泥の子と狭い家の物語

泥の子と狭い家の物語

©チーム谷四

2022年/日本/117分/配給:ベストブレーン
監督:西岡眞博
原作:オカモト國ヒコ
脚本:弥重早希子
撮影:亀井義紀
編集:山本茄津己
出演:織田ひまり、田中美里、月丘七央、有田洋之、筒井俊旭、四天王寺紅、藤井佳代子、早坂風海、湯浅崇、岩本佳穏、坂田琴音

公式ホームページ

イベント情報
12/3(土)18:25回上映前、織田ひまりさん、田中美里さん、西岡眞博監督(予定)の舞台挨拶がございます。

入場者プレゼント
ご来場の方に「織田ひまりポストカード」先着1,000名様に3種類からランダムに1枚プレゼント!※絵柄はお選びいただけません。

見知らぬ女が家族になり、
あなたは家族から追い出される。
これは、とてもリアルな、あなたの物語。

不動産屋曰く「ちょっと狭めですけど、みんなが幸せになれる家」に暮らす内田さん一家は、様々な問題を抱えながらも、開放的で幸せな家族だった。加賀美と名乗る女が、祖母松子の介護にやって来るまでは。
加賀美が来るようになって、どうも母康子の様子がおかしい。主人公の小豆は訴えるも、事勿れ主義の父幸男は、まともに取り合わない。やがて、家族に良い変化が起き始める。鍼灸師だという加賀美は、幸男の酷い腰痛を一瞬にして治してみせ、再就職を叶えた。康子も明るさを取り戻し、少しギスギスしていた夫婦仲も良くなったように見えた。やはり自分の思い違いか。母や父が言うように、加賀美は幸せを運んでくれるのか。そうして加賀美は、内田家に居着いてしまう。ところが、加賀美の行動が徐々にエスカレートし始める。家事、食事、小豆の進路や交流関係、果ては下着の色にまで口を出し、家族から自由を奪おうとする。
謎の女に徐々に蝕まれていく一家が織りなす、ファンタジー人間ドラマ。家族の崩壊と再生の物語。

先生の言うことを聞きなさい。親の言うことを聞きなさい。人と違ったことをしてはいけません。どうして自分の意見を述べてはいけないのか、どうして正しいと思えないことをしなければならないのか、どうして正しいと思う行動をとったら異物扱いされるのか。逃げ場のない世界でもがき苦しんでいたあの頃の感覚がコロナ禍で鮮明に蘇ってきた。2022年、世界的なパンデミックの時代を我々は生きている。この息苦しくて生きづらい日本で喘いでいる人たちへ。差別、偏見、同調圧力、クソ喰らえ。
今、この時代を生きる人へのメッセージ。

第9回日本制服アワードグランプリ 織田ひまり映画デビュー作

ガールズポップユニット「BREAK TIME GIRLS」での活動に加えて、舞台やTVでの活躍が目覚ましい注目の新人、織田ひまり待望の映画初出演&初主演作!原作は、関西演劇界の異端児オカモト國ヒコが書き下ろし、 舞台からラジオドラマへと進化を遂げた「泥の子と狭い家の物語」。
主人公の小豆を演じた織田は映画初出演、しかも初主演という大役にもひるむことなく、時に激しく、時に思春期特有の憂いを含んだ表情で、この難役を見事に演じた。
加賀美によって次第に様子がおかしくなっていく小豆の母・康子役に、NHK連続テレビ小説「あぐり」(97)のヒロインで女優デビュー後、ドラマ、舞台、映画と幅広い活躍を続ける田中美里が熱演。内田家に入り込む加賀美玲子役には、宝塚歌劇団82期生、男役のスターとして11年在籍した月丘七央が、圧倒的な存在感を放ち怪演。他に、内田家の父・幸男に有田洋之、祖母・松子に四天王寺紅、小豆が助言を求める猫屋敷の主人役に藤井佳代子、井之頭役に湯浅崇ほか個性的な実力派俳優と、早坂風海、筒井俊旭など期待の若手俳優が結集した。


泥の子と狭い家の物語 泥の子と狭い家の物語

上映日時

12/3(土) 12/4(日)~12/9(金) 12/10(土)~12/16(金)
18:25-20:22 18:15-20:15 10:00-12:00

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1200 ¥800
会員 ¥1500 ¥1200 ¥800