AKIRA 4Kリマスター

©1988マッシュルーム／アキラ製作委員

1988年／124分／日本／配給：東宝
原作・監督：大友克洋（講談社・ヤングマガジン連載）
脚本：大友克洋・橋本以蔵
撮影監督：三澤勝治
PG12
※当館での上映は2K版

大友克洋自身による映像化
世界を震撼させた超感覚アニメーション

連載開始直後から話題を呼び、単行本が発売されるや人気が爆発、300万部を突破するベストセラーになった「アキラ」の映画化。脚本・監督とも、原作者である大友克洋が担当した。1983年SF大賞を受賞した「童夢」、映画『迷宮物語』等、数多くの名作を生み出してきた鬼才である。
各カットが細密画のように綿密に描き込まれ、集積回路の配線図を思わせる。そして息つく間もないスピーディーなアクションシーンは圧巻。作品の中ではこれらが最高の映像技術を持って息づき、破壊のあとの再生への熱い願い、エキサイティングな人間ドラマが構築される。絵コンテ、脚本、監督と一人何役もこなす大友克洋は、フィルムアップ前にセリフを録音するプレスコ方式を採用し、動きのリアルさを追求した。

もう始まっている、もう止まらない・・・

核戦争勃発の鍵を握る超極秘計画〈アキラ〉をめぐり、人間のもつ潜在能力を開発実験する軍や、それを追う反体制ゲリラ組織、新興宗教団体、若者たちのエネルギーがぶつかり合い、火花を散らす。破壊か創造か、想像を絶する終焉に向けて、〈アキラ〉の力が動き出す・・・。