彼らの原発

彼らの原発

©『彼らの原発』上映委員会

2017年/日本/119分/配給:『彼らの原発』上映委員会
製作・監督・撮影・編集:川口勉
音響構成:渡辺丈彦
スタジオ技術:東凌太郎
ダビングスタジオ:シネマサウンドワークス
資料提供:福井新聞 北陸政界
歌:「おもん花」 三上寛(作詞・作曲:三上寛)

公式ホームページ

トークショー
11/4(日)10:00回上映後、中村高寛監督『禅と骨』×川口勉監督のトークショーがございます。
11/10(土)と11/11(日)、11/15(木)と11/16(金)19:30回上映後、川口勉監督の舞台挨拶がございます。

誰もが、本音と建前の間で、生きている

福井県大飯郡おおい町。2006年に大飯郡大飯町と遠敷郡名田庄村が合併され「おおい町」となる。
人口8,700人、海と山に囲まれた小さな町。この町の人々は、原子力発電所と折り合いをつけながら生きてきた。しかし、2011年3月に起きた福島第一原発事故により、大飯原発の存在が平穏な住民の暮らしを揺るがし始めた。2012年7月、世論を二分するなか大飯原発が再稼働。おおい町は日本全国から注目を浴びる。波のように押し寄せるマスコミ、反原発を声高に主張するデモ隊、原発をめぐる誹謗中傷の電話。「原発の是非」を日々突きつけられた住民たちは、やがて口を閉ざして暮らすようになった。
撮影を行ったのは2014年。新たに発足した原子力規制委員会が定める「新規制基準」の下、再稼働の一番手として再び大飯原発の名が挙がった。本作は、原発問題の渦中におかれた町を訪ね、そこに暮らす人々との対話を試みた。原発を抱く大島半島の漁師、原発作業員の宿泊で生計を立てる旅館の主人、町と原発を冷静に見守ってきた美容院のおばあさん、村の合併により「おおい町」となったことにわだかまりを抱える農家、脱原発の未来のため町を支える新エネルギー事業の立ち上げを目指す鍼灸師。長らく町長を務めた人物の辞任によって起こった、新町長選挙。変わってしまった暮らしと、変わらない風習。やがて静かに語られた言葉、その姿から、いまこの国の抱える問題が浮かび上がってくる。

福井県大飯郡おおい町
あの日以来この町は、好奇と無関心に翻弄されていた―

これは、「反原発ドキュメンタリー」ではないつもりです。
僕個人は「反原発」ですが、反原発を訴えるドキュメンタリーをつくることで、原発が内包する巨大な問題に迫れるとは思えませんでした。この映画には、とても多くの事柄が映っています。原発とは無関係な風景、食べ物、唄、信仰、そして無数の言葉たち。何事もなかったように日本中の原発が再稼働に向かう現在、その渦中で暮らす私たち自身を改めて見つめるために、もう一度真正面から混乱したいと思います。
(監督/川口勉)

彼らの原発 彼らの原発 彼らの原発

上映日時

11/3(土)~11/9(金) 11/10(土)~11/16(金)
10:00~12:05 19:30~21:35

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1500 ¥1100 ¥800
会員 ¥1200 ¥1100 ¥800