だってしょうがないじゃない
発達障害を抱えながら独居生活を送る叔父の日常を
発達障害と診断された映画監督が撮り続けた三年間
精神に不調をきたした映画監督/坪田義史は、発達障害を持ちながら一人暮らしをする親類の叔父(まことさん)がいることを知る。坪田は衝動的にカメラを持ってまことさんに会いにいく。坪田はまことさんとの交流を深めていく中で「親亡き後の障害者の自立の困難さ」や「障害者の自己決定や意思決定の尊重」「8050問題にともなう住居課題」などの問題に直面していく。
〈監督の言葉〉
まことさんと出会ってから約三年の月日があっという間に過ぎました。こだわりが強く偏った僕の視線は、まことさんのどこまでも純粋な感性に触れ、フレームに収まりきらないありのままの姿に惹かれました。まことさんを撮りたい。 当時、鬱や不眠に悩み、精神科を受診して注意欠如多動性障害と診断を受け、破れかぶれの状態で撮影に及ぶ僕を、まことさんは「義史さん」と呼び、穏やかな表情で受け入れてくれました。取材を終えた別れ際の玄関先では、必ず「またね」と言って自ら手を差し出して握手をしてくれるまことさん。本作「だってしょうがないじゃない」は、まことさんの協力なしでは、成立しえなかった作品です。僕は、これからも、まことさんに会いに行きます。
*本編にはバリアフリー字幕がついています
上映日時
3/21(土)~3/27(金) | 3/28(土)~4/3(金) |
10:00~12:05 | 12:40~14:45 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |