スズさん ~昭和の家事と家族の物語~

©「スズさん」製作委員会

2021年/日本/86分/DCP/制作:記録映画保存センター
監督・撮影・編集:大墻敦
製作:村山英世、山内隆治
音響監督:Mick 沢口
音響効果:細見浩三
録音・照明:折笠慶輔、梶浦竜司
ドローン撮影:カラーグレーディング(堀井威久麿)
音楽:矢部優子、長谷川武尚
チェロ演奏:河元哲史
歌:JIBO
イラスト:高橘美江
出演:小泉和子(昭和のくらし博物館館長)
語り:小林聡美

公式ホームページ

イベント情報
初日8/2(月)、8/3(火)12:50回上映後、大墻敦監督の舞台挨拶が決定しました!

都内の住宅地の一角に戦後直後建てられた小さな民家が今も残っている。
1950年代、ここで夫婦と子供4人の6人家族がくらしていた。
この家の普通の主婦だった、スズさんの炊事、洗濯、裁縫といった家事労働の数々を記録した貴重なフィルムを残していた。
スズさんの家族が体験した関東大震災、建物疎開や学童疎開そして横浜大空襲、そして戦後の苦しい生活。これも多くの日本人が体験してきた。
高齢者の心の底に封印されている戦中、戦後の記憶が、体験者の証言と新たな資料映像により呼び起される。
若い世代にも昔の家事を知ることで今の生活を見直すきっかけとなるに違いない。

豊富な映像アーカイブを駆使して横浜大空襲を家族の視点から再構成する初めての試み

1945年3月10日の東京大空襲と比較するとあまり知られていないが、横浜大空襲もまた甚大な被害をもたらした無差別空襲だった。(飛来したB29機 は東京大空襲の約2倍、投下焼夷弾も1.5倍)戦中戦後に撮影された映画、ニュース映像、写真、小泉和子氏の証言に基づいて描画されたイラストを再構成して空襲の悲劇に迫る。防空訓練、食料難、学童疎開、建物疎開と続く苦難、小泉一家がどのように、焼夷弾と機銃掃射、燃えさかる炎の中を逃げ惑い生き残ったのかを丹念に描いていく。
昭和20(1945)年5月29日未明、米第21爆撃機集団所属のB29編隊517機がマリアナ基地を発進し、午前9時20分ころ横浜上空に達し、10時半ころまで、約1時間で、総数43万8,576個(2,569.6トン)の大量の焼夷弾を投下した。密集した木造家屋を焼き払うのに適したM69と呼ばれる集束焼夷弾攻撃により、中区・南区・西区・神奈川区を中心に、横浜の市街地は猛火につつまれた。この大空襲による被害は、直後の公式発表によれば、死者3,650人、重軽傷者10,198人、行方不明309人、罹災者は311,218人とされる。大正12(1923)年の関東大震災から20年余りが過ぎ、ようやく復興した横浜の街は、再び灰燼に帰したのである。(横浜市史資料室HPより)

娘が語る「大好きだったおかあさんの手仕事」4K映像でよみがえる昭和の家事

昭和の30年代までふつうの家庭でおこなわれた家事を記録したフィルム映像を鮮やかな4K映像でよみがえらせた。
「着物をほどく」「洗い張りをする」「夏掛け布団」「洗濯」「浴衣を縫う」「お盆を迎える」「お手玉つくり」「おはぎ」「半纏」「搔い巻き」「こわめし」「漬物」「お正月の支度」など主婦が家族のために懸命に働く姿は、私たちに日々の営みの尊さを伝えてくれる。


小泉和子

小泉和子(昭和のくらし博物館長)
昭和8年東京都文京区小石川生まれ。家具・道具および建築を中心として生活史を研究する。「昭和のくらし博物館」「昭和台所なつかし図鑑」「室内と家具の歴史」「TRADITIONAL JAPANESE FURNITURE」「道具が語る生活史」など著書多数。元京都女子大学教授。家具道具室内史学会会長。

上映日時

8/2(月)~8/6(金) 8/7(土)~8/13(金)
12:50~14:20 11:05~12:35

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800