春画と日本人

春画と日本人

©大墻敦

2018年/日本/87分/配給:ヴィジュアルフォークロア
監督・撮影・編集・製作著作:大墻敦
ナレーター:濱中博久
音楽:矢部優子、池田陽子、長谷川美鈴、長谷川武尚
協賛:国際日本文化研究センター
協力:国際浮世絵学会・文化資源学会
出演:小林忠(国際浮世絵学会会長)、浅野秀剛(国際浮世絵学会理事長)、木下直之(東京大学文化資学研究室教授)、石上阿希(国際日本文化研究センター特任助教)、浦上満(永青文庫春画展実行委員、古美術商)ほか[肩書きは取材当時]

公式ホームページ

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有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

日本人は「春画」を知らない—
「世界が、先に驚いた。」 あの春画展から4年
驚きの内幕を描くドキュメンタリー

日本初の大規模な春画展が、2015年9月、東京の小さな私立博物館「永青文庫」で開幕した。国内外で秘蔵されてきた貴重な春画約120点を一堂に集めて展示する画期的な試み。それまで年間2万人の来館者だった永青文庫に、3ヶ月の会期中に21万人が押し寄せた。女性来館者55%、5人に1人が図録を購入するという異例の記録を打ち立て、美術界の話題をさらった。
開催までの道のりは困難を極めた。当初は、ロンドンの大英博物館で成功を収めた「春画展」の日本巡回展として企画されたが、東京国立博物館をはじめ国内の公私立博物館20館へ打診しても不調に終わった。海外で美術品として高く評価されている春画の展示が、なぜお膝元の日本ではすんなりと成立せず、小規模な私立博物館での開催となったのか。なぜ21万人もの熱狂的な観覧者が訪れたのか。映画は、展覧会を成功に導いた人々とともに「春画と日本人」をめぐる謎に迫っていく。

21万人が熱狂した「春画展」
テレビでは描けない「春画」のウラ/オモテ

男女の交わりや色恋を、鮮やかに、のびやかに表現した「春画」。葛飾北斎、喜多川歌麿、菱川師宣ら当代きっての浮世絵師のほとんどが絵筆をとり、当時最高水準の「彫り・摺り」の技術を用いた傑作が多い。しかし、明治時代になると、西洋的近代化を急ぐ政府は春画を徹底的に弾圧。何万の春画、数千の版木が燃やされ、名品が海外に流出した。
今では無修正の春画が出版され、書店で誰もが手に取り購入することができる。しかし実物を展覧会で展示することには見えない壁が立ちはだかる。この映画は、本物の「春画」を当たり前に観ることができる世の中を目指した人たちが体験した逆風と、知られざる苦労や努力を描きだしていく。すると春画の公開を問題視し、世間から隠そうとしてきた日本社会の摩訶不思議な《忖度》構造が浮かび上がってきた。

※18歳未満入場禁止

本作品は、「春画」のオリジナリティと、収集・保存・研究にかけてきた方たちの意図を尊重するため「春画」にぼかしやトリミングをかけることなく紹介しています。その主旨をご理解のうえ劇場でご覧ください。DVD販売・テレビ放送の予定はありません。

*キネマ旬報ベストテン2018年文化映画第7位

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料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800