近日上映作品

3/6(土)~

きこえなかったあの日

きこえなかったあの日

©StudioAYA

2021年/日本/116分/配給:Studio AYA/配給協力・宣伝:リガード
監督・撮影・編集:今村彩子
出演:加藤褜男、菊地藤吉・信子、小泉正壽、岡崎佐枝子

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,300円(税込)を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

イベント情報
3/14(日)10:00回上映後、今村彩子監督の舞台挨拶がございます。

東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨、新型コロナウィルスの流行――耳のきこえない人たちと災害、10年の記録。

東日本大震災直後に宮城を訪れた今村彩子監督が抱いたのは「耳のきこえない人たちが置かれている状況を知ってほしい」という痛切な思いだった。あれから10年。
手話言語条例の制定が進み、知事の会見に手話通訳がついたり、一部の市町村では役所や公共施設に手話通訳が配置されたりするようになった。日本各地で起こった様々な災害現場でも、手話で会話ができる福祉避難所や、絵や文字による情報保障、そして、ろう・難聴者による災害ボランティアなど、これまで見られなかった新しい動きが生まれていた。
2013年に『架け橋 きこえなかった3・11』を発表した今村監督は、現在も宮城に通い、熊本地震、西日本豪雨、新型コロナウイルスの流行といった困難の渦中にいる耳のきこえない人たちの姿を記録し続けている。みんなが安心して暮らせるその日まで。
今村監督がみつめた、耳のきこえない人たちと災害、10年の記録。


きこえなかったあの日 きこえなかったあの日

3/6(土)~1週間限定リバイバル上映!

大地を受け継ぐ

大地を受け継ぐ

©「大地を受け継ぐ」製作運動体

2015年/日本/86分/配給:太秦
監督:井上淳一
企画:馬奈木厳太郎
プロデューサー:小林三四郎
撮影:鍋島淳裕、桑原正祀、堀部道将、西佐織
製作進行:長谷川和彦
出演:樽川和也、樽川美津代、井樫彩、井澤美采、石田佳那、一万田若葉、内田夏奈子、金子鈴幸、樽見隼人、千葉航平、野月啓佑、宮田俊輝、矢部涼介、白井聡、馬奈木厳太郎

公式ホームページ

イベント情報
3/6(土)、7(日)10:00回上映後、井上淳一監督、本作企画の馬奈木厳太郎さんの舞台挨拶、3/11(木)震災当日10:00回上映後は、井上淳一監督の舞台挨拶がございます。

東日本大震災から10年、何が変わって、何が置き去りにされたのか。
2015年、11人の子どもたちが福島へ向かった。
知られざる農家の孤独な“声”に心を揺さぶられる、たった一日の食と命の体験。
わたしたちが変われば、世界は変わる。

2015年5月、東京。ごく一般的な16歳から23歳までの学生が集まった。初対面の人も多いなか、いささか構えてはいるものの、初々しい表情。まるで学校の課外活動のような気持ちで参加した。車内は、道すがらの風景をスマホで撮影する子、SNSに書き込みをする子、新しい友達とおしゃべりする子。平和で和やかな空気が流れる。そして、到着したのは福島県須賀川市。福島第一原発から約65km離れた一軒の農家だった。笑顔で出迎える、息子と母親。そして語り始められた彼らの四年間の物語。その孤独な“声”に耳を傾ける。それは生涯忘れられない、たった一日の食と命の体験に、心揺さぶられる瞬間だった――。

父を奪われ、土を汚され、それでもこの地で生きていく――
先祖代々、耕された土地を受け継ぐ、四年間の決意と軌跡。

2011年3月24日、福島県須賀川市で農業を営むひとりの男性が自ら命を絶った。原発事故を受け、地元の農業団体から農作物出荷停止のファックスが届いた翌朝のことだった。「お前に農業を勧めたのは、間違っていたかもしれない」。そう息子に言い残して。
それから四年。学生たちが訪れたこの農家の息子(樽川和也)は、母(美津代)とふたり、汚された土地で農作物を作り続けている。「福島の米や野菜は今までの値段では売れないし、売れても黒字になることはない」。農業だけで生きていくことが難しい現状だ。それでも自死した父や、先祖が代々受け継いできた土地を捨てるわけにはいかないと、彼らは土を耕し作物を育て続けている。
「いい土を作らないと、美味い野菜はできない」。そう言い続けてきた父。毎年食べていた椎茸、ふきのとう、たらの芽、山菜は、いまこの土地には無い。検査しているとはいえ、汚染された地で育てた作物を流通させる、生産者としての罪の意識。紛争解決センターでの裁判、東電からの補償金、身内からの批難…。次々に押し寄せる内外の葛藤。これは決して報道されることのなかった真実の告発、四年間の決意と軌跡。息子は言う。「これは風評じゃない、現実なんだ」と。果たして、学生たちは何を想い、何を受け継ぐのか――。

痛みをもつ者の“声”を真正面から見据えた前代未聞の手法。
井上淳一監督、未来を子供たちに託す初のドキュメンタリー作品。

監督は『アジアの純真』(脚本)で北朝鮮による拉致問題、『戦争と一人の女』(監督)で加害者からの戦争を、『あいときぼうのまち』(脚本)で原発と人の営みと、社会問題に鋭く切り込んできた井上淳一。自身初のドキュメンタリー映画となる本作は、これまでの劇映画と同様、市井の人々の痛みを内包しつつも、その存在、その“声”に肉薄した。上映時間86分のほぼ全編が一軒の民家の居間で繰り広げられる独白でありながら、複数のカメラにより個人の生活と国家のシステム、他者の苦しみと自己の無知、生産者と消費者の対比を浮かび上がらせる。まさに映画にしか成し得ない圧倒的な映像体験へと昇華させた。
撮影は『ヘヴンズ ストーリー』『軽蔑』『さよなら歌舞伎町』などを手掛け、井上監督とは四度目のタッグとなる鍋島淳裕。舞台になった須賀川市に隣接する郡山市出身である鍋島の、強い想いが込められた一作になった。
さらに、本作の企画・制作にあたっては4,000人の原告団を抱える「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟弁護団の事務局長を務める弁護士の馬奈木厳太郎が携わり、学生たちの引率者・インタビュアーとしても本作を支えている。また、第35回石橋湛山賞を受賞した「永続敗戦論――戦後日本の核心」で注目される気鋭の政治学者・白井聡も同行。独自の視点で取材対象者に切り込んでいる。


大地を受け継ぐ 大地を受け継ぐ 大地を受け継ぐ

3/6(土)~1週間限定

白爪草

白爪草

©映画「白爪草」製作委員会

2020年/日本/72分/配給:株式会社ホリプロ
出演:電脳少女シロ
声の出演:花京院ちえり、神楽すず、カルロ・ピノ、もこ田めめめ、ヤマト イオリ
主題歌:「狂い花」/SIRO(電脳少女シロ)

公式ホームページ

全キャストVTuberで展開される
衝撃のワンシチュエーションサスペンス!!

フラワーショップ《花組》で働く白椿蒼は、店主のもとでごく普通の静かな日常を送っていた。ところがそこに、服役を終えた双子の姉妹・白椿紅から6年ぶりに会いたいと連絡がくる。カウンセリングを受けながら日常を過ごしてきた蒼は、カウンセラー・桔梗に相談し、姉妹の再会を決意する。
フラワーショップ《花組》を再会の地として、花々に囲まれた一室で紅の来訪を待つ蒼。再会の不安から落ち着きのなかった蒼は、紅から逃げるように帰宅を考えるが、その時チャイムが鳴った。
6年前、姉妹に一体何があったのか。そして再会を果たした2人は何を話すのか。それぞれの想いが交錯しながら姉妹の人生が大きく動き出す。

【電脳少女シロのコメント】
観客の感受性を刺激したかと思えば、受け手に解釈を委ねてくれる、至高の演出!!

本作の見どころは、VTuberによるシリアスなサスペンスを作品として成立させたという点。通常、サスペンスというジャンルにおいて、人間の役者さんは、表情から仕草の1つ1つにおけるまで、繊細な演技を必要とされるように思います。一方VTuberは、感情表現において、人間の表情筋からなる繊細な表情に劣るとの指摘を受けてきました。本作は、VTuber特有のシリアスな表現の難しさを、制作側が理解し、演出において配慮することで、サスペンスとして違和感なく成立させています。また、観客の感受性を刺激したかと思えば、受け手に解釈を委ねてくれる、至高の演出がところどころに散りばめられています。映像美と刺激的な脚本、両者が遺憾なく混ざり合い、新感覚のVTuberとして登場しました。私自身も映像を拝見していて、心が動いたほどの、‟新しいVTuberの見せ方”をぜひ体感してみてほしいです。


白爪草 白爪草 白爪草

2021/2/13(土)~

ジャスト6.5 闘いの証

ジャスト6.5

©lranian lndependents

2019年/イラン/131分/配給:オンリー・ハーツ
監督・脚本:サイード・ルスタイ
出演:ペイマン・モアディ、ナヴィッド・モハマドザデー、ファルハド・アスラニ、パリナーズ・イザドヤール

公式ホームページ

イラン映画史上最大のヒット作!
沸騰する熱、逆流する血、ぎらつく眼球、
命がけで斬り結ぶ魂の果ては地獄か、天国か

街にあふれる薬物依存者の多くはホームレス。薬物撲滅警察特別チームの一員であるサマドは、薬物売人の頂点に立つ大物ナセル・ハグザドを追っている。あの手この手の操作を繰り返したあげく、ついにナセルを彼のペントハウスに追い詰め刑務所に収監する。しかしそれは、ほんの始まりに過ぎなかった・・・。

名実ともにイランを代表するスター俳優ペイマン・モアディ(ベルリン国際映画祭俳優賞受賞)とナヴィッド・モハマドザデー(ヴェネチア国際映画祭主演男優賞受賞)がぶつかり合う。監督はサイード・ルスタイ。2016 年の監督デビュー作『Life and a Day』が、イランのアカデミー賞といわれるファジル国際映画祭でいきなり監督賞・脚本賞を含む9 冠に輝いた大器。

東京国際映画祭 最優秀監督賞/最優秀男優賞
ファジュル国際映画祭 観客賞/最優秀編集賞/最優秀録音賞
ハーフェズ賞 最優秀作品賞/最優秀監督賞/最優秀撮影賞/最優秀男優賞
チューリッヒ映画祭 特別推奨


ジャスト6.5 闘いの証 ジャスト6.5 闘いの証 ジャスト6.5 闘いの証

3/13(土)~

痛くない死に方

痛くない死に方

©「痛くない死に方」製作委員会

2019年/日本/111分/配給:渋谷プロダクション
監督・脚本:高橋伴明
原作:長尾和宏
出演:柄本佑、坂井真紀、余貴美子、大谷直子、宇崎竜童、奥田瑛二 他

公式ホームページ

【前売券】特別シニア鑑賞券1,000円(税込)を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

終末の伴走者と、どう出会い、関われるのか・・・
在宅医と患者と家族の物語

在宅医療に従事する河田仁は、日々仕事に追われる毎日で、家庭崩壊の危機に陥っている。そんな時、末期の肺がん患者である井上敏夫に出会う。敏夫の娘の智美の意向で、痛みを伴いながらも延命治療を続ける入院ではなく、“痛くない在宅医”を選択したとのこと。しかし河田は電話での対応に終始してしまい、敏夫は苦しみ続けてそのまま死んでしまう。「痛くない在宅医」を選んだはずなのに、結局「痛い在宅医」になってしまった。それならば病院にいさせたほうが良かったのか、病院から自宅に連れ戻した自分が殺した事になるのかと、智美は河田を前に自分を責める。
在宅医の先輩でもある長野浩平に相談すると、病院からのカルテではなく本人を見て、肺がんよりも肺気腫を疑い処置すべきだったと指摘される河田。自分の最終的な診断ミスにより、敏夫は不本意にも苦しみ続け生き絶えるしかなかったのかと、河田は悔恨の念に苛まれる。長野のもとで在宅医としての治療現場を見学させてもらい、在宅医としてあるべき姿を模索することにする河田は、大病院の専門医と在宅医の決定的な違いは何かを長野から学んでいく。
2年後、河田は同じく末期の肺がんである本多を担当することになる。果たして、「痛くない死に方」は実践できるのか。

在宅医療のスペシャリストであり、実際に尼崎市で在宅医として活躍する長尾和宏のベストセラー「痛くない死に方」「痛い在宅医」をモチーフに、高橋伴明監督が完全映画化。主演に日本映画界注目の俳優・柄本佑。その他坂井真紀、余貴美子、大谷直子、宇崎竜童、奥田瑛二など豪華キャストが終結。いつかは自分の親や自分自身に訪れる終期について考えさせられる、必見の一作。


痛くない死に方 痛くない死に方 痛くない死に方

3/13(土)~

<ソビエト時代のタルコフスキー>+1

共産党統制下
抑圧された自由の中でこそ
うまれた傑作の数々
その源泉を辿る

3/13(土)-3/26(金)

アンドレイ・タルコフスキー Andrei Arsenyevich Tarkovsky

1932年4月4日~1986年12月29日
長編監督作は7本と寡作だが、水、雨、光など自然を駆使した抒情的な作風により映像の詩人と呼ばれ、没後35年を経てもなお、世界中の映画ファンを虜にしている。その作品は長く見続けられている傑作揃いである。ソ連からフランスに亡命して僅か2年後の1986年、54才で肺ガンによりパリで客死。

配給:パンドラ 協力:ザジフィルムズ/マグネット・コミュニケーションズ

入場料

一般1,500円/会員1,200円/大専・シニア1,100円/高校生以下800円

トークイベント

3/13(土)『ストーカー』16:30回上映後 ゲスト:沼野充義さん

沼野充義[ぬまの みつよし] 1954年東京生まれ。日本のスラヴ文学者。名古屋外国語大学世界教養学部教授・副学長、東京大学名誉教授。専門はロシア・ポーランド文学。

上映スケジュール

3/13(土) 3/14(日) 3/15(月) 3/16(火) 3/17(水) 3/18(木) 3/19(金)
鏡14:30-16:20
ノスタルジア14:30-16:36
ノスタルジア
惑星ソラリス14:30-17:15
惑星ソラリス
ストーカー14:30-17:20
ストーカー
鏡14:30-16:25
ローラー+僕の村14:30-16:55
ローラー+僕の村
アンドレイ14:30-17:40
アンドレイ
ストーカー16:30-19:13
ストーカー
アンドレイ16:45-19:50
アンドレイ
ローラー+僕の村17:25-19:50
ローラー+僕の村
ノスタルジア17:30-19:40
ノスタルジア
惑星ソラリス16:35-19:25
惑星ソラリス
ストーカー17:05-19:50
ストーカー
鏡17:50-19:45

予定表 横にスクロールできます

3/20(土) 3/21(日) 3/22(月) 3/23(火) 3/24(水) 3/25(木) 3/26(金)
惑星ソラリス14:00-16:50
惑星ソラリス
ストーカー14:00-16:45
ストーカー
アンドレイ14:00-17:10
アンドレイ
ローラー+僕の村14:00-16:25
ローラー+僕の村
鏡14:00-15:55
ノスタルジア14:00-16:06
ノスタルジア
惑星ソラリス14:00-16:50
惑星ソラリス
ノスタルジア17:00-19:10
ノスタルジア
ローラー+僕の村16:55-19:20
ローラー+僕の村
鏡17:20-19:15
惑星ソラリス16:35-19:20
惑星ソラリス
ストーカー16:15-19:05
ストーカー
アンドレイ16:15-19:20
アンドレイ

予定表 横にスクロールできます

3/20(土)~

写真の女

写真の女

©2020「写真の女」PYRAMID FILM INC.

2020年/日本/89分/配給:ピラミッドフィルム/配給協力:ギグリーボックス
監督・脚本:串田壮史
出演:永井秀樹、大滝樹、猪股俊明、鯉沼トキ、菊池宇晃、勝倉けい子、土田諒

公式ホームページ

その写真の私と、結婚したいと思いますか?
偽りなき愛に目覚めてゆく 二人の出会いの奇跡

時が止まったような父の残した写真館で、レタッチ(写真の加工修正)を行う女性恐怖症の男・械は、ある日、体に傷がある女キョウコと出会う。械はキョウコに頼まれ、画像処理によって傷のない美しい姿を生み出す。その姿に魅了されるキョウコであったが、心の奥底で自分の存在が揺らぎ始める。理想の自分と現実の自分、二つの自分の溝に落ちたキョウコは精神的混乱に陥ってゆく。やがて完全に自分を喪失するキョウコ。もはや自分だけがキョウコを救うことができると感じた械は、死を覚悟して女を愛する決意をする。

世界が注目!令和インディーズ映画の異端児
串田壮史監督・長編デビュー作!

脚本・監督は、今作が長編デビューとなる串田壮史。CMディレクターとして『ブラックサンダー ラップバトルシリーズ」で国内広告賞を席巻し、短編映画『声』では国内外で20以上の映画賞を受賞。主演は、『声』と本作の両作で圧巻の演技を見せる永井秀樹と大滝樹。永井は平田オリザ主宰の青年団に所属し、フランスや韓国の海外公演も経験した。一方大滝は、20年以上にわたるバレエの経験が、本作でもいかんなく発揮されている。

2020年3月に第15回大阪アジアン映画祭でワールドプレミア以来、世界中の映画祭から上映オファーが相次いでいる本作。50以上の国際映画祭に正式出品され、グランプリを含む15冠を達成し、渋谷ユーロスペースを皮切りに全国公開が決定。“写真の女”が描く、国境・言葉・文化・人種を超える愛は、世界中の観客に、映画の悦びを届ける事になるだろう。


写真の女 写真の女 写真の女

3/26 (金)~

ロード・オブ・カオス

ロード・オブ・カオス

©2018 Fox Vice Films Holdings, LLC and VICE Media LLC

2018年/イギリス・スウェーデン・ノルウェー/117分/R18+/配給:AMGエンタテインメント、SPACE SHOWER FILMS
監督・脚本:ジョナス・アカーランド
原題:LORDS OF CHAOS
原作:『ロード・オブ・カオス ブラック・メタルの血塗られた歴史』(著:マイケル・モイニハン、ディードリック・ソーデリンド)
音楽:シガー・ロス
出演:ロリー・カルキン 、エモリー・コーエン 、 ジャック ・キルマー 、 スカイ・フェレイラ 、 ヴォルター・スカルスガルド

公式ホームページ

【前売券】【前売券】全国共通特別鑑賞券1,400円(税込)を当館受付にて発売中!特典:特製ステッカーをプレゼント!(数量限定)

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

あまりにもスキャンダラスな<ブラック・メタル>黎明期
陰惨で猟奇的な漆黒の歴史。

ノルウェー・オスロに拠点を置き、初期ブラック・メタル・シーンの中核的な存在となったバンド「メイヘム(Mayhem)」。彼らは、サタニズム(悪魔崇拝主義)を標榜し、過激なライヴパフォーマンスとコープスペイント(死化粧)で世界のメタル・シーンを席捲。同時にバンドリーダーのユーロニモスは“誰が一番邪悪か”を競い合うアンダーグラウンド集団「インナーサークル」を結成。活動は過激化し、放火、暴動、果ては複数の殺人事件まで引き起こし、社会問題に発展した。
本作は、傑作ノンフィクション『ブラック・メタルの血塗られた歴史』を原作に、世界をリードした音楽と、いまだ解明されていない事件に触れた「メイヘム」の邪悪ながらも切なく尊く痛々しい青春を鮮やかに描く音楽ドラマである。メガホンをとるのは、ブラック・メタルの父とでも言うべきバンド「バソリー(Bathory)」の元ドラマーであり、ローリング・ストーンズ、マドンナ、ポール・マッカートニー、メタリカなどのMVも手掛けるジョナス・アカーランド。当時のメタル・シーン内部にいた監督ならではの演出と、関係者たちへの綿密な取材で“あの時代”の音楽と世界観を完璧に再現、メンバーの心情を繊細かつ大胆に活写した。音楽を担当するのはポストロックバンドのシガー・ロス。「メイヘム」の楽曲の狭間、心揺るがす劇伴の数々を披露している。主人公のユーロニモスを演じるのは、マコーレー・カルキンの実弟、ロリー・カルキン。準備に一年間かけ役になりきった。ヴォーカル、デッドを演じるのは、ヴァル・キルマーの息子のジャック・キルマー。彼はメタルの帝王オジー・オズボーンの「Under the Graveyard」(19)の MV で、若きオジー役を演じている。
迸る音楽への情熱と歪んだ感情とが錯綜し、暴走する青春を駆け抜けた伝説のバンド「メイヘム」。バンドの名声を夢見ていただけの若者たちによる真実と虚構の物語が開幕する―。

それは狂乱の青春が辿り着いた絶望の果て。

1987年、ノルウェー・オスロ。19 歳のギタリスト、ユーロニモスは、ヴォーカルのデッドたちとともに「真のブラック・メタル」を追求する全く新しいバンド「メイヘム」の活動に熱中していた。デッドは、ライヴ中に自身の身体を切り刻み観客にその血をかけた上、豚の頭を投げるなどの行為を繰り返し、その過激さもあって「メイヘム」は熱狂的にブラック・メタル・シーンに受け入れられる。しかしある日、デッドはショットガンで頭をブチ抜き自殺を果たした…。発見者のユーロニモスは、親友の脳漿が飛び散る遺体の写真を撮り、頭蓋骨の欠片を友人らに送付し喧伝することでカリスマ化。レコードショップ「ヘルヴェテ(地獄)」を根城に、“誰が一番邪悪か”を競うインナーサークルを作り王として君臨するようになる。しかし、メンバーのヴァーグが起こした教会放火を契機に主導権争いは熾烈化。歯止めが効かなくなった果てに、彼らですら想像しえなかった狂乱が待ち受けていた。


ロード・オブ・カオス ロード・オブ・カオス ロード・オブ・カオス

3/27(土)~

夏時間

夏時間

©2019 ONU FILM, ALL RIGHTS RESERVED

2019年/韓国/105分/配給:パンドラ
原題:남매의 여름밤
英題:Moving ON
監督・脚本:ユン・ダンビ
出演:チェ・ジョンウン、パク・スンジュン、ヤン・フンジュ、パク・ヒョニョン、キム・サンドン

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,400円(税込)を当館受付にて発売中!
特典:韓国オリジナル「夏の思い出」シールをプレゼント!(数量限定)

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

ある夏の夕暮れ わたしは 大きな家に引っ越した――
わたしと家族のちょっと痛くて、少し特別なひと夏の物語

夏休みのある日、10代の少女オクジュは父親が事業に失敗したため、弟ドンジュと一緒に緑が生い茂る広い庭のある祖父の家に引っ越した。しかし、そこには母親の姿はなかった。広い居間とステレオセット、風が通る2階の窓際に置かれたミシン。日本の“昭和”のような懐かしい空気の家。弟は新しい環境にすぐ馴染むが、オクジュはどこか居心地の悪さを感じている。オクジュの逃げ道は、同級生との淡い恋模様。そんなある日、この祖父の家に離婚寸前の叔母まで住みつき始め、一つ屋根の下に三世代が集まり、オクジュにとって、自分と家族のあり方を初めて意識せざるを得ない、ひと夏の日々が始まった。オクジュが家と祖父に親しみを覚えるようになった頃、祖父が病気になってしまう…。

『はちどり』に続く傑作の誕生!
緑色の庭、夏の西陽、
風に揺れる蚊帳、懐かしいミシン、
真っ赤なスイカ、午睡の夢――
注目の女性監督ユン・ダンビが描く、懐かしく繊細な夏の物語

誰もが記憶に残っている、夏休みの思い出。その懐かしくも記憶に刻まれる日々を、ひとりの少女の視点から描く。それは、ただ楽しいだけのものではなかった。
監督は1990年生まれのユン・ダンビ。第24回釜山国際映画祭で4冠に輝いたのを筆頭に、ロッテルダム国際映画祭など数多くの映画祭で、デビュー作である本作の繊細さと確かな演出力が絶賛された。『はちどり』のキム・ボラや『わたしたち』のユン・ガウン、『82年生まれ、キム・ジヨン』のキム・ドヨンに並ぶ、新たな才能が韓国から登場した。
本作がデビューとなる姉オクジュ役のチェ・ジョンウンは、監督が見つけた一枚の写真から大抜擢された。弟ドンジュ役のパク・スンジュンは人気ドラマ「愛の不時着」にも出演している天才子役。この姉弟と家族との自然なアンサンブルが観客の感情を刺激する。

第24回釜山国際映画祭 DGK 賞/市民評論家賞
NETPAC(アジア映画振興機構)賞/KTH賞
第49回ロッテルダム国際映画祭 Bright Future 長編部門グランプリ
第45回ソウル独立映画祭新しい選択賞
第8回ムジュ山里映画祭 大賞(ニュービジョン賞)


夏時間 夏時間 夏時間

4/3(土)~

種まく旅人〜華蓮のかがやき〜

種まく旅人

Ⓒ2020 KSCエンターテイメント

2020年/日本/108分/配給:ニチホランド/配給協力:トリプルアップ
監督:井上昌典
脚本:森脇京子
製作:千口寿子
エグゼクティブプロデューサー:北川淳一
プロデューサー:千口成基、中嶋 等
出演:栗山千明、平岡佑太、大久保麻梨子、木村祐一(特別出演)、永島敏行、綿引勝彦、吉野由志子、柴やすよ、駒木根隆介、小久保寿人、平山祐介

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,100円(税込)を当館受付にて発売中!
特典:特製チケットホルダーをプレゼント!(数量限定)

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

<加賀れんこん>が紡ぎ出す絆
きっと、あなたも“大切なあの人”に逢いたくなる──

大学卒業後、大阪・堺市で銀行マンとして働く山田良一にある日、故郷の金沢でれんこん農家を営む母から「父親(竹市)が脳梗塞で倒れた」と電話が入る。父、竹市が倒れたことにより、畑を引き継ぐか売却か二択を迫られる良一。結婚を考えている恋人、凜のこともあり、なかなか決断できない。戸惑いながらも父に代わって畑へと向かう良一の姿に、不安と苛立ちを募らせる凜。一方、農林水産省かられんこん農家の視察として神野恵子が金沢へとやって来るのだった。

シリーズ1作目『種まく旅人〜みのりの茶〜』は、映画俳優としても活躍していた塩屋俊の企画から始まり、自らがメガホンをとり、大分県の「お茶」をテーマに制作され、2012年に公開された。人の命を繋ぐ「食」をテーマにシリーズ化することで、第一次産業の活性化を考えていたが、公開翌年の2013年、56歳という若さで急病のためこの世を去った。その後、塩屋故人の意志を松竹撮影所が引き継ぎ、2015年に2作目『種まく旅人~くにうみの郷~』が、淡路島の「タマネギと海苔」をテーマに制作され公開された。翌年の2016年に岡山県の「桃」をテーマに3作目、『種まく旅人~夢のつぎ木~』が公開されている。そして、今回がシリーズ4作目となる。題材は、石川県金沢市の伝統野菜でもある「加賀れんこん」。後継者不在に悩む農業の現実を見つめなおす重厚な内容に加え、農業で活躍する女性たち、通称「農業女子」を登場させ、心温まるヒューマンストーリーを完成させた。メガホンをとったのは、『シネマ歌舞伎 女殺油地獄』などの監督を務める井上昌典。主演は、シリーズ2作目に続き農林水産省で農業の活性化に向けて頑張る主人公・神野恵子役を演じる栗山千明。実家のれんこん畑の後継ぎ問題に直面する銀行マン・山田良一役を平岡祐太。その恋人役を大久保麻梨子が演じる。 さらには木村祐一、永島敏行、綿引勝彦など豪華実力派俳優陣が顔を揃えている。


種まく旅人 種まく旅人 夏時間

4/10(土)~

夜明け前のうた 消された沖縄の障害者

夜明け前のうた 消された沖縄の障害者

©2020 原 義和

2020年/日本/97分/DCP/配給:新日本映画社
監督・撮影・編集:原義和
ナレーション:宮城さつき
制作:高橋年男、山田圭吾、糸洲のぶ子
音楽:白川ミナ
創作舞踊:Danzatakara.

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,400円(税込)を当館受付にて発売中!

犠牲の歴史と向き合うこと
孤独と絶望に思いをめぐらせること
傷つけられた尊厳の回復を祈ること
消された名前を刻むこと

私宅監置。1900年制定の法律に基づき精神障害者を小屋などに隔離した、かつての国家制度です。精神障害者を犠牲にし、地域社会の安寧を保とうとしてきたのが日本です。1950年に日本本土では禁止になったこの制度は、沖縄ではその後1972年まで残りました。 隔離の犠牲者は人生を奪われ、尊厳を深く傷つけられましたが、公的な調査や検証は行われていません。傷つけられた魂は天に昇ることができず、今もこの世を彷徨っていると思います。家族の恥、地域の恥、ひいては日本の恥として闇に葬られてきた歴史です。本当に恥ずべきは、隠し続けることではないでしょうか。 この映画は、小さくされ、犠牲を強いられたごく一部の人びとのことを、あえて見つめる映画です。犠牲になってもやむを得ない命は無いからです。闇の歴史と向き合うことで、初めて開くことのできる光の地平があると信じます。

隔離の闇を照らす 歌の記憶
歌が伝えるのは あなたが生きた証

10数年にわたって私宅監置されていたある女性は、よく歌っていたと言います。監置小屋の中で、歌を通して、彼女に一筋の救いの光が訪れていたことを願わずにはいられません。今なお、居場所がなく孤立している精神障害者は大勢いますが、それは私宅監置の過去と地続きです。形を変えた私宅監置は至る所にあります。過去の過ちを検証し、犠牲者に謝罪し、償う。そこから出発しない限り、日本は永久に確かな未来を開くことはできない…。耳を澄ますと、犠牲者の歌が聞こえてきます。


夜明け前のうた 消された沖縄の障害者 夜明け前のうた 消された沖縄の障害者 夜明け前のうた 消された沖縄の障害者

4/10(土)~

出櫃(カミングアウト)―中国 LGBTの叫び

出櫃(カミングアウト)―中国 LGBTの叫び

©テムジン

2019年/日本/54分/配給:パンドラ
監督・編集:房満満
撮影:楊林
プロデューサー:鐘川崇仁
製作・著作:テムジン
映像提供:NHK

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母さん それでも 私を愛してくれますか
父さん それでも 私を愛してくれますか

中国・江蘇省で教員資格の認定試験を控える谷超(グーチャオ)は、父親に「自分はゲイだ」と告白しようと一大決心をする。一方、上海に暮らす安安(アンアン)は19歳の時に母親にカミングアウトしたが、受け入れられないまま32歳に。今はパートナーの丹丹(ダンダン)と暮らしている。性的マイノリティを支援するボランティアの助けを得て、改めて母親と話し合い、受け入れてもらおうとするのだったが…。かつて同性愛が“犯罪”と見なされ、旧い社会通念が根強く残る中国。激しく葛藤し、壁を乗り越えようと模索する親子のスリリングな関係が展開する。

中国のLGBT人口は約7000万人
かつて同性愛は犯罪だった

中国に7000万人いると推定される性的マイノリティの人々。『出櫃(カミングアウト)―中国 LGBTの叫び』は、自分のありのままを受け入れてもらいたいと、親と向き合う中国のゲイとレズビアンの若者に密着したドキュメンタリーである。監督は中国出身の房満満。留学を機に、日本を拠点に映像製作の道を歩み始める。現在は株式会社テムジンに在籍し、主にテレビドキュメンタリーの演出に携わっている。

*東京ドキュメンタリー映画祭2019 短編部門グランプリ受賞


出櫃(カミングアウト)―中国 LGBTの叫び 出櫃(カミングアウト)―中国 LGBTの叫び 出櫃(カミングアウト)―中国 LGBTの叫び

4/17(土)~

ヒロシマへの誓い サーロー節子とともに

ヒロシマへの誓い

ⓒ2019Not Just a Survivor Film, LLC

2020年/アメリカ/82分/配給:3DAP Japan、「ヒロシマへの誓い」配給委員会
監督・プロデューサー:スーザン・ストリックラー
プロデューサー:竹内道
編集:ジャッド・ブレーズ

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別前売鑑賞券1,200円(税込)を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

ノーベル平和賞受賞スピーチで世界を感動させたサーロー節子。彼女の原点とは――?
《核兵器禁止条約》発効を受け、緊急ロードショー決定!

2021年核兵器禁止条約発効が実現する!その大きな原動力として世界で最も尊敬される女性の一人となったサーロー節子の原点を探ったドキュメンタリーがついに登場した。13歳で被爆しその後の人生の大半をカナダで暮らし核兵器撲滅のための活動を続けるサーロー節子と、広島出身で被爆二世であるニューヨーク在住の竹内道が出会った時からその旅は始まった。二人は偶然にも広島女学院の卒業生同士。原爆投下の朝、節子は広島で何を見たのか、その後の彼女の人生がどう変わっていったのかが本作品のプロデューサーでありナレーターを務める道の眼を通じて紐解かれていく。それは、道にとっても被爆二世である自身の真実を見つける旅となるのであった。

監督は全米の優れたテレビ番組に送られるエミー賞や全米監督協会賞を受賞しているスーザン・ストリックラー。撮影は2015年から4年をかけて、ニューヨーク、広島、トロント、オスロで行われた。クライマックスは2017年12月、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)が受賞したノーベル平和賞の授賞式で節子が行ったスピーチ。何十万の被爆者の声を代表して話す節子の言葉のひとつひとつには、亡くなった最愛の家族や級友達への誓いが込められ、圧倒的な迫力で見る者の胸を揺さぶる。

「同情は求めていません。人々に行動してほしい。そのために私は語り続けるんです。」―サーロー節子

[サーロー節子からの言葉]
このドキュメンタリーを日本の多くの人に見てもらいたいと願っています。75年前、一発の原子爆弾の投下によって地獄と化した広島で生き残った13才だった私。同じ体験を2度と誰にもさせてはならない!という熱い思いで、被爆体験と願いを声高く世界中の人たちに伝えてきました。これは、原爆によって命を落とした、私たちが愛する人達へささげた誓いです。

ヒロシマへの誓い ヒロシマへの誓い ヒロシマへの誓い

4/24(土)~

狼をさがして

狼をさがして

©Gaam Pictures

2020年/韓国/74分/配給:太秦
監督・プロデューサー:キム・ミレ
撮影:パク・ホンヨル
編集:イ・ウンス
音楽:パク・ヒョンユ
出演:太田昌国、大道寺ちはる、池田浩士、荒井まり子、荒井智子、浴田由紀子、内田雅敏、宇賀神寿一、友野重雄、実方藤男、中野英幸、藤田卓也、平野良子

公式ホームページ

連続企業爆破事件から45年――
なぜ彼らはテロを起こしたのか?

1974年8月30日、東京・丸の内の三菱重工本社ビルで時限爆弾が爆発した。8名の死者と約380名の負傷者が出たこの事件は日本社会を震撼させた。事件から1ヶ月後、犯人から声明文が出される。「東アジア反日武装戦線“狼”」と名乗るその組織は、この爆破を「日帝の侵略企業・植民者に対する攻撃である」と宣言。その後、別働隊「大地の牙」と「さそり」が現れ、翌年5月までの間に旧財閥系企業や大手ゼネコンを標的とした“連続企業爆破事件”が続いた。
1975年5月19日、世間を騒がせた“東アジア反日武装戦線”一斉逮捕のニュースが大々的に報じられた。人々を何よりも驚かせたのは、彼らの素顔が、会社員としてごく普通に市民生活を送る20代半ばの若者たちだったという事実であった。凄惨な爆破事件ばかりが人々の記憶に残る一方で、実際に彼らが何を考え、何を変えようとしたのかは知られていない。
時は過ぎ、2000年代初頭、釜ヶ崎で日雇い労働者を撮影していた韓国のキム・ミレ監督が、一人の労働者の話から東アジア反日武装戦線の存在を知り、彼らの思想を辿るドキュメントを撮り始めた。出所したメンバーやその家族、彼らの支援者の証言を追うなかで、彼らの思想の根源が紐解かれていく。
高度経済成長の只中、日本に影を落とす帝国主義の闇。彼らが抗していたものとは何だったのか?彼らの言う「反日」とは?未解決の戦後史がそこに立ち現れる。

東アジア反日武装戦線――狼、大地の牙、さそり
1974年、日本を揺るがした20代の若者たち

[観客へのメッセージ]
70年代の日本において、戦時中の日本国家に搾取され殺された東アジアの人々の「恨みと悲しみ」を胸に、自らが生活している社会の正義のため正しいと思ったことを行動に移し、最後までやり遂げようとした若者たちがいました。しかし、そのために8名の人が命を失い、多くの負傷者が出ました。彼らは逮捕されたのちに、刑務所の内外で長い期間にわたって、自らのために犠牲になった人々の死に向きあって生きねばなりませんでした。苦痛だったかもしれませんが、幸いにも「加害事実」に向き合う時間を持つことができたのです。8名の死と負傷者たち。それがこの作品の制作過程の間じゅう私の背にのしかかってきました。しかし、彼らと出会うことができて本当に良かったと思います。この作品は、私に多くのことを自問する時間をくれたからです。どう生きれば良いのか、今も考えています。観客の皆さんにも問いが生まれることを期待しています。
監督 キム・ミレ


狼をさがして 狼をさがして 狼をさがして

5月~

コントラ

コントラ

©2020 KOWATANDA FILMS. ALL RIGHTS RESERVED

2019年/日本/143分/配給:リアリーライクフィルムズ、Cinemago/配給協力:アルミード
監督・脚本:アンシュル・チョウハン
出演:円井わん、間瀬英正、山田太一、清水拓蔵

公式ホームページ

時空を逆走する男。
彼は神の使徒か、遺恨の亡霊か――

高校生のソラは、父親と二人暮らしだが、その関係は冷え切っている。そんなある日、急死した祖父が第二次世界大戦時の日記の中に遺していた、記号化された宝の存在を知る。彼女が密かに宝の探索を試み始めたとき、突然無言で後ろ歩きをするみすぼらしい男と遭遇する。ソラの身に、ほぼ同時に起こった二つの事象。それは果たして何かの啓示なのか?

在日インド人監督が表出する魂の叫び。
圧倒的な映像美と音楽が、日本映画の歴史を新しい領域へと押し上げる!

この映画の全ては、「車の事故で家族を亡くしたある男性が、過去に戻ろうと後ろ向きに歩き出した」という記事からはじまったと、アンシュル・チョウハン監督。 後悔の念を浄化する為に過去に戻りたいと思う人間の願望。全編を通して、モノクロームの圧巻の映像と、プリミティブと哀感が絡み合う美しい旋律で紡ぎ出す独特の映像世界。アニメーターと言う経歴を持つインド出身の異彩、アンシュル・チョウハンだから成し得た世界観が、観客である私たちの目前に具現化されていく。

ソラを演じた円井わんは、ドラマ『全裸監督』(19)、映画『タイトル、拒絶』(20)ほか21年には5本の公開待機作が控えている期待の俳優。謎の男を演じた間瀬英正は、本作で大阪アジアン映画祭最優秀男優賞を獲得し、彼もまた将来が嘱望されている。また父親役の山田太一は、映画『パッチギ』の出演やTBS『報道特集』のナレーションなどで活躍する傍ら、本作では演者としてだけでなくロケ地の提供、製作費のサポートなど、アンシュル監督のクリエーションを公私に渡って支えている。

ワールドプレミアとして上映されたエストニアのタリン・ブラックナイト映画祭でのグランプリ&最優秀音楽賞受賞をはじめ、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭での国内長編コンペティション部門優秀作品賞受賞、ニューヨークで開催されたジャパンカッツ大林宣彦賞など、数々の映画祭で高い評価を獲得してきた衝撃作。

タリン・ブラックナイト映画祭(PÖFF) 2019 – グランプリ&最優秀音楽賞受賞
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 2020 – 国内長編コンペティション部門 優秀作品賞受賞
大阪アジアン映画祭 2020 – 最優秀男優賞受賞
ジャパン・カッツ 2020 – 大林賞受賞
グラスゴー映画祭 2020 – 公式セレクション
Ostrava Kamera oko 2020 – 公式セレクション
ジャパニュアル・日本映画祭 2020 – 公式セレクション
ハイファ国際映画祭 2020 – 国際コンペティション公式セレクション


コントラ コントラ コントラ

5月下旬~6月上旬予定

普通に死ぬ~いのちの自立~

普通に死ぬ~いのちの自立~

2020年/日本/119分/配給:マザーバード
監督 ・撮影・構成・編集:貞末麻哉子
プロデューサー:梨木かおり・貞末麻哉子
録音:中山隆匡
音楽:木 -kodama- 霊
ナレーター:余貴美子

公式ホームページ

だれかが決めた普通じゃなくて、その人の普通をその人らしく生きられたらいい
これは地域で、たくさんの人に支えられて、支え、いのちを尽くして生き合う人たちの記録

続編となる本作『普通に死ぬ~いのちの自立~』は、前作『普通に生きる~自立をめざして~』から8年、グループホームの開所や、設立十年を迎えて次第に変わりゆく運営方針や、3つ目の事業所建設という流れの中で、年齢を重ねてゆく本人とその家族を撮影しました。その途中、「医療的ケア」を必要とする人の、在宅生活の中心的ケアラーであった母親が病に倒れます。残された子の母亡き後の地域生活…そこには厳しい現実がありました。
なぜ、医療的ケアが必要だと、「地域で生ききる」ことが難しいのか。なぜこの人たちの生活や人生を社会が障害することになってしまうのか…。
映画は厳しい現実を見据えつつ、後半、家族と支援者、医療者の葛藤や気付きを物語の軸に、兵庫県へと、希望を探して旅に出ます。そこには、伊丹市で〈しぇあーど〉を率いる李国本修慈さんと、西宮市で〈青葉園〉を率いる清水明彦さんらの重ねてきた地道な活動がありました。軽快でしなやかで、しかしとても強かに人生を賭けて、真正面から繰り広げられている「一緒に生き合う」取り組みがありました。


普通に死ぬ~いのちの自立~ 普通に死ぬ~いのちの自立~ 普通に死ぬ~いのちの自立~
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