近日上映作品

2/22(土)~

この世界の(さらにいくつもの)片隅に

この世界の(さらにいくつもの)片隅に

©2019こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

2019年/日本/168分/配給:東京テアトル
監督・脚本:片渕須直
音楽:コトリンゴ
原作:こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社刊)
後援:呉市・広島市、日本赤十字社
出演:のん、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ、岩井七世、牛山茂、新谷真弓、花澤香菜、澁谷天外

公式ホームページ
UDCast 対応

本作は、目や耳の不自由な方も一緒に映画を楽しめる無料専用アプリケーション「UDCast」方式の上映に対応しています。
字幕ガイド用メガネのご用意がございます。受付にお声がけください。

誰もが誰かを想い
ひみつを胸に 優しく寄り添う
『この世界の片隅に』に秘められたもうひとつの物語

広島県呉に嫁いだすずは、夫・周作とその家族に囲まれて、新たな生活を始める。昭和19年、日本が戦争のただ中にあった頃だ。戦況が悪化し、生活は困難を極めるが、すずは工夫を重ね日々の暮らしを紡いでいく。
ある日、迷い込んだ遊郭でリンと出会う。境遇は異なるが呉で初めて出会った同世代の女性に心通わせていくすず。しかしその中で、夫・周作とリンとのつながりに気づいてしまう。だがすずは、それをそっと胸にしまい込む……。昭和20年3月、軍港のあった呉は大規模な空襲に見舞われる。その日から空襲はたび重なり、すずも大切なものを失ってしまう。 そして、昭和20年の夏がやってくる――。

200万人の胸を震わせたあの場面が、まったく異なる印象で迫ってくる。

この映画は、大ヒット映画『この世界の片隅に』の単なる長尺版ではない。250カットを超える新エピソードによって、これまで目にしていたシーンや人物像が、まったく異なる印象で息づきはじめる。『この世界の片隅に』を知る人も、知らない人も1本の‟新作“として体感することになるだろう。
すずの内面を大人の表現で魅せる女優のん、岩井七世(リン役)、細谷佳正(周作役)など、前作のキャストがパワーアップして再集結。さらに遊郭の女性テル役として花澤香菜が初参加。コトリンゴによる書き下ろしの新曲と共に、私たちを新たな世界へといざなう。

片渕須直監督メッセージ

戦争しおってもセミは鳴く。ちょうちょも飛ぶ。
そして、人には人生がある。それが戦争中であっても。
明るくぼーっとした人のように見えるすずさんが
自分以外の「世界の片隅」と巡り合うとき、
すずさんの中にはどんな変化が生まれるのでしょうか。
すずさんの中にあったほんとうのものを見つけてください。

この世界の(さらにいくつもの)片隅に この世界の(さらにいくつもの)片隅に この世界の(さらにいくつもの)片隅に

2/22(土)~1週間限定

<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事

<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事

©「片隅たちと生きる」製作委員会

2019年/日本/95分/DCP/配給:東京テアトル、ジェンコ
監督:山田礼於
撮影:長田勇
音楽:コトリンゴ
語り:中井貴惠
出演:片渕須直、のん、岩井七世、花澤香菜、浦谷千恵、松原秀典、伊藤憲子、コトリンゴ、柴崎憲治、川本三郎

公式ホームページ

片渕の執念がみなぎる。片渕の愛情があふれる。
比類なき創作の姿に迫る

2016年に公開され大きな反響を呼んだ映画『この世界の片隅に』。なぜこの作品がこんなにも人の胸を打つのか。映画公開後から約3年に亘り100回を超える取材を重ね、監督・片渕須直の日々を追うドキュメンタリー。
『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の制作、全国の映画館での舞台挨拶、その映画館に足を運ぶファン達との交流。そして、妥協なきリサーチの日々。『この世界』を通じて見えてきたのは、数多くの<片隅>に生きる人々の姿。
彼らひとりひとりを大切にし、向き合ってきたのは、監督・片渕須直の生き方そのものではないだろうか。

2/22(土)~

音楽

音楽

©大橋裕之 ロックンロール・マウンテン Tip Top

2019年/日本/71分/ 配給:ロックンロール・マウンテン
監督:岩井澤健治
原作:大橋裕之「音楽 完全版」(カンゼン)
脚本・絵コンテ・キャラタクターデザイン・作画監督・美術監督・編集:岩井澤健治
音楽:伴瀬朝彦、GRANDFUNK、澤部渡(スカート)
ロトスコープミュージシャン:Gellers、ホライズン山下宅配便、澤部渡(スカート)、安藤暁彦
劇中曲:GALAXIEDEAD、井手健介、野田薫、オシリペンペンズ
主題歌:ドレスコーズ「ピーター・アイヴァース」(キングレコード/EVIL LINE RECORDS)
出演:坂本慎太郎、駒井蓮、前野朋哉、芹澤興人、平岩紙、竹中直人、岡村靖幸

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!※特典の原画は終了いたしました。

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券※特典は付きません。

製作期間7年以上、作画枚数40,000枚超
71分をすべて手描き
せーの、で始まる オレたちの音楽

長編アニメーション映画『音楽』、遂に完成!
楽器を触ったこともなかった不良学生、研二、太田、朝倉の3人が、思いつきでバンド「古武術」を結成。ある日、彼らは「古美術」のメンバー、森田から「坂本町ロックフェスティバル」への出演を薦められるが……。

原作は、大橋裕之による伝説の自費出版漫画「音楽」。映像化不可能と言われてきた作品で、ミュージシャンをはじめ多くのクリエイターから熱狂的に支持されてきたロック奇譚である。
初期衝動溢れる漫画に対し、監督の岩井澤健治が挑んだのは、ほぼ独力による個人制作。実写で撮影した素材をアニメーション化する“ロトスコープ”という手法を採用し、妥協なき制作期間は7年を超えた。
監督は「誰も観たことがない映画を作る」と語り、そのエネルギーはクライマックスの演奏で爆発。撮影時は実際に空き地にステージを組み、ミュージシャンや観客を動員してのライブを敢行した。分業制やCG制作が主流のアニメーション制作において、何もかもが前代未聞の長編アニメーションプロジェクト。2019年のオタワ国際アニメーション映画祭では、長編コンペティション部門でみごとグランプリを受賞。
その熱量に伴い、今作には豪華出演陣が揃った。坂本慎太郎、駒井蓮、芹澤興人、前野朋哉、平岩紙、竹中直人、さらには役名は秘密で岡村靖幸が参加。また主題歌には圧倒的カリスマ性を誇るドレスコーズが新曲を書きおろすという、二度と揃う事はないであろう豪華顔ぶれが集結した。
いよいよ『音楽』が動き、響く。

音楽 音楽 音楽

2/29(土)~アンコール

無限ファンデーション

無限ファンデーション

©2018「無限ファンデーション」製作委員会

2018 年/日本/102 分/配給:SPOTTED PRODUCTIONS
監督:大崎章
撮影・編集:猪本雅三
音楽・主題歌:西山小雨
サウンドデザイン:伊藤裕規
出演:南沙良、西山小雨、原菜乃華、小野花梨、近藤笑菜、日高七海、池田朱那、佐藤蓮、嶺豪一、片岡礼子

公式ホームページ

※全国共通特別鑑賞券、お使いいただけます。

舞台挨拶&ミニライブ
◉初日2/29(土)17:00回上映後、大崎章監督の舞台挨拶がございます!
◉3/1(日)17:00回上映後、西山小雨さんの生ピアノ・ミニライブがございます!

『お盆の弟』の大崎章監督が掬い上げる、少女たちの眩しいほどの痛みと瑞々しさ
世界で一番熱くて尊い、音楽×少女たちの即興劇(インプロビゼーション)

人付き合いが苦手な女子高生・未来は、服飾デザイナーになる夢を胸に秘め、誰にも打ち明けることなく退屈な日々を過ごしていた。ある日の帰り道、リサイクル施設から聴こえる澄んだ歌声に導かれ、ウクレレを弾きながら歌う不思議な少女・小雨と出会う。さらには未来が描いた洋服のデザイン画を目にしたナノカたちに誘われ、舞台の衣装スタッフとして入部することになる。戸惑いつつも小雨やナノカたちに心を開いていく未来だったが、彼女たちの一夏はやがて思いがけない方向へと走り出していく・・・。

『キャッチボール屋』『お盆の弟』の大崎章監督がシンガーソングライター・西山小雨の楽曲「未来へ」を原案に、映画監督×ミュージシャンのコラボ映画祭「MOOSIC LAB(ムージック・ラボ)」に向けて制作された本作。西山小雨の音楽を軸に未来へと向かう10代の少女たちの即興芝居で紡がれた本作の主人公・未来を堂々と演じきったのは、ブルーリボン賞ほか新人賞を続々と受賞している女優・南沙良(『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』)。共演に原菜乃華(『はらはらなのか。』)、小野花梨(『SUNNY/強い気持ち、強い愛』)、日高七海(『左様なら』)、近藤笑菜(『少女邂逅』)。実力派女優たちによる瑞々しくも緊張感あふれるアンサンブルと、それらを優しく包み込むまっすぐな西山小雨の音楽、そしてベテラン・猪本雅三(『パンとバスと二度目の初恋』)、伊藤裕規(『ナラタージュ』)による撮影と録音が少女たちのかけがえのない一夏を見事に切り取った、世界で一番熱くて尊い青春映画がここに誕生!

無限ファンデーション 無限ファンデーション 無限ファンデーション

2/29(土)~1週間限定日替わり

お盆の弟

お盆の弟

©2015映画「お盆の弟」製作委員会

2015年/日本/107分/DCP/配給:アルゴ・ピクチャーズ
監督:大崎章
脚本:足立紳
撮影監督:猪本雅三(J.S.C)
録音・整音・録音効果:北村峰晴
音楽:宇波拓
出演:渋川清彦、光石研、岡田浩暉、河井青葉、渡辺真起子、田中要次、柳田衣里佳、後藤ユウミ、梶原阿貴、川島夕空、三浦景虎、稲川実代子、伊藤毅

公式ホームページ

売れない映画監督タカシ。
四十路前の崖っぷち男に、幸せは訪れるのか・・?

渡辺タカシは売れない映画監督。現在は妻子と別居中。ガンで入院していた兄マサルの看病という口実のもと実家に舞い戻っていた。日課は地元の神社にお参りすることと、主婦のように買い物をし、兄のために夕飯を作ること。そして、これまた売れないシナリオライターで地元の悪友・藤村の焼きまんじゅう屋で起死回生のシナリオ作りをする毎日。新作映画の企画が成立すれば、妻とヨリが戻せると信じているのだ。だが藤村にはどうにも本気感が見られない。どうやら新しく出来た彼女に夢中らしい。
ある日、藤村がタカシに女の人を紹介したいと言ってくる。紹介された涼子は、なかなかの美人で性格も良さそうだ。涼子のような女性と兄が付き合ってくれたらどんなに安心かと考えたタカシは、頻繁に会うようになる。ところが涼子はタカシに対し本気になっている様子…。
そんなとき、別居中の妻から離婚したいとの申し出を受ける。焦ったタカシは何とか妻の気持ちをつなぎとめようと映画の企画に必死になるがうまくいかず、それどころか涼子の前で酔っ払ってついポロっと独身ではないことを言ってしまう。
タカシに幸せは訪れるのか…。

大崎章監督『キャッチボール屋』× 足立紳『百円の恋』
渋川清彦をはじめ、群馬出身のキャスト・スタッフが贈る、愛すべき男たちの物語。

長年名助監督として日本の映画界を支え、今をときめく俳優たちがこぞって出演を熱望する大崎章監督が、2005年『キャッチボール屋』以来10年ぶりに撮り上げた本作。脚本は『百円の恋』で第一回松田優作賞を受賞し、大ブレイクを果たした盟友・足立紳。
大崎監督の分身ともいえる主演のタカシ役に『ポルノスター』でデビュー後『Play Back』『そして泥船はゆく』等数々の映像作品に出演、近年は若手監督に愛され出演オファーが絶えない個性派俳優・渋川清彦。その兄役に『あぜ道のダンディ』『共喰い』等、日本映画に欠かせない名俳優・光石研、他に渡辺真起子、田中要次、河井青葉、親友役に前橋出身の岡田浩暉など実力派が揃った。また、大崎と渋川の故郷でもある群馬でオールロケを行ない、地元の方々のバックアップのもと記念碑的な作品が完成した。
不惑の年を前にして未だに迷い日々もがき、女たちに振り回されながら、映画監督として再起をはかる男の姿を優しく描き出す。全編モノクロームの映像で贈る、愛すべきオトナたちの再生物語。

お盆の弟 お盆の弟 お盆の弟

2/29(土)~1週間限定日替わり

キャッチボール屋

キャッチボール屋

©「キャッチボール屋」製作委員会:ビターズ・エンド/トランスフォーマー/ハピネット

2005年/日本/105分/35mm/配給:ビターズ・エンド
監督:大崎章
脚本:足立紳
出演:大森南朋、キタキマユ、寺島進、松重豊、光石研、水橋研二、内田春菊、庵野秀明、三浦誠己、康すおん、峰岸徹、キム・ホジョン(特別出演)

公式ホームページ

迷えるおとなたちの想いや悩みを受け止める、それがキャッチボール屋。
10分百円、のんびり一休みしていきませんか?

タカシはある日突然会社からリストラされ、高校時代から恋心を抱いていた恭子は結婚したと聞き・・・。30代、仕事なし、おまけに記憶もなくし、これぞ人生の正念場。「自分が何をしたいのか、分からない」。そんな人生大ピンチのタカシは、ひょんなことからキャッチボール屋を受け継ぐことになる。先代のキャッチボール屋から渡されたのは部屋のカギ一つと地図。公園で過ごす日々の中で出会うのは、一癖あるおとなたち。甲子園での果たされなかった思いを引きずる謎のサングラスの男、こまめに仕事を探しているおしゃべりな借金取り、ベンチに座り暇をもてあそぶ体の大きなサラリーマン。さらに、面倒見のいい売店のオバちゃん)や、キャッチボールに息子との思い出を重ねる帽子のおじさん、タカシに声を掛けてくる謎のOL。
次第にわかる彼らの過去。それぞれに忘れられない思いを抱えて立ち止まっている現在。彼らがタカシとのキャッチボールを通じて、不器用にあたたかく心を通わせていく中で、それぞれに新しい一歩を踏み出す勇気を取り戻していく。そしてタカシもまた・・・

大崎章、人生に迷いながらも再び歩き出そうとする大人たちをあたたかな目線でとらえた監督デビュー作!

たくさんの人との出会いを通じ、忘れていた大切な気持ちに気づいた一人の青年。彼がささやかな一歩を踏み出す姿を爽やかに描いた本作品は、迷い、立ち止まりながらも懸命に生きている全ての現代人に贈る人生賛歌!都会の片隅にある公園で少しずつ繋がっていく人の輪は、どこか下町のように懐かしくあたたかい。そして、全編にほのかに漂う人情味は、人間関係がどこか希薄になりつつある私たちの乾いた心に染み渡る。どこかぎこちない会話の中に、ほのぼのとしたユーモアを散りばめて、観終えた後「ほっ」と優しい気分にさせてくれる。「また明日からもしっかり生きていこう」と、背中を押してくれる大人のファンタジー。
風変わりな人々の再出発までの道のりを優しく描き出したのは、北野武、竹中直人、諏訪敦彦といった監督たちの作品で助監督を務めてきた大崎章。本作は、構想に5年を掛け、満を持しての監督デビュー作となった。脚本を手掛けたのは『MASK DE 41』の足立紳。公園を舞台に、大人達の日常の中に潜むさりげない幸せと希望に光を当てることで、作品を広がりのある大人のファンタジーへと昇華させている。撮影は大崎監督が絶大な信頼を寄せる『独立少年合唱団』、『銀のエンゼル』の猪本雅三、また照明には『着信アリ』、『KT』の松隈信一らを配し、監督の応援団として万全なるベテラン勢が脇を固めた。

キャッチボール屋 キャッチボール屋

2/29(土)~

東京不穏詩

東京不穏詩

©2018 KOWATANDA FILMS. ALL RIGHTS RESERVED

2018年/日本/116分/DCP/配給:太秦
英題:BAD POETRY TOKYO
監督:アンシュル・チョウハン

脚本:アンシュル・チョウハン、ランド・コルター 出演:飯島珠奈、望月オーソン、川口高志、真柴幸平、山田太一、ナナ・ブランク、古越健人

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

夢も愛も失ったとき、ひとはどこへ向かうのだろう?

女優を目指し、東京のクラブで働く三十歳のジュン。ある日彼女が帰宅すると恋人のタカが仕向けた不審な男に貯めていたお金を奪われ、顔に深い傷をつけられる。夢も愛も一瞬で失ったジュンは5 年前に飛び出した長野の実家へ帰ることに。受け入れがたい過去を知った事で何かが一気に弾けた彼女は亡き祖母の財産で暮らす粗暴な父に「強姦されたと言いふらす」となりふりかまわず財産の半分を要求。心の平衡を失っていくジュンはやがて偶然再会した旧友ユウキとの邂逅に居所を見出すが――。
ジュン、タカ、父、ユウキ、軋み合う彼らの欲求はやがて“堪えきれない衝動”となり、誰も予想できない衝撃の事態を生む。罪、幸せ、性、倫理……。独自の視点で日本社会のニュースを読み解くインド人監督が逆照射する”われわれの現在”に、何を思う?

世界の映画祭で喝采!
インド出身の新鋭アンシュル・チョウハン監督×最優秀女優賞3 冠 飯島珠奈
リアルと幻想が相成る、未だ嘗てない青春の詩が待望の劇場公開!

「人は愛や夢があるうちはそれだけで生きていける気になるが、その両方に裏切られた時、どうなるのか?」。監督の真摯な問いかけを共に極限まで突き詰めた珠玉のキャスト&スタッフたち。愛と夢に支えられ、しかしそれらに心を蝕まれる主人公ジュン。“誰しもに起きる”生の足掻きを体現した飯島珠奈(『ケンとカズ』『浜辺のゲーム』)は、本作で大阪アジアン映画祭2018 など3つの映画祭で最優秀女優賞を受賞。即興的な撮影現場から生まれた心の叫びに多くの共感と称賛の声が寄せられた。
監督は、インドから2011 年に来日し、本作が長編デビューとなるアンシュル・チョウハン。文化を跨ぐ独自の視点と各国スタッフから成る傑出した映像表現は瞬く間に注目を集め、ブリュッセル・インディペンデント映画祭グランプリほか世界各国で上映。日本の映画界にも新風をもたらす。

*ブリュッセル・インディペンデント映画祭 最優秀賞受賞
*大阪アジアン映画祭 最優秀女優賞受賞
*スレマニ国際映画祭 最優秀女優賞受賞

東京不穏詩 東京不穏詩 東京不穏詩

2/29(土)~

恋恋豆花

恋恋豆花

©2019「恋恋豆花」製作委員会

2019年/日本・台湾/101分/DCP/配給:アイエス・フィールド
監督:今関あきよし
脚本:いしかわ彰
挿入歌:「恋恋豆花」歌 洸美-hiromi-、「生活需要多一點樂觀」歌 PiA吳蓓雅
主題歌:「言葉 -KOTOBA-」歌 後藤郁
出演:モトーラ世理奈、大島葉子、椎名鯛造、真宮葉月、石知田、潘之敏、陳詠華、Gladys TSAI、翁兆璿、山田知弘、友咲まどか、龍羽ワタナベ、洸美-hiromi-、芋生悠、落合真彩、 桐生桜来、藤原希、梶健太、劉高志、利重剛

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,400円を当館受付にて発売中!
特典:オリジナルポストカードをプレゼント!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

イベント
初日舞台挨拶実施決定!
日時 :2/29(土)13:00回上映終了後
登壇者:大島葉子さん(出演) 
    利重剛さん(出演) 
    今関あきよしさん(監督)
※予告なく登壇者が変更される場合があります。

現地で頬張る台湾スイーツはとろけるように甘いけど…
恋をしたい年頃。旅先での出会いはほんのり甘ずっぱい。
娘(?)と母(?)の濃くて、熱くて、美味しい6+1日間

恋愛も人間関係も含め大学生活がつまらなくなり、中退を考えている奈央。
そんな中、父・博一の提案で、彼の3度目の結婚相手となる綾と台湾旅行をすることに。父の再婚相手というだけでよく知らない女性となぜ旅行をしなければならないのか?納得がいかないが、せっかくだから思いっきり楽しんでやろうと思う奈央の台湾旅行には、台湾の魅力的なスイーツやグルメとの出会い、そして思いがけない人々との出会いが待っていた…。

富田靖子(『アイコ十六歳』)、松浦亜弥(『美・少女日記』)、佐藤藍子(『タイム・リープ』)など数多くの美少女の面差しを映像に切り出してきた今関あきよし監督が今回カメラを向けた先は、「装苑」でモデルデビュー後、数々のファッション誌や広告に出演し、現在は映画・ドラマの出演が控え女優としても注目度№1のモトーラ世理奈。独特の雰囲気を持つ彼女が今関あきよし監督によってどう映像に切り出されるのだろうか。
奈央と台湾の旅を共にする綾には『朱花の月』、『ヘヴンズ ストーリー』の大島葉子、父・博一役には意外にも今関作品初出演となる利重剛、そして『刀剣乱舞』や『最遊記歌劇伝』などの2.5次元舞台で活躍中の椎名鯛造の出演も期待を膨らませる。

また本作は、今関映画の原点ともいうべき「ポップな楽曲が全編を彩る」音楽映画でもある。その、思わず心がほっこりするようなメロディを歌い上げるのは、女優としても進境著しい、これが久々の本格レコーディングとなる後藤郁、本人役で出演もしている日台ハーフのシンガーソングライター・洸美-hiromi-、日本でも人気急上昇中の台湾ポップス界の実力派・PiA吳蓓雅。音楽業界も注目の女性ヴォーカリストたちである。

恋恋豆花 恋恋豆花 恋恋豆花

3/7(土)~

風の電話

風の電話

©2020 映画「風の電話」製作委員会

2020年/日本/139分/配給:ブロードメディア・スタジオ
監督:諏訪敦彦
脚本:狗飼恭子、諏訪敦彦
音楽:世武裕子
出演:モトーラ世理奈、西島秀俊、西田敏行(特別出演)、三浦友和、渡辺真起子、山本未來、占部房子、池津祥子、石橋けい、篠原篤、別府康子

公式ホームページ
UDCast 対応

本作は、目や耳の不自由な方も一緒に映画を楽しめる無料専用アプリケーション「UDCast」方式の上映に対応しています。
字幕ガイド用メガネのご用意がございます。受付にお声がけください。

あの丘にある<風の電話>へ、
天国に繋がるただ一つの電話へ、
今日もまた人々が訪れる

17 歳の高校生ハルは、東日本大震災で家族を失い、広島に住む伯母、広子の家に身を寄せている。心に深い傷を抱えながらも、常に寄り添ってくれる広子のおかげで、日常を過ごすことができたハルだったが、ある日、学校から帰ると広子が部屋で倒れていた。自分の周りの人が全ていなくなる不安に駆られたハルは、あの日以来、一度も帰っていない故郷の大槌町へ向かう。広島から岩手までの長い旅の途中、彼女の目にはどんな景色が映っていくのだろうか―。
憔悴して道端に倒れていたところを助けてくれた公平、今も福島に暮らし被災した時の話を聞かせてくれた今田。様々な人と出会い、食事をふるまわれ、抱きしめられ、「生きろ」と励まされるハル。道中で出会った福島の元原発作業員の森尾と共に旅は続いていき…。そして、ハルは導かれるように、故郷にある<風の電話>へと歩みを進める。家族と「もう一度、話したい」その想いを胸に―。

2011年に、岩手県、大槌町在住のガーデンデザイナー・佐々木格氏が自宅の庭に設置した<風の電話>。死別した従兄弟ともう一度話したいという思いから誕生したその電話は、「天国に繋がる電話」として人々に広まり、東日本大震災以降、3万人を超える人々が、この場所を訪れている。
本作は、この電話をモチーフにした初めての映像作品。監督は、『2/デュオ』(97)で長編監督デビュー以来、『M/OTHER』(99)を始め、『ライオンは今夜死ぬ』(17)など日本だけでなく、フランスをはじめヨーロッパで圧倒的な評価を受けている諏訪敦彦。広島から故郷の大槌町へと旅する主人公ハルを、注目の女優モトーラ世理奈が演じ、西島秀俊、西田敏行、三浦友和ら日本を代表する名優たちが、彼女の熱演を温かく包む。現場の空気感まで切り取る諏訪監督ならではの手法によって、魂のこもった俳優たちの演技が胸を打つ本作。唯一無二の映画体験が見る人の人生に優しくそっと刻まれる、今だからこそ届けたい、珠玉の感動作が誕生。

風の電話 風の電話 風の電話

3/14(土)~1週間限定

アジアの純真

アジアの純真

©2009 PURE ASIAN PROJECT

2009年/日本/白黒/108分/35mm/配給:ドッグシュガームービーズ
監督:片嶋一貴
脚本:井上淳一
撮影:鍋島淳裕
美術:佐々木記貴
音楽:ken sato
出演:韓英恵、笠井しげ、黒田耕平、丸尾丸一郎、川田希、パク・ソヒ、白井良明、若松孝二

トークイベント
初日3/14(土)上映後、末永賢さん(本作助監督、今夏公開ドキュメンタリー『頭脳警察』監督)、井上淳一さん(本作脚本、『誰がために憲法はある』監督)のトークイベントがございます。
3/15(日)上映後、津田大介さん(ジャーナリスト)、井上淳一さんのトークイベントがございます。

この逃げ場のないアジアの片隅で、少年と少女は出逢い、復讐はやがて愛になる

2002年秋、北朝鮮による拉致事件で反朝鮮感情が蔓延する中、チマチョゴリを着た在日朝鮮人の女子高生が、チンピラに殺害される事件が発生した。その殺害現場に偶然居合わせ、恐怖から見て見ぬふりをしてしまった気弱な日本人高校生は、後日、被害者に瓜二つの妹と出合う。ふたりは第二次世界大戦の時から残っていた毒ガスをリュックに詰め込み、自転車に乗って旅に出る。ある目的を果たすために…。

少女はつぶやく「どうやったら世界は変わるの?」
見て見ぬふりは、もうヤメだ!

誰もが世界平和を願っている。だが世界では戦争が続き、憎しみは連鎖し、次の悲劇の火種を生む。日本やアジアも、そうした歴史を繰り返してきた。そんなアジアの片隅で、ある少年と少女が出逢い、やがて彼らは“テロリスト”と呼ばれるようになる。なぜ彼らは、そこまで世界を憎んでしまったのか。その彼らの悲しみの行方とは…。
監督は、プロデューサーとして『ピストルオペラ』『オペレッタ狸御殿』で、21世紀鈴木清順ワールドを世に出した片嶋一貴。主人公の少女を演じるのは、『ピストルオペラ』『誰も知らない』『疾走』『悪人』『マイ・バック・ページ』など多数出演、実力派女優・韓英恵。2011年のロッテルダム映画祭で、その過激なテーマから物議を醸す一方、「白黒の奇跡」と評された問題作。

アジアの純真 アジアの純真 アジアの純真

3/14(土)~

陸軍前橋飛行場 私たちの村も戦場だった

陸軍前橋飛行場

2018年製作/日本/69分/配給:群馬共同映画社
監督:飯塚俊男
撮影:重枝昭典
構成・編集:鍋島惇
ナレーター:中村万里
朗読:長沢大

公式ホームページ

当時を知る少年少女たちが今語る
記憶を記録に 平和への願いを込めて

太平洋戦争末期、群馬県中央部に急造された陸軍前橋飛行場。田畑は強制買収され、特攻訓練された若者たちは沖縄へ向かった。当時を知る人々の証言から浮かび上がることとは・・・
「陸軍前橋飛行場と戦時下に生きた青少年の体験記」(鈴木越夫著)をもとに、戦時中に住谷修さんが克明に記録した「村日記」を清書して今に伝える息子の住谷佳禹さんを始め、当時を知る人々の証言を丹念に収録し、国内外の当時の映像を駆使した貴重な記録である。監督の飯塚敏男は、知られざる地元の歴史を後世に伝えようと本作の製作を決意。飯塚の意図に賛同して、ベテランカメラマンの重枝昭典、構成編集は腕利きの鍋島惇と、一流の技術陣が脇を固めて完成に漕ぎつけた。
戦争終結から70年以上。戦争体験そのものが風化していきそうな今こそ、当時を生きた方々の証言や記録を子どもたちに語り継ぎ、二度と同じ道を歩むことのないように祈り製作された力作である。

太平洋戦争のさなか、群馬県の中央部に建設された<陸軍前橋飛行場>が利用されたのは、敗戦で廃止されるまでの僅か1年間。建設に駆り出された地域の人々、特攻隊員と地域の人々との交流など、さまざまなドラマが生まれています。当時を知る多くの人々へのインタビューを重ねて、ようやく1本の映画になりました。いずれの証言にも目を啓かせられる思いがしています。話を聴けば聴くほど、21世紀に生きる自分と当時の人々とが地続きで、彼らのすぐ隣にいるような錯覚を覚える事もあり、もし、あの時代に生きていたら自分も特攻に志願していたかもしれない、と思うことすらありました。怖さを実感しています。その怖さを知り、この事実を伝えることがとても大切です。それが歴史を知り伝えることではないでしょうか。

監督 飯塚俊男

陸軍前橋飛行場 陸軍前橋飛行場 陸軍前橋飛行場

3/14(土)~

イントゥ・ザ・スカイ

イントゥ・ザ・スカイ

©2019 AMAZON CONTENT SERVICES LLC.

2019年/イギリス・アメリカ/101分/シネスコ/5.1ch
英題:The Aeronauts/字幕:風間綾平
配給・宣伝:ギャガ
監督:トム・ハーパー
脚本:ジャック・ソーン
音楽:スティーヴン・プライス
出演:フェリシティ・ジョーンズ、エディ・レッドメイン、ヒメーシュ・パテル、トム・コートネイ

公式ホームページ

高度12000メートルを体感!! 人類の限界に挑む2人の運命は―。 奇跡の実話。興奮と感動の物語。

ジャンボジェットが実現してくれた人類の夢、高度10000mを超える空の旅。それを生身の身体で成し遂げた気象学者がいた。彼の名前はジェームズ・グレーシャー、時は1862年、イギリス。酸素ボンベ無しで気球に乗って、高度11277mまで上昇したのだが、これは現在でも破られていない記録なのだ。
ジェームズの目的は、気象予測を実現すること。その研究のために、大空で目にした一部始終を詳細な記録に残した。今を生きる私たちが、当たり前のように明日の天気を知ることが出来るのも、災害の警報を受け取ることが出来るのも、この飛行があってのことなのだ。
そんな人類の歴史の中でも重大な出来事を映画化したのは、ディズニーの実写版『美女と野獣』のプロデューサー、トッド・リーバーマン。企画に「惚れ込んだ」と語るリーバーマンの指揮のもと、高度11000m、気温マイナス50℃、酸素もほとんどない世界を、最先端の映像とドルビーアトモスのレコーディング技術で、リアルかつダイナミックに再現。スクリーンの前に座るだけで、どこまでも青い大空や太陽に輝く雲の美しい光景から、恐るべき嵐と極寒の世界、光輪や蝶の群れなど地上では目にできない神秘的な現象までを体験。まるで気球に同乗しているかのような、臨場感を限界まで極めた体感型アドベンチャー・エンタテインメントの誕生!

堅物の気象学者と、自由奔放な気球操縦士 気象予報の未来を変えた正反対のふたりの、 深い絆と壮大な旅路の物語

天気を予測することが出来ると唱える気象学者のジェームズは、学界からは荒唐無稽とバカにされ、調査飛行の資金も集められずにいた。諦めきれないジェームズは、気球操縦士のアメリアに「空に連れていってほしい」と頼み込む。2年前に夫を亡くしてから、生きる気力さえ失っていたアメリアだが、悲しみから立ち直るための飛行を決意する。ようやくスポンサーも現れ、アメリアのショーとして、高度の世界記録に挑戦することになる。観客の熱い声援に送られ飛び立った二人だが、立場と目的の違いから狭いバスケットに険悪な空気が流れる。だが、高度7000mの世界記録を破った後、想像を絶する自然の脅威に次々と襲われた二人は、互いに命を預けて助け合うしかなかった。果たして、前人未到の高度11000mで、二人を待ち受けていたものとは──?

科学の力を純粋に信じ、研究には熱くまい進するが、人とのコミュニケーションには不器用なジェームズにはエディ・レッドメイン。実在のフランスの気球操縦士をモデルにした、女性に自由が与えられていなかった時代に、社会の常識にとらわれずに生きるアメリアには、フェリシティ・ジョーンズ。『博士と彼女のセオリー』で天才物理学者スティーヴン・ホーキング博士と、彼を長年支え続けた妻ジェーンに扮したオスカー俳優コンビが、再び困難を共に乗り越えて結ばれる男女の至高の絆を演じ、観る者の心を熱く揺さぶる。
監督は、主にイギリスのTVシリーズで活躍するトム・ハーパー、脚本は『ワンダー 君は太陽』のジャック・ソーン。音楽は『ゼロ・グラビティ』でアカデミー賞®に輝いたスティーヴン・プライス。
好奇心と勇気が想像を超える未来を連れてくることを教えてくれる、壮大なスペクタクル・エンタテインメント。

イントゥ・ザ・スカイ イントゥ・ザ・スカイ

3/21(土)~

ソン・ランの響き

ソン・ランの響き

©2019 STUDIO68

2018年/ベトナム/102分/提供:パンドラ/配給協力:ミカタ・エンタテインメント/配給宣伝:ムービー・アクト・プロジェクト
原題:Song Lang
監督・脚本:レオン・レ
出演:リエン・ビン・ファット、アイザック、スアン・ヒエップ

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【前売券】全国共通特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!特典:特製ポストカード2枚セットをプレゼント!

ベトナムの民族楽器<ソン・ラン>の響きにのせて
出会うはずのなかった孤独な二人の人生がひととき交差する
ボーイ・ミーツ・ボーイの物語

80年代のサイゴン(現・ホーチミン市)。借金の強引な取り立てで“雷のユン兄貴”と恐れられていたユンは、ベトナムの伝統歌舞劇〈カイルオン〉の花形役者リン・フンと運命的な出会いを果たす。初めは反発し合っていたふたりだったが、停電の夜にリン・フンがユンの家に泊まったのをきっかけに心を通わせていく。実はユンは〈カイルオン〉に欠かせない民族楽器〈ソン・ラン〉の奏者をかつて志した事があり、楽器を大切に持っていたのだった。粗野なユンと一途な役者リン・フン。一見対照的だが共に悲しい過去を持つふたりは、孤独を埋めるように響き合うのだった。やがてこれまで感じたことのない気持ちを抱き始めたふたりは、再会を約束し別れる。しかし、ユンが過去に犯したある出来事をきっかけに、ふたりの物語は悲劇的な結末に突き進んでいく――

ベトナムの伝統芸能〈カイルオン〉を主題に、孤独なふたりの刹那的な出会いを描き、世界中の映画祭で話題を呼んだ本作が待望の日本公開。ユン役のリエン・ビン・ファットは、本作がデビュー作ながら粗暴な中に繊細さを隠し持つ孤独な男を演じ切り、見事第31回東京国際映画祭でジェムストーン賞(新人杯優勝)を受賞。一方、ベトナムのトップアイドルグループ・365dabandの元メンバーであるリン・フン役アイザックは、伝統歌劇の花形役者を艶やかな歌声と踊りで見事に演じ、その中世的な魅力を余すところなく発揮している。レオン・レ監督は少年期に渡った米国からベトナムへ帰国し監督デビューした本作で、既に国内外で37もの賞を受賞。その美しい物語は世界中で絶賛を浴びている。

ソン・ランの響き ソン・ランの響き ソン・ランの響き

3月下旬~

フレディ・M・ムーラー特集 マウンテン・トリロジー

フレディ・M・ムーラー特集 マウンテン・トリロジー画像 公式ホームページ

【前売券】全国共通劇場鑑賞券【3回券】3,600円を当館受付にて発売中!特典:オリジナルクリアファイルをプレゼント!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

有隣堂さん取り扱い分は、特典は付きません。

映画史に燦然と輝く“山”映画の最高峰、『山の焚火』。
巨匠フレディ・M・ムーラーの伝説の傑作が、35年の歳月を経てデジタルリマスターで甦る! 
日本初公開の『我ら山人たち』『緑の山』を合わせた三部作一挙公開

ダニエル・シュミットやアラン・タネールらと並び、1960年代後半に起こったスイス映画の新しい潮流「ヌーヴォー・シネマ・スイス」の旗手として知られる、フレディ・M・ムーラー。『山の焚火』は、1985年に発表され、ロカルノ国際映画祭で金豹賞(グランプリ)を獲得し、世界にムーラーの名を轟かせた。
本特集では、『山の焚火』とあわせて「マウンテン・トリロジー」を構成する2本のドキュメンタリーを同時公開。民話と山に惹かれたムーラーが、吸い寄せられるように生まれ育ったスイス・ウーリ州の山岳地帯に戻り、長期取材を敢行。そこから生まれた三部作は、人と自然、そしてまるで現代を予知したかのような今日的問題を驚くほど大胆な創意と圧倒的な映像で描き出す。

山の焚火
我ら山人たち─我々山国の人間が山間に住むのは、我々のせいではない
緑の山


山の焚火

山の焚火

1985年/スイス/117分/スイス・ドイツ語/配給:ノーム
原題:Hohenfeuer
監督・脚本:フレディ・M・ムーラー
撮影:ピオ・コラーディ
録音:フロリアン・アイデンベンツ
編集:ヘレーナ・ゲルバー
出演:トーマス・ノック、ヨハンナ・リーア、ロルフ・イリック、ドロテア・モリッツ、イェルク・オーダーマット、ティッリ・ブライデンバッハ

広大なアルプスの山腹。人々から隔絶された地で、ほぼ自給自足の生活を送る4人家族。10代半ばの聾啞の弟はその不自由さゆえに時に苛立つこともあるが、姉と両親の愛情を一身に受け健やかに育つ。ある日、草刈り機が故障したことに腹を立てた弟は、それを投げ捨て父の怒りを買う。家を飛び出し山小屋に隠れ、一人で生活をする弟。そこに食料などを届ける姉。二人は山頂で焚火を囲み楽しい時間を過ごすが、やがて姉の妊娠が発覚し…。 雄大な自然に囲まれた美しく神話的な世界。その閉ざされた空間の中に潜む人間のリアリティがスクリーンから溢れ出す。巨匠フレディ・M・ムーラーの伝説の傑作。

山の焚火 山の焚火 山の焚火

我ら山人たち

我ら山人たち─我々山国の人間が山間に住むのは、我々のせいではない

1974年/スイス/108分/スイス・ドイツ語/配給:ノーム
原題:Wir Bergler in den Bergen sind eigentlich nicht schuld, dass wir da sind
監督:フレディ・M・ムーラー
原案:フレディ・M・ムーラー、ジャン=ピエール・オビー、ゲオルク・コーラー
撮影:イワン・シューマッハー
編集:フレディ・M・ムーラー、エヴェリーネ・ブロムバッハー
録音:リュック・イェルサン

ムーラーの故郷、スイスのウーリ州。変わりゆく山岳地帯にすむ山人たちの生き方と精神世界に迫るドキュメンタリー。1974年ロカルノ国際映画祭国際批評家賞受賞。

我ら山人たち 我ら山人たち 我ら山人たち

緑の山

緑の山

1990年/スイス/128分/スイス・ドイツ語/配給:ノーム
原題:Der grune Berg
監督、原案:フレディ・M・ムーラー
撮影:ピオ・コラーディ
編集:カトリン・プリュス
録音:フロリアン・アイデンベンツ

アルプスの山間で持ち上がった放射線廃棄物処理場の建設計画。土地と自分たちのルーツを守ろうとする反対派と賛成派の住民たちを追ったドキュメンタリー。

緑の山 緑の山 緑の山

4/4(土)~

アリ地獄天国

アリ地獄天国

2019/日本/98分/BD/配給:映像グループ ローポジション
監督・撮影・編集・構成:土屋トカチ
構成:飯田基晴
取材協力:プレカリアートユニオン
ナレーション:可野浩太郎
主題歌:マーガレットズロース「コントローラー」

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【前売券】全国共通特別前売券1,400円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

ぼく、営業成績トップ。
いま、終日シュレッダー業務。
なんで?

とある引越会社。社員らは自らが置かれた状況を「アリ地獄」と自虐的に呼ぶ。それは、長時間労働を強いられ、事故や破損を起こせば借金漬けに陥る状況を指す。営業職の34才の男性は異議を唱え、一人でも入れる個人加盟型労働組合に加入した。すると、粉塵の舞うシュレッダー係へ配転され、給与は半減。のちに懲戒解雇に追い込まれた。事由を記した「罪状ペーパー」なる掲示物も全国支店に貼りだされた。
間もなく解雇は撤回されたが、復職先は再びシュレッダー係。それが2年間も続く。さらに、法律違反である労働組合への不当労働行為が発生。「差別人事」の実態も取材を通じて明らかとなった。 一方、大学時代からの親友の自死を止められなかった監督は、後悔の念に苛まれていた・・・。

生き残るための、労働映画(ロードームービー)、誕生!

日本政府の重要政策のひとつ「働き方改革」が叫ばれているいま、労働環境の改善が深く問われている。きっかけのひとつに「ブラック企業」「ブラックバイト」なる言葉が広く認識され、大きな社会問題となってきたことが挙げられる。異様な労働環境のもと、長時間労働を強い、法律を無視し、人権を踏みにじるような企業経営は、あとを絶たない。大企業での過労死や過労自死も記憶にあたらしい。
本作は、理不尽な労働環境に置かれた30代の正社員が、改善を求めて個人加盟型の労働組合に加入し、たたかった3年間の記録である。どうすれば真の意味で「働き方改革」が実現できるのか。この映画体験は、そのヒントになるかもしれない。

アリ地獄天国 アリ地獄天国 アリ地獄天国

4/4(土)~

家族を想うとき

家族を想うとき

© Sixteen SWMY Limited, Why Not Productions, Les Films du Fleuve, British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2019

2019年/イギリス・フランス・ベルギー/英語/100分/配給:ロングライド
原題:Sorry We Missed You
監督:ケン・ローチ
脚本:ポール・ラヴァティ
出演:クリス・ヒッチェン、デビー・ハニーウッド、リス・ストーン、ケイティ・プロクター

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家族を守るはずの仕事が、家族を引き裂いてゆく
いったい何と闘えば、家族を幸せにできるの?

イギリス、ニューカッスルに住むある家族・ターナー家の父リッキーはマイホーム購入の夢をかなえるために、フランチャイズの宅配ドライバーとして独立することを決意。「勝つのも負けるのもすべて自分次第。できるか?」と本部のマロニーにあおられて「ああ、長い間、こんなチャンスを待っていた」と答えるが、どこか不安を隠し切れない。
母のアビーはパートタイムの介護福祉士として、時間外まで1日中働いている。リッキーがフランチャイズの配送事業を始めるには、アビーの車を売って資本にする以外に資金はなかった。遠く離れたお年寄りの家へも通うアビーには車が必要だったが1日14時間週6日、2年も働けば夫婦の夢のマイホームが買えるというリッキーの言葉に折れるのだった。
介護先へバスで通うことになったアビーは、長い移動時間のせいでますます家にいる時間がなくなっていく。16歳の息子セブと12歳の娘のライザ・ジェーンとのコミュニケーションも、留守番電話のメッセージで一方的に語りかけるばかり。家族を幸せにするはずの仕事が家族との時間を奪っていき、子供たちは寂しい想いを募らせてゆく。そんな中、リッキーがある事件に巻き込まれてしまう──。

いまを生きる私たちを吹き飛ばそうとする嵐に、
名匠ケン・ローチ監督が再び、正面から立ち向かう

2016年カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝き、日本でも大ヒットを記録した『わたしは、ダニエル・ブレイク』。この傑作を最後に、一度は表舞台から降りたケン・ローチ監督。だが、同作のリサーチ中に社会の底辺で目の当たりにした〈現実〉が彼の心の中に生き続け、いつしか〈別のテーマ〉として立ち上がり、どうしても撮らなければならないという使命へと駆り立てた。引退表明を撤回した名匠が最新作で描いたのは、グローバル経済が加速している〈今〉、世界のあちこちで起きている〈働き方問題〉と、急激な時代の変化に翻弄される〈現代家族の姿〉だ。
個人事業主とは名ばかりで、理不尽なシステムによる過酷な労働条件に振り回されながら、家族のために働き続ける父。そんな父を少しでも支えようと互いを思いやり懸命に生き抜く母と子供たち。日本でも日々取り上げられている労働問題と重なり、現代社会が失いつつある家族の美しくも力強い絆に、激しく胸を揺さぶられる。
2019年のカンヌ国際映画祭で、「私たちがやらねばならないことはひとつ。耐えられないことがあれば、変えること。今こそ変化の時だ」という、公式上映後のケン・ローチ監督のスピーチがさらなる拍手を呼んだ感動作。

家族を想うとき 家族を想うとき 家族を想うとき

photo: Joss Barratt, Sixteen Films 2019

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