12/9(土)~1週間限定 〈横浜シネマリンリニューアル9周年記念上映〉
さらば、わが愛/覇王別姫 4K

©1993 Tomson(Hong Kong)Films Co.,Ltd.
1993年/中国・香港・台湾合作/172分/配給:KADOKAWA
原題:覇王別姫 Farewell My Concubine
監督:チェン・カイコー
原作・脚色:リー・ピクワー
出演:レスリー・チャン、コン・リー、チャン・フォンイー、グォ・ヨウ
日本語字幕:戸田奈津子
※当館での上映は2K版
イベント情報
12/10(日)14:15回上映後、12/12(火)18:15回上映後、【お楽しみイベント】あり
世界中を魅了した壮絶な愛の物語が4Kで鮮烈によみがえる!
京劇の俳優養成所で兄弟のように互いを支え合い、厳しい稽古に耐えてきた2人の少年。成長した彼らは、程蝶衣(チョン・ティエイー)と段小樓(トァン・シャオロウ)として人気の演目「覇王別姫」を演じるスターに。女形の蝶衣は覇王を演じる小樓に秘かに思いを寄せていたが、小樓は娼婦の菊仙(チューシェン)と結婚してしまう。やがて彼らは激動の時代にのまれ、苛酷な運命に翻弄されていく…。
巨匠・チェン・カイコー監督が香港を代表する大スターのレスリー・チャンを主演にむかえ、半世紀にも及ぶ激動の歴史を背景に、「覇王別姫」を演じる俳優たちの愛憎を壮大なスケールと映像美で描く一大叙事詩。カンヌ国際映画祭パルム・ドール賞を受賞、世界中を感動の渦に巻き込んだ伝説の傑作が、公開30周年、レスリー・チャン没後20年特別企画として4Kで鮮やかに蘇る!



12/9(土)~1週間限定
さよならエリュマントス

2023年/日本/75分/配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS
製作:「さよならエリュマントス」製作委員会
監督・脚本:大野大輔
プロデューサー:山口幸彦、直井卓俊、後藤剛
撮影:関将史
主題歌「さよならエリュマントス」:MOSHIMO
ユニフォームデザイン:ペトス[PETHOS]
出演:瑚々、咲田ゆな、麻倉瑞季、斉藤里奈、三野宮鈴、藤本沙羅、豊田ルナ、平井亜門、田中爽一郎、川瀬陽太、中島歩
イベント情報
12/9(土)20:20回上映後、三野宮鈴さん(スズ役 ※神奈川出身・在住)、咲田ゆなさん(ユナ役)+特別ゲスト:大崎章さん(映画監督)の舞台挨拶がございます。
ドサまわりの日々、絶えないトラブル、色んな意味で問題ありなマネージャー… 解散寸前のチアリーダーズ6人がどん底でも輝いてみせた話。
元々は甲府の社会人野球チーム“エリュマントス”のチアリーダーだったココ、ユナ、ミズキ、リナ、スズ、サラの6人は、マネージャーの穴倉に連れられて地方の催事場などでのイベントに出演し、ドサまわりを続けている。最底辺の地下アイドルのような活動をさせれられているメンバーたちと穴倉とのケンカは絶えず、両者の溝は深まるばかり。そんなある日、とあるイベントに参加するために山梨の温泉街にたどり着いた一同は、穴倉の不用意な発言からトラブルに巻き込まれてしまい……。
ミスマガジン主演映画企画第2弾!鬼才・大野大輔監督最新作
2021年の『グリーンバレット』に続くミスマガジン2022のグランプリほか受賞者を主演にした企画映画の第2弾を手掛けるのは、『ウルフなシッシー』『アストラル・アブノーマル鈴木さん』『辻占恋慕』で着実に映画ファンの信頼を得て来た鬼才・大野大輔監督。今を時めくフレッシュなミスマガジンの女優陣6名主演で“解散寸前のやさぐれチアリーダーズ”という大胆不敵な原案を具体化している。ワケありマネージャー役を演じた中島歩の他、米本学仁、豊田ルナ(ミスマガジン2019グランプリ)、川瀬陽太、平井亜門、田中爽一郎など一癖も二癖もある個性派俳優陣たちを迎え、辛辣でユーモアたっぷりな会話劇にドタバタ抗争劇まで加わった痛快娯楽作品がここに爆誕!



12/9(土)~
Bi Gan A SHORT STORY ビー・ガン / ショート・ストーリー

© Dangmai Films / ReallyLikeFilms
2022年/中国・フランス/15分/配給:リアリーライクフィルムズ
原題:破碎太阳之心
監督・脚本・製作:ビー・ガン
撮影:リー・ジアネン
音楽: ウァン・ウェン
日本版宣伝デザイン:成瀬慧 (restafilms)
出演:タン・ジョウ、チェン・ヨンゾン、チェン・グーファ
黒猫と三人の奇人たちが誘う、15 分間の奇想天外・寓話的映像体験の旅へ。
孤独で変わり者の黒猫は、自由になりたい案山子( ルビ= かかし) に尋ねました。
「この世の中で、一番大切なものは?」
答えに困った案山子( ルビ= かかし) は、黒猫に三人の奇人と会うように進言します。
ほろ苦さと引き換えに、希少な飴( ルビ= あめ) を配るロボット。愛する人を忘れるために、食すると記憶が短くなるという麺を啜る女。時間を操る魔法を使えるようになりたくて、劇場に棲みついた悪魔。
黒猫は三人の奇人たちに会う為に、15分間の奇想天外・寓話的映像体験の冒険へ旅立ちます。
中国の奇才ビー・ガン監督 ─『 ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』から5年。
カンヌ国際映画祭で突如発表した15 分のショートフィルムが、奇跡の世界初単独劇場公開へ。
2022年カンヌ国際映画祭短編部門で突如発表されたビー・ガン監督待望の最新作は、彼のポエティカル、かつ寓話的世界観が凝縮された、わずか15分のショートフィルムでした。
黒猫に案山子、ロボット、悪魔といったアレゴリカルエレメンツを登場させ、実存する原風景の中に人工的、未来的なセットを融合させることで、ビー・ガン特有の既視感にも似た映像空間が浮かび上がってきます。
2024年にビー・ガン監督が着手する最新作『Resurrection』では、未来のイメージが展開されるSF映画になる予定で、本作ではその片鱗を感じることができます。
また、業界初の試みとしてワンコイン(500円)興行を行うことでも、大きな話題となっています。



12/9(土)~※12/11(月)、12/17(日)休映
ロスト・キング 500年越しの運命

© PATHÉ PRODUCTIONS LIMITED AND BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2022 ALL RIGHTS RESERVED.
2022年/イギリス/108分/配給:カルチュア・パブリッシャーズ
原題:THE LOST KING
監督:スティーブン・フリアーズ
原作:フィリッパ・ラングレー、マイケル・ジョーンズ
脚本:スティーブ・クーガン、ジェフ・ポープ
撮影:ザック・ニコルソン
出演:サリー・ホーキンス、スティーヴ・クーガン、ハリー・ロイド、マーク・アディ
“リチャード三世”と出逢って、人生が輝いた!
これぞ究極の“推し活”!
直感が導いてくれた、奇跡的な巡り合わせ――。
フィリッパ・ラングレーは、職場で上司に理不尽な評価を受けるも、別居中の夫からは生活費の為に仕事を続けるよう促され、苦悩の日々を過ごしていた。ある日、息子の付き添いで舞台「リチャード三世」を観劇したことで、彼女の人生は一変。シェイクスピアの史劇により、冷酷非情な王として名高いリチャード三世だが、その既成事実に疑問を抱くように。やがて、フィリッパは彼の真の姿を明かそうと、遺骨探しに没頭していく――。
驚きの実話!!
英国王室の歴史を揺るがす世紀の大発見をアカデミー賞®常連監督&キャストで映画化
2012年、500年以上にわたり行方不明だったリチャード三世の遺骨が、英国レスターのとある駐車場から発掘された。調査の指揮を執ったのは、主婦でアマチュア歴史家のフィリッパ・ラングレー。会社員として働きながら二人の息子との母でもあった彼女は、家族や同僚からなかなか理解されなくても、名だたる専門家や研究家からどれほど懐疑的な目で見られても、決して諦めることなく自らの直感と信念に従い、英国史上もっとも冷酷非情な王として知られるリチャード三世の真の姿を白日の下に晒し、誰しもが「あのシェイクスピアが言うんだから間違いない」と思い込んでいた英国王室の歴史を覆したのだ。
そんな驚きの実話をベースに、アカデミー賞常連監督であり、『ヴィクトリア女王 最期の秘密』や『クィーン』など、過去にも英国王室にまつわる映画を手掛けてきた名匠スティーヴン・フリアーズ監督が、『シェイプ・オブ・ウォーター』で世界中の主演女優賞を席捲した真の実力派でありながら、誰より“普通の女性”を見事に体現できる女優、サリー・ホーキンスを主演に迎え、『あなたを抱きしめる日まで』の制作チームと共に映画化したのが『ロスト・キング 500年越しの運命(原題:THE LOST KING)』である。本国では、遺骨発見から10周年のタイミングで公開された。
脚本・製作を務めるのは、フィリッパの夫ジョンも演じたスティーヴ・クーガンだ。『二人の子どもを持つ母親が、駐車場で行方不明だった国王を発見』という新聞の見出しにインスピレーションを得て、「小さき者が巨人を打ち負かす」サクセスストーリーを、スリリングかつユーモラスに描いた。



12/16(土)~1週間限定
ブリング・ミンヨー・バック!

(C)Yuji Moriwaki All rights reserved
2022年/日本/90分 /16:9/カラー/ステレオ/配給:ALFAZBET
プロデューサー・ディレクター・撮影・編集:森脇由二
出演:民謡クルセイダーズ、Frente Cumbiero、ピーター・バラカン、 久保田麻琴、岸野雄一、大石始、元ちとせ、俚謡山脈、東京キューバンボーイズ、コデランニー
イベント情報
12/16(土)18:30回上映後、民謡クルセイダーズ(スペシャル・アンプラグドセット)によるミニライブがございます。
民謡=民の歌をとりもどせ!
失われた音楽「日本民謡」をもう一度「民の歌」として蘇らせるため、クンビア、ラテン、アフロ、レゲエなど様々なダンス・ミュージックとの融合を試みるバンド、民謡クルセイダーズに5年間密着したドキュメンタリー!
民謡クルセイダーズは、東京・福生を拠点に活動するバンドで、日本各地の民謡にラテンやアフロビートをミックスして独自のアレンジを加えている。2019年にはワールドツアーを行い、南米コロンビア、ヨーロッパ各国、オーストラリア、ニュージーランドを回った。
本作の撮影は2017年から始まり、2019年のワールドツアーにも同行し、彼らが民謡を再構築して現代のオーディエンスに「民謡を取り戻す」過程に密着している。コロンビアでは現地のバンド Frente cumbiero とセッションし、民謡のさらなるアップデートを模索する。また、元ちとせや久保田麻琴などの著名なミュージシャンや、ピーター・バラカンや岸野雄一などの評論家へのインタビューを通して、「民謡とは何か」を探っていく。
<民謡クルセイダーズ プロフィール>
かつて戦後間もない頃、偉大なる先達――東京キューバンボーイズやノーチェクバーナが大志を抱き試みた日本民謡とラテンリズムの融合を21世紀に再生させる民謡クルセイダーズ。東京西部、米軍横田基地のある街、福生在住のギタリスト田中克海と民謡歌手フレディ塚本の二人を中心に2011年に結成。
失われた音楽「日本民謡」をもう一度「民の歌」として蘇らせるため、クンビア、ラテン、アフロ、レゲエなど様々なダンス・ミュージックとの融合を試み、2017年にファースト・アルバム『Echoes of Japan』をリリース。ピーター・バラカン、ライ・クーダーなど各方面で絶賛され、人気フェス出演を果たす。



12/16(土)~
私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?

©2022 le Bureau Films – Heimatfilm GmbH + CO KG – France 2 Cinéma
2022年/フランス・ドイツ/121分/配給:オンリー・ハーツ
原題:LA SYNDICALISTE
監督:ジャン=ポール・サロメ
脚本:ジャン=ポール・サロメ&ファデット・ドゥルアール
原作:カロリーヌ・ミシェル=アギーレ著“LA SYNDICALISTE”(組合活動家)
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
出演:イザベル・ユペール、グレゴリー・ガドゥボア、フランソワ=グザヴィエ・ドゥメゾン、ピエール・ドゥラドンシャン、アレクサンドリア・マリア・ララ、ジル・コーエン、マリナ・フォイス、イヴァン・アタル
【前売券】全国共通特別鑑賞券 1,500円(税込)を当館受付にて発売中!特典:オリジナルポストカードをプレゼント!

世界最大の原子力発電会社で秘された大スキャンダルが明るみに。
5万人の従業員を守ろうとした彼女に何があったのか?
世界最大の仏原子力発電会社の労働組合代表モーリーン・カーニー。会社とその未来、従業員5万人の雇用を守るため、中国とのハイリスクな技術移転契約の内部告発者となったモーリーンが、自宅で何者かに襲われるというスキャンダラスな事件が起きる。耐え難い肉体的暴力と、それを自作自演だと無理矢理供述させようとする権力側からの精神的暴力。
被害者から容疑者へという真逆の立場に追い込まれながら、屈することなく闘い続け、無罪を勝ち取るまでを描いた実話の映画化。
「エル ELLE」に続き、またも強烈な熱量をスクリーンに放つイザベル・ユペール。2023年3月仏本国で公開され大ヒットした迫真のサスペンス。
映画界の至宝イザベル・ユペールが全身全霊で挑む驚愕の実話サスペンス!
ジャン=ポール・サロメ監督は、容赦ない暴力と権力の中枢にある闇の真相やそれがもたらす政治的、経済的危機より、一人の人間であり、女性であるモーリーンが内面に得た傷、彼女の家族が直面したこと、利権と利益に固執するマッチョな保守派にとってなぜ彼女が排除すべき存在となったか、そして最悪の状況からなぜ彼女は立ち直ることができたのかを描くことに、重きを置いた。
映画には、仏最大の電力会社EDFや総合原子力企業アレバ社のCEOから当時の経済大臣アルノー・モンテブールまで、背景にあるだろう国家的スキャンダルに関与するプレイヤーが実名で登場する。にもかかわらず、政治的な映画であることよりも、モーリーンの痛みと並走したという印象が強く残るのはそのせいだ。
たぐいまれな知性と努力でアレバ社の労働組合のトップに就いたモーリーンは、正義を信じ、大勢の前で怯まずCEOを糾弾するなど率直に活動したあげく、邪魔者扱いされて地位を追われた上、暴力的な凌辱を受けて心神喪失したところに、尊厳を奪われて事件を捏造され、犯罪者の汚名を着せられる。不条理ともいえるこの状況をサロメ監督は、「モーリーンがどのように耐えきったのか」という観点から描いた。
第79回ヴェネチア国際映画祭 労働・環境人材育成財団賞受賞。



12/16(土)~
まなみ100%

©「まなみ100%」フィルムパートナーズ
2023年/日本/101分/配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS
製作:「まなみ100%」製作委員会
プロデューサー:篠⽥知典
監督・原案・編集:川北ゆめき
脚本:いまおかしんじ
⾳楽:⼤槻美奈
出演:⻘⽊柚/中村守⾥/伊藤万理華/宮﨑優/新⾕姫加/菊地姫奈/下川恭平/藤枝喜輝/諏訪珠理/⽇下⽟⺒/濱正悟/オラキオ
出会いと別れを繰り返し、引きずった感情を抱えたままの”僕”の10年間 。
自分勝手で変わり者の”僕”は平凡さを嫌って、自分の興味があるものだけを大切に生きてきた。同じ器械体操部のまなみちゃんは対照的に平凡その物の少女だが、彼女のことが何故かずっと好きだった。高校時代、大学時代、そして現在までの10年で、友達や恋人との出会いと別れを経験した今も、彼女への想いは変わらず、その理由もわからないままだ。そんなまなみちゃんの結婚式の日がやって来て…。
⾒知らぬ誰かの⼈⽣と共鳴する⻘春エンターテインメントが誕⽣︕
俊英・川北ゆめき監督の「引きずっている感情を映画にしたい」という個人的な思いから生まれた自伝的ストーリーを名匠・いまおかしんじ(『れいこいるか』)が脚本化。
キャストには青木柚(『神回』『うみべの女の子』『暁闇』)、中村守里(『アルプススタンドのはしの方』)、伊藤万理華(『サマーフィルムにのって』)、宮﨑優(『死刑にいたる病』)、女優だけでなくモデルとしても活躍する菊地姫奈、新谷姫加ら新進気鋭の俳優陣が集結。
音楽を担当した大槻美奈のピアノの美しい旋律に誘われ、かけがえのない青春の日々を照射していく。



12/16(土)~
鉛筆と銃 長倉洋海の眸(め)

©2023アフガニスタン山の学校支援の会 ルミエール・プラス
監督・撮影:河邑厚徳
製作・著作:アフガニスタン山の学校支援の会、ルミエール・プラス
配給宣伝:アルミード
イベント情報
12/16(土)16:45回上映後、長倉洋海さんの舞台挨拶がございます。
長倉の一人称で切れ良く語り進めてゆくハードボイルド作品
半世紀にわたり地球規模で撮り続けた写真家の軌跡を叙事詩的に構成
写真家は過去にさかのぼり未来を見通すシャーマン。
鷹の眼で世界を見つめ 愛をこめて人間を写してきた。
運命的な出会いにも恵まれた。
文明の十字路アフガニスタンでソ連と戦ったマスードと仲間たち。
その死をのりこえ今も続ける山の学校の記録。
歴史は、流れつづける大河である。長倉はその岸辺に立ち、森羅万象に眸をそむけることなくレンズを向けた。
人類の業を見たのか、希望を見つけたのか?
「もう少し早く生まれていたらベトナム戦争に飛びこんで決定的瞬間を撮ることも出来たかもしれないけど、遅れてきた僕は、自分しか撮れない写真を探した。それが今につながっている」
「自分の目の前の人間の心に入っていくことを核にして写真を撮っていくというのが僕のスタイルです。先輩からは、もっと茫洋とした人間、人はどこからきてどこへ行くのかを考えるような大きな人間になれと言われました。その時はなにくそと思ったが、今思うと深い意味を持っていたんだと気づきます」



12/17(日)
<ミニシアター地域交流上映会 Vol.4>青の帰り道

ミニシアター地域交流上映会 Vol.4
映画と街をめぐる旅がはじまる
高崎×横浜×前橋
あのミニシアターが1日限りのお引越し!
推し作品と豪華ゲスト、名物支配人がやって来る。
ミニシアター地域交流上映会 Vol.4
映画と街をめぐる旅がはじまる
高崎×横浜×前橋
あのミニシアターが1日限りのお引越し!
推し作品と豪華ゲスト、名物支配人がやって来る。




主催:横浜シネマネットワーク実行委員会
協力:シネマテークたかさき、前橋シネマハウス、横浜シネマ・ジャック&ベティ、横浜シネマリン、ヨコハマ・フットボール映画祭、横浜キネマ倶楽部、一般財団法人コミュニティシネマセンター
横浜シネマネットワークとは多様な映画が楽しめる街ヨコハマにようこそ!
明治・大正期、横浜では外国の映画が「封切」公開され注目を集めました。
現在も4つのミニシアターに加えて、ヨコハマ映画祭、フランス映画祭横浜、ヨコハマ・フットボール映画祭、横浜キネマ倶楽部などさまざまな映画祭、上映会が開催されています。
横浜シネマネットワークはそんな映画を愛する人々が集まり、独自の上映企画で映画の街ヨコハマの魅力を発信しています。

12/9(土)
@前橋シネマハウス
START 12:00

逃げきれた夢
監督・脚本:二ノ宮隆太郎
出演:光石研、吉本実憂、工藤遥、坂井真紀、松重豊
2023年/日本/96分
©2022『逃げきれた夢』フィルムパートナーズ
北九州で定時制高校の教頭を務める末永周平は、ある日、元教え子が働く定食屋でお会計を忘れてしまうという、記憶が薄れていく症状に見舞われる。そのことをきっかけに、家族や旧友との関係を見つめ直し、新たな一歩を踏み出そうとするが…。
主演の光石研を深くリスペクトする監督が、脚本をアテ書きするだけでなく、光石本人の人生を取材し、そのエッセンスを物語に注入した。2019年フィルメックス新人監督賞でグランプリを受賞、映像化が実現した。
日本の映画界になくてはならない存在として活躍、12年ぶりの単独主演に挑んだ光石研と、近年監督、役者としても頭角を現し、光石研を敬愛するという二ノ宮隆太郎監督の初タッグ。これは見逃せない。監督のこだわりで実現したという光石研と実父の共演も見どころの一つ。実直に生きてきた主人公を見つめる監督の眼差しが温かい。

一般1,500円/大学専門学校生1,100円/シニア・高校生以下(3歳以上)1,000円
※上映3日前から前橋シネマハウス劇場窓口にて販売

12/9(土)
@シネマテークたかさき
START 16:00

誰かの花
監督・脚本:奥田裕介
出演:カトウシンスケ、吉行和子、高橋長英、和田光沙、村上穂乃佳
2021年/日本/115分
©J&B30製作委員会
鉄工所で働く孝秋は、薄れゆく記憶の中で徘徊する父・忠義と、そんな父に振り回される母・マチのことが気がかりで、実家の団地を訪れる。ある日、強風の中で団地のベランダから落下した植木鉢が住民に直撃し、救急車やパトカーが出動する騒ぎが起こる。父の安否を心配する孝秋だったが、忠義は何事もなかったかのように自宅にいた。ベランダの窓が開いたままで、忠義の手袋に土が付着しているのを見つけた孝秋は、父への疑いを募らせていく。横浜シネマ・ジャック&ベティの30周年に向けて企画・製作された作品。
30周年という浮かれ気分を吹き飛ばしてくれる、人に真摯に向き合った作品です。世の中がより、柔軟さや想像力、あいまいなことへの許容力が欠けてきていることに気づかせてくれる作品です。必ず誰しもに濃厚な余韻を与えるはずです。シネマ・ジャック&ベティ30周年の節目に、我々は、今後もこういう作品を上映していくべきなんだと、気持ちを新たにしました。

一般1,500円/大専1,200円/シニア1,100円/高校生以下800円
※上映3日前からシネマテークたかさき窓口、シアターパスにて販売

12/17(日)
@横浜シネマリン
START 12:30

青の帰り道
監督:藤井道人
出演:真野恵里菜、清水くるみ、横浜流星、森永悠希、戸塚純貴
2018年/日本/120分
©映画「青の帰り道」製作委員会
群馬県前橋市で高校に通う7人の若者たち。
高校卒業を間近に控えた彼らは多くの若者たちと同じ悩みを抱えていた。
華やかな芸能の世界を夢みる者、家族と上手く折り合いがつかない者、受験に失敗し浪人生活に不安を持つ者、こどもができ卒業後に結婚を控える者。それぞれが様々な思いを胸に新しい未来へと進んでいった。
そして3年の時が過ぎ7人が再び出会うことになる。3年という時間は、7人の人生を大きく変えていたのだった。
映画監督藤井道人、女優真野恵里菜、俳優横浜流星、今や大人気の彼らが大ブレイク前に撮られた本作はファン必見!
原案は元タレントのおかもとまり。彼女のタレント時代の体験をもとに、人が人であるがための感情、夢、後悔そして生と死を誰もが経験したことのある感情と共に描き出す傑作です。

一般1,500円/大専・シニア1,200円/高校生以下800円
※上映3日前から横浜シネマリン窓口、公式サイトにて販売

12/17(日)
@シネマ・ジャック&ベティ
START 16:00

少女邂逅
監督:枝優花
出演:保紫萌香、モトーラ世理奈、松浦祐也、松澤匠
2017年/日本/101分
(C)2017「少女邂逅」フィルムパートナーズ
いじめがきっかけで声が出なくなってしまったミユリ。そんな彼女の心のよりどころは、蚕の幼虫”紬”だった。だが、いじめっ子の清水により紬が捨てられてしまう。「窮屈な現実から誰かが私を救い出してくれる。」と願っていたミユリの前に転校生の富田紬が現れ……。
高崎市出身の枝優花監督が自らの経験を軸に少女の繊細な心を時に大胆な語り口でみずみずしく描き出す。
かつて養蚕業が盛んだった群馬県。今では世界遺産となった富岡製糸場で作られた生糸は高崎市を経由して横浜港まで運ばれたそうです。本作は、蚕のように外見も内面も変化していく少女たちの美しくもあり残酷な青春の刹那が描かれていきます。今回の交流上映会はこの作品のためにあるんじゃないか?いや、この作品を上映するために上映会があるんじゃないか?というくらいご縁を感じてしまっています。

一般1,500円/大専・シニア1,200円/高校生以下800円
※上映3日前からシネマ・ジャック&ベティ窓口、公式サイトにて販売
シネマテークたかさき、前橋シネマハウス、横浜シネマ・ジャック&ベティ、横浜シネマリンの会員証、および全国ミニシアター相互割引が対象です!

前橋シネマハウス
027-212-9127前橋市千代田町5-1-16 3階
ACCESS- JR前橋駅北口より徒歩10分
- 上毛電気鉄道中央前橋駅より徒歩3分
前橋シネマハウスは市営ビルの映画館跡地に2018年3月開館しました。「映画はもう一つの家族」をコンセプトに映画の伝える力を信じて、誰でも気軽に映画を楽しめる場所にしたいという想いから始まりました。 2023年からは「こどもシネマハウス」を開始しこどものための上映も行っています。窓口を広めるためアート系に限らず話題のヒット作から社会作品まで幅広く上映しています。
公式サイトhttps://maecine.com ツイッター

シネマテークたかさき
027-325-1744高崎市あら町202番地
ACCESS- JR高崎駅より徒歩約7分
2004年12月4日に市民のみなさまからカンパをいただき、群馬県初のミニシアターとしてオープンいたしました。 運営母体のNPO法人たかさきコミュニティシネマは、高崎最古の映画館「高崎電気館」運営、高崎で映画やドラマ等の撮影を誘致する「高崎フィルム・コミッション」の窓口を行っています。映画の入口から出口までをモットーに映画を通して町を、日常を、豊かにできるよう活動しています。
公式サイトhttps://takasaki-cc.jp/ ツイッター

シネマ・ジャック&ベティ
045-243-9800横浜市中区若葉町3-51
ACCESS- 京浜急行・黄金町駅から徒歩5分
- JR京浜東北線・関内駅から徒歩15分
- 横浜市営地下鉄阪東橋駅から徒歩7分
横浜シネマ・ジャック&ベティのルーツは1952年に横浜名画座に始まります。
ビル老朽化とともに建て替えられ1991年に横浜名画座の営業を引き継ぐ形で横浜シネマ・ジャック&ベティとなりました。
現在は2スクリーンにて新作・旧作、話題作からアート系作品まで幅広く上映し、横浜の映画ファンに愛される映画館です。2021年12月に30周年を記念して『誰かの花』(奥田裕介監督)を製作公開しました。
https://www.jackandbetty.net ツイッター インスタグラム

横浜シネマリン
045-341-3180横浜市中区長者町6-95
ACCESS- JR京浜東北線・関内駅から徒歩5分
- 京浜急行・日ノ出町駅から徒歩5分
- 横浜市営地下鉄伊勢佐木長者町駅から徒歩2分
1954年から続く映画館です。2014年にリノベーションし、フィルムもデジタルも上映できる映画館に蘇りました。東京まで行かなくても「横浜で何でも観ることが出来る」をモットーに、国内外の様々なジャンルの映画を1スクリーンで上映する、人呼んで「幕の内弁当プログラム」。ドキュメンタリー少し多め、旧作の特集上映、特に35ミリフィルムを生かした上映を心掛けています。地域に根ざした唯一無二の映画館を目指します。
公式サイトhttps://cinemarine.co.jp ツイッター インスタグラム
正確な電車のお時間は各自再度ご確認ください


12/23(土)~1週間限定
海鳴りがきこえる

© 2023 TIMEFLIES Inc.
2023年/日本/71分/配給:ブライトホース・フィルム株式会社
製作:株式会社タイムフライズ
プロデューサー:伊達浩太朗
監督・脚本:岩崎孝正
制作:伊藤沙緒
音楽:原夕輝
出演:中村守里、内村遥、指出瑞貴、川瀬陽太、木村知貴、小林なるみ、満園雄太、tamico.、橋口湊
震災ですべてを失った女性は、母になり家族をもった
幸せを求めた彼女は、何故また被災地に戻ったのか――
元写真家の理子奈は、愛息、大地の子育てに追われる毎日を過ごしている。東北の被災地出身の彼女は、震災で家族が離散した過去があった。だからこそか、自分の理想的な家族を作ることに執着しているが、夫の知久とぶつかり噛み合わない日々が続いていた。そんな折、父親のように慕って師事していた写真家の浩志が、緊迫した情勢のベラルーシに難民取材に行くと連絡が入る。父親を失うような気持ちでいる最中、知久が浮気をしていることを知る理子奈。苦悩のなかで、本当に自分がすべきことは何かと自問しながら、やがて、彼女は東北の被災地へ車を走らせていく――。
3.11を記録すること、その以後の物語を描くこと
被災地となった故郷を、映像で紡ぐ岩崎孝正の初長編劇映画
監督は、長編劇映画が初となる岩崎孝正。福島県相馬市出身の岩崎は、3.11 の震災以降、故郷の映像を撮り始め、2015 年にドキュメンタリー『自然と兆候/4つの詩から』を完成させる。以降も災害や公害についての短編作品を送り出してきた。主演、理子奈役を演じたのは、『アルプススタンドのはしの方』(20)をはじめ、数々の映画に出演、『まなみ100%』(23)も控える注目の若手俳優、中村守里。夫・知久役は、近年、映画の出演に加えてドラマにも幅広く出演する内村遥が演じている。3.11 の震災から12 年―その以後の人生を描くヒューマンドラマがここに完成した。



12/23(土)~1週間限定
うかうかと終焉

©「うかうかと終焉」製作委員会
2023年/日本/87分/配給:マジックアワー
監督・脚本:大田雄史
原作:『うかうかと終焉』第23回日本劇作家協会新人戯曲賞受賞作
音楽:上田壮一
撮影:春木康輔
出演:西岡星汰、渡辺佑太朗、松本妃代、三浦獠太、乃中瑞生、中山翔貴、中村無何有、コウメ太夫、後藤剛範、森下能幸、池谷のぶえ、前野朋哉、草村礼子、平泉成
【前売券】全国共通特別鑑賞券 1,400円(税込)を当館受付にて発売中!特典:オリジナルポストカード2枚セットをプレゼント!

※有隣堂さんでは特典は付きません
取り壊しが決まった木造学生寮。
共に過ごした仲間たちの最後の5日間の物語。
街なかを自転車で走り抜ける若いビジネスマン、西島伸太郎。空き地を見つけると、つい自転車を止めスマホで写真を撮る空き地マニア。スマホの写真を確認する中で一つの写真に手が止まる。
時は遡り5年前。5日後に取り壊しが決まっている古い学生寮の1室。麻雀をする美濃部軍平、児玉香奈枝、前野中吉、渡辺美月と興味なさそうに本を読む伸太郎。その日は美月の退寮記念の麻雀大会だった。
翌日は児玉が、その次の日は中吉が寮を出ることが決まっており、一番年上の10回生・美濃部を中心とした仲の良い5人はそれぞれ、恋愛、卒業後の人生、それまでの学生生活、寮でのできごとなど後悔や悩みを抱えながら最後の日々を送る。皆、伝統にならい、寮の壁に想いをこめた落書きをしたため寮を去っていった。
そして、最後まで残った美濃部と伸太郎は――。
演劇界の重鎮たちが絶賛!
第23回日本劇作家協会新人戯曲賞受賞作を映画化!
大田雄史監督の長編デビュー作となる映画『うかうかと終焉』。本作は大田監督が結成した社会人演劇ユニット、芝熊(shiba-kuma)の旗揚げ作品として出口明と共同執筆した戯曲が原作。取り壊しの決まった学生寮に住む若者達の最後の5日間を描いた戯曲「うかうかと終焉」は川村毅、坂手洋二、佃典彦、土田英生、永井愛、マキノノゾミ、渡辺えりといった錚々たる演劇人が審査員を務めた、第23回日本劇作家協会新人戯曲賞で新人戯曲賞を受賞。若者の心をとらえた舞台は学生劇団を中心に上演されている。
大田監督自身の青春時代を重ねた思い入れのある同名戯曲の映画化にあたって、監督の母校、京都大学の吉田寮の廃寮問題をベースに脚本を作り直して製作。
物語の主軸となる若手キャストには、1,000人以上もの応募者から選ばれた、W主演・西岡星汰、渡辺佑太朗をはじめとする、松本妃代、三浦獠太、乃中瑞生、中山翔貴といったフレッシュな面々が躍動。寮生たちを取巻くキャスト陣には、コウメ太夫、後藤剛範、池谷のぶえ、森下能幸、草村礼子、前野朋哉、平泉成といった個性豊かなベテラン俳優たちが顔を揃えた。
将来への希望と不安、友情と恋愛――廃寮となる学生寮でのちょっぴり切なく、心温まる青春物語。



12/23(土)~1週間限定
シンデレラガール

©2023年映画『シンデレラガール』製作委員会
2023年/日本/62分/配給:ミカタ・エンタテインメント
監督:緒方貴臣
脚本:脇坂豊、緒方貴臣
撮影監督:根岸憲一
編集:澤井祐美
音楽:田中マコト、菱野洋介(WALL)
義足監修:臼井二美男
出演:伊礼姫奈、辻千恵、泉マリン、太田将熙、輝有子、佐月絵美、三原羽衣、田口音羽、山本海里、 梶刀織、アライジン、小関翔太、イトウハルヒ、中村颯夢、嶋貫妃夏、筒井真理子
【前売券】全国共通特別鑑賞券 1,500円(税込)を当館受付にて発売中!
立ち上がれシンデレラ。
あなたには魔法も白馬の王子様も必要ない
12歳の時に病気で⽚脚を切断した音羽。その後も⼊退院を繰り返し、中学校の卒業式にも参加できなかった。そんな⾳⽻のために、クラスメイトたちがサプライズの卒業式を病院の屋上でして、その動画がSNSで話題になり、音羽にモデルのオファーが舞い込む。義⾜の⼥⼦⾼校⽣モデルという特異性もあり、一時的に注⽬されるも、その後のモデルとしての仕事は義⾜を隠したものばかりだった。
⼀⽅、マネージャー・唯は、⾳⽻と一緒に義足のファッションブランドで「義足を障がいの象徴でなく、個性として捉えてほしい」という理念を聞き、⼼を動かされる。義⾜をもっと押し出していこうと決める二人。やがてファッションショーに出演できるチャンスがやってくるが…
『子宮に沈める』『飢えたライオン』の緒方貴臣監督 最新作
大阪2児放置死事件を基にした『子宮に沈める』(13)、フェイクニュースによって自殺に追い込まれる少女とメディアの過熱報道による現代社会の歪みを描いた『飢えたライオン』(17)。
誰もが被害者にも加害者にもなりうる世界を容赦なく描き、問題作を発表し続けてきた緒方貴臣監督が、最新作『シンデレラガール』では、進行性筋ジストロフィー(PMD)と診断されたモデルでもある森山風歩らの監修の元、「義足は障がいの象徴」とネガティブに捉えていた主人公の義足のモデルやそのマネージャーが、ポジティブに捉えられるようになるまでの心の変化を描く。



12/23(土)~1週間限定
劇場版 僕らのGalileo Galilei〜会えたね〜

© 2023 SPACE SHOWER NETWORKS INC.
2023年/日本/75分/配給:SPACE SHOWER FILMS
製作:スペースシャワーネットワーク
制作:Suzume Studios
プロデューサー:大坪純子、早川文子
監督:岩井郁人、尾崎雄貴
出演:Galileo Galilei
上映情報
「BBHF」ビルボードライブ ワンマンライブ開催に合わせて、
12/11(月)14:30の特別先行追加上映が決定しました!
これは僕が始めたGalileo Galileiというバンドの話
2007年に尾崎雄貴(Vo, Gt)、尾崎和樹(Dr)を中心に北海道・稚内にて結成されたGalileo Galilei。2016年に開催した日本武道館公演をもって活動を終了したが、2012年にバンドを脱退した岩井郁人(Gt)と、新たに岡崎真輝(B)を迎えた新体制で2022年に活動を再開。
2023年に7年ぶり、そして新体制では初のリリース作品となるNew Album「Bee and The Whales」をリリース、さらにツアー「Bee and The Whales Tour 2023」を実施した彼らの、メンバー自身の手で作り上げた特別番組『僕らのGalileo Galilei〜会えたね〜』がスペースシャワーTVで7月に放送された。放送後は彼らのファンにとどまらず、彼らを初めて知ったファンからも大きな反響があり好評を博した。
そして、このたびTVでは放送されなかった未公開のドキュメンタリー映像とライブ映像を加え、『劇場版 僕らのGalileo Galilei〜会えたね〜』のタイトルで劇場公開することが決定。バンドがデビューする前後の秘蔵映像、始動後のメンバーインタビューや「Bee and The Whales Tour 2023」の密着映像、2023年6月24日にZepp Hanedaで行われたツアーファイナル公演のライブの模様、さらにツアー中に作成され、バンドのこれからに対する決意表明ともいえる新曲「あえたね」。
メンバーである岩井郁人・尾崎雄貴が制作監督を務め、バンドのこれまでとこれからがエモーショナルな映像で綴られた映像作品となった。
Galileo Galilei プロフィール
尾崎雄貴(Vo, G)、尾崎和樹(Dr)を中心に2007年に北海道・稚内にて結成されたロックバンド。2010年2月にミニアルバム「ハマナスの花」でメジャーデビューを果たす。その後「青い栞」「サークルゲーム」などでヒットを記録。2016年1月に4thアルバム「Sea and The Darkness」を発表した。リリースと同時期にGalileo Galilei名義での活動を“終了”することを告知し、10月に東京・日本武道館でのライブをもって活動を休止した。約6年を経て、2022年10月に尾崎雄貴、尾崎和樹、ベーシストの岡崎真輝、初期メンバーの岩井郁人の4人による新体制での活動再開を発表した。2023年3月にボックスセット「Tsunagari Daisuki Box」、5月に7年ぶりのニューアルバム「Bee and The Whales」をリリース。また、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の劇場公開10周年を記念して、ポーター・ロビンソンとコラボした「サークルゲーム (ANOHANA Ver.)」を発表し話題となる。



12/30(土)~
高野豆腐店の春

©2023「高野豆腐店の春」製作委員会
2023年/日本/120分/配給:東京テアトル
監督・脚本:三原光尋
製作:桝井省志、太田和宏
撮影:鈴木周一郎
エンディングテーマ:エディ藩
出演:藤 竜也、麻生久美子、中村久美、徳井優、山田雅人、日向丈、竹内都子、菅原大吉、桂やまと、黒河内りく、小林且弥、赤間麻里子、宮坂ひろし
イベント情報
★1/5(金)12:15回上映後、藤竜也さん、三原光尋監督のトークイベントがございます。
*トークイベント終了後、ロビーにおいて藤竜也さん、三原光尋監督のサイン会を開催!(パンフレットご購入者限定)
★12/30(土)12:15、1/6(土)・1/7(日)・1/8(祝)10:00回上映後、三原光尋監督の舞台挨拶がございます。
*舞台挨拶終了後、ロビーにおいて三原光尋監督のサイン会を開催!(パンフレットご購入者限定)
柔らかくて、甘くて、でもちょっと苦みもある。豆腐は、なんだか人生に似ている――。
豆腐は、人生の処方箋。
尾道の風情ある下町。その一角に店を構える高野豆腐店。父の辰雄と娘の春は、毎日、陽が昇る前に工場に入り、こだわりの大豆からおいしい豆腐を二人三脚で作っている。
ある日、もともと患っている心臓の具合が良くないことを医師に告げられた辰雄は、出戻りの一人娘・春のことを心配して、昔ながらの仲間たちに協力してもらい、春の再婚相手を探すため、本人には内緒でお見合い作戦を企てる。辰雄たちが選んだイタリアンシェフと食事をすることになり、作戦は成功したようにみえたが、実は、春には交際している人がすでにいた。相手は、高野豆腐店の納品先、駅ナカのスーパーで働く道夫だった。納得のいかない辰雄は春と口論になり、春は家を出ていってしまう。
そんななか、とある偶然が重なり言葉をかわすようになった、スーパーの清掃員として働くふみえが、高野豆腐店を訪ねてくる。豆腐を作る日々のなか訪れた、父と娘それぞれにとっての新しい出会いの先にあるものは──。
主演の藤竜也と三原光尋監督は『村の写真集』(2003)『しあわせのかおり』(2008)に続いて3度目のタッグ。麻生久美子をはじめ、中村久美、徳井優・菅原大吉・山田雅人・日向丈など、日本映画にはかかせない個性豊かなベテラン俳優が顔を揃えました。“変わらないもの”と“変わっていくもの”を丁寧に描き、この時代を懸命に生きる人々に一筋のひかりを届けます。



12/30(土)~
藤竜也傑作選

カッコよくて、渋くて、チャーミング!
藤竜也の魅力を伝える11作品一挙上映!
藤竜也傑作選
12/30(土)-1/12(金) *元旦休館
カッコよくて、渋くて、チャーミング!
藤竜也の魅力を伝える11作品一挙上映!
藤竜也傑作選
12/30(土)-1/12(金) *元旦休館
FUJI TATSUYA
1941年8月27日生まれ。父の任地である中国・北京で生まれる。神奈川県横浜市で育ち、以来、横浜在住。日本大学芸術学部在学中にスカウトされて、日活に入社。『望郷の海』(62)でスクリーンデビューを果たす。その後、渡哲也主演の『嵐を呼ぶ男』(監督:舛田利雄/66)で弟役を演じて存在感を示し、「日活ニューアクション」の中でも異彩を放つ「野良猫ロック」シリーズ(監督:長谷部安春、藤田敏八/70〜71)ではメインキャストとして活躍した。大島渚監督『愛のコリーダ』(76)、『愛の亡霊』(78)では海外でもセンセーショナルな話題と共に高い評価を得た。近年は『龍三と七人に子分たち』(監督:北野武/15)、『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』(監督:小林聖太郎/19)、『コンプリシティ/優しい共犯』(監督:近浦啓/20)、『それいけ!ゲートボールさくら組』(監督:野田孝則/23)などに出演。またテレビドラマでも「時間ですよ」(TBS/73)、「悪魔のようなあいつ」(TBS/76)、「ミセスとぼくとセニョール」(毎日放送/80)、NHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」(21)などに出演。今回上映の三原光尋監督作品では、『村の写真集』(05)で第8回上海国際映画祭・最優秀主演男優賞受賞。その後、『しあわせのかおり』(08)、最新作『高野豆腐店の春』(23)で3本目のタッグを組み、円熟味のある演技を披露している。
- 1/5(金)12:15『高野豆腐店の春』上映後、ゲスト藤竜也さん、三原光尋監督
- トークイベント終了後、ロビーにおいて藤竜也さん、三原光尋監督のサイン会を開催!(パンフレットご購入者限定)
- 12/30(土)12:15、1/6(土)・1/7(日)・1/8(祝)10:00『高野豆腐店の春』上映後、ゲスト三原光尋監督
- 舞台挨拶終了後、ロビーにおいて三原光尋監督のサイン会を開催!(パンフレットご購入者限定)
『高野豆腐店の春』一般1,800円/会員1,500円/大専・シニア1,200円/高校生以下800円
「その他の10作品」一般1,500円/会員・大専・シニア1,200円/高校生以下800円
*チケットは上映3日前より販売開始(劇場受付9:30、オンライン10:00)
上映スケジュール
12/30(土) | 12/31(日) | 1/1(月) | 1/2(火) | 1/3(水) | 1/4(木) | 1/5(金) |
![]() 高野豆腐店の春 舞台挨拶 ゲスト三原光尋監督 |
![]() 高野豆腐店の春 |
休館 | ![]() 高野豆腐店の春 |
![]() 高野豆腐店の春 |
![]() 高野豆腐店の春 |
![]() 高野豆腐店の春 トークイベント ゲスト藤竜也さん、三原光尋監督 |
![]() 友よ、静かに瞑れ |
![]() 愛のコリーダ |
![]() しあわせのかおり |
![]() 黄金のパートナー |
![]() ションベン・ライダー |
![]() 村の写真集 |
|
![]() ションベン・ライダー |
![]() 村の写真集 |
![]() 友よ、静かに瞑れ |
![]() 愛のコリーダ |
![]() 塀の中の懲りない面々 |
予定表 横にスクロールできます
1/6(土) | 1/7(日) | 1/8(祝) | 1/9(火) | 1/10(水) | 1/11(木) | 1/12(金) |
![]() 高野豆腐店の春 舞台挨拶 ゲスト三原光尋監督 |
![]() 高野豆腐店の春 舞台挨拶 ゲスト三原光尋監督 |
![]() 高野豆腐店の春 舞台挨拶 ゲスト三原光尋監督 |
![]() 高野豆腐店の春 |
![]() 高野豆腐店の春 |
![]() 高野豆腐店の春 |
![]() 高野豆腐店の春 |
![]() 愛のコリーダ |
![]() 野獣を消せ |
![]() 黄金のパートナー |
![]() 行き止まりの挽歌 |
![]() 塀の中の懲りない面々 |
![]() 村の写真集 |
![]() 侠花列伝 襲名賭博 |
![]() 行き止まりの挽歌 |
![]() 侠花列伝 襲名賭博 |
![]() ションベン・ライダー |
![]() 友よ、静かに瞑れ |
![]() 愛のコリーダ |
![]() しあわせのかおり |
![]() 野獣を消せ |
予定表 横にスクロールできます
上映作品紹介
高野豆腐店の春

©2023「高野豆腐店の春」製作委員会
2023年|日本|120分|カラー|DCP|配給:東京テアトル
監督・脚本:三原光尋|製作:桝井省志、太田和宏|撮影:鈴木周一郎|エンディングテーマ:エディ藩
出演:藤竜也、麻生久美子、中村久美、徳井優、山田雅人、日向丈、竹内都子、菅原大吉、桂やまと、黒河内りく、小林且弥、赤間麻里子、宮坂ひろし
尾道の下町に店を構える高野豆腐店。父の辰雄と娘の春は、毎日、陽が昇る前に工場に入り、こだわりの大豆からおいしい豆腐を作っている。心臓の具合が良くない辰雄は、出戻りで一人娘の春の将来を思い、本人には内緒でお見合いを企てる。しかし、春にはすでに交際相手がおり、納得のいかない辰雄と口論の末、家を出ていってしまう。そんな中、スーパーの清掃員・ふみえが、高野豆腐店を訪ねてきて…。豆腐を作る日々のなかに、父と娘それぞれにとっての新しい出会いが訪れる。
しあわせのかおり

©2008「しあわせのかおり」製作委員会
2008年|日本|124分|カラー|35㎜|配給:東映
監督・脚本:三原光尋|撮影:芦沢明子|美術:松本知恵|音楽:安川午朗
出演:中谷美紀、藤竜也、田中圭、下元史朗、木下ほうか、山田雅人、甲本雅裕、平泉成、八千草薫
古都・金沢、港町の片隅にたたずむ“小上海飯店”。中国出身の店主・王さんが丹精込めて作る料理を目当てに、いつも店は地元のお客様で一杯である。ある日、デパートの出店要請に訪れた女性・貴子の申し出を、王さんは即座に断る。諦め切れない貴子は、お客として店に通い続ける。そんな折、王さんが突然の病いに倒れ、一大決心をした貴子、「会社辞めました。私に料理を教えてください!」。最初はぎこちなかった名人と弟子の関係は、やがて確かな絆へと変わっていく。
村の写真集

Ⓒ2004「村の写真集」製作委員会
2005年|日本|111分|カラー|35㎜|配給:ビデオプランニング
脚本・監督:三原光尋|音楽:小椋佳(主題歌「村里へ」) |写真監修:立木義浩(写真集「里山の肖像」刊行)
出演:藤竜也、海東健、宮地真緒、甲本雅裕、ペース・ウー、桜むつ子、吹石一恵(友情出演)、大杉漣、原田知世
徳島の山村で写真館を営む、職人気質の父・研一と、反発して東京でカメラマンの助手をする息子・孝。そんな二人が、故郷の村と人を写真集に残す企画を引き受けることに。晩秋の紅葉路を巡り歩くが、息子は何の変哲もない父と故郷に真剣に向き合おうとしない。もうすぐ廃校になる小学校、山奥の一人暮しのおばあちゃん、30名もの大家族、さまざまな村の顔を父は撮り続け、撮るごとに「ありがとう」と深々とお辞儀をする。さまざまな人々との出会いが、やがて二人に変化をもたらし…。
行き止まりの挽歌 ブレイクアウト

Ⓒ日活
1988年|日本|111分|カラー|35㎜|配給:日活
監督:村川透|原作:栗本薫(角川書店刊)|脚本:柏原寛司|撮影:矢田行雄/美術:中澤克己|サウンドアドバイザー:鈴木清司
出演:藤竜也、石野陽子、成田三樹夫、一色冴子、岡本舞、石橋蓮司、草薙幸二郎、団時朗、出光元、早川雄三、大村波彦、堀内正美、榎木兵衛、中条きよし
竜田組の縄張りである“ドルフィン”のバンドマン・島田が殺された。新宿西署の刑事・梶竜介は殺人事件の犯人が、島田の恋人でバンドボーイをしている沢野未来に違いないと捕まえる。チームプレーが苦手な梶に、西村という若い刑事がパートナーについたが、梶はそんなことはおかまいないしに強引な捜査活動を続けていく。しかし未来は一向に口を割らず、間もなく釈放されてしまう。やがて島田が竜田組に絡む巨悪の証拠を握っていたことが判明し、梶は未来ともども襲われてしまう。
塀の中の懲りない面々

©1987松竹株式会社
1987年|日本|91分|カラー|35㎜|配給:松竹
監督:森﨑東|原作:安部譲二|脚本:鈴木則文、梶浦政男|撮影:坂本典隆|音楽:佐藤勝
出演:藤竜也、植木等、柳葉敏郎、森山潤久、上杉祥三、糸井重里、江夏豊、川谷拓三、なべおさみ、ケーシー高峰、浦田賢一、汐路章、ストロング金剛、江戸家猫八、花沢徳衛、丹阿弥谷津子、安部譲二、小柳ルミ子
“塀の中の文豪”として刑務所中にその名を馳せる安部直哉は、恐喝罪、銃刀法違反で懲役3年3か月の刑を受けて服役中である。安部はここで、塀の外では接することのない様々な面々、ニセ医者、革命の闘士、オカマなど一癖も二癖もある囚人たちと生活を共にし、また看守の暴圧に耐えながらも、今も愛する別れた妻の待つシャバへ出る日を待ち望むのだった。元ヤクザで通算8年の刑務所くらしの経験を持つ安部譲二が、刑務所内の日常を描いた自伝的同名ベストセラー小説の映画化。
友よ、静かに瞑れ

©1985角川映画
1985年|日本|103分|カラー|35㎜|配給:KADOKAWA
監督:崔洋一|原作:北方謙三|脚本:丸山昇一|撮影:浜田毅|音楽:梅林茂
出演:藤竜也、倍賞美津子、高柳良一、室田日出男、佐藤慶、宮下順子、林隆三、原田芳雄
沖縄の寂れた港町・多満里。新藤剛は、旧友の坂口が、町の再開発を進める下山建設社長・下山を相手に刃傷沙汰を起こして投獄されたことを知り、この町にやって来た。ホテル・フリーインを経営している坂口は、下山建設の大規模な買収に応じず、執拗ないやがらせや脅迫にも屈しなかった。その坂口を逮捕したのは下山建設と癒着している徳田刑事だ。新藤は下山建設と地元警察の癒着を暴こうとするが…。北方謙三原作の舞台を、山陰の温泉町から沖縄に移し映画化した。
ションベン・ライダー

©︎1983 kittyfilm
1983年|日本|117分|カラー|BD|配給:A PEOPLE
監督:相米慎二|原案:レナード・シュレイダー|脚本:西岡琢也、チエコ・シュレイダー|撮影: 田村正毅、伊藤昭|音楽:星勝裕
出演:藤竜也、河合美智子、永瀬正敏、坂上忍、原日出子、鈴木吉和、桑名将大(桑名正博)、木之元亮、伊武雅刀、寺田農
いつもガキ大将のデブナガにいじめられているブルース、ジョジョ、辞書の3人の中学生。デブナガに仕返しをしようとしていた矢先に、目の前でデブナガが暴力団風の男たちに誘拐されてしまう。このままでは引き下がれない3人は、デブナガを救出しようと話し合う。そんな折、誘拐事件を起こした組員の山と政を連れ戻すように組から命じられていた中年のヤクザ・厳兵と出会う。3人は厳兵に、一緒にデブナガを救出しようと持ちかけるが…。
黄金のパートナー

© TOHO CO., LTD.
1979年|日本|98分|カラー|35㎜|配給:東宝
監督:西村潔|原作:西村京太郎(『発信人は死者』より)|脚本:長野洋|撮影:市原康至|音楽:来生たかお、高中正義|水中撮影:中村征夫
出演:三浦友和、藤竜也、紺野美沙子、殿山泰司、佐藤慶、芦田伸介
フリーのカメラマン・野口と白バイ警官・江上。ある夜、野口のヨットで南方より発信人不明のSOS信号を受信する。「行方不明となった父親を捜している」と突然やってきた美少女・由紀子とともに、SOS信号の謎を解き明かすべく行動を開始、そのSOS信号は太平洋戦争末期にサイパン沖で自沈した潜水艦伊509号から発信された暗号だった事が判明する。この潜水艦は現在の金額で10億円にものぼる金塊を輸送中に海底に没したという。3人は富と夢とロマンを求めて南の島に旅立つ。
愛のコリーダ 修復版

©大島渚プロダクション
1976年|日本=フランス|日本語|108分|カラー|R18+|DCP|協力:大島渚プロダクション|配給:アンプラグド
監督・脚本:大島渚|製作代表:アナトール・ドーマン|製作:若松孝二|撮影:伊東英男|美術:戸田重昌|音楽:三木稔|助監督:崔洋一
出演:松田英子、藤竜也、中島葵、松井康子、殿山泰司
昭和11年、舞台は、東京・中野の料亭「吉田屋」。主人である吉蔵と仲居の阿部定は出逢いたちまち惹かれあう。昼夜を問わず体を求めあう二人の愛はエスカレートし、危険な性戯におぼれていく。定は吉蔵の愛を独占したいと願うようになり、ある日、吉蔵を殺して自分だけのものにしようと包丁を手にした。男女の愛憎の果てに男性器を切り取るという、実際に起こった阿部定事件に基づき大胆な性描写で映画化。映画での「本番行為」は芸術かエロスで国内外に大きな波紋を巻き起こした。
野獣を消せ

Ⓒ日活
1969年|日本|84分|カラー|35㎜|配給:日活
監督:長谷部安春|脚本:永原秀一、中西隆三|撮影:姫田真佐久|美術:木村威夫|音楽:坂田晃一
出演:渡哲也、藤竜也、川地民夫、尾藤イサオ、杉山俊夫、藤本三重子、集三枝子、山野俊也、山根久幸、吉岡ゆり、雪丘恵介、長弘、神山勝、鶴丸睦彦、清水将夫
プロハンターの浅井徹也は、アラスカから帰国して間もなく、妹の里子が何者かによって暴行され自殺したことを知らされる。その悲しみをバイクで紛らわせていた最中、不良グループの矢田らに絡まれていた大物政治家の娘・山室恭子を助ける。矢田らは、横田基地周辺の酒場へヤミ酒を押し売り、恐喝、果ては婦女暴行など様々な犯罪行為を繰り返していた。そんな中再び恭子が襲われた。アジトへ乗り込んだ徹也は、里子を死へ追いやった犯人が矢田であることを突き止め、復讐に燃えるのだった。
侠花列伝 襲名賭博

Ⓒ日活
1969年|日本|93分|カラー|35㎜|配給:日活
監督:小沢啓一|脚本:星川清司|企画:坂上静翁、松尾守人|撮影:横山実|美術:木村威夫|音楽:小杉太一郎
出演:松原智恵子、藤竜也、高橋英樹、梶芽衣子、江原真二郎、細川ちか子、植村謙二郎、見明凡太朗、深江章喜、佐野浅夫、奈良岡朋子
昭和初期の湯治場上州鹿沢。芸者・志満は、浅草の大平組に追われている旅の博徒・柿沢高次をかくまい救った。二人は恋に落ちるが、志満には、湯元を仕切る向田組の二代目・周吉という許婚がいた。一方、向田組の湯元の利権を狙う本堂組の源蔵、万蔵親子は、高次を探しにきた大平組と結託して向田組に喧嘩を売る構えを見せていた。高次と一緒に生きようと決心した志満は、再会を約束して東京へ逃れた。しかし志満の想いとは異なり、愛と仁侠の闘いに巻き込まれていくのだった…。
12/30(土)~
熱風!!南インド映画の世界

CINEMA OF
SOUTH INDIA
熱風!!南インド映画の世界
12/30(土)-1/12(金)
熱狂と興奮、感動に満ちた傑作4作品を一挙上映!
CINEMA OF
SOUTH INDIA
熱風!!南インド映画の世界
12/30(土)-1/12(金)
熱狂と興奮、感動に満ちた傑作4作品を一挙上映!
この沼、心躍らずにはいられない!
日本におけるインド映画歴代No.1興収を記録した『RRR』を筆頭に、いま注目を浴びているインド映画。本特集上映では、『RRR』と同じ南インドのテルグ語圏(テランガーナ州、アーンドラ・プラデーシュ州が中心)で製作されたテルグ語映画から、傑作4作品を上映!

協力 ツイン 配給 JAIHO
公式ホームページ https://neppusouthindianmovie.com/
入場料 一般1,800円/会員1,500円/大専・シニア1,200円/高校生以下800円
上映作品紹介
プシュパ 覚醒

2021年│インド│テルグ語│178分│カラー│シネスコ│原題: Pushpa: The Rise – Part 1│PG-12
監督:スクマール『ランガスタラム』
出演:アッル・アルジュン、ファハド・ファーシル(ファハード・ファージル)、ラシュミカー・マンダンナ他
名もなき労働者が、“木”の密輸で成り上がる!2021年インドNo.1興収を記録した迫力満点のエンタテインメント!!
南インドにのみ自生する高級木材紅木(こうき)の密輸組織で働く青年プシュパは、妾の子である為に姓を名乗る事を許されず、異母兄弟から虐げられながら母と2人で貧しい生活をしていた。しかし彼は、将来必ず大成してみせると誓い、密輸を取り締まる警察と真っ向から対立して彼らの目を欺き、数億ルピー規模の紅木を運ぶことに成功する。組織のボスであるレッディ三兄弟はプシュパを高く評価し、彼は長男コンダ・レッディの側近となる。富を手に入れたプシュパは好意を寄せていた女性シュリーヴァッリとの結婚を決意するが、それを良く思わない異母兄弟から自身の出生を婚約者家族に暴露される―
サイラー ナラシムハー・レッディ偉大なる反逆者

2019年│インド│テルグ語│本編尺167分│カラー│シネスコ│原題:Sye Raa Narasimha Reddy│R-15+
監督:スレーンダル・レッディ『Dhruva(原題)』
出演:チランジーヴィ、アミターブ・バッチャン、アヌシュカ・シェッティ他
インド史上初めて英国軍と戦った偉人を描いた歴史アクション超大作!
ラーム・チャラン(『RRR』)製作、大スター チランジーヴィ主演、アミターブ・バッチャン(『華麗なるギャツビー』)、アヌシュカ・シェッティ(『バーフバリ 王の凱旋』)等豪華キャストが集結!
1840年代、南インドのレーナードゥ地方には事実上独立した61の領主国家があったが、イギリスは征服を押し進めていた。ウイヤーラワーダ地方の領主ナラシムハー・レッディは、各地の領主を団結させ、増税に苦しむ民衆を従えて反乱を起こす。ナラシムハー・レッディはイギリスの軍隊にいったんは勝利するが、しかしその後敵方の姦計と壮絶な復讐が待っていた―
マガディーラ勇者転生<完全版>

2009年│インド│テルグ語│164分│カラー│シネスコ│原題:MAGADHEERA│PG-12
監督:S.S.ラージャマウリ『RRR』
出演:ラーム・チャラン『RRR』、カージャル・アグルワール、チランジーヴィ(特別出演)他
『RRR』のS.S.ラージャマウリ監督&ラーム・チャラン主演。
400年の時を超えた“運命の恋”を、壮大なアクション満載で描くスペクタクル史劇!
インターナショナル版より23分長い完全版で上映
バイクレーサーのハルシャは、ある時街で若い女性と指先が触れあい、電流のようなショックを感じる。その女性インドゥと会ううちに、ハルシャは自分の前世を思い出していく。1609年のウダイガル帝国で、ハルシャは近衛軍の伝説的戦士バイラヴァ、そしてインドゥは国王の娘ミトラ姫だった。二人は王国と姫を狙う軍司令官ラナデーヴの裏切りで命を落としたが、ラナデーヴもまた現代に転生し、インドゥの従兄ラグヴィールとして、彼女を我が物にしようとしていた―
ヤマドンガ

2007年|インド|テルグ語│178分│カラー│シネスコ│原題:YAMADONGA
監督:S.S.ラージャマウリ『RRR』
出演:NTR Jr.『RRR』、モーハン・バーブ、プリヤーマニ他
『RRR』で話題のNTR Jr.主演&ラージャマウリ監督作!
現世と地獄を往来するVFX冥界ファンタジー・アクション
泥棒のラジャは富豪から高報酬の仕事を引き受けるが、任務の途中で悪漢に追われる女性マヒを助ける。その女性は12年前にラジャが命を救った少女だった。マヒは幼い頃に両親を亡くし、財産を狙う親族から虐げられていた。一方、ラジャは盗みの依頼主が報酬を支払う直前に死んでしまい、閻魔大王を恨み悪態をつく。それを聞いた閻魔は怒り、ラジャを死なせて地獄に呼び寄せてしまう。だが、ラジャは持ち前の話術で地獄の民の人気を得て、閻魔から王の座を奪い、地獄の王になるが―
12/30(土)~
ヤジと民主主義 劇場拡大版

ⒸHBC/TBS
2023年/日本/100分/配給:KADOKAWA
制作・編集・監督:山﨑裕侍
語り:落合恵子
取材:長沢祐
プロデューサー:山岡英二、磯田雄大、鈴木和彦
撮影:大内孝哉、谷内翔哉、村田峰史
編集:四倉悠策
製作:HBC北海道放送
小さな声は、何を暴いたのか!?
「メディア」の眼前で起こった「市民」「権力」「政治」を巻き込んだ、あの“ヤジ排除問題“に迫る緊迫の1460日。
2019年7月15日、それが全ての始まり。安倍首相(当時)の演説時に「安倍やめろ!」という男性の声が響き渡った。ヤジである。政権批判の声を上げた直後に、突如数名の警察官が男性を取り囲み、その場から排除。一瞬の出来事だった。同じ頃、増税反対を訴えた女性も警察官に囲まれ引きずられるように移動させられたり、女性が現場を離れた後もしつこくつきまとわれたりした。
声を出して政権に訴えることに対して、どういう法的根拠があり警察は「排除」する行動を取ったのか?いったい何が起きているのか?この日の小さな出来事が、警察組織の問題を浮き彫りにした。
これは、北海道放送報道部道警ヤジ排除問題取材班が追求し続ける4年間に渡る記録である。そして彼らはこの問題を追い続けている。現在進行形のライブ・ドキュメンタリー映画である。
第57回 ギャラクシー賞 報道活動部門、第63回 日本ジャーナリスト会議 JCJ賞、第40回 「地方の時代」映像祭賞、第58回 ギャラクシー賞 テレビ部門、第45回 JNNネットワーク 協議会賞など数々の賞を受賞してきた「ヤジと民主主義」。
本作は、2019年7月15日に起こったいわゆるヤジ排除問題を北海道放送報道部の取材班が4年間に渡り追い続け、ニュース報道からドキュメンタリー番組と発信し続け、前述の数多くの賞を受賞しながら、2022年には書籍化、そして2023年春にはTBSドキュメンタリー映画祭のいち作品として札幌会場にて上映。
今回は、これまで描けなかった増税反対を訴え排除された吃音を持ちながらも活動する女子大生(当時)、プラカードを掲げるために現場にきたがそれさえもかなわなかった女性、現在も続く注目の裁判の経過など、より多くの内容を取り込み「劇場拡大版」として公開されることとなった。
ヤジ排除から見えてくる警察組織の法的根拠のない権力行使の問題、それを監視すべきメディア、ジャーナリズムの弱体化、そしてそもそも自由にものを言うという全ての人に与えられた権利が、安倍元首相の死亡事件をきっかけに加速度的に萎縮してしまうのではないか?という不安などさまざまな側面が本作には盛り込まれている。
これはもはや、ある選挙の応援演説中に起きたいち騒動ではない。この社会で生活していく全ての人、あなた自身に関わってくる問題だ。



1/13(土)~
台風クラブ 4Kレストア版

©ディレクターズ・カンパニー
1985年/日本/115分/配給:A PEOPLE CINEMA
製作:ディレクターズ・カンパニー
監督:相米慎二
脚本:加藤祐司
撮影:伊藤昭裕
美術:池谷仙克
照明:島田忠昭
音楽:三枝成章
出演:三上祐一、紅林茂、松永敏行、工藤夕貴、大西結花、会沢朋子、三浦友和
※当館での上映は2K版
世界で再評価最高潮 奇跡の青春群像劇
ついに4Kで蘇る
2001年に夭折した相米慎二。その神話的な一本が「台風クラブ」である。待望の「4K」で、2023年秋に新生。冒頭、プールサイドでバービーボーイズの「暗闇でDANCE」をラジカセで鳴らし、踊り狂う少年少女たち。真っ暗と逆光のその映像が、よりリアルに、よりセクシャルに覚醒を遂げる。近年の上映で若い観客は「台風クラブ」を「ファンタジー」映画として見ていることが取材等でわかってきた。ギリギリの刹那、それでいて、どこか異次元の空間と時間を生きているような感覚。そして、性と死。そうした「リアル」「エロス」「ファンタジー」という要素は、相米自身が夢幻していたかもしれない「画像」となって、「4K」で新しく生まれ変わる。相米慎二も、「台風クラブ」も、常に現代であり、それは、映像の未来でもある。全く新しい映画として、観たすべての者が(初見の者も含め)、新しい映像体験をすることであろう。
プールで流れる「暗闇でDANCE」から やがてくる台風へ飲み込まれる少年少女たち
中学校の校庭の一角に夏の名残をたたえてひっそりとプールがある。木曜日。二学期が始まって間もないむし暑い夜。暗闇の中で時おりはねて、坊主頭が見え隠れしている。突然、プールの照明が一斉について、ロックが鳴り出した。歓声をあげてなだれ込んできたのは、水着姿の高見理恵、大町美智子、宮田泰子、毛利由美、森崎みどり。……水の中で山田明が動かなくなっている。慌てた少女たちは人を呼びに田舎道まで走ってくると、同じクラスの三上恭一と清水健がジョギングしているのに出会う。恭一が明に人工呼吸をしているうちに、担任の梅宮が呼び出された。小さな風は、やがてくる台風によって、彼ら少年少女たちを閉じ込め、狂わせていく……。



1/13(土)~
1%の風景

©2023 SUNSET FILMS
2023年/日本/106分/配給・宣伝:リガード
監督・撮影・編集:吉⽥⼣⽇
撮影:伊藤加菜⼦
⾳楽:⾼⽥明枝
マリンバ演奏:布⾕史⼈
サウンドエディター:井上久美⼦
製作:SUNSET FILMS
後援:公益社団法⼈⽇本助産師会
出演:渡辺 愛(つむぎ助産所)、神⾕整⼦(みづき助産院)、菊⽥冨美⼦、飯窪 愛、⼭本宗⼦、平塚克⼦
99%のお産が病院や産院といった医療施設で⾏われている⽇本で、助産所や⾃宅での出産という「1%の選択」をした4⼈の⼥性と、彼⼥たちをサポートする助産師の⽇々をみつめたドキュメンタリー
あまり知られていない助産所という場所。そこでは助産師が医療機関と連携し、妊娠、出産、産後と子育ての始まりまで、一貫して母子をサポートしています。健診のたびに顔を会わせ、お腹にふれ、何気ない会話を交わす。妊婦と助産師はささやかな時間を積み重ね、信頼関係を築き、命が生まれようとする“その時”をともに待ちます。
初めてのお産に挑む人、予定日を過ぎても生まれる気配のない人、自宅での出産を希望する人、コロナ禍に病院での立ち合い出産が叶わず転院してきた人。都内にある二つの助産所を舞台に4人の女性のお産を撮影したのは、本作が初監督作品となる吉田夕日。第一子を病院で、第二子を助産所で出産した経験から、助産師の仕事とその世界をもっと知りたいと本作の制作を決意しました。
この映画で描かれるのは助産所や自宅での自然分娩です。しかし、大切なのは場所や方法を問わず、命を産み、育てようとする女性のそばに信頼できる誰かがいる、ということ。近年、さまざまな理由によりお産を取りやめる助産所が増えています。社会が多様化し、選択肢がひろがる一方で、失われつつある“命の風景”をみつめた4年間の記録です。



1/13(土)~1週間限定
僕と幽霊が家族になった件

©Calendar Studios Co., Ltd., Bole Film Co., Ltd.
2023/130 分/配給:面白映画
原題:關於我和鬼變成家人的那件事
監督・脚本:チェン・ウェイハオ
字幕翻訳:本多由枝
出演:グレッグ・ハン、リン・ボーホン、ワン・ジン
今年度台湾No.1ヒット作!笑って泣ける冥婚コメディ!
うだつの上がらないノンケの警察官ウー・ミンハン(呉明翰)は、捜査中に祝儀袋を拾ったために、若くしてひき逃げ事故で亡くなったゲイの青年マオ・バンユー(毛邦羽)と死後結婚させられることに。マオ・バンユーの存在に悩まされつつも、ある事件の解決に向けて奔走するウー・ミンハン。やがてマオ・バンユーの助けを得て事件は解決に向かうと思われたが、そこには驚くべき事実があった――。
今年2 月に公開され、台湾で爆発的ヒットとなった映画『僕と幽霊が家族になった件』がついに日本上陸!
本作は『紅い服の少女』シリーズ(15・17)や『目撃者闇の中の瞳』(17)を手掛けた台湾の大ヒットメーカー、チェン・ウェイハオ(程偉豪)監督の新作で、台湾で古くから伝わる習俗"冥婚"がユーモアたっぷりに、またそこから生まれる家族の絆が感動的に描かれています。
警察官ウー・ミンハンを、台湾で「新・国民的彼氏」と呼ばれているモデルでイケメン俳優のグレッグ・ハン(許光漢)(『ひとつの太陽』(19)ドラマ『時をかける愛』(19))が、ゲイの青年マオ・バンユーを実力派俳優のリン・ボーホン(林柏宏)(『恋の病~潔癖なふたりのビフォーアフター~』(20)『青春弑恋』(21))が、ウー・ミンハンのバディで可愛らしい外見からは想像もつかないタフな警察官を、新世代を代表するワン・ジン(王淨)(『返校言葉が消えた日』(19)『瀑布』(21))が演じ、大人気俳優陣の共演も話題になりました。
台湾では旧正月映画として今年2 月に公開され、初日には『THE FIRST SLAMDUNK』『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を押さえて堂々の第1 位を獲得、笑って泣けると評判になり、興行収入3.6 億台湾ドル(約16 億円)を突破した本作の、貴重な日本上映の機会をぜひお見逃しなく!



1/13(土)~
北京冬季五輪2022
北京冬季五輪公式ドキュメンタリー映画
4年に⼀度の偉⼤なスポーツ祭典、オリンピック。その勝負の裏には様々なエピソードやストーリーが存在する。
本作は、2022年2月4日から20日までの間に行われた北京冬季五輪を記録した公式ドキュメンタリー映画で、中国で2023年5月に公開し、興行収入は3053万元(約6.3億円)、2023年中国ドキュメンタリー映画興収ランキング1位という成績を記録。
メガホンを取ったのは、映画『ココシリ』(2004年)で第17回 東京国際映画祭審査員特別賞、金馬奨最優秀作品賞と撮影賞、更に中国金鶏奨最優秀劇映画賞を受賞した中国出身の映画監督・脚本家であるルー・チュアン(陸 川)。また北京冬季五輪開会式の閉会式総監督を務めた中国を代表する世界的な監督の一人、チャン・イーモウ(張 芸謀) が製作総指揮として携わっている。
本作ではフィギュアスケート選手の羽生結弦や、中国選手と二人三脚で金メダルを獲得したスノーボードコーチの佐藤康弘などを含めた選手たちの頂上対決を描いており、歓喜する勝者や落胆する敗者の姿のみではなく、感染防止対策「バブル方式」を利用したオリンピック大会運営の苦労や努力も描かれている。
1/13(土)~
赤い糸 輪廻のひみつ

©️2023 MACHI XCELSIOR STUDIOS ALL RIGHTS RESERVED.
2021年/台湾/128分/配給:台湾映画社、台湾映画同好会
原題:月老 Till We Meet Again
字幕翻訳:神部朋世
監督・脚本:ギデンズ・コー(九把刀)
出演:クー・チェンドン(柯震東)、ビビアン・ソン(宋芸樺)、ワン・ジン(王淨)、マー・ジーシアン(馬志翔)
落雷で不慮の死を遂げた青年が〈月老〉として縁を結ぶのは、最愛の恋人のこれからの幸せ?それとも〝あの世〟と〝この世〟を越えた禁断の恋?
落雷で命を落とし冥界に連れてこられた孝綸(シャオルン)は、同じく冥界にやってきたピンキーとともに、〈月老(ユエラオ)〉として現世で人々の縁結びをすることになる。ある日、ふたりの前に1 頭の犬が現れ、孝綸(シャオルン)は失っていた生前の記憶を取り戻す。それは最愛の恋人・小咪(シャオミー)との、果たせぬままに終わってしまった“ある約束”だった。
『あの頃、君を追いかけた』(11)から10 年――
ギデンズ・コーが贈る 楽しくも胸を打つ純愛冥界ファンタジー
台湾稀代のヒットメーカー・ギデンズ・コーが本作で描くのは、台湾で一番身近な神様〈月老(ユエラオ)〉と、輪廻転生をモチーフにした摩訶不思議な死後の世界だ。そこに、得意とする一途でピュアなラブストーリーを掛け合わせ、楽しくも胸を打つ、唯一無二の純愛冥界ファンタジーが誕生!全編に散りばめられたギデンズの日本サブカル愛や人間と犬の絆も見逃せない。
主役の孝綸(シャオルン)と小咪(シャオミー)を演じるのは、大ヒット2大青春映画でそれぞれ主役を演じたクー・チェンドン(『あの頃、君を追いかけた』(11))とビビアン・ソン(『私の少女時代-OUR TIMES-』(15))。さらにピンキーを演じるのは、『返校 言葉が消えた日』(19)『僕と幽霊が家族になった件』(23)等の話題作への出演が相次ぐ台湾若手トップ俳優のワン・ジン。小咪(シャオミー)に忍び寄る怨霊・鬼頭成(グイトウチェン)を『セデック・バレ』(11)主演のマー・ジーシアンが怪演している。台湾を代表するポップシンガー・韋禮安(ウェイ・リーアン)による主題歌『如果可以』が本作のさらなる感動を誘い、本国ではコロナ禍の行動制限を伴う2021 年秋に公開されたにもかかわらず、全世界で大ヒットとなった『エターナルズ』(21)や2022 年台湾映画興行収入トップの『呪詛』(22)を超える、興収2 億6 千万台湾ドル以上のメガヒットを遂げた。



1/20(土)~
最悪な子どもたち

© Eric DUMONT Les Films Velvet
2022年/フランス/100分/配給:マジックアワー
原題:Les Pires
英語題:The Worst Ones
監督:リーズ・アコカ、ロマーヌ・ゲレ
字幕:横井和子
出演:マロリー・ワネック、ティメオ・マオー、ヨハン・ヘルデンベルグ、ロイック・ペッシュ、メリーナ・ファンデルプランケ
【前売券】全国共通特別鑑賞券 1,500円(税込)を当館受付にて発売中!特典:オリジナルポストカードをプレゼント!(数量限定)

※有隣堂さんでは特典は付きません
問題だらけの子どもたちと、完璧じゃない大人たち。
ともに過ごした、北フランスのひと夏の映画撮影――。
ある夏の日、フランス北部の荒れた地区を舞台にした映画が企画され、地元の少年少女を集めた公開オーディションが開かれる。選ばれたのは、異性との噂が絶えないリリ、怒りをコントロールできないライアン、心を閉ざしたマイリス、そして出所したばかりのジェシーの4人のティーンエイジャーたち。出来上がったシナリオは、彼ら自身をモデルにした物語だった。なぜ問題児ばかりが主役なのか?監督の狙いとは?住民たちが訝しむなか、波乱に満ちた撮影が始まり、予想外の展開が訪れるのだが……。
「映画の登場人物」を演じることで「自分自身」と向き合うことになったライアンたち。はじめての体験に格闘し、違う世界に飛びこむことで、彼らのなかの何かが少しずつ変わっていく。
カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリ!
オーディションで数千人の子どもたちと向き合った経験をもとに描いた、元キャスティングディレクターと演技コーチの経歴をもつ監督ふたりの長編デビュー作。
第75回カンヌ国際映画祭で、日本映画『PLAN 75』(早川千絵監督)や今年公開の『Rodeo ロデオ』(ローラ・キヴォロン監督)、『青いカフタンの仕立て屋』(マリヤム・トゥザニ監督)を抑えて「ある視点」部門で見事グランプリに輝いた話題作がついに日本上陸する。
「知性と感情の両方に訴えかける傑作」「映画制作のモラルを問う真摯な作品」と絶賛された本作『最悪な子どもたち』は、リーズ・アコカとロマーヌ・ゲレからなる新進監督コンビの実体験から生まれた。キャスティングディレクターや演技コーチとして数千人以上の若者と接してきた二人は2012年、公開オーディションを題材とした短編「シャス・ロワイヤル」(2016)で監督デビューし、セザール賞短編賞にノミネート。その後、長期にわたる取材やキャスト探しを経て、初長編となる本作を完成させた。
映画作りの裏側を描いた名作が古今東西にあるなかで、本作の特徴は都会の映画業界人と、恵まれない境遇の子どもたちの交流にフォーカスしている点だ。監督のふたりは、かねてより「なぜ映画というジャンルが、過酷な環境で生きる子どもたちに惹かれカメラを向けようとするのか?」と関心を持ったことが本作企画の始まりで、世代や文化の違いから生じるハプニング満載の展開で観客を楽しませると同時に、映画が個人やコミュニティにもたらす影響、作り手の倫理、社会格差といったテーマを鋭く突きつける。



1/27(土)~
彼方のうた

©2023 Nekojarashi Inc.
2023年/日本/84分/制作プロダクション・配給:イハフィルムズ/製作:ねこじゃらし
プロデューサー:川村岬、槻舘南菜⼦、髭野純、杉⽥協⼠
脚本・監督:杉⽥協⼠
撮影:飯岡幸⼦
⾳響:⻩永昌
照明:秋⼭恵⼆郎 平⾕⾥紗
編集:⼤川景⼦ カラリスト:⽥巻源太
⾳楽:スカンク/ SKANK
出演:⼩川あん、中村優⼦、眞島秀和、Kaya、野上絹代、端⽥新菜、深澤しほ、五⼗嵐まりこ、荒⽊知佳、⿊川由美⼦、⾦⼦岳憲、⼤須みづほ、安楽涼、⼩林えみ、⽯原夏実、和⽥清⼈、伊東茄那、吉川愛歩、伊東沙保
第80回ヴェネチア国際映画祭
ヴェニス・デイズ部門正式出品
『春原さんのうた』で第32回マルセイユ国際映画祭グランプリを含む3冠を獲得、その後も世界各地の主要映画祭を巡り、国内外で評価の⾼まりを⾒せた杉⽥協⼠による待望の⻑編4作⽬『彼⽅のうた』。これまで短歌を原作として製作された『ひかりの歌』『春原さんのうた』を監督してきた杉⽥にとって、本作は、デビュー作『ひとつの歌』以来、実に12年ぶりのオリジナル作品となります。助けを必要としている⾒知らない⼈のことを思い、⼿を差し伸べ、丁寧に関係を築いていこうとする書店員の主⼈公・春を演じるのは⼩川あん。そして、春が⾃分⾃⾝と向き合うきっかけとなる雪⼦役に中村優⼦、剛役に眞島秀和。そして、飯岡幸⼦(撮影)、⼤川景⼦(編集)、⻩永昌(⾳響)、スカンク/SKANK(⾳楽)と、これまでの杉⽥作品を⽀え続けるスタッフが集いました。
書店員の春は駅前のベンチに座っていた雪⼦に道を尋ねるふりをして声をかける。春は雪⼦の顔に⾒える悲しみを⾒過ごせずにいた。⼀⽅で春は剛の後をつけながら、その様⼦を確かめる⽇々を過ごしていた。春にはかつてこどもだった頃、街中で⾒かけた雪⼦や剛に声をかけた過去があった。春の⾏動に気づいていた剛が春の職場に現れることで、また、春⾃⾝がふたたび雪⼦に声をかけたことで、それぞれの関係が動き出す。春は⼆⼈と過ごす⽇々の中で、⾃分⾃⾝が抱えている⺟親への思い、悲しみの気持ちと向き合っていく。
*第80 回ヴェネチア国際映画祭 ヴェニス・デイズ部門 正式出品
*第28 回釜山国際映画祭 アジアの窓部門 正式出品
*第36 回東京国際映画祭 Nippon Cinema Now 部門 公式出品作品
*第61 回ウィーン国際映画祭 正式出品



1/27(土)~
ミツバチと私

© 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE
2023年/スペイン/128分/スペイン語・バスク語・フランス語/配給:アンプラグド
英題:20,000 SPECIES OF BEES
監督・脚本:エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン
撮影:ジナ・フェレル・ガルシア 美術:イザスクン・ウルキホ
編集:ラウル・バレラス
出演:ソフィア・オテロ パトリシア・ロペス・アルナイス アネ・ガバライン
字幕:大塚美左恵
後援:駐日スペイン大使館
生まれ変わったら、女の子になれるかな?
《本当の自分》を探す子どもの葛藤と、寄り添う家族の物語
夏のバカンスでフランスからスペインにやってきたある家族。8歳のアイトールは自分の性自認が分からず、違和感と居心地の悪さの中で悩み、周囲に心を閉ざしていた。母アネはアイトールを愛しながらも向き合い方に迷っており、子育てを巡って家族と時々対立していた。叔母が営む養蜂場でミツバチの生態を知ったアイトールは、ハチやバスク地方の豊かな自然に触れることで心をほどいていく。ある日、自分の信仰を貫いた聖ルチアのことを知り、アイトールもそのように生きたいという思いが強くなっていくのだが……。
第73回ベルリン国際映画祭銀熊賞
史上最年少8歳で最優秀主演俳優賞受賞!
主演ソフィア・オテロの演技が絶賛され、第73回ベルリン国際映画祭において、当時8歳にして史上最年少で最優秀主演俳優賞受賞の快挙を成し遂げた話題作。ベルリン国際映画祭は2020年に男優賞・女優賞の廃止を発表。翌年から性的区別のない主演俳優賞、助演俳優賞が新設され、まさにそれを体現する形での受賞となった。オテロ演じるアイトールは、子どもが抱える孤独や不安を清らかに表現し、同じスペイン映画の名作『ミツバチのささやき』(73)のアナ・トレントを髣髴とさせる。
トランスジェンダーというテーマだけでなく、母、祖母ら3世代の視点を交えて、「家族との関係が、自分探しの旅にどう影響するのかを探りたかった」と語るエスティバリス・ウレソラ・ソラグレン監督の長編デビュー作。自分の性別に思い悩む子どもに、周囲はどう接したらよいのか葛藤する家族の視点も織り込まれており、それぞれの考え方で人生を生き抜く姿を描く。本作でベルリン国際映画祭銀熊賞に加え、ギルド映画賞をW受賞。第26回マラガ・スペイン映画祭でも最優秀スペイン映画賞を受賞するなど世界各国から注目を集めている。子どもが戸惑いながら本当の自分を認め、目覚めていく様子を、スペイン・バスク地方の緑豊かな美しい景色とともに、自然光のみで撮影した美しい映像も必見。
1/27(土)~
ペルリンプスと秘密の森

©Buriti Filmes, 2022
2022年/ブラジル/80分/配給:チャイルド・フィルム、ニューディア―
原題:Perlimps
脚本・編集・監督:アレ・アブレウ(『父を探して』)
音楽:アンドレ・ホソイ、オ・グリーヴォ
日本語字幕:星加久実
後援:在日ブラジル大使館
魔法の森での無邪気な時間が終わる時
驚きの結末がおとずれる
テクノロジーを駆使する太陽の王国のクラエと、自然との結びつきを大切にする月の王国ブルーオの二人の秘密エージェントは、巨人によってその存在を脅かされる魔法の森に派遣されている。森を守る唯一の方法は、光としてこの森に入り込んだ「ペルリンプス」を見つけること。敵対していた二人は共通する目的のために協力し合うことにする。しかし平和をもたらすという謎の生物を探すうちに、物語は思いがけない結末にたどり着く。そこに隠された人類への問いかけとは?
チリの「オオカミの家」やNEONが北米配給するスペインの「ロボット・ドリームズ」など
アニメーション界に新旋風をまきおこす“イベロアメリカ”を牽引する重要な作家アレ・アブレウ
前作『父を探して』でスリリングな視覚表現と、大胆で斬新なストーリーで世界を驚かせアカデミー賞長編アニメ賞にノミネートされたブラジル人監督がアブレウだ。画家パウル・クレーに影響を受けたという監督独自のカラーパレットから生み出された抽象画のような森は、生命のエネルギーと喜びに溢れている。ブラジル音楽のスーパースター、ミルトン・ナシメントの名曲が物語に深い意味を持ち、観客の心に染み入るのをはじめ、カラフルな希望へのリズムが鳴り響く。


2/10(土)~
ミッション・ジョイ ~困難な時に幸せを見出す方法~

©Miranda Penn Turin
2021年/アメリカ/90分/配給:ユナイテッドピープル
監督:ルイ・シホヨス
共同監督:ペギー・キャラハン
プロデューサー:ペギー・キャラハン、マーク・モンロー
製作総指揮:ダーラ・K・アンダーソン 他
出演:ダライ・ラマ14世、デズモンド・ツツ 他
深い感動と大爆笑の連続!
ダライ・ラマ法王とデズモンド・ツツ大主教の世紀のハピネス対談
困難に直面した時、私たちはどのように幸せを見出すことができるのか?『ミッション・ジョイ』はチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と、南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃運動の指導者の一人、デズモンド・ツツ大主教という2人のノーベル平和賞受賞者が、宗教の違いを超えてその答えを導き出す深い知恵と喜びに満ちた世紀の対談を元にしたドキュメンタリーである。“お茶目な魂の兄弟”と認め合う深い友情で結ばれた2人は、ユーモアを交えながら、幸せや死生観などについて壮大な問いに迫り、私たちにどんな状況でも喜びと共に生きる知恵を授けてくれる。
何時でも喜びを持ち生きる方法を科学的にも検証
世界的ベストセラー『よろこびの書』に触発されて制作された本作はインド北部ダラムサラのダライ・ラマ法王邸で撮影された未公開映像を中心に構成されている。中国のチベット侵攻によりインドに亡命したダライ・ラマと、アパルトヘイト撤廃運動の中心にいたデズモンド・ツツ。信じがたいほどの困難や苦難を経験してもなお、なぜ2人は喜びと共に生き続けてこられたのか?幸福研究で著名なソニア・リュボミアスキー博士とリチャード・デビッドソン博士を交え、科学的にも喜びを持ち生きる方法を読み解いていく。本作は困難な時代を幸せに生きるための処方箋となるだろう。



©Tenzin Choejor
公開日未定
クローズ・アップ

© 1990 Farabi Cinema
1990年/イラン/98分/配給:ノーム、東風
原題:CLOSE-UP
監督・脚本・編集:アッバス・キアロスタミ
撮影:アリ=レザ・ザリンダスト
出演:ホセイン・サブジアン、ハッサン・ファラーズマンド、アボルファズル・アーハンハー、メフルダード・アーハンハー、モフセン・マフマルバフ
J・L・ゴダールに、「映画はグリフィスに始まりキアロスタミで終わる」と言わしめたアッバス・キアロスタミ監督、魔法的大傑作!
『友だちのうちはどこ?』やカンヌでパルムドールを受賞した『桜桃の味』などで知られる巨匠アッバス・キアロスタミ。その美しく独創的なフィルモグラフィにおいてもひときわ異彩を放ち、いまなお数多くのシネアストを魔法のように魅了し続けている本作『クローズ・アップ』。 ある男が映画監督のモフセン・マフマルバフになりすまし、裕福な一家を騙したという詐欺事件を知ったキアロスタミ監督は、すぐに裁判所を訪れ、その公判の模様をカメラに収めることに成功する。さらに、事件に至る過程を当事者たち自身に演じさせて再現することで、事の次第を明らかにしていく。ドキュメンタリーと再現、虚構と現実を精巧に織り上げていった果てに、ついに映画は詐欺容疑で逮捕された青年の心の奥に秘められた真実を探り当てる。めくるめくサスペンスと不意打ちをくらわされたような衝撃的な感動。時代を超えても色褪せない稀代の大傑作が、HDリマスター版でスクリーンに甦る!
嘘からはじまる、本当のはなし
バスで隣に座った婦人から声をかけられた映画青年サブジアン。持っていた映画の本について尋ねられ、思わず自分は本の著者である映画監督のモフセン・マフマルバフだと名乗ってしまう。すんなりとその嘘を信じた婦人は、家族全員が映画好きだと言って彼を家へ招き入れる。嘘に嘘を重ね、一家を架空の映画製作に巻き込んだサブジアンは、ついには詐欺罪で逮捕されてしまう。そして迎えた判決の時、サブジアンが明かす真実とは…。



