猫と塩、または砂糖
©2020 PFFパートナーズ(ぴあ、ホリプロ、日活)/一般社団法人PFF
2020年/⽇本/119分/配給:一般社団法人PFF、マジックアワー
監督・脚本・編集:小松 孝
出演:田村健太郎、吉田凜音、諏訪太朗、池田成志、宮崎美子
主題歌:NILKLY「Fact or Fable」
イベント情報
【舞台挨拶】10/22(土)16:05回上映後、小松孝監督、田村健太郎さん
来場者プレゼント!
横浜シネマリンで「PFFスカラシップ傑作選」のいずれかの作品、『猫と塩、または砂糖』、シネマ・ジャック&ベティで『裸足で鳴らしてみせろ』の3作品ご鑑賞のお客様に、30年前の貴重な【PFFアワード92】のパンフレットをプレゼント!
横浜シネマリン、シネマ・ジャック&ベティ、いずれかの劇場窓口で、3作目ご鑑賞の際に、当日券、確認ができる鑑賞券、オンライン予約のスマートフォン・携帯・PC画面のいずれかを3作品分ご提示ください。先着順でプレゼントいたします!無くなり次第終了!
※期間は、本作上映期間中に限ります。
※プレゼントはその場でお渡しいたします。
※30年前のパンフレットのためキズ、汚れなどがある場合がございます。
僕の職業は、猫である。
いい大学、就職、出世、結婚、子育て、マイホーム……。社会の多数派の常識が指し示すそれらの“幸せのベクトル”に背を向け、自主的に母のペットとなった32歳の僕。アル中の父、慎ましい母とともに実家で淡々と暮らしていたが、突然、母の元カレで金持ち紳士風の男とその娘の“白いアイドル”が同居することに。狭いひとつ屋根の下、5人それぞれが幸せを求めて右往左往する中、僕が選んだ生き方とは……。
登場人物全員、クセが強くて愛おしい!
元ニートの40歳新人監督が混迷時代に放つ、幸せ探しホームコメディ
新たな才能を世界に羽ばたかせるプロジェクトとして、橋口亮輔、矢口史靖、李相日、荻上直子、石井裕也ほか錚々たる映画監督を輩出してきたPFF(ぴあフィルムフェスティバル)スカラシップ作品。製作から劇場公開までをトータルプロデュースするこのプロジェクトが、先行きの見えない2022年の映画界、そして日本社会に送り出す、登場人物全員が地味に狂っているけれど愛おしいホームコメディ。
舞台は日本のどこにでもある住宅街に建つ一軒家。30代の息子とその両親が暮らすその小さな空間に、謎の多い父娘が加わり、5人の奇妙な同居生活が展開する。
母の猫を職業とする長男・佐藤一郎を演じるのは、舞台出身で近年は映画『私はいったい、何と闘っているのか』、NHK大河ドラマ「青天を衝け」など活躍も目覚ましい田村健太郎。息子が巣立つことへの不安から驚くべき行動に出る母・恵子役に、最近ますます活躍の場を広げている宮崎美子。母のかつての恋人で、独自の美学と価値観で一家を支配しようとする得体の知れない男・金城譲二役に、変幻自在の表現力を持つ池田成志。その娘で、父のための白くて無垢なアイドルとして生きる美少女・絵美役に、歌とラップを取り混ぜたポップな楽曲世界でZ世代に人気のアーティスト、吉田凜音。そして、プライドだけは高いアル中の佐藤家の父・茂を、日本映画に欠かせない怪優・諏訪太朗が演じる。
監督、脚本、編集を務めるのは、本作が劇場長編デビューとなる小松孝。
少年の頃からコント作家に憧れ、早稲田大学の自主映画制作サークルで頭角を現すものの、卒業後は資金稼ぎのためにデイトレーダーに転身して失敗。ニート生活を経て、社会復帰へのリハビリとして撮った『食卓』(2016)で第38回ぴあフィルムフェスティバル「PFFアワード」グランプリを受賞し、映画監督に返り咲いたというユニークな経歴の持ち主だ。
「幸せとは何か?」という壮大なテーマを掲げながら、独特のユーモアセンスとこだわりを貫き、全編、細部にわたって観る者の意表を突き続ける。
型破りな脚本、絶妙なキャスティングに加え、「アリの巣を俯瞰的に観察する面白さ」を再現したカメラワーク、敬愛してやまないアイドルグループ「NILKLY」の物語と主題歌への起用、多肉植物やVRゲーム、デジタルガジェットなどの小道具が作り出す世界観……。
一瞬たりとも目が離せない、観れば観るほどクセになる、こだわり満載の痛快作。
上映日時
10/22(土)~10/28(金) | 10/29(土)~11/4(金) |
16:05-18:10 ※10/23(日)のみ16:20-18:20 |
20:20-22:25 ※10/30(日)のみ20:30-22:35 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |