魂のきせき
©Kasama Film
2025年/⽇本/97分/⽇本語/カラー/DCP/配給:アギィ
監督:⼩林茂
撮影:⼩⽥⾹
録⾳:川上拓也
編集:秦岳志
歌:結華
制作事務局:須藤伸彦
プロデューサー:⻑倉徳⽣、秦岳志
製作:カサマフィルム
助成:⽂化庁⽂化芸術振興費補助⾦(⽇本映画製作⽀援事業)独⽴⾏政法⼈⽇本芸術⽂化振興会
宣伝美術:成瀬慧
宣伝:⾼⽥理沙
配給協⼒:リガード
問いは、ここにある。映画に何ができるのか?
映画監督の⼩林茂は、性暴⼒のサバイバーであることを公にしながら活動を続ける⼀⼈の写真家との出会いをきっかけに、本作の製作を決意する。⼤切な友⼈が、幼少期に受けた性虐待によるPTSDで⻑年苦しむ姿を⾒ていたからだ。やがてカメラは、それぞれ異なる痛みを抱えながら⽣きるサバイバーたちへと向けられていく。悔恨、怒り、うつ、不眠、解離、⾃傷、希死念慮。⾔葉にならない痛みとともに⽣きるということを、どう映すのか?
⻑期化する撮影のなかで、⼩林は映画製作の意義を問い、⾃分⾃⾝の過去と向き合う。幼いころの記憶をたぐり寄せると、そこに戦争の昏い影を背負って満洲から引き揚げてきた家族との⽇々が浮かんだ。異なる時代、異なる出来事に刻まれた傷は、ときに遠く、ときに近く、響きあうことがあるのだろうか――。
『魂のきせき』には2つの意味が込められている。深い傷つきとともに歩んできた魂たちの〈軌跡〉。そして、孤独な魂と魂とが、まるで地下⽔脈のように、とても深いところで、いつか静かにつながりあう〈奇跡〉。その〈きせき〉の先に、何があるのか? 本作は、このかすかな希望に⽬を凝らし、⽿を澄まし続けた、9年間の記録である。
ドキュメンタリー映画の現在を⽀えるスタッフが集結
映画史に残る傑作『阿賀に⽣きる』(佐藤真監督)のキャメラマンとしても知られる⼩林茂監督が本作の撮影を託したのは、当時まだ『鉱ARAGANE』を発表したばかりの⼩⽥⾹。録⾳に川上拓也、編集に秦岳志と、現在の⽇本のドキュメンタリー映画を⽀えるスタッフが集結。出演者たちとスタッフの 9 年にわたる協働によって完成した映画は、2025 年の⼭形国際ドキュメンタリー映画祭、東京国際映画祭で上映され、多くの観客に驚きと深い感動をもって迎えられ、⼤きな反響を呼んだ。
料金
| 一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
| 通常 | ¥1900 | ¥1300 | ¥800 |
| 会員 | ¥1300 | ¥1300 | ¥800 |