なれのはて

なれのはて

Ⓒ有象無象プロダクション

2021年/日本/120分/配給:ブライトホース・フィルム
監督・撮影・編集:粂田 剛
音楽:高岡大祐
調音(整音):浦田和治
デザイン:千葉健太郎
HP制作:久保田かおり
製作:有象無象プロダクション
出演:嶋村正、安岡一生、谷口俊比古、平山敏春

公式ホームページ

ここは天国か、それとも地獄か―
喧騒と熱気渦巻く生暖かいカオス、フィリピンのスラムへようこそ
帰国することを諦めた日本人男性たち―
“困窮邦人”と呼ばれる男たちの生活を7年間追い続けたドキュメンタリー!

マニラの貧困地区、路地の奥にひっそりと住む高齢の日本人男性たち。「困窮邦人」と呼ばれる彼らは、まわりの人の助けを借りながら、僅かな日銭を稼ぎ、細々と毎日を過ごしている。警察官、暴力団員、証券会社員、トラック運転手…かつては日本で職に就き、家族がいるのにも関わらず、何らかの理由で帰国しないまま、そこで人生の最後となるであろう日々を送っている。
本作は、この地で寄る辺なく暮らす4人の老人男性の姿を、実に7年間の歳月をかけて追ったドキュメンタリーだ。半身が不自由になり、近隣の人々の助けを借りてリハビリする男、連れ添った現地妻とささやかながら仲睦まじい生活を送る男、便所掃除をして軒下に居候している男、最も稼げないジープの呼び込みでフィリピンの家族を支える男…。カメラは、彼らの日常、そしてそのまわりの人々の姿を淡々と捉えていく。

何故、彼らはフィリピンでなら生きていけるのか?
“幸せとは何か”を日本にいる我々にも突き付ける

本作を監督したのは、原将人『20世紀ノスタルジア』(1997)、矢崎仁司『ストロベリーショートケイクス』(2006)、松井良彦『どこに行くの?』(2008)などの助監督を務めた粂田剛。当初はテレビ番組のディレクターとして、「困窮邦人」が番組になるのではと考え、フィリピンに通ってリサーチを続けていたが、内容的にテレビでは難しいと判断し、映画として発表することを決める。それから7年間、断続的に一人で現地に通い、彼らと交流を深めていく中でカメラを回し続けた。
それぞれがそれぞれの理由で祖国に居場所を失った男たち。日本で生きていくことができない彼らが、なぜフィリピンでなら生きていけるのか? 独居老人、孤独死の問題が日本で取り沙汰される一方、金もなく、若くもないのに裸一貫で海外に暮らす男たちがいる。明日の生活もみえず、とても幸福とは言い難いシビアな生活にも関わらず、彼らの表情は不思議と豊かだ。「自業自得」の果てに辿り着いたフィリピンのスラムで、男たちは何を見たのか?


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料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800