星の時 4K
1985年/ブラジル/96分/配給:alfazebet
原題:A Hora da Estrela
原作:クラリッセ・リスペクトル
監督:スザーナ・アマラウ
脚本:スザーナ・アマラウ、アルフレッド・オロス
撮影:エドガル・モウラ
編集:イデ・ラクレタ
音楽:マルクス・ヴィニシウス
出演:マルセリア・カルタッショ、フェルナンダ・モンテネグロ、ジョゼ・ドゥモン、タマラ・タシュマン、ウンベルト・マニャーニ
わたしはタイピストで、処⼥で、コーラとホットドッグが好き
“20世紀で最も謎めいた作家”クラリッセ・リスペクトルが遺した最後の物語
ブラジル映画史にきらめく、忘れがたい輝き。40年の時を経て⽇本初公開
ブラジル北東部の貧しい地からサンパウロにやってきた19歳のマカベーアは、身寄りもなく、読み書きもままならず、世間知らず。安月給で暮らし、3人の女たちと粗末な下宿を共有している。自身の貧困や境遇に無自覚で、恋にあこがれ、映画スターを夢見る彼女は、ある日占い師から「あなたの人生は変わる」と告げられる。だが、その「運命の瞬間」は思いがけない形で訪れる……。
原作は、「ブラジルのヴァージニア・ウルフ」(The Wall Street Journal)、「20世紀でもっとも謎めいた作家のひとり」(オルハン・パムク)と称されるクラリッセ・リスペクトルが1977年に遺した最後の小説『星の時』。日本では2021年に初邦訳され、第8回日本翻訳大賞を受賞するなど大きな反響を呼んだ。
監督のスザーナ・アマラウは、9人の子どもを育てたのちニューヨーク大学で映画制作を学んだ異色の経歴を持つ、ブラジル映画における女性監督の先駆者。本作は、彼女が50代で完成させた初の長編監督作である。原作では謎に包まれたままの主人公マカベーアを描くにあたり、アマラウは「ただ“人生”を見ていただけ。自分自身の、そして毎朝5時に家を出るたくさんの女の子たちの」と語る。貧しく、報われない、社会の中で見過ごされてきた存在を、血の通った一人の人間として瑞々しく描き出した。
本作はブラジリア映画祭で主要6部門を受賞し、第36回ベルリン国際映画祭では主演マルセリア・カルタッショが銀熊賞(女優賞)を受賞。国内外で高い評価を受けた。近年ではブラジル映画批評家協会による「ブラジル映画史上ベスト100」、英国BFIによる「The female gaze: 女性監督による、見過ごされてきた100本の映画」にも選出され、その評価は今なお広がり続けている。日本では1987年に第2回東京国際女性映画祭で『星の時間』のタイトルで上映され、監督来日も果たした。
また、名匠ウォルター・サレス監督作『セントラル・ステーション』でブラジル人として初めてアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、『アイム・スティル・ヒア』への出演も記憶に新しい名優フェルナンダ・モンテネグロが占い師役で出演している。
料金
| 一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
| 通常 | ¥1900 | ¥1300 | ¥800 |
| 会員 | ¥1300 | ¥1300 | ¥800 |