どこへ出しても恥かしい人
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2019 年/日本/64分/DCP/配給:シマフィルム株式会社
監督:佐々木育野
撮影:高木風太
編集:宮本杜朗、松野泉、佐々木育野
出演:友川カズキ、石塚俊明、永畑雅人、及位鋭門、及位然斗、及位玲何、大関直樹、安部俊彦、林秀宣 六兵衛鮨、菊池豊ほか
ミニシアター押しかけトーク隊「勝手にしゃべりやがれ!」@横浜シネマリン
6/20(土)20:50回上映後、友川カズキさん(本作主演)、加藤正人さん(脚本家)、白石和彌さん(映画監督)、井上淳一さん(脚本家・映画監督)のトークイベントがございます。
ちあきなおみ、大島渚、中上健次らを魅了したアーティスト、友川カズキ
その競輪に狂う日々を記録したドキュメンタリー
ミュージシャン、画家、詩人としてカルト的人気を誇る友川カズキ。1974年にレコードデビュー、代表曲に「生きてるって言ってみろ」、ちあきなおみに提供(作詞作曲)した「夜へ急ぐ人」などがある。画家としても活動を始め、1985年に初の個展を開催。その多彩な表現活動は、中上健次(作家)、大島渚(映画監督)ら多数の芸術家、文化人から惜しみない賛辞を浴びた。異形のアーティスト、友川カズキの2010年夏の記録を収めたドキュメンタリー。
ギャンブル、音楽、絵画――
何十年も変わらないこの鋭利な表現はどこから湧き出すのか
一部では高く評価されながらも、広く大衆に受け入れられることはなく、川崎の小さなアパートで今も粛々と暮らしている友川。20年来、どっぷりのめり込んでいるのが競輪で、3年ぶりに会う大学生の四男までも競輪場に連れ出し指南するほどのハマりっぷり。本人は「競輪が病気なら、生涯治らないでほしい」と豪語する。いくら負けても大穴狙いで、競輪仲間には滅多に当たらないとも言われている。それでも、今日もまた一日の大半の時間を競輪場に出向くか、あるいは家でのレース予想に割いている。映画はその生活の一部始終をカメラが捉えていく。部屋のTVの前で、競輪場で、車券を握りしめて叫ぶ姿、近所の公園の噴水で水浴びをする姿、そして絵を描き、ライブで歌う姿……この現代にあって奇跡的ともいえる無頼詩人・友川カズキの慎ましくさえ見える日常の中で、もはやギャンブルや音楽というジャンルに収まりきらないほどの熱量が表出する。またこの映画の為に、石塚俊明、永畑雅人らと車中で演奏したシーンも見どころのひとつ。
冒頭から競輪の予想を外し続ける友川。果たして劇中で万車券を手にすることができるのか・・・!?
友川カズキ(ともかわ・かずき)
1950年秋田県生まれ。1974年のレコードデビュー以後、計30作を超える作品を発表。執筆活動や画家活動も並行して行い、80年代以降は絵画個展も多数開催。2010年、フランス人映像作家・ヴィンセント・ムーン監督によるドキュメンタリー映画『花々の過失』が国内公開された。2018年6月には2000年代PSFレーベル時代の音源を集めたベスト盤「先行一車」をリリース。そして2019年6月には、これまでのエッセイ・詩などをまとめた『一人盆踊り』(ちくま文庫)を上梓し、各方面で話題を呼ぶ。そして齢69にして、ますます進化し深化する「表現者」として旺盛なライブ活動を今日まで続けている。
上映日時
6/1(月)~6/5(金) | 6/6(土) | 6/7(日) | 6/8(月)~6/12(金) | 6/13(土)~6/19(金) | 6/20(土) | 6/21(日)~6/26(金) |
20:30~21:40 | 17:10~18:15 | 17:00~18:05 | 16:50~ 18:00 |
休映 | 20:50~21:55 通常料金 |
20:50~22:00 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |
ミニシアター押しかけトーク隊
「勝手にしゃべりやがれ!」
@横浜シネマリン
『どこへ出しても恥かしい人』
トークイベント
【日 時】6/20(土) 本編上映20:50~21:55、上映後トークイベント21:55~22:55
【登 壇】友川カズキさん(本作主演)、加藤正人さん(脚本家)、白石和彌さん(映画監督)、井上淳一さん(脚本家・映画監督)
【映画料】通常料金(レイト割は適用されません)
【定 員】45席限定
トークイベントはオンラインでの参加も可能です
現在横浜シネマリンでは、コロナ感染予防対策で補助席を入れても45名までしかご入場いただけません。そこで、トークイベントのみオンラインでご参加いただけるチケットを販売することにしました。お家から着席してご覧いただくようなイメージで全国からご参加いただけますし、劇場の支援にも繋がります。ぜひお気軽にご参加ください。
【参加費】580円(税込・手数料込)
【定 員】98席限定
【ご購入】こちらからYokohama Cinemarine Online Shop
【販売期間】6/20(土) 15:00まで
- こちらのチケットはオンラインのみのトークイベント閲覧用のチケットです。映画はご覧いただけません。
- チケットを購入していただいた方には、2時間前までにZOOMのIDとパスワードをEメールにてお送りいたします。shop@cinemarine.co.jp からのメールが受信できるように設定をお願いいたします。
- ZOOMを一度も利用したことがない方は、事前にお試しいただくことをおすすめします。事前にZOOMアプリ最新版のダウンロードを済ませ、時間になりましたらご参加ください。
- 映画とセットでご覧になりたい方は、劇場までお越しください。
- 劇場にお越しいただく方は、映画料金にトークイベントが含まれています。
6月から全国のミニシアターの営業が再開したことを受け、ミニシアターを応援するために4人の男たちが立ち上がった!荒井晴彦さん(脚本家・映画監督)、森達也さん(映画監督)、白石和彌さん(映画監督)、井上淳一さん(脚本家・映画監督)である。劇場からのリクエストに応じて、上映されている映画のトークショーにオンラインで出演する“ミニシアター押しかけトーク隊”「勝手にしゃべりやがれ!」を結成、続々と日本各地の劇場に押しかけトークを繰り広げている。そんななか、横浜シネマリンにも男たちがやってくる。しかもスペシャルなゲストも集う!さらにオンラインから一転、リアルトークイベント開催! 今回のお題は他でもない、ただいま横浜シネマリンで絶賛上映中の『どこへ出しても恥かしい人』だ!
“ミニシアター押しかけトーク隊”からは白石和彌さん、井上淳一さんが参加。特別ゲストは、白石和彌監督『凪待ち』の脚本家・加藤正人さん、そして友川カズキさん本人も!『凪待ち』は主人公(香取慎吾演じる)が競輪依存症で落ちぶれていくまさにギャンブラーの性(さが)をリアルに描いたヒューマンドラマであり、加藤さん自身も激烈な競輪狂い、そして友川さんとは長年の“輪友”(りんゆう=競輪仲間)であるという間柄。友川さんの競輪に賭ける異様なほどの本気度がその圧倒的な表現世界と人生哲学とに結びついたさまを活写した本作、そして二度とないであろう本気で豪華な夢のトークをぜひ見届けて欲しい!