近日上映作品

11/28(土)~

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ

©2019 A24 DISTRIBUTION LLC.ALL RIGHTS RESERVED.

2019年/アメリカ/120分/配給:ファントム・フィルム
原題:The Last Black Man in San Francisco
監督・脚本:ジョー・タルボット
共同脚本:ロブ・リチャート
原案:ジョー・タルボット、ジミー・フェイルズ
音楽:エミール・モセリ 
出演:ジミー・フェイルズ、ジョナサン・メジャース、ロブ・モーガン、ダニー・グローヴァー

公式ホームページ

変わりゆく街・サンフランシスコで、変わらない大切なもの。
家族の記憶が宿る家とたった一人の友。それだけで人生はそう悪くないー。

サンフランシスコで生まれ育ったジミーは、祖父が建て、かつて家族と暮らした記憶の宿るヴィクトリアン様式の美しい家を愛していた。変わりゆく街の中にあって、観光名所になっていたその家は、ある日現在の家主が手放すことになり売りに出される。
この家に再び住みたいと願い奔走するジミーの思いを、親友モントは、いつも静かに支えていた。今や”最もお金のかかる街”となったサンフランシスコで、彼は自分の心の在り処であるこの家を取り戻すことができるのだろうか。
多くの財産をもたなくても、かけがえのない友がいて、心の中には小さいけれど守りたい大切なものをもっている。それだけで、人生はそう悪くないはずだ──。そんなジミーの生き方が、今の時代を生きる私たちに温かい抱擁のような余韻を残す、忘れがたい物語。

「たとえ最後の一人になっても、この街で生きる」
都市開発によって変貌を遂げてゆくサンフランシスコで、居場所を奪われた者たちがいた―。

ゴールデン・ゲート・ブリッジ、坂道を走る路面電車、優雅に佇むヴィクトリアン様式の家が並ぶサンフランシスコ。歴史あるこの街は、急速な発展によって地価が高騰し、富裕層が多く住むようになったことで、代々住んでいた者たちは行き場所を失っていた。本作で主人公を実名で演じた、ジミー・フェイルズもその一人。
生まれ育った場所が面影も残らないほど変化することで、大切な記憶が上書きされ、自分のアイデンティティまで否定されてしまうような感覚。それは一見パーソナルな物語でありながら、今や世界中で起きつつある問題を描いている。フェイルズの幼馴染でもあるタルボット監督は、そんな彼の物語を、美しい音楽や優しくも力強い台詞で紡ぎ、愛してやまない街の景観をスクリーンに閉じ込めた。自身初の長編映画となった本作は、世界各国の映画祭で高い評価を受け、オバマ前米大統領が選ぶベストムービーにも選出されている。
多くの財産をもたず、大都市の片隅に追いやられても、家族の記憶が宿る美しい家や、かけがえのない親友を大切にするジミー。そんな彼の姿は、「人生にとって、本当に必要なものとは何か」を見つめ直したい今だからこそ、私たちに温かい抱擁のような余韻を残し、寄り添ってくれる。


ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ

12/5(土)~

プラスチックの海

プラスチックの海

2016年/イギリス・香港/100分/配給:ユナイテッドピープル
原題:A PLASTIC OCEAN
監督:クレイグ・リーソン
製作総指揮:ソンジア・ノーマン、ダニエル・アウエルバッハ、クレイグ・リーソン
脚本:クレイグ・リーソン、ミンディー・エリオット
撮影:マイケル・ピッツ
出演:クレイグ・リーソン、デイビッド・アッテンボロー、バラク・オバマ、シルビア・アール、タニヤ・ストリーター、リンジー・ポルター、ジョー・ラクストン、ダグ・アラン、ベン・フォーグル、マイケル・ゴンジオール他

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海が、プラスチックで溢れている。
私たちには何ができるのだろうか。

シロナガスクジラに魅せられ、幼い頃から追い続けていたクレイグ・リーソン。しかし、世界中の海を訪れる中、プランクトンよりも多く見つけたのはプラスチックゴミだった。美しい海に、毎年800万トンものプラスチックゴミが捨てられている事実を知り、海洋学者、環境活動家やジャーナリスト達と共に、自身が監督となり世界の海で何が起きているのかを調査し撮影することを決意する。21世紀に入り、生産量が激増しているプラスチック。便利さの一方で、大量のプラスチックが海に流出し続け、近年は5mm以下の「マイクロプラスチック」による海洋汚染にも大きな注目が集まっている。
調査の中で明らかになるのは、ほんの少しのプラスチックしかリサイクルされていないこと。海鳥の体内から、276個のプラスチックの破片が発見されるなど、海に捨てられたプラスチックで海洋生物が犠牲になっていること。そして、プラスチックの毒素は人間にも害を及ぼすかもしれない。撮影クルーは世界中を訪れ、人類がこの数十年でプラスチック製品の使い捨てを続けてきた結果、危機的なレベルで海洋汚染が続いていることを明らかにしていく。

世界70カ国以上、1200回以上の上映。17カ国語に翻訳され、短縮版は国連総会でプレミア上映された話題作。

多くの科学者や識者が警鐘を鳴らす、海洋プラスチック問題。年間800万トンものプラスチックが海に捨てられているという。その大半は海底に沈み、海面や海中を漂うプラスチックも永久に分解されず、マイクロプラスチックとなって食物連鎖の一部になっていく。プラスチックゴミによる海洋汚染の実態とは?そしてプラスチックが海に、プランクトンに、クジラに、海鳥に、人体に及ぼす影響とはー?
デイビッド・アッテンボロー、シルビア・アール 、タニヤ・ストリーター、バラク・オバマ 他が出演。


プラスチックの海 プラスチックの海 プラスチックの海

12/5(土)~1週間限定

イマジン

イマジン

©2018 YOKO ONO LENNON All Rights Reserved

2018年(オリジナル1972年)/イギリス/83分/配給:Eastworld Entertainment/カルチャヴィル
原題:IMAGINE
監督:ジョン・レノン&オノ・ヨーコ
出演:ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、ジョージ・ハリスン、アンディ―・ウォーホール、フィル・スペクター、クラウス・フォアマン、アラン・ホワイト他

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ジョン・レノン生誕80周年記念上映
ジョン&ヨーコが1972年に発表したアルバム「イマジン」のイメージ映像集

ジョン・レノンが1971年にリリースしたロック史を代表する名盤「イマジン」。本作はその収録曲を映画的にコラージュした映像集で、ジョンとヨーコが監督、制作した。アルバム収録曲それぞれに映像を作るという、初のビデオ・アルバムとしても有名な作品である。

日本劇場初公開となるのは、ジョンとジョージ・ハリスン、ニッキ―・ホプキンス、アルバムの共同プロデューサーであるフィル・スペクターらとのスタジオパフォーマンス、そしてジョン&ヨーコによる1969年バハマのホテルでのベッド・インの際に撮影された「Oh Yoko!」の初期バージョン。

気になる未発表映像は、日本の劇場公開版のみに追加された「A tour of John and Yoko’s home at Tittenhurst Park」(ジョンとヨーコのティッテンハースト・パーク家ツアー)。これは、本作「イマジン」の撮影やミュージックビデオ、そして当時の映像でよく登場するジョン&ヨーコが暮らしていた“ティッテンハースト・パーク”の内側を紹介する映像で、一部ではあるがジョン&ヨーコの当時の生活の一旦を垣間見ることができる。ジョン&ヨーコはここには登場しないが、ジョン&ヨーコのトリビア的な発見ができるかもしれない!

上映曲リスト

●イマジン●クリップルド・インサイド●ジェラス・ガイ●ドント・カウント・ザ・ウェーヴス●イッツ・ソー・ハード●ミセス・レノン●兵隊にはなりたくない●マインド・トレイン●パワー・トゥ・ザ・ピープル●真実が欲しい●ミッド・サマー・ニューヨーク●オー・マイ・ラヴ●ハウ・ドゥ・ユー・スリープ(眠れるかい?)●ハウ?●オー・ヨーコ 他


イマジン イマジン イマジン

12/5(土)~

パピチャ 未来へのランウェイ

パピチャ未来へのランウェイ

© 2019 HIGH SEA PRODUCTION – THE INK CONNECTION – TAYDA FILM – SCOPE PICTURES – TRIBUS P FILMS – JOUR2FETE – CREAMINAL – CALESON – CADC

2019年/フランス・アルジェリア・ベルギー・カタール/アラビア語・フランス語・英語/109分/配給:クロックワークス
原題:PAPICHA
監督・脚本:ムニア・メドゥール
出演:リナ・クードリ、シリン・ブティラ、アミラ・イルダ・ドゥアウダ、ザーラ・ドゥモンディ、ヤシン・ウイシャ

公式ホームページ

それでも、未来を諦めない。
私たちの命は、私たちのために輝く。

1990年代、アルジェリア。ファッションデザインに夢中な大学生のネジュマはナイトクラブで自作のドレスを販売している。夢は、世界中の女性の服を作るデザイナーになること。だが武装した過激派のイスラム主義勢力の台頭によりテロが頻発する首都アルジェでは、ヒジャブの着用を強制するポスターがいたるところに貼られるように。従うことを拒むネジュマはある悲劇的な出来事をきっかけに、自分たちの自由と未来のため、命がけでファッションショーを行うことを決意する―。

本国当局により上映中止の問題作

カンヌ国際映画祭で上映されるや、その迸るエネルギーで世界を圧倒した本作は、新鋭監督ムニア・メドゥール自身の経験から生まれた。アルジェリア“暗黒の10年”を舞台に、イスラム原理主義による女性弾圧の真実を、ファッションデザイナーを夢見る少女の視点で瑞々しく描ききった。
媚びず、流されず、自らのために立ち向かう力強さは観客に勇気を与え、性差による抑圧に対する解放の賛辞だとして話題を呼んだ。ところが、大統領選を控えていた本国では、当局によって説明なしに上映が中止され物議を醸す事態に。エントリー要件を満たさないとしてアカデミー賞国際長編映画賞への代表選出が危ぶまれたが、制作陣が政府からの圧力があったと訴え、最終的に特例措置で代表として認められた。その後、セザール賞で新人監督賞、主演のリナ・クードリもその魂の演技で有望若手女優賞を受賞し二冠を果たすも、未だに本国での公開には至っていない。真の自由を求め、「自分らしく」を掴み取るため立ち向かう少女たちの闘いは、いま、この瞬間もまだ続いている。

*第72回カンヌ国際映画祭 ある視点部門 正式出品
*第45回セザール賞 2冠 新人監督賞、有望若手女優賞
*第92回アカデミー賞® 国際長編映画賞 アルジェリア代表


パピチャ未来へのランウェイ パピチャ未来へのランウェイ パピチャ未来へのランウェイ

12/12(土)1日限定

横浜シネマリン6周年記念上映
こまどり姉妹がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!

こまどり姉妹がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!

2009年/日本/71分/35mm/配給:アルタミラピクチャーズ
監督:片岡英子
製作:桝井省志
プロデューサー:土本貴生、山川雅彦
撮影:長田勇市
編集:村上雅樹、宮島竜治
出演:長内栄子、長内敏子

イベント情報
14:00回上映後、こまどり姉妹(長内栄子さん、長内敏子さん/予定)× 片岡英子監督(予定)× 桝井省志プロデューサーのトークイベントがございます。

これが双子(ふたり)の生きる道
昭和歌謡の三味線渡り鳥
こまどり姉妹の波乱万丈一大絵巻

半世紀以上も歌い続け、今なお現役で活躍する双子の姉妹。こまどり姉妹は今日も日本のどこかで歌っている。
昭和30年代、華やかな芸能界でデビューを果たし、すぐさまトップに上り詰めた。しかし、彼女たちの人生は決して順風満帆とは言えなかった。生きるために歌い続けた幼少時代のどん底生活、絶頂期にステージ上で起きたファンによる凶行。妹・敏子に突きつけられたがん宣告。両親を相次いで失い、姉・英子は未婚の母となって借金も抱えた。幾多の苦難に遭いながらも、歌と涙と笑いで乗り越えてきた知られざる半生を描く音楽ドキュメンタリー。
監督は新進気鋭の片岡英子。2005年から3年以上にわたってこまどり姉妹を記録し、彼女たちが生きた昭和の貴重な映像とともにエンターテインメント作品に作り上げた。


こまどり姉妹がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ! こまどり姉妹がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ! こまどり姉妹がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!

12/12(土)~1週間限定

ルートヴィヒに恋して

ルートヴィヒに恋して

2019年/日本/139分/製作・配給:シネマヤ
監督:金素栄(キム ソヨン)
撮影(メイン・カメラマン):松本ヨシユキ
出演:姫路第九合唱団(姫路労音)、神戸フロイデ合唱団、姫路交響楽団、ほか

公式ホームページ

イベント中止のお知らせ
4/4(土)上映後予定しておりました、金素栄監督の舞台挨拶ですが、新型コロナウイルスの影響を考慮し、中止させていただくことになりました。

世界に類を見ない日本の「第九」、育ての親はフツーの人々!
喜びに導かれ、歌の中で響き合う!それぞれの人生の「第九」を追う!

この映画には、みなさんの知っている有名な役者やアーティストは誰一人出てきません。物語の主人公は一般の人達です。彼らはどんなに売れている役者よりも自然体かつチャーミングで、リアリティーに包まれている最高の役者です。そんな彼らは年齢も経歴も、国籍も宗教も、生きてきた道筋も千差万別です。サラリーマン、専業主婦、看護師、農民、神父さん、鉄工所の作業員、エンジニア、医師…

年の頃は小学生から100歳を越えたおばあちゃん(世界最高齢、第九合唱団員?)、体に障害を持つ人も歌っています。彼らは専門的な音楽教育を受けたことがない全くのシロウトです。もちろん楽譜も、ドイツ語も読めません。一般の人が難しい「第九の合唱」に自らの意思で挑戦することは、外から見ると想像しがたく、世界中、何処にもそんな話はないそうです。彼らは、地元のアマチュア合唱団に所属し、約半年のあいだ猛練習を行い、様々な想いを胸に舞台へと向かいます。ですが、たった一度の舞台でも「歓喜」を味わうと、また歌いたくなり、歌えば歌うほど深みにはまって、いつまでも到達できない儚い気持ちを抱えて、また次の舞台へと向かうそうです。

その姿はさながら恋に落ちた人そのものです。恋の悩みほど甘いものはなく、恋の嘆きほど楽しいものはなく、恋の苦しみほど嬉しいものはなく、恋に苦しむほど幸福なことはないというように。人の心は「愛する」為にあるといいますが、人の歌は「恋する」ためにあるのかもしれません。恋をわずらう彼らをぜひご覧下さい。恋する彼らを応援したくなり、おのずと何か(愛と勇気と元気)が湧いてきます。


ルートヴィヒに恋して ルートヴィヒに恋して ルートヴィヒに恋して

12/12(土)~

スーパーミキンコリニスタ

スーパーミキンコリニスタ

© 2020 by Super Mikincorinista.

2019年/日本/97分/配給:FUJI Q CINEMA
監督・脚本・編集:草場尚也
出演:高山璃子、松川星、芝崎唯奈、今村輝大、金時むすこ、Jinmenusagi、一條恭輔、宮川浩明、櫻井美代子、飯田圭子、野々山郁也、岡田謙、神林斗聖

公式ホームページ

普通じゃダメだから、スーパーになって私は完全になる。
世界で一番タフな25歳になるために!アーイ!

エキストラ女優のミキは、いつか主役になることを夢見て日々邁進していた。25歳を迎える今年こそ結果を出したいと意気込むが、大事な撮影現場で失態を犯し、所属事務所をクビになってしまう。フリーになったミキは、芸名を『スーパーミキンコリニスタ』と名乗り、我が道を突き進んでいくが…。

主人公はエキストラ

監督は本作が興行デビューとなる草場尚也。映画の助監督やテレビのADとして働く傍ら完成させた本作は、草場自身が撮影現場で出会った「エキストラ」という存在に心を動かされ、生み出した物語だ。
様々な人たちで溢れるエキストラの世界には、役を掴みたくてもがいている人もいる。それが映画監督になる夢を抱いて上京してきた当時の自分の姿と重なり、エキストラ女優を主人公にした自主映画を企画。主人公を演じたのは高山璃子。彼女もまたエキストラとしての仕事を経験し、役を掴みたくてもがいている一人だった。
高山のフレッシュな体当たりの芝居で、これまでに類を見ないコメディエンヌ・スーパーミキンコリニスタが誕生。門真国際映画祭では最優秀主演女優賞を受賞、PFFでも2冠に輝くなど、多くの「スパミ」ファンを生んだ。 ミキのいる世界は「普通」では勝ち残っていけない。承認欲求と自己顕示欲にまみれた世界で七転八倒しながらも前へ突き進むひたむきさには、次第に彼女を応援したくなるような不思議な魅力がみなぎっている。
スーパーミキンコリニスタの銀幕デビューをお見逃しなく!!

*第41回 PFFアワード エンターテインメント賞(ホリプロ)
*第41回 PFFアワード ジェムストーン賞(日活)
*門真国際映画祭2019 最優秀主演女優賞
*第10回 北京国際映画祭 注目未来部門招待


スーパーミキンコリニスタ スーパーミキンコリニスタ スーパーミキンコリニスタ

12/13(日)~

ウルフウォーカー

ウルフウォーカー

©WolfWalkers 2020

2020年/アイルランド・ルクセンブルク/英語/103分/配給:チャイルド・フィルム
原題:WolfWalkers
監督:トム・ムーア、ロス・スチュアート
脚本:ウィル・コリンズ
声の出演:オナー・ニーフシー、エヴァ・ウィッテカー、ショーン・ビーン
音楽:ブリュノ・クレ、KiLa、オーロラ
日本語字幕:稲田嵯裕里
後援:駐日アイルランド大使館

公式ホームページ

眠ると魂が抜け出しオオカミになる“ウルフウォーカー”
中世からアイルランドで密かに伝えられてきた伝説

1650年、アイルランドの町キルケニー。イングランドからオオカミ退治の為にやってきたハンターを父に持つ少女ロビン。ある日、森で偶然友だちになったのは、人間とオオカミがひとつの体に共存し、魔法の力で傷を癒すヒーラーでもある “ウルフウォーカー”のメーヴだった。メーヴは彼女の母がオオカミの姿で森を出ていったきり戻らず、心配でたまらないことをロビンにうちあける。母親のいない寂しさをよく知るロビンは、母親探しを手伝うことを約束する。翌日、森に行くことを禁じられ、父に連れていかれた調理場で、掃除の手伝いをしていたロビンは、メーヴの母らしきオオカミが檻に囚われていることを知る。 森は日々小さくなり、オオカミたちに残された時間はわずかだ。ロビンはなんとしてもメーヴの母を救い出し、オオカミ退治を止めなければならない。それはハンターである父ビルとの対立を意味していた。それでもロビンは自分の信じることをやり遂げようと決心する。そしてオオカミと人間との闘いが始まろうとしていた。

生命に注がれるどこまでも優しい眼差し

製作した長編3作すべてがアカデミー賞にノミネートされ、新作を公開するたびに観客を夢中にさせ、虜にしてきたアニメーション・スタジオ、カートゥーン・サルーン。本作がケルトの伝説を題材にした『ブレンダンとケルズの秘密』『ソング・オブ・ザ・シー海のうた』に続く最終作。スタジオ史上最多のキャクターが登場し、オオカミの群れとの迫力ある闘いのシーンなどエンターテインメント性の高いファンタジー作品に仕上がった。音楽はケルト音楽のバンドであるKiLA(キーラ)と新たに『アナと雪の女王2』(19)で知られるノルウェーの新世代歌姫オーロラが参加。透明感あふれる澄んだ歌声が、現実から遠く離れた世界へと観客を導く。


ウルフウォーカー ウルフウォーカー ウルフウォーカー

12月13日 こども映画教室シネクラブ@横浜シネマリン2020

こども映画教室シネクラブ@横浜シネマリン2020

12/14(月)~

タネは誰のもの

タネは誰のもの

2020年/日本/65分/配給:きろくびと
監督・撮影・編集: 原村政樹
プロデューサー:山田正彦
語り:江原啓之
音楽:鈴木光男

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,000円(税込)を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

イベント情報
◉初日12/14(月)14:00回上映後、原村政樹監督の舞台挨拶がございます。
◉12/17(木)14:00回上映後、山田正彦プロデューサーのトークイベントがございます。

2018年4月、種子法廃止
そして2020年10月、種苗法改定案の国会審議が始まる—
急速なグローバル化の中であらためて問われるタネの権利とは

今年6月に国会成立が見送られ、継続審議となった種苗法改定の動きに対して賛否が渦巻く中、自家採種・自家増殖している農家と種苗育成農家双方の生の声を伝えるため、北海道から沖縄まで様々な農業の現場を取材。政府が拙速に改定を成立させようとしている中で、日本の農業を深刻な危機に陥れる可能性のある本改定案を、専門家の分析も含め、農業の現場から探ったドキュメンタリー。

弁護士で元農林水産大臣の山田正彦がプロデューサーとなり、『いのち耕す人々』(2006)、『天に栄える村』(2012)、『無音の叫び声』(2015)、『武蔵野』 (2017)、『お百姓さんになりたい』(2019)など農業をテーマにした作品で高い評価を受ける原村政樹が監督した最新作。

タネや苗のグローバル化は、果たして私たちの生活に何をもたらすのか…。


タネは誰のもの タネは誰のもの タネは誰のもの

12/19(土)~

夏、至るころ

夏、至るころ

©2020「夏、至るころ」製作委員会

2020年/日本/105分/配給:キネマ旬報DD・映画24区
原案・監督:池田エライザ
プロデューサー:三谷一夫
脚本:下田悠子
音楽:西山宏幸
撮影:今井孝博
特別協力:和太鼓たぎり
主題歌:崎山蒼志「ただいまと言えば」
出演:倉悠貴、石内呂依、さいとうなり、安部賢一、杉野希妃、後藤成貴、大塚まさじ、高良健吾、リリー・フランキー、原日出子

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,500円(税込)を当館受付にて発売中!特典:限定ポストカードセット(ランダム2枚組)をプレゼント!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

福岡県田川市を舞台に繰り広げられる
幼なじみの少年たちと、不思議な少女のひと夏の胸騒ぎ

翔(しょう)と泰我(たいが)は高校最後の夏を迎えていた。二人は幼い頃から祭りの太鼓をたたいてきた。だが、泰我が突然、受験勉強に専念するから太鼓をやめると言い出す。ずっと一緒だと思っていた翔は急に立ちすくんでしまう。自分はどうしたらよいのか、わからない……。
息子の将来を気にかける父と母、やさしい祖父と祖母、かわいい弟。あたたかい家族に囲まれると、さらに焦りが増してくる翔。ある日、祖父のお使いでペットショップを訪れた翔は、ギターを持った不思議な少女・都(みやこ)と出会う。彼女は音楽をあきらめて東京から故郷に戻ってきていた……。

池田エライザ、鮮烈なる監督デビュー!
オーディションを勝ち抜いた新人とリリー・フランキー、原日出子ら豪華俳優陣が共演!

女優の池田エライザが、みずみずしい感性で初監督映画を完成させた。福岡県田川市を訪れ、そこに暮らす人びとの温かさと緑あふれる景色に魅せられ、ひとつの物語を紡いだ。それは、すぐ傍らにあったのに、気づかなかった大切な日常と、かけがえのない人たちのこと。夢をもつことすら難しい現代の若者の、言葉にならない不安や葛藤、生きる力を描いたオリジナル・ストーリーと、大地の生命力にあふれた太鼓の音が共鳴し、新たな青春映画の傑作が誕生した! その新人らしからぬ演出力は全州国際映画祭や上海国際映画祭で高く評価され、世界中から熱い視線を集めている。

翔を演じるのは映画初主演の倉悠貴。泰我役には全国2012人のなかからオーディションで選ばれ、今作がデビュー作となる新人・石内呂依。謎の少女・都を数々のCMで人気沸騰中のさいとうなりが演じている。また、主人公の父親役に『ガチ☆星』の主演を務めた安部賢一、母親役に『マンガ肉と僕』『雪女』など、自身もプロデューサーや監督として評価の高い杉野希妃、祖父役に『万引き家族』など、是枝作品常連のリリー・フランキー、祖母役に『鈴木家の嘘』『生きちゃった』など、話題作目白押しの原日出子、主人公に影響を与える教師役に、大河ドラマ「青天を衝け」で期待を集める高良健吾、ペットショップの店長役に1970年代の名曲「プカプカ」のミュージシャン・大塚まさじなど、豪華俳優陣が脇を固めている。


夏、至るころ 夏、至るころ 夏、至るころ

12/19(土)~

VIDEOPHOBIA

VIDEOPHOBIA

©「VIDEOPHOBIA」製作委員会

2019年/日本/88分/モノクロ/配給:boid/VOICE OF GHOST
監督・脚本:宮崎大祐
音楽:BAKU(KAIKOO)
プロデューサー:西尾孔志
撮影:渡辺寿岳
録音:黄永昌
製作:DEEP END PICTURES、十三・シアター・セブン
出演:廣田朋菜、忍成修吾、芦那すみれ、梅田誠弘、サヘル・ローズ

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,400円(税込)を当館受付にて発売中!特典:オリジナルステッカーをプレゼント!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

イベント情報
初日12/19(土)15:10回上映後、宮崎大祐監督の舞台挨拶がございます!

ネットワークの落とし穴から迷い込んだ異世界で、追いつめられる主人公の孤立と恐怖
大阪のアンダーグラウンドを舞台にした、モノクローム・サイバー・スリラー!

東京で女優になるという夢破れて故郷・大阪のコリアンタウンに帰って来た29 歳の愛はそれでも夢をあきらめきれず、実家に住み、バイトをしながら演技のワークショップに通っていた。そんなある日愛はクラブで出会った男と一晩限りの関係をもつ。数日後、愛はその夜の情事を撮影したと思われる動画がネット上に流出していることに気づく。そしてすぐに男の家を訪れるが、愛は何も言い出せない。その後も連日、その夜のものと思われる動画がネット上に投稿される。もう一度男の家を訪れた時、すでにもぬけの殻だった。自分のものとは断言できないが拡散し始める映像に、愛は徐々に精神を失調し始める――。

『大和(カリフォルニア)』『TOURISM』で国内外からの熱い注目を集めた俊英・宮崎大祐監督最新作は、ディープな大阪のさらに奥へと進んだ、異世界で繰り広げられる、今まで見たことのないモノクロスリラー。自分の映像が世界中に拡散される計り知れない恐怖と、助けを求めても自分を責めるような周りの視線。被害者が否応なく孤立する現状をえぐり出していく。日常の何気ない裂け目から見えてくる、確かに存在する異世界を、モノクロームでとらえた衝撃作が誕生した。

フランスの巨匠オリヴィエ・アサイヤスをはじめ、世界が絶賛!
新たなジャンルに果敢に挑む監督のもとに実力派キャスト・スタッフが集結!

ヒロイン・愛を体当たりで演じたのは、サニーデイ・サービス「セツナ」のMV でブレイクした廣田朋菜。さらに『リリイ・シュシュのすべて』で注目を浴びて以来、独特の存在感を放ち続ける忍成修吾や、イラン出身のタレントで、女優としての活躍も目覚ましいサヘル・ローズの怪演にも注目してほしい。サントラは日本のみならず海外でも人気を誇るBAKU(KAIKOO)、エンディングテーマは大阪出身の大人気ラッパーJin Dogg、ヌンチャクらによるオリジナル曲だ。
モントリオール新映画祭での「魅惑的かつ凄惨!」との評を受け、今年3 月の大阪アジアン映画祭の国内プレミア上映は全回満席となった。さらにフランスのアサイヤス監督は「見事な作品」と惜しみない賛辞を送る。世界が注目する日本映画の劇場公開が満を持して決定した。


VIDEOPHOBIA VIDEOPHOBIA VIDEOPHOBIA

12/19(土)~

『VIDEOPHOBIA』公開記念 宮崎大祐特集上映

『VIDEOPHOBIA』公開記念 宮崎大祐特集上映

宮崎大祐BIOGRAPHY
1980年、神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、映画美学校を経て、黒沢清監督作品など商業映画の現場にフリーの助監督として参加しはじめる。2011年に初の長編作品『夜が終わる場所』を監督。南米最大であるサンパウロ国際映画祭やモントリオール・ヌーボーシネマ国際映画祭に出品され、トロント新世代映画祭では特別賞を受賞する。2013年にはイギリスのレインダンス国際映画祭が選定する「今注目すべき七人の日本人インディペンデント映画監督」のうちの一人に選ばれた。その年に参加したアジア四ヶ国によるオムニバス映画『5TO9』は、中華圏のアカデミー賞こと台北金馬国際影展など多数の国際映画祭に出品され、2018年夏より全国公開。長編第二作『大和(カリフォルニア)』はタリン・ブラックナイト映画祭を始め幾つもの国際映画祭で上映され、The New York TimesやVARIETY、Hollywood Reporterなどの海外有力メディアでも絶賛された。2019年にシンガポール国際映画祭とシンガポール・アートサイエンスミュージアムの共同製作である『TOURISM』を全国公開し、反響を呼ぶ。最新作は大阪を舞台にしたデジタル・スリラー『VIDEOPHOBIA』。

入場料

当日券:一般1,500円/会員1,200円/大専・シニア1,100円/高校生以下800円

イベント情報
12/19(土)『短編集』16:55回上映後、宮崎大祐監督、出演の菊地敦子さん、橘美緒さん、加藤紗希さん、高羽快さんの舞台挨拶がございます!

上映スケジュール

12/19(土) 12/20(日) 12/21(月) 12/22(火) 12/23(水) 12/24(木) 12/25(金)
VIDEOPHOBIAVIDEOPHOBIA
15:25-17:00
VIDEOPHOBIAVIDEOPHOBIA
15:25-17:00
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15:25-17:00
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15:25-17:00
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15:25-17:00
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15:25-17:00
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15:25-17:00
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12/26(土) 12/27(日) 12/28(月) 12/29(火) 12/30(水) 12/31(木) 1/1(金)
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休映 休館
大和カリフォルニア大和カリフォルニア
19:55-22:00
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大和カリフォルニア大和カリフォルニア
19:55-22:00
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休映 休館

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12/19(土)~

おろかもの

おろかもの

Ⓒ 2019「おろかもの」制作チーム

2019年/日本/96分/配給:MAP+Cinemago
監督:芳賀俊、鈴木祥
脚本:沼田真隆
撮影:芳賀俊
音楽:柴山明史
出演:笠松七海、村田唯、イワゴウサトシ、猫目はち、葉媚、広木健太、林田沙希絵、南久松真奈

公式ホームページ

「結婚式、止めてみます?」
兄の愛人が、私の共犯者。

高校生の洋子は、結婚を目前に控えた兄の健治が、美沙という女性と浮気をしている現場を目撃する。両親を早くに亡くし、2人で支え合って生きてきた兄の愚かな行為と、それを隠して何食わぬ顔で生活している様子に洋子は苛立ちを募らせる。一方兄の婚約相手・榊果歩に対して、兄と2人だけの関係の中に突然入ってきた存在として、言い様のない違和感と不満を抱いていた。衝動と好奇心に突き動かされて美沙と対峙した洋子は、美沙の独特の柔らかさと強さ、そして彼女の中にある心の脆さに惹かれて、自分でも予期せぬ事を口走ってしまう。「結婚式、止めてみます?」2人の女性達の、奇妙な共犯関係が始まる。

インディーズ映画祭を席巻!
新感覚シスターフッド・ムービー誕生

『愛がなんだ』の今泉力哉監督や『横道世之介』の沖田修一監督等、今の日本映画界を牽引する監督を輩出してきた若手映画監督の登竜門田辺・弁慶映画祭にてグランプリを含む史上初の最多5冠を受賞。他の映画祭でも多数受賞し、映画祭シーズンを席巻した。インディーズ映画界の次の台風の目となる作品が遂に劇場公開される。
監督は、田辺・弁慶映画祭でグランプリを受賞し高評価を得た『空(カラ)の味』で撮影を務めた芳賀俊、監督作品『ボーダー』が映文連アワードで準グランプリを受賞した鈴木祥が共同で長編初監督を務める。
主演は笠松七海(『空(カラ)の味』、『次は何に生まれましょうか』『アルム』)と、村田唯(『退屈な日々にさようならを』『デゾレ』)。2人は本作の演技で田辺・弁慶映画祭や各映画祭で俳優賞を受賞、その熱演と魅力、コンビネーションを高く評価されている。その他にもイワゴウサトシ(『カメラを止めるな!』『カランコエの花』)、猫目はち(『退屈な日々にさようならを』)、南久松真奈(『スペシャルアクターズ』)など、インディーズ映画界で活躍してきた俳優陣が集結し、各々に当て書きされた役柄で魅力溢れる最高のアンサンブルを織り成す。


おろかもの おろかもの おろかもの

2021/1/2(土)~

レディ・トゥ・レディ

レディ・トゥ・レディ

Ⓒ 2020 イングス

2020年/日本/90分/DCP/配給:トラヴィス
監督・脚本:藤澤浩和
エグゼクティブプロデューサー:磯田貴彦
撮影:伊藤麻樹
音楽:井上泰久、古屋沙樹
ダンス監修:堀口史朗、桜田まゆ
出演:大塚千弘、内田慈、新納慎也、清水葉月、朝見心、本間叶愛、オカモトジョージ、福田温子、山中敦史、九十九一、生田智子、木下ほうか

公式ホームページ

【前売券】特別鑑賞券1,400円(税込)を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

もう一度踊る!何度でも踊る!
笑いと興奮のダンス・エンターテインメント

生活に追われる主婦・鈴木真子と、売れない独身女優・城島一華。
かつて高校時代に競技ダンスで脚光を浴びた二人だが、今は互いに人生の崖っぷち。そんな二人が同窓会で再会するもクラスメートの手前で切った大見栄がきっかけで競技ダンスカップルを組む事に。初めて家庭のためではない自分のために時間を生きる事になった真子と、傷だらけの女優生命を懸けた一華の壮絶な練習の日々が始まった。

かつてのコーチ・木村に師事しつつも簡単には取り戻せない肉体のキレ。しかしパートナーとの衝突、肉体との対話は確実に二人の人生を変えていく。そして迎える競技ダンス大会。女性カップルの話題と共に二人の演技は大会を席巻する。しかし、女性ペアの是非を問う議論がおこり、大問題に!一方、真子には家庭の、一華には仕事の危機が迫る。果たして二人のダンスは、性差、常識を破り、世界を変える事ができるのかー!?


レディ・トゥ・レディ レディ・トゥ・レディ レディ・トゥ・レディ

2021/1/16(土)~

結びの島

結びの島

2020年/日本/108分/4KDCP/配給:株式会社ディンギーズ
監督:溝渕雅幸
語り:とりばみはる
音楽:ザビエル大村
撮影:長谷川智章、落合温史
エンディングテーマ:「結びの島」作曲:ザビエル大村
資料提供:宮本常一記念館、木村重樹
参考文献:『フランクルに学ぶ』(斉藤啓一著 日本教文社)
製作協力:医療法人おかはら会
後援:公益財団法人日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団

公式ホームページ

人は、人に癒される。
だから、この島でずっと。

瀬戸内海に浮かぶ島々で3番目に大きな島「周防大島(山口県)」。人口は1万5500人。65歳以上が占める割合はおよそ54%。2人に1人が高齢者の島。この島で、診療所と複合型高齢者介護施設を営む医師、岡原仁志さん。「笑顔で大往生できる島にしたい」という思いから、高齢者が最期まで安心して、笑顔と共に、自分らしく生きられるように支えている。「自分らしく暮らしたい」「島でいのちを仕舞いたい」患者とその家族の思いに、ユーモアと愛が溢れる交流で応える。暮らしに寄り添い、いのちに寄り添う岡原仁志さんの日々を追う。

そう遠くない、未来の日本がここにある。

本作の出演者岡原仁志氏は、東京の大学病院を辞め島に戻り、そこに暮らす人々を支えるためにクリニックや高齢者施設を運営している島の医師だ。「ハグとユーモアで、心と体を癒す」をテーマに、クリニックでの診療や地域の往診に奔走している。
クリニックでの岡原医師は患者さんに愛とユーモアをこめて声をかける。「今日も綺麗だね」「畑のようすはどう?」。そして最後に患者さんとハグ。困った顔の患者さんも中にはいるが、みんな笑顔だ。往診でもそれは変わらない。道中、道端に咲く花を写真に撮り、海の音を動画で撮影し、ベッドに横たわる患者さんに届ける。「今日もいい天気だよ」「紫陽花が咲いたよ」と。
こうして、結びの島の撮影は岡原医師の活動と、島の人々との交流を中心に、四季折々の周防大島の風景と合わせて、2020年6月まで1年9か月に渡り計12回、撮影日数にして計35日間行われた。取材した患者数は延べ74名(訪問診療38名、外来患者36名)にのぼる。
かつて島は「みかんの島」とも呼ばれ、昭和40年代には山の斜面は一面のミカン畑と棚田で彩られていた。しかし現在、農業を支えているのは高齢者だ。島を走れば、かつては棚田であっただろう田んぼが、草に覆われ自然へと還っていく風景を見ることが出来る。人々が暮らした家屋も、草木に覆われ朽ちていく。撮影を続けるうちに見えてきたのは、人々の温かな触れ合いが残る豊かな島と、朽ちていく現実の島の厳しさだ。岡原医師は島で暮らす人々の「自分らしく暮らしたい」「島でいのち仕舞いたい」という思いを支えるように活動を続けている。


結びの島 結びの島 結びの島

2021年1/23(土)~

サウラ家の人々

サウラ家の人々

© Una producción Pantalla Partida e Imval Madrid. 2017

2017年/スペイン/85分/DCP/配給:パンドラ
監督:フェリックス・ビスカレット
出演:カルロス・サウラ、カルロス・サウラ・メドラノ、アントニオ・サウラ・メドラノ、アンナ・サウラ・ラモン
後援:駐日スペイン大使館、インスティトゥト・セルバンテス東京

公式ホームページ

カルロス・サウラは生涯で七人の子どもをもうけた
彼らとの会話を通して見えてくるものとは――

スペインが世界に誇る巨匠カルロス・サウラ。『サウラ家の人々』は、今年88歳になる彼と長男アントニオを筆頭にした7人の子どもたちとの交流を撮ったドキュメンタリー映画である。サウラは大好きな絵を描き、写真を撮り、華やかな恋愛遍歴も含めて、子どもたちと驚くほど率直に語り合う。カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアの世界三大映画祭での受賞作や候補作多数と、自在に創造に励んだ巨匠は、私生活においても自由奔放だった。最も知られている相手は世界的名優チャップリンの娘、ジェラルディン・チャップリン。息子も授かっている―。

カルロス・サウラ

1932年1月スペイン北東部アラゴン州生まれ/現在88歳
スペインが世界に誇る映画監督。『狩り』(1966年)と『ペパーミント・フラッペ』(1968年)でベルリン国際映画祭最優秀監督賞受賞を皮切りに、『従妹アンヘリカ』(1974年)でカンヌ国際映画祭審査員賞、『カラスの飼育』(1976年)でカンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ、『ママは百歳』(1979年)はアカデミー賞外国語映画賞にノミネート、『急げ、急げ』(1981年)はベルリン国際映画祭金熊賞、と受賞歴多数。1992年バルセロナオリンピックの公式映像のディレクターに。2004年、ヨーロッパ映画賞生涯貢献賞受賞。


サウラ家の人々 サウラ家の人々
サウラ家の人々

2021/1/30(土)~

ミッドナイト・ファミリー

ミッドナイト・ファミリー

ⒸFamily Ambulance Film LLC

2019年/アメリカ・メキシコ/81分/配給:MadeGood Films
監督・撮影・編集:ルーク・ローレンツェン
出演:ホアン・オチョア、フェル・オチョア、ホセ・オチョア、マヌエル・エルナンデス

公式ホームページ

メキシコ・シティの人口900万人に対して公共の救急車は45台未満
営利目的の救急隊という闇ビジネスが生まれている。

オチョア家族は民間の救急搬送業者。オクラホマから中古の救急車を買い、90年代末から無許可の救急救命ビジネスを始めた。警察関係のネットワークを使い、1件につき300ペソ(17米ドル)の賄賂を支払っていち早く事故の情報を得る。運よく現場に一番乗りできれば、患者に病院への搬送料として3,800ペソ(185 米ドル)を請求する。これまでの20年間、陽気で気さくなオチョア家族はこの道で生活を支えてきた。 無力な患者に支払いを強要したり、支払う能力がなければ危篤の患者でも搬送を拒否したりと、倫理の限界をはるかに超えてしまう多くの競合救急事業者と違って、オチョア家族はこの問題に満ちた業界の中でも、どちらかといえば信頼のおける例外的な救急隊だ。公営の救急車がまったく来ず、重症の患者が何時間も待たされるようなとき、オチョア家族が現場に駆け付けて深刻な医療ニーズ不足の穴埋めをする。彼らは、患者が支払いに応じた場合にのみ料金を請求し、手当てもなく放置されるような患者であっても時間を惜しまず救助にあたる。 しかし、汚職警官による闇営業の取り締りが厳しくなり、私営救急事業の正式な認可を得なければならない事態となる。必要な救急医療サービスを提供しているにもかかわらず、オチョア家族は金銭的に追い詰められ、状況は問題を孕んでゆく。

高まる圧力と違法で腐敗したこのビジネスの渦中で、思いやりをもって仕事をする事は非常に困難であり、複雑な事情を抱えていることが明らかになる。警察はさらに高額な賄賂を要求するようになり、オチョア家族もまた他の事業者のようにさらに強引で私利的な仕事のやり方に走らざるを得なくなってゆく。患者の救助と生活を支える稼業の先行きとの間で板挟みとなり、倫理的ジレンマに苛まれながら生きるオチョア家族の姿をカメラは追う。

腐敗が蔓延する状況において、生きのびるためならば不当な行為も正当化されるのか?倫理的には疑問視される、ある家族の稼業を人間味あふれる視点で捉えつつ、医療事情、行政機能の停滞、自己責任の複雑さといった差し迫った課題について探求するドキュメンタリー。


ミッドナイト・ファミリー ミッドナイト・ファミリー ミッドナイト・ファミリー

2021/2/6(土)~

普通に死ぬ~いのちの自立~

普通に死ぬ~いのちの自立~

2020年/日本/119分/配給:マザーバード
監督 ・撮影・構成・編集:貞末麻哉子
プロデューサー:梨木かおり・貞末麻哉子
録音:中山隆匡
音楽:木 -kodama- 霊
ナレーター:余貴美子

公式ホームページ

だれかが決めた普通じゃなくて、その人の普通をその人らしく生きられたらいい
これは地域で、たくさんの人に支えられて、支え、いのちを尽くして生き合う人たちの記録

続編となる本作『普通に死ぬ~いのちの自立~』は、前作『普通に生きる~自立をめざして~』から8年、グループホームの開所や、設立十年を迎えて次第に変わりゆく運営方針や、3つ目の事業所建設という流れの中で、年齢を重ねてゆく本人とその家族を撮影しました。その途中、「医療的ケア」を必要とする人の、在宅生活の中心的ケアラーであった母親が病に倒れます。残された子の母亡き後の地域生活…そこには厳しい現実がありました。
なぜ、医療的ケアが必要だと、「地域で生ききる」ことが難しいのか。なぜこの人たちの生活や人生を社会が障害することになってしまうのか…。
映画は厳しい現実を見据えつつ、後半、家族と支援者、医療者の葛藤や気付きを物語の軸に、兵庫県へと、希望を探して旅に出ます。そこには、伊丹市で〈しぇあーど〉を率いる李国本修慈さんと、西宮市で〈青葉園〉を率いる清水明彦さんらの重ねてきた地道な活動がありました。軽快でしなやかで、しかしとても強かに人生を賭けて、真正面から繰り広げられている「一緒に生き合う」取り組みがありました。


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