近日上映作品

8/18(土)~9/7(金)

ベルイマン生誕100年映画祭 -デジタル・リマスター版-

ベルイマンROGO

スウェーデンが生んだ“20世紀最大の巨匠”イングマール・ベルイマン
全キャリアにおける厳選の傑作13本が
デジタル・リマスター版でスクリーンに甦る

8/18(土)-9/7(金) 全13作品

“映像の魔術師” “北欧の至宝”…。映画というカテゴリーに止まらず、芸術全般において最大の賛辞をもって世界中の人々から呼称される、20世紀が生んだ唯一無二の映画作家イングマール・ベルイマン。1918年スウェーデンで生まれ、2007年に没した巨匠の生誕100年にあたる2018年、偉大なる業績を振り返る大規模なレトロスペクティブが世界各国で開催されている。その巨匠然とした風格から、しばしば難解だ、というイメージが先行する作品群にあって、ベルイマンが終始描きたかったのはただひとつ。
――今、私の隣にいる人は何を思っているだろうか?
愛し合っているのに分かり合えない、いやそもそも思うこと自体が間違いなのかもしれない。でも、もっと深くあなたを知りたい…。そんな等身大の葛藤が、彼の映画には深く刻まれている。それゆえベルイマンの映画は、まるでスクリーンが鏡となる。そこには、悩み楽しみながら日々を生きる、ほかでもない私たちの姿が映っているのだ。それでも人生は素晴らしい。そうつぶやくベルイマンが仄かに照らす光は、今なお一層の厳しさと優しさを携えて、まばゆく輝き続けている。100年に一度のアニバーサリー・イヤーとなった2018年、ベルイマンの世界に心ゆくまで浸る、またとない機会を、どうぞご堪能下さい。

■イングマール・ベルイマン


イングマール・ベルイマン

1918年7月14日、プロテスタントの聖職者の父エーリックと母カーリンの次男として、スウェーデンの大学都市ウプサラで生まれる。演劇好きの妹の影響で、幼少期から人形遊びに夢中になる。10歳のクリスマス、祖母に映写機をプレゼントされたことをきっかけに映画の世界に魅了され、当時の夢は映写技師になることだった。大学在学中は文学・美術を学ぶ傍ら演劇に没頭する。 44年アルフ・シェーベルイ監督『もだえ』で脚本を手掛け、46年『危機』で映画監督デビュー、以後、60年以上にわたるキャリアの中で、50本以上の作品を残した。平行してストックホルム王立劇場の芸術監督として数々の演劇の演出を務める。1982年、最後の監督作と宣言し、スウェーデン史上最大の製作費を投じた『ファニーとアレクサンデル』以降、テレビと演劇に活躍の場を移したが、2003年、突如として20年ぶりの監督作『サラバンド』を発表。2007年7月30日、バルト海の孤島フォール島の自宅で死去、享年89。

【全国共通特別鑑賞券】絶賛発売中!

★『ファニーとアレクサンデル』専用特別鑑賞券(税込)2,000円【特典❷+❸】

★特別鑑賞券(税込) 1回券1,200円【特典❶】/3回券3,000円【特典❶+❸】

※『ファニーとアレクサンデル』以外の12作品でご使用いただけます。

劇場受付でお買い求めの方に、オリジナルグッズプレゼント!(数量限定)

※限定数に達したためプレゼントは終了いたしました

❶『叫びとささやき』ポストカード

❷『ファニーとアレクサンデル』ポストカード

❸ ベルイマン直筆イラスト&サイン入りオリジナルクリアファイル

【当日料金】

★『ファニーとアレクサンデル』

一律2,500円/会員2,200円 ※特別興行につきサービスデーや各種割引、招待券・ポイント鑑賞不可

★『ファニーとアレクサンデル』以外の12作品

一般1,500円/会員1,200円/大専・シニア1,100円/高校生以下800円

上映スケジュール 全13作品

8/18(土) 8/19(日) 8/20(月) 8/21(火) 8/22(水) 8/23(木) 8/24(金)
12:00-13:35
夏の遊び
夏の遊び
12:00-17:30
ファニーとアレクサンデル
(途中休憩15分)
ファニーとアレクサンデル
12:00-13:50
夏の夜は三たび微笑む
夏の夜は三たび微笑む
12:00-13:35
叫びとさやき
叫びとさやき
12:00-17:30
ファニーとアレクサンデル
(途中休憩15分)
ファニーとアレクサンデル
12:00-13:35
鏡の中にある如く
鏡の中にある如く
12:00-13:45
魔術師
魔術師
13:45-15:20
野いちご
野いちご
14:00-15:45
魔術師
魔術師
13:50-15:30
秋のソナタ
秋のソナタ
13:45-15:25
沈黙
沈黙
14:00-15:30
仮面/ペルソナ
仮面/ペルソナ
15:30-16:55
仮面/ペルソナ
仮面/ペルソナ
15:55-17:30
処女の泉
処女の泉
15:45-17:30
第七の封印
第七の封印
15:35-17:00
冬の光
冬の光
15:45-17:25
叫びとさやき
叫びとさやき

予定表 横にスクロールできます

8/25(土) 8/26(日) 8/27(月) 8/28(火) 8/29(水) 8/30(木) 8/31(金)
12:20-17:50
ファニーとアレクサンデル
(途中休憩15分)
ファニーとアレクサンデル

*トークショー
上映後、映画監督深田晃司さん

12:20-13:55
処女の泉
処女の泉
12:20-13:45
冬の光
冬の光
12:20-13:50
仮面/ペルソナ
仮面/ペルソナ
12:20-13:55
夏の遊び
夏の遊び
12:20-17:50
ファニーとアレクサンデル
(途中休憩15分)
ファニーとアレクサンデル
12:20-14:00
沈黙❸
沈黙
14:05-15:40
叫びとさやき
叫びとさやき
13:55-15:30
鏡の中にある如く
鏡の中にある如く
14:05-15:55
夏の夜は三たび微笑む
夏の夜は三たび微笑む
14:10-15:50
第七の封印
第七の封印
14:10-15:35
冬の光
冬の光
15:50-17:25
秋のソナタ
秋のソナタ
15:40-17:20
沈黙
沈黙
15:40-17:20
野いちご
野いちご
16:05-17:50
魔術師
魔術師
15:45-17:20
鏡の中にある如く
鏡の中にある如く

*トークショー
上映後、映画批評家大寺眞輔さん

予定表 横にスクロールできます

9/1(土) 9/2(日) 9/3(月) 9/4(火) 9/5(水) 9/6(木) 9/7(金)
17:00-18:45
第七の封印
第七の封印
17:00-18:35
鏡の中にある如く
鏡の中にある如く
17:00-18:35
夏の遊び
夏の遊び
17:00-18:45
魔術師
魔術師
17:00-18:30
仮面/ペルソナ
仮面/ペルソナ
17:00-18:40
叫びとさやき
叫びとさやき
17:00-22:30
ファニーとアレクサンデル
(途中休憩15分)
ファニーとアレクサンデル
18:55-20:40
魔術師
魔術師
18:45-20:25
沈黙
沈黙
18:45-20:15
仮面/ペルソナ
仮面/ペルソナ
18:55-20:30
処女の泉
*処女の泉❸
18:40-20:20
秋のソナタ
秋のソナタ
18:50-20:40
夏の夜は三たび微笑む
夏の夜は三たび微笑む
20:50-22:30
叫びとさやき
*叫びとさやき❹
20:35-22:05
冬の光
冬の光
20:25-22:05
秋のソナタ
秋のソナタ
20:40-22:30
夏の夜は三たび微笑む
夏の夜は三たび微笑む
20:30-22:05
野いちご
野いちご
20:50-22:25
夏の遊び
夏の遊び

予定表 横にスクロールできます

8/25(土)~

乱世備忘 僕らの雨傘運動

乱世備忘

©2016 Ying E Chi All Rights Reserved.

2016年/香港/128分/DCP/配給:太秦
原題:乱世備忘(Yellowing)
監督:陳梓桓(チャン・ジーウン)
エグゼクティブプロデューサー:崔允信(ヴィンセント・チュイ)
音楽:何子洋(ジャックラム・ホ)
監修:倉田徹

公式ホームページ

全国共通特別鑑賞券1,300円を当館受付にて発売中!特典:オリジナルポストカードをプレゼント! 有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

未来を変えるには時間がかかる。2014年はすべてのはじまりであった。

僕が生まれる前、1984年に香港が1997年に中国に返還される事が決まった。
2014年、香港にはいまだに民主主義はない。自分たちで香港の代表を選ぶ「真の普通選挙」を求めて若者が街を占拠した、雨傘運動。同じ「香港人」であるはずの警官たちから浴びせられる催涙弾に皆が雨傘を手に抵抗し、僕はカメラを手にデモに向かった。
そこで映画の主人公となる仲間たち、大学生のレイチェル、ラッキー、仕事が終わってからデモに駆けつけてくる建築業のユウ、授業のあと1人でデモに来た中学生のレイチェルたちに出会った。香港の街が占拠され、路上にはテント村ができ、自習室ではラッキーの英語無料教室が開かれた。テントをたて、水を運び、そして夜は一緒にマットを敷いて路上に寝る日々。討議がまとまらず言い争いになると「これが民主主義」だと、皆で笑いあう。こんな香港を見るのははじめてだった。
香港に暮らす「普通」の僕たちが、「香港人」として「香港の未来」を探した79日間の記録――。
当時27歳だった陳梓桓(チャン・ジーウン)監督が仲間たちと過ごした、未来のための備忘録。

「僕たちは何かを変えたか——」
香港の新世代による、香港、そしてアジアの未来を見つめる社会派青春群像劇ドキュメンタリー。

2014年は香港・雨傘運動のほか、台湾・ひまわり運動では学生たちが立法院を占拠し、日本ではSEALDsの前身となる学生団体SASPLが結成された。明確な結果が見えず運動が終わった時、彼らは自分たちがどう闘い続けていくかという問題に直面する。若者たちの軌跡を紐解く事で、私たちアジアの未来が見えてくる。

乱世備忘 乱世備忘 乱世備忘

9/1(土)~

国家主義の誘惑

国家主義の誘惑

©Crescendo Media Films – Kami Productions – ARTE France – 2017

2017 年/フランス/54 分/BD/配給:きろくびと
監督:渡辺謙一
プロデューサー:セルジュ・ゲズ、クリスティーヌ・渡辺
撮影:エマヌエル・ヴァレット
編集:マチュー・オーギュスタン
録音:渡辺 顕、岸本崇史
歴史監修:クリスチャン・ソテール
音楽:ジェローム・クレ
語り:ブリジット・ベルジュ
協賛:フランス議会TV
制作:アルテ・フランス、クレッシェンド・メディア・フィルム、カミ・プロダクション
出演:ピエール=フランソワ・スイリ、バラク・クシュナー、ミカエル・リュッケン、白井聡、山本太郎、山田宏、金平茂紀、宋文洲、喜納昌吉、喜納千代(喜納昌吉の母)

公式ホームページ

舞台挨拶
9/8(土)上映前、渡辺謙一監督の舞台挨拶がございます!

国益・国家の名の下に秘密裏に決裁、反対意見には耳を貸さず、新造語を連発し、嘘を通す─
日本社会の“いま”を浮き彫りにした、フランス発ドキュメンタリー

明治維新から今日までに見られる日本人の天皇・憲法・戦争観は歴史的にどのように“熟成” されてきたのか? 世界にナショナリズムの風が吹き荒れる中、2015年の公開作『天皇と軍隊』(2009年)で話題を呼んだフランス在住の渡辺謙一が、国際関係史・地政学の観点から国内外の論客によるインタビューも交え、日本社会を誘う政治の正体、日本人にとってのナショナリズムを問いかける。果たして、取り戻さなければならないものは何なのか。本当に知らなければいけないことは何か。日本社会を俯瞰することで見えてくるものとは――

*2018年 フランスFIGRA映画祭 歴史部門コンペティション参加作品

監督のことば 『国家主義の誘惑』日本上映に寄せて
<作品の動機>
どうして?どうして!と、つぶやいてる間に日本の政治は常軌を逸して行きます。政治不信という形容を凌駕して、政治への破壊願望がどこかにあると思えてきます。私の経験に照らしここまで地に落ちた日本の政治を見たことがありません。個人的経験を超え歴史という鏡を覗いてみましょう。例えば1930年代半ば。天皇機関説が議会で攻撃の的となり、呼応して国体明徴運動が起き、軍の皇道派が天皇親政を求めて決起し、政党政治が弱体化する。立憲主義が終わりを告げ、天皇の統帥権を盾に軍人が主導する政治に変容し、文部省は「国体の本義」を編み出し教育目標に据える。日中戦争前夜の日本と今、どこか似ていないでしょうか。“政治”というよりむしろ“人々の政治に対する意識が醸し出す空気”です。これを国家主義の誘惑と呼んでみました。
<制作の背景>
ちょうど10年前、私は「天皇と軍隊」の撮影の真っ只中でした。戦後の歩みを、憲法9条を切り口として天皇制の護持と関連付け、戦後史を紐解く仕事でした。このテーマは戦後史だけで語り切れるのか、近代史の枠で語るべきではと自問しましたが、放送局の注文は日本戦後史で決まりました。その後、2011年の東日本大震災を機に再び日本の近代を映像にしたい欲望が湧き、ヨーロッパ人の関心を引くため“欧州との対立を軸とする日本近代史”を企画書に仕立て持ち歩きましたが、キー局はなかなか通してくれません。情報メディアが肥大した今日もなお、ヨーロッパから日本へのまなざしは、依然として“遠い国”です。しかし、近年中国の存在感が増すにつれ相対的に日本への言及機会も増え、ジェオポリティクス(geopolitics)のアプローチができれば放送枠があるという提案がきました。正直なところ私にとっては、地政学とはなんぞや、でした。中東紛争、ウクライナ、パレスチナなど領土紛争を読み解くのが地政学です。日本の今を読むために、近代化の歩みを戦争の歴史として紡ぎ、今日に響くように引用すること。これがヨーロッパで流行る地政学的アプローチの私流の解釈でした。
<天皇メッセージの衝撃>
撮影は2016年7月と9月。7月は参議院選挙が目当てでした。この2度の撮影の間にその時はさほどの衝撃はなく、しかし後々考えれば考えるほど衝撃的な事件と受け止めたのが天皇のビデオメッセージです。結果的にこの天皇メッセージは、現政権の改憲プログラムを少なくとも1年遅らせました。9月の撮影時この天皇メッセージの意味を解析すべく、ある法学者に長時間のインタビューを行いました。しかし彼は「メッセージの意味を私が解説してはいけない。国民一人ひとりが受け止めて考えなきゃならない。」と頑として譲りません。設問と応答を繰り返すうちに私はなぜ彼が天皇のメッセージを解説できないと主張するのかわかった気がして、その主張そのものを編集に残していたのですが、フランス人スタッフには通用せず割愛しました。私は天皇メッセージひいては平成天皇は、戦後憲法の“権化”とみなしています。地に落ちた政治、虚偽が堂々まかり通るのを見逃し、数合わせに走る政治家たちが天皇ビデオの日本語の美しさに気づく日が来れば政治は再び軌道に乗ると思います。天皇の真意を理解しない、理解しようとしない人たちが来る退位、即位、大嘗祭などの儀式を最大限利用しようと図るでしょう。“国家主義の誘惑”に対する唯一権威ある防壁が“天皇”であるというパラドクス。この観点から日本の政治をさらに掘り下げる仕事を続けていければと考えています。        2018年5月 渡辺謙一
監督プロフィール
渡辺謙一(わたなべ・けんいち)
1975年、岩波映画入社。1997年、パリに移住、フランスや欧州のテレビ向けドキュメンタリーを制作。『桜前線』で2006 年グルノーブル国際環境映画祭芸術作品賞受賞。近年は『天皇と軍隊』(2009)のほか、『ヒロシマの黒い太陽』(2011)、『フクシマ後の世界』(2012)、『核の大地・プルトニウムの話』(2015)など、欧州において遠い存在であるヒロシマやフクシマの共通理解を深める作品制作に取り組んでいる。

国家主義の誘惑 国家主義の誘惑 国家主義の誘惑

9/1(土)~

天皇と軍隊

天皇と軍隊

広島市民と昭和天皇 © 英王立戦争博物館

2009年/フランス/90分/BD/配給: きろくびと
原題:Le Japon, l’Empereur et l’Armée
監督: 渡辺 謙一
プロデューサー: オリヴィエ・ミル、渡辺クリスティーヌ
撮影: エマニュエル・ヴァレット
編集: ファブリス・タブリエ
音楽: ジェローム・クレ

公式ホームページ

舞台挨拶
9/8(土)上映後、渡辺謙一監督の舞台挨拶がございます!『国家主義の誘惑』をご覧のお客様も、お聞きいただけます。

9条はなぜ必要だったのか?なぜ天皇制は存続したのか?

天皇制、戦争放棄、靖国、東京裁判、自衛隊、日米安保…、 日本の戦後史で議論され続ける問題に、貴重なアーカイブ映像とインタビューでストレートに切り込んだ異色作
冷戦期アメリカの庇護のもとで、日本は第二次世界大戦の荒廃から経済的復興を遂げた。ソ連の崩壊、中国の市場開放、欧州統合とグローバリゼーションの波は、日本の政治に舵を切らせた。世界の中の日本のプレゼンスを高めるための“国際貢献”である。 日本は矛盾と曖昧さの国であるとよく言う。憲法一つをとってもその矛盾は見てとれる。自衛隊の存在と、戦争および軍の保持を禁じた9条。主権在民と天皇の地位の曖昧さ。本作はこれら3本の軸と言える、9条、天皇そして軍隊について、天皇の貴重な映像をはじめ世界中から集めたアーカイブと、いまや鬼籍に入った政治家の田英夫氏や中川昭一氏など国内外の論客による秘蔵インタビューを交え、日本の戦後史を問い掛ける。

*2010年 FIGRA映画祭歴史部門コンペティション参加作品

【主な登場人物】
田 英夫(でん・ひでお)
ジョン・ダワー John W. Dower
樋口 陽一(ひぐち・よういち)
小森 陽一(こもり・よういち)
五百旗頭 真(いおきべ・まこと)
高橋 哲哉(たかはし・てつや)
ベアテ・シロタ・ゴードン Beate Shirota Gordon
鈴木 邦男(すずき・くにお)
葦津 泰國(あしず・やすくに)

【監督のことば】
わたしたちは今どこにいるのか、歴史認識としてのFILM(映画)
冷戦の二極対立時代は、国際政治のうえでも国内においてもいわば、わかり易い政治の時代だったといえます。半世紀続いた冷戦のたがが緩んだとき、民族主義や国家主義が台頭したのは世界的流れです。そこにさらに宗教というやっかいな問題が絡み世界は混沌とした様相を示しています。その流れを抑制する思想を含みながら欧州は政治統合をめざしています。これは冷戦戦後処理のひとつの方法といえます。もう一方の極、旧ソ連、中国、東欧も苦悩しつつ冷戦戦後処理の渦中にいます。冷戦ひとり勝ちのアメリカは、力の論理と経済が破綻し、外交力による安全保障へ転換しようとしています。このときアメリカの庇護のもと、復興と驚異的経済成長を達成した日本は、どこへ向かおうとしているのか。これがヨーロッパから日本への視角です。
敗戦に終わり冷戦で始まった「戦後」の分水嶺に「天皇」と「広島」がある
この仕事を準備する過程で小熊英二著「<民主>と<愛国>」を手にしたとき表紙の写真に打たれなんとしても使いたいと思いました。1947年12月7日天皇が広島に巡幸しドームと市民の前に立つ瞬間です。写真の所在はわかりましたが、映像もあるはずです。ワシントンを中心に手を尽くしましたが、結局アメリカではなくロンドンで見つかりました。 原爆ドームと2万人の市民を前に手を振る天皇。この構図の意味をつき詰めていく過程がこのドキュメントを構成する過程でもありました。 天皇を抜きに戦後政治は語れません。動機こそ違え日米の政治的エネルギーが「天皇免責」のために大いに費やされました。冷戦が天皇を救った、と言えばこれはアメリカ側の動機です。国体護持は当然日本側のものですが、そのためになにがどう動いたのか、これを見つめるのが歴史認識の根本です。国体護持(一条)のためには「九条」も止むなしとした日本側の論理をアメリカ側の視点から描きました。その結果、視点を日本側に移せば意味が逆転する「意味の二重性」を歴史に織り込みたいと考えました。
昭和天皇とマッカーサーが敷いた講和・安保路線と戦後ナショナリズムの矛盾
1945年9月27日の天皇・マッカーサー会見にあらためて光を与えます。通算11回におよぶ二人のトップ会談は、新憲法下であってもマッカーサーがいる限りにおいて天皇が政治的影響力を行使した軌跡を示しています。朝鮮戦争の最中、皇軍なき天皇の悲願は制度的保障でした。沖縄を売り渡しても、準占領状態がつづこうとも、皇祖皇宗を共産主義の脅威から守護する保障が講和条約と日米安保でした。今日の日本を規定するこの2つの条約こそ戦後の新・国体と呼ぶべきではないでしょうか。しかるに、一部ナショナリストは「東京裁判」、「九条」が国体護持の重要なファクトだったことには目をつぶり、一気に「侵略戦争」を否定してしまうという無知と矛盾を堂々とさらします。彼らえせナショナリストこそ「三島事件」と「昭和天皇の戦後」を相対化すべきです。
没後20年-昭和天皇を歴史の遠近法に置く
三島由紀夫の昭和天皇に対する「恨み」をナショナリズムへの試金石とするなら、昭和天皇の戦争感を歴史の文脈に収めることが「戦後」に終止符打つため必要ではないか、そのように考えてラストシーンを創りました。わたしにとっては、昭和天皇の死こそ「戦後」の終わりであり「冷戦の終わり」です。冷戦の、どちらかといえば恩恵を受けた日本は、冷戦終結の意味、湾岸戦争後の世界の相対化に鈍感であるように見えます。昭和天皇の死から20年、冷戦終結から20年。この機に、異なる3種の戦争と戦争の世紀を生き抜いた特異な「昭和天皇」が、多方面から語られることを期待しつつ。
EMBRACING JAPAN
MIT(マサチューセッツ工科大学)教授ジョン・ダワーのEMBRACING DEFEAT(敗北を抱きしめて)をなぞってEMBRACING JAPANという心意気です。左右の政治的立場にこだわることなく、その言質に判断を下すのではなく、影響力の観点から、言説と言説をぶつけることで論点を際立たせる方法をとりました。発言者がそれぞれの立場で活性していることが客観性につながり、ひいては「開かれたFILM」になって欲しいと意図しています。

天皇と軍隊 天皇と軍隊

9/1(土)~

人間機械

人間機械

2016年/インド・ドイツ・フィンランド合作/DCP/カラー/71分/配給:アイ・ヴィー・シー
原題:Machines
監督・脚本:ラーフル・ジャイン
撮影:ロドリゴ・トレホ・ビジャヌエバ
サウンドデザイン:スミト・“ボブ”・ナート
録音:エイドリアン・バウマイスター
編集:ヤエル・ビトン、ラーフル・ジャイン
色調調整:グレゴア・ヒューラー
製作:ラーフル・ジャイン JANN PICTURES、タナシス・カラタノス Pallas Film、イーッカ・ヴェヘカラハティ IV FILMS LTD
日本語字幕:岡崎真紀子

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!特典:河村康輔さんデザイン特製”Machines”ステッカー(4枚組)をプレゼント!(数量限定) 有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

厳しい現実、その響き―。

今日、著しい経済成長を遂げているインド。北西部グジャラート州にある巨大な繊維工場が本作の舞台である。工場内部に入っていくカメラが捉えるのは、劣悪な環境で働く労働者たちの姿。中には幼い子供もいる。あからさまな労働力の搾取。グローバル経済の下で歴然と進行する労使の不平等。出稼ぎ工場労働者が囚われる過酷な労働状況の告発を主題とする一方で、流麗なカメラワークによる画面はまるで宗教絵画のような「美しさ」を漂わせている。そして、画面を凌駕する圧倒的なまでの音響。作業機器から出る音の反復とその独特のうねりには、高揚感すら生まれるだろう。高精細・高解像度で記録され構築されたオーディオ・ビジュアルは、嗅覚や皮膚感覚まで刺激するかのように見る者の体感に訴える。1895年、リュミエール兄弟が『工場の出口』を発表して以来、映画は工場を捉えてきた。絶えず「労働」と「人間」を巡って来たともいえる映画の歴史に、本作はどのように位置づけられるのか?「記録」と「芸術」の境界を探求する、新鋭ラーフル・ジャイン監督による問題作。

*サンダンス映画祭 ワールドシネマドキュメンタリー 審査員特別賞
*テッサロニキドキュメンタリー映画祭 ギリシア議会ヒューマンバリュー賞、Fipresci賞、国際審査委員賞
*チューリッヒ映画祭 ドキュメンタリー国際長編部門最優秀賞
*ムンバイ映画祭 シルバー・ゲートウェイ賞、英国ドキュメンタリー グリアソン賞、ドキュメンタリー国際長編部門最優秀賞

人間機械 人間機械 人間機械

9/8(土)~

焼肉ドラゴン

焼肉ドラゴン

©2018「焼肉ドラゴン」製作委員会

2018年/日本/DCP/126分/配給:KADOKAWA、ファントム・フィルム
監督・脚本:鄭義信
製作:「焼肉ドラゴン」製作委員会
撮影:山崎裕
音楽:久米大作
出演: 真木よう子、井上真央、大泉洋、桜庭ななみ、大谷亮平、ハン・ドンギュ、イム・ヒチョル、大江晋平、宇野祥平、根岸季衣、イ・ジョンウン、キム・サンホ

公式ホームページ

大きな時代の波に翻弄されながらも、
強く逞しく生きる家族たち。
今を生きる全ての人へ贈る、感動の物語。

朝日舞台芸術賞グランプリ、読売演劇大賞および最優秀作品賞など数々の演劇賞を受賞した舞台「焼肉ドラゴン」を、作・演出の鄭義信が自ら映画化。
長女・静花役に真木よう子、次女・梨花役に井上真央、三女・美花役に桜庭ななみと美人三姉妹が揃い、静花への思いを秘めたまま梨花と結婚する男性・哲男に大泉洋など日本映画界を代表する豪華キャストが集結。さらにキム・サンホ、イ・ジョンウンら韓国の名優が、我が子や店に集う騒々しい客たちを温かなまなざしで優しく包む。
70年代の時代の記憶、人々のぬくもりが鮮明に蘇り、明日を生きるエネルギーで溢れる人生讃歌の物語。

何があっても、本気でぶつかり、本気で生きた。
美しい四季の移ろいと共に描かれる小さな家族の、大きな歴史。

万国博覧会が催された1970(昭和45)年。高度経済成長に浮かれる時代の片隅。
関西の地方都市の一角で、ちいさな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む亭主・龍吉と妻・英順は、静花(真木よう子)、梨花(井上真央)、美花(桜庭ななみ)の三姉妹と一人息子・時生の6人暮らし。 失くした故郷、戦争で奪われた左腕・・・。つらい過去は決して消えないけれど、毎日懸命に働き、家族はいつも明るく、ささいなことで泣いたり笑ったり。店の中は、静花の幼馴染・哲男(大泉洋)など騒がしい常連客たちでいつも大賑わい。
“たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる―”それが龍吉のいつもの口癖だ。 強い絆で結ばれた彼らだったが、やがて「焼肉ドラゴン」にも、次第に時代の波が押し寄せてくるのだった。

焼肉ドラゴン 焼肉ドラゴン 焼肉ドラゴン

9/15(土)~

ポップ・アイ

ポップ・アイ

©2017 Giraffe Pictures Pte Ltd, E&W Films, and A Girl And A Gun. All rights reserved.

2017年/シンガポール、タイ合作/102分/配給:トレノバ、ディレクターズ・ユニブ
原題:POP AYE
監督・脚本:カーステン・タン
出演:ボン、タネート・ワラークンヌクロ、ペンパック・シリクン、チャイワット・カムディ

公式ホームページ>

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!特典:ゾウのおもちゃをプレゼント!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

ゾウと中年男、
タイ縦断500キロの旅がはじまる!

かつては一流建築家として名を馳せたタナー。 今は会社で居場所がなくなり、妻にも相手にされず、人生に疲れきった中年男。 ある日、彼はバンコクの路上で、幼い頃に飼っていたゾウのポパイを偶然見つける。居ても立ってもいられなくなった彼は、数十年を経て巨大に成長したポパイを買い取って家に連れ帰るが、妻にキレられる。 家庭も仕事も放り出したくなったタナーはポパイと二人で家出をして、幼い頃に一緒に暮らした故郷を目指して長い長い旅をはじめる。道中では、ちょっと間抜けな警官コンビや人生を悟ったホームレス、哀愁漂うニューハーフなど個性豊かな人々に出会っていき…。

サンダンスが歓喜に包まれた!タイに魅了され、”野良ゾウ”にインスピレーションを得た カーステン・タンが描く、かつてない摩訶不思議なロードムービー!

ゾウと中年男がタイの国土を縦断するという奇想天外なアイデアを、 巧みなストーリーテリング、ユーモアあふれる演出、そして旅情感に満ちた映像で描き出したのは、シンガポール出身の女性監督カーステン・タン。 短編が各国の国際映画祭で注目され、CNNの「注目の人物」でも取り上げられた俊英が長編第1作に選んだ舞台は居住経験のあるタイ。 その時に目撃した”野良ゾウ”のビジュアルに触発されて制作した本作は、シンガポールの名匠 エリック・クーに大絶賛され、ワールドプレミアとなったサンダンスで脚本賞を受賞し、大きな話題となる。 その後、ロッテルダムやチューリッヒなどの国際映画祭でも高い評価を得る。 第30回東京国際映画祭CROSSCUT ASIA部門上映作品。

ポップ・アイ ポップ・アイ ポップ・アイ

9/15(土)~

プロヴァンス物語2部作 マルセルの夏/マルセルのお城

マルセルの夏

(C)1990 GAUMONT/TF1 FILMS PRODUCTION

1990年/フランス/111分・99分/DCP/配給:オンリー・ハーツ
原題:La gloire de mon pere、Le chateau de ma mere
監督:イブ・ロベール
原作:マルセル・パニョル
製作:アラン・ポワレ
脚本:ジェローム・トネール、イブ・ロベール
出演:フィリップ・コーベール、ナタリー・ルーセル、ディディエ・パン、テレーズ・リオタール

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!

父がいた、母がいた、家族と友がいた。
忘れえぬ、人生で最も美しい日々・・・

フランスの国民的作家・劇作家・映画人マルセル・パニョル(1895-1974)の自伝的作品『少年時代』を、『わんぱく戦争』などの名匠イヴ・ロベール監督が詩情豊かに描いたプロヴァンス物語2部作『マルセルの夏』『マルセルのお城』。
20世紀初頭の南仏プロヴァンスの一家族の物語は、フランス人にとって心の故郷そのもの。それはフランス人に限らずとも、だれもが心の奥底に持ち続けている大事な宝物を想起させてくれる。空や川や木や風の匂い、父の強さ、母の笑顔、友との約束、未知への憧れ。なんともいえない幸福感、せつない哀愁が、陽光輝く大自然の風景とともに一瞬のうちに蘇る。
日仏交流160年に際し、4Kデジタルリマスター版にて公開。
音楽は『ディーバ』などでも知られる巨匠ウラジミール・コスマ。字幕は松浦美奈が初公開時の自らの翻訳を改訂。

ここでは幸せが
泉のようにあふれていた。

『プロヴァンス物語 マルセルの夏』
お針子と教師の間に生まれたマルセルは、幼いうちから読み書きに秀でた少年。やがて弟、そして妹も誕生したパニョル一家は、夏のヴァカンスを過ごすため、ローズ伯母とその夫ジュール伯父が借りている丘陵の緑とセミの声に包まれた別荘に向かう。狩猟の名人である伯父は初心者の父ジョゼフを狩猟に誘う。マルセルが初めて目にする頼りない万能の父…。

『プロヴァンス物語 マルセルのお城』
再び休暇が訪れ、友が待つ夢にまで見た丘陵に戻ったマルセルは、そこで初めての恋を体験する。やがてパニョル一家は、母の計らいで毎週末を別荘で過ごし始める。ただそこは、多くの荷物を抱えて歩いていくには駅からとてつもなく遠く、父の教え子の助けもあって、いくつかの大きな邸宅の庭先を抜けて近道をしていた。が、ある日、頑固で容赦ない邸宅の管理人に見つかり、母は卒倒してしまう…。

マルセルの夏 マルセルの夏 マルセルの夏 マルセルのお城 マルセルのお城

9/22(土)~

マガディーラ 勇者転生

マガディーラ 勇者転生

©GEETHA ARTS, ALL RIGHTS RESERVED.

2009年/インド/テルグ語/110分/配給:ツイン
原題:MAGADHEERA
監督・脚本:S・S・ラージャマウリ
製作:アッル・アラヴィンド、B.V.S.N.プラサド
音楽:M.M.キーラヴァーニ
出演:ラーム・チャラン/カージャル・アグルワール/スリハリ/デヴ・ギル/スニール/サラット・バーブ

『バーフバリ』の原点。ついに公開!
『バーフバリ』スタッフ総結集で贈る、もう1つの愛と復讐のスペクタクル・アドベンチャー!

昨年末の公開以来、驚異のロングラン・ヒット中の奇跡の映画『バーフバリ 王の凱旋』。その熱狂と興奮を受け、ついに『バーフバリ』2部作誕生の原点として日本公開が待望されていた、S.S.ラージャマウリ監督の傑作『マガディーラ 勇者転生』が登場!
史劇スペクタクルの見せ場も数多く、歌と踊りが満載の<マサラ・ムービー>としての楽しさも存分に味わえる傑作として高い評価を獲得、今も圧倒的な人気を誇るテルグ映画史上屈指の1本。
『バーフバリ 王の凱旋』と合わせてお楽しみください!

400年の時を越えて甦る、運命の恋。
愛の戦士を称えよ!

1609年、ウダイガル王国。近衛軍の伝説的戦士バイラヴァは、国王の娘ミトラ姫と愛し合っていたが、王国とミトラ姫を我が物にしようと企む軍司令官ラナデーヴの邪悪な陰謀により、非業の死を遂げる。
400年後のハイデラバード、バイラヴァはバイクレーサーのハルシャという若者に生まれ変わっていた。ハルシャはある日、町で偶然にある女性の手に触れた途端、脳裏に前世の記憶が甦るが、その女性を見失ってしまう。やがてハルシャはミトラ姫の生まれ変わりインドゥと運命の再会を遂げるが、かつて二人の仲を裂いたラナデーヴも、インドゥの従兄弟ラグヴィールとして生まれ変わっており、再び悪逆非道な罠を仕掛けてくる…。

マガディーラ 勇者転生 マガディーラ 勇者転生 マガディーラ 勇者転生

9/22(土)~

-『マガディーラ 勇者転生』公開記念上映!-

バーフバリ 王の凱旋 完全版

バーフバリ 王の凱旋 完全版

©ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.

2017年/インド/インド・テルグ語/167分/DCP/配給:ツイン
原題:Baahubali 2: The Conclusion
監督・脚本:S・S・ラージャマウリ
製作:ショーブ・ヤーララガッダ、プラサード・デービネーニ
出演:プラバース、ラーナー・ダッグバーティ、アヌシュカ・シェッティ

公式ホームページ

映画の神様が、スクリーンに降臨する。
宇宙最強の愛と復讐、ここに完結!

インド映画史上歴代最高興収を達成、日本でも限定公開から噂が噂を呼び異例のロングラン・ヒットとなった驚異のアクション・エンタテインメント『バーフバリ 王の凱旋』が満を持してついにシネマリンに登場!
日本公開された141分のインターナショナル版よりも26分長く、ヒロインのデーヴァセーナが歌い踊る楽曲「かわいいクリシュナ神よ」のシーンなど日本初公開のシーンが多数含まれる、本国インドで公開された167分の完全版!

大抒情詩「マハーバーラタ」から生まれた、映画史上最強の吉祥開運ムービー!

遥か遠い昔、インドに栄えたマヒシュマティ王国。
自らが伝説の英雄バーフバリの息子であることを知ったシヴドゥは、父の家臣カッタッパから、ある裏切りによって命を絶たれ、王座を奪われた父の悲劇を聴かされる・・・。
カーラケーヤとの戦争に勝利を収め、国母シヴァカミから王位継承を託されたアマレントラ・バーフバリは、自ら治めることになる国を視察するために、信頼する忠臣カッタッパと共に身分を隠し、旅に出る。その旅でバーフバリはクンタラ王国の姫デーヴァセーナと恋に落ちるが、王位継承争いに敗れたバラーラデーヴァは、バーフバリとデーヴァセーナの仲を裂き、バーフバリを王座から引き下ろすべく邪悪な策略を巡らしていた。やがて、王位を奪ったバラーラデーヴァはバーフバリと生まれたばかりのその息子の命をも亡きものにしようとする・・・。
父バーフバリはなぜ殺害されなければならなかったのか?母デーヴァセーナはなぜ25年もの間、鎖に繋がれていたのか?すべてを知ったシヴドゥはマヘントラ・バーフバリを名乗り、暴君と化したバラーラデーヴァに戦いを挑む!

バーフバリ 王の凱旋 完全版 バーフバリ 王の凱旋 完全版 バーフバリ 王の凱旋 完全版

9月29(土)~

こども食堂にて

こども食堂にて

2018年/日本/115分/配給:映画製作チーム・Sunshine
企画・脚本・監督:佐野翔音
プロデューサー:森川一重
撮影:宮家和也、中野建太、成富紀之
出演:本下はの、平田友子、北原佐和子、川上麻衣子(特別出演)、柴田理恵(特別出演)五大路子(友情出演)
助成:キリン福祉財団
後援:全国里親会
推薦:ボーイスカウト日本連盟
協賛:日本無線共済会
協力:こども食堂ネットワーク、神奈川県里親会、台東区の子育てを支え合うネットワーク

公式ホームページ

こども食堂を舞台に繰りひろげられる、愛に溢れる親子のものがたり。

「こども食堂」でボランティアを始める千晶(ちあき)20歳。彼女には、親の虐待から立ち直った過去があった。今や「こども食堂」は、単なる貧困家庭や孤食の子に食事を提供するだけでなく、子どもと地域・社会を結び付ける重要な場としての役割が求められているが、千晶には、夕食を食べに来る子どもたちの、何らかの事情を抱えた姿が目に映った。腕に痣がある小学生、児童養護施設に入っていたことを笑顔で話す中学生、子育てに苦悩するシングルマザーもいた。千晶は、子どもたちに優しく声をかけ、自分の体験したことを話しながら、何が自分にできるのかと、悩み苦しむ。 ある日、千晶は里親のもとで暮らす一人の高校生の悩みを聞くことになる。生みの母親が見つかった、会いたいという。そんな少年に千晶は言葉をかけるのだが、千晶自身も、縁を切ったつもりの父親が行方不明との連絡が入り、心が揺れる。千晶はどう行動すればいいのか、自分自身も決断を迫られる。

こどもたちが幸せになりますように。

子どもを取り巻く状況は、年々厳しさを増しているようにも感じます。それなのに当事者である子どもたちの声、支えようとする大人たちの声、施設を出て社会で暮らす人たちの声が私たちに届くことが少ないのが現状です。彼らが何を感じ、どう生きようとしているのか、また我が子を、社会的養護に預けざるを得ない状況に追い込まれる親たちは、何を思い生きているのか、私たちは映画を通じて、より多くの人たちに、現代の子どもたちを取り巻く問題と、子どもを救い守ろうとする大人たちの活動を伝えたいと思っています。
「こども食堂」は、地域の子どもたちを見守る場、そこには、何らかの事情を持つ子どもが来ることもあります。
本作は、こども食堂を舞台に、児童虐待、里親など、その環境の中で育つ子どもたち、懸命に生きる母親たち、子どもたちを支えようとする大人たちを描いています。前作映画『 わたし、生きてていいのかな』(2016年)に続き、社会的養育をテーマに描いた本作は、更にひとつの大きなテーマとして、里親を取り上げています。

こども食堂にて こども食堂にて こども食堂にて
PAGE TOP ▲