乱 デジタル修復版
©1985 KADOKAWA/STUDIO CANAL
1985年/日本・フランス/162分/デジタル/カラー/ビスタ/配給;KADOKAWA
監督・脚本・編集:黒澤明
エグゼクティブ・プロデューサー:古川勝巳
製作:セルジュ・シルベルマン、原正人
プロダクション・コーディネーター:黒澤久雄
脚本:小國英雄、井出雅人
演出補佐:本多猪四郎
ゼネラル・プロダクション・マネージャー:ウーリッヒ・ピカール
プロダクション・マネージャー:野上照代、飯泉征吉、井関惺
撮影:斎藤孝雄、上田正治
撮影協力:中井朝一
美術:村木与四郎、村木忍
衣裳デザイン:ワダエミ
助監督:岡田文亮
照明:佐野武治
音楽:武満徹
狂言指導:野村万作
キャスト:仲代達矢、寺尾聰、根津甚八、隆大介、原田美枝子、宮崎美子、野村武司(野村萬斎)、井川比佐志、ピーター、油井昌由樹、加藤和夫、松井範雄、伊藤敏八、児玉謙次、鈴木平八郎、東郷晴子、神田時枝、南條玲子、古知佐和子、音羽久米子、加藤武、田崎潤、植木等
世界の巨匠・黒澤明が多大な年月と製作費を注ぎ執念で完成させた最高傑作が4Kで鮮やかに蘇る!
※横浜シネマリンでの上映は、2Kとなります。
世界中が絶賛した黒澤明渾身のライフワーク、復活!
構想10年、製作費26億円…『羅生門』『七人の侍』など数々の名作を生み出した黒澤明監督が、晩年に到達した最高傑作。毛利元就「三本の矢」の故事から着想を得て、シェイクスピア「リア王」の世界観とも通じた本作は、1985年日本映画三位の配収実績を残し、アカデミー賞®ほか国内外で数々の映画賞を受賞するという快挙を達成した。
監督自身が「人類への遺言」だと語る本作は、裏切りや憎しみの中で殺し合う絶望的な人間の姿を“天からの視点”で俯瞰した究極の悲劇であり、それまでの黒澤作品に見られた作家性が凝縮された集大成とも言える。激しい騎馬合戦や燃え上がる城のダイナミズム、伝統演劇を取り入れた色彩豊かで観念的な様式美は、観る者をただただ圧倒させ映画の世界に引き込む。
キャストは狂気と孤独の主人公を演じた仲代達矢を筆頭に、寺尾聰、根津甚八、隆大介、原田美枝子、宮崎美子、野村武司(野村萬斎)、井川比佐志、ピーターら豪華実力派が結集。さらに、黒澤組のベテラン陣ほか各界を代表する最高のスタッフが参加し、日本映画史上最大規模のプロジェクトが実現した。
人間の果てなき愚かさ、家族を巡る愛憎…争いの絶えない現代社会に向けて、黒澤明はなお普遍的な問いを投げかける。世界に冠たる不朽の反戦叙事詩が、今再びスクリーンに蘇る!
父と息子の、生憎に彩られた悲劇を描く一大スペクタクル壮絶な骨肉の争いが、いま始まる――
戦国時代。情け容赦なく他の武将たちを滅ぼしてきた猛将・一文字秀虎(仲代達矢)は七十歳を迎え、家督を三人の息子に譲ろうとする。乱世にも関わらず息子たちを信じて老後の安楽を求める父に異を唱える三男の三郎(隆大介)を、秀虎は追放してしまう。だが一の城と二の城の城主となった太郎(寺尾聰)と次郎(根津甚八)は、三郎の案じた通り、秀虎に反逆し、血で血を洗う争いが始まる。その陰には、実の父と兄を秀虎に殺された太郎の正室・楓の方(原田美枝子)の策謀があった…。
*日本アカデミー賞 最優秀美術賞・音楽賞・特別賞 受賞
*米国アカデミー賞® 衣装デザイン賞 受賞
*英国アカデミー賞 メイクアップ賞・外国語映画賞 受賞
*ブルーリボン賞 最優秀作品賞・監督賞・特別賞 受賞
*キネマ旬報ベストテン 日本映画第二位
*米国映画批評家協会賞 作品賞 受賞
上映日時
9/30(土)~10/6(金) |
11:40〜14:25 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |