近日上映作品

10/19(土)~

アルツハイマーと僕 〜グレン・キャンベル 音楽の奇跡〜

アルツハイマーと僕 〜グレン・キャンベル 音楽の奇跡〜

© 2014 GC Documentary, LLC. All Rights Reserved.

2014年/アメリカ/104分/配給:エレファントハウス、カルチャヴィル
原題:Glen Campbell I’ll Be Me
監督・プロデューサー:ジェームズ・キーチ
プロデューサー:トレヴァー・アルバート
出演:グレン・キャンベル、ブルース・スプリングスティーン、ジ・エッジ(U2)、ポール・マッカートニー、ブレイク・シェルトン、シェリル・クロウ、キース・アーバン、ブラッド・ペイズリー、テイラー・スウィフト、スティーヴ・マーティン、チャド・スミス(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、ビル・クリントン(第42代アメリカ合衆国大統領)

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【前売券】全国共通鑑賞券1,400円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

アルツハイマーを公表した伝説のミュージシャン、グレン・キャンベル
家族とともに、病と闘いながら敢行したツアーを収めた感動の記録

2011年、伝説のミュージシャンであるグレン・キャンベルは前代未聞の全米ツアーを開始。当初の予定は5週間強であったこのツアーは大成功を収め、1年半にわたり151回ものソールドアウト公演を実現した。アルツハイマー病と診断されたグレン・キャンベルは、ギター演奏を断念せざるを得ないとの忠告を医師から受けていた。しかし、グレンと彼の妻は病を公表し、家族とともに「さよならツアー」を敢行すると発表したのである。
彼と家族の驚くべき旅路の記録であると同時に、進行が予期できないグレンの病に対し、愛と笑いと音楽を処方薬として立ち向かう彼らの姿を映し出すドキュメンタリー。
ブルース・スプリングスティーンをはじめとしたミュージシャンたちが自身の家族の罹患体験を語るなど、予想不能な病の本質をさまざまの方向からナビゲートしようと試み、いまだかつてないレベルでアルツハイマー病の認知度向上に努めたとして全米で称賛された話題作。

グレン・キャンベル

音楽業界でのキャリアは実に50年近くにもおよび、彼の伝説的なギター演奏はビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』やフランク・シナトラの『夜のストレンジャー』といった数々の名盤で耳にすることができる。
ソロアーティストとしても、世代を超えて愛され続ける名曲の数々をリリースし、グラミー賞6回、グラミー殿堂賞3回など多数の賞を受賞。2012年2月、グラミー賞授章式にて特別功労賞を授与され、病を抱えながらも3,900万人もの視聴者へ向けてパフォーマンスを行う。そして2017年6月には最期のスタジオアルバム「Adiós」をリリースするなど最後まで現役を貫き、同年8月8日に81歳でこの世を去った。

アルツハイマーと僕 〜グレン・キャンベル 音楽の奇跡〜 アルツハイマーと僕 〜グレン・キャンベル 音楽の奇跡〜 アルツハイマーと僕 〜グレン・キャンベル 音楽の奇跡〜

10/19(土)~

ザ・ヒストリー・オブ・シカゴ ナウ・モア・ザン・エヴァー

ザ・ヒストリー・オブ・シカゴ ナウ・モア・ザン・エヴァー

Package Design & Supplementary Material Compilation TM & © 2016 Fisher Klingenstein Ventures, LLC. All Rights Reserved.

2016年/アメリカ/114分/配給:エレファントハウス、カルチャヴィル
原題:Chicago – Now More Than Ever
監督:ピーター・パーディーニ
監修:城田雅昭
出演:ロバート・ラム、ジミー・パンコウ、リー・ロックネイン、ダニー・セラフィン、ウォルト・パラセイダー、テリー・キャス、ピーター・セテラ、デイヴィッド・フォスター、ジェイソン・シェフ、クライヴ・デイヴィス

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有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

結成50周年を超えた現在も圧倒的人気を誇る不滅のバンド、シカゴ
半世紀に及ぶ軌跡を追ったドキュメンタリー

「長い夜」「素直になれなくて」「サタデイ・イン・ザ・パーク」「愛ある別れ」… 誰もが知る永遠の名曲総登場!47枚のアルバムがゴールドとプラチナに輝き、70枚のシングルがチャートイン、セールス数は1億2200万枚を突破。現在も年間公演は100回以上、まさにアメリカを代表する最強バンド=シカゴ。1967年の結成からロックの殿堂入りを果たした2016年まで、半世紀に及ぶバンドの軌跡を追ったドキュメンタリー。
看板ギタリストの事故死、リード・ヴォーカル突然の脱退、幾多のメンバー交代劇そして頂点からの転落と低迷。それでも何故バンドは続いたのか?栄光の陰に潜む波乱万丈、50年の歴史を代表曲と共に紐解く全音楽ファン必見のロック・アンソロジー。全ての登場曲に日本語対訳入り。

シカゴ プロフィール

1967年
ロバート・ラム、ジェイムズ・パンコウを中心に結成。ビッグ・シング→シカゴ・トランジット・オーソリティ→シカゴと変更される
1969年
2枚組アルバム「シカゴの軌跡」で コロンビアよりレコード・デビュー。
1971年
初来日公演が大盛況、以降3年連続来日を果たし 日本語録音によるシングル「ロウダウン」発売
1972年
アルバム第5作「シカゴV」全米1位獲得、シングル「サタデイ・イン・ザ・パーク」も大ヒット
1976年
「CHICAGO X / カリブの旋風」からのシングル「愛ある別れ」、バンド初の全米1位獲得、第19回グラミー賞最優秀ポップ・ボーカル・グループ受賞
1978年
看板ギタリストのテリー・キャスが拳銃暴発事故で急逝、以降バンドは低迷する
1982年
デビッド・フォスターをプロデューサーに迎え、ワーナー移籍後初の「シカゴ16」収録「素直になれなくて」が全米1位となり、劇的復活を遂げる
1984年
「シカゴ17」発売、バンド史上最高の600万枚超のセールスを記録
1985年
リード・ヴォーカルのピーター・セテラが脱退、ジェイソン・シェフが加入
1989年
通算20枚目のベスト・アルバム「GREATEST HITS 1982-1989」発売、500万枚の大ヒットとなる
2006年
「TWENTY 1」以来15年ぶりとなる全曲新作のオリジナル・アルバム「XXX」発売
2017年
前年にロックの殿堂入りを果たし、結成50周年を迎える

ザ・ヒストリー・オブ・シカゴ ナウ・モア・ザン・エヴァー ザ・ヒストリー・オブ・シカゴ ナウ・モア・ザン・エヴァー ザ・ヒストリー・オブ・シカゴ ナウ・モア・ザン・エヴァー

10/19(土)~

バオバオ フツウの家族

バオバオ フツウの家族

©Darren Culture & Creativity Co.,Ltd

2018年/台湾/97分/配給:オンリー・ハーツ、GOLD FINGER/協力:GENXY、ビームス/後援:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
原題:親愛的卵男日記
英題:BAOBAO
監督:謝光誠(シエ・グアンチェン)
脚本:鄧依涵
出演:雷艾美(エミー・レイズ)、柯奐如(クー・ファンルー)、蔭山征彦(カゲヤマユキヒコ)、蔡力允(ツァイ・リーユン)、楊子儀(ヤン・ズーイ)

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アジアで初めて同性婚が認められた台湾発
少し先を行くフツウの家族の物語

ロンドンの会社で働くジョアン(クー・ファンルー)と取引先の友人チャールズ(蔭山征彦)には、それぞれ画家シンディ(エミー・レイズ)と植物学者ティム(ツァイ・リーユン)という同性の恋人がいる。 4人はそれぞれの想いからシンディの子宮を借りた妊活に同意し、チャールズとティムの精液を採取してシンディの子宮に注入するのだが一向に妊娠しない。思い余った4人は病院での体外受精を決断する。ジョアンとシンディの卵子にチャールズとティムの精子を注入してできる二つの受精卵をシンディの子宮に戻して、男女の赤ちゃんを産み、男の子はジョアンたち、女の子はチャールズたちが引き取るというものだ。 順調そうに見えた矢先シンディは出血する。子供を奪われる悪夢にうなされるシンディのことが気がかりでジョアンは仕事で失敗をしてしまう。ロンドンであと1年がんばれば英国籍も取得できるというジョアンにとっては大きな痛手だ。そんなところへチャールズが小切手をもって訪ねてくる。病院から戻ったシンディは偶然それを見つけ、逃げるように台湾に戻り、幼なじみで好意を寄せてくれている警官タイ(ヤン・ズーイ)を頼る。一方、チャールズはティムに、赤ちゃんが自分たちの子供になることを伝える手を打ってきたと…。

赤ちゃんは誰の子?誰が育てる?さまざまな問題を抱えながらも愛を信じ、新しい家族のカタチに向かって宇宙飛行士のような勇気で挑もうとする、ミレニアム世代の清新なLGBTQ映画。

2018年秋に台湾で公開された本作は、それに先立ち同年8月〜9月に開催された「第五回台湾国際クイアフィルムフェスティバル」のオープニング作品として、海外では、スペインとロスアンゼルスの映画祭で上映されている。二組の同性カップルが子供を持ちたいという願望から始まるこの物語は、台湾で新人登竜門として一番大きな脚本賞のコンペから生まれた。2015年、これに応募した国立台湾大学大学院に在学中の鄧依涵(デン・イーハン)の脚本『我親愛的遺腹子』が優秀賞を獲得、プロデューサーのリン・ウェンイー(林文義)の目にとまり、映画化が進む。話題性と時代性があり、全世界に向いた作品ということでリン・ウェンイーは同性愛に詳しいシエ・グアンチェン(謝光誠)を監督に起用し製作を開始した。
シンディ役は、日本とフランスのハーフで司会者として人気のエミー・レイズ(雷艾美)。本格的な演技は初めてだが、その無垢さが役とマッチしての好演だ。ジョアンヌを演じるクー・ファンルー(柯奐如)はアイドルドラマからアート映画まで国内外でキャリアを積んでいるだけに、静と動のコントロールを時々見失う難しい役どころを安定の演技力でこなしている。
一方の男性カップルのチャールズは、台湾で活躍する日本人の蔭山征彥。俳優としての経験はもちろん、映画音楽を手がけたり、『念念』(2015年)では脚本家として香港電影評論学會の脚本賞を受賞、また『KANO(KANO 1931〜海の向こうの甲子園)』(2014年)では出演のほかに若手の演技指導、演出補ほか多くの役割を担ったマルチな才能を持つが、本作では無邪気さの中に狡猾さも秘めたキャラクターを見事に演じきった。彼のパートナー役のティムは、ダニエル・ツァイ(蔡力允)が豊富な経験から幅の広さで印象深い学者像を見せてくれる。

バオバオ フツウの家族 バオバオ フツウの家族 バオバオ フツウの家族

10/19(土)~

WEEKEND ウィークエンド

WEEKEND ウィークエンド

©Glendale Picture Company MMXI

2011年/イギリス/97分/配給:ファインフィルムズ
原題:WEEKEND
監督:アンドリュー・ヘイ
出演:トム・カレン、クリス・ニュー

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人生で一度きりの、忘れられない恋に出会う週末

金曜の夜、友人たちとのパーティのあと、ラッセルは一夜の相手を求めてクラブに立ち寄る。閉店時間近くに目を付けていたグレンを誘い出すことに成功し、彼と共に帰宅。そして、週末が始まる―。
ライフガードとして働くラッセルと、アーティストを目指す皮肉屋のグレン。お互いに欠けていたピースを満たすかのように、2人きりで話をして、愛を交わす。しかし尊いひとときは束の間、土曜の夕方、ラッセルはグレンからある事実を知らされる。

『さざなみ』『荒野にて』のアンドリュー・ヘイ監督、伝説のラブストーリー

ロンドン映画批評家協会賞での受賞ほか世界中の映画祭で上映され、多くの賞を受賞。監督が「正直で親密でリアルなラブストーリーを語りたかった」と述べるように、一夜限りのパートナーを求め赴いたクラブで出会ったラッセルとグレンが、ともに週末を過ごすうちにお互いのこだわり、秘密、切実さを学んでゆくさまが描かれる。ゲイであること、ストレートの友人との関係、親へのカミングアウト、プライベート/パブリックでの振る舞いについて語られる、パーソナルかつ真に迫ったラブストーリー。
主演は当時新人俳優であったトム・カレンと、映画での大役は初となるクリス・ニュー。誰かと心を通わせられる瞬間に出会えれば、ままならなくとも人生は美しい。彼らの週末の恋は、私たちにとっても忘れられないものになるだろう。

WEEKEND ウィークエンド WEEKEND ウィークエンド WEEKEND ウィークエンド

10/26(土)~

いつかのふたり

いつかのふたり

©2019 DMC’S

2019年/日本/98分/DCP/配給:トラヴィス
脚本・監督:長尾元
助監督:伊藤和馬
プロデューサー:棚橋公子
撮影:白岩義行
レザークラフト監修:大崎真宏
出演:中島ひろ子、南乃彩希、石川樹、真下玲奈、鈴木ヨシエ、長尾元、吉本ひなた、仁科貴、田中隆三、霧島れいか、岡田義徳

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舞台挨拶
初日10/26(土)上映後、主演・中島ひろ子さん、長尾元監督の舞台挨拶が決定しました!

「あたしずっと母さんの心配し続けなきゃいけないの?」

お互いに本音を言う事のできない親子の心を開かせたのはレザークラフトだった。いつまでも大人になり切れない母親としっかり者の娘、しかし、娘の高校卒業と同時に、人生の選択の時が迫っていた。
シングルマザーの木嶋麻子(中島ひろ子)は、大阪に部屋を探しに行く娘の真友(南乃彩希)と、付き添いの別れた夫・隆弘(岡田義徳)を見送った。真友は来年の3月に小説家に弟子入りするため、家を出る予定なのだ。その帰り道、麻子は手芸用品店でふと見かけたレザークラフトに心魅かれて始めるが、やがて作品作りにのめり込んでいくほどになる。母娘揃って作品作りに没頭し、充実した日々を送る二人だが、そんな二人にはちょっとしたわだかまりがあった。麻子は真友に「自分も大阪についていきたい」と言えず、真友は真友で「麻子に大阪についてきてくれ」と言えないのだ。
そんな中、麻子は手芸イベントのワークショップでレザークラフト作家・鈴木さえ子(霧島れいか)に出会い、さえ子に憧れて教室やイベントに通いつめる。関係が深まるごとに、さえ子と息子の光男(石川樹)の関係の悪さに気付く麻子と真友だったが、裏を返せばそれは自分たち親子にも似ていた。 麻子はさえ子に、真友は光男に自分自身の悩みを打ち明けたりするのだった。勿論、相変わらず面と向かうと素直になれない二人だったが、真友は親子関係を少しでも修復しようと隆弘とともに3人で家族旅行に行く事を提案する…。

レザークラフトを通して母と娘の気持ちの繋がりをコミカルに描く親子協奏曲。

今や、ハンドメイド市場は大きなマーケットに成長し、手軽にできるキットや雑誌の創刊、長蛇の列ができる作家のワークショップ、ネットやアプリ、テレビCMなどメディアで紹介され、まさに空前のブームを呼んでいる。その中でもハードルの高かったレザークラフトも女子高生から主婦まで幅広い層に浸透してきた。本作はブームのレザークラフトをモチーフにした母と娘のハートフルな家族の物語です。
シングルマザーの母・麻子には、この年の映画賞独占、『桜の園』(1990年/中原俊監督)主演の中島ひろ子が好演、その娘・真友に期待の新人・南乃彩希、別れた夫・隆弘には『木更津キャッツアイ』『アイアムアヒーロー』などの岡田義徳を配し、霧島れいか、仁科貴などが脇を固める。監督は本作が劇場用映画デビューとなる新鋭・長尾元。心温まる今どきの母娘の物語『いつかのふたり』が誕生しました。

いつかのふたり いつかのふたり いつかのふたり

11/2(土)~

春画と日本人

春画と日本人

©大墻敦

2018年/日本/87分/配給:ヴィジュアルフォークロア
監督・撮影・編集・製作著作:大墻敦
ナレーター:濱中博久
音楽:矢部優子、池田陽子、長谷川美鈴、長谷川武尚
協賛:国際日本文化研究センター
協力:国際浮世絵学会・文化資源学会
出演:小林忠(国際浮世絵学会会長)、浅野秀剛(国際浮世絵学会理事長)、木下直之(東京大学文化資学研究室教授)、石上阿希(国際日本文化研究センター特任助教)、浦上満(永青文庫春画展実行委員、古美術商)ほか[肩書きは取材当時]

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有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

日本人は「春画」を知らない—
「世界が、先に驚いた。」 あの春画展から4年
驚きの内幕を描くドキュメンタリー

日本初の大規模な春画展が、2015年9月、東京の小さな私立博物館「永青文庫」で開幕した。国内外で秘蔵されてきた貴重な春画約120点を一堂に集めて展示する画期的な試み。それまで年間2万人の来館者だった永青文庫に、3ヶ月の会期中に21万人が押し寄せた。女性来館者55%、5人に1人が図録を購入するという異例の記録を打ち立て、美術界の話題をさらった。
開催までの道のりは困難を極めた。当初は、ロンドンの大英博物館で成功を収めた「春画展」の日本巡回展として企画されたが、東京国立博物館をはじめ国内の公私立博物館20館へ打診しても不調に終わった。海外で美術品として高く評価されている春画の展示が、なぜお膝元の日本ではすんなりと成立せず、小規模な私立博物館での開催となったのか。なぜ21万人もの熱狂的な観覧者が訪れたのか。映画は、展覧会を成功に導いた人々とともに「春画と日本人」をめぐる謎に迫っていく。

21万人が熱狂した「春画展」
テレビでは描けない「春画」のウラ/オモテ

男女の交わりや色恋を、鮮やかに、のびやかに表現した「春画」。葛飾北斎、喜多川歌麿、菱川師宣ら当代きっての浮世絵師のほとんどが絵筆をとり、当時最高水準の「彫り・摺り」の技術を用いた傑作が多い。しかし、明治時代になると、西洋的近代化を急ぐ政府は春画を徹底的に弾圧。何万の春画、数千の版木が燃やされ、名品が海外に流出した。
今では無修正の春画が出版され、書店で誰もが手に取り購入することができる。しかし実物を展覧会で展示することには見えない壁が立ちはだかる。この映画は、本物の「春画」を当たり前に観ることができる世の中を目指した人たちが体験した逆風と、知られざる苦労や努力を描きだしていく。すると春画の公開を問題視し、世間から隠そうとしてきた日本社会の摩訶不思議な《忖度》構造が浮かび上がってきた。

※18歳未満入場禁止

本作品は、「春画」のオリジナリティと、収集・保存・研究にかけてきた方たちの意図を尊重するため「春画」にぼかしやトリミングをかけることなく紹介しています。その主旨をご理解のうえ劇場でご覧ください。DVD販売・テレビ放送の予定はありません。

*キネマ旬報ベストテン2018年文化映画第7位

春画と日本人 春画と日本人 春画と日本人

11/2(土)~

アートのお値段

アートのお値段

2018年/アメリカ/98分/英語/DCP/配給:ユーロスペース
英語題:THE PRICE OF EVERYTHING
監督:ナサニエル・カーン
出演:ラリー・プーンズ、ジェフ・クーンズ、エイミー・カペラッツォ、ステファン・エドリス、ジェリー・サルツ、シモン・デ・プリ、ジョージ・コンド、ジデカ・アクーニーリ・クロスビー、マリリン・ミンター、ゲルハルト・リヒター

公式ホームページ

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バスキア、クーンズ、バンクシー、リヒター・・・
なぜ現代美術が億単位で売れるのか!?
アートとお金の関係に迫った初のドキュメンタリー映画の誕生!

バンクシーが1億5000万円の絵を落札の瞬間に細断したり、ジェフ・クーンズのステンレス製のウサギの彫刻が存命のアーティストでは史上最高額の100億円で落札されたりと、日本でもアートオークションの話題がニュースを賑わすようになった。今やアート作品は株や不動産のように投資の対象となり、世界のアート市場はかつてないバブルに湧いている。世界各地でアートフェアやオークションが行われ、企業がアーティストとコラボする。私たちの生活でもアートを目にすることが増えてきた。その一方では投機目的で購入され、倉庫の暗闇に眠る作品もある・・・。
いつからアートが商品になったのか?誰が何のために買っているのか?そもそも、アートの値段とは?

『マイ・アーキテクト ルイス・カーンを探して』でアカデミー賞にノミネートされたナサニエル・カーン監督が、誰もが抱くそんな疑問を美術界の有力者たちにダイレクトに投げかけながら、アートとお金の関係を探るドキュメンタリー。情熱的なオークショナーや、時代を創るギャラリスト、バブルを憂う評論家に、アートに魅入られたコレクター。そしてジェフ・クーンズ、ラリー・プーンズ、ジョージ・コンド、マリリン・ミンター、ジデカ・アクーニーリ・クロスビー、ゲルハルト・リヒターといった超一流アーティスト。彼ら十人十色の価値観がせめぎあいながらも共存するめくるめくアートの世界をさすらいながら、カーン監督はもう1つの問いを私たちに投げかける。そもそも、アートの価値って何だろう? アート市場の舞台裏に、あなたの答えを探しに行こう。

映画を彩る現代アートの傑作の数々!

ジェフ・クーンズの『ラビット』をはじめ、ゲルハルト・リヒター、マウリツィオ・カテラン、アンディ・ウォーホール、デミアン・ハースト、ウーゴ・ロンディノーネ、村上隆ほか、200点近い近現代美術の傑作が次々に登場し、観る者の目を楽しませる。またアーティストたちのアトリエでの制作過程、サザビーズでの白熱のオークションの様子、さらには現代アートが初めて高値で取引された伝説のスカル・オークションの映像など、見どころが満載!

アートのお値段 アートのお値段 アートのお値段

11/2(土)~

あなたを、想う。

あなたを、想う。

© Dream Creek Production Co. Ltd./ Red On Red

2015年/台湾・香港/119分/配給:A PEOPLE CINEMA
原題:「念念」
監督・脚本:シルヴィア・チャン 
脚本:蔭山征彦
撮影:リョン・ミンカイ
出演:イザベラ・リョン、チャン・シャオチュアン、クー・ユールン、リー・シンジエ

公式ホームページ

わたしにとどけ…、あなたのこころ。
それぞれの想いが生む、忘れえぬラストシーンへ。

台東の沖にある、美しい島・緑島で生まれたユーナンとユーメイ兄妹。二人に毎日のように人魚の物語を話して聞かせる母は、息子と夫を置いて幼いユーメイだけを伴い台北へと去り、間もなく他界した。月日は流れ、駆け出しの画家となったユーメイは、家族を引き裂いた母への怒りを抱えて生きている。ユーメイにはボクサーの恋人ヨンシャンがいるが、試合が近づいて過敏になる彼に妊娠したことを告げられずにいた。網膜剥離であることを隠して試合に臨んだヨンシャンは、コーチに選手証を取り上げられ途方に暮れる。彼にとってボクシングは、亡き父と自分を繋ぐ唯一のものだった。一方、ユーナンは台東で旅行ガイドとして忙しく働きながらも、孤独の中で過去を思う日々を送っている。ある夜、台風で足止めされて立ち寄った店で、ユーナンは、あまりにも切ない幻影に遭遇する……。

台北と、台東。美しい光と影の、映像世界。
内面深くあまりにも切ない、シルヴィア・チャン、作家の極地。

両親の離婚で離れ離れになった兄妹と、妹の恋人。3人の心の揺れや親への想い。その切なすぎる物語を、台北と台東の圧倒的に美しい風景の中に綴っていく。3人の若者の過去と現在が複雑に交錯しながら繰り広げられる物語の脚本をシルヴィア・チャン監督と共に手がけたのは、台湾で活躍する日本人俳優・蔭山征彦。彼が温めていた3つの短編の脚本が監督の目に留まり、1本の作品へと結実した。2015年に台湾を皮切りに各地で公開され高い評価を受けて、香港電影評論學會大奨で最優秀脚本賞を獲得。ヒロインに香港女優イザベラ・リョンを起用、彼女の恋人役を『花蓮の夏』『GF*BF』の人気俳優チャン・シャオチュアン、兄役を40年近いキャリアを誇る実力派クー・ユールンが演じた。また、兄妹の母をかつて監督に見出されたリー・シンジエが務め、蔭山征彦も写真出演している。
原題『念念』。2015年、第16回東京フィルメックス特別招待。

あなたを、想う あなたを、想う あなたを、想う

11/9(土)~

ディリリとパリの時間旅行

ディリリとパリの時間旅行

© 2018 NORD-OUEST FILMS – STUDIO O – ARTE FRANCE CINEMA – MARS FILMS – WILD BUNCH – MAC GUFF LIGNE – ARTEMIS PRODUCTIONS – SENATOR FILM PRODUKTION

2018年/フランス、ベルギー、ドイツ/フランス語/94分/配給:チャイルド・フィルム
脚本・監督:ミッシェル・オスロ
音楽:ガブリエル・ヤレド
声の出演:プリュネル・シャルル=アンブロン、エンゾ・ラツィト、ナタリー・デセイ
後援:フランス大使館/アンスティチュ・フランセ

公式ホームページ

ひとりぼっちのディリリが
パリで出会った、たからもの。

ベル・エポックの時代のパリ。 ディリリは、どうしても外国に行ってみたくて、ニューカレドニアから密かに船に乗りパリにやってきた。
開催中の博覧会に出演し、偶然出会った配達人のオレルとパリで初めてのバカンスを楽しむ約束をする。その頃、街の人々の話題は少女の誘拐事件で持ちきりだった。男性支配団と名乗る謎の集団が犯人だという。ディリリはオレルが紹介してくれる、パリの有名人たちに出会い、男性支配団について次々に質問していく。
洗濯船でピカソに“悪魔の風車”に男性支配団のアジトがあると聞き、二人は向かうが、そこでオレルは狂犬病の犬に噛まれてしまう。三輪車に乗ってモンマルトルの丘から猛スピードで坂を下り、パスツール研究所で治療を受け、事なきを得る。オペラ座では稀代のオペラ歌手エマ・カルヴェに紹介され、彼女の失礼な運転手ルブフに出会う。
ある日、男性支配団がロワイヤル通りの宝石店を襲う計画を知った二人は、待ち伏せし強盗を阻止する。その顛末は新聞に顔写真入りで大きく報じられ、一躍有名になったディリリは男性支配団の標的となり、ルブフの裏切りによって誘拐されてしまう。ディリリはオレルたち仲間の力を借りて男性支配団から逃げることができるのか? 誘拐された少女たちの運命は?

ベル・エポックのパリへ至福のタイムトリップ

アニメーションで独特の美しい世界を表現する、フランスの鬼才ミッシェル・オスロ監督の最新作はパリへの想いに溢れた宝石箱のような作品だ。
夕暮れのヴァンドーム広場、着飾った人々の集うオペラ座、チュイルリー公園や凱旋門など息をのむほどに美しいパリが描かれる。この風景は監督自身が4年間撮りためた写真をもとに作られ、黄金が滴り落ちるようなオペラ座の大休憩室の豪奢な輝きは、当時の華やかさそのままに再現されている。
19世紀末から20世紀初頭の、自由闊達で華やかなパリは、また世界中から多くの才能を惹きつけた時代でもある。映画に登場する著名人は100人を超える。女性として、母国では受けることのできなかった教育を求めてパリに来た化学者マリ・キュリー、細菌学者パスツールや、洗濯船に集う画家ピカソや、マティス。プルーストやアンドレ・ジッドら作家たちが登場する。音楽家のサティが「グノシエンヌNo.1」をピアノで弾き、ロートレックが描いたラ・グーリュやショコラが踊り、オペラ歌手エマ・カルヴェはドビュッシーの新作オペラ《ペレアスとメリサンド》の曲を歌う。街の至るところにミュシャのポスターが貼られ、サラ・ベルナールやエドワード皇太子が、ロワイヤル通りの宝石店に宝飾品を求めにやってくる。エマ・カルヴェの衣装を作るのは「キング・オブ・ファッション」とも称されたファッション・デザイナーのポール・ポワレだ。室内装飾はオルセー美術館やマルモッタン美術館などの協力を得て、監督がその高い美意識によって選んだ調度品で再構成された。ムーラン・ルージュやアイリッシュ・アメリカン・バーでの自由で洒脱な雰囲気は当時にタイムトリップしたかのような気分にさせる。

ディリリとパリの時間旅行 ディリリとパリの時間旅行 ディリリとパリの時間旅行

11/9(土)~

みとりし

みとりし

©2019「みとりし」製作委員会

2019年/日本/110分/配給:アイエス・フィールド
監督・脚本:白羽弥仁
原案:「私は、看取り士。」 柴田久美子著(佼成出版社刊)
企画:柴田久美子、榎木孝明、嶋田豪
出演:榎木孝明、村上穂乃佳、高崎翔太、斉藤暁、大方斐紗子、堀田眞三、片桐夕子、石濱朗、仁科貴

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別前売鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!

娘を亡くした喪失感の中、初めて知った“看取り士”という存在
誰にでも訪れる最期の日々を支え、「死」に穏やかに向き合うセカンドライフがはじまる

交通事故で娘を亡くした定年間際のビジネスマン・柴久生。家族ともバラバラになり、喪失感から自暴自棄になり、自殺を図ろうとした彼の耳に聞こえた「生きろ」の声。それは切磋琢磨して一緒に仕事に励んだ友人・川島の最期の声だったと彼の“看取り士”だという女性から聞かされる。聞き慣れない看取り士という職業に興味を持った柴は、「医師から余命告知を受けた人が最期をできるだけ安らかに旅立つことが出来るよう、お手伝いすること」が看取り士の仕事だと知る。
5年後、早期退職後セカンドライフの仕事として看取り士を選んだ柴の姿は、岡山県高梁市にあった。柴は小さな看取りステーション「あかね雲」で、ボランティアのスタッフたち、9歳で母を亡くした経験からこの職業を選んだ新人看取り士・高村みのり、新任の医者・早川奏太らと最後の時を迎える患者たちを温かく支えていく。

人生の最期、どこで旅立ちたいですか?
大切な人の最期、どのように送りたいですか?

誰にでも必ず訪れる最期の時。旅立つ人、そして送る人、それぞれの想いが走馬灯のように駆け巡る。その時、どのように旅立ち、どのように送るのか、予想することは難しい。それでも「こうしたい」という思いは誰にもあるのではないだろうか?その希望は、家族、パートナー、友人でも十分に理解し実行することは難しいことかもしれない。そんな希望を少しでも叶えるために近くでサポートしてくれる人が存在するならば、その役割を知ることは、人生の最期を豊かにしてくれるかもしれない。
高齢化社会になり、そして人間関係が希薄になった今だからこそ、「如何に死の瞬間を迎えるのか?」ということを考えなければならない現代。『おくりびと』(2008)は、亡き人を悼み送る納棺士の物語、『エンディングノート』(2011)は、旅立つ者の終活、そして残される家族へのメッセージを伝える物語だった。本作『みとりし』は、旅立つ者と送る者の最期の時間を温かく支える人々の物語である。

看取り士という仕事は、一般社団法人「日本看取り士会」の代表理事を務める柴田久美子さんの提案から始まった。多くの方を看取り、温かい時間を共に過ごしてきた経験を持つ彼女の著作「私は、看取り士。わがままな最期を支えます。」(佼成出版社)が『みとりし』の原案である。
彼女が以前より旧知の仲であった本作の主人公・柴久生を演じる榎木孝明とともに、「いずれ、死生観をテーマにした映画を作ろう」という想いを共有していたことをきっかけに、柴田氏の27年間の活動の集大成として映像化の話が進んだ。
自然豊かな岡山県高梁市を舞台に、主人公・柴久生の生き方を通して「如何に生き、死を迎えるか」の意味を伝える。主人公の 看取り士・柴久生役には、主役からバイプレイヤーまでこなす榎木孝明。成長の過程を歩む新人看取り士・高村みのり役には1,200名の中からオーディションで選ばれた新進女優の村上穂乃佳。そして、高崎翔太、斉藤暁、つみきみほ、宇梶剛士、大方斐紗子、櫻井淳子等の演技派俳優が脇を固める。監督は『She’s Rain』(1993)、『能登の花ヨメ』(2008)、『劇場版 神戸在住』(2015)、 『ママ、ごはんまだ?』(2017)などの数々の秀作を送り出してきた白羽弥仁。
やさしく、豊かな時間が流れる備中高梁を舞台に、最期を見守る看取り士の姿から、“生きる希望”に共感できる作品が完成した。

みとりし みとりし みとりし

11/16(土)~

ジョージア、ワインが生まれたところ

ジョージア、ワインが生まれたところ

©Emily Railsback c/o Music

2018年/アメリカ/78分/英語、ジョージア語/DCP/配給:アップリンク
原題:OUR BLOOD IS WINE
監督・撮影・編集:エミリー・レイルズバック
出演:ジェレミー・クイン

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!

世界無形文化遺産に登録された、伝統製法の希少なワイン造りを追う。
ワイン発祥の地ジョージアから最古にして最新の味わいをお届け!

紀元前6000年に遡る世界最古のワイン醸造の起源を持つジョージア。2013年にユネスコ世界無形文化遺産に登録されたクヴェヴリ製法は、素焼きの壺を土の中に埋め、ジョージア固有のブドウ品種と野生酵母により発酵・熟成するワインの醸造法であり、その新しい味わいに今、世界から注目が集まっている。 かつてはどの家庭でも作られていたこの伝統製法のワインは、ソ連の占領とソ連式大量生産による品種削減や禁酒法などの影響により、現在は極めて少量しか作られていない。
逆境に立ち向かいながら「究極の自然派」と呼ばれるクヴェヴリ製法を守ってきた人々のドキュメンタリー。

「Our blood is wine(私たちの血はワイン)」
ジョージア人のアイデンティティーをたどる、ワインの故郷への旅。
ワインと唄とともにある、豊かな生活。

カスピ海と黒海に挟まれた南コーカサスの地ジョージアは、ヨーロッパとアジアの交差点と称され多様な気候と風土、文化を誇る。ジョージアは、他民族の侵攻や支配に幾度も苦しめられながらもその都度蘇ってきた。 「私たちのブドウ畑には、人々の血と涙と祈りが染みわたっている」――ジョージア人にとって、ワインは生命と信仰の象徴であり、アイデンティティーそのもの。クヴェヴリワイン生産者を訪ねる旅は、ジョージアの変化に富んだ景色の中で、慎ましく暮らし、精魂込めてワインを育て、スプラ(宴会)を開き、美しいポリフォニー(多声合唱)を奏でる彼らの生活に触れることでもあった。

ジョージア、ワインが生まれたところ ジョージア、ワインが生まれたところ ジョージア、ワインが生まれたところ

11/16(土)~

ワイン・コーリング

ワイン・コーリング

© PINTXOS2018

2018年/フランス/90分/DCP/配給:クロックワークス
原題:Wine Calling
監督:ブリュノ・ソヴァール
出演:ジャン・フランソワ・ニック、ローランス・マニャ・クリエフ、オリビエ・クロ

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!

フランスのワイン界に革命を起こす!
注目の自然派ワインの生産者たちの真摯なワイン造りと
愛すべきライフスタイルを追ったドキュメンタリー

近年、日本でも若者を中心に人気が高まっている自然派ワイン。有機栽培で育てたブドウで、添加物を使わずに作られるこのワインの生産者は、フランスでは全体の約3 %ほど。農薬や科学肥料を使わないということは、畑の管理に膨大な時間と手間がかかるということ。そして添加物を使用しないということは、発酵のトラブルがおきる危険性が高まるということ。そんなリスクを冒しても、生産に取り組む人がいる自然派ワインの魅力を、自然体で人生を楽しむ南フランスのワイン生産者たちの愛すべきライフスタイルとともに追いかけたドキュメンタリー。

ワインも人生も“ナチュラル” に楽しもう!

南フランス、ルーション地方。自然派ワインのパイオニアともいわれるジャン・フランソワ・ニックの元には、同じく自然派のワイン造りに取り組む者たちが集まってくる。彼らは常に情報交換をし、必要な器具を貸し合い、収穫に人手が足りなければ助け合ってワイン造りを行っている。早朝から汗を流して働き、家族とともに食事をとり、夜は仲間たちと楽しくワインを飲む。自然と向き合うことは苦難の連続だが、「必要以上にお金を稼ぐ必要はない」「納得できるワインを届けたい」と、彼らはそんな苦労をものともせず、ナチュラルに、大いにワイン造りと人生を楽しんで生きている。
生産性を追い求めることなく、どんなに手間がかかろうとも、体と地球に優しいワインを作り続ける彼らの姿は、忙しく働く私たちに人生で大切なものは何かを問いかける。

ワイン・コーリング ワイン・コーリング ワイン・コーリング

11/23(土)~

踊る!ホラーレストラン

踊る!ホラーレストラン

2019年/日本/82分/配給:オフィスルゥ、フィルムメーカーズクラブ
監督・脚本:渡邊世紀
出演:原田大二郎、大塚みどり、和泉妃夏、香瑠鼓、手塚眞、石井明美、ラッキィ池田、時任三郎

公式ホームページ

あなたの人生をお料理します。
何が出てきても、お召し上がりください。

オープンしてすぐにミシュランの星を獲得し超人気店となった「レストランKAGAMI」。己の料理への信条から、店では「私語・BGM禁止」などのルールを設ける頑固者、オーナーの加賀美晃志郎は世界的に著名な美食研究家でもある。オープン2周年を迎える今日、妻・静子と共に店に向かうが、レストランに着いてみると……テレビで見たはずの行列が消えている!中へ入ると従業員の姿もなく、「お待ちしておりました、加賀美様」と、顔色の悪い奇妙な出で立ちの男が一人現れる。「誰だお前は?私の店に何をした?」と険しい表情の晃志郎などお構いなしに、男は「レストランアピーシェへようこそ~♪」と朗らかに歌って、猛スピードで晃志郎の車イスを押して闇の中へ!と、止まった瞬間そこは店内、突然照明が変わったかと思うと、爆音で音楽が流れ、「レストランアピーシェ」の従業員たちが踊る奇妙なダンスの渦に飲まれていく……!
店長・香瑠鼓が言う。「当店はお客様の人生をお料理にします。」その料理とは……ダンス!ダンス!ダンス!
従業員のみならず、「レストランアピーシェ」の”常連客”と呼ばれる奇妙で不気味な”セレブ”たちも現れ、「前菜」「スペシャルドリンク」「サラダとスープ」「メインディッシュ」……と、わけのわからないまま「レストランアピーシェ」のフルコースの流れに乗せられている晃志郎と静子。その中で浮き彫りになっていくのは、「レストランアピーシェ」の正体ではなく、妻・静子との関係、裏切って傷つけた人たちの存在……加賀美晃志郎という人間の人生そのものだった!
クレイジーでぶっ飛んだロックホラーミュージカル、晃志郎が最後に見るものは……。

振付家・香瑠鼓が率いるパフォーマンスカンパニー “あぴラッキー”が放つ
バリアフリーエンターテインメント!

『淋しい熱帯魚』や新垣結衣の「ポッキー」CMなど、これまで1300本以上の振付を手掛ける振付家・香瑠鼓が率いる“あぴラッキー”のステージパフォーマンスを映画化。独自の世界観で「ショートフィルム界の気鋭」と評される渡邊世紀の脚本・監督により、骨太な(フェイク)ホラーファンタジーとして生まれ変わった。主演は、実力派俳優の原田大二郎。妻・静子役の大塚みどり、葵役の和泉妃夏が脇を固め、ムードメーカーとして過密な撮影現場を支えた。
レストラン店員や常連客には、香瑠鼓と共に活動するプロパフォーマーと障害のあるメンバーたち。ハチャメチャで魅力的な彼らの存在感には、「誰かと比べたり競ったりせず自由に表現することの喜びを伝えたい」というメッセージが光っている。そしてその趣旨に賛同し、映画監督/ビジュアリストの手塚眞、歌手の石井明美、振付家/パフォーマーのラッキィ池田、俳優の時任三郎をはじめ、さまざまな分野で活躍するゲストが友情出演。彼らの超個性的な役柄も見逃せない!

踊る!ホラーレストラン 踊る!ホラーレストラン 踊る!ホラーレストラン

11/23(土)~

この星は、私の星じゃない

この星は、私の星じゃない

©2019 パンドラ+BEARSVILLE

2019年/日本/90分/配給:パンドラ
監督・撮影・編集・朗読:吉峯美和
プロデューサー:中野理惠、吉峯美和
撮影:南幸男、小口久代
テーマ曲:「新 パワフル ウィメンズ ブルース」(作詞:田中美津、曲・演奏:RIQUO)
出演:田中美津、米津知子、小泉らもん、古堅苗、上野千鶴子、伊藤比呂美、三澤典丈、安藤恭子、徳永理華、垣花譲二、ぐるーぷ「この子、は沖縄だ」の皆さん

公式ホームページ

1970年代初頭、日本におけるウーマン・リブ運動を強力に牽引した田中美津を、4年間に渡り追ったドキュメンタリー

女性解放は大事だけれど 私の解放はもっと大事。私のリブは第一に自分の自由や幸せのために、邪な世界と戦う。幼い頃から「この星は、私の星じゃない」と呟きつつ、不器用に、全身で、この星に立ち続けてきた私、田中美津76歳。こだわりも諦めも、力にして生きてきた。
当時、「女らしく生きるより、私を生きたい」という田中美津の思いに多くの女たちが共感し、ウーマン・リブ運動が日本各地に沸き起こった。「モテない女のひがみ」と嘲笑してくる男マスコミに、「女の生き難さの中にリブが息づいているだけだ!」と、1歩も引かなかった女たち。
ウーマン・リブは、田中にとって1対多数の世界だった。カリスマとは、そういうもの。今は、鍼灸師として患者と1対1で向き合う。「私の中にその人の居場所があるし、その人の中にも私の居場所がある」。「心・技・体」は間違い、「体・心・技」で幸せになろう、絶対になれるよと、田中は患者に語りかける。田中美津は、死ぬまで田中美津である。

ことばを信じない彼女のことば・・・は、なぜか古くならない

自分にとって切実な事柄にこだわっていく中で、世界とつながっていきたいと田中は願った。それゆえ「女であること」の痛みは、ウーマン・リブの田中を生んだ。「虚弱であること」のせつなさが、一心の治療を36年間続けている鍼灸師・田中を誕生させ、自らツアーを率いて辺野古に足しげく通うのも、沖縄の苦しみに対し長年見て見ぬふりだった自分への、恥ずかしさを伴う決意ゆえだ。本作はそんな田中に密着した4年間余りの日々を通じて、その心の遍歴を追った。

田中美津がいて、よかった

「ヒトには見える部分と、見えない部分があって、とかく見えない部分が、そのヒトそのものだったりする。日本におけるウーマン・リブ運動のカリスマ的存在……と言われ続けてきた美津さんの、見えない部分を追って、足掛け四年カメラを回した。彼女の明るさ、おおらかさの奥にある強さ、切なさ、孤独。そして、彼女の中の〈膝を抱えて泣いている少女〉が、私の中にもいることに気づかされて……。この映画、「フェミニズムとはこういうもの」と思い敬遠しているヒトにこそ、見てもらいたい。」 吉峯美和

吉峯美和監督プロフィール

1967年生まれ。フリーランスの映像ディレクターとして、民放やNHKのドキュメンタリー番組を手がける。2015年に、Eテレ特集『日本人は何をめざしてきたのか 女たちは平等をめざす』で田中美津にインタビュー。その言葉の力と人柄に惚れ込み、自主製作で本作の撮影を始めた。

この星は、私の星じゃない

11/30(土)~

一粒の麦 荻野吟子の生涯

一粒の麦

© Gendai Productionction All Rights Reserved.

2019年/日本/配給:現代ぷろだくしょん
監督:山田火砂子
脚本:重森孝子・来咲一洋・山田火砂子
撮影:高間賢治
音楽:渋谷毅
出演:若村麻由美、山本耕史、賀来千香子、佐野史郎、綿引勝彦、渡辺梓、堀内正美、平泉成、山口馬木也、柄本明

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,400円を当館受付にて発売中!

日本で初めての女医、荻野吟子。
医師だけでなく、社会活動家としても不屈の精神と大いなる愛に生きた波乱の生涯

嘉永4年(1851年)、武蔵国幡羅郡俵瀬村(現在の埼玉県熊谷市)に生まれ、幼い頃から聡明で勉強好きだった吟子。しかし、女に学問はいらないと隣村の名主の家に16歳で嫁に出され、そこで夫から性病をうつされると、今度は子どもの産めない嫁はいらないと実家に帰されてしまう。入院中、女医の必要性を痛感した吟子は、同じ運命に泣く女性たちのためにも、自分自身が女医となる決意をする。 当時の日本には女性に医者の認可を与える制度はなく、吟子は男子の学校に通い、苦労に苦労を重ねて、日本で初めての女医となる。吟子は男性社会の中で女性の地位向上のために道なき道を進んでいく。
その後キリスト教に入信。牧師の志方之善と結婚して社会運動に取り組む。「人その友の為に己の命をすつる 之より大いなる愛はなし」(ヨハネ15:13)、この言葉を心に刻み、社会に虐げられた人々や障害を持って生まれた人々の為に生涯をささげた。
その生涯を『石井のおとうさんありがとう』『母 小林多喜二の母の物語』等、数々の社会派作品を手がけてきた山田火砂子監督が描いた伝記ドラマ。吟子役で若村麻由美が主演し、山本耕史、賀来千香子、佐野史郎、柄本明らが共演。

『一粒の麦 荻野吟子の生涯』にかける思い
監督 山田火砂子

皆様、私達女性は戦争に負けて初めて女性解放運動が出来ました。
明治時代の封建制度の中「女三従の道」や「女三界に家なし」の女性蔑視社会で、女性は従うしかないという教育の中、女性解放運動に尽くした女性がいました。その一人が荻野吟子です。
吟子は医師という職業をあたえてくれない明治時代に十八年もの間勉学に明け暮れ、日本第一号の女性医師となりました。
彼女は十八歳で結婚し、夫より病気を移され、医師はすべて男性だということ、そして、男性医師に自らの体を見せるのが嫌で自殺をしたり、生涯医者にかからず痛みに耐えている女性の多さを知り、自らが女性医師となることを決意します。
つい先日、大学医学部の入試における男性有利が問題になっている、私は明治時代にさかのぼったかと驚きました。どうかこの映画で吟子の一生を観て頂いて考えていただけましたら、私は大変うれしく思います。
荻野吟子はこの功績が認められ埼玉県の三大偉人(他二人は渋沢栄一・塙保己一)の一人になりました。その陰で女性解放の為に戦った女性がまだたくさんいると思います。私はこの映画をその女性の方々に捧げます。

一粒の麦 一粒の麦 一粒の麦

12/7(土)~

劇映画 沖縄

劇映画沖縄

1969年/195分(第一部 一坪たりともわたすまい75分/第二部 怒りの島120分)/白黒/スタンダード/配給:劇映画「沖縄」製作上映委員会
製作担当:山本薩夫・伊藤武郎
脚本・監督:武田敦
撮影:瀬川浩
製作:劇映画「沖縄」製作上映委員会
出演:佐々木愛、地井武男、岩崎信忠、富山真沙子、トニー和田、戸浦六宏、加藤嘉、高橋俊行、石津康彦、杉本孝次、渡辺晃三、中村翫右衛門、鶴丸睦彦、花沢徳衛、飯田蝶子

舞台挨拶
初日12/7(土)14:30回上映後、佐々木愛さん(主演)、藤野戸護さん(共同映画代表、当時の上映スタッフ)による舞台挨拶がございます!

お知らせ
12/15(日)は、こども映画教室開催のため休映となります。

映画製作から50年、今こそ語り伝えたい沖縄の真実!

忍従と悲しみの日々は終わった
民族の魂を
海鳴りにも似た
烈しさでゆさぶり
ぶっつける一大ロマン

今から50年前、返還直前の沖縄でロケを敢行し製作された『沖縄』は、劇映画でありながら、当時の人々の暮らしや街の風景、基地のB52などがそのまま映り込んでいる貴重な記録映画でもある。
公開当時は劇場上映ではなく、ホール上映を中心に上映運動が展開され、全国津々浦々を巡回上映していく中で、国内での沖縄復帰運動を大きく高揚させる役割を果たしたと言われている。
映画製作から半世紀経った今でも、沖縄は同じ問題で闘っている。この根深い問題の根源は一体何なのか。ぜひ眼を見開いて本作をご覧いただき、沖縄について考えるきっかけにしていただければ幸いです。

この作品は本土復帰前の1969年に製作上映された作品です。1968年11月沖縄初の主席選挙で民主統一候補の屋良苗氏が当選しました。それは戦後沖縄の歴史を変える素晴らしい出来事でした。沖縄県民の本土復帰の願いがここに結実したわけです。それから1年、沖縄の日本復帰は大きな高まりを示しました。
しかし、アメリカの核戦略基地としての日本復帰であるとすれば、それは平和を守る人々の願いを歪め、同時に歴史の歪曲も意味します。ここに沖縄無条件全面復帰運動の意義がありました。
第一部では土地を奪われた農民たちの怒りと闘いを描いています。第二部では教育労働者、基地労働者たちの共通した”民族の自覚に燃えた怒り”を主題に、全編を通じ沖縄の即時無条件全面返還の闘いを描いています。

第一部 一坪たりともわたすまい

アメリカに土地を奪われた島袋三郎は、基地周辺の米軍物資を物色していた。
「ウチナーンチュ(沖縄人)のものを盗めば泥棒だが、アメリカーナのものを盗むのは戦果だ」。これが三郎の生活哲学であった。
アメリカの基地拡張は急ピッチに進んでいった。平川部落の強制接収は威嚇射撃で始まった。平川土地を守る会の古堅秀定は、米軍将校に銃をつきつけられ、契約書にサインを強要されたが、きっぱりと拒否した。
演習が始まった。玉那覇朋子の祖母カマドは、戦闘機の機関銃で胸を打ち抜かれて死んだ。しかし、あたかも軍用地で死んだかのように見せかけられ、何の補償もない。
カマドの埋葬は、軍用地の中にある祖父の墓に向かって白旗ののぼりを立てながら進んでいった。それは抗議の列でもあった。

第二部 怒りの島

十年後、ベトナム戦争でアメリカはあえいでいた。基地は拡大され、沖縄を基地にB52を出撃させていた。戦争が激化する中、基地労働者の労働条件は厳しさを増していった。働く者の権利を守り、ベトナム人民支援の闘いに、組合はストライキを準備していた。
三郎は、米軍にスト破りのスパイを強要されるが、一蹴した。朋子の弟の亘は、米軍のトラックに跳ねられ即死した。亘の教師は軍事法廷で、「アメリ力民主主義のウソ」を糾弾したが、陪審員たちは犯人の無罪を決めた。ストライキ体制はこうした緊迫の中で着々と固められていった。
翌朝、全基地がシーンと静まりかえっていた。ストライキが決行されたのだ。

劇映画沖縄 劇映画沖縄 劇映画沖縄 劇映画沖縄

12/7(土)~

米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯

米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯

© TBSテレビ

2019年/日本/日本語/128分/配給:彩プロ
監督:佐古忠彦
撮影:福田安美
音声:町田英史
編集:後藤亮太
プロデューサー:藤井和史、刀根鉄太
語り:山根基世、役所広司

公式ホームページ

舞台挨拶
初日12/7(土)、佐古忠彦監督の舞台挨拶がございます!

『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』から2年!
沖縄に寄り添った男の生涯と、熱気ある沖縄の戦後史を描く渾身のドキュメンタリー

2017年8月12日、桜坂劇場(那覇)の入り口には猛暑にも関わらず何百メートルもの長蛇の列ができていた。『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』の沖縄での公開初日である。列に並んだおじいやおばあたちは口々に「カメさんに会いに来た」と語った。それほどまでにカメさん=瀬長亀次郎は、沖縄県民にとっては今も心の中に不屈の精神の柱として生き続けている。沖縄の熱気は、東京、大阪、名古屋、京都、札幌をはじめ、全国に伝わり、大きなブームを巻き起こした。
『その名は、カメジロー』は、平成30年度文化庁映画賞・文化記録映画優秀賞、2018アメリカ国際フィルム・ビデオ祭(US International Film&Video Festival)銅賞、2017年度日本映画批評家大賞/ドキュメンタリー賞、2017年度日本映画復興賞、2017年度日本映画ペンクラブ賞/文化部門第1位など数々の賞を受賞し、ドキュメンタリー映画として高く評価された。

本作はカメジローの生涯をさらに深く、そして復帰に向けた沖縄の激動を描いたドキュメンタリー映画である。カメジローは230冊を超える日記を詳細に書き残していた。そこには、妻や娘らと過ごす家族の日常や政治家・夫・父親など様々な顔があった。その日記を丹念に読み解き、改めて生涯を描くことでカメジローが宿した“不屈”の精神を浮かび上がらせる。また、教公二法阻止闘争、毒ガス移送問題やコザ騒動など、一瀉千里のように返還へ向けて進んでいく熱い闘いをも精緻に描いていく。そして、カメジローと当時の佐藤首相の国会での迫力ある魂の論戦に、沖縄の心、そして今なお解決されない事象の原点が浮き彫りになる。
音楽は1作目と同じく坂本龍一が担当。「Sacco」に加え、新たに書きおろした曲「Gui」がカメジローの不屈の生涯を静かに熱く奏でる。語りは、その確かな口調が胸を打つ役所広司。アメリカ占領下の沖縄で米軍に挑んだ男・瀬長カメジローを知れば、沖縄の戦後史が見えてくる。

米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯 米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯 米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯

12/7(土)~

虚空門 GATE

虚空門 GATE

2019年/日本/123分/配給:ブライドワークス
監督・撮影・編集:小路谷秀樹
プロデューサー:小路谷秀樹、小路谷恵美
音楽:Human Cube、こおろぎ
出演:庄司哲郎、林泰子、竹本良、巨椋修、大森敏範、宇宙大使くん

公式ホームページ

【前売券】全国特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!

「UFOなんて あたりまえに飛んでいるよ」
いま、異界への門が開く。
フェイクか、真実か。今年最大の超問題作

月面異星人遺体動画に触発された監督の小路谷秀樹はUFO研究家にその真偽を問うが、フェイクとの意見が多かった。小路谷はそれをきっかけにUFO遭遇体験者に取材を重ねていく。ある日UFOを呼べるという男、庄司哲郎が現れた。一緒に撮影を試みたところ実際にUFOは出現し、庄司はスマートフォンでそれを写すことができた。数ヵ月後、小路谷はあらためてUFOを撮影しようとするが、肝心の庄司は来ない。所在不明となってしまったのである。
庄司の突然の失踪で庄司の恋人、林泰子も、庄司が住むアパートの大家も動揺するが、庄司は覚醒剤取締法違反で逮捕されていた。庄司は冤罪を主張するが大家の怒りは鎮まらない。そんな庄司を泰子は懸命にかばう。
庄司の出所後、小路谷は直ぐに彼とのUFO撮影を試みるが、新たな疑惑が浮かび上がる。
彼は何者なのか、真実は何なのか、UFOを撮ることは出来るのか、UFOは存在するのか。
疑心暗鬼の中で沖縄八重山諸島に渡り、事態はクライマックスを迎えた。そして異界への門が開く―。

小路谷秀樹監督メッセージ

本作品はYouTubeにアップされていた月面異星人遺体動画の真偽を問うことを起点として、2013年から制作を開始しました。 2015年までは様々なUFO研究家やUFO、異星人遭遇者への取材を重ねておりましたが、物語としての躍動が生じることはありませんでした。しかし2015年の暮れ、俳優であり画家である庄司哲郎がUFOコンタクティとして眼前に現れた時から、本作品の物語が動き始めました。彼を追い、見据えるうちに、UFO・異星人問題は人間の意識、思考の在り方に深く関わっていることを実感するようになりました。
筋書きの無いドキュメンタリーですが、シーンが紡ぐ物語の必然性に突き動かされるように、私は本作品において何が何でも、UFOを収録しなければならないと邁進し、沸き起こる事件に翻弄されつつも、遂にクライマックスを迎えます。偶発的に起きているけれど、ピタリと作品世界にはまる事象の数々。それは意識の変容を促す鍵となるでしょう。
どう理解するか、どう解釈するか。
豊かなる世界との繋がりを実感して頂ければ幸いです。

虚空門 GATE 虚空門 GATE 虚空門 GATE

12/14(土)~

気候戦士 〜クライメート・ウォーリアーズ〜

気候戦士 〜クライメート・ウォーリアーズ〜

© fechnerMEDIA

2018年/ドイツ/86分/配給:ユナイテッドピープル
原題:Climate Warriors
監督:カール-A・フェヒナー
共同監督:ニコライ・ニーマン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、カール-A・フェヒナー、エディ・クラウス、シューテスカット・マルティネス、カイラ・ペック、ジョイレット・ポートロック、アミール・ロガニ他

公式ホームページ

地球が危ない 人類が危ない
気候変動を止める 私たちは挑む
気候変動を止める気候活動家(気候戦士)たちの挑戦に密着したドキュメンタリー

産業革命以後、温暖化効果ガスの増大で気温上昇が続き人類の未来は暗い。人々は移民を余儀なくされ、地球環境の汚染が続いている。気候変動は人類への驚異であり緊急な対策が求められている。しかし世界第2位の二酸化炭素排出国・米国のドナルド・トランプ大統領は、気候変動抑制に関する国際協定パリ協定から脱退を宣言し、石炭復活策を進めるなど時代と逆行した行動を重ねている。他方、アーノルド・シュワルツェネッガー元カリフォルニア州知事は、州知事時代に温暖化効果ガスは汚染物質だと認めさせるために米国政府機関を提訴。脱炭素と草の根運動の重要性を訴えている。

17歳の先住民でヒップホップ・アーティストのシューテスカット・マルティネスは、人類の生存を揺るがす喫緊の課題に立ち向かう気候戦士で、若手の気候活動グローバルリーダーだ。彼もまた、若者達と気候変動に消極的な米国政府を提訴している。発明家エディ・クラウスは孫の世代のために藁を活用したバイオマス発電を実用化した。その他、太陽光、揚水、水素やバイオガス発電など再生可能エネルギー100%転換のための技術は揃っている。映画『第4の革命』の成功から7年。カール-A・フェヒナー監督はこう呼びかける。「立ち上がろう!そして100%再生可能エネルギー実現のために今こそ行動しよう!」と。

気候戦士

© fechnerMEDIA

気候戦士

© fechnerMEDIA

気候戦士

© fechnerMEDIA

2020年新春ロードショー

バウハウス100年映画祭

モダニズムの源流、バウハウスの世界へようこそ。
20世紀の二つの大戦の間にドイツに生まれたデザイン・アート・建築の奇跡“バウハウス”。
バウハウスとはいったい何なのか?

建築やデザインに興味のある人ならその名を聞いたことがあるだろう。モダニズムのパイオニアとして、建築、インダストリアル・デザイン、グラフィック・アート、写真など広範な分野で世界に衝撃と感動をもたらしたバウハウス。それは、1919 年、第1次大戦後のドイツで、芸術と技術の新たな統合を目指し創設された学校だ。
創設者は、フランク・ロイド・ライト、ル・コルビュジエと並ぶ近代建築の巨匠、ヴァルター・グロピウス。そして 三代目の校長はもう一人の近代建築の巨匠、ミース・ファン・デル・ローエが務めた。その学校はこれまでになかった独自の教育システムを作り上げ、様々な芸術分野に革新をもたらしたが、ナチスの迫害をうけわずか14年間の活動で幕を閉じる。しかし、現代の生活環境・様式につながるモダニズムの基礎を作り造形教育の規範を作ったことで、バウハウスは今もなお世界中の建築やデザインなどに影響を与え続けている。
グロピウスやミースをはじめ、信じがたいほど豪華な教師陣、パウル・クレー、カンディンスキー、ヨハネス・イッテン、モホイ=ナジ、ハンネス・マイヤーなどが集い、ヨゼフ・アルバース、マルセル・ブロイヤー、マックス・ビルなど名だたる才能を生み出したバウハウス。伝説的な創造者たちが理想に燃えて突き進んだ時代。そして生み出された奇跡。 誕生から100年という節目を迎え、バウハウスとは何なのかを紐解いていく。

上映作品

  • 『バウハウス 原形と神話』
  • 『バウハウス・スピリット』
  • 『バウハウスの女性たち』
  • 『ミース・オン・シーン』
  • 『ファグス ― グロピウスと近代建築の胎動』
  • 『マックス・ビル ― 絶対的な視点』

【前売券】全国共通特別鑑賞券《2回券》2,600円を当館受付にて発売中!特典:特製トートバッグをプレゼント!(数量限定)

 プログラムA

バウハウス 原形と神話

1999年、2009年/ドイツ/103分/配給:トレノバ
原題: Bauhaus – Modell und Mythos
監督:ニールス・ボルブリンカー、ケルスティン・シュトゥッテルハイム
出演:ヴァルター・グロピウス、ヴォルフ・ヒルデブラント、ゲルトルート・アルント、フーベルト・ホフマン、ピウス・パール

バウハウス 原形と神話

超一流の才能が集い、芸術全般に革命を起こしたバウハウス。その軌跡は神話となったが、そこには時代の波に翻弄された芸術家たちの喜びや苦闘、そして光と影があった。伝説的な教師達の薫陶を受けた当時の学生達の証言や貴重な記録によって、バウハウスがたどった激動の道と知られざる物語が明かされる。

バウハウス 原形と神話 バウハウス 原形と神話 バウハウス 原形と神話
 プログラムB

バウハウス・スピリット

2018年/ドイツ/52分/配給:トレノバ
原題:Vom Bauen der Zukunft – 100 Jahre Bauhaus
監督:ニールス・ボルブリンカー、トーマス・ティエルシュ
出演:トルステン・ブルーメ、ローザン・ボッシュ、アルフレード・ブリレ ンブール、シュテファン・コヴァツ、フーベルト・クルンプナー

バウハウス・スピリット

スウェーデンの教室も時間割もない学校、ヴェネチア・ヴィエンナーレ金獅子賞のアーバン・シンクタンクが取り組む南米スラム街の住環境改善、低価格でバウハウス家具を復刻する企画、バウハウスの理論を身体で表現する試みなど、豊かな発想と斬新な手法で注目される人々を追い、現代に生きるバウハウスの精神を映し出す。

バウハウス・スピリット

バウハウスの女性たち

2019年/ドイツ/44分/配給:トレノバ
原題:Bauhausfrauen
監督:ズザンネ・ラデルホーフ
出演:エリザベス・オットー、テレジア・エンツェンスベルガー、モニカ・シュタードラー、パトリック・ レスラー、アーニャ・バウムホーフ、エレーナ・マカロワ

バウハウスの女性たち

当時最も先進的な芸術学校であったバウハウスは「年齢、性別に関係なく、誰もが学ぶ権利を持つ学校」と高らかに謳った。それは女性にも芸術の可能性を与える宣言となるはずだったが、現実は簡単ではなかった。実は男性優位のバウハウスで、多大な成果を残したにも関わらず影の存在となった女性たちの実像に迫る。

バウハウスの女性たち
 プログラムC

ミース・オン・シーン

2018年/スペイン/58分/配給:トレノバ
原題:MIES ON SCENE
監督:ペップ・マルティン、シャビ・カンプレシオス
出演:ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ、フリッツ・ノイマイヤー、エドゥアルド・メンドーサ、バリー・バーグドール、オリオル・ボイーガスー

ミース・オン・シーン

近代建築の三大巨匠の一人、ミース・ファン・デル・ローエ。彼の代表作でありモダニズム建築の最高峰と称される「バルセロナ・パビリオン」。この建物がなぜ今も語り継がれる傑作となったのか。その後バウハウス校長に就任するミースの建築思想とは。当時の記録と、現代の一流建築家や学者などの証言で検証する。

ミース・オン・シーン

ファグス ― グロピウスと近代建築の胎動

2011年/ドイツ/27分/配給:トレノバ
原題:Fagus- Walter Gropius und die Fabrik der Moderne
監督:ニールス・ボルブリンカー
出演:アンネ・マリー・イエギ、エルンスト・グレーテン、ヴァルター・シャーパー、エピファニオ・ディ・ロレンツォ

ファグス ― グロピウスと近代建築の胎動

バウハウス開校8年前、初期モダニズム建築の傑作「ファグス靴型工場」が建てられる。若き日のグロピウスは“労働者のための宮殿”を作りたいという工場主の夢を実現させるべく、新時代の工場を作り上げたのだった。世界遺産に登録された今もなお、現役で稼働しているガラス張りの工場はなぜ生まれたのか。その歴史を追う。

ファグス ― グロピウスと近代建築の胎動
 プログラムD

マックス・ビル ― 絶対的な視点

2008年/スイス/94分/配給:トレノバ
原題:Max Bill – das absolute Augenmaß
監督:エーリヒ・シュミット
出演:マックス・ビル、アンゲラ・トーマス、ゴットフリート・ホーネッガー、イニャツィオ・シローネ

マックス・ビル ― 絶対的な視点

彫刻家、画家、建築家、デザイナーなど、幅広い分野で活動したマックス・ビル。バウハウス最後の巨匠とも言われる彼は、バウハウスで学び、後にその理念を受け継ぐウルム造形大学の初代校長を務める一方、政治活動にも積極的に関与し激動の人生を送った。彼が追求した芸術とは何か。その生涯と思考に触れる。

マックス・ビル ― 絶対的な視点 マックス・ビル ― 絶対的な視点 マックス・ビル ― 絶対的な視点
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