洗骨 せんこつ
©『洗骨』製作委員会
2018年/日本/111分/DCP/配給:ファントム・フィルム
監督・脚本:照屋年之
音楽:佐原一哉
主題歌:古謝美佐子「童神」
出演:奥田瑛二、筒井道隆、水崎綾女、大島蓉子、坂本あきら、鈴木Q太郎、筒井真理子
家族をひとつにしてくれたのは、骨になった母でした―。
世界各国で絶賛されたユーモアと感動のヒューマンドラマ。
監督は、照屋年之ことガレッジセール・ゴリ。12年に渡り短編映画や自主映画の制作を積み重ねてきた彼が、国際的な短編映画祭で数々の賞を受賞した短編映画『born、bone、墓音。』を原案に、長編映画として新たに生まれ変わらせたのが本作『洗骨』である。
最愛の人を失くすのは誰しも悲しい。だが数年後、その人にもう一度会える神秘的な風習、“洗骨”。死者の骨を洗うことで、祖先から受け継がれた命の繋がりを感じる。
洗骨───。沖縄諸島の西に位置する粟国島などに残された風習。粟国島の西側に位置する「あの世」に風葬された死者は、肉がなくなり、骨だけになった頃に、縁深き者たちの手により骨をきれいに洗ってもらうことで、晴れて「この世」と別れを告げることになると言われる。
沖縄の離島、粟国島・粟国村に住む新城家。長男の新城剛(筒井道隆)は、母・恵美子(筒井真理子)の“洗骨”のために、4 年ぶりに故郷・粟国島に戻ってきた。実家には、剛の父・信綱(奥田瑛二)がひとり暮らしをしており、恵美子の死をきっかけにやめたはずのお酒を隠れて飲むなど、生活は荒れ果てていた。そこへ、名古屋で美容師として活躍している長女・優子(水崎綾女)も帰って来るが、優子の様子に家族一同驚きを隠せない。様々な人生の苦労とそれぞれの思いを抱え、家族が一つになるはずの“洗骨”の儀式まであと数日、果たして 彼らは家族の絆を取り戻せるのだろうか。
*2018ニューヨークJAPAN CUTS観客賞受賞
*上海国際映画祭 アジア新人賞部門 正式出品
*モスクワ映画祭 正式出品
*ハワイ国際映画祭 正式出品
上映日時
4/20(土)~4/26(金) | 4/27(土)~5/3(金) | 5/4(土)~5/10(金) |
11:35~13:30 | 16:00~17:55 | 17:20~19:11 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |