淀川アジール さどヤンの生活と意見
©風楽創作事務所
2020年/日本/73分/配給:風楽創作事務所
企画:大黒堂ミロ
監督・撮影・編集:田中幸夫
イベント情報
初日7/10(土)10:00回上映後、斎藤達也さん(横浜市議)× 田中幸夫監督のトークイベントがございます!
「人間の仕事は生きることや」
出会いと死、高潮での小屋消失
河川敷に暮らし始めて20年 今も“希望”は失わない
長期の不況、自殺の増加、自然災害、感染症の不安…。窮屈で息苦しい時代の中、20年前から大阪淀川河川敷の掘立小屋に暮らす“さどヤン”のミニマム・シンプルライフを、漫画を交えてユーモラスに描いたドキュメンタリー。
目の前の川で蜆を採ったり、ハゼを釣ったり、街に出て、アルミ缶集めや清掃の仕事、必要なものは自分で作る。何でもそろっているが、余計なものは持たない。超低空飛行のダンディズム、そう呼ぶ人もいる。
一貫した清潔な生き方、きれいな生き方、こじらせない生き方。だが、世間から見れば、ただのホームレス。
大好物は、読書、ラジオの競馬中継、テレビの相撲中継。酒とタバコは手放さない。あくまでマイペース。
「天狗先生」「猫屋敷住人の孤独死」「殺人事件」「タイ人ユキ」…、幾つかのエピソードから、人間・社会・時代が透けて見えてくる。
珍客万来。人や物や動物までもが集まってくる。さどヤンの視線は不変、向かい合うのではなく同じ方向を見つめる。フランクにフェアに、そして、何よりもフリーに。
さどヤンの生き方は、やさしくて難しい。簡単で複雑、厄介で面倒だ。そのことに気づいた時、さどヤンの生き方は一つの示唆・啓示となる。
“希望”は、そこに生まれる。
上映日時
7/10(土)~7/16(金) | 7/17(土)~7/23(金) |
10:00~11:20 | 19:00~20:20 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |