スズさん ~昭和の家事と家族の物語~

©「スズさん」製作委員会

2021年/日本/86分/DCP/制作:記録映画保存センター
監督・撮影・編集:大墻敦
製作:村山英世、山内隆治
音響監督:Mick 沢口
音響効果:細見浩三
録音・照明:折笠慶輔、梶浦竜司
ドローン撮影:カラーグレーディング(堀井威久麿)
音楽:矢部優子、長谷川武尚
チェロ演奏:河元哲史
歌:JIBO
イラスト:高橘美江
出演:小泉和子(昭和のくらし博物館館長)
語り:小林聡美

公式ホームページ

イベント情報
5/28(土)・29(日)上映後、大墻敦監督の舞台挨拶がございます!

「手を動かしていれば大丈夫」
日々を細やかに営んだ女性たちの生活史。

東京郊外にある小さな家。
昭和26年(1951年)に建てられた木造2階建の住宅は、いま「昭和のくらし博物館」となり、当時の人々の暮らしを伝えています。館長の小泉和子さんの実家であるこの博物館には、母・スズさん(1910~2001年)の思い出がたくさんつまっています。娘によって語られる、母の人生。そこには生活の細部に工夫を凝らし、知恵を絞り、家族のために懸命に手を動かしながら生きてきた一人の女性の姿がありました。当時、当たり前に継承されていた経験や生活の知恵は、時代の変化とともに失われつつあります。母から娘へ、娘から今を生きる私たちへ。スズさんが遺してくれた3章からなる物語です。

第1章 「生い立ちと横浜大空襲」

明治43年、横浜の農家の長女として生まれた、小泉スズさん。関東大震災で母を亡くし、18歳で女中奉公に出て、22歳でお見合い結婚をします。戦争が人々の暮らしに影を落とす中、子どもを産み、必死に育ててきました。スズさんが経験した戦時下の暮らし、学童疎開や建物疎開、防空防災訓練に横浜大空襲、そして戦後の復興期を当時の資料映像を交えながら丹念に描き出します。

第2章 「ちいさなおうち」

スズさんの夫が自ら設計を手掛けた18坪の住宅には家族6人と下宿人2人の計8人が暮らしていました。狭くとも快適に暮らせるよう、家の中には様々な工夫が凝らされています。この家で専業主婦として炊事、洗濯、掃除、裁縫と家族のために働いたスズさんの記憶とともに、平穏を取り戻した市井の人々の暮らしを見つめます。

第3章 「昭和の家事の記録」

私たちの日々の暮らしを支える家事。家電の発展とともに、その姿は大きく変わりました。昭和の生活を知る貴重な資料として、スズさんに当時の家事を再現してもらった記録フィルムが残っています。着物をほどき、浴衣を縫い、おせちやおはぎを作り、お盆を迎える…。80歳を越えたスズさんによる、息をのむほど鮮やかで、細やかな気配りに満ちた手仕事の記録が4Kデジタルで蘇ります。


小泉和子

小泉和子(昭和のくらし博物館長)
昭和8年東京都文京区小石川生まれ。家具・道具および建築を中心として生活史を研究する。「昭和のくらし博物館」「昭和台所なつかし図鑑」「室内と家具の歴史」「TRADITIONAL JAPANESE FURNITURE」「道具が語る生活史」など著書多数。元京都女子大学教授。家具道具室内史学会会長。

料金

一般 シニア 学生応援プライス(大学生以下)
通常 ¥1800 ¥1100 ¥500
会員 ¥1500 ¥1100 ¥500