月夜釜合戦
©映画「月夜釜合戦」製作委員会
2018年/日本/115分/16mm/配給:映画「月夜釜合戦」製作委員会
監督・脚本:佐藤零郎
出演:太田直里、川瀬陽太、門戸紡、渋川清彦、カズ、西山真来、デカルコ・マリィ、緒方晋
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トークショー&舞台挨拶
◉初日4/20(土)上映後、栗原康さん(政治学者)、佐藤零郎監督のトークショーが決定!
◉二日目4/21(日)上映後、佐藤零郎監督の舞台挨拶がございます!
追加トーク
◉4/27(土)上映後、ゲスト寺岡裕治さん(映画ライター/編集者)、『月夜釜合戦』梶井洋志プロデューサーに製作過程の表も裏も洗いざらい聞いて頂きます!
◉4/28(日)上映後、「月釜って一体何だ!?」梶井プロデューサーに素朴な疑問をぶつけます!聞き手八幡温子(横浜シネマリン支配人)
【追加ゲスト決定】川瀬陽太さんにご来場いただけることになりました!
◉4/29(祝・月)上映後、「侵入角度は平岡正明!」後藤護さん(暗黒批評)による”暗黒トーク”!鋭い角度から『月夜釜合戦』に切り込んで頂きます!
釜の底力みせたるで!
再開発に揺れる大阪・釜ヶ崎を舞台に繰り広げられる嘘と真の大混戦人情喜劇!
ある日、飛田遊郭をしきる釜足組の大事な代紋入りの「お釜の盃」が盗まれた。大慌てで釜を探す釜足組のチンピラは、街中の釜を買い漁り始める。釜の値は高騰し、「釜が売れる!」という噂を耳にした街の人たちは、釜泥棒に躍起となった。泥棒の大洞(川瀬陽太)は、この儲け話にしたり顔で参加する。私娼のメイ(太田直里)、孤児の貫太郎(門戸紡)も、あれよあれよとこの騒動に巻き込まれていく。釜足組の親分の息子タマオ(渋川清彦)は、二代目を継ぐことを嫌がっていたが、ひょんなことから襲名に必要な「お釜の盃」を探すことになるのだが……。泥棒、娼婦、ヤクザ、日雇い労働者、活動家に地上げ屋ら一癖も二癖もある面々の“釜”を巡って繰り広げられる一代争奪戦!いまその幕が切って落とされた!
16mmのフィルムに焼き付けた
釜ヶ崎の現在・過去・未来―
日本最大の「寄せ場」・釜ヶ崎(西成・あいりん地区)。戦後の高度経済成長期、炭坑で働いていた者や土地を失った農民たちが使い捨ての労働力としてこの地に集められ、日雇労働者となった。また、芸人や私娼や孤児など市民社会からはじき出された者たちも、この街に寄せ合い暮らしてきた。そんな街が、再開発の下で、いま失われつつある――
決してデジタルでは捉えられないこの街の臭いや息吹きを焼き付けるのはフィルムしかないと、困難を承知で、16mmフィルムによる釜ヶ崎オールロケーション撮影を敢行。ドヤ街の街並みをドキュメンタルに活写した。
監督は『長居青春酔夢歌』(2009)の佐藤零郎。撮影過程で出会った仲間や街の人々と、川瀬陽太・渋川清彦・西山真来らプロの俳優が共演し、『太陽の墓場』『(秘)色情めす市場』など数々の映画の記憶を内包しながら、全く新しい人情喜劇を誕生させた。
タイトルは「月夜の晩に釜を抜かれる」という諺(月夜の晩は明るいから盗まれる心配はないだろうと高をくくっていたら、煮炊きの必需品である釜を盗まれてしまうという事から、ひどく油断をすると一番大切なものを盗まれるという意)を元に作られた古典落語の演目『釜泥』に由来する。
いま、ここでしか観られない!
4Dを超える「16mmフィルム体感上映」!
映画館からフィルムがどんどん無くなっていく昨今。制約が厳しくなることを承知で「上映も16mmフィルムでやりたい!」という制作陣の思いに応えた気骨のあるミニシアターが上映に名乗りを上げた。劇場公開時には、大阪から16mmフィルム映写機を持ち込んで上映。期間中は、技師が連日フィルムに最適な温度・湿度まで配慮して映写をする。観客は、最後まで無事にフィルムは回り続けるのか!?という緊張感を共有し、場内で映写機の鼓動とフィルムの瞬きを同時に体感する事となる。このような見世物小屋的な上映は、「興行」の原点回帰といえるだろう。
上映日時
4/20(土)~4/26(金) | 4/27(土)~5/3(金) | 5/4(土)~5/10(金) |
13:45~15:45 | 18:05~20:05 | 21:00~22:55 レイト割 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |