真夏の夜のジャズ
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1959年/アメリカ/83分/配給:KADOKAWA
原題:Jazz on a Summer’s Day
監督:バート・スターン
アメリカ最大級の夏フェスで 伝説のミュージシャンたちが魅せる
奇跡の音楽ドキュメンタリー
アメリカ合衆国の東北部に位置するロードアイランド州ニューポート市で1954年から現在も続く、伝統ある恒例の夏フェス「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」。1958年7月3日から6日まで、真夏に開催された第5回フェスと、同時期に開催されたアメリカズカップの模様を撮った〝熱い“ドキュメンタリー。
ルイ・アームストロング(サッチモ)、セロニアス・モンク、アニタ・オデイ、チャック・ベリー…。伝説のミュージシャンたちが魅せる圧倒的迫力のパフォーマンスと、それを楽しむおしゃれな観客たちの姿をカメラに収めたのは撮影当時弱冠28歳、一流企業の広告や有名雑誌の特集など広い分野で活躍し、ニューヨークで最も人気のある写真家のひとりだったバート・スターン。
音楽と直接関係のないイメージを作品の随所に使用。観客にフォーカスしたシーン(映画全体の半分ほど)やアメリカズカップのヨットシーンなど、どこを切り取っても美しいまるでビデオクリップのような映像は、50年代のアメリカ文化を鮮烈に伝え、単なる音楽ドキュメンタリーにはとどまらない魅力に溢れる。翌1959年ヴェネチア国際映画祭で招待上映されるや、その大胆な撮影手法や映像の美しさが関係者に衝撃を与えた。
映画は未知の分野だったバート・スターンに白羽の矢を立てたのが、ニューポート・ジャズ・フェスティバルの発起人であるロリラードの夫人・エレイン。熱狂的なジャズファンであったスターン監督はこれを快諾した、と言われている。
今回上映される4K版は国立フィルム保存委員会が修復をサポートのもと、監督の夫人であるシャナ・スターンと共に制作された。
【セットリスト】
Jimmy Giuffre Three(ジミー・ジュフリー・スリー)
「Train and The River(トレイン・アンド・ザ・リヴァー)」
Thelonious Monk(セロニアス・モンク)
「Blue Monk(ブルー・モンク)」
Sonny Stitt(ソニー・スティット)
「Blues(ブルース)」
Anita O’day(アニタ・オデイ)
「Sweet Georgia Brown(スウィート・ジョージア・ブラウン)」
「Tea For Two(二人でお茶を)」
George Shearing Quintet(ジョージ・シアリング・クインテット)
「Rondo(ロンド)」
Dinah Washington(ダイナ・ワシントン)
「All Of Me(オール・オブ・ミー)」
Gerry Mulligan Quartet(ジェリー・マリガン・カルテット)
「As Catch Can(アズ・キャッチ・キャン)」
Big Maybelle Smith(ビッグ・メイベル・スミス)
「I Ain’t Mad At You(アイ・エイント・マッド・アット・ユー)」
Chuck Berry(チャック・ベリー)
「Sweet Little Sixteen(スウィート・リトル・シックスティーン)」
Chico Hamilton Quintet(チコ・ハミルトン・クインテット)
「Blue Sands(ブルー・サンズ)」
Louis Armstrong & All Stars(ルイ・アームストロング・オール・スターズ)
「Lazy River(レイジー・リヴァー)」
「Tiger Rag(タイガー・ラグ)」
Louis Armstrong & Jack Teagarden(ルイ・アームストロング&ジャック・ティーガーデン)
「Rockin’ Chair(ロッキン・チェア)」
Louis Armstrong & All Stars(ルイ・アームストロング・オール・スターズ)
「When The Saints Go Marchin’ In(聖者の行進)」
Mahalia Jackson(マヘリア・ジャクソン)
「Shout All Over(神の国を歩もう)」
「Didn’t It Rain(雨が降ったよ)」
「Lord’s Prayer(主の祈り)」
上映日時
7/24(土)~7/30(金) | 7/31(土)~8/6(金) |
20:20~21:50 | 20:30~22:00 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |