近日上映作品

11/16(土)~1週間限定上映

サタンタンゴ

サタンタンゴ

1994年/ハンガリー・ドイツ・スイス/438分/配給:ビターズ・エンド
原題:Satantango
監督・脚本:タル・ベーラ
原作・脚本:クラスナホルカイ・ラースロー
撮影監督:メドヴィジ・ガーボル
音楽:ヴィーグ・ミハーイ
編集・共同監督:フラニツキー・アーグネシュ
出演:ヴィーグ・ミハーイ、ホルヴァート・プチ、デルジ・ヤーノシュ、セーケイ・B・ミクローシュ、ボーク・エリカ、ペーター・ベルリング

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券3,600円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

初日11/16(土)オールナイト決行!

救世主がやって来る。悪魔のささやきが聞こえる。
25年の時を経て蘇る、伝説の7時間18分。

経済的に行き詰まり、終末的な様相を纏っているハンガリーのある田舎町。シュミットはクラーネルと組んで村人達の貯金を持ち逃げする計画を女房に話して聞かせる。盗み聞きしていたフタキは自分も話に乗ることを思いついた。その時、家のドアを叩く音がして、やって来た女は信じがたいことを言う。「1年半前に死んだはずのイリミアーシュが帰って来た」。それを聞いた村人たちは、酒場で喧々諤々の議論を始めるが、いつの間にか酒宴になって、夜は更けていく。翌日、降り続く雨と泥に覆われ、村人同士が疑心暗鬼になり活気のないこの村にイリミアーシュが帰って来る。彼は村にとって救世主なのか? それとも?

雨が降り始めた。もう、春が来るまで降り止まない――。
驚異的な長回しで描かれる、美しき映像黙示録。

『ニーチェの馬』(2011)を最後に、56歳という若さで映画監督からの引退を表明したタル・ベーラ監督。彼が4年の歳月をかけて完成させた伝説の傑作『サタンタンゴ』(1994)が、製作から25年を経て、日本で初めて劇場公開される。ジム・ジャームッシュ、ガス・ヴァン・サントといった映画監督たちに大きな影響を与え、ルーヴル美術館やニューヨーク近代美術館(MOMA)でも上映された7時間18分の大作が、35ミリフィルムにこだわり続けてきたタル・ベーラが初めて許可した4Kデジタル・レストア版で蘇る。本作は、製作から25年経った現在でもロッテントマトで批評家からの100%評価を維持し続けている映画史に残る傑作である。

2015年に世界的権威のある英文学賞ブッカー国際賞を受賞したクラスナホルカイ・ラースローの同名小説が原作。タンゴのステップ<6歩前に、6歩後へ>に呼応した12章で構成され、前半の6章は複数の視点で一日の出来事が描かれ、後半の6章はイリミアーシュが戻ってきてからを描いている。 デビュー以来一貫して人間を、そして世界を凝視し見つめ続けてきたタル・ベーラ。本作でも秩序に縛られ、自由を求め、幻想を抱き、未来を信じ、世界に幻滅し、それでも歩き続ける人間の根源的な姿を詩的かつ鮮烈に描いている。

準備に9年、2年におよぶ撮影、完成まで4年かけた『サタンタンゴ』は7時間18分という長さながら、全編約150カットという驚異的な長回しの映像で構成されている。人が歩く後ろ姿、酒場で踊る人々、荘園に着いた村人たちの表情、牛のゆっくりとした歩み、広場を駆ける馬といったシーンで長回しの威力が遺憾なく発揮されている。 本作は1994年ベルリン国際映画祭フォーラム部門でワールドプレミアされ、独創的な作品に対して与えられるカリガリ賞を受賞。25年前に製作された作品ながら、イリミアーシュと、彼の言葉によって動かされる村人たちの姿は、まさしく現代社会で起こっていることを想起させ、あたかも世界の行く末を予言しているかのようである。

4Kデジタル・レストア版は、40,000フィートにおよぶオリジナル35ミリネガプリントを4Kスキャンし、300時間以上かけて傷や汚れを取り除きながらも、オリジナルフィルムの質感を可能な限り残して制作され、ワールドプレミアから25年後の2019年ベルリン国際映画祭フォーラム部門で初披露された。

サタンタンゴ サタンタンゴ サタンタンゴ

11/16(土)~

ジョージア、ワインが生まれたところ

ジョージア、ワインが生まれたところ

©Emily Railsback c/o Music

2018年/アメリカ/78分/英語、ジョージア語/DCP/配給:アップリンク
原題:OUR BLOOD IS WINE
監督・撮影・編集:エミリー・レイルズバック
出演:ジェレミー・クイン

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【前売券】全国共通特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

世界無形文化遺産に登録された、伝統製法の希少なワイン造りを追う。
ワイン発祥の地ジョージアから最古にして最新の味わいをお届け!

紀元前6000年に遡る世界最古のワイン醸造の起源を持つジョージア。2013年にユネスコ世界無形文化遺産に登録されたクヴェヴリ製法は、素焼きの壺を土の中に埋め、ジョージア固有のブドウ品種と野生酵母により発酵・熟成するワインの醸造法であり、その新しい味わいに今、世界から注目が集まっている。 かつてはどの家庭でも作られていたこの伝統製法のワインは、ソ連の占領とソ連式大量生産による品種削減や禁酒法などの影響により、現在は極めて少量しか作られていない。
逆境に立ち向かいながら「究極の自然派」と呼ばれるクヴェヴリ製法を守ってきた人々のドキュメンタリー。

「Our blood is wine(私たちの血はワイン)」
ジョージア人のアイデンティティーをたどる、ワインの故郷への旅。
ワインと唄とともにある、豊かな生活。

カスピ海と黒海に挟まれた南コーカサスの地ジョージアは、ヨーロッパとアジアの交差点と称され多様な気候と風土、文化を誇る。ジョージアは、他民族の侵攻や支配に幾度も苦しめられながらもその都度蘇ってきた。 「私たちのブドウ畑には、人々の血と涙と祈りが染みわたっている」――ジョージア人にとって、ワインは生命と信仰の象徴であり、アイデンティティーそのもの。クヴェヴリワイン生産者を訪ねる旅は、ジョージアの変化に富んだ景色の中で、慎ましく暮らし、精魂込めてワインを育て、スプラ(宴会)を開き、美しいポリフォニー(多声合唱)を奏でる彼らの生活に触れることでもあった。

ジョージア、ワインが生まれたところ ジョージア、ワインが生まれたところ ジョージア、ワインが生まれたところ

11/16(土)~

ワイン・コーリング

ワイン・コーリング

© PINTXOS2018

2018年/フランス/90分/DCP/配給:クロックワークス
原題:Wine Calling
監督:ブリュノ・ソヴァール
出演:ジャン・フランソワ・ニック、ローランス・マニャ・クリエフ、オリビエ・クロ

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【前売券】全国共通特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

フランスのワイン界に革命を起こす!
注目の自然派ワインの生産者たちの真摯なワイン造りと
愛すべきライフスタイルを追ったドキュメンタリー

近年、日本でも若者を中心に人気が高まっている自然派ワイン。有機栽培で育てたブドウで、添加物を使わずに作られるこのワインの生産者は、フランスでは全体の約3 %ほど。農薬や化学肥料を使わないということは、畑の管理に膨大な時間と手間がかかるということ。そして添加物を使用しないということは、発酵のトラブルがおきる危険性が高まるということ。そんなリスクを冒しても、生産に取り組む人がいる自然派ワインの魅力を、自然体で人生を楽しむ南フランスのワイン生産者たちの愛すべきライフスタイルとともに追いかけたドキュメンタリー。

ワインも人生も“ナチュラル” に楽しもう!

南フランス、ルーション地方。自然派ワインのパイオニアともいわれるジャン・フランソワ・ニックの元には、同じく自然派のワイン造りに取り組む者たちが集まってくる。彼らは常に情報交換をし、必要な器具を貸し合い、収穫に人手が足りなければ助け合ってワイン造りを行っている。早朝から汗を流して働き、家族とともに食事をとり、夜は仲間たちと楽しくワインを飲む。自然と向き合うことは苦難の連続だが、「必要以上にお金を稼ぐ必要はない」「納得できるワインを届けたい」と、彼らはそんな苦労をものともせず、ナチュラルに、大いにワイン造りと人生を楽しんで生きている。
生産性を追い求めることなく、どんなに手間がかかろうとも、体と地球に優しいワインを作り続ける彼らの姿は、忙しく働く私たちに人生で大切なものは何かを問いかける。

ワイン・コーリング ワイン・コーリング ワイン・コーリング

11/23(土)~

マイ・ビューティフル・デイズ

マイ・ビューティフル・デイズ

©2016Young Dramatists, LLC.All Rights Reserved.

2016年/アメリカ/英語/86分/配給:ファインフィルムズ
原題:Miss Stevens
監督・脚本:ジュリア・ハート
製作:ジョーダン・ホロウィッツ『ラ・ラ・ランド』
出演:ティモシー・シャラメ、リリー・レーブ、リリ・ラインハート

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別前売鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!
特典:オリジナルクリアファイルをプレゼント!(数量限定)

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

僕らは笑い 恋をして 痛みを覚えた。
すべて忘れることが出来ない、あの週末――

ビリーは人づきあいが苦手で無口な高校生。彼が気になるのは英語教師でどこか憂いのあるスティーヴンス先生。ある週末、ビリーはクラスのリーダー的存在の女の子マーゴットに誘われ、陽気なサムと、引率を引き受けたスティーヴンス先生の4人で車に乗り<演劇大会>に参加することに。一方スティーヴンス先生は、出発前に校長から心配ごととして、ビリーには行動障害があり薬を飲んでいることを告げられる。生徒との関係には細心の注意を払いたいスティーヴンス先生だったが、真っ直ぐ感情をぶつけてくるビリーに翻ろうされ・・・。

あの頃、不器用な恋をした――
ティモシー・シャラメ 10代の煌めき

『君の名前で僕を呼んで』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたティモシー・シャラメ(本作撮影時19歳)が、感情をうまくコントロールできない男子学生を繊細に演じる。劇中、演劇大会でのシャラメの独白シーンは必見!彼が密かに恋心を抱く美しい英語教師ミス・スティーブンスには、本作で見事、サウス・バイ・サウスウエスト映画祭最優秀女優賞を受賞したリリー・レーブ。傷つき、笑い、恋をした、忘れられないある週末が描かれた青春ドラマ。

マイ・ビューティフル・デイズ マイ・ビューティフル・デイズ

11/23(土)~

踊る!ホラーレストラン

踊る!ホラーレストラン

2019年/日本/82分/配給:オフィスルゥ、フィルムメーカーズクラブ
監督・脚本:渡邊世紀
エグゼクティブプロデューサー:田中 真人、香瑠鼓
出演:原田大二郎、大塚みどり、和泉妃夏、香瑠鼓、手塚眞、石井明美、ラッキィ池田、時任三郎

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!

舞台挨拶
初日11/23(土)15:15回上映後、11/26(火)・11/27(水)・11/29(金)20:30回上映後、香瑠鼓さん(エグゼクティブプロデューサー、振付、出演)の舞台挨拶がございます!

あなたの人生をお料理します。
何が出てきても、お召し上がりください。

オープンしてすぐにミシュランの星を獲得し超人気店となった「レストランKAGAMI」。己の料理への信条から、店では「私語・BGM禁止」などのルールを設ける頑固者オーナーの加賀美晃志郎は、世界的に著名な美食研究家でもある。オープン2周年を迎える今日、妻・静子と共に店に向かうが、レストランに着いてみると……テレビで見たはずの行列が消えている!中へ入ると従業員の姿もなく、「お待ちしておりました、加賀美様」と、顔色の悪い奇妙な出で立ちの男が一人現れる。「誰だお前は?私の店に何をした?」と険しい表情の晃志郎などお構いなしに、男は「レストランアピーシェへようこそ~♪」と朗らかに歌って、猛スピードで晃志郎の車イスを押して闇の中へ!と、止まった瞬間そこは店内、突然照明が変わったかと思うと、爆音で音楽が流れ、「レストランアピーシェ」の従業員たちが踊る奇妙なダンスの渦に飲まれていく……!
店長・香瑠鼓が言う。「当店はお客様の人生をお料理にします。」その料理とは……ダンス!ダンス!ダンス!
従業員のみならず、「レストランアピーシェ」の”常連客”と呼ばれる奇妙で不気味な”セレブ”たちも現れ、「前菜」「スペシャルドリンク」「サラダとスープ」「メインディッシュ」……と、わけのわからないまま「レストランアピーシェ」のフルコースの流れに乗せられている晃志郎と静子。その中で浮き彫りになっていくのは、「レストランアピーシェ」の正体ではなく、妻・静子との関係、裏切って傷つけた人たちの存在……加賀美晃志郎という人間の人生そのものだった!
クレイジーでぶっ飛んだロックホラーミュージカル、晃志郎が最後に見るものは……。

振付家・香瑠鼓が率いるパフォーマンスカンパニー “あぴラッキー”が放つ
バリアフリーエンターテインメント!

『淋しい熱帯魚』や新垣結衣の「ポッキー」CMなど、これまで1300本以上の振付を手掛ける振付家・香瑠鼓が率いる“あぴラッキー”のステージパフォーマンスを映画化。独自の世界観で「ショートフィルム界の気鋭」と評される渡邊世紀の脚本・監督により、骨太な(フェイク)ホラーファンタジーとして生まれ変わった。主演は、実力派俳優の原田大二郎。妻・静子役の大塚みどり、葵役の和泉妃夏が脇を固め、ムードメーカーとして過密な撮影現場を支えた。
レストラン店員や常連客には、香瑠鼓と共に活動するプロパフォーマーと障害のあるメンバーたち。ハチャメチャで魅力的な彼らの存在感には、「誰かと比べたり競ったりせず自由に表現することの喜びを伝えたい」というメッセージが光っている。そしてその趣旨に賛同し、映画監督/ビジュアリストの手塚眞、歌手の石井明美、振付家/パフォーマーのラッキィ池田、俳優の時任三郎をはじめ、さまざまな分野で活躍するゲストが友情出演。彼らの超個性的な役柄も見逃せない!

踊る!ホラーレストラン 踊る!ホラーレストラン 踊る!ホラーレストラン

11/23(土)~

この星は、私の星じゃない

この星は、私の星じゃない

©2019 パンドラ+BEARSVILLE

2019年/日本/90分/配給:パンドラ
監督・撮影・編集・朗読:吉峯美和
プロデューサー:中野理惠、吉峯美和
撮影:南幸男、小口久代
テーマ曲:「新 パワフル ウィメンズ ブルース」(作詞:田中美津、曲・演奏:RIQUO)
出演:田中美津、米津知子、小泉らもん、古堅苗、上野千鶴子、伊藤比呂美、三澤典丈、安藤恭子、徳永理華、垣花譲二、ぐるーぷ「この子、は沖縄だ」の皆さん

公式ホームページ

【前売券】劇場特別鑑賞券1,100円を当館受付にて発売中!

トークイベント&舞台挨拶
初日11/23(土)10:00回上映後、田中美津さんによるトークイベント、二日目11/24(日)10:00回上映後、吉峯美和さんによる舞台挨拶がございます!

1970年代初頭、日本におけるウーマン・リブ運動を強力に牽引した田中美津を、4年間に渡り追ったドキュメンタリー

女性解放は大事だけれど 私の解放はもっと大事。私のリブは第一に自分の自由や幸せのために、邪な世界と戦う。幼い頃から「この星は、私の星じゃない」と呟きつつ、不器用に、全身で、この星に立ち続けてきた私、田中美津76歳。こだわりも諦めも、力にして生きてきた。
当時、「女らしく生きるより、私を生きたい」という田中美津の思いに多くの女たちが共感し、ウーマン・リブ運動が日本各地に沸き起こった。「モテない女のひがみ」と嘲笑してくる男マスコミに、「女の生き難さの中にリブが息づいているだけだ!」と、1歩も引かなかった女たち。
ウーマン・リブは、田中にとって1対多数の世界だった。カリスマとは、そういうもの。今は、鍼灸師として患者と1対1で向き合う。「私の中にその人の居場所があるし、その人の中にも私の居場所がある」。「心・技・体」は間違い、「体・心・技」で幸せになろう、絶対になれるよと、田中は患者に語りかける。田中美津は、死ぬまで田中美津である。

ことばを信じない彼女のことば・・・は、なぜか古くならない

自分にとって切実な事柄にこだわっていく中で、世界とつながっていきたいと田中は願った。それゆえ「女であること」の痛みは、ウーマン・リブの田中を生んだ。「虚弱であること」のせつなさが、一心の治療を36年間続けている鍼灸師・田中を誕生させ、自らツアーを率いて辺野古に足しげく通うのも、沖縄の苦しみに対し長年見て見ぬふりだった自分への、恥ずかしさを伴う決意ゆえだ。本作はそんな田中に密着した4年間余りの日々を通じて、その心の遍歴を追った。

田中美津がいて、よかった

「ヒトには見える部分と、見えない部分があって、とかく見えない部分が、そのヒトそのものだったりする。日本におけるウーマン・リブ運動のカリスマ的存在……と言われ続けてきた美津さんの、見えない部分を追って、足掛け四年カメラを回した。彼女の明るさ、おおらかさの奥にある強さ、切なさ、孤独。そして、彼女の中の〈膝を抱えて泣いている少女〉が、私の中にもいることに気づかされて……。この映画、「フェミニズムとはこういうもの」と思い敬遠しているヒトにこそ、見てもらいたい。」 吉峯美和

吉峯美和監督プロフィール

1967年生まれ。フリーランスの映像ディレクターとして、民放やNHKのドキュメンタリー番組を手がける。2015年に、Eテレ特集『日本人は何をめざしてきたのか 女たちは平等をめざす』で田中美津にインタビュー。その言葉の力と人柄に惚れ込み、自主製作で本作の撮影を始めた。

この星は、私の星じゃない この星は、私の星じゃない この星は、私の星じゃない

11.24(日) 1日限定開催!

映画ミーツ浪曲

映画ミーツ浪曲

「あなたのためなら命なんて惜しくない!」
私たちの体にしみこんでいる
ナニワ節スピリットが呼び覚まされる。

11.24[日] 1日限定開催!

傑作映画×生の浪曲、この横浜でこの日だけの出会い!

映画ミーツ浪曲特集

傑作映画と生の浪曲に魂を吸い取られる!

「え!? ローキョク?」…と訝しく思う人もいるだろう。それって古くさい芸能じゃないの?と。否、そんなことはない。浪曲師と曲師(三味線)が繰り広げる笑いあり涙ありの語り芸「浪曲」は、まるでジャズのセッションのように躍動的で、ラクビーのスクラムや突進のように力強い。日本人のパッションを、こんなにも鼓舞するエンタメは、ほかにない。「情」に生きる男たちの美しい愚かさを描いた映画と、そんな浪曲が出会うとき、この時代に生きる私たちが求めているものが見えてくる。

入場料 2,800円均一(各種サービスデー割引なし、ポイント鑑賞・招待券不可)
前売券[昼の部][夜の部]各2,800円(税込)当館受付にて絶賛発売中!

主催:Fシネマ・ツアー実行委員会 横浜シネマリン 共催

協力:日活 東宝 (一社)コミュニティシネマセンター

昼の部

14:15 開場
14:30-16:00 映画上映『河内山宗俊』
16:10-16:50 浪曲口演 〽 河内山と直侍

映画『河内山宗俊』

映画ミーツ浪曲特集

Ⓒ日活

1936年/82分/日本/日活
監督・原作:山中貞雄
脚本:三村伸太郎
撮影:町井春美
音楽:西梧郎
出演:河原崎長十郎、原節子、中村翫右衛門(3代目)、市川扇升、山岸しづ江

大元は、名人・松林伯圓の講談「天保六花撰」。それが浪曲化され、歌舞伎になり、さらに映画やテレビドラマになっていった。本作は、28歳で早逝した山中貞雄が映画化した、日本映画史に残る名作である。天保時代に生きた六人の男女を通して、侠気(おとこぎ)の世界を描く。随所に山中らしい省略の美学と瑞々しい映像センスが光っている。山中の遺作『人情紙風船』にも主演した河原崎長十郎と中村翫右衛門らの前進座メンバーに加え、原節子が可憐な娘・お波を演じている。また、加東大介が市川莚司の芸名で出演している。

浪曲 天保六花撰
  河内山と直侍


上野の質屋上州屋の娘が、奉公先の雲州出羽侯から妾になれと迫られて、上州屋が困り果てていることを聞きつけた、お数寄屋坊主の河内山宗俊。寛永寺の使僧に化けて、雲州の屋敷へ乗り込み、娘を連れ戻って五百両の礼をもらった。この一件を聞きつけた御家人崩れの片岡直次郎が、河内山の家に乗り込んできた!悪党同士の度胸比べ。

夜の部

18:45 開場
19:00-20:30 映画上映『一本刀土俵入』
20:40-21:15 浪曲口演 〽 阿武松 緑之助

映画『一本刀土俵入』

映画ミーツ浪曲特集

Ⓒ1957東宝

1957年/83分/日本/東宝
監督:マキノ雅弘
脚色:井手雅人
原作:長谷川伸
撮影:飯村正
美術:北猛夫、清水喜代志
音楽:仁木他喜雄
出演:加東大介、越路吹雪、田崎潤、田中春男、横山運平、中田康子

「瞼の母」「関の弥太っぺ」で知られる長谷川伸の戯曲は、多くが浪曲化され、かつ映画化されている。『一本刀土俵入』は6度映画化されているが、本作は、加東大介が主演するマキノ雅弘監督版である。立派な横綱になって死んだ母の墓の前で土俵入りをして見せることを夢見る天涯孤独な駒形茂兵衛は、たまたま出会った酌とり女のお蔦に励まされ出世を誓う。十年後。お蔦はずっと連れ添ってきた辰三郎と、ヤクザに追われ故郷に逃げようとしていたが、そこに現れたのは、関取ではなく一本差しの渡世人になった茂兵衛だった…。

浪曲阿武松 緑之助おうのまつ みどりのすけ

能登の在から江戸相撲を志して出て来た長吉。力のあることも人一倍であったが、大飯ぐらいも人一倍。ある時、日に六度も飯を食べることを親方の武隈文右衛門に知られ、「大飯ぐらいと長手水は出世の見込みがない」と追い出されてしまう。故郷の期待を一身に背負った身は帰ることもできず、死んでしまおうと決意をするが……。

本特集は古い作品の35㎜プリント上映のため、画像・音の不良、上映中のトラブルなども予想されます。あらかじめご了承ください。


浪曲師 玉川奈々福

横浜市出身。浪曲新時代の旗手と言える存在。1995年に二代目玉川福太郎に曲師(浪曲三味線)として入門後、2001年より浪曲師として活動。古典から自作の新作間で幅広い持ちネタを披露。さまざまな浪曲イベントをプロデュースするなど、多岐にわたって活躍している。本年、第11回伊丹十三賞を受賞。


曲師 沢村豊子

福岡県大牟田市出身。御年82歳の浪曲界の至宝。11歳で浪曲界入りし、17歳で故・国友忠の相三味線となり、その後、三波春夫、村田英雄、二葉百合子などの曲師も務めた。近年はベテランから若手まで隔てなく曲師を務め、磨きのかかった至芸で、浪曲師を導いている。玉川奈々福とのコンビは絶品。

◆遠方の方は、チケット郵送対応いたします!

「映画ミーツ浪曲」は全国でも珍しい企画であり、遠方からのお問合せも多くなっております。本企画のみ郵送をご希望の方に、以下の要領で対応させていただくことにしました。

Step.1

当館ホームページお問い合わせフォームに以下の内容をお送りください。

お問合せフォーム

お名前:
メールアドレス:
件名:
「映画ミーツ浪曲」郵送希望
郵便番号:
住所:
電話番号:
メッセージ:
「映画ミーツ浪曲」【昼の部】【夜の部】の区分を明記し、各部の必要枚数。

Step.2

入場料+特定記録郵便料250円を下記にお振込みください。

銀行名:城南信用金庫
支店名:横浜
区分:普通
口座番号:295641
口座名:有限会社横浜シネマリン
フリガナ:ユ)ヨコハマシネマリン

郵便料は、1住所につき250円
例)【昼の部】2枚、【夜の部】1枚の場合
2,800円×3枚+250円=8,650円

Step.3 

入金が確認出来ましたら、お申し込みのメールアドレスに確認のメールを差し上げます。一旦お申込みいただき、入金確認メールをお送りした入場券の変更や取り消しはお受け出来ませんので、ご注意ください。

Step.4 

入金が確認できた順に入場券(入場整理番号入)を確保し、3日前11/21(木)に一括で発送します。

Step.5  

入場券郵送のお取扱いサービスは、上映の4日前11/20(水)24:00までとさせていただきます。4日前を過ぎての対応はお受け出来ません。

Step.6

当館は、整理番号順入場、全席自由席、完全入替制です。当日は、【昼の部】【夜の部】各15分前開場となります。それ以降にお越しいただくと、せっかく早い番号の入場券を確保されても、後の番号の方に先にご入場いただくことになりますので、ご注意ください。また、ご来場いただけない場合でも、払い戻しには一切応じられませんので、ご注意ください。

◆お近くの方は、通常の受付での入場券購入をご利用ください!

上映の1週間前11/17(日)より当日券と同じ入場券(入場整理番号入)の売り出しを開始いたします。

11/30(土)~

一粒の麦 荻野吟子の生涯

一粒の麦

© Gendai Productionction All Rights Reserved.

2019年/日本/配給:現代ぷろだくしょん
監督:山田火砂子
脚本:重森孝子・来咲一洋・山田火砂子
撮影:高間賢治
音楽:渋谷毅
出演:若村麻由美、山本耕史、賀来千香子、佐野史郎、綿引勝彦、渡辺梓、堀内正美、平泉成、山口馬木也、柄本明

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,400円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

日本で初めての女医、荻野吟子。
医師だけでなく、社会活動家としても不屈の精神と大いなる愛に生きた波乱の生涯

嘉永4年(1851年)、武蔵国幡羅郡俵瀬村(現在の埼玉県熊谷市)に生まれ、幼い頃から聡明で勉強好きだった吟子。しかし、女に学問はいらないと隣村の名主の家に16歳で嫁に出され、そこで夫から性病をうつされると、今度は子どもの産めない嫁はいらないと実家に帰されてしまう。入院中、女医の必要性を痛感した吟子は、同じ運命に泣く女性たちのためにも、自分自身が女医となる決意をする。 当時の日本には女性に医者の認可を与える制度はなく、吟子は男子の学校に通い、苦労に苦労を重ねて、日本で初めての女医となる。吟子は男性社会の中で女性の地位向上のために道なき道を進んでいく。
その後キリスト教に入信。牧師の志方之善と結婚して社会運動に取り組む。「人その友の為に己の命をすつる 之より大いなる愛はなし」(ヨハネ15:13)、この言葉を心に刻み、社会に虐げられた人々や障害を持って生まれた人々の為に生涯をささげた。
その生涯を『石井のおとうさんありがとう』『母 小林多喜二の母の物語』等、数々の社会派作品を手がけてきた山田火砂子監督が描いた伝記ドラマ。吟子役で若村麻由美が主演し、山本耕史、賀来千香子、佐野史郎、柄本明らが共演。

『一粒の麦 荻野吟子の生涯』にかける思い
監督 山田火砂子

皆様、私達女性は戦争に負けて初めて女性解放運動が出来ました。
明治時代の封建制度の中「女三従の道」や「女三界に家なし」の女性蔑視社会で、女性は従うしかないという教育の中、女性解放運動に尽くした女性がいました。その一人が荻野吟子です。
吟子は医師という職業をあたえてくれない明治時代に十八年もの間勉学に明け暮れ、日本第一号の女性医師となりました。
彼女は十八歳で結婚し、夫より病気を移され、医師はすべて男性だということ、そして、男性医師に自らの体を見せるのが嫌で自殺をしたり、生涯医者にかからず痛みに耐えている女性の多さを知り、自らが女性医師となることを決意します。
つい先日、大学医学部の入試における男性有利が問題になっている、私は明治時代にさかのぼったかと驚きました。どうかこの映画で吟子の一生を観て頂いて考えていただけましたら、私は大変うれしく思います。
荻野吟子はこの功績が認められ埼玉県の三大偉人(他二人は渋沢栄一・塙保己一)の一人になりました。その陰で女性解放の為に戦った女性がまだたくさんいると思います。私はこの映画をその女性の方々に捧げます。

一粒の麦 一粒の麦 一粒の麦

12/7(土)~

劇映画 沖縄

劇映画沖縄

1969年/195分(第一部 一坪たりともわたすまい75分/第二部 怒りの島120分)/白黒/スタンダード/配給:劇映画「沖縄」製作上映委員会
製作担当:山本薩夫・伊藤武郎
脚本・監督:武田敦
撮影:瀬川浩
製作:劇映画「沖縄」製作上映委員会
出演:佐々木愛、地井武男、岩崎信忠、富山真沙子、トニー和田、戸浦六宏、加藤嘉、高橋俊行、石津康彦、杉本孝次、渡辺晃三、中村翫右衛門、鶴丸睦彦、花沢徳衛、飯田蝶子

舞台挨拶
初日12/7(土)14:30回上映後、佐々木愛さん(主演)、藤野戸護さん(共同映画代表、当時の上映スタッフ)による舞台挨拶がございます!

お知らせ
12/15(日)は、こども映画教室開催のため休映となります。

映画製作から50年、今こそ語り伝えたい沖縄の真実!

忍従と悲しみの日々は終わった
民族の魂を
海鳴りにも似た
烈しさでゆさぶり
ぶっつける一大ロマン

今から50年前、返還直前の沖縄でロケを敢行し製作された『沖縄』は、劇映画でありながら、当時の人々の暮らしや街の風景、基地のB52などがそのまま映り込んでいる貴重な記録映画でもある。
公開当時は劇場上映ではなく、ホール上映を中心に上映運動が展開され、全国津々浦々を巡回上映していく中で、国内での沖縄復帰運動を大きく高揚させる役割を果たしたと言われている。
映画製作から半世紀経った今でも、沖縄は同じ問題で闘っている。この根深い問題の根源は一体何なのか。ぜひ眼を見開いて本作をご覧いただき、沖縄について考えるきっかけにしていただければ幸いです。

この作品は本土復帰前の1969年に製作上映された作品です。1968年11月沖縄初の主席選挙で民主統一候補の屋良苗氏が当選しました。それは戦後沖縄の歴史を変える素晴らしい出来事でした。沖縄県民の本土復帰の願いがここに結実したわけです。それから1年、沖縄の日本復帰は大きな高まりを示しました。
しかし、アメリカの核戦略基地としての日本復帰であるとすれば、それは平和を守る人々の願いを歪め、同時に歴史の歪曲も意味します。ここに沖縄無条件全面復帰運動の意義がありました。
第一部では土地を奪われた農民たちの怒りと闘いを描いています。第二部では教育労働者、基地労働者たちの共通した”民族の自覚に燃えた怒り”を主題に、全編を通じ沖縄の即時無条件全面返還の闘いを描いています。

第一部 一坪たりともわたすまい

アメリカに土地を奪われた島袋三郎は、基地周辺の米軍物資を物色していた。
「ウチナーンチュ(沖縄人)のものを盗めば泥棒だが、アメリカーナのものを盗むのは戦果だ」。これが三郎の生活哲学であった。
アメリカの基地拡張は急ピッチに進んでいった。平川部落の強制接収は威嚇射撃で始まった。平川土地を守る会の古堅秀定は、米軍将校に銃をつきつけられ、契約書にサインを強要されたが、きっぱりと拒否した。
演習が始まった。玉那覇朋子の祖母カマドは、戦闘機の機関銃で胸を打ち抜かれて死んだ。しかし、あたかも軍用地で死んだかのように見せかけられ、何の補償もない。
カマドの埋葬は、軍用地の中にある祖父の墓に向かって白旗ののぼりを立てながら進んでいった。それは抗議の列でもあった。

第二部 怒りの島

十年後、ベトナム戦争でアメリカはあえいでいた。基地は拡大され、沖縄を基地にB52を出撃させていた。戦争が激化する中、基地労働者の労働条件は厳しさを増していった。働く者の権利を守り、ベトナム人民支援の闘いに、組合はストライキを準備していた。
三郎は、米軍にスト破りのスパイを強要されるが、一蹴した。朋子の弟の亘は、米軍のトラックに跳ねられ即死した。亘の教師は軍事法廷で、「アメリ力民主主義のウソ」を糾弾したが、陪審員たちは犯人の無罪を決めた。ストライキ体制はこうした緊迫の中で着々と固められていった。
翌朝、全基地がシーンと静まりかえっていた。ストライキが決行されたのだ。

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12/7(土)~

米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯

米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯

© TBSテレビ

2019年/日本/日本語/128分/配給:彩プロ
監督:佐古忠彦
撮影:福田安美
音声:町田英史
編集:後藤亮太
プロデューサー:藤井和史、刀根鉄太
語り:山根基世、役所広司

公式ホームページ

舞台挨拶
初日12/7(土)、佐古忠彦監督の舞台挨拶がございます!

お知らせ
12/15(日)は、こども映画教室開催のため休映となります。

『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』から2年!
沖縄に寄り添った男の生涯と、熱気ある沖縄の戦後史を描く渾身のドキュメンタリー

2017年8月12日、桜坂劇場(那覇)の入り口には猛暑にも関わらず何百メートルもの長蛇の列ができていた。『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』の沖縄での公開初日である。列に並んだおじいやおばあたちは口々に「カメさんに会いに来た」と語った。それほどまでにカメさん=瀬長亀次郎は、沖縄県民にとっては今も心の中に不屈の精神の柱として生き続けている。沖縄の熱気は、東京、大阪、名古屋、京都、札幌をはじめ、全国に伝わり、大きなブームを巻き起こした。
『その名は、カメジロー』は、平成30年度文化庁映画賞・文化記録映画優秀賞、2018アメリカ国際フィルム・ビデオ祭(US International Film&Video Festival)銅賞、2017年度日本映画批評家大賞/ドキュメンタリー賞、2017年度日本映画復興賞、2017年度日本映画ペンクラブ賞/文化部門第1位など数々の賞を受賞し、ドキュメンタリー映画として高く評価された。

本作はカメジローの生涯をさらに深く、そして復帰に向けた沖縄の激動を描いたドキュメンタリー映画である。カメジローは230冊を超える日記を詳細に書き残していた。そこには、妻や娘らと過ごす家族の日常や政治家・夫・父親など様々な顔があった。その日記を丹念に読み解き、改めて生涯を描くことでカメジローが宿した“不屈”の精神を浮かび上がらせる。また、教公二法阻止闘争、毒ガス移送問題やコザ騒動など、一瀉千里のように返還へ向けて進んでいく熱い闘いをも精緻に描いていく。そして、カメジローと当時の佐藤首相の国会での迫力ある魂の論戦に、沖縄の心、そして今なお解決されない事象の原点が浮き彫りになる。
音楽は1作目と同じく坂本龍一が担当。「Sacco」に加え、新たに書きおろした曲「Gui」がカメジローの不屈の生涯を静かに熱く奏でる。語りは、その確かな口調が胸を打つ役所広司。アメリカ占領下の沖縄で米軍に挑んだ男・瀬長カメジローを知れば、沖縄の戦後史が見えてくる。

米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯 米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯 米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯

12/7(土)~

虚空門 GATE

虚空門 GATE

2019年/日本/123分/配給:ブライドワークス
監督・撮影・編集:小路谷秀樹
プロデューサー:小路谷秀樹、小路谷恵美
音楽:Human Cube、こおろぎ
出演:庄司哲郎、林泰子、竹本良、巨椋修、大森敏範、宇宙大使くん

公式ホームページ

【前売券】全国特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!

「UFOなんて あたりまえに飛んでいるよ」
いま、異界への門が開く。
フェイクか、真実か。今年最大の超問題作

月面異星人遺体動画に触発された監督の小路谷秀樹はUFO研究家にその真偽を問うが、フェイクとの意見が多かった。小路谷はそれをきっかけにUFO遭遇体験者に取材を重ねていく。ある日UFOを呼べるという男、庄司哲郎が現れた。一緒に撮影を試みたところ実際にUFOは出現し、庄司はスマートフォンでそれを写すことができた。数ヵ月後、小路谷はあらためてUFOを撮影しようとするが、肝心の庄司は来ない。所在不明となってしまったのである。
庄司の突然の失踪で庄司の恋人、林泰子も、庄司が住むアパートの大家も動揺するが、庄司は覚醒剤取締法違反で逮捕されていた。庄司は冤罪を主張するが大家の怒りは鎮まらない。そんな庄司を泰子は懸命にかばう。
庄司の出所後、小路谷は直ぐに彼とのUFO撮影を試みるが、新たな疑惑が浮かび上がる。
彼は何者なのか、真実は何なのか、UFOを撮ることは出来るのか、UFOは存在するのか。
疑心暗鬼の中で沖縄八重山諸島に渡り、事態はクライマックスを迎えた。そして異界への門が開く―。

小路谷秀樹監督メッセージ

本作品はYouTubeにアップされていた月面異星人遺体動画の真偽を問うことを起点として、2013年から制作を開始しました。 2015年までは様々なUFO研究家やUFO、異星人遭遇者への取材を重ねておりましたが、物語としての躍動が生じることはありませんでした。しかし2015年の暮れ、俳優であり画家である庄司哲郎がUFOコンタクティとして眼前に現れた時から、本作品の物語が動き始めました。彼を追い、見据えるうちに、UFO・異星人問題は人間の意識、思考の在り方に深く関わっていることを実感するようになりました。
筋書きの無いドキュメンタリーですが、シーンが紡ぐ物語の必然性に突き動かされるように、私は本作品において何が何でも、UFOを収録しなければならないと邁進し、沸き起こる事件に翻弄されつつも、遂にクライマックスを迎えます。偶発的に起きているけれど、ピタリと作品世界にはまる事象の数々。それは意識の変容を促す鍵となるでしょう。
どう理解するか、どう解釈するか。
豊かなる世界との繋がりを実感して頂ければ幸いです。

虚空門 GATE 虚空門 GATE 虚空門 GATE

12/14(土)~

気候戦士 〜クライメート・ウォーリアーズ〜

気候戦士 〜クライメート・ウォーリアーズ〜

© fechnerMEDIA

2018年/ドイツ/86分/配給:ユナイテッドピープル
原題:Climate Warriors
監督:カール-A・フェヒナー
共同監督:ニコライ・ニーマン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、カール-A・フェヒナー、エディ・クラウス、シューテスカット・マルティネス、カイラ・ペック、ジョイレット・ポートロック、アミール・ロガニ他

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,300円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

地球が危ない 人類が危ない
気候変動を止める 私たちは挑む
気候変動を止める気候活動家(気候戦士)たちの挑戦に密着したドキュメンタリー

産業革命以後、温暖化効果ガスの増大で気温上昇が続き人類の未来は暗い。人々は移民を余儀なくされ、地球環境の汚染が続いている。気候変動は人類への驚異であり緊急な対策が求められている。しかし世界第2位の二酸化炭素排出国・米国のドナルド・トランプ大統領は、気候変動抑制に関する国際協定パリ協定から脱退を宣言し、石炭復活策を進めるなど時代と逆行した行動を重ねている。他方、アーノルド・シュワルツェネッガー元カリフォルニア州知事は、州知事時代に温暖化効果ガスは汚染物質だと認めさせるために米国政府機関を提訴。脱炭素と草の根運動の重要性を訴えている。

17歳の先住民でヒップホップ・アーティストのシューテスカット・マルティネスは、人類の生存を揺るがす喫緊の課題に立ち向かう気候戦士で、若手の気候活動グローバルリーダーだ。彼もまた、若者達と気候変動に消極的な米国政府を提訴している。発明家エディ・クラウスは孫の世代のために藁を活用したバイオマス発電を実用化した。その他、太陽光、揚水、水素やバイオガス発電など再生可能エネルギー100%転換のための技術は揃っている。映画『第4の革命』の成功から7年。カール-A・フェヒナー監督はこう呼びかける。「立ち上がろう!そして100%再生可能エネルギー実現のために今こそ行動しよう!」と。

気候戦士

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気候戦士

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気候戦士

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12/21(土)~1/3(金)

【ハル・ハートリー DAYS OF 16mm FILMS】 サバイビング・デザイアー+初期短編特集

ハル・ハートリー DAYS OF 16mm FILMS画像

12/21(土)~1/3(金)

当日料金 一般¥1,500/会員\1,200/大専・シニア¥1,100/高校生以下¥800

公式サイト Twitter

NYインディーズの名監督ハル・ハートリーの実験精神と
キュートな個性が凝縮された16mmフィルムの小品たち

ハル・ハートリー DAYS OF 16mm FILMS画像

1990年代に『トラスト・ミー』『シンプルメン』などの名作群を発表し、NYインディーズシーンで独自の地位を築いたハル・ハートリー監督。しかし、こんこんと湧き出るアイデアと「映画を撮れるのはこれが最後かも知れない」という強迫観念から、長編の合間にもあらゆるオファーを受けまくり、16mmフィルムで中編短編を撮りまくっていた。

『トラスト・ミー』のマーティン・ドノヴァンが主演したラブコメディ「サバイビング・デザイアー」、当時の仲間たちが総出演し、エリナ・レーヴェンソンの映画デビュー作にもなった群像劇「セオリー・オブ・アチーヴメント」、マチズモへの皮肉を込めたシュールな怪作「アンビション」、エイドリアン・シェリーとパーカー・ポージーが悪戯好きの女神を演じる奇妙な音楽劇「オペラNo.1」。90年代初頭に製作された中短編4作品が、日本の劇場で初上映される。長編とは趣向が異なる果敢な実験精神と、にじみ出るキュートさを堪能できるハートリーのアナザーサイドだ。

さらに別プログラムとして、一時は永久に封印するつもりだったというデビュー以前の1980年代の短編「キッド」「地図職人の恋人」を本邦初公開。世界がハル・ハートリーを発見する以前から「ハートリーはハートリー以外の何者でもなかった」ことを証明する、若き日の才能のきらめきを目撃して欲しい。

上映作品
※本上映は「プログラムA」と「プラグラムB」に分かれています。

プログラムA:「サバイビング・デザイアー」+初期短編集(93分)

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©Possible Films, LLC

サバイビング・デザイアー

Surviving Desire/1991年/57分/16mmカラー/HDレストア/Blu-ray上映
監督・脚本・音楽:ハル・ハートリー
撮影監督:マイケル・スピラー
出演:マーティン・ドノヴァン、メアリー・ウォード、マット・マロイ、レベッカ・ネルソン

「カラマーゾフの兄弟」の一節しか教えない偏屈な大学教師ジュード(マーティン・ドノヴァン)と、蠱惑的な女子大生ソフィ(メアリー・ウォード)の恋の駆け引きを描いたラブコメディ。『トラスト・ミー』(1990)に続きマーティン・ドノヴァンが主演。同作デ主人公マリアの母親を怪演したレベッカ(メリット)・ネルソンも、誰彼構わずプロポーズする女ホーボー役で登場している。『ウエストサイド物語』を彷彿とさせるダンスシーンや、『アンビリーバブル・トゥルース』や『ブック・オブ・ライフ』に楽曲提供しているハブ・ムーアが自らのバンドThe Great Outdoorsで出演しているのも見もの。

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セオリー・オブ・アチーヴメント

Theory of Achievement/1991年/18分/16mmカラー/HDレストア/Blu-ray上映
監督・脚本・音楽:ハル・ハートリー
撮影監督:マイケル・スピラー
出演:ボブ・ゴッシ/ビル・セイジ/エリナ・レーヴェンソン/ニック・ゴメス

家賃が安い90年代初頭のブルックリンに住み着いたアーティスト志望の若者たちの賑やかな一日を描いた、ハートリー版「ラ・ボエーム」と呼ぶべき群像コメディ。当時のハートリーの仲間たちが大挙出演しており、主演は『キッド』にも出演しているボブ・ゴッシ。後に『シンプルメン』で脚光を浴びるエリナ・レーヴェンソンの映画デビュー作でもあり、ビル・セイジとの相性を見るためのオーディションを兼ねていたという。まるでゴダールのようないでたちで映っているのは、近年テレビドラマを中心に活躍している映画監督ニック・ゴメス。

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アンビション

Ambition/1991年/9分/16mmカラー/HDレストア/Blu-ray上映
監督・脚本・音楽:ハル・ハートリー
撮影監督:マイケル・スピラー
出演:ジョージ・フィースター/パトリシア・サリヴァン

男らしさや富や名声を求めずにはいられない、古典的なアメリカンドリームを皮肉ったような哲学的な実験作。あらゆる成功を渇望する男のアンビバレントな妄想が、気の抜けたようなアクションを交えたシュールなタッチで描かれる。主演のジョージ・フィースターはハートリーとはNY州立大学パーチェス校の同窓で、今回上映される初期短編のうち4本に出演している常連だった。近年も俳優、ミュージシャン、ビデオゲーム「グランド・セフト・オートⅣ」のモーションキャプチャーパフォマーなど、多彩な活動を続けている。

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オペラNo.1

Opera No.1/1994年/9分/16mmカラー/HDレストア/Blu-ray上映
監督・脚本・音楽:ハル・ハートリー
撮影監督:マイケル・スピラー
出演:エイドリアン・シェリー/パーカー・ポージー/ジェームズ・アーバニアク/パトリシア・ドゥノック

ローラーブレードを履いた2人の女神が、退屈しのぎに人間の男女を恋に落ちさせて弄ぼうとするが、思わぬ人違いが起きてしまい……。オペラの形式を借りて繰り広げられる束の間のから騒ぎを描いたドタバタミュージカル。女神を演じたのは『アンビリーバブル・トゥルース』『トラスト・ミー』のエイドリアン・シェリーと、『ヘンリー・フール』『フェイ・グリム』のパーカー・ポージー。2006年に世を去ったエイドリアン・シェリーにとっては最後のハートリー作品への出演となった。

プログラムB:デビュー前夜のハートリー 80年代の16mm作品(58分)

ハル・ハートリー DAYS OF 16mm FILMS画像

©Possible Films, LLC

キッド

Kid/1984年/29分/16mmカラー/HDレストア/Blu-ray上映
監督・脚本・製作・音楽:ハル・ハートリー
撮影監督:マイケル・スピラー
出演:リッキー・ルドウィグ/カレン・サイラス/ジョージ・フィースター/ジャニーン・エリクセン/ボブ・ゴッシ

ハートリーがNY州立大学パーチェス校の課題として製作した真の処女作。去ってしまった元恋人が忘れられず、後を追う決意をした青年ネッドだが、次々と邪魔が入ってなかなか町から出られなくなる。ハートリーの故郷リンデンハーストで撮影されており、『アンビリーバブル・トゥルース』『トラスト・ミー』でもおなじみの風景が登場。アコーディオンの腕前を披露する少を演じたジャニーン・エリクセンは、撮影当時は7、8歳くらいだったというハートリーの実の従姉妹。

ハル・ハートリー DAYS OF 16mm FILMS画像

©Possible Films, LLC

地図職人の恋人

The Cartographer’s Girlfriend/1987年/29分/16mmカラー/HDレストア/Blu-ray上映
監督・脚本・製作・音楽:ハル・ハートリー
撮影監督:マイケル・スピラー
出演:スティーヴン・ガイガー/マリッサ・チバス/ジョージ・フィースター/カレン・サイラス

趣味の地図作りに没頭する測量士のアパートに、見知らぬ美女が押しかけてきて住み着いてしまう。運命の恋に翻弄される不器用な男の右往左往を描く。劇中で主人公ボブと友人ジョージが女性について語り合うシーンは、もともとは『シンプルメン』の1シーンとして想定されていたもの。ハートリーが80年代に働いていた映像制作会社アクション・プロダクションズの事務所に放置されていた使用期限切れの16mmフィルムを無償で譲り受けて、日常業務の合間を縫って製作された。

スタッフ・キャスト

監督・脚本・音楽:ハル・ハートリー

ハル・ハートリー DAYS OF 16mm FILMS画像

1959年、ニューヨーク州リンデンハースト生まれ。NY州立大学パーチェス校で映画製作を専攻し、『アンビリーバブル・トゥルース』(1989)でデビュー。続く『トラスト・ミー』(1990)と『シンプルメン』(1992)で人気を確立し、1997年にはカンヌ映画祭に『ヘンリー・フール』を出品して脚本賞を受賞。アマゾンプライムビデオのドラマシリーズ「レッド・オークス」ではエピソード監督を担当した。自作の音楽も手がけており、初期は「ネッド・ライフル」という別名義を使用していた。近年はクラウドファンディングによって旧作を復刻し、自身のプロダクション「ポッシブルフィルムズ」から日本語を含む五カ国語字幕を付けてリリースするプロジェクトを進めている。

キャスト:
マーティン・ドノヴァン (『トラスト・ミー』 『アントマン』)
エイドリアン・シェリー (『トラスト・ミー』 『ウェイトレス~おいしい人生のつくり方』)
パーカー・ポージー (『ヘンリー・フール』 『バッド・チューニング』)
エリナ・レーヴェンソン (『シンプルメン』 『シンドラーのリスト』)
ビル・セイジ (『シンプルメン』 『肉』)
カレン・サイラス (『トラスト・ミー』 『シンプルメン』)
メアリー・ウォード (『スモーク』 『高卒物語』)

配給:ポッシブルフィルムズ

12/21(土)~

ハード・デイズ・ナイト

ハード・デイズ・ナイト

©Bruce & Martha Karsh
©HDN,LLC.All Rights Reserved. Exclusively licensed to TAMT Co., Ltd. for Japan

1964年/イギリス/87分/配給:シンコーミュージック・エンタテイメント/提供:タムト
監督:リチャード・レスター
脚本:アラン・オーエン
音楽:ジョージ・マーティン
出演:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、ウィルフレッド・ブランビル、ジャン・ジャンキン、パティ・ボイド

公式ホームページ

ザ・ビートルズ初の主演映画 初公開から55周年の記念上映!

常に熱狂的なファンに追いかけられながら、コンサート会場とホテルを移動して仕事をこなすザ・ビートルズ。今日も追いかけて来る熱狂的なファンの群を振り切り、列車に飛び乗るとポールの座席には、なぜかポールの祖父が座っていた。仕方なく行動を共にするが、祖父のいたずらでトラブルが続出。リンゴはそそのかされ、公開テレビ番組での収録があるにもかかわらず、カメラを片手に街に飛び出してしまう。本番まであと数十分、ジョン、ポール、ジョージの3人は、戻ってこないリンゴを探しに行く。そして本番まであとわずか、果たしてビートルズの4人は無事ライヴを行うことができるのか…?

世界的な成功を手中に収める直前、ハードなスケジュールをあわただしくこなしていくザ・ビートルズ4人の架空の一昼夜をドキュメンタリー・タッチで描いた永遠の名作。
アルバム『アビイ・ロード』の発売50周年、話題の映画『イエスタデイ』の公開など、ザ・ビートルズ関連情報が巷を賑わす今秋、1964年に公開されて以来、いまだ音楽映画の傑作として語られるザ・ビートルズの初主演映画作品『ハード・デイズ・ナイト』を、公開55周年を記念して上映いたします。
旧タイトルは『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』。タイトル通り、公開当時の館内ではスクリーンに向けて絶叫が飛び交い、ファンが映画の中の4人に突進してスクリーンを破ってしまったというエピソードも残るほど。撮影当時、メンバー全員が20代前半という若さゆえの、爆発するような躍動感と珠玉のビートルズ・ナンバーは公開から半世紀以上が経つ今日でも色褪せることはない。

全編に流れるビートルズ・ナンバー!

ア・ハード・デイズ・ナイト/恋する二人/アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン/ドント・バザー・ミー/オール・マイ・ラヴィング/恋におちたら/キャント・バイ・ミー・ラヴ/アンド・アイ・ラヴ・ハー/すてきなダンス/リンゴのテーマ/テル・ミー・ホワイ/シー・ラヴズ・ユー他

*1965年アカデミー賞:脚本賞、編曲賞(ジョージ・マーティン)ノミネート
*1965年英国アカデミー賞:新人賞(ジョン、ポール、ジョージ、リンゴ)ノミネート
*1965年グラミー賞:最優秀楽曲映画(ジョン&ポール)ノミネート

ハード・デイズ・ナイト ハード・デイズ・ナイト ハード・デイズ・ナイト

12/21(土)~

いのちスケッチ

いのちスケッチ

©2019「いのちスケッチ」製作委員会

2019年/日本/100分/配給:ブロードメディア・スタジオ
監督:瀬木直貴
脚本:作道雄
出演:佐藤寛太、藤本泉、武田鉄矢、渡辺美佐子、浅田美代子

公式ホームページ

人生の岐路に立つ若者が故郷・福岡で出会った“いのちの動物園”

東京で漫画家を目指し奮闘していた青年・田中亮太は、自身の夢に限界を感じ故郷の福岡に帰ってきた。実家に頼れず旧友の部屋に居候する亮太が紹介されたのは、地元の延命動物園でのアルバイトだった。園長の野田や、獣医師の石井彩らと働いていくうちに、亮太はここが動物の健康と幸せを第一に考える“動物福祉”に力を入れる、世界でも珍しい動物園であることを知り、理解していく。しかし、予算縮小で園の運営は危機的状況にあった。亮太はこの園の取り組みを自らの絵で広く伝えるために、もう一度漫画を描くことを決意する…。

動物園、そこはいのちを感じる場所
世界も注目する大牟田市動物園

「延命動物園」として劇中に登場する大牟田市動物園は、動物の健康と幸せを第一に考える“動物福祉に特化した動物園“として世界からも注目されている。「動物園の動物たちは幸せなのだろうか?」。動物好きなら一度は自問したことのあるテーマだ。動物たちが”心身ともに“健康に暮らせるように環境に変化や刺激を与える「環境エンリッチメント」に力を入れるほか、管理や治療・投薬などをできるだけ動物に負担をかけずに行うための「ハズバンダリートレーニング」が有名で、これまでライオン、トラ、マンドリル、サバンナモンキーなどの無麻酔採血に国内で初めて成功している。 世界では近年、“One Health”という考え方が広がっているが、日本ではまだまだ耳慣れない言葉でもある。多くの感染症は動物と人間において共通するため、人の健康を守るには動物や環境にも気を配る必要があるという考え方だ。映画の中で飼育員たちが自然と口にする言葉が、きっと観た人の心に考えるきっかけを残すだろう。

主人公・亮太を演じるのは、自らも福岡県出身の劇団EXILE佐藤寛太。朴訥で気の優しい等身大の若者を、地元出身ならではのナチュラルな方言で体現している。獣医師・彩役には、凛とした瞳が印象的で今後活躍が期待される藤本泉。また園長・野田を、福岡を代表する俳優の一人である武田鉄矢が演じるほか、亮太の祖母・和子に渡辺美佐子、母・寛子に浅田美代子と、ベテラン俳優が説得力ある演技で脇を支える。
ハズバンダリートレーニングをはじめ飼育中の様子は、CGなしで役者自身が動物とコミュニケーションを取って撮影しており、その信頼関係を作り上げた俳優陣の演技にも注目が集まる。

いのちスケッチ いのちスケッチ いのちスケッチ

12/21(土)~

歩けない僕らは

歩けない僕らは

©映画『歩けない僕らは』

2018年/日本/37分/配給:SPEAK OF THE DEVIL PICTURES
監督・脚本・編集:佐藤快磨
プロデューサー:登山里紗
撮影:加藤大志
音楽:田中拓人
出演:宇野愛海、落合モトキ、板橋駿谷、堀春菜、細川岳、門田宗大、山中聡、佐々木すみ江

公式ホームページ

人生が懸かっているのに、言えなかった言葉がある。

宮下遥は、回復期リハビリテーション病院1年目の理学療法士。まだ慣れない仕事に戸惑いつつも、同期の幸子に彼氏・翔の愚痴などを聞いてもらっては、共に励まし合い頑張っている。遥が担当していたタエが退院し、新しい患者が入院してきた。仕事からの帰宅途中に脳卒中を発症し、左半身が不随になった柘植。遥は初めてひとりの患者の入院から退院までを担当することになる。「元の人生には戻れますかね?」と聞く柘植に、何も答えられない遥。上司や先輩の指導の元、現実と向き合う日々が始まる。

「大切なのは、歩けるようになることではなく、 歩いて何をするかということ」
その言葉から生まれた新人理学療法士の物語

回復期リハビリテーションとは、脳卒中や大腿骨頸部骨折などの急性期を過ぎた患者さんに対して、1日2~3時間の集中的なリハビリを実施して、能力を回復させた状態での自宅や社会復帰を目的とした医療のこと。本作は、疾患ごとに国から60日〜180日間とそれぞれリハビリ期間が決められてしまっていることで、退院までの時間内でベテラン療法士と同じ成果を出せず、責任・プレッシャーを感じる、回復期リハビリ担当の新人の理学療法士(Physical Therapist、略してPT)と、彼女が初めて入院から退院まで担当する患者、そして2人を取り巻く人々の人間ドラマを描く。
回復期リハビリ病院には、片麻痺(半身不随)になったり、場合によっては失語になったりと、食事や入浴やトイレに行くなどの普通の生活ができなくなり、元の職場に復帰できなくなるなど人生が急に変わった患者が多い。身体的なサポートはもちろん、精神的にもサポートが必要な患者を担当するのは並大抵のことではないが、近年新たに開院した病院も多く、どこの病院においても新卒など、若いスタッフが多くを占めている現状を反映した作品となっている。

歩けない僕らは 歩けない僕らは 歩けない僕らは

12/21(土)~

ガンバレとかうるせぇ

ガンバレとかうるせぇ

2014年/日本/70分/配給:SPEAK OF THE DEVIL PICTURES
監督・脚本・編集:佐藤快磨
プロデューサー:渡邊翔太
撮影:加藤大志
録音:内田達也
出演:堀春菜、細川岳、布袋涼太、柳沼侃、江國亮介、山城ショウゴ、石上真紀子、ミョンジュ

爽やかでも健やかでもない。
だから…簡単に、朗らかに、ガンバレとか言うな

試合に勝っても褒められず、負けて責められることもない、そんな存在。山王高校サッカー部の3年生マネージャー・菜津は、夏の大会に敗退したタイミングでマネージャーは引退するのが通例のなか、冬の選手権まで残る事を宣言する。しかし、顧問からも部員からも必要とされていないことに気づいてしまう。一方、キャプテンの豪は、チームの要である健吾に夏での引退を切り出され、チームメイトからの信頼の薄さも浮き彫りになっていく。刻々と近づく最後の大会を前に、菜津と豪は選択を迫られる。

『歩けない僕らは』がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019国内コンペティション短編部門で観客賞を受賞するなど高い評価を得た新鋭・佐藤快磨監督が、2014年に手がけた初長編作品。

*ぴあフィルムフェスティバル PFFアワード2014 映画ファン賞、観客賞受賞
*釜山国際映画祭ニューカレンツ・コンペティション部門正式出品

ガンバレとかうるせぇ ガンバレとかうるせぇ ガンバレとかうるせぇ

2020年1月4日(土)~

バウハウス100年映画祭

モダニズムの源流、バウハウスの世界へようこそ。
20世紀の二つの大戦の間にドイツに生まれたデザイン・アート・建築の奇跡“バウハウス”。
バウハウスとはいったい何なのか?

建築やデザインに興味のある人ならその名を聞いたことがあるだろう。モダニズムのパイオニアとして、建築、インダストリアル・デザイン、グラフィック・アート、写真など広範な分野で世界に衝撃と感動をもたらしたバウハウス。それは、1919 年、第1次大戦後のドイツで、芸術と技術の新たな統合を目指し創設された学校だ。
創設者は、フランク・ロイド・ライト、ル・コルビュジエと並ぶ近代建築の巨匠、ヴァルター・グロピウス。そして 三代目の校長はもう一人の近代建築の巨匠、ミース・ファン・デル・ローエが務めた。その学校はこれまでになかった独自の教育システムを作り上げ、様々な芸術分野に革新をもたらしたが、ナチスの迫害をうけわずか14年間の活動で幕を閉じる。しかし、現代の生活環境・様式につながるモダニズムの基礎を作り造形教育の規範を作ったことで、バウハウスは今もなお世界中の建築やデザインなどに影響を与え続けている。
グロピウスやミースをはじめ、信じがたいほど豪華な教師陣、パウル・クレー、カンディンスキー、ヨハネス・イッテン、モホイ=ナジ、ハンネス・マイヤーなどが集い、ヨゼフ・アルバース、マルセル・ブロイヤー、マックス・ビルなど名だたる才能を生み出したバウハウス。伝説的な創造者たちが理想に燃えて突き進んだ時代。そして生み出された奇跡。 誕生から100年という節目を迎え、バウハウスとは何なのかを紐解いていく。

上映作品

  • 『バウハウス 原形と神話』
  • 『バウハウス・スピリット』
  • 『バウハウスの女性たち』
  • 『ミース・オン・シーン』
  • 『ファグス ― グロピウスと近代建築の胎動』
  • 『マックス・ビル ― 絶対的な視点』

【前売券】全国共通特別鑑賞券《2回券》2,600円を当館受付にて発売中!特典:特製トートバッグをプレゼント!(数量限定)

 プログラムA

バウハウス 原形と神話

1999年、2009年/ドイツ/103分/配給:トレノバ
原題: Bauhaus – Modell und Mythos
監督:ニールス・ボルブリンカー、ケルスティン・シュトゥッテルハイム
出演:ヴァルター・グロピウス、ヴォルフ・ヒルデブラント、ゲルトルート・アルント、フーベルト・ホフマン、ピウス・パール

バウハウス 原形と神話

超一流の才能が集い、芸術全般に革命を起こしたバウハウス。その軌跡は神話となったが、そこには時代の波に翻弄された芸術家たちの喜びや苦闘、そして光と影があった。伝説的な教師達の薫陶を受けた当時の学生達の証言や貴重な記録によって、バウハウスがたどった激動の道と知られざる物語が明かされる。

バウハウス 原形と神話 バウハウス 原形と神話 バウハウス 原形と神話
 プログラムB

バウハウス・スピリット

2018年/ドイツ/52分/配給:トレノバ
原題:Vom Bauen der Zukunft – 100 Jahre Bauhaus
監督:ニールス・ボルブリンカー、トーマス・ティエルシュ
出演:トルステン・ブルーメ、ローザン・ボッシュ、アルフレード・ブリレ ンブール、シュテファン・コヴァツ、フーベルト・クルンプナー

バウハウス・スピリット

スウェーデンの教室も時間割もない学校、ヴェネチア・ヴィエンナーレ金獅子賞のアーバン・シンクタンクが取り組む南米スラム街の住環境改善、低価格でバウハウス家具を復刻する企画、バウハウスの理論を身体で表現する試みなど、豊かな発想と斬新な手法で注目される人々を追い、現代に生きるバウハウスの精神を映し出す。

バウハウス・スピリット

バウハウスの女性たち

2019年/ドイツ/44分/配給:トレノバ
原題:Bauhausfrauen
監督:ズザンネ・ラデルホーフ
出演:エリザベス・オットー、テレジア・エンツェンスベルガー、モニカ・シュタードラー、パトリック・ レスラー、アーニャ・バウムホーフ、エレーナ・マカロワ

バウハウスの女性たち

当時最も先進的な芸術学校であったバウハウスは「年齢、性別に関係なく、誰もが学ぶ権利を持つ学校」と高らかに謳った。それは女性にも芸術の可能性を与える宣言となるはずだったが、現実は簡単ではなかった。実は男性優位のバウハウスで、多大な成果を残したにも関わらず影の存在となった女性たちの実像に迫る。

バウハウスの女性たち
 プログラムC

ミース・オン・シーン

2018年/スペイン/58分/配給:トレノバ
原題:MIES ON SCENE
監督:ペップ・マルティン、シャビ・カンプレシオス
出演:ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ、フリッツ・ノイマイヤー、エドゥアルド・メンドーサ、バリー・バーグドール、オリオル・ボイーガスー

ミース・オン・シーン

近代建築の三大巨匠の一人、ミース・ファン・デル・ローエ。彼の代表作でありモダニズム建築の最高峰と称される「バルセロナ・パビリオン」。この建物がなぜ今も語り継がれる傑作となったのか。その後バウハウス校長に就任するミースの建築思想とは。当時の記録と、現代の一流建築家や学者などの証言で検証する。

ミース・オン・シーン

ファグス ― グロピウスと近代建築の胎動

2011年/ドイツ/27分/配給:トレノバ
原題:Fagus- Walter Gropius und die Fabrik der Moderne
監督:ニールス・ボルブリンカー
出演:アンネ・マリー・イエギ、エルンスト・グレーテン、ヴァルター・シャーパー、エピファニオ・ディ・ロレンツォ

ファグス ― グロピウスと近代建築の胎動

バウハウス開校8年前、初期モダニズム建築の傑作「ファグス靴型工場」が建てられる。若き日のグロピウスは“労働者のための宮殿”を作りたいという工場主の夢を実現させるべく、新時代の工場を作り上げたのだった。世界遺産に登録された今もなお、現役で稼働しているガラス張りの工場はなぜ生まれたのか。その歴史を追う。

ファグス ― グロピウスと近代建築の胎動
 プログラムD

マックス・ビル ― 絶対的な視点

2008年/スイス/94分/配給:トレノバ
原題:Max Bill – das absolute Augenmaß
監督:エーリヒ・シュミット
出演:マックス・ビル、アンゲラ・トーマス、ゴットフリート・ホーネッガー、イニャツィオ・シローネ

マックス・ビル ― 絶対的な視点

彫刻家、画家、建築家、デザイナーなど、幅広い分野で活動したマックス・ビル。バウハウス最後の巨匠とも言われる彼は、バウハウスで学び、後にその理念を受け継ぐウルム造形大学の初代校長を務める一方、政治活動にも積極的に関与し激動の人生を送った。彼が追求した芸術とは何か。その生涯と思考に触れる。

マックス・ビル ― 絶対的な視点 マックス・ビル ― 絶対的な視点 マックス・ビル ― 絶対的な視点

2020年1月4日(土)~

ハルカの陶

ハルカの陶

©2019「ハルカの陶」製作委員会

2019年/日本/119分/配給:ブロードメディア・スタジオ
監督・脚本・編集:末次成人
原作:ディスク・ふらい/原作作画:西崎泰正「ハルカの陶」(芳文社)
音楽:佐藤礼央/主題歌:「スプートニクの夜明け」サボテン高水春菜
出演:奈緒、平山浩行、村上淳、笹野高史

公式ホームページ

このまま日々を淡々と過ごしていくんだと思ってた。あの大皿に出会うまで―。
岡山県備前市を舞台に土と炎、そして人が織り成す感動の物語。

小山はるか(奈緒)は心に触れてこない日々のなかで、デパートの展示でふと目にした大皿に強く惹かれ備前焼を知った。仕事中も休日も気付けば備前焼のことばかり考えていたはるかは、言葉にできない感動を胸に岡山県備前市へ。意気揚々と大皿の作者を訪ねるも、目の前に現れたのは頑固でぶっきらぼう、職人気質な修(平山浩行)だった。しかし、ただ一人でロクロに向かう修を見て備前焼への興味はより強くなり・・・。勢いのままに弟子入りを志願するも相手にしてもらえないはるかだったが、見兼ねた人間国宝の陶人(笹野高史)が間を取り持ち“修行見習い”の日々がスタートする。そんな気鋭の作家として陶芸に向き合う修には亡き父との約束があった——。

第13回岡山<芸術文化賞功労賞>を受賞した 感動の同名コミックが空前の陶芸ブームに乗って、 待望の実写映画化!

週刊漫画TIMES(芳文社)にて連載され、第13回岡山<芸術文化賞功労賞>を受賞した同名コミックを待望の実写映画化。主人公の小山はるかを演じるのは、本作が映画初主演となる奈緒。昨年放送されたNHK 連続テレビ小説「半分、青い。」での菜生役、「あなたの番です」の尾野ちゃん役をはじめ、映画・テレビドラマで活躍中の彼女が、東京でのOL人生を一変させ備前焼作りという夢に向かって奮闘する姿を、誰もが応援したくなるようなキラキラした魅力で演じている。そのほか『本能寺ホテル』『昼顔』の平山浩行、『男はつらいよ』『釣りバカ日誌』シリーズの笹野高史、『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』『空母いぶき』の村上淳など、実力派俳優が脇を固める。重要無形文化財保持者や備前焼陶友会による全面協力のもと、本物の窯を使った迫力ある窯焚きの映像を織り交ぜながら備前焼の魅力と、その土地に生きる人々の夢と情熱を描く―。

ハルカの陶 ハルカの陶 ハルカの陶

2020年1月18日(土)~

エッシャー 視覚の魔術師

エッシャー

©All M.C. Escher works © the M.C. Escher Company B.V.- Baarn – the Netherlands

2018年/オランダ製作/カラー/80分/配給協力:アップリンク/配給:パンドラ
監督・撮影・製作:ロビン・ルッツ
脚本:ロビン・ルッツ、マラインケ・デ・ヨンケ
ナレーション:スティーヴン・フライ
出演:グラハム・ナッシュ(クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング)、ジョージ・エッシャー、ヤン・エッシャー、リーベス・エッシャー
後援:オランダ大使館
協力:日本テセレーションデザイン協会

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!特典:ポストカード(3枚セット)をプレゼント!

奇想天外、終わらない物語――
昨年の<生誕120年 イスラエル博物館所蔵 ミラクル エッシャー展>は、上野の森美術館だけで20万人という驚異的な動員を記録。
エッシャーの魅力の源泉とは?

「私の作品をテーマに良い映画を作れるのは、恐らくこの世にひとり。それは私だ」
1969年、エッシャーがアメリカ人コレクターに向けて書いた一節である。この言葉で始まる『エッシャー 視覚の魔術師』は、
<だまし絵>で知られるオランダ人版画家・画家のマウリッツ・コルネリス・エッシャー(1898年~1972年)の、知られざる波乱に満ちた人生と、今なお人々を魅了し続ける作品についての映画である。本作では彼の日記、書簡、二人の息子へのインタビューなど家族や収集家の証言等を手掛かりに、創作の足跡を丹念に辿り、彼の立体的な作品を、CGアニメーションを用いてさらに斬新な表現へと導く。また、70年代のサイケデリック・ムーブメントの時代に、エッシャーから多大な影響を受けたロック・ミュージシャンのグラハム・ナッシュへのインタビューや、タイルなど我々の日常生活にまで及ぶ影響と、エッシャーの創造力の源泉を探る。

Maurits Cornelis Escher
マウリッツ・コルネリス・エッシャー

1898年6月17日~1972年3月27日 オランダ生まれ>
いわゆるトリック・アート(だまし絵)で知られる版画家・画家。
オランダのレーワルデンで誕生。父の土木技師G・A・エッシャーは明治時代に日本に<お雇い外国人>として来日経験あり。1919年からハーレムにある建築装飾芸術学校に通い、恩師S・J・d・メスキータに版画の才能を見出され、専攻を変更する。1924年、イエッタ・ウミカーと結婚。1926年長男ジョージ誕生。1935年ごろスペイン、グラナダのアルハンブラ宮殿のタイルに魅了される。1937年頃から<平面の正則分割>に関するノオトをまとめ始める。1950年代「タイム」誌と「ライフ」誌の取材を受け、一躍世界的に知られることになる。1960年代後半から健康を損ね、ガンの手術を何度も受ける。1969年遺作<蛇>を制作。1972年3月27日死去。

エッシャー エッシャー

2020年1月24日(金)~

コンプリシティ/優しい共犯

コンプリシティ

©2018 CREATPS/MYSTIGRI PICTURES

2018年/日本・中国/116分/配給:クロックワークス
監督・脚本・編集:近浦啓
撮影:山崎裕
出演:ルー・ユーライ、藤竜也、赤坂沙世、松本紀保

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1400円を当館受付にて発売中!

技能実習の職場から逃亡、
他人になりすまして働きにきた中国人青年と
彼を受け入れる孤独な蕎麦職人。
嘘の上に絆を強める二人を待つものとは――?

中国・河南省から技能実習生として来日するも、劣悪な職場環境から逃げ出し、不法滞在者となってしまった中国人青年チェン・リャン。女手一つで育ててくれた故郷の母に真実を告げられず、研修を続けていると偽りながら、斡旋される窃盗に手を染めていた。そんな中、ひょんなことから彼は他人になりすまし、山形の小さな蕎麦屋で働き口を見つける。口数が少なく不器用な蕎麦屋の主人・弘は実の息子との関係も悪く、どこか心に孤独を抱えていた。厳しくも温かい弘の背中に父を重ねるチェン・リャンと、彼の嘘を知らずに情を深めていく弘、ふたりはまるで親子のような関係を築いていく。しかし、はかない嘘の上に築いた幸せは長く続かず、チェン・リャンを追う警察の手が迫り、すべてを清算する日がやってくる。その時、ふたりはお互いのためにある決断をする――

新しい才能に世界が熱狂!
世界の映画祭を席捲した、近浦啓監督圧巻の長編デビュー作

監督は短編映画『SIGNATURE』が第70回ロカルノ国際映画祭ほかで高い評価を受け、米アカデミー賞公認映画祭であるエンカウンター短編&アニメーション映画祭でグランプリを受賞した近浦啓。本作『コンプリシティ/優しい共犯』は北米最大の映画祭、トロント国際映画祭でワールド・プレミア上映され、続いて釜山、ベルリンと世界の名だたる映画祭へ入選し正式出品。そして東京フィルメックスで観客賞を受賞するという、途轍もない長編デビューとなった。
主演は中国の映画界で活躍を続ける俳優ルー・ユーライと日本が誇る名優・藤竜也。そして赤坂沙世、松本紀保などが渾身の演技で映画を彩る。
近年、社会問題として取り上げられることが多い技能実習生制度、不法滞在外国人などを背景にしながら、異国の地でもがきながら生きていく一人の若者の成長を描いた普遍的な青春物語。

2020年1月25日(土)~

ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!

ヘヴィ・トリップ

© Making Movies, Filmcamp, Umedia, Mutant Koala Pictures 2018

2018年/フィンランド=ノルウェー合作/92分/フィンランド語、ノルウェー語、英語/DCP/提供:キングレコード、スペースシャワーネットワーク/配給:SPACE SHOWER FILMS
原題:Hevi reissu / Heavy Trip
監督:ユーソ・ラーティオ、ユッカ・ヴィドゥグレン
脚本:ユーソ・ラーティオ、ユッカ・ヴィドゥグレン、アレクシ・プラネン、ヤリ・ランタラ
出演:ヨハンネス・ホロパイネン、ミンカ・クーストネン、ヴィッレ・ティーホネン、マックス・オヴァスカ、マッティ・シュルヤ、ルーン・タムティ

公式ホームページ

負け犬として生まれながらも、勝つ事を決意したバンド“インペイルド・レクタム”は、フィヨルドの果てをめざし驀進する!

フィンランド北部、何もない田舎の村。退屈な日々を送る25 歳のトゥロは、“終末シンフォニック・トナカイ粉砕・反キリスト・戦争推進メタル”というジャンルを標榜する、4人組ヘヴィ・メタルバンドのボーカルだ。バンドは結成から 12 年間、一度もステージに立つことなく、一曲もオリジナル楽曲を作ったこともなく、単なるコピーバンドだ。
だがある日、遂に自分たちの曲を作るという強い意志のもと、メンバーの試行錯誤の末にとてつもなくキラーな名曲が誕生した。また同時にひょんなことからノルウェーの巨大メタルフェスの主催者がメンバーの家を訪れ、バンドに千載一遇のチャンスが舞い降りる。
バンド名は“インペイルド・レクタム Impaled Rektum”(※直訳すると直腸陥没)に決定、ハイウェイの自動速度取締機を使って初のアーティスト写真も撮った。だがいざ地元のライブハウスで初の前座を務めたとき、緊張したトゥロが大嘔吐するという前代未聞の惨劇に終わった。ノルウェーのフェス参戦も水の泡と化し、バンドは敢え無く解散した。さらに愛すべきドラマーのユンキがハイウェイを爆走中にトナカイを避けて事故で死んだ。
トゥロは亡き友人を想い涙し、自身の不甲斐なさを恨んだ。ユンキのため、仲間のため、そして自身のため、トゥロはバンドを再結成し、ノルウェーに乗り込む決意を固める。残された3人は盗んだバンに墓地から掘り起こしたユンキの棺桶を乗せ、精神科病院からドラマーを誘拐したのちノルウェーへと逃亡。フィンランド警察から追われ険しいフィヨルドを駆けながら夢のフェスを目指す。だが国境では彼らの前にノルウェーの “デルタ部隊”が立ちはだかる。

後悔するなら、クソを漏らせ!

進め!インペイルド・レクタム!目指せ巨大フェス!フィンランドが誇るインペイルド・レクタム誕生の瞬間を、メタル満載、盗難事件あり、バイキング船の堂々たる巡航あり、果てはフィンランドとノルウェーの武力紛争にロマンスもあり!で描く、まさに破天荒な鋼鉄のロードムービーが日本上陸。
メタルファン熱狂の今をときめくインペイルド・レクタム待望の映画であり、フィンランド映画史上最大規模の巨費を投じたコメディ映画である。監督のユーソ・ラーティオ、ユッカ・ヴィドゥグレンは本作品で長編デビュー。SXSW2018で上映され高評価のレヴューを獲得後、数多くの映画祭に出品されている話題作。音楽を担当しているのはフィンランドを代表するヘヴィ・メタルバンド、ストラトヴァリウスでも 活躍するラウリ・ポラー。
フィンランドは人口10万人あたり53.2のメタルバンドが存在し、人口比率で世界で最も多くのメタルバンドがいるメタル超大国である。総人口が約550万人といわれ、計算すると約3,000のメタルバンドが活動していることになる。
これは世界最大のメタル超大国、北欧フィンランドが叩き付けた『ボヘミアン・ラプソディ』へのアンサーだっ!

ヘヴィ・トリップ ヘヴィ・トリップ ヘヴィ・トリップ

2020年新春~

サイゴン・クチュール

サイゴン・クチュール

©M.A.P All rights resrved.

2017年/ベトナム/100分/配給:ムービー・アクト・プロジェクト
原題:Cô Ba Sài Gòn
監督:グエン・ケイ、チャン・ビュー・ロック
脚本:エー・タイプマシン
製作:ゴ・タイン・バン、トゥイ・グエン
主題歌:ドン・ニー
出演:ニン・ズーン・ラン・ゴック、ホン・ヴァン、ジエム・ミー、オアン・キエウ、S.T、ゴ・タイン・バン
字幕協力:大阪アジアン映画祭
特別協賛:松竹株式会社

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1500円を当館受付にて発売中!
特典:ベトナム製・ミニ籠バッグをプレゼント!(数量限定)

1969年からタイムスリップ!?
そこで出会ったのは、まさかの「自分」だった……。

1969年のサイゴン。9代続いたアオザイ仕立て屋の娘ニュイは、ミス・サイゴンに選ばれるほど美しくスタイルもファッション・センスも抜群。しかし60年代のニューファッションに夢中で、”野暮ったい”アオザイを仕立てる母と対立していた。そんなニュイがある日突然、現代にタイムスリップ!変わり果てた自分と店の姿に対面してしまう。なんと母が急逝した後、店が傾き倒産、生家も取り上げ寸前の状態だった。そこでニュイは自分の《人生》を変えるべく、ベトナムのトップデザイナーのもとで働くことに。しかし仕事では失敗ばかり。自身のファッション・センスも既に時代遅れと落ち込む。しかし青年・トアンの助けを借りつつ奮闘し、徐々に自信を取り戻していく。ニュイは果たして成りたかった《本当の人生》を取り戻すことが出来るのか?

永遠の女の子たちに捧ぐ、
カワイイがつまったビタミンムービー!

監督はアメリカ、イギリス、日本で実績を積み、プロデューサーとしても活躍するなど、ベトナム映画界きってのヒットメーカー、グエン・ケイ。エグゼクティブ・プロデューサーには『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』にも出演し、2013年には世界の美女ベスト10にも選ばれ、女優として成功する傍ら制作者としても目覚ましい活躍をみせるゴ・タイン・バン。コスチューム・デザイナーにベトナムを拠点に世界で活躍するデザイナー、テュイ・グエン。新世代のトップランナーの女性たちが集結し、ベトナムの伝統的な民族衣装・アオザイをテーマに、現代的でPOPなファッション・エンタテインメントを作り上げた。これまでのベトナム映画のイメージを一新した本作は、国内で大ヒットを記録。映画に出てくる新しいアオザイが若者の間でも大流行するなど、ファッション界にまで影響を与えた。
主人公・ニュイを演じるのは、出演作が歴代興行成績ベスト10に並ぶ人気女優、ニン・ズーン・ラン・ゴック。ニュイを助ける青年・トゥアンを演じるのは元人気アイドルグループ365daband(バーサウナム)のS.T。またゴ・タイン・バンもニュイの母親役で出演。主題歌をベトナムの安室奈美恵と称される歌姫ドン・ニーが担当し、本編にカメオ出演も。1人の女性の成長を華やかに描き、女性が元気になれる「ビタミン・ムービー」が遂に日本上陸!

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