近日上映作品

6/1(土)~

ニナ・メンケスの世界 NINA MENKES

知られざるアメリカの女性監督、ついに日本初公開

ニナ・メンケスの世界

NINA MENKES

6/1(土)-6/14(金)

知られざるアメリカの女性監督、ついに日本初公開

ニナ・メンケスの世界

NINA MENKES

6/1(土)-6/14(金)

自らプロデューサーや撮影を務め、過激なまでに独自の美学を貫き通し、ガス・ヴァン・サントをはじめ多くの映画人から愛されるアメリカの孤高の映画監督、ニナ・メンケス。手掛けた作品は数々の国際映画祭に招聘され、シャンタル・アケルマンやケリー・ライカートらを引き合いに称賛されてきたものの、我が国では長い間劇場公開されることはなかった。近年、初期作品がアカデミー・フィルム・アーカイヴとマーティン・スコセッシ設立の映画財団(The Film Foundation)によって修復されるなどさらに評価の気運が高まり、このたびついに代表作3本が初の日本公開決定。

ニナ・メンケス Nina Menkes

「わたしにとって、映画は魔術。観客とわたし自身双方の知覚を再編成し、意識を拡げて世界と触れ合う創造的な方法」

1963年(55年、65年の説もある)、ナチスの迫害から逃れたユダヤ人の両親の元、ミシガン州アナーバーで生まれる。カリフォルニア州バークレーで育ち、UCLA在学中の1981年に初の短編“A Soft Warrior”を手掛ける。主演は妹のティンカ・メンケスで、以降も多くの作品で協働する。83年にイスラエルと北アフリカで撮影した中編“The Great Sadness of Zohara”を発表、アリソン・アンダース監督から「この10年でベストの作品のひとつ」と評される。91年の初長編作『マグダレーナ・ヴィラガ』はサンダンス映画祭に出品、ロサンゼルス映画批評家協会賞で最優秀インディペンデント/実験映画賞を獲得するなど高い評価を得た。その後もLAを拠点に、ユダヤ系としてのアイデンティティを色濃く反映させながら、女性たちが対峙する内面世界や孤独、暴力、セックスといったテーマを見事に昇華させ、寡作ながら商業主義とは一線を画した妥協のない映画作りを続けている。

公式サイト https://ninamenkesfilmfes.jp/

入場料 当日一般1,800円/会員¥1,500/大専・シニア1,200円/高校生以下800円

上映作品とスケジュール

6/1(土) 6/2(日) 6/3(月) 6/4(火) 6/5(水) 6/6(木) 6/7(金)
クイーン・オブ・ダイヤ12:40-14:05
クイーン・オブ・ダイヤ
ブレインウォッシュセックス・カメラ・パワー12:20-14:10
ブレインウォッシュセックス・カメラ・パワー
マグダレーナ・ヴィラガ12:20-14:00
マグダレーナ・ヴィラガ
クイーン・オブ・ダイヤ12:20-13:45
クイーン・オブ・ダイヤ
ブレインウォッシュセックス・カメラ・パワー12:20-14:10
ブレインウォッシュセックス・カメラ・パワー
マグダレーナ・ヴィラガ12:20-14:00
マグダレーナ・ヴィラガ
ブレインウォッシュセックス・カメラ・パワー12:20-14:10
ブレインウォッシュセックス・カメラ・パワー

予定表 横にスクロールできます

6/8(土) 6/9(日) 6/10(月) 6/11(火) 6/12(水) 6/13(木) 6/14(金)
クイーン・オブ・ダイヤ19:55ー21:10
クイーン・オブ・ダイヤ
ブレインウォッシュセックス・カメラ・パワー20:15ー22:10
ブレインウォッシュ
セックス・カメラ・パワー
マグダレーナ・ヴィラガ19:55ー21:25
マグダレーナ・ヴィラガ
ブレインウォッシュセックス・カメラ・パワー19:55ー21:50
ブレインウォッシュセックス・カメラ・パワー
クイーン・オブ・ダイヤ19:55ー21:10
クイーン・オブ・ダイヤ
ブレインウォッシュセックス・カメラ・パワー19:55ー21:50
ブレインウォッシュセックス・カメラ・パワー
マグダレーナ・ヴィラガ19:55ー21:25
マグダレーナ・ヴィラガ
マグダレーナ・ヴィラガ21:20―22:50
マグダレーナ・ヴィラガ

クイーン・オブ・ダイヤ21:35―22:50
クイーン・オブ・ダイヤ

マグダレーナ・ヴィラガ21:20―22:50
マグダレーナ・ヴィラガ

クイーン・オブ・ダイヤ21:35―22:50
クイーン・オブ・ダイヤ

予定表 横にスクロールできます

作品紹介

ある娼婦が生きる世界と内面を描いた初長編

マグダレーナ・ヴィラガ2Kレストア版 

Magdalena Viraga

©1986 Nina Menkes ©2024 Arbelos

1986年/カラー/90分
監督・製作・脚本・撮影:ニナ・メンケス/編集:ティンカ・メンケス、ニナ・メンケス
出演:ティンカ・メンケス、クレア・アギラール

殺人の容疑で、ひとりの娼婦が捕まった。彼女の名前はアイダ、そしてこうも呼ばれる──マグダレーナ・ヴィラガ。刑務所を、ネオンがきらめくダンスホールを、プールサイドを、彼女が長い時を過ごす寝室(ブドワール)を横断し、時系列を曖昧にしながら、映画は女の肉体的、精神的な細部をとらえ、孤独な<囚われの女>アイダが生きる血濡れた世界と、内なる心の世界を描き出してゆく。静かに沈んだブルーの映像のなか、いくつかの言葉は何度も祈りのように繰り返され──私はここにいる、私はここにいない、私を絶対に縛らないで──突き刺すような美しさとなって燃え上がる。主演は、メンケスの5本の映画に出演した最大の協力者にして実の妹、ティンカ・メンケス。

※アルべロス・フィルムとアカデミー・フィルム・アーカイヴによるレストア版。
共同提供:EOS ワールド・ファンド

ラスベガスのディーラーの日常を追った代表作

クイーン・オブ・ダイヤモンド4Kレストア版 

Queen of Diamonds

©1991 Nina Menkes ©2024 Arbelos

1991年/カラー/75分
監督・製作・脚本・撮影:ニナ・メンケス/編集:ティンカ・メンケス、ニナ・メンケス
出演:ティンカ・メンケス、エメルダ・ビーチ

ラスベガスで生きる女性ディーラー、フィルダウス(インドネシア語で“楽園”の意)の倦怠に満ちた日常を描いた傑作。昼間は瀕死の老人を介護し、夜はカジノでカードを配る。時には砂漠に浮かぶ湖に友人と出かけたり、恋人に手を上げる隣人に悪態をついたり、行方不明になった夫の消息を探ろうと施設に足を運ぶものの、放たれる言葉や歌声は誰にも届かず、何も変容しないまま一日が過ぎる。眩暈がするほど煌びやかなネオン、無機質なアパートメント、純白のシーツやウェディングドレス、業火に焼き尽くされる大木。大胆な構図でとらえたショットがことごとく美しく圧倒的で、永遠に続くかのような反復とそこかしこに横たわる暴力に感覚が麻痺していく。

※アカデミー・フィルム・アーカイヴと映画財団によるレストア版。
資金提供:ホブソン/ルーカス・ファミリー・ファウンデーション/共同提供:EOSワールド・ファンド

「男性のまなざし」を解き明かすドキュメンタリー

ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー

BRAINWASHED: Sex-Camera-Power

© BRAINWASHEDMOVIE LLC

2022年/カラー/107分
製作・監督:ニナ・メンケス/撮影:シェイナ・ヘイガン/作曲:シャロン・ファーバー
出演:リアノン・アーロンズ、ロザンナ・アークエット、キャサリン・ハードウィック

映画というメディアがいかに「Male Gaze=男性のまなざし」に満ち、当然のこととして受け止められてきたか、そして、その表現がいかに我々の実生活に影響を及ぼしているか。この事実と問題点を、ラング、ヒッチコック、スコセッシ、タランティーノといった有名監督の名作から2020年代の最新作まで大量の映画のクリップを用いて、メンケス自ら解き明かしていく傑作ドキュメンタリー。フェミニスト映画理論のパイオニア、ローラ・マルヴィをはじめ業界で活躍する女性陣も次々とインタビューに登場、彼女たちの真摯な闘いの言葉が力強く響きわたる。本作を見終わったあとは、あなたの映画へのまなざしも永遠に変わるかもしれない。

6/1(土)~

二ノ宮隆太郎監督特集

世界が絶賛!新しき鬼才!

『魅力の人間』~『若武者』

二ノ宮隆太郎監督特集

6/1(土)-6/7(金)

世界が絶賛!新しき鬼才!

『魅力の人間』~『若武者』

二ノ宮隆太郎監督特集

6/1(土)-6/7(金)

二ノ宮隆太郎(にのみや りゅうたろう)

1986年8月18日生まれ。神奈川県出身。2012年、初の長編作品『魅力の人間』が第34回ぴあフィルムフェスティバルで準グランプリを受賞し、海外映画祭でも好評を博す。2017年、監督、主演を務めた長編第二作『枝葉のこと』が第70回ロカルノ国際映画祭に日本映画から長編部門に唯一選出される。2019年、長編第三作『お嬢ちゃん』が公開。フィルメックス新人監督賞グランプリを受賞する。2023年、長編第四作「逃げきれた夢」が第76回カンヌ国際映画祭ACID部門に正式出品される。2024年5月25日より、最新作『若武者』の世界同時期公開。映画監督、脚本家、俳優として活動する。

トークイベント

『労働者階級の悪役/トオルとアキラ』6.5㊌16:20の回上映後
ゲスト:両作品監督の平波亘さん、二ノ宮隆太郎監督

『楽しんでほしい/魅力の人間』6.6㊍16:20の回上映後
ゲスト:両作品撮影の西村洋介さん、『魅力の人間』主演の細川佳央さん、二ノ宮隆太郎監督

入場料 一般1,500円/会員・大専・シニア1,200円/高校生以下800円

上映作品とスケジュール

6/1(土) 6/2(日) 6/3(月) 6/4(火) 6/5(水) 6/6(木) 6/7(金)
楽しんでほしい魅力の人間16:20ー18:15
楽しんでほしい/魅力の人間
枝葉のこと16:20ー18:20
枝葉のこと
お嬢ちゃん16:20ー18:35
お嬢ちゃん
逃げきれた夢16:20ー18:05
逃げきれた夢
労働者階級の悪役トオルとアキラ16:20ー17:58
労働者階級の悪役/トオルとアキラ
トークイベント
楽しんでほしい魅力の人間16:20ー18:08
楽しんでほしい/魅力の人間
トークイベント
枝葉のこと16:20ー18:20
枝葉のこと

予定表 横にスクロールできます

上映作品紹介

監督作品

楽しんでほしい

2012年/日本/19分
監督・脚本:二ノ宮隆太郎/撮影:西村洋介
出演:二ノ宮哲夫、良子、隆太郎、クリン

ある老夫婦は毎日同じ時間に起きて早朝と夕方に仲良く犬の散歩に出かける。二人で過ごす時間。変わらない毎日。月日は経っていく…。ある日一人息子が友人の結婚式に出席する際に帰省すると、二階から父親の詩吟が聴こえてくる。部屋を見渡す息子。変わらないものと、変わっているもの…。初監督作品。

ふかやインディーズフィルムフェスティバル2012 グランプリ

魅力の人間

2012年/日本/89分/カラー
監督・脚本:二ノ宮隆太郎/撮影・照明:西村洋介/録音:細川充由、市来聖史/音楽:pot au feu
出演:細川佳央、二ノ宮隆太郎、芦原健介、宇田川大介、皆川敬介、牧野琢也、齋藤隆文、菅原佳子、阿久沢麗加、金城色、クリン

自動販売機の修理工場で働く依田は、無口で周囲と距離を置いている。依田の態度が気に食わない高橋。そんな依田に同情する大島。依田と親しくなろうと声をかけてくる坂田。ある日、苛立つ依田がほろ酔いの坂田と出くわし…。人が人に対して、思いやり、同情する、どこにでもいる男たちの日常を切り取った初長編監督作品。

第34回 ぴあフィルムフェスティバル2012 準グランプリ

第42回 ロッテルダム国際映画祭 正式出品

第31回 バンクーバー国際映画祭 正式出品

スロベニア国際映画祭2012 正式出品

第13回 TAMA NEW WAVE 特別賞

枝葉のこと

©Kurinke

2017年/日本/114分/カラー/DCP/配給:九輪家
監督・脚本・編集:二ノ宮隆太郎/プロデューサー:鈴木徳至/撮影・照明:四宮秀俊/録音・整音:根本飛鳥
出演:二ノ宮隆太郎、松本大樹、矢島康美、堀内暁子、廣瀬祐樹、三好悠生、新井郁、いまおかしんじ、木村知貴、二ノ宮哲夫

郊外の自動車整備工場で働く隆太郎、27歳。周囲の人間を見下し、常に苛立ちを隠せずにいた。ある日、幼馴染の裕佑から1本の電話が入る。「うちの母ちゃんが会いたがっている」。裕佑の母・龍子はがんで余命数日に迫っていた。母親を亡くし、幼少期に龍子に世話になっていた隆太郎は、彼女の病気を知っていながら、一度も会いに行っていなかった。

第70回ロカルノ国際映画祭 正式出品

第36回バンクーバー国際映画祭 正式出品

第22回釜山国際映画祭 正式出品

ジューネヴ国際映画祭2018 正式出品

第47回ロッテルダム国際映画祭 正式出品

チューリッヒ・GINMAKU 日本映画祭2018 出品

第10回クロアチア・サブヴァーシブ映画祭 正式出品

第39回ぴあフィルムフェスティバル特別上映

お嬢ちゃん

©ENBUゼミナール

2018年/日本/130分/PG12/配給:ENBUゼミナール
監督・脚本・編集:二ノ宮隆太郎/プロデューサー:市橋浩治/撮影:四宮秀俊/サウンドデザイン:根本飛鳥
出演:萩原みのり、土手理恵子、岬ミレホ、結城さなえ

みのり、21歳。海辺の町、鎌倉でお婆ちゃんと二人暮らし、小さな甘味処でアルバイトをしている。彼女は、日々の生活の中で出会う男たちに絶対に屈せず、大男にも平気で喧嘩を売り、持論を投げつける。誰にも媚びない、甘えない。ある日、親友の理恵子と未来を想像した時に、現実と向き合っていなかった自分に気付いてしまう

フィルメックス新人監督賞 グランプリ

逃げきれた夢

©2022『逃げきれた夢』フィルムパートナーズ

2023年/日本/96分/企画:鈍牛倶楽部/配給:キノフィルムズ/制作プロダクション:コギトワークス
監督・脚本:二ノ宮隆太郎/撮影:四宮秀俊/照明:高井大樹/録音:古谷正志/美術:福島奈央花/音楽:曽我部恵一
出演:光石研、吉本実憂、工藤遥、杏花、岡本麗、光石禎弘、坂井真紀、松重豊

北九州の定時制高校教頭、末永周平は、元教え子が働く定食屋で食事をした際に、お会計を忘れてしまう。記憶が薄れていく症状に見舞われた周平は、これまでの人生を見つめ直し、新たな一歩を踏み出そうとするが…。 主演の光石研を深くリスペクトする監督が、光石本人の人生を取材し、そのエッセンスを物語に注入した。

第76回カンヌ国際映画祭 正式出品

出演作品

労働者階級の悪役

2012年/日本/68分
監督・脚本:平波亘/撮影:伊集守忠/録音:根本飛鳥/音楽:松野泉、見汐麻衣/ロケ地協力:深谷フィルムコミッション 強瀬誠/企画・制作協力:SPOTTED PRODUCTIONS・直井卓俊/製作:800 LIES PRODUCTION
出演:松野泉、見汐麻衣、木村知貴、二ノ宮隆太郎、宇野祥平、三宅唱、山本政志

労働者のイズミは過酷を極める環境で強制的に働かされながら、現場の士気を高めるためのプロパガンダソングを日々歌わされていた。同僚の死により不穏な空気が漂う中、イズミは純粋無垢な女性カナデに出逢う。全編モノクロームの世界で希望と絶望を交錯させるプリミティブな寓話。
二ノ宮隆太郎も労働者の一人として出演。

トオルとアキラ

2012年/日本/30分
監督・脚本・撮影:平波亘/録音:味澤幸一郎/応援:今井真/製作:800 LIES PRODUCTION
出演:豊岡ノリト、松尾圭太、二ノ宮隆太郎、橋野純平、細川佳央、宇田川大介、安本智、佐川誠

人間界で増発する自殺を食い止めるために、地上に舞い降りたふたりの天使、その名はトオルとアキラ。果たして彼等は人間達を救うことができるのか?それとも人間たちは無事に死ぬことができるのか? 全10話から成る壮大なサーガの序曲的な第一弾。
二ノ宮隆太郎も壮絶な運命を辿る自殺志願者を熱演。

6/1(土)~

ボンゴマン ジミー・クリフ デジタルリマスター

ボンゴマン

© 2022 Stefan Paul All Rights Reserved

1981年/西ドイツ・ジャマイカ/ドイツ語/93分/提供:ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム
原題:Bongo Man
監督:ステファン・ポール
編集:ヒルデガルト・シュレーダー
撮影監督:マイク・コンデ、ウド・ヒッツラー、ハインツ・レクサー、ヘリベルト・シュースター
出演:ジミー・クリフ、ナディーン・サザーランド、ムタバルーカ、バーバラ・ジョーンズ、ミリアム・マケバ、ボブ・マーリー

公式ホームページ

沸き踊る情熱のリズム、永遠なる魂の歌声。
キース・リチャーズ、ジョー・ストラマー、マッドネス、ランシド・・・ ロックレジェンド・パンクスからも愛される、不滅のレゲエヒーロー!

パトカーのサイレンが鳴り響き、燃えさかる街並みを前に「欲をかくものは、全てを失う」と高らかとアジテートするジミー・クリフ。映画は、二大政党JLPとPNPによる激しい抗争の最中、混沌とした熱気に包まれるジャマイカの風景からはじまる。1980年、故郷サマートンでのフリーライブ。丘を重機でならし、ステージを一から作る、ボランティアによる手作りのライブだ。地元愛に溢れた素晴らしい演奏を聴かせてくれる。そして南アフリカのソウェト、ドイツのハンブルグと続くツアーにクルーが密着。16ミリフィルムにその熱狂を収めていく。カルト的人気を得たジミー主演同名映画の大ヒット曲「ザ・ハダー・ゼイ・カム」のほか、日本では車のCM曲で馴染み深い名曲中の名曲「遥かなる河」などセットリストも強力だ。ボブ・マーリーへの敬愛を込めて歌う「ノー・ウーマン・ノー・クライ」も実に美しい。数多くのヒット曲を放つ、ポップなメロディセンスと伸びやかな歌声。そしてキース・リチャーズ、ジョー・ストラマー等々ロック界からも溺愛される反骨精神とドライヴ感。絶頂期ジミー・クリフのパフォーマンスを捉えた傑作音楽ドキュメンタリー。


ボンゴマン ボンゴマン ボンゴマン

6/1(土)~

リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング

リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング

© 2023 Cable News Network, Inc. A Warner Bros. Discovery Company All Rights Reserved

2023年/アメリカ/101分/カラー/ビスタ/5.1ch/DCP
原題:LITTLE RICHARD:I AM EVERYTHING
製作・監督:リサ・コルテス(『プレシャス』製作総指揮)
出演:リトル・リチャード、ミック・ジャガー、トム・ジョーンズ、ナイル・ロジャーズ、ノーナ・ヘンドリックス、ビリー・ポーター、ジョン・ウォーターズほか
字幕:堀上香/字幕監修:ピーター・バラカン 提供・配給:キングレコード/宣伝:ポイント・セット

公式ホームページ

ディランもビートルズもストーンズも!ボウイもフレディもプリンスも!
JBもジミヘンも!そしてプレスリーまでもが彼に憧れ、敬愛し、真似た!!

リトル・リチャード。1950年代半ばに彗星のごとく音楽シーンに現れ、後進のロック・ミュージシャンに多大な影響を与えたレジェンド級黒人アーティスト。ミック・ジャガーは「ロックンロールはリトル・リチャードが始めた」と語り、エルヴィス・プレスリーは「彼こそロックンロールの真のキングだ」と称賛。ビートルズのデビュー前から親交があったジョン・レノンは「初めて会ったとき、畏敬のあまり、硬直してしまった」と言い、ポール・マッカートニーは「歌で叫ぶのはリチャードの影響さ」と語る。彼はいったいどのような生い立ちを経て、その名を世界に刻んでいったのか?豊富なアーカイヴ映像、本人およびその親族や関係者、識者に加え、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ポール・マッカートニー、デイヴィッド・ボウイら著名ミュージシャンによる証言映像とともに明らかにする感動ヒューマンドキュメンタリー!

現代ロックの誕生を導き、あらゆる困難と闘った偉人、その知られざる史実と素顔とは?

1955年、デビュー・シングル「トゥッティ・フルッティ」の大ヒットで世に出ると、ヒット曲を連発して反権力志向の若者の心をつかみ、まさにイナズマのような活躍をみせるも突如引退を宣言。そこから5年の「教会への回帰」を経て、復帰後はイギリス・ツアーを通じて無名時代のビートルズやローリング・ストーンズに決定的な刺激と影響を与えていく。立ったままピアノを弾き、左手でブギウギを、右手では打楽器的打鍵を披露。激しいリズムを背景に、叫ぶように歌ったかと思えば、ピアノの上に立ち、衣服を脱ぎ捨てステージを縦横無尽に駆けめぐる。今ではすっかり当たり前になっているパフォーマンスの数々が約70年前にひとりの黒人シンガー・ソングライター/ミュージシャンによって創造された事実を再確認する興奮と感動は大きく、アーカイヴ映像に残されたリチャードの演奏は今見ても全く色あせていない。さらに近年ではLGBTQ+(クイア)の先駆者としても再評価されている。

迷い、苦しみながらも前へ進み、最後に報われた人生。これは不屈で繊細な彼の魂の軌跡

当時のアメリカでは南部を中心に人種差別がまだまだ激しかった。音楽活動における”認められたい“という欲求も長い間満たされずにいた。また、ゲイを公言する性的マイノリティーであった彼は、陽気な言動とは裏腹に、あまりに壊れやすい繊細な心を持った人物だった。これはドキュメンタリーの形を借りて描かれた、ひとりのミュージシャンの「魂の軌跡」。差別や偏見、時代や権力、そして信仰と音楽。様々な岐路で迷い、苦しみながらも、最後にはあらゆる壁を壊し、自分自身を解放した初期ロックの雄のための鎮魂歌にして讃歌。すべては彼から始まった!彼がいなければ、現代に繋がる扉は開かれなかったのだ!!


リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング

6/1(土)~

りりィ 私は泣いています

りりィ 私は泣いています

2023年/日本/108分/配給:渋谷プロダクション
監督・撮影:髙間賢治
出演:りりィ、齊藤洋士、高橋和也、根岸季衣、山崎ハコ、JUON、寺本幸司、研ナオコ、深沢剛、谷口幸生、豊川悦司、岩井俊二

公式ホームページ

イベント情報
6/1(土)10:00回上映後、髙間賢治監督の舞台挨拶と齊藤洋士さんのライブイベントがございます。
6/9(日)16:00回上映後、髙間賢治監督の舞台挨拶がございます。

りりィとはなんだったのか
彼女を失った者たちの想いを紡ぐドキュメンタリー

2016年に64歳でこの世を去るまで、シンガーソングライターとして、また女優として活動し続けたりりィ。映画撮影監督の髙間賢治はその「りりィ+洋士」のライブを見て感動、10年撮り続けようとライブ公演を独力で記録。しかし、りりィの体調悪化により2015年に中断を余儀なくされる。映像は数年間放置されたが、熊谷達文の編集により《りりィに会いたい》というDVDに結実し、ユニバーサルミュージックから発売された。本作は今なお輝きを放つ歌声のライブ映像に加え、生前りりィと交流のあった研ナオコ、豊川悦司、岩井俊二ら関係者、りりィを発掘した音楽プロデューサー寺本幸司の証言映像を交えて、在りし日のりりィの音楽性・人物像とその魅力を浮き彫りにする。
またこの作品は、愛するパートナーを失い、絶望、挫折、果てしない喪失感を乗り越えようと苦闘する一人の男(齊藤洋士)の物語ともなった。

りりィ(1952年2月17日〜 2016年11月11日)
16~17歳から新宿を中心に路上ライブを重ね、1972年20歳でアルバム「たまねぎ」でメジャーデビュー。シングル「私は泣いています」が87万枚を越える大ヒットを記録。資生堂春のキャンペーンに採用された「オレンジ村から春へ」や「残そう」「心が痛い」など多くのヒット曲がある。また女優としては『夏の妹』(72/大島渚監督)や『処刑遊戯』(79/村川透監督)などに出演するが80年代半ばよりしばしば活動休止。1997年のドラマ『青い鳥』をきっかけに数々の映画、ドラマに出演。『パークアンドラブホテル』(07/熊坂出監督)では主演を果たし、岩井俊二監督作品『リップヴァンウィンクルの花嫁』(16)では高崎映画祭助演女優賞を受賞した。『なぞの転校生』『半沢直樹』などのドラマも記憶に新しい。1999年からは齊藤洋士とユニットを組み「りりィ+洋士」としてライブ活動を続け、『火火』(高橋伴明監督)の主題歌を提供するなど活動を広げていた。


りりィ 私は泣いています りりィ 私は泣いています りりィ 私は泣いています

6/8(土)~

革命する大地

革命する大地

©2019 Autocinema

2019年/ペルー/111分/配給:ブエナワイカ/宣伝:スリーピン
原題:LA REVOLUCIÓN Y LA TIERRA
日本語字幕:比嘉世津子
監督:ゴンサロ・ベナべンテ・セコ
脚本:グレシア・バルビエリ、ゴンサロ・ベナべンテ・セコ
撮影:エラルド・ロブレス
編集:チノ・ピント、ゴンサロ・ベナべンテ・セコ
後援:在日ペルー大使館、日本ペルー協会

公式ホームページ

イベント情報
6/8(土)10:00回上映後、新谷和輝さん(ラテンアメリカ映画研究者)のトークイベントがございます。

社会の変遷を記憶し、抗う映像たちが問い直すものとはーー 革命が取り戻す私たちの誇り

2019年にペルー本国で公開され、9万人以上を動員し、ドキュメンタリー史上最大のヒット作となった本作は、2021年の総選挙前にテレビ放映も予定されていた。しかし、この映画が大衆に及ぼす影響を恐れた保守派が放送の延期を求めたとも言われている。 1969年にベラスコ大統領率いるいわゆる軍部革命政権によって公布された農地改革法は、それまでのペルーの土地と市民権をめぐる闘争に大きな変革をもたらした。ベラスコ大統領は先住民を半奴隷状態から解放した英雄と見る人と、彼が解体した地主寡頭制に不満を持ち独裁者と見る人とで、ペルー国内を二分する存在である。

アーカイブ映像、インタビュー、映画・・・ 数々の映像から紐解く革命の歴史

ペルー革命前夜として、スペインからの独立を宣言してもなお続くスペイン植民地時代からの半封建主義的なペルーの社会構造が、アーカイブ映像と多数のインタビューや引用作品によって丁寧に語られていく。ペルーの国民的作家あるマリア・ホセ・アルゲダスや農民リーダーらが当時を振り返り告白する。 そして舞台は徐々に運命の1968年へと加速する。ペルー革命からベラスコ政権の瓦解まで、社会の変化を映画は鮮明に映し取った。この変化は、日本で初めて公開されたペルー映画の『みどりの壁』や『革命児トゥパク・アマル』、『豚と天国』など数々のペルー映画に反映され封じ込められた。それは、当時の映画をはじめとするペルーの文化形成における形式的・美的変化を浮き彫りにするアンソロジーとしても見て取れる。

現代へ脈々と受け継がれる、革命の記憶

知識人たちは「農地改革は全員が市民になれる手段だった」と証言する一方で、農地改革後にペルーを待っていたのは暴力の時代だったのも確かだ。そして、「民主的であるなら多様性への寛容さが必要だ」と警鐘をならす。現代ペルーの知識人や政治家、文化人へのインタビューによって“ペルー革命”が再構築されていく。ペルー革命から約50年、今も政治的混迷が続くペルー。この先、ペルーはどこへ向かうのか? 暴力や銃以上に記憶された映像や物語が私たちの味方であることを問い直す。本作は革命によって社会に、民衆に何をもたらすのかを突き付けるドキュメンタリーなのだ。


革命する大地 革命する大地 革命する大地

6/15(土)~

柳下美恵のピアノdeフィルムvol.12 『人生劇場』『愛の一家』

柳下美恵のピアノdeフィルムvol.12
『人生劇場』[無声版] 『愛の一家』[無声版]

サイレント映画の35ミリフィルム上映 × ピアノの即興生伴奏

2024.6.15[土]& 6.16[日] 各日13:50

映画が誕生してまもなく130年。最初の約40年間の作品は今ではサイレント映画と呼ばれています。映写機のフィルムがスクリーンに映し出され、語りや音楽伴奏と共に上映していました。トーキーは映写速度が24コマ/秒ですが、サイレントは作品によって違っています。トーキーのスクリーンサイズは作品によって違っていますが、サイレントは1.33×1でした。デジタル上映が主流になる今、映画が誕生した頃の形にこだわった上映を試みます。

国立映画アーカイブロゴ

フィルム提供:国立映画アーカイブ

1936年/日本/49分[24fps]予定/35mm/モノクロ/サイレント/日活多摩川
監督:内田吐夢/原作:尾崎士郎/フィルム提供:国立映画アーカイブ
出演:小杉勇、山本礼三郎、吉田一子、古谷久雄、村田宏寿、村田知栄子

尾崎士郎の「人生劇場 青春篇」を映画化した文芸映画。1932年に日活を脱退した内田吐夢の復社第1作で、初のトーキー作品ともなった(現存するのは無声短縮版)。多摩川撮影所は、震災後京都で活動していた現代劇部の新たな拠点として1934年に設置され、とりわけ根岸寛一所長と牧野満男企画部長時代の重厚なドラマで一時代を画すこととなったが、本作もその代表作の一つ。(国立映画アーカイブ 日活映画の100年より転載)

国立映画アーカイブロゴ

フィルム提供:国立映画アーカイブ

(1941年/日本/61分[24fps]予定/35mm/モノクロ/サイレント/日活多摩川)
監督:春原政久/原作:アグネス・サッペル/フィルム提供:国立映画アーカイブ
出演:小杉勇、村田知栄子、大泉滉、豊田耕兒、北龍二、竹久夢子

東北の小都市にある音楽教師一家の暮らしを朗らかなユーモアで描いた家庭喜劇。監督の春原政久は本作を含め25作の監督歴を持つ中堅ながら、山中貞雄の没後、新人推奨のために制定された「山中賞」の第1回の受賞者となった。サクラグラフの16mmプリントから復元された無声短縮版。(国立映画アーカイブ 日活映画の100年より転載)

アフタートークイベント

6.15[土]山口博哉さん(映画史家)
6.16[日]椎名早苗さん(小杉勇さんの孫) 山口博哉さん(映画史家)


柳下美恵のピアノdeフィルムvol.1画像サイレント映画ピアニスト。武蔵野音楽大学有鍵楽器専修(ピアノ)卒業。1995年、山形国際ドキュメンタリー映画祭のオープニング上映、映画生誕百年祭『光の生誕 リュミエール!』でデビュー。以来、国立映画アーカイブや神戸映画資料館などのフィルム・アーカイブ、映画の復元と保存に関するワークショップ、全国コミュニティシネマ会議、東京国際映画祭、京都国際映画祭、アップリンク、シネマ・ジャック&ベティなどの映画館、海外は韓国映像資料院、タイ・フィルムアーカイブ、SEAPAVAA(東南アジア太平洋地域視聴覚アーカイブ)マレーシア会議、ポルデノーネ無声映画祭やボローニャ復元映画祭(イタリア)、ボン無声映画祭(ドイツ)などで伴奏。日本、イギリス、アメリカ、デンマークで出版された『裁かるゝジャンヌ』のDVDやブルーレイの音楽を担当した。ピアノで見せる欧米スタイルの無声映画伴奏者は日本人初。映画を楽譜として映画に寄り添い続ける。映画館にピアノを常設する“映画館にピアノを!”、サイレント映画×ピアノの生伴奏“ピアノdeシネマ”、同じサイレント映画作品を連日上映する“ピアノ&シネマ”などサイレント映画を映画館で上映する環境作りに注力中。

チケット購入情報

6.12[水]より、横浜シネマリンオンラインチケット予約サイト、劇場受付にて、座席指定券を販売いたします。詳細は劇場Webサイトにてご確認ください。

次回予告
2024.11.16[土]、17[日]にvol.13を予定しています。詳細は当サイトやチラシをご覧ください。

6/15(土)~

暮らしの思想 佐藤真 RETROSPECTIVE

暮らしの思想

佐藤真 RETROSPECTIVE

6/15(土)-6/28(金)

暮らしの思想

佐藤真 RETROSPECTIVE

6/15(土)-6/28(金)

17年前、49歳で突然この世を去った稀代のドキュメンタリー作家、佐藤真。
映画史に燦然と輝く傑作の数々が今蘇る。

暮らしの中にある もうひとつの世界の入り口 言葉にからめとられる前の 世界の感触
90年代~00年代にかけて数々の傑作を生み出したドキュメンタリー映画作家、佐藤真。彼は社会運動と映画を=(イコール)にしてきた日本ドキュメンタリーの系譜とは異なる独自のスタイルを探求した。ありきたりの「日常」を撮り、その中に潜むもうひとつの世界への入り口を探し、言葉にからめとられる前の世界の感触を伝えた。2007年に突然この世を去ったが、その革新的な手法と映画哲学は高く評価されており現代映画作家を始め多くの人たちに今なお影響を与え続けている。

佐藤 真
1957年青森県生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。大学在学中より水俣病被害者の支援活動に関わる。1981年『無辜なる海』(香取直孝監督)に助監督として参加。1989年から新潟県阿賀野川流域の民家に住み込みながら撮影を始め、1992年『阿賀に生きる』を完成。ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭銀賞など、国内外で高い評価を受ける。以降『まひるのほし』(98)、『SELF AND OTHERS』(00)、『花子』(01)、『阿賀の記憶』(04)『エドワード・サイード OUT OF PLACE』(05)など映画監督として数々の作品を発表しながらテレビ作品の編集・構成の他、映画論の執筆など多方面に活躍。主な著書に『日常という名の鏡 ドキュメンタリー映画の界隈』『ドキュメンタリー映画の地平 世界を批判的に受けとめるために』『映画のはじまるところ』『まどろみのロンドン 映画作家の妄想スケッチ』(以上凱風社)『ドキュメンタリー映画の修辞学』(みすず書房)。京都造形芸術大学教授、映画美学校主任教師として後進の指導にも尽力した。2007年9月4日逝去。享年49歳。

トークイベント

『まひるほし 4K』6/15(土)11:10回上映後
ゲスト:関根幹司さん(『まひるのほし』出演、撮影協力)、山上庄子さん(パラブラ代表)

公式サイト https://alfazbetmovie.com/satomakoto/

前売券 全国共通特別鑑賞券1,300円(税込)
    【1枚ご購入特典】ポストカード【3枚ご購入特典】トートバッグ+ポストカード(数量限定)

入場料 一般1,800円/会員1,500円/大専・シニア1,200円/高校生以下800円

作品紹介

まひるのほし 4K

©1998「まひるのほし」製作委員会

1998年/93分/カラー/スタンダード/DCP(4Kレストア)
監督:佐藤真|製作:山上徹二郎、庄幸司郎|撮影:大津幸四郎|撮影監督:田島征三|録音:久保田幸雄

本作はUDCast対応作品となっております

知的障害者と呼ばれる7人のアーティストの世界を旅しながら、人と映画はゆっくりと自由になっていく。

表現の快楽、芸術表現の根底に迫る傑作。
登場するのは7人のアーティストたち。彼らは、知的障害者と呼ばれる人たちでもある。『まひるのほし』は神戸・武庫川すずかけ作業所、平塚・工房絵、信楽・信楽青年寮で、創作に取り組む彼らの活動を半年以上追い続け、アートと人の間を旅したドキュメンタリー映画である。無我夢中でパステルを画布に走らせるシュウちゃん、「ナサケナイ」とつぶやきながら陶器を作り続ける伊藤さん。そして一人の女性にあてて、あるメッセージを1 年間、書き続けたシゲちゃん。撮影したフィルムは40時間にも及んだ。そこには言葉にできない思いが⿁気迫るメッセージとなって溢れてくる。タイトルの『まひるのほし』には“真昼には見えなくてもそこに燦然と輝いている星がある”という思いがこめられている。

エドワード・サイード OUT OF PLACE 4K

©2005 シグロ

2005年/137分/カラー/スタンダード/DCP(4Kレストア)
監督:佐藤真|撮影:大津幸四郎、栗原朗、佐藤真|企画・製作:山上徹二郎|協力プロデューサー:ジャン・ユンカーマン整音:弦巻裕|編集:秦岳志

本作はUDCast対応作品となっております

私の人生を表現するなら、出発と帰還の連続です。出発は常に不安で、帰りはいつも不確かなのです。——エドワード・サイード

パレスチナの窮状を、真実を、和解と共生の地平を、探る。
2003年9月、パレスチナ出身の世界的知識人であるエドワード・サイードが亡くなった。後半生を過ごしたニューヨークでもなく、生誕の地であるエルサレムでもないレバノンのブルンマーナに、2004 年春、サイードの墓はつくられた。
彼の複雑な背景を物語るその墓所のエピソードから、映画は始まる。
荒れ狂う濁流のような歴史の中を流されるパレスチナの土地と人々の暮らし。周辺のアラブの国々で難民として暮らすパレスチナの人々。他方、ディアスポラとして⾧年迫害の歴史を生きてきたユダヤ人達。世界中からイスラエルに帰還してきたそのユダヤ人達が抱える、被害と加害の混在する深い矛盾。世界の核心に迫ろうとしていたサイードの精神の在り処を求めて始まった映画の旅は、イスラエル・アラブ双方の知識人たちの証言を道標に、サイードが求め続けた和解と共生の地平を探る。サイードの遺志と記憶を辿る渾身のロードムービー。

花子 4K

©2001 シグロ

2001年/60分/カラー/スタンダード/DCP(4Kレストア)
監督:佐藤真|製作:山上徹二郎|撮影:大津幸四郎|音楽:忌野清志郎、ラフィータフィー|録音:弦巻裕|編集:秦岳志

本作はUDCast対応作品となっております

花子と母のアートする毎日 アーティスト今村花子と、彼女を取り巻く家族の物語。

アートを入り口にしたこの映画の出口には家族の日常が広がっていた。
今村花子は家族4人で京都に暮らしている。知的障害者のためのデイセンターに通う毎日を送る一方、週末には油絵描きに熱中し、夕食後には畳をキャンバスにたべものを絵の具のように並べるという日課を欠かさない。 花子に寄り添うのは母、知左。花子の「たべものアート」を6年前から毎日写真に撮り始め、その数は2000枚を超えた。そんな母娘の傍らで、定年退職後の父は芝居に三味線にと忙しい。姉の桃子は微妙な距離を保ちながらそんな3人を見守っている。時には花子に手を焼きつつも、日々くり返される今村家の日常。その中で、花子はひとり毎日変わることなく「たべものアート」を作り続ける。 一人のアーティスト今村花子と家族が緩やかにつながって暮らす姿が、ときにユーモアをにじませながら淡々と描かれる。

〈特別上映作品〉
阿賀に生きる

©1992 阿賀に生きる製作委員会

1992年/115分/カラー/スタンダード/DCP
監督:佐藤真|製作:阿賀に生きる製作委員会|撮影:小林 茂|音楽:経麻朗|録音:鈴木彰二

人間の命の讃歌をまるごとフィルムに焼き付けたドキュメンタリー映画の金字塔。

新潟県を流れる阿賀野川。新潟水俣病の舞台ともなった川。川筋に住む人びとは愛情を込めて「阿賀」と呼ぶ。七人のスタッフがその川筋に住み込み、そこに住む人びとを三年間にわたって撮影した。 阿賀に暮らす人と風土をまるごとフィルムに収めた⾧編デビュー作。

阿賀の記憶 2K

©2004 カサマフィルム

2004年/55分/カラー/スタンダード/DCP
監督:佐藤真|撮影:小林 茂|録音:菊池信之| 音楽:経麻朗|編集:秦岳志|プロデューサー:矢田部吉彦|製作:カサマフィルム

不在と人と風景。過去と現在を結びつける映画の不思議さ。

『阿賀に生きる』から10年。映画に登場した愛すべき人びとの多くはこの世を去ってしまった。今は荒れ果ててしまった田んぼや、主を失った囲炉裏などにキャメラを向け、人々が残した痕跡に記憶を重ねていく。過去と現在を繊細かつ大胆に見つめた詩的ドキュメンタリー。

SELF AND OTHERS 2K

©牛腸茂雄

2000年/53分/カラー/スタンダード/DCP
監督:佐藤真|撮影:田村正毅|録音:菊池信之|音楽:経麻朗|声:西島秀俊|製作:堀越謙三|製作協力:映画美学校|製作:ユーロスペース

36歳で夭逝した写真家、牛腸茂雄。遺された草稿や手紙と写真そして肉声。

「もしもし、きこえますか。もしもし、きこえますか……」写真家の評伝でもない作家論でもない、ドキュメンタリー映画の新たなイメージを提示する衝撃の映画。孤独な命が全世界へ向けて声を発しているような生々しさ が胸を打つ。

6/28(金) 1日限定

それからどしたいっ!「阿賀に生きる」その後

「暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE」開催記念

それからどしたいっ!

「阿賀に生きる」その後

6.28㊎18:20

「暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE」開催記念

それからどしたいっ!

「阿賀に生きる」その後

6.28㊎18:20

2021年/日本/82分
監督:佐藤睦/撮影:旗野秀人、小尾章子、川崎那恵、井上朗子、他、周囲の方々
題字:WAKKUN
ナレーション:鈴木彰二
企画・制作:冥土連
出演:渡辺参治、加藤キミイ、安田患者の会の方々、旗野秀人、川崎那恵、古田木綿子、常呂町の方々、大阪の方々、水俣の方々

映画『阿賀に生きる』が完成した3年後の1995年に新潟水俣病第二次訴訟が(苦渋の)和解決着。被害者支援を続けてきた旗野秀人氏が「やっと裁判が終わったね。これから何がしたい?」と長年闘ってきた患者さんに訊くと「カラオケ歌いたい」「温泉に行きたい」と素朴な答えが返ってきた。「そんな簡単なことならすぐにやろう」と始まったのが、題して「冥土のみやげツアー」。家庭用ビデオカメラが普及してきた2001年〜2006年までにminiDVで撮影された北海道、大阪、水俣でのツアーの様子や、唄が大好きな渡辺参治さん(「阿賀の記憶」に出演)の米寿のお祝いにCDレコーディングする様子など、『阿賀に生きる』のその後の患者さんの姿を描いている。

アフタートークイベント

旗野秀人さん(「阿賀に生きる」製作発起人)× さとうあつし監督

*トーク終了後、「安田名物口説き節」うた:古田木綿子さん

プロフィール

旗野秀人(はたのひでと)

1950年阿賀野市(旧安田町)生まれ。71年、川本輝夫さん(水俣病患者)と出会い家業の大工を継ぎながら、新潟水俣病未認定患者の運動に取り組む。ドキュメンタリー映画「阿賀に生きる」製作発起人。監督作品「阿賀野川・昔も今も宝もん」「冥土のみやげ・北海道の旅」「ミキさん88歳、冬のある日」他、佐藤睦監督作品プロデュース。絵本「阿賀のお地蔵さん」(モンゴル、中国、韓国、英語に翻訳)出版。CDアルバム「唄は百薬の長」製作。水俣、阿賀、渡良瀬、草倉の地蔵を建立。新潟水俣病30周年「それぞれの阿賀展」、40周年「阿賀ルネサンス」などを企画、製作。水俣病問題を文化運動として展開、今日に至る。新潟県立「環境と人間のふれあい館」運営委員、新潟水俣病安田患者の会事務局、冥土のみやげ企画、冥土連、阿賀に生きるファン倶楽部事務局。

佐藤 睦 (さとうあつし)

1971年生。千葉県千葉市在住。2016年5月4日「阿賀の岸辺にて追悼集会」に参加したのをきっかけに阿賀へ通うようになる。旗野さんが撮りためていた映像記録を素材に『それからどしたいっ!「阿賀に生きる」その後』を制作。2022年5月4日、映画『阿賀に生きる』三十周年の追悼集会にて発表。以降、旗野さんとともに自主上映会で全国行脚を続けている。今年5月4日の追悼集会で二作目となる『ところでどしたいっ!』を発表。

入場料 一般1,500円/会員・大専・シニア1,200円/高校生以下800円

6/15(土)~

システム・クラッシャー

システム・クラッシャー

© 2019 kineo Filmproduktion Peter Hartwig, Weydemann Bros. GmbH, Oma Inge Film UG (haftungsbeschränkt), ZDF

2019年/ドイツ/119分/提供:クレプスキュール フィルム、シネマ サクセション/配給:クレプスキュール フィルム
原題:Systemsprenger
英題:System Crasher
監督・脚本:ノラ・フィングシャイト
撮影:ユヌス・ロイ・イメール
音楽:ジョン・ギュルトラー
出演:ヘレナ・ツェンゲル、アルブレヒト・シュッフ、リザ・ハーグマイスター、ガブリエラ=マリア・シュマイデ
日本語字幕:上條葉月
後援:ゲーテ・インスティトゥート東京

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券 1,500円(税込)を当館受付にて発売中!特典:B3ポスターをプレゼント!(数量限定)

ただママと一緒にいたいだけ ――
どこにも居場所のない9歳のベニーは吠え、吠え、吠え続ける。可愛くて、狂暴で、優しくて、切ない… ぶち切れるのは愛の不足の裏返し、ただママに愛されたい少女の怒りと悲しみの物語。

嵐のような9歳の女の子ベニー。幼少期、父親から受けた暴力的トラウマ(赤ん坊の時に、おむつを顔に押し付けられた)を十字架のように背負い手の付けようのない暴れん坊になる。里親、グループホーム、特別支援学校、どこに行こうと追い出されてしまう、ベニーの願いはただひとつ。かけがえのない愛、安心できる場所、そう!ただママのもとに帰りたいと願うだけ。居場所がなくなり、解決策もなくなったところに、非暴力トレーナーのミヒャはある提案をする。ベニーを森の中深くの山小屋に連れて行き、3週間の隔離療法を受けさせること…。

ケアホームからケアホームへ、里親から里親へ、「システム・クラッシャー」とは、あまりに乱暴で行く先々で問題を起こし、施設を転々とする制御不能で攻撃的な子供のこと。監督・脚本は、本作が長編デビュー作となるドイツ出身のノラ・フィングシャイト。ホームレスを描いたドキュメンタリーの撮影中、そこで「システム・クラッシャー」と呼ばれる子供がいることを知ったことから映画化。その強烈な演出により第69回べルリン国際映画祭銀熊賞とモルゲンポスト紙審査員賞の2冠を受賞。ドイツ映画賞では作品賞、監督賞、脚本賞、俳優賞、女優賞を含む8部門を獲得、世界各国で37冠(26ノミネート)に輝く。ベニー役にはへレナ・ツェンゲル。全身全霊の演技で力演、ドイツ映画賞主演女優賞を歴代最年少で受賞。

福祉制度が整っている国でも、そこからこぼれ落ちてしまう子供は少なからずいる。システムの仕組みから外れた破壊者は社会から排除するしかないのか?福祉制度が整っている国でも、そこからこぼれ落ちてしまう子供は少なからずいる。世界には怒りの感情を抑えられない多くのベニーがいる。本作は、どんなに脚色されていても、決して想像上の産物ではない。甘ったるさや教訓めいたものは語らず、観客の共感を1ミリも必要とせず描き切る。ベニーは可愛らしく素敵な女の子であると同時に、錆びた鍵がついた手榴弾だ。観たからには一生忘れられない魂の映画、この強烈なストレートパンチは長い間あなたの心に残るだろう。


システム・クラッシャー システム・クラッシャー システム・クラッシャー

6/15(土)~

コザママ♪歌って!コザのママさん‼︎

コザママ

© 2023年 SOUTHEND PICTURES © コザ十字路通り会

2023年/日本/116分/配給:ミカタ・エンタテインメント
原案・監督・脚本:中川 陽介
脚本:山田 優樹
音楽:沢田 穣治
撮影・編集:砂川 幸太
録音:横澤 匡弘
ゼネラルプロデューサー:森 寛和
プロデューサー:上里 忠司
音楽プロデューサー:森脇 将太
出演:新垣美竹、畠山尚子、上門みき、jimama、芳野友美、田島龍、ジョーイ大鵞、ナオキ屋、ゆっきー(キャン×キャン)、謝花 喜司(さんさんず)、石川 賢(さんさんず)、喜瀬 剛(さんさんず)、K ジャージ、仲座健太、山内千草、玉城満、ジョニー宜野湾

公式ホームページ

イベント情報
★6/15(土)16:25回上映後、沖縄からのリモート舞台挨拶:中川陽介監督、上門みきさん(うえじょうみき/主演)
★6/16(日)16:25回上映後、沖縄からにリモート舞台挨拶:中川陽介監督、畠山尚子さん(はたけやまたかこ/主演)

今こそ青春と人生を取り戻せ!

ベトナム戦争時、コザ照屋地区には黒人が集い、ソウルやR&Bを聴かせる店が数多く存在した。その空気の中で育った少女たちは本格R&Bバンド「銀天ガールズ」を結成。そして「銀天ママサンズ」として復活した!作中では、ポップでキュートな沢田穣治のオリジナルR&Bが炸裂する!

音楽と街と家族の物語、これは、あなたの物語。
魂揺さぶるミュージックエンターテインメント誕生

かつて一世を風靡したJK バンド「銀天ガールズ」。時は過ぎ、それぞれが家庭を持つ中で、街起こしイベントで再結成することに。だが、そこには大きなハードルが待っていた!
厳しい現実の中で、夢を追い明るく逞しく生きる女性たちと、それを支える家族と仲間たちの物語。笑いと涙の中で沖縄の現実を逞しく生きる女性たちの生き様を描く。美しいメロディーとノスタルジックな沖縄の風景が織りなす、極上のうちなーエンターテイメント映画がここに誕生!
これは、夢を追う全ての女性たちの物語だ。監督・脚本は、これまで数々の沖縄映画を手がけ、ベルリン映画祭などで活躍してきた名匠・中川陽介、音楽は、アニメ『ARIA』などを手がける盟友・沢田穣治が担当。


コザママ コザママ コザママ

6/22(土)~

青春

青春

2023年/フランス=ルクセンブルク=オランダ/215分/配給:ムヴィオラ
監督:ワン・ビン
撮影:前田佳孝、シャン・シャオホイ、ソン・ヤン、リウ・シェンホイ、ディン・ビーハン、ワン・ビン
編集:ドミニク・オーヴレイ、シュー・ビンユエン、リヨ・ゴン
字幕:磯尚太郎

公式ホームページ

これは、アクション映画で、恋愛映画で、経済の映画で、そして何より青春映画
ワン・ビンの視線が一つの世代全体の運命を浮かび上がらせる

上海を中心に大河・長江の下流一帯に広がる、長江デルタ地域。ここだけで日本のGDPをはるかに上回る大経済地域だ。しかし、映画が描くのは、長江デルタの大企業でも大工場でもない。織里という町の小さな衣料品工場で働く10代後半から20代の若い世代の労働と日常だ。世界は彼らに注目しない。しかし、そこには驚くほどにみずみずしい青春がある。

猛烈なスピードでミシンをかける姿はアクション映画で、振り付けられたダンスのよう。恋愛をめぐる駆け引きはボーイ・ミーツ・ガール。あちこちで起こる言い争いは、暴力への沸点をはらむ。5元をめぐる経営者とのささやかな攻防。彼らがここで生きていることを徹底的に肯定し、それぞれの人物を注意深く見つめ、共感を寄せること。ワン・ビンの視線は、やがて中国という巨大な国に生きる一つの世代全体の運命を浮かび上がらせる。様々な題材に取り組んできたワン・ビンが、初めて若者にフォーカスした必見のドキュメンタリー体験。

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥2000 ¥1500 ¥1000
会員 ¥1500 ¥1500 ¥1000

『青春』公開記念

ワン・ビン傑作選

WANG BING

6/22(土)-7/12(金)

『青春』公開記念

ワン・ビン傑作選

WANG BING

6/22(土)-7/12(金)

被写体の行動を左右しない距離。じっと注意深く見つめる視線。
不可視の人びとに共感を寄せながら、歴史として記録するキャメラの奇跡を、その代表作でたどる。

トークイベント

●6/23(日)12:20回上映後
前田佳孝さん(『青春』『苦い銭』撮影)「ワン・ビンの現場について」
●6/30(日)14:00回上映後(『鳳鳴 中国の記憶』18:30回上映前)
土屋昌明さん(専修大学教授/中国文学・思想史/編著「ドキュメンタリー作家 王兵 現代中国の叛史」)
「ドキュメンタリー作家 王兵 現代中国の叛史」編著者に聞く

入場料

『鳳鳴』『収容病棟』『苦い銭』
一般1,800円/会員1,500円/大専・シニア1,200円/高校生以下800円
『鉄西区』『死霊魂』
特別興行3,600円均一/会員のみ3,000円 

上映スケジュール

6/22(土) 6/23(日) 6/24(月) 6/25(火) 6/26(水) 6/27(木) 6/28(金)
青春12:20-16:00
青春
青春12:20-16:00
青春
12:20回上映後トーク
青春12:20-16:00
青春
青春12:20-16:00
青春
青春12:20-16:00
青春
青春12:20-16:00
青春
青春12:20-16:00
青春

予定表 横にスクロールできます

6/29(土) 6/30(日) 7/1(月) 7/2(火) 7/3(水) 7/4(木) 7/5(金)
死霊魂13:50ー22:50
死霊魂
途中2回休憩あり
青春14:00-17:40
青春
14:00回上映後トーク
青春14:00-17:40
青春
青春14:00-17:40
青春
青春14:00-17:40
青春
青春14:00-17:40
青春
青春14:00-17:40
青春
鳳鳴 中国の記憶18:30-21:40
鳳鳴 中国の記憶
収容病棟18:00-22:05
収容病棟
苦い銭18:00-20:50
苦い銭
鳳鳴 中国の記憶18:00-21:10
鳳鳴 中国の記憶
収容病棟18:00-22:05
収容病棟
苦い銭18:00-20:50
苦い銭

予定表 横にスクロールできます

7/6(土) 7/7(日) 7/8(月) 7/9(火) 7/10(水) 7/11(木) 7/12(金)
鉄西区13:10ー22:50
鉄西区
途中2回休憩あり
苦い銭15:00-17:50
苦い銭
鳳鳴 中国の記憶15:00-18:10
鳳鳴 中国の記憶
収容病棟15:00-19:00
収容病棟
苦い銭15:00-17:50
苦い銭
鳳鳴 中国の記憶15:00-18:10
鳳鳴 中国の記憶
収容病棟15:00-19:00
収容病棟
青春18:20-22:00
青春
青春18:20-22:00
青春
青春19:10-22:50
青春
青春18:20-22:00
青春
青春18:20-22:00
青春
青春19:10-22:50
青春

予定表 横にスクロールできます

作品紹介

鉄西区

[1999-2003年|第一部工場4時間+第二部街2時間55分+第三部鉄路2時間10分=上映時間9時間5分(途中2回の休憩あり)]

廃れゆく工場地域・鉄西区を記録し、ワン・ビンの名前を世界に轟かせた伝説的作品。

山形国際ドキュメンタリー映画祭大賞受賞

鳳鳴 中国の記憶

[2007年|上映時間3時間3分]

反右派闘争で夫を亡くした女性・鳳鳴が詳細な記憶でキャメラに語り続ける現代中国史。

山形国際ドキュメンタリー映画祭大賞受賞

収容病棟

[2013年|上映時間3時間57分]

雲南省の精神病院を記録。キャメラは異常/正常の境を消し、患者たちの愛と孤独が画面を満たす。

ナント三大陸映画祭銀の気球賞受賞

苦い銭

[2016年|上映時間2時間43分]

『青春』から生まれたスピンオフ。1元の金に一喜一憂する出稼ぎ労働者たちの記録

ドキュメンタリーなのにベネチア国際映画祭脚本賞受賞

死霊魂

[2018年|上映時間8時間28分(途中2回の休憩あり)]

反右派闘争を記録し続けるワン・ビン版『ショア』と言うべき集大成

山形国際ドキュメンタリー映画祭大賞&観客賞受賞


6/29(土)~

ありふれた教室

ありふれた教室

©ifProductions_JudithKaufmann

2022年/ドイツ/99分/配給:アルバトロス・フィルム
原題:Das Lehrerzimmer
英題:The Teachers’ Lounge
日本語字幕:吉川美奈子
提供:キングレコード、ニューセレクト
監督・脚本:イルケル・チャタク
出演:レオニー・ベネシュ、レオナルト・シュテットニッシュ、エーファ・レーバウ、ミヒャエル・クラマー、ラファエル・シュタホヴィアク

公式ホームページ

現代社会の縮図<学校>に潜む“光”と“闇”――。
これは、不寛容な世界で生きる<わたしたち>の物語

第73回ベルリン国際映画祭で上映されW受賞を果たしたのを皮切りに、ドイツ映画賞主要5部門受賞、アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートなど、世界の映画祭を席巻。教育現場のリアルな現実に根ざし、世界中の学校やあらゆるコミュニティーでいつ暴発しても不思議ではない“今そこにある脅威”を見事にあぶり出す。現代社会の縮図というべき“学校”を舞台に描く、極限のサスペンス・スリラーが誕生した。

新任教師の前に立ちはだかる学校の歪んだ教育システム
彼女の行き着く先にあるものとは―

仕事熱心で正義感の強い若手教師のカーラは、新たに赴任した中学校で1年生のクラスを受け持ち、同僚や生徒の信頼を獲得しつつあった。そんなある日、校内で相次ぐ盗難事件の犯人として教え子が疑われる。校長らの強引な調査に反発したカーラは、独自の犯人捜しを開始。するとカーラが職員室に仕掛けた隠し撮りの動画には、ある人物が盗みを働く瞬間が記録されていた。やがて盗難事件をめぐるカーラや学校側の対応は噂となって広まり、保護者の猛烈な批判、生徒の反乱、同僚教師との対立を招いてしまう。カーラは、後戻りできない孤立無援の窮地に陥っていくのだった……。
観る者の[倫理観]が試される破格の映画体験-驚愕のラスト、あなたは何を見出すのか―?

*第73回ベルリン国際映画祭2冠
*本年度米アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート
*2023ベルリン国際映画祭(パノラマ部門)  2冠(C.I.C.A.E. Award、Label Europa Cinemas)
*2023ドイツ映画賞 主要5部門受賞(作品賞・主演女優賞・監督賞・脚本賞・編集賞)


ありふれた教室 ありふれた教室 ありふれた教室

6/29(土)~

美しき仕事 4Kレストア版

美しき仕事 4Kレストア版

©LA SEPT ARTE – TANAIS COM – SM FILMS – 1998

1999年/フランス/フランス語/93分/提供:JAIHO/配給:グッチーズ・フリースクール
監督: クレール・ドゥニ
脚本:クレール・ドゥニ、ジャン=ポール・ファラゴー
撮影:アニエス・ゴダール
振付:ベルナルド・モンテ
出演:ドニ・ラヴァン、ミシェル・シュポール、グレゴワール・コラン、リシャール・クルセ

公式ホームページ

史上最高の映画”2022年度7位!
孤高の映画作家、クレール・ドゥニの
いまこそ再評価される名作!

2022年度発表されたSight & Sound誌「史上最高の映画」に堂々の7位にランクインした映画史に残る傑作。孤高の映画作家クレール・ドゥニが、フランス映画界が誇る生きる伝説ドニ・ラヴァンを主演に迎え、目が眩むほどに青いアフリカの海岸を背景に、外人部隊とそれを率いる指揮官の訓練の日々を描く。現在ではインターネットミームになりつつある、ラヴァンのエネルギッシュな身体性が印象的なラストシーンも必見。日本では劇場未公開のため長らく映画ファンが待ち望んでいた幻の名作が、遂に4Kリマスター版にて公開。

目が眩むようなあの夏、
切なくも美しい物語。

仏・マルセイユの自宅で回想録を執筆しているガルー。かつて外国人部隊所属の上級曹長だった彼は、アフリカのジブチに駐留していた。暑く乾いた土地で過ごすなか、いつしかガルーは上官であるフォレスティエに憧れともつかぬ思いを抱いていく。そこへ新兵のサンタンが部隊へやってくる。サンタンはその社交的な性格でたちまち人気者となり、ガルーは彼に対して嫉妬と羨望の入り混じった感情を募らせ、やがて彼を破滅させたいと願うように。ある時、部隊内のトラブルの原因を作ったサンタンに、遠方から一人で歩いて帰隊するように命じたガルーだったが、サンタンが途中で行方不明となる。ガルーはその責任を負わされ、本国へ送還されたうえで軍法会議にかけられてしまう…。


美しき仕事 4Kレストア版 美しき仕事 4Kレストア版 美しき仕事 4Kレストア版

7/6(土)~

ドクちゃん -フジとサクラにつなぐ愛-

ドクちゃん

©2024 Kingyo Films Pte. Ltd.

2024年/日本/73分/配給:ギグリーボックス
監督・編集:川畑耕平
撮影:池田俊己
音楽:原摩利彦
プロデューサー:リントン貴絵ルース、吉岡フローレス亜衣子
後援:ベトナム社会主義共和国外務省プレスセンター、ホーチミン日本商工会議所
出演:グエン・ドク、グエン・トゥエン、グエン・フーシー(フジ)、グエン・アンダオ(サクラ)

公式ホームページ

本作はUDCast対応作品となっております

【前売券】全国共通特別鑑賞券 1,500円(税込)を当館受付にて発売中!

“ベトちゃんドクちゃん”前代未聞の分離手術から35年…
ドクちゃんの半生と家族の絆を捉えたドキュメンタリー

現在のドクさんは夫として、父として、今年2月25日で43歳を迎え、結婚18年目を迎える妻のトゥエンさんと、双子の子供であるフジくんとサクラさん、そして闘病中の義母を自宅介護しつつ、自身も入退院を繰り返しながら一家の唯一の稼ぎ手として暮らしています。
日本とベトナムの「友好の絆」を象徴するドクさんの軌跡を辿り、現在を刻み未来の命の輝きを共に見つめるこの映画は、日越外交関係樹立50周年記念事業として認定されています。

僕の人生には2つの大きなチャレンジがあります。
1つは『生きること』。
2つ目は『生き続けること』。

43年前、結合双生児として生まれた僕と兄ベトは、7歳の時にベトナムや日本のたくさんの人々の支援のもと分離手術を受けました。この映画で少しでも恩返しができればと思い、全てを見せる覚悟をしました。僕のありのままの姿から、家族の大切さ、命の尊さを感じ、皆さんが人生を前向きに生きる原動力となること、そしてこの映画が“記憶”となり未来へ繋がることを願っています。僕自身の使命として、この映画が世界を平和へ導くきっかけとなりますように。

グエン・ドク
1981年に結合双生児として生誕。88年、ホーチミン市内の病院で分離手術に成功。兄ベトさんは手術前に患った脳症で、寝たきりの状態が続き2007年天国へ。ドクさんは高等職業学校で学び、現在は病院事務、非営利団体“DUC NIHON”代表として活躍中。


ドクちゃん ドクちゃん ドクちゃん

7/13(土)~

アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家

アンゼルム

© 2023, Road Movies, All rights reserved.

2023年/ドイツ/93分/配給:アンプラグド
原題:Anselm
監督:ヴィム・ヴェンダース
エグゼクティブプロデューサー:ジェレミー・トーマス
撮影:フランツ・ルスティグ
出演:アンゼルム・キーファー、ダニエル・キーファー、アントン・ヴェンダース

公式ホームページ

ナチス、戦争、神話をテーマに創作活動を続ける戦後ドイツ最大の芸術家、アンゼルム・キーファーのすべてをヴェンダース監督が描く

戦後ドイツを代表する芸術家であり、ドイツの暗黒の歴史を主題とした作品群で知られるアンゼルム・キーファーの生涯と、その現在を追ったドキュメンタリー。監督は、『PERFECT DAYS』(23)で第76回カンヌ国際映画祭 主演俳優賞(役所広司)を受賞し、第96回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされたことも記憶に新しい、ドイツの名匠ヴィム・ヴェンダース。

アンゼルム・キーファーは、ナチスや戦争、神話などのテーマを、絵画、彫刻、建築など多彩な表現で壮大な世界を創造する、戦後ドイツを代表する芸術家。1991年、高松宮殿下記念世界文化賞・絵画部門を受賞。ヴェンダース監督と同じ、1945年生まれであり、初期の作品の中には、戦後ナチスの暗い歴史に目を背けようとする世論に反し、ナチス式の敬礼を揶揄する作品を作るなど“タブー”に挑戦する作家として美術界の反発を生みながらも注目を浴びる存在となった。1992年からは、フランスに拠点を移し、わらや生地を用いて、歴史、哲学、詩、聖書の世界を創作している。彼の作品に一貫しているのは戦後ドイツ、そして死に向き合ってきたことであり、“傷ついたもの”への鎮魂を捧げ続けている。

キャストには、アンゼルム・キーファー本人の他、自身の青年期を息子のダニエル・キーファーが演じ、幼少期をヴェンダース監督の孫甥、アントン・ヴェンダースが務めている。本作は『PERFECT DAYS』が出品された第76回カンヌ国際映画祭で、ヴィム・ヴェンダース監督作品として2作同時にプレミア上映された。


アンゼルム

7/13(土)~

ゲバルトの杜 ~彼は早稲田で死んだ~

ゲバルトの杜 ~彼は早稲田で死んだ~

©「ゲバルトの杜」製作委員会(ポット出版+スコブル工房)

2024年/日本/134分/配給:ノンデライコ
監督・企画・編集:代島治彦
原案:樋田 毅『彼は早稲田で死んだ』文藝春秋刊
撮影:加藤孝信
プロデューサー:沢辺均
音楽:大友良英
劇パート脚本・演出:鴻上尚史
劇パート出演:望月歩、遠藤琴和ほか
出演:池上彰、佐藤優、内田樹、樋田毅、青木日照、二葉幸三、藤野豊、永嶋秀一郎、林勝昭、岩間輝生、吉岡由美子、大橋正明、臼田謙一、野崎泰志、岡本厚、冨樫一紀、石田英敬

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券 1,500円(税込)を当館受付にて発売中!

学生運動終焉期にエスカレートした“内ゲバ”の嵐――
革命を志した若者たちはなぜ殺しあわなければならなかったのか?

現在から約50年前、1972年11月8日に早稲田大学文学部キャンパスでひとりの若者が殺された。第一文学部2年生の川口大三郎君。文学部自治会を牛耳り、早大支配を狙う新左翼党派・革マル派(日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派)による凄惨なリンチが死因だった。好奇心旺盛な普通の若者だった川口君は、なぜ殺されねばならなかったのか。
川口君リンチ殺人事件に怒った早大全学の一般学生はすぐに立ちあがった。革マル派を追放して自由なキャンパスを取り戻し、民主的な自治会を作ることを目的とした「早大解放闘争」が始まり、世間の注目を集める。それは「内ゲバ」の時代を終わらせ、新しい学生運動を生み出す可能性を秘めた闘いのはずだった。しかし革マル派の「革命的暴力」の前に一般学生は敗れ去り、わずか一年でその闘争は収束する。そして皮肉にも川口君リンチ殺人事件を機に革マル派と中核派の「内ゲバ」は、社青同解放派(日本社会主義青年同盟解放派)をも巻き込む形でエスカレートしてゆく。結果として、100人を超えた「内ゲバ」の犠牲者たちは、なぜ死ななければならなかったのか。理想に燃えた約50年前の若者たちが犯した失敗を、理想に燃える未来の若者たちが二度と繰り返さないために、私たちは知らなければならない。
★内ゲバ=内部ゲバルトの略。ゲバルトはドイツ語で「暴力」を意味する。一般的には日本の学生運動や新左翼党派間での暴力を行使した党派闘争を指す。

内田樹、池上彰、佐藤優と当事者たちが“あの時代”を語り、
鴻上尚史・演出の短編劇が炙り出す“内ゲバ”の不条理
死んでいった者たちと生き残った者たちの、悔恨と鎮魂を刻印するミクスチャー・ドキュメンタリー

これまでほとんど語られてこなかった「内ゲバ」の真相に、当事者の視点から切り込んだ書籍『彼は早稲田で死んだ』(著:樋田毅/文藝春秋)との出会いから本作の製作は始まった。1972年当時若者だった、現在は70代前後の当事者たちの貴重な証言が積み重ねられていく一方で、「内ゲバとは何だったのか?」という大きな疑問がひろがってゆく。その疑問を現代に手繰り寄せるために、川口くん事件を再現する短編劇パートも製作。演出は、学生運動を題材にした演劇を数多く発表してきた鴻上尚史、そして演じるのは今まさに生きている20代の若者たち。約50年を経て交差する記憶とアクションによって、その大きな疑問の答えにたどり着けるのか。
監督は、『三里塚に生きる』『三里塚のイカロス』『きみが死んだあとで』で、新左翼闘争が渦巻いた“あの時代”を描き続けてきた代島治彦。徐々に過去の歴史になりつつある時代の記憶と体験を、四たびドキュメンタリー映画に凝縮した。音楽は、代島監督作品には欠かせない大友良英が担当。激情と悔恨が織り混ざった楽曲が、本作全体を覆う暴力と無力感、そして相反する鎮魂のイメージが奏でられる。「内ゲバ」を巡る不条理と、“あの時代”の熱量と悔恨を、立体的な手法で刻印したミクスチャーなドキュメンタリー映画がここに誕生した。


ゲバルトの杜 ~彼は早稲田で死んだ~ ゲバルトの杜 ~彼は早稲田で死んだ~ ゲバルトの杜 ~彼は早稲田で死んだ~

7/13(土)~

アニマル ぼくたちと動物のこと

アニマルぼくたちと動物のことメイン画像

©CAPA Studio, Bright Bright Bright, UGC Images, Orange Studio, France 2, sCinNa 2021

2021年/フランス/ドキュメンタリー/105分/英語・フランス語/配給:ユナイテッドピープル
原題:ANIMAL
監督:シリル・ディオン
出演:ベラ・ラック、ヴィプラン・プハネスワラン、ジェーン・グドール 他
撮影:アレクサンドル・レグリーズ
編集:サンディ・ボンパー
プロデューサー:ギヨーム・トゥーレ、セリーヌ・ルー他

公式ホームページ

僕たちは絶滅するの?

6度目の大量絶滅はすでに始まっている。 ベラとヴィプランは、動物保護と気候変動問題に取り組む16歳のティーンエイジャー。自分たちの未来が危機にさらされていると確信している世代だ。過去40年間に絶滅した脊椎動物の個体数は、すでに60%以上と言われ、ヨーロッパに生息する飛翔昆虫の80%も姿を消した。このことを科学者たちは「6度目の大量絶滅」と呼んでいる。気候変動に、6度目の大量絶滅・・・。50年後、人類は生存していないかもしれない。2人は何年も抗議行動、ストライキ、デモに参加し、環境保護団体等と関わってきたが、どれもうまくいかない。そこで映画監督で活動家のシリル・ディオンに後押しされ、気候変動と種の絶滅という2つの大きな危機の核心に迫ろうと決意した。

人間の果たすべき役割とは──

なぜ野生動物は姿を消しつつあるのだろうか?そして何よりも、どうすれば絶滅を食い止められるのか?これらの答えを探るべく、2人は世界を巡る旅に出る。 まず、古生物学者アンソニー・バルノスキーか らは種の絶滅の5つの原因を教わる。それからインドの海岸ではプラスチック汚染について、フランスでは温室効果ガス排出量の約15%を占めている畜産業の実態を、ベルギーでは魚の乱獲問題を、パリでは著名な動物行動学者のジェーン・グドールから動物と人間の関係について学んでいく。また、野生動物に出会うべくケニアの大草原を訪れ、環境大国コスタリカでは 現職大統領から自然再生のノウハウを学ぶ。2 人は果たしてより良い未来のための解決策を 見出せるだろうか?


アニマル ぼくたちと動物のこと画像1 アニマル ぼくたちと動物のこと画像2

7/13(土)~

男女残酷物語/サソリ決戦

男女残酷物語/サソリ決戦

©1969 – Cemo Film (Italia) – Surf Film All Rights Reserved –

1969年/イタリア映画/ビスタ/90分/提供:キングレコード/配給:アンプラグド
原題:Femina Ridens|英題:The Laughing Woman / The Frightened Woman
監督・脚本:ピエロ・スキヴァザッパ
製作:ジュゼッペ・ザッカリエーロ
撮影:サンテ・アキーリ
美術:フランチェスコ・クッピーニ
衣装:エンリコ・サバティーニ
編集:カルロ・リアリイ
音楽:ステルヴィオ・チプリアーニ
出演:フィリップ・ルロワ、ダグマー・ラッサンダー、ロレンツァ・グェッリエリ、バロ・ソレリ、マリア・クマニ・クアジモド、ミレッラ・パンフィーリ

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券 1,500円(税込)を当館受付にて発売中!特典:レコード・ジャケット型チラシをプレゼント!(数量限定)

イタリア製ウルトラ・ポップ・アヴァンギャルド・セックス・スリラーが本邦初上陸!
終わりなき男女の戦いを描いた途方もない傑作が、いま、目の前に姿をあらわした!

これまで一切日本に紹介された形跡のない、1969年のイタリア製ウルトラ・ポップ・アヴァンギャルド・セックス・スリラー『FeminaRidens』(原題)が、邦題『男女残酷物語/サソリ決戦』として、日本劇場初公開。
本作は、終わりなき男女の対決を描き、『華麗なる殺人』(65)、『バーバレラ』(67)、『女性上位時代』(68)といった時代を象徴する作品に匹敵する内容ながらも50年以上もの間埋もれ、海外でようやく近年その存在と価値を発見された作品だ。日本ではほとんど誰にも知られることなく、知られていないが故に誰にも待たれることもなく、存在自体が確認されていなかった。この上映で初めて、我々はこの傑作を発見することとなる。
主演は『黄金の七人』(65)、『女性上位時代』、『愛の嵐』(73)の名優フィリップ・ルロワと、マリオ・バーヴァやルチオ・フルチ作品にも出演したドイツの女優ダグマー・ラッサンダー。音楽は『ベニスの愛』(70)『夜行性情欲魔』(71)『血みどろの入江』(71)等を手掛けるイタリア映画音楽の巨匠ステルヴィオ・チプリアーニ。エンニオ・モリコーネの影響も垣間見える極上のラウンジ・ミュージックをベースにポップ、サイケデリック、ジャズを縦横無尽に駆け巡るチプリアーニの美しいメロディは映画を飛び越えて独立した存在感を発揮、本作の「メアリーのテーマ」は世界的な人気を誇る。また、美術面では射撃絵画や女性性を強調する巨大像<ナナ>で知られるフランスの芸術家ニキ・ド・サンファルが1966年にストックホルム近代美術館で展示した巨大娼婦像≪ホン≫のレプリカが使われ作品に忘れ得ぬ印象を刻むほか、記号の繰り返しによる空間構成で平面を造形するイタリアの抽象画家ジュゼッペ・カポグロッシ作品へのオマージュが劇中に施されている。

STORY

精巧な拷問技術の達人という裏の顔を持つ慈善財団大幹部セイヤーは、ジャーナリストのメアリーを拉致監禁、ハイテク装備満載の秘密のアジトで、想像を絶する肉体的、精神的凌辱の限りを尽くす。だが、言葉にできない恥辱を受けても微笑むメアリーはセイヤーの想像を遥かに超えていた。弱音を吐き始めるセイヤー。いま、洗練と野蛮が表裏一体の、性の対決がはじまる。


男女残酷物語/サソリ決戦 男女残酷物語/サソリ決戦 男女残酷物語/サソリ決戦

7/20(土)~

#つぶやき市長と議会のオキテ

つぶやき市長と議会のオキテメイン写真

© 広島ホームテレビ

2024年/日本/106分/配給:きろくびと
監督:岡森 吉宏
プロデューサー:⽴川 直樹
編集:⽥中 実⽣
音楽:前⽥ 陽⼀(BRIO)
製作:広島ホームテレビ

公式ホームページ

“つぶやき”が巻き起こした騒動――
新市長の政治改革は、議会や市民、そして未来へつながるのか?

広島県北部に位置する人口26,000人余りの安芸高田(あきたかた)市。過疎・高齢化が進む小さな地方都市で、2019年参議院議員選挙の際の河井克行・案里夫妻による大規模買収事件で、現金を受け取った当時の市長と市議3人が辞職した。2020年8月に急きょ実施された市長選で、市民が選んだのは、政治経験ゼロ、元銀行員の37歳・石丸伸二だった。石丸市長は、「政治の見える化」を掲げ、ツイッター(現X)での情報発信を積極的に行い、市民からの期待も高まるが、最初の議会から紛糾する。効率的で持続可能な市政を目指し、非合理的と判断した事業の中止や新しい政策を次々と打ち出す新市長と、従来の手順を重んじる議員たちとの溝が深まるなか、石丸市長のある投稿をきっかけに、議会は思わぬ方向へ展開していく――。

ネットをざわつかせ900万回以上再生された番組の劇場版

地元ローカル局・広島ホームテレビが石丸市長当選から数百時間にわたって安芸高田市政に密着取材を行い、2021年11月にテレビ朝日系列の「テレメンタリー」で30分番組を放送。番組は好評を博し、翌年の春に50分版を放送すると、その後アーカイブ配信が900万回以上の再生回数を記録した。
「是々非々で」といいながら、どうして市長と議会に軋轢が生まれたのか。なぜ“広島県安芸高田市議会の騒動”が、ここまで全国的な注目を集めたのか。 満を持しての劇場版となる本作は、TV放送では入らなかった市民の動きや、その後の取材を大幅に加え再構成した。いち地方議会の問題から見えてくる、この国のいたるところにはびこる”オキテ”とは?
*是々非々…「良いことは良い」「悪いことは悪い」と言って公平な立場で物事を判断すること


#つぶやき市長と議会のオキテ つぶやき市長と議会のオキテ #つぶやき市長と議会のオキテ

7/20(土)~

リトル・エッラ

リトル・エッラ画像

© 2022 Snowcloud Films AB & Filmbin AS

2022年/スウェーデン・ノルウェー/81分/カラー/スウェーデン語・英語/フラット/5.1ch/映倫G/配給:カルチュアルライフ/宣伝:VALERIA
原題:LILL-ZLATAN OCH MORBROR RARING
監督:クリスティアン・ロー
出演:アグネス・コリアンデル、シーモン・J・ベリエル、ティボール・ルーカス 他
日本語字幕:高橋彩
字幕監修:速水望
後援:スウェーデン大使館・ノルウェー大使館

公式ホームページ

『ロスバンド』のクリスティアン・ロー監督が
スウェーデンを舞台に描くエッラのいたずらな感動ストーリー

原作は国内外で高い人気を誇るスウェーデン出身の絵本作家ピア・リンデンバウムの『リトルズラタンと大好きなおじさん(未訳)』。絵本の世界からそのまま飛び出してきたような個性豊かなキャラクターたちから目が離せない。主人公エッラを愛らしく演じたのは本作で長編映画デビューを果たしたアグネス・コリアンデル。彼女を支える俳優陣は、映画『コールガール』やドラマシリーズ『犯罪心理分析官インゲル・ヴィーク』などで知られるシーモン・J・ベリエル、日本でも放送された実写版『長くつ下のピッピ』のピッピ役として有名なインゲル・ニルセンなど。そしてメガホンを取ったのは子どもや家族をテーマに魅力あふれる作品を作り続け、日本でも公開された『ロスバンド』で高い評価を得たクリスティアン・ロー。そんな彼が子どもの目線で世界をとらえた作品を再び世に送り出す。

友達なんていらないって思っていたけど。

人と仲良くするのが苦手な人もいる。特にエッラにとっては難しいことだった。エッラが唯一仲良くできるのは、おじさんで“永遠の親友”であるトミーだけ。両親が出かけている間、トミーと過ごすのを楽しみにしていたエッラだったが、夢の1週間は悪夢へと変わってしまう!オランダからトミーの恋人スティーブがやってきたのだ。トミーとスティーブは英語で話すため、何を話しているのか全く分からないエッラ。のけ者にされたような気分になり、トミーを取られるのではないかと気が気でない。親友を取り戻したいエッラは、彼女と友達になりたがっている転校生オットーの力を借りてスティーブを追い出すための作戦を実行するのだが…


リトル・エッラ画像 リトル・エッラ画像

7/27(土)~

プロミスト・ランド

プロミスト・ランド

©︎飯嶋和一/小学館/FANTASIA

2024年/日本/89分/配給:マジックアワー/リトルモア
脚本・監督:飯島将史
原作:飯嶋和一「プロミスト・ランド」(小学館文庫「汝ふたたび故郷へ帰れず」収載)
エグゼクティブプロデューサー:原田満生
音楽:安川午朗
撮影:大塚亮
出演:杉田雷麟、寛一郎、三浦誠己、占部房子、渋川清彦、小林薫

公式ホームページ

若者たちは たったふたりで 禁じられた熊狩りに挑む
壮麗な大自然の中 本気で生きる感覚を解き放つ

春の東北、マタギの伝統を受け継ぐ山間の町。高校を出て親の仕事を手伝う20歳の信行は、この土地の閉鎖的な暮らしに嫌気が差しながらも、流されるままに日々を送っていた。そんなある日、マタギ衆の寄り合いで、熊狩りを指揮する親方の下山が一同に意外な言葉を告げる。「今年はどうも申請が通らねえみたいだ」。熊が減っていることを理由に、役所から今年の熊狩りを禁止する通達が来たというのだ。違反すれば密猟とみなされ、マタギとして生きる道を閉ざされてしまう。皆が落胆しながらも決定を受け入れるなか、ただひとり、信行の兄貴分の礼二郎だけは、頑なに拒み続ける。後日、礼二郎から呼び出された信行は、ふたりだけで熊狩りに挑む秘密の計画を打ち明けられ…。

原作は第40回小説現代新人賞を受賞した飯嶋和一「プロミスト・ランド」。主演には若き実力派、杉田雷麟と寛一郎の強力なタッグが実現。三浦誠己、占部房子、渋川清彦、小林薫ら円熟のベテラン俳優陣が勢揃いした。監督は日本映画界の硬派な血筋を継承する飯島将史。本作の舞台となる山形県庄内地方のマタギ衆に密着したドキュメンタリー『MATAGI-マタギ-』(03)に続く本作で劇映画デビューを飾る。また本作は、キネマ旬報ベスト・テン第1位(日本映画作品賞)ほか数々の映画賞に輝いた『せかいのおきく』(阪本順治監督)に続く、YOIHI PROJECT第2弾作品となる。


プロミスト・ランド プロミスト・ランド プロミスト・ランド

7月~

生きて、生きて、生きろ。

生きて、生きて、生きろ。

© Nihon Denpa News Co.,LTD.

2024年/日本/113分/配給:日本電波ニュース社
監督・撮影・プロデューサー:島田陽磨
撮影:熊谷裕達、前川光生、西田 豊
編集:前嶌健治
音楽:渡邊 崇
出演:蟻塚亮二、米倉一磨

公式ホームページ

震災と原発事故から13年、福島で、こころの病が多発していた
喪失と絶望の中で生きる人々とともに生きる医療従事者たちの記録

震災と原発事故から13年。福島では、時間を経てから発症する遅発性PTSDなど、こころの病が多発していた。若者の自殺率や児童虐待も増加。メンタルクリニックの院長、蟻塚亮二医師は連日多くの患者たちと向き合い、その声に耳を傾ける。連携するNPOこころのケアセンターの米倉一磨さんも、こころの不調を訴える利用者たちの自宅訪問を重ねるなど日々、奔走していた。
津波で夫が行方不明のままの女性、原発事故による避難生活中に息子を自死で失い自殺未遂を繰り返す男性、避難生活が長引く中、妻が認知症になった夫婦など、患者や利用者たちのおかれた状況には震災と原発事故の影響が色濃くにじむ。蟻塚医師は、かつて沖縄で、沖縄戦の遅発性PTSDを診ていた経験から、福島でも今後、長期にわたり、PTSDが発症すると考えていた。

「人間もっと泣かなきゃだめだと思う」

ある日、枕元に行方不明の夫が現れたと話す女性。「生きていていいんだ、という希望を持った時に人は泣ける」と話す蟻塚さん。米倉さんは、息子を失った男性にあることを提案。やがてそれぞれの人々に小さな変化が訪れていく。
喪失感や絶望に打ちのめされながらも日々を生きようとする人々と、それを支える医療従事者たちのドキュメンタリー。


生きて、生きて、生きろ。 生きて、生きて、生きろ。 生きて、生きて、生きろ。

8/17(土)~

アイアム・ア・コメディアン

アイアム・ア・コメディアン

© 2022 DOCUMENTARY JAPAN INC.

2022年/日本・韓国/108 分/配給:SPACE SHOWER FILMS
監督:日向史有
撮影:金沢裕司
編集:斉藤淳
プロデューサー:石川朋子、植山英美、秦岳志、ゲーリー・ビョンソク・カム
製作:株式会社ドキュメンタリージャパン
出演:村本大輔(ウーマンラッシュアワー)、中川パラダイス (ウーマンラッシュアワー)他

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券 1,500円(税込)を当館受付にて発売中!特典:村本語録入りステッカーをプレゼント!

嫌われ芸人、炎上芸人……
政治的な発言をきっかけにネットで炎上し、ついにはテレビから消えた
お笑いコンビ“ウーマンラッシュアワー”村本大輔。

テレビに居場所を失った村本大輔は劇場、ライブに活路を見出し、自分の笑い《スタンダップコメディ》を追求する。本場アメリカへの武者修行、韓国での出会い、パンデミックの苦悩、知られざる家族との関係。世間から忘れ去られた芸人の真実に『東京クルド』の新鋭ドキュメンタリスト日向史有が迫った3年間の記録。

世間は彼の事を、嫌われ芸人、炎上芸人と揶揄する。彼のことが大嫌いなアンチ村本も多数存在する。テレビで政治的なネタを繰り返したことで、テレビ局が使いにくいから干されたのだと言うと、いや単に面白くないからでしょ、と返される。 本当にそうだろうか?彼が独演会を開催するとLINE CUBE SHIBUYA(旧渋谷公会堂)が札止めとなる。そう言えば最近テレビで見ないな…。本当にそこにメディアの忖度は働いていなかったのだろうか。
しかし、もはやそんな事はどうでも良いようだ。テレビに居場所を失った彼は日本ではなく世界に目を向けたのだ。世界は広い。そう言うと今度は、日本で通用しなかったから逃げたんでしょ?とまたもや返されるかもしれない。アンチの皆さん、それももうどうでも良いのです。間違いないことは村本が世界に出てお笑いを追求している。自身がメディアとなって日本ではタブーとされていることを表現するためにもがいている。
そしてもう一つ間違いないことは、彼は日本のテレビから、消えた=言葉を消された。この国ではミュージシャンやタレントが政治的な発言をするとメディアから消えることがある。 お茶の間に問題提起の声は届かなくなる。
彼を毛嫌いしている皆さん、是非スタンダップして、この映画で彼のコメディ=言葉に触れてみませんか。


アイアム・ア・コメディアン アイアム・ア・コメディアン アイアム・ア・コメディアン

8月~

シド・バレット 独りぼっちの狂気

シド・バレット

©︎2023 A CAT CALLED ROVER.ALL RIGHTS RESERVED.

2023年/イギリス/94分/配給:カルチャヴィル
原題:Have You Got It Yet?The Story of Syd Barrett and Pink Floyd
監督:ロディ・ボガワ、ストーム・トーガソン
出演:ロジャー・ウォーターズ、デヴィッド・ギルモア、ニック・メイスン、ピート・タウンゼント、グレアム・コクソン、ミック・ロック、ダギー・フィールズ、ノエル・フィールディング、トム・ストッパード、アンドリュー・ヴァンウィンガーデン

公式ホームページ

デヴィッド・ボウイ、マーク・ボラン、グレアム・コクソン——
名だたるアーティストを夢中にした”ピンク・フロイドを創った男”
その神秘を解き明かすドキュメンタリー映画が誕生

ピンク・フロイドを創った男として初期には活動の中心でありながらも、5年あまりで表舞台から姿を消し、巨大化したピンク・フロイドのインスピレーションの源としてロック史の一隅を閉める「伝説」となった男―。本作は、ときにゴシップ誌の見出しを飾るほど私たちを魅了してやまないシド・バレットの「狂気」と「天才」の真相に、多数の証言と記録映像、幻想的な映像パートで迫る。ロジャー・ウォーターズ、デヴィッド・ギルモア、ニック・メイスンら、ピンク・フロイドのメンバーはもちろん、実妹ローズマリー、幼少期の友だちや美術学校時代の教師や学友、ピート・タウンゼント(ザ・フー)やグレアム・コクソン(ブラー)らミュージシャン、ミック・ロックやダギー・フィールズら写真家、美術家、歴代のガールフレンドまで数十名が勢揃い。ロンドンのアンダーグラウンド・カルチャーの巣窟、UFOクラブでのライトショーや、デビュー間もないころの初々しいスチルにMVなど、上昇気流に乗るバンドの姿をとらえた場面から、ストレスとドラッグに苛まれ精神の均衡が崩れ、バンドを去ったのちの秘話まで、これまでまことしやかに語られてきたシドにまつわる逸話を答え合わせすることもできる。監督と聞き手をつとめたのはシドの旧友にして、レッド・ツェッペリンやブラック・サバス、そしてピンク・フロイドのアートワークでも名を馳せたアート集団「ヒプノシス」のストーム・トーガソン。トーガソンの死後、映像作家のロディ・ボガワが意志を引き継ぎ、シド・バレットという神秘をときあかす決定版を完成させた。


シド・バレット シド・バレット シド・バレット

近日上映

イーちゃんの白い杖 特別編

イーちゃんの白い杖

©テレビ静岡

2023年/日本/108分/配給:浜松市民映画館シネマイーラ/配給協力:コピアポア・フィルム
監督:橋本真理子
撮影:杉本真弓
編集:大澤裕也
音楽:川口カズヒロ(DATSUN320)
語り:春風亭昇太
プロデューサー:日比野雅彦・永井学
制作:テレビ静岡

公式ホームページ

「命は、ひとつ」そう教えてくれたのは、重い障がいをもつ弟でした。
家族、友だち、恋人……すべての出会いが、イーちゃんを強くする。

静岡県に暮らす、生まれつき目が見えないイーちゃん(小長谷唯織)と、重い障がいをもつ2歳下の弟・息吹。遡ること25年前、盲学校に通うイーちゃんは次第に「どうして自分だけ違うのか」と疑問を抱き始める。たくさんの友だちと離れ離れになり、いじめを経験し、大好きなピアノに触れても晴れない心……。自殺という二文字が頭をよぎったとき、隣には病と向き合い前進し続ける弟がいた。次々にやってくる挫折や苦難、数えきれないほど立ちはだかる壁をひとつずつ乗り越えた先に、幸せはやってくる。

2018年に静岡3映画館で公開後、翌年には東京でも公開され観客を感動の渦に包み込んだ『イーちゃんの白い杖』。新たな映像も追加された『特別編』は2024年1月から2月にかけフジテレビ系列28局で放送されるやいなや、「涙が止まらない」「勇気をもらえた」「感銘を受けた」と絶賛の声が続々と上がった。2023年日本民間放送連盟賞 テレビ・グランプリを受賞した心震わすTVドキュメンタリーがいま、スクリーンで上映される。


イーちゃんの白い杖 イーちゃんの白い杖 イーちゃんの白い杖

公開日未定

クローズ・アップ

© 1990 Farabi Cinema

1990年/イラン/98分/配給:ノーム、東風
原題:CLOSE-UP
監督・脚本・編集:アッバス・キアロスタミ
撮影:アリ=レザ・ザリンダスト
出演:ホセイン・サブジアン、ハッサン・ファラーズマンド、アボルファズル・アーハンハー、メフルダード・アーハンハー、モフセン・マフマルバフ

公式ホームページ

J・L・ゴダールに、「映画はグリフィスに始まりキアロスタミで終わる」と言わしめたアッバス・キアロスタミ監督、魔法的大傑作!

『友だちのうちはどこ?』やカンヌでパルムドールを受賞した『桜桃の味』などで知られる巨匠アッバス・キアロスタミ。その美しく独創的なフィルモグラフィにおいてもひときわ異彩を放ち、いまなお数多くのシネアストを魔法のように魅了し続けている本作『クローズ・アップ』。 ある男が映画監督のモフセン・マフマルバフになりすまし、裕福な一家を騙したという詐欺事件を知ったキアロスタミ監督は、すぐに裁判所を訪れ、その公判の模様をカメラに収めることに成功する。さらに、事件に至る過程を当事者たち自身に演じさせて再現することで、事の次第を明らかにしていく。ドキュメンタリーと再現、虚構と現実を精巧に織り上げていった果てに、ついに映画は詐欺容疑で逮捕された青年の心の奥に秘められた真実を探り当てる。めくるめくサスペンスと不意打ちをくらわされたような衝撃的な感動。時代を超えても色褪せない稀代の大傑作が、HDリマスター版でスクリーンに甦る!

嘘からはじまる、本当のはなし

バスで隣に座った婦人から声をかけられた映画青年サブジアン。持っていた映画の本について尋ねられ、思わず自分は本の著者である映画監督のモフセン・マフマルバフだと名乗ってしまう。すんなりとその嘘を信じた婦人は、家族全員が映画好きだと言って彼を家へ招き入れる。嘘に嘘を重ね、一家を架空の映画製作に巻き込んだサブジアンは、ついには詐欺罪で逮捕されてしまう。そして迎えた判決の時、サブジアンが明かす真実とは…。


クローズ・アップ クローズ・アップ クローズ・アップ
シネマリンインスタグラム