岬の兄妹
©SHINZO KATAYAMA
2018年/日本/89分/配給:プレシディオ
監督・製作・プロデューサー・編集・脚本:片山慎三
撮影:池田直矢、春木康輔
美術:松塚隆史
出演:松浦祐也、和田光沙、北山雅康、中村祐太郎、岩谷健司、時任亜弓、ナガセケイ、松澤匠、芹澤興人、杉本安生
障碍をもつ兄妹が犯罪に手を染めるとき、二つの人生が動きだす―
また、真理子が居なくなった・・・
自閉症の妹のたびたびの失踪を心配し、探し回る兄の良夫だったが、今回は夜になっても帰ってはこない。やっと帰ってきた妹だが、町の男に体を許し金銭を受け取っていたことを知り、妹をしかりつける。
しかし、罪の意識を持ちつつも互いの生活のため妹へ売春の斡旋をし始める兄。このような生活を続ける中、今まで理解のしようもなかった妹の本当の喜びや悲しみに触れ、戸惑う日々を送る。そんな時、妹の心と身体にも変化が起き始めていた…。ふたりぼっちになった障碍を持つ兄妹が、犯罪に手を染めたことから人生が動きだす。
2019年、日本映画界に新たな衝撃、新たな伝説が生まれようとしている。
ポン・ジュノ監督の元で研鑚を積んだ日本人監督による初長編監督作!
監督は『TOKYO!』(08)※ポン・ジュノ監督パート、『母なる証明』(09)、『マイ・バック・ページ』(11)、『苦役列車』(12)など、ポン・ジュノ監督作や山下敦弘監督作に助監督として携わった片山慎三。本作では脚本と編集も自身で行い、一年間、季節ごとの撮影を繰り返し完成まで二年以上かけた、まさに心血を注いだ妥協なき骨太な傑作だ。
兄を演じるのは、冨永昌敬監督作『ローリング』(15)での演技が印象に残る名バイプレーヤー、松浦祐也。妹を演じるのは瀬々敬久監督作『菊とギロチン』(18)で女力士役に挑戦し、本作でも体当たりの演技を見せる和田光沙。また産婦人科医役で、1980年代の日活ロマンポルノを代表する女優、風祭ゆきが特別出演しているのも見逃せない。
上映日時 ※Life=予告編の代わりのおまけ上映Life works
5/4(土)~5/10(金) | 5/11(土)~5/17(金) | 5/18(土)~5/24(金) |
19:20~20:50 | 15:35~17:05 | Life 19:05~20:50 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |