特集 戦後73年 沖縄と日本の戦後を見つめなおす
二度と戦争をする国にならぬよう!
今年も上映致します!
日本が二度と戦争をする国にならぬよう、年に一度、終戦の夏が来る度に思いを新たにする戦後シリーズ。今年は「沖縄と日本の戦後を見つめなおす」と題して、戦後とは切っても切り離せない沖縄を舞台にした作品、戦争、国の在り方をテーマにした作品を取り上げます。日本人はどんな思いでこの戦後73年を生きてきたのか、国際社会の中で平和国家としての国の在り方は?これから戦後100年、戦後200年と、戦後が続くためには何が必要か?皆様とともに考えるきっかけに出来れば幸いです。
上映スケジュール 全6作品
7/28(土)~8/3(金) | 8/4(土)~8/10(金) | 8/11(土) | 8/12(日)~8/17(金) | 8/18(土)~8/24(金) |
野火[特別上映] 10:30~ ライブ映像10:30 野火(本編)11:00 (休憩あり) メイキング12:30 監督トーク |
コスタリカの奇跡 10:00~ |
OKINAWA1965 10:00~ |
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まぶいぐみ 12:00~ |
OKINAWA1965 11:45~ |
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ひろしま 14:25~ |
まぶいぐみ 14:10~ |
まぶいぐみ 14:10~ |
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カタブイ 16:20~ |
予定表 横にスクロールできます
(入場料)
『OKINAWA1965』
【前売券】1,000円
【当日料金】一般1,700円/大専・シニア1,100円/高校生以下800円
その他の作品
【当日料金】一般1,500円/大専・シニア1,100円/高校生以下800円
※『野火』は[特別上映]につき、招待券、ポイントカードなど無料鑑賞券はご利用いただけません。
上映作品紹介
©SHINYA TSUKAMOTO / KAIJYU THEATER
トークイベント |
野火[特別上映]
【本編】2014年/日本/87分/DCP/配給:海獣シアター なぜ大地を血で汚すのか! 今年は本編に加え、60 分のメイキング「塚本晋也解説『野火』20 年の軌跡」も上映。戦争体験者の声、撮影風景、映画祭、全国の劇場行脚の様子を通して、戦後70 年という重大な年を浮き彫りにする濃密なドキュメンタリーに仕上がっています。
*日本映画プロフェッショナル大賞 監督賞 |
トークショー |
まぶいぐみ ~ニューカレドニア引き裂かれた移民史~
2017年/日本/110分/BD/配給:シネマ沖縄 「私の父親を探してください」 2005年、沖縄在住のジャーナリスト三木健は、ニューカレドニアの写真展に、シンポジウムのゲストとして招かれる。そこで出会った家族の長老が、戦後60年もの間、沖縄の父親の消息を探しているという。そこから彼の沖縄での肉親探しが始まったのだ。以後10年間に11回もニューカレドニアを訪れ、双方の家族をつなげて行く活動を行う。映画はニューカレドニア移民の歴史を追い、引き裂かれた家族のその後を紹介して行く。 |
舞台挨拶 【前売券】全国共通前売券1,000円を当館受付にて発売中 |
OKINAWA1965
2017年/日本/95分/ドキュメンタリー/DVD/製作・配給:ロングラン映像メディア事業部 あなたにも知ってほしい、沖縄の怒りの原点を 1965年、米軍占領下の沖縄。本土復帰を求める行進のさなか、報道写真家の嬉野京子さんによって1枚の写真が撮られた。幼い少女が無残にも米軍のトラックに轢殺された、当時の沖縄の縮図ともいえる写真だ。県民の土地は米軍によって強奪され、そこには戦争のための基地が作られた。そこに駐留する米兵の起こした事件は、さらに人々を傷つけた。これに沖縄の住民たちは立ち上がり、本土復帰は成った。しかし、“基地のない平和な沖縄に”という願いは未だ果たされていない。 本作は、平和を求め続けた、元海兵隊員のアレン・ネルソンさんや、沖縄のガンジーこと阿波根昌鴻さんをはじめとした人々の、想いの記録。沖縄の戦後はまだ終わっていない。 |
©奇跡への情熱[核廃絶プロジェクト]
舞台挨拶 |
ひろしま-1945年8月6日、原爆雲の下の真実-
1953年/日本/104分/35ミリ→DCP/モノクロ/提供:独立プロ名画保存会/配給:奇跡への情熱[核廃絶プロジェクト]
監督:関川秀雄 奇跡への情熱[核廃絶プロジェクト] 1945年8月6日午前8時15分、みち子の姉・町子は警報が解除され疎開作業の最中に、米原先生を始めクラスの女生徒達と一緒に被爆した。みち子は爆風で吹き飛ばされ、弟の明男も黒焦げになった。遠藤幸男の父・秀雄は、妻・よし子が梁の下敷きで焼死ぬのをどうすることも出来なかった。陸軍病院に収容された負傷者は、手の施しようもなく、狂人は続出し、死体は黒山のごとく転がり、さながら生き地獄だった。しかし軍部は、ひたすら聖戦完遂を煽るのだった。 *1955年ベルリン国際映画祭 長編映画賞 受賞 |
コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~ 再々々上映
2016年/アメリカ・コスタリカ合作/90分/ドキュメンタリー/BD/配給:ユナイテッドピープル 軍事予算を社会福祉に充て 世界には軍隊なしで国の平和を保ってきた国々がある。1948年に常備軍を解体した国、コスタリカがその一つだ。コスタリカは軍事予算をゼロにしたことで、無料の教育、医療を実現し、環境のために国家予算を振り分けてきた。その結果、「地球幸福度指数(HPI)2016」の世界ランキング一位に輝いている。 本作は、1948年から1949年にかけて行われた軍隊廃止の流れを追いながら、コスタリカが教育、医療、環境にどのように投資して行ったのか、壮大で意欲的な国家建設プロジェクトを明らかにしていく。また、憲法改正についての議論が活発化する中、平和国家としての在り方について、こういう国のカタチもあり得ると、一つの選択肢を示している。 |
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カタブイ -沖縄に生きる-
2015年/スイス・日本合作/80分/ドキュメンタリー/DCP/配給:ククルビジョン 沖縄に生きる スペイン系スイス人の映像作家・写真家のダニエル・ロペス、世界中を旅する中で訪れた沖縄に惹かれ、2003年に移住。13年間の沖縄暮らしで出会った人々との縁を大切にするなかでこの映画は誕生した。音楽、空手、琉球舞踊、町おこし…、様々な角度から「沖縄」のアイデンティティを探っていく。「なぜ沖縄に惹かれるのか」、沖縄の「日常」がなぜ世界を魅了するのか?その答えを見つけていく、監督初の長編ドキュメンタリー作品。本作は、ドイツ・台湾で満場の喝采を浴び、スイスでロングラン上映を達成した。タイトルの《カタブイ》とは、沖縄の方言で晴れている片方で降る雨のことを意味する。 |