蹴る
©「蹴る」製作委員会
2018年/日本/118分/BD/配給:「蹴る」製作委員会+ヨコハマ・フットボール映画祭
監督:中村和彦
プロデューサー:中村和彦、森内康博
撮影:堺斗志文
出演:永岡真理、東武範、北沢洋平、吉沢祐輔、竹田敦史、三上勇輝、有田正行、飯島洸洋、内橋翠、内海恭平、塩入新也、北澤豪
文部科学省特別選定 (少年向き/青年向き/成人向き)
※土・月・水・金は通常版の上映
※日・火・木は日本語字幕付き上映
舞台挨拶&イベント
◉初日5/25(土)12:00回上映後、6/7(金)15:35回上映後、中村和彦監督の舞台挨拶がございます。
◉5/26(日)12:00回上映後、大崎章さん(映画監督)x中村和彦監督のトークショー開催!※手話通訳あり
◉5/29(水)12:00回上映後、塩嶋史郎さん(日本ブラインドサッカー協会理事長)×中村監督の映画化クロストーク!
◉6/1(土)15:35回上映後、Yokohama Crackers応援団長 渡辺恭士さんミニライブ開催!
◉6/5(水)15:35回上映後、大崎章さん(映画監督)x中村和彦監督のトークショー再び!
誰にも負けない、誰にも止められない。
永岡真理は生まれながらにして難病「SMA(脊髄性筋萎縮症)」を患い、生涯で一度も歩いたことがないが、ひとたび試合が始まれば、華麗かつ激しいプレーで観客を魅了する。東武範は筋ジストロフィーにより、呼吸器が手放せず、食事を摂ることも辛いが、国内でも屈指の実力を誇る。真剣なトレーニング、家族のサポート、自らの障害との折り合い、恋愛模様、そして夢のワールドカップ。
映画『蹴る』は、永岡、東を中心に、電動車椅子サッカーワールドカップを目指す選手達を6年間に渡り追い続けたドキュメンタリー映画である。
電動車椅子サッカーは「生きることそのもの」
2011年7月、電動車椅子サッカー日本代表の強化試合。私の目は唯一の女子選手、永岡真理に釘づけになった。彼女と初めて相対した私は思わず口走った。「あなたは今後日本代表に選ばれると思う。4年後のワールドカップにチャレンジする姿を是非撮らせてほしい」。
そこから資金のあてもないまま独りで撮影を開始した。選手たちの障害を知るため、資格を取り介護の仕事も始めた。ワールドカップが2年延期になったことで、撮影期間は6年以上に。その分選手たちとの信頼関係が深まり、本音をさらけ出してもらえるようになった。選手たちの障害、プレースタイルや性格は様々だが、共通するのは競技に対する想いの強さ。そんな選手たちの想いを映像に刻み込みたい、その一心で撮影に打ち込んだ。
この映画を通して、電動車椅子サッカーの魅力を多くの人に知ってほしい。選手たちの想いを感じてほしい。生きる姿に目を向けてほしい。きっと“障害者”に対する見方も変わるはずだ。
映画『蹴る』監督 中村和彦
電動車椅子サッカーとは?
電動車椅子に乗った4名の選手が、ドリブル、パス、回転シュートを駆使しての対戦チームとのゴール数を競うスポーツ。選手の多くはSMA(脊髄性筋萎縮症)や筋ジストロフィー、脳性麻痺、脊髄損傷等により自立歩行できないなどの重い障害を持つ。国内では、年一度、日本一を競う選手権大会のほか、全国各地において競技イベントや健常者が参加できる大会などが行われている。日本電動車椅子サッカー協会(JPFA)には561名、40チームが登録、過去3回の全てのワールドカップに代表チームが参加している。
5月26日(日) 対談 大崎章さん(映画監督)x 中村和彦監督
「助監督時代を一緒に過ごした盟友」大崎 章監督
大崎 章(おおさきあきら)群馬県出身。龍村仁『地球交響曲ガイヤシンフォニー』に師事してドキュメンタリー番組、CMなどを制作。その後フリーの助監督として北野武『ソナチネ』黒木和雄『スリ』庵野秀明『式日』諏訪敦彦『2/デュオ』篠原哲雄監督などの多くの作品に参加。2006年に『キャッチボール屋』(第18回 東京国際映画祭・日本映画ある視点部門出品、第16回 日本映画批評家大賞新人監督賞受賞)で長編監督デビュー。2015年『お盆の弟』が公開。出身地の群馬県玉村町、高崎市を舞台に自らの自伝的要素が濃く入り込むこの作品は内外から高い評価を獲得、第37回ヨコハマ映画祭で主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞受賞の4冠に輝く。
最新作 MOOSIC LAB 2018長編部門『無限ファンデーション』(南沙良、原菜乃華、小野花梨、片岡礼子)は再び高崎市、玉村町でオールロケを行い、音楽西山小雨がベストミュージシャン賞を受賞。2019年夏全国順次公開。
上映日時
5/25(土)~5/31(金) | 6/1(土)~6/7(金) |
12:00~14:05 | 15:35~17:40 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校生以下 | |
通常 | ¥1700 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1400 | ¥1200 | ¥800 |