ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ

ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ 

©2018 Dangmai Films Co., LTD, Zhejiang Huace Film & TV Co., LTD – Wild Bunch / ReallyLikeFilms

2018年/中国・フランス/138分/配給:リアリーライクフィルムズ + miramiru
原題:地球最后的夜晩 Long Dayʼs Journey Into Night
監督・脚本:ビー・ガン
美術:リウ・チアン
撮影:ヤオ・ハンギ、トン・ジンソン、ダーヴィッド・シザレ
照明:ウォン・チーミン
出演:タン・ウェイ、ホアン・ジエ、シルヴィア・チャン

※当館での上映は全編2D上映となります。

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それは夢なのか、記憶なのか――
愛したひとの面影を追って、男がたどり着いた場所とは?

ルオ・ホンウは、何年もの間距離を置いてきた故郷・凱里へ、父の死を機に帰還する。
そこでは幼馴染 白猫(パイマオ)の死を思い起こすと同時に、彼の心をずっと捉えて離れることのなかった、ある女のイメージが付き纏った。彼女は自分の名前を、香港の有名女優と同じワン・チーウェンだと言った。ルオはその女の面影を追って、現実と記憶と夢が交錯するミステリアスな旅に出る……。

鬼才ビー・ガン監督が誘う、後半60分、脅威のワンシークエンスショット映像体験

弱冠26歳で制作した『凱里ブルース』で、映画界に彗星の如く現れたビー・ガン。その年に開催された主要な映画祭で新人監督に贈られる賞を次から次へと獲得し、一躍時代の寵児となった。そのビーが3年の歳月を経て発表したのが、長編第2作にあたる本作である。第71回カンヌ国際映画祭では、時制や映画的文法の解体と再構築、そして前作でも試みた40分に渡るワンシークエンスショットを60分に、さらには3Dに拡張した、その大胆で革新的な映画手法に、批評家や観客から前作を凌駕する驚嘆と称賛の声があがった。

長編2作目の新人監督ながら、その期待度からスタッフ・キャスト共に中国・香港・台湾・フランスの一流スタッフが集結。主演は、アン・リー監督の『ラスト、コーション / 色・戒』で衝撃的なデビューを果たした国際女優のタン・ウェイ。男の現実とも幻想ともつかないミステリアスな存在である二人の女性を、時に妖艶に、また時に可憐に演じ、圧倒的な存在感を見せている。もう一人の主人公、ルオを演じるホアン・ジエは、その長身を生かしてダンサーからモデルへ、そして俳優に転身した。大陸的な男臭さの中に繊細な色気も感じさせる、これからが期待の俳優だ。二人の異なる母親のイメージを体現したシルヴィア・チャンは、映画女優としても、また映画監督としても高い評価を得ている、台湾を代表する国際派映画人である。

撮影はホオ・シャオシェンの作品で知られる台湾のヤオ・ハンギ、ディアオ・イーナン監督の新作『ワイルドレイクグース』が話題の中国人カメラマン、ドン・ジンソン、アカデミー外国語映画賞候補となった『裸足の季節』のフランス人カメラマン、ダーヴィッド・シザレ。この3人の才能が結集し、映画史に残る圧巻のカメラワークを成し遂げた。
さらに照明では、ウォン・カーウァイ作品を手掛けてきた香港のウォン・チーミンが参加していることも見逃せない。

ビー自身の故郷である貴州省凱里市での撮影にこだわり、土地の気候や風土、地形を巧みに映画セットに取り込み、今まで見たこともないような映像世界を体験することとなる本作。架空の街・ダンマイで、あなたはどのような物語を紡ぐことができるだろうか?

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上映日時

7/4(土)~7/10(金) 7/11(土)~7/17(金) 7/18(土)~7/24(金・祝)
15:00~17:20 10:00~12:25 20:15~22:40 レイト割画像

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1200 ¥800
会員 ¥1500 ¥1200 ¥800