯一Twitterのトレンドワードになり、世界の映画祭での上映が続々と決定し、選挙戦に留まらず、国内外の映画祭で注目を浴びている。過激な登場人物たちを通じて昭和・平成の時代をえぐったドキュメンタリー映画界の鬼才が、令和に突如現れた話題の政党にどのようにフォーカスしたのか。庶民の怒りと叫びを描いた『ニッポン国VS泉南石綿村』で新境地を開いた原一男が魅せる、新たな選挙エンターテイメント作品。また本作は原の新レーベル「風狂映画舎」の第1弾作品で、日本の“今”をいち早く世に問う作品に取り組むことをモットーとしている。

れいわ一揆 れいわ一揆 れいわ一揆

公開延期 時期調整中

『もしもあたしたちがサイサイじゃなかったら。』&『HERO DOCUMENTRY FILM』

もしサイ

©『もしサイ』&『HERO』製作委員会

2020年/日本/90分/配給:プラチナムピクセル/配給協力:プレシディオ
監督・脚本・編集:高橋朋広
音楽:クボナオキ
主題歌:SILENT SIREN「HERO」「恋のエスパー」(ユニバーサルミュージック/EMI Records)
プロデューサー:山口晋路
撮影監督:高橋祐太
録音:内藤和幸
助監督:金子陽央
ヘア・メイク:長谷阪絵美
効果:岡田淳一
出演:吉田菫、梅村妃奈子、山内あいな、黒坂優香子、青山友、渡辺健太、26時のマスカレイド、Zero PLANET

公式ホームページ

【前売券】全国共通鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!特典:特製ステッカーをプレゼント!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

バンド結成10周年、SILENT SIRENついにスクリーンデビュー!

2019 年6 月9 日。SILENT SIREN のワンマンライブが、Zepp Divercity Tokyo で行われていた。代表曲『恋のエスパー』で「STOP」の掛け声と共に会場の時間が止まる。観客は一切身動きができなくなってしまうという、エスパーパワーを身につけたすぅの強力な超能力である。……という、 “お約束” である。「時間を巻き戻したいと思います!」そう言うと時空が歪んでライブの時間は巻き戻り、再びライブをやり直すはずだったが、本当に時空が歪み……。 すぅが目を覚ますと、そこは専門学校の教室だった。エスパーパワーの暴走で異次元に飛ばされてしまったらしい。ライブ会場に戻るため再び超能力をかけようとするが、何も起こらない。困惑したすぅが部屋を飛び出すと、ダサい女の子と出会う。おさげ姿にメガネのその女の子はメンバーのひなんちゅだった。しかもひなんちゅはサイサイを知らないどころか、長年バンドとして苦楽を共にしたはずのすぅのことを嫌っているようで…… サイサイの存在しないパラレルワールドへと飛ばされたサイサイメンバーたち。あいにゃんとゆかるんはどこで何をしているのか? サイサイの4人は、無事にファンの待つライブ会場へ戻ることができるのか?

2019 年9 月14 日に「31 時間テレビ」の企画内で放送された主演ドラマ「もしもあたしたちがサイサイじゃなかったら。」“SILENT SIREN が存在しない並行世界” を描いたSF 青春ドラマは、その斬新なストーリーとメンバーの初々しい演技がファンの間で大反響を呼び映像化を望む声が殺到!出演は主演のSILENT SIREN の4 名に加え実力派アイドルグループ 26 時のマスカレイドやメンズダンス& ボーカルユニットとして活動するZero PLANET など、ネクストブレーク間違いなしのSILENT SIREN と所縁のあるアーティストが参加。
そして、2019 年12 月30 日に行われた年末スペシャルライブ「HERO」をライブ当日まで追いかけたドキュメンタリー『HERODOCUMENTARY FILM』。誰もが誰かのヒーロー!をテーマに熱く盛り上がったライブの裏側に密着。普段見ることのできないメンバーの素顔を余すところなく映し出す。
結成10 周年ついにサイサイがスクリーンデビューを飾る! 2020 年、ますます盛り上がるサイサイから目が離せない!!!

SILENT SIREN

2012年11月シングル「Sweet Pop!」でメジャーデビューし、通称“サイサイ”として親しまれるガールズロックバンド。ガールズバンド史上最短で日本武道館ワンマンライブを成功させ、翌年には横浜アリーナ・5ヵ国6都市を回るワールドツアーも敢行。デビュー5周年記念日にツアーファイナルとして武道館2Days公演を成功させ、2019年5月に行われたPoppin’Partyとのメットライフドームでの対バンも大成功に収めた。そして、2020年バンド結成10周年を迎え、その節目に行われる「サイサイ10歳祭~てっぺん目指してGO!サイレンGO!~」が山中湖交流プラザきららにて行われる。

もしサイ もしサイ もしサイ

公開延期

ルートヴィヒに恋して

ルートヴィヒに恋して

2019年/日本/139分/製作・配給:シネマヤ
監督:金素栄(キム ソヨン)
撮影(メイン・カメラマン):松本ヨシユキ
出演:姫路第九合唱団(姫路労音)、神戸フロイデ合唱団、姫路交響楽団、ほか

公式ホームページ

イベント中止のお知らせ
4/4(土)上映後予定しておりました、金素栄監督の舞台挨拶ですが、新型コロナウイルスの影響を考慮し、中止させていただくことになりました。

世界に類を見ない日本の「第九」、育ての親はフツーの人々!
喜びに導かれ、歌の中で響き合う!それぞれの人生の「第九」を追う!

この映画には、みなさんの知っている有名な役者やアーティストは誰一人出てきません。物語の主人公は一般の人達です。彼らはどんなに売れている役者よりも自然体かつチャーミングで、リアリティーに包まれている最高の役者です。そんな彼らは年齢も経歴も、国籍も宗教も、生きてきた道筋も千差万別です。サラリーマン、専業主婦、看護師、農民、神父さん、鉄工所の作業員、エンジニア、医師…

年の頃は小学生から100歳を越えたおばあちゃん(世界最高齢、第九合唱団員?)、体に障害を持つ人も歌っています。彼らは専門的な音楽教育を受けたことがない全くのシロウトです。もちろん楽譜も、ドイツ語も読めません。一般の人が難しい「第九の合唱」に自らの意思で挑戦することは、外から見ると想像しがたく、世界中、何処にもそんな話はないそうです。彼らは、地元のアマチュア合唱団に所属し、約半年のあいだ猛練習を行い、様々な想いを胸に舞台へと向かいます。ですが、たった一度の舞台でも「歓喜」を味わうと、また歌いたくなり、歌えば歌うほど深みにはまって、いつまでも到達できない儚い気持ちを抱えて、また次の舞台へと向かうそうです。

その姿はさながら恋に落ちた人そのものです。恋の悩みほど甘いものはなく、恋の嘆きほど楽しいものはなく、恋の苦しみほど嬉しいものはなく、恋に苦しむほど幸福なことはないというように。人の心は「愛する」為にあるといいますが、人の歌は「恋する」ためにあるのかもしれません。恋をわずらう彼らをぜひご覧下さい。恋する彼らを応援したくなり、おのずと何か(愛と勇気と元気)が湧いてきます。

ルートヴィヒに恋して ルートヴィヒに恋して ルートヴィヒに恋して
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