近日上映作品

6/22(土)~

誰がために憲法はある

誰がために憲法はある

©「誰がために憲法はある」製作運動体

2019年/日本/71分/DCP/配給:太秦株式会社
監督:井上淳一
「憲法くん」作:松元ヒロ
製作:馬奈木厳太郎
プロデューサー:片嶋一貴
音楽:PANTA
出演:渡辺美佐子、高田敏江、寺田路恵、大原ますみ、岩本多代、日色ともゑ、長内美那子、柳川慶子、山口果林、大橋芳枝

公式ホームページ

【前売券】全国共通鑑賞券1,300円を当館受付にて発売中!
特典:ステッカーをプレゼント!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

舞台挨拶
6/23(日)10:00回上映後、井上淳一監督の舞台挨拶がございます!

芸人・松元ヒロの一人語り「憲法くん」を演じる名優・渡辺美佐子の鎮魂の旅

「憲法くん」とは、井上ひさし、永六輔、立川談志も絶賛したお笑い芸人・松元ヒロが20年以上、日本国憲法の大切さを伝えるためユーモラスに演じ続けている一人語りである。「憲法くん」はこう言う。「わたしというのは、戦争が終わった後、こんなに恐ろしくて悲しいことは、二度とあってはならない、という思いから生まれた、理想だったのではありませんか」。そして、「わたしの初心、わたしの魂は、憲法の前文に書かれています」と憲法前文を一気に暗唱する。憲法に対する深い愛と洞察が込められたこの「憲法くん」を語るのは、「戦争を知る世代として、再び戦争の悲劇がこの国に起こらないように、この役を魂を込めて演じました」という、今年87歳になる名優・渡辺美佐子。文字で読む憲法と違い、本作で朗読される日本国憲法前文は、心の奥深くに突き刺さる。

わたしたちは、世界でいちばん、強くて素晴らしい武器をもっている。
原爆朗読劇を続けるベテラン女優陣が語る戦後、未来へ託す思いとは――

渡辺美佐子は初恋の人を疎開先の広島の原爆で亡くしたことを戦後35年目の1980年になって知った。彼の死を知った渡辺が中心メンバーとなり、現在まで33年間、鎮魂の想いを込めてベテラン女優たちと原爆朗読劇をやり続け全国各地を回っている。しかし、その朗読劇は今年で幕を閉じる。本作では渡辺をはじめ、女優たちがこの活動を通じて抱くそれぞれの思いを語る姿を映し出す。
監督は『大地を受け継ぐ』(15)で原発事故により汚染された土地で農作物を作り続ける農家と、そこを訪れる学生たちの姿を真摯に見つめたドキュメンタリーを手掛けた井上淳一。同作でもタッグを組んだ弁護士の馬奈木厳太郎とともに、「憲法とは何か?なぜできたのか?」という原点を見つめ直すことができる作品を完成させた。子どもから大人まですべての人が日本国憲法について考えるきっかけを与えてくれる必見のドキュメンタリー!

誰がために憲法はある 誰がために憲法はある 誰がために憲法はある

6/22(土)~

YUKIGUNI

YUKIGUNI

©いでは堂

2018年/日本/87分/DCP/製作・配給:いでは堂
監督・編集:渡辺智史
撮影:佐藤広一
ナレーション:小林薫
出演:井山計一、草間常明、秋田次郎、長嶋豊、荒川英二、桐竹紋臣、井山多可志、菅原真理子、長坂晃、長坂和佳

公式ホームページ

【前売券】全国共通鑑賞券1,300円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券
UDCast 対応

本作は、目や耳の不自由な方も一緒に映画を楽しめる無料専用アプリケーション「UDCast」方式の上映に対応しています。

舞台挨拶&イベント
初日6/22(土)11:30回上映後、渡辺智史監督の舞台挨拶がございます!舞台挨拶後、ロビーにてカクテルイベント開催予定!

大正15年生まれ、日本最高齢バーテンダーの半生とカクテル「雪国」の誕生秘話を描く。

平成が終わるという大きな節目の今年、くしくも誕生から60年を迎えるスタンダードカクテル「雪国」。1958年度にサントリーの前身・壽屋のカクテルコンペで優勝したカクテルは、いつしか日本各地のバーテンダーの中で愛され、作られ続けてスタンダードカクテルとして知られるようになる。
BARは人なり、あるBAR評論家が残した格言。この言葉を体現するように、井山計一さんのカクテルを飲み、話を聞くため、全国からカクテルファンが訪れる。その姿はまさに、カクテル巡礼とも呼べる光景だ。誕生から60年を迎えるカクテル「雪国」の誕生秘話、時代を超えて愛されるカクテル、そのグラス越しに映る井山さんの半生、撮影中に最愛の妻を亡くし、別れを機に家族との絆を取り戻していく姿、激動の時代を経ても古びない「美しさ」「愛おしさ」をめぐる珠玉の物語。
本映画を監督したのは、「よみがえりのレシピ」「おだやかな革命」で知られる山形県在住の映画監督の渡辺智史。撮影には2年半の歳月をかけ、今年92歳を迎えた現役バーテンダーの型にはまらない人生の輝き、魅力を余すところなく描いている。

一杯のカクテルに秘められた物語の数々に耳を傾けて

昭和30年代に生まれたスタンダードカクテルの創作者の多くが鬼籍に入られる中で、今なお現役でカクテルを作り続ける井山さんの人柄に導かれるように、映画の企画はスタートしました。半世紀以上ものライフヒストリーを昨日のことのように楽しく語りながら、カクテル「雪国」を作り続けてきた井山さんのお店は、不思議と人を幸せな気分にする場所です。取材を通して、1杯のカクテルには無数の物語が内包されているのだと気付き、その物語に導かれるように、2年半の時間をかけて取材が続きました。お酒同士が出会い混ざり合ってカクテルが生まれ、そのカクテルとマスターの話を聞きにBARに人が集い、そこで会話が生まれていく。映画という体験も、もしかすると自分の人生と映画に写っている人生が混ざり合うようにして、観客の心に物語が作られていくのかもしれません。この映画も、カクテル「雪国」のように古びない物語として、映画を見た方の記憶に残ることを願っています。そして映画を見た後は、ぜひ自分好みのBARを探しに街に出かけていただきたいです。そこには、きっと素敵な出会いがあるはずです。(監督コメント)

YUKIGUNI YUKIGUNI YUKIGUNI

6/22(土)~

キュクロプス

キュクロプス

© 2018 Norichika OBA

2018年/日本/108分/DCP/配給:アルミード
製作・脚本・監督:大庭功睦
プロデュース:石塚紘太
撮影:川野由加里
衣装:白石敦子
出演:池内万作、斉藤悠、佐藤貢三、杉山ひこひこ、あこ、島津健太郎、山中良弘

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,200円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

舞台挨拶
初日6/22(土)20:35回上映後、大庭功睦監督、川野由加里さん(撮影)の舞台挨拶がございます!

復讐に取り憑かれた一つ目の男【キュクロプス】
その目に映る真実とは――

妻とその愛人を殺害した罪により、14年の服役を終えた男・篠原(池内万作)が、事件が起きた町に戻ってきた。彼の目的は、妻を殺し自分を罠に陥れた真犯人に復讐すること――
篠原は、事件の捜査を担当した刑事・松尾(佐藤貢三)と、その情報屋・西(斉藤 悠)の協力を得、真犯人がヤクザの若頭・財前(杉山ひこひこ)であることを知る。早速、財前殺害に向け、西の手ほどきを受けつつ銃撃の訓練を始める篠原。同時に、事件の記憶が蘇り、悪夢に苛まれ、亡き妻の亡霊との邂逅に安らぎを見出す篠原であった。
ある日、篠原は、ふらりと立ち寄ったバーで、亡き妻に瓜二つの女性・ハル(あこ)と出会う。一度目は、逃げるように店を後にした篠原だが、それ以降、事態は思わぬ方向に転がり始める。

本作は、日本映画を支える実力本位の俳優達によって、よりパワフルな仕上がりとなっている。主人公・篠原を演じるのは、数々の映画において印象深い存在感を残す俳優・池内万作。過去の凄惨な記憶に苦しみ、その表情に復讐の念を滾らせる主人公・篠原を、深い叙情と共に表現している。
稲葉組の若中を演じた斉藤悠は、俳優・斎藤洋介の息子としても知られる。斎藤の憂いを含んだキレのある佇まいは、作品に清冽な印象を与えた。刑事・松尾を演じた佐藤貢三は、瀧本智行や羽住英一郎ら監督作品を支えるベテラン俳優。どことなく人の良さそうな佐藤の風貌は、作品の柔らかいインパクトだ。
他にも、暴力と虚無に彩られた稲葉組若頭・財前を演じた杉山ひこひこ、紅一点として作品に華を添えたハル/亜希子役の、あこ。などなど、見どころは尽きない。

キュクロプス キュクロプス キュクロプス

6/29(土)~

ビリーブ 未来への大逆転

ビリーブ 未来への大逆転

©2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.

2018年/アメリカ/120分/DCP/配給:ギャガ
原題:ON THE BASIS OF SEX
監督:ミミ・レダー
出演:フェリシティ・ジョーンズ、アーミー・ハマー、キャシー・ベイツ
主題歌:KESHA「Here Comes The Change」

公式ホームページ

彼女の物語が、世界を変えた――。
世紀の〈男女平等〉裁判に挑んだ、女性弁護士の爽快な感動実話。

貧しいユダヤ人家庭に生まれたルース・ギンズバーグは、「すべてに疑問を持て」という亡き母の言葉を胸に努力を重ね、名門ハーバード法科大学院に入学する。1956年当時、500人の生徒のうち女性は9人で、女子トイレすらなかった。家事も育児も分担する夫のマーティンの協力のもと首席で卒業するが、女だからというだけで雇ってくれる法律事務所はなかった。やむなく大学教授になったルースは、70年代になってさらに男女平等の講義に力を入れる。それでも弁護士の夢を捨てられないルースに、マーティンがある訴訟の記録を見せる。ルースはその訴訟が、歴史を変える裁判になることを信じ、自ら弁護を買って出るのだが──。

女性が職に就くのが難しく、自分の名前でクレジットカードさえ作れなかった時代に、弁護士ルース・ギンズバーグが勝利した史上初の〈男女平等〉裁判。なぜ、彼女は法の専門家たちに〈100%負ける〉と断言された上訴に踏み切ったのか?そして、どうやって〈大逆転〉を成し遂げたのか?
ルースを演じるのは、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞®にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズ。彼女を信じ、支え続けた夫のマーティンには『君の名前で僕を呼んで』のアーミー・ハマー。さらに、『ミザリー』のオスカー女優キャシー・ベイツが伝説の弁護士役で出演。貧しさと差別をバネに、弱い立場の人々と手を組み権力に立ち向かうルースの逆転劇に、心の拳を高く振り上げずにはいられない。

ビリーブ 未来への大逆転 ビリーブ 未来への大逆転 ビリーブ 未来への大逆転

6/29(土)~

RBG 最強の85才

RBG 最強の85才

©Cable News Network. All rights reserved.

2018/アメリカ/98分/配給:ファインフィルムズ
原題:RBG
監督・製作:ジュリー・コーエン、ベッツィ・ウエスト
出演:ルース・ベイダー・ギンズバーグ、ビル・クリントン、バラク・オバマ
後援:アメリカ大使館

公式ホームページ

1人の女性が、アメリカを変えた。
妻として、母として、そして働く女性として――

1933年ニューヨーク、ブルックリンで生まれたルース・ベイダー・ギンズバーグ。弁護士時代から一貫して女性やマイノリティの権利発展に努めてきた彼女は、1993年にビル・クリントン大統領に女性として史上2人目となる最高裁判事に指名される。以降も男子大学の女性排除、男女の賃金差別、投票法の撤廃などに、弁護士時代と変わらぬ視点から、法の下の平等の実現に向けて果敢に切り込んでゆく。若者を中心に絶大な支持を得る「RBG」はいかにして誕生したのか?彼女を良く知る家族、友人、同僚が母として、友人として、働く女性としてのルースの知られざる素顔を語り、彼女を支え続けた夫、マーティンとの愛溢れるエピソードも描かれる、全米大ヒットのドキュメンタリー。

ルース・ベイダー・ギンズバーグ、通称RBG。若き弁護士時代からアメリカの法を変えてきた彼女は、最高齢の女性最高裁判事として国民的アイコンとなった。関連本の出版に始まり、Tシャツやマグカップなどのグッズも誕生した“RBGフィーバー”とそのオンリーワンな歩み、そして彼女を最高裁判事に押し上げた最愛の夫との胸を打つエピソードの数々を描いた本作は、米国公開時に大ヒットを記録。米映画批評サイトロッテン・トマトでも絶賛95% FRESHをマークし、見事第91回アカデミー賞<長編ドキュメンタリー賞>&<歌曲賞>2部門にノミネートされた。「闘い続ける」RBGを彷彿とさせる歌詞を乗せて、アカデミー賞女優ジェニファー・ハドソンが歌う壮大なバラード「I’ll Fight」が作品を盛り上げる。

RBG最強の85才 RBG最強の85才

6/29(土)~

マルリナの明日

マルリナの明日

CINESURYA – KANINGA PICTURES – SHASHA & CO PRODUCTION – ASTRO SHAW © 2017 ALL RIGHTS RESERVED

2017年/インドネシア・フランス・マレーシア・タイ合作/95分/インドネシア語/配給:パンドラ
監督:モーリー・スリヤ
出演:マーシャ・ティモシー、パネンドラ・ララサティ、エギ・フェドリー、ヨガ・プラタマ

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,400円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

美貌の未亡人マルリナが、自らの正義と明日をかけて、誰も見たことのない復讐の旅に出る―!

夫と子どもを亡くし、荒野の一軒家で暮らす天涯孤独のマルリナ。突然、彼女のすべてを奪おうとする7人の強盗団に襲われた。暴行を受けながらも、次々と強盗団を倒し、首領マルクスの首を刎ねて窮地から脱出。自らの正当防衛を証明するため、たった一人で、警察署へと向かう。だが、強盗団の残党達はマルクスの復讐を誓って、彼女の跡を追い始めていた…。

全く新しい「闘うヒロイン」に喝采!!!
インドネシアの荒野から放つ 超痛快“ナシゴレン・ウェスタン”!

哀愁が漂うマカロニ・ウェスタンの音楽、獲物を狙うように鈍く光る剣ナタ、灼けつく太陽と果てしない荒野…。インドネシアの若き女性監督が、この上ない映画愛をあふれさせながら、前代未聞の雰囲気を全編にまとわせ、全く新しい〈闘うヒロイン〉を生み出した!このインドネシアの流儀で貫かれた、ひとりの女性の闘いの物語は、さりげないユーモアも織り交ぜた会心の娯楽活劇として、カンヌをはじめ世界各国の映画祭で賞賛の嵐!まさに、異色の傑作エンタテイメントともいうべき、インドネシア流西部劇=“ナシゴレン・ウェスタン”が誕生した!

マルリナの明日 マルリナの明日

6/29(土)~

疑惑とダンス

疑惑とダンス

2019年/日本/53分/配給:フラーム
監督・編集:二宮健
撮影:伊藤俊輔
出演:徳永えり、木口健太、小村昌士、福田麻由子、川面千晶、小林且弥

公式ホームページ

人生で大事なのはこの2つ
ヤッたのかヤッてないのか、踊るのか踊らないのか
俊才・二宮健監督が贈るワンナイトエンタテインメント!

『チワワちゃん』『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ』など次々と鮮烈な作品を生み出す気鋭の俊才・二宮健が、場所なし、脚本なし、お金なしの究極の条件で作り出した本作。“疑惑”とキャッチーな“ダンス”だけで構成された斬新な内容。完全アドリブのみで構成され、その瞬間しか見ることができない役者の魂が刻み込まれた。
二宮監督のこの新たな挑戦に、「わろてんか」「恋のツキ」の徳永えり、木口健太、小林且弥、福田麻由子など、豪華俳優陣が揃った。実力派たちを巻き込んだ、二宮健の最高に自由な映画遊び!

映画は自由だ。さあ、踊りだそう!

結婚を控えているカンナとマサオ。2人を祝福するため、聖なる夜にカンナの大学時代のダンスサークル仲間であるサトシ・サナ・ツバキ・コムラがパーティーを開いたが、そこで学生時代にカンナとコムラがセックスをしていたかもしれないという疑念が生まれる。結論の出ない痴話げんかは仲間の絆を壊し、やがて一つの結論に達する。
6人の疑惑の念と、開き直りのダンスがワンシチュエーションで繰り広げられる新感覚ダンシングヒューマンドラマ。ラスト4分40秒、渦巻く疑惑があなたを呑み込む!

疑惑とダンス 疑惑とダンス

7/6(土)~

ずぶぬれて犬ころ

ずぶぬれて犬ころ

©戸山創作所

2018年/日本/100分/DCP/配給:パンドラ
監督:本田孝義
原作:横田賢一「生きいそぎの俳人 住宅顕信―25歳の終止符」
脚本:山口文子
撮影:鈴木昭彦
音楽:池永正二
出演:木口健太、森安奏太、仁科貴、八木景子、原田夏帆、脇田敏博、坂城君、柳田幸則、渡辺厚人、金本保孝、田中美里

公式ホームページ

夭逝の俳人・住宅顕信。
ひとつの句が過去と現在を繋ぎ、人生を動かし、変えていく

2017年、小堀明彦は中学校でいじめにあっていた。教頭の諸岡は、掃除用具に閉じ込められていた明彦を見つける。教室に落ちていた張り紙「予定は決定ではなく未定である」を書いたのは、住宅春美という、かつて諸岡が関わった生徒だったことを語り始める。
1980年前後、住宅春美が働いていた食堂で彼女を紹介されたこと、商店街で再会したこと、春美が得度し「顕信」という法名になり「無量寿庵」という仏間を作ったこと。そして25歳の若さで亡くなったこと。
小堀は、諸岡から借りた住宅顕信の句集「未完成」を読み始め、その俳句と住宅顕信の生涯に徐々にのめり込んでいく。1984年、22歳の住宅顕信は急性骨髄性白血病を発症。家族の献身的な介護に支えられながら、句作に没頭していく。しかし病状が悪化し句集「未完成」の原稿を握り締めながら1987年、25歳の若さで亡くなるのだった。小堀は住宅の句と生き方に感銘を受け少しずつ変わっていく……。

人は、もがきながら生きている
すべてを俳句に捧げたその短い人生が、いま静かに現代を撃つ

岡山に生まれ25歳という若さでこの世を去った俳人・住宅顕信。5・7・5の字数にとらわれない自由律俳句を詠み、生涯に残した俳句はわずか281句。22歳の時に得度し浄土真宗本願寺派の僧侶となった。空前の俳句ブームと言われる現在、その死後に日常をテーマとした俳句と生き様が脚光を浴びている。その俳句と共にいきた稀有な人生を、生きづらさを感じながら生きる現代の中学生と重ね合わせて描いた『ずぶぬれて犬ころ』。
ドキュメンタリー映画『船、山にのぼる』『モバイルハウスのつくりかた』の本田孝義監督が初の劇映画に挑む。同郷の住宅の俳句と人生から「生きろ」というメッセージを感じ、オール岡山ロケと地元の熱い協力で本作を完成させた。
主演は『おんなのこきらい』『21世紀の女の子』で注目される木口健太。住宅を演じるために髪を短く切り、鬼気迫る演技で新境地を開いた。住宅の俳句に励まされる中学生・小堀を演じるのは岡山出身の新鋭、森安奏太。特別出演の田中美里ほか、実力派ぞろいが短くも強烈なひとりの人生を彩る。
人はどのように生き、そして去っていくのか。どの時代にも通づる普遍的なテーマが貫かれる。

ずぶぬれて犬ころ ずぶぬれて犬ころ ずぶぬれて犬ころ

7/6(土)~

99歳 母と暮らせば

99歳 母と暮らせば

2018年/日本/92分/配給:イメージ・テン、ムービー・アクト・プロジェクト
監督・編集・企画・撮影・ナレーション:谷光章

公式ホームページ

【前売券】全国共通券1,300円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

人生100年時代を楽しく生きるヒントが満載!
支え、支えられながら共に生きることのいとおしさが
じんわりと心にしみる、驚きと感動のヒューマンドキュメンタリー。

お茶目で天真爛漫でワガママ、認知症の進む99歳の母と、仕事の場を実家に移して介護を始めた71歳の息子。
在宅介護、老々介護のリアルな暮らしの中で繰り広げるユーモアあふれるとぼけた会話と摩訶不思議。認知症のための記憶障害、昼夜逆転、幻覚、幻視、物盗られ妄想、足腰の衰え、下の失敗、肺炎・・・高齢になるとほとんどの人が経験するさまざまな症状と付き合いながら、母の人生最終章を気持ちよく楽しく過ごさせるために奮闘する家族の姿が映し出される。
人生100年時代、介護される人もする人も共に幸せに暮らせる介護とは?穏やかで心地よい老後とは?高齢者と暮らす家族の在り方とは?
映像作家の谷光章が、白寿を迎えた母との生活を記録したセルフドキュメンタリー

99歳 母と暮らせば 99歳 母と暮らせば 99歳 母と暮らせば

7/13(土)~

サスペリア<4Kレストア版>

サスペリア4Kレストア版

© VIDEA S.P.A.

1977年/イタリア/英語/99分/DCP/配給:合同会社是空、株式会社ハピネット
原題:SUSPIRIA
監督:ダリオ・アルジェント
脚本:ダリオ・アルジェント、ダリア・ニコロディ
撮影:ルチアーノ・トボリ
音楽:ゴブリン
出演:ジュシカ・ハーパー、ステファニア・カッシーニ、ジョーン・ベネット、アリダ・ヴァリ、フラビオ・ブッチ、ウド・キア、ミゲール・ボゼ

公式ホームページ

鬼才ダリオ・アルジェントが創造したゴシック・ホラー映画の金字塔。
全世界に衝撃を与えた、極美の4Kレストア版!

白いトウシューズが真赤に染まったとき スージーは、それが全て現実だと知った…
アメリカからドイツのバレエ学校に留学してきたスージー。到着早々、彼女の周囲で奇妙な事件が次々と発生する。天井から落ちてくるうじ虫。盲導犬に噛み殺される盲目のピアニスト。学校に隠された秘密とはいったい何なのか・・・。
宝石のようにきらめく色彩の乱舞と華麗な殺人描写が観るものを圧倒する、イタリアを代表するホラー映画監督ダリオ・アルジェントの地位を決定づけたマスター・ピース。

2017年に製作40周年を記念し、本国イタリアで35mmオリジナルネガから初の4Kデジタルレストア版(撮影監督ルチアーノ・トヴォリ監修/最終承認)として甦った。2018年ローマにて3日間限定で行われた上映イベントでもその美しさが絶賛された、今なお色あせることのないホラー映画の傑作中の傑作。
※横浜シネマリンでの上映は4Kレストア版を元にした2K版となります。

サスペリア4kレストア版 サスペリア4kレストア版 サスペリア4kレストア版

7/13(土)~

ジョージア[グルジア]映画祭in横浜

2019.7.13㊏-8.2㊎
17作品一挙上映

コーカサスから未知の感動

ქართული კინოს ფესტივალი იოკოჰამაში

誕生110年を迎えたジョージア(グルジア)映画、サイレント時代の伝説的作品から、70年間にわたるソヴィエト時代の名作、1991年独立後の混迷を経て蘇った現代ジョージア映画の数々は、真に映画の王国にふさわしい、傑作揃いです。ジョージア映画祭in横浜では、昨年の岩波ホール上映作品の中から短・中編を含む、選りすぐりの17作品を一挙上映、激動の時代を生きたジョージア民族の誇り、そして人々の息吹を感じ取っていただければ幸いです。

全国巡回主催:ジョージア映画祭・コミュニティシネマセンター
特別協力:ジョージア国立映画センター、ジョージア映画アカデミー
ジョージアフィルム、ジョージア映画発展基金
企画:はらだたけひで/企画協力・日本語字幕:児島康宏/上映素材制作:大谷和之
協力:ザジフィルムズ、ダゲレオ出版[イメージフォーラム・フィルム・シリーズ]

■ジョージア(グルジア)Georgia=Sakartveloについて


ジョージアはコーカサス山脈の南に位置し、ロシア、アゼルバイジャン、アルメニア、トルコと国境を接している。面積は北海道の約80%、人口は約370万人。ジョージア人を中心に多様な民族が暮らし、主な宗教はジョージア正教である。ジョージア語では国名をサカルトヴェロという。3000年の古い歴史をもち、東西交易の要所であるために他国から度重なる侵略を受けてきたが、今日まで独自の言語、文化を守り通してきた。ロシア帝国から脱却した1918年を独立した年とするので2018年は100年にあたる。70年間、ソ連邦に組み込まれていたが1991年に独立を回復する。しかし内戦とともにアブハジア、南オセチアで分離独立の紛争が起こり、国内は混乱した。現在、状況は改善され、ワイン発祥の地といわれるこの国には世界から多くの観光客が訪れ、映画などの文化芸術は人々に新鮮な驚きを与えている。

入場料

前売券3回券3,000円(税込)を当館受付にて絶賛発売中!※『陽のあたる町』にはご使用いただけません

『陽のあたる町』以外の作品

当日料金:一般1,500円/会員1,200円/大専・シニア1,100円/高校生以下800円

『陽のあたる町』のみ
当日料金:一般1,800円/会員1,500円/大専・シニア1,100円/高校生以下800円

トークイベント

7.20㊏12:10回『映像』『ケコとコテ』上映後
ゲスト:はらだたけひでさん

(原田健秀)絵本作家、ジョージア(グルジア)文化研究。1954年東京生まれ。2019年2月まで44年間、岩波ホールに勤務する。1978年公開の『ピロスマニ』以降、同ホールでのジョージア映画公開に努め、昨年は創立50周年記念としてジョージア映画祭を企画する。絵本に『パシュラル先生』のシリーズ、『フランチェスコ』(ユニセフ=エズラ・ジャック・キーツ国際絵本画家最優秀賞)、『しろいおひげの人』など多数。著作に『グルジア映画への旅』、『放浪の画家ニコ・ピロスマニ』、『放浪の聖画家ピロスマニ』などがある。

上映スケジュール 全17作品

7/13(土) 7/14(日) 7/15(月) 7/16(火) 7/17(水) 7/18(木) 7/19(金)
祈り13:40-14:58
祈り
希望の樹13:40-15:35
希望の樹
懺悔ざんげ13:40-16:13
懺悔ざんげ
陽のあたる町13:40-15:30
陽のあたる町
祈り13:40-14:38
祈り
希望の樹13:40-15:35
希望の樹
映像微笑んで映像微笑んで13:40-15:30
映像
微笑んで
懺悔ざんげ15:05-17:40
懺悔ざんげ
陽のあたる町15:45-17:35
陽のあたる町
祈り16:20-17:40
祈り
希望の樹15:45-17:40
希望の樹
懺悔ざんげ15:05-17:40
懺悔ざんげ
陽のあたる町15:45-17:35
陽のあたる町
ダンサー少年スサ15:45-17:40
ダンサー
少年スサ

予定表 横にスクロールできます

7/20(土) 7/21(日) 7/22(月) 7/23(火) 7/24(水) 7/25(木) 7/26(金)
映像ケトとコテ※映像ケトとコテ※12:10-13:51
映像
ケトとコテ
トークイベント
私のお祖母さんスヴァネティの塩私のお祖母さんスヴァネティの塩12:10-14:05
私のお祖母さん
スヴァネティの塩
西暦2015年ブラインド・デート12:10-14:05
西暦2015年
ブラインド・デート
映像微笑んで映像微笑んで12:10-14:00
映像
微笑んで
他人の家12:10-14:00
他人の家
少女デドゥナメイタン 世界のへそ12:10-14:05
少女デドゥナ
メイタン 世界のへそ
西暦2015年大いなる緑の谷12:10-13:55
西暦2015年
大いなる緑の谷
西暦2015年大いなる緑の谷14:30-16:10
西暦2015年
大いなる緑の谷
少女デドゥナメイタン 世界のへそ14:15-16:10
少女デドゥナ
メイタン 世界のへそ
他人の家14:15-16:05
他人の家
西暦2015年ブラインド・デート14:15-16:10
西暦2015年
ブラインド・デート
ダンサー少年スサ14:15-16:10
ダンサー
少年スサ
映像ケトとコテ※映像ケトとコテ※14:15-16:05
映像
ケトとコテ
私のお祖母さんスヴァネティの塩私のお祖母さんスヴァネティの塩14:15-16:10
私のお祖母さん
スヴァネティの塩

予定表 横にスクロールできます

7/27(土) 7/28(日) 7/29(月) 7/30(火) 7/31(水) 8/1(木) 8/2(金)
西暦2015年ブラインド・デート18:00-19:55
西暦2015年
ブラインド・デート
他人の家18:00-19:50
他人の家
少女デドゥナメイタン 世界のへそ18:00-19:55
少女デドゥ
ナメイタン 世界のへそ
映像ケトとコテ※映像ケトとコテ※18:00-19:50
映像
ケトとコテ
希望の樹18:00-19:55
希望の樹
懺悔ざんげ18:00-20:33
懺悔ざんげ
祈り18:00-19:25
祈り
ダンサー少年スサ20:05-22:00
ダンサー
少年スサ
映像微笑んで映像微笑んで20:05-21:55
映像
微笑んで
西暦2015年大いなる緑の谷20:05-21:50
西暦2015年
大いなる緑の谷
私のお祖母さんスヴァネティの塩私のお祖母さんスヴァネティの塩20:05-22:00
私のお祖母さん
スヴァネティの塩
陽のあたる町20:05-21:55
陽のあたる町
祈り20:40-22:00
祈り
希望の樹19:40-21:35
希望の樹

予定表 横にスクロールできます

7/20(土)~

イーちゃんの白い杖

イーちゃんの白い杖

©テレビ静岡

2018年/日本/108分/DCP/制作・配給:テレビ静岡
語り:春風亭昇太
監督:橋本真理子
撮影:杉本真弓
編集:大澤裕也
プロデューサー:永井学
音楽:川口カズヒロ(DATSUN320)

公式ホームページ

互いの顔を見たことがない姉と弟、支える家族。
20年目に出した答えとは。
果たして、私たちに何ができるのか―。

生まれつき目が見えないイーちゃん。本名小長谷唯織(こながや いおり)さんは20年前、静岡盲学校で白い杖の使い方や点字など、視覚障がい者として生きる基本を学んでいた。触って、なめて、においを嗅いで。目が見えない世界は想像を超える発見があった。だが、成長するにつれ「なぜ自分だけ違うのか」不思議に思うようになる。そして、大勢友達がいた地元の保育園とは違い、同級生がいないさみしさを実感する。障がいを持った者同士、分かり合えると信じ、中学生になったイーちゃんは、東京の盲学校へ進学した。しかし、ここで経験したのはいじめ。大好きなピアノで気持ちを整理しようとするが、心が追いつかなかった。「現実から逃げないでほしい」と厳しく接する母。ピアニスト、歌手、作家…夢も破れ、何もかも嫌になった。障がいがあろうがなかろうが悩みは同じだ。「学校にいても家にいてもつらい」「死にたい」とも考えた。でも、そばにはいつも2歳下の弟・息吹(いぶき)がいた。重度の障がいで、食べることも歩くこともトイレにもいけない弟。入退院を繰り返し、手術を何度経験しても前に進む弟。イーちゃんは、自分の甘さに気づき、自殺を踏み止まる。「私の弟だから強いんだ!」障がい者が生き、働く。壁はいくつも乗り越えなければならない―しかし、乗り越えようとする強さがあれば、必ず幸せはやってくる。

*2019年度 児童福祉文化賞
*2018年度 厚生労働省「児童福祉文化財」特別推薦
*静岡県 青少年にとっての優良推奨映画
*世界子どもの権利賞2011 グランプリ
*第19回FNSドキュメンタリー大賞 優秀賞
*第 8回FNSドキュメンタリー大賞 特別賞

イーちゃんの白い杖 イーちゃんの白い杖 イーちゃんの白い杖

7/27(土)~

ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた

ハーツ・ビート・ラウド

© 2018 Hearts Beat Loud LLC

2018/アメリカ/97分/配給:カルチャヴィル
原題:HEARTS BEAT LOUD
監督・脚本:ブレット・ヘイリー
脚本:マーク・バッシュ
音楽:キーガン・デウィット
出演: ニック・オファーマン、カーシー・クレモンズ、テッド・ダンソン、サッシャ・レイン、ブライス・ダナー

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,400円を当館受付にて発売中!
特典:ステッカーをプレゼント!

大切なものを手放して前へ進もう
二人でひとつの人生から、それぞれの人生へ――
今夜“たびだち”のLIVE開催します!

フランク・フィッシャー(ニック・オファーマン)はブルックリンのレッドフックで営んでいたレコードショップをこの夏閉めることにした。妻と死別したフランクはシングルファーザーとして娘サム(カーシー・クレモンズ)を育て、成長したサムはLAの医大へ通う事が決まっていた。
ある夜、フランクは勉強中のサムの邪魔をして一緒に曲をレコーディングする。フランクは娘の才能に感心し、一緒に作った曲を衝動的にSpotifyにアップロードしたのだった。フランクもサムも驚いたことに、その曲はSpotifyで人気の曲を集めた”New Indie Mix”にリストインされ、たくさんの人の耳に届くことになる。フランクにとっては急に未来の扉が開かれた気分になり、サムとライブやレコーディングをする将来を描き始めてしまう。
しかし、サムには彼女の人生があった。出会ったばかりの恋人ローズ(サッシャ・レイン)との関係や、進学予定の医学部など、向き合わなければならない人生の課題は山積みだ。音楽で人生の冒険を始めるなんて不可能なことに思えた。
夏は終わりに近づき、フランクもサムも人生の決断を迫られる。二人が新たな人生に一歩踏み出すために。

ハーツ・ビート・ラウド ハーツ・ビート・ラウド ハーツ・ビート・ラウド

8/3(土)~

Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN

Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN

©2019 十三月 / SPACE SHOWER FILMS

2019年/日本/88分/DCP/配給:SPACE SHOWER FILMS
監督:神谷亮佑
プロデューサー:カンパニー松尾
音楽:マヒトゥ・ザ・ピーポー
主演:GEZAN<マヒトゥ・ザ・ピーポー、イーグル・タカ、カルロス尾崎・石原ロスカル> 、神谷亮佑
出演:青葉市子、テニスコーツ、原田郁子、THE NOVEMBERS、行松陽介、UC EAST、imai、踊ってばかりの国、HIMO、呂布カルマ、やっほー

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,400円を当館受付にて発売中!
特典:ステッカーをプレゼント!

出会ってしまった意味を知りたい
アメリカツアーで直面した圧倒的な現実。僕らは葛藤という名の部族。

2009 年の結成以来、精力的な活動を続け、野外フェス<全感覚祭>やレーベル<十三月>を主催し、現在の日本のアンダーグラウンドシーンを牽引するロックバンド“GEZAN”。少し音楽に対して敏感な人であれば、彼らの楽曲が次第に幅広い層に受け入れられ始めていることはもちろん、特にボーカルのマヒトゥ・ザ・ピーポーの歌詞の世界観と発言が、ある種のカリスマ性を持ち始めている事は現在進行形の事実として受け止めているだろう。また、それだけでなく彼らの活動は、まだ表舞台に出て来ていない新しい才能や、埋もれている才能を出会わせるネットワークとして日本だけでなく、世界へと広がっており、その存在は様々なものを巻き込んで大きな渦を作り始めている。そんな、バンドとして最も勢いを持って推進している“今”をギリギリの距離まで近づき記録したバンドとして初のドキュメンタリー映画であり、感情の疾走を記録したロードムービーが完成した。

差別と葛藤。ツアー先で彼らが見たものは、マヒトゥ・ザ・ピーポーの感情を揺さぶり続け、そうして生まれたメッセージは音と重なり、GEZANを突き動かしていった。

自分たちなりのクラウドファンディング<BODY VUILDING project>で資金を集め、アメリカツアーとスティーブ・アルビニによるアルバムのレコーディングを敢行したGEZAN。彼らの盟友である映像作家“でるお”こと神谷亮佑はそこに帯同する。アメリカの地ではどこへ行っても彼らは歓迎を受け、表向きにはパンク・アンダーグラウンドシーンの世界的な連帯を感じさせた。しかし、そこには先祖の時代から大きく横たわっている根深い人種差別、拭い去れない憎しみが存在する事を彼らは知ることになる。遠い彼の地で受けた感覚と感情の変化を背負い帰国した彼らだが、その情動は消えるはずも無く、彼らに覆い被さるのだった・・・。そんな中、アメリカでの映像の編集に向き会っていた“でるお”は極限の状態にまで追い詰められ失踪する。そして、彼らが主催するイベント<全感覚祭>の開催はもう目前に迫っていた・・・。

GEZAN(ゲザン)

<マヒトゥ・ザ・ピーポー(Vo/Gu)、イーグル・タカ(Gu)、カルロス尾崎(Ba)、石原ロスカル(Ds)>

2009 年大阪にて結成のオルタナティブロックバンド。2012 年、拠点を東京に移し全国各地で独自の視点をもとに活動を行う。野外フェスの<全感覚祭>や、国内外の多彩な才能をおくりだすレーベル<十三月>を主催。これまでに四枚のフルアルバムをリリース。またスプリットとしてLOSTAGE や踊ってばかりの国、テニスコーツなどクロスオーバーな動きを展開。2018 年の八月にはOMSB 率いるGHPD とのスプリットをリリース。十月、スティーブアルビニをプロデュースに迎えて制作された4 枚目のフルアルバムをリリース。2019 年、現在進行形で精力的に活動中。

Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN

8/3(土)~

東京裁判 4Kデジタルリマスター版

東京裁判

©講談社2018

1983/日本/モノクロ/277分/DCP/配給:太秦
監督:小林正樹
原案:稲垣俊
脚本:小林正樹、小笠原清
音楽:武満徹
ナレーター:佐藤慶

※当館の上映は2K版となります

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券2,000円を当館受付にて発売中!
特典:ポストカードをプレゼント!

誰が、この戦争を引き起こしたのか。
日本映画史上に残るドキュメンタリーの傑作、至高の4時間37分が鮮やかに蘇る。

1945年日本はポツダム宣言を受諾し、8月15日に全面降伏の旨を国民に伝えた。戦後の日本を統治する連合軍最高司令官マッカーサー元帥は、戦争犯罪人の処罰を早急に実施するよう望み、1946年1月22日に極東国際軍事裁判所条例を発布。俗にいう“東京裁判”である。
満州事変に始まり、日中戦争の本格化や太平洋戦争に及ぶ17年8カ月の間、日本を支配した指導者の中から、太平洋戦争開戦時の首相・東條英機ら28名が被告に指定された。一方、国の内外から問われ、重要な争点となった天皇の戦争責任については、世界が東西陣営に分かれつつあるなか米国政府の強い意志により回避の方向へと導かれていく。
同年5月3日より東京裁判は開廷。まずは「平和に対する罪」など55項目に及ぶ罪状が読み挙げられるが、被告は全員無罪を主張した。検察側は日本軍の非道の数々を告発。弁護側は「戦争は国家の行為であり、個人責任は問えない」と異議申し立てするが、「個人を罰しなければ、国際犯罪を実効的に阻止できない」と、裁判所はこれを却下した。1948年11月12日、残る25名のうち東條ら7名が絞首刑、他18名は終身刑もしくは有期刑の宣告が下された。

巨匠、小林正樹が遺したかった戦後日本への重い問いかけ

アメリカ国防総省が撮影していた50万フィートに及ぶ膨大な裁判記録のフィルムをもとに、『壁あつき部屋』(56)や『人間の條件』シリーズ(59~61)などで戦争の非を訴えた、反骨の巨匠・小林正樹監督が5年の歳月をかけて編集、制作した。客観的視点と多角的分析を施しながら「時代の証言者」としての“映画”を完成させたのである。83年に公開され、単に裁判の記録といった域を越え、日本の軍国主義の歩みと激動の世界情勢を照らし合わせながら、戦後38年当時の日本人に人類がもたらす最大の愚行「戦争」の本質を巧みに訴え得た本作は、第35回ベルリン映画祭国際批評家賞をはじめ国の内外で絶賛された。

初公開から36年、故小林正樹監督に代わり、脚本・監督補の小笠原清とエグゼクティブプロデューサー杉山捷三の全面協力のもとで完成した4Kフィルムスキャン&2K修復デジタルリマスター版。音響もブラッシュアップされ、特に昭和天皇の玉音放送のシーンでは詔書全文の完全字幕化も実現。鮮明な画像と音響がもたらすリアルな臨場感とともに蘇った本作は、再び「戦争と平和」なる言葉の重みとともに、昭和から平成そして令和へと時代が移り変わっても戦争がもたらした負の遺産を改めて観る者に知らしめていく。

東京裁判 東京裁判 東京裁判

8/17(土)~

シード~生命の糧~

シード生命の糧

©Collective Eye Films

2016年/アメリカ/94分/DCP/配給:ユナイテッドピープル
原題:SEED: The Untold Story
監督:タガート・シーゲル、ジョン・ベッツ
プロデュース:タガート・シーゲル、ジョン・ベッツ
製作総指揮:マリサ・トメイ、マーク・タートルトーブ、フィル・フェアクロフ
音楽:ガース・スティーブンソン, ベンジー・ワースハイマー、ガイア
編集:ガート・シーゲル、ジョン・ベッツ
出演:ヴァンダナ・シヴァ、ジェーン・グドール、ウィノナ・ラデューク、ラージ・パテル、ウィル・ボンソール、イグナシオ・チャペラ、ビル・マクドーマン、マリア・チャム 他

公式ホームページ

種は人類の命そのもの。しかし種子の94%が20世紀に消滅。 種子の多様性を守るために私たちのすべき選択とは?

私たちの命そのものというべき種は、1万2千年以上もの間、世界中の人々によって大切に受け継がれてきた。しかし、驚くべきことに20世紀中に野菜の種子の実に94%がすでに消滅。気候変動や、世界の種子市場を多国籍企業が独占するようになったことが大きな要因だ。市場には遺伝子組換え作物(GMO)が登場し、多くの国々で農家が種子を保存し翌年蒔くことが禁止されるようになった。結果、古くからの農業の伝統が途絶え、人類史上最も早いペースで種子の多様性が失われているのだ。

種は未来に実りをもたらすタイムカプセル

在来種が失われ続けている今、人類の未来の糧を守るため、世界中の種の守り人、シードキーパーたちが挑戦を続けている。「種子は私たちの子孫」とトウモロコシの種を守り続けるアメリカの先住民たち。人類の終末に備え、最大300万種の種を貯蔵できる永久凍土にあるシードバンク、スヴァールバル世界種子貯蔵庫に種子を保存する人々。世界中を駆け巡りながら、種を南米やアフリカなど世界中で収集する植物探究者たち。ヴァンダナ・シヴァ、ジェーン・グドールやウィノナ・ラデュークなど著名な活動家と種子の多様性を守る方法を探る。

シード生命の糧 シード生命の糧 シード生命の糧

9/7(土)~

グッド・ヴァイブレーションズ

グッド・ヴァイブレーションズ

© Canderblinks (Vibes) Limited / Treasure Entertainment Limited 2012

2012 年/イギリス・アイルランド/103 分/DCP/配給:SPACE SHOWER FILMS
原題:Good Vibrations
監督:リサ・バロス・ディーサ、グレン・レイバーン 
脚本:コリン・カーベリー、グレン・パターソン
出演:リチャード・ドーマー、ジョディ・ウィッテカー、マイケル・コーガン、カール・ジョンソン、リーアム・カニンガム、エイドリアン・ダンバー、ディラン・モラン 

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,400円を当館受付にて発売中!
特典:ステッカーをプレゼント!

その音楽は、1978 年の北アイルランド・ベルファストで、若者達と1人のレコード店主に生きる理由を与えた

THE UNDERTONES、RUDI、THE OUTCASTS、PROTEX などのロック・バンドを世に送り出した北アイルランドのレコード店でありレコード・レーベル<グッド・ヴァイブレーションズ>の創設者で、“ベルファスト・パンクのゴッドファーザー”と呼ばれるテリー・フーリーの実話に基づく物語。英国の臭いが全編に漂う本作は完成から7年の歳月を経てようやく日本公開となる。

今もなお、世界中でカヴァーされ続けている青春の名曲 “TEENAGE KICKS” は、紛争の続く1970 年代の北アイルランドで、1人のレコード店主が世に送り出した

1970年代の北アイルランドは紛争の真っ只中にあり、多くの犠牲者を生み出していた。1975 年に北アイルランドをツアー中のアイルランドのバンド、マイアミ・ショーバンドがアルスター義勇軍によって虐殺された<マイアミ・ショーバンド虐殺事件>によって、北アイルランドにやって来るミュージシャンは激減し、北アイルランドの音楽産業は壊滅状態となっていた。
そんな中、町を出ずに客のいないナイトクラブでDJ を続けていたテリー・フーリーは、運命の女性ルースと出会い燃えるような恋に落ち、やがて結婚を決意する。そして生計を立てる為にベルファストにレコード店<GOOD VIBRATIONS>を開店させる。
若者達は自分が好きな60 年代の音楽よりもパンクロックに夢中になっていて、バンドを結成し、夜な夜なライヴハウスで演奏を繰り広げていることを知ったテリー。興味本位で顔を出したライヴハウスで目撃したのは、理不尽な警察官に若者がパンクロックで団結し、抵抗している姿だった。その光景に興奮と感動を覚えたテリーは、そこで出会ったバンド、ルーディ<RUDI>の演奏に惚れ込み、自らのレコード・レーベルを立ち上げ、彼らのレコードをリリースすることを決意する。
誰も見向きをしなかった北アイルランドのパンクバンドのレコードを出したレーベル<GOOD VIBRATIONS>の名前は北アイルランドのパンクバンドに一気に広まり、彼の元には様々なバンドが集うようになっていく。
だが、情勢の不安が続く中、商売も上手くいかなくなり、テリーも悩み多き日々を過ごすことに。そんな時に解散を覚悟で彼の元を訪ねてきたアンダートーンズ<THE UNDERTONES>という新人バンドの録音で、最高の楽曲が誕生する。興奮したテリーはプロモーションの為にロンドンを訪れるが大手のレコード会社には門前払いに近い冷たい扱いをされる、しかし、唯一音源を受け取ってくれたのが、BBC ラジオの有名なDJ、ジョン・ピールだった…。

グッド・ヴァイブレーションズ グッド・ヴァイブレーションズ グッド・ヴァイブレーションズ
PAGE TOP ▲