オルガの翼
©2021 POINT PROD – CINÉMA DEFACTO
2021年/フランス、スイス、ウクライナ/90分/配給:パンドラ
原題:OLGA
監督:エリ・グラップ
出演:アナスタシア・ブジャシキナ、サブリナ・ルフツォワ
提供:パンドラ+キングレコード
わたしは跳ぶ、この痛みを刻みつけて。
生きるため、故郷ウクライナを去った15歳のオルガ。
彼女が切り拓く運命とは―
2013年、ユーロマイダン革命直前のキーウ。15歳のオルガは友人サーシャとともにトレーニングに励む体操選手。ある日、ヤヌコーヴィチ政権の汚職を追及する母が運転する車で帰宅中のオルガは、突然何者かが運転する車に激しく追突される。二人は何とか逃げ切るが、割れたガラス片がオルガの腕に突き刺さっていた―。身の安全のため、亡き父の故郷スイスに移り、現地のナショナル・チームで欧州選手権を目指すこととなったオルガ。欧州選手権が近づいてくるなか、ウクライナではユーロマイダン革命が激しさを増していき、キーウの映像がタブレットやスマホを通じてオルガの生活に入り込んでくる。しかし彼女も欧州選手権出場のため、ウクライナの市民権を手放さなければならず―。政情が刻々と変化しオルガの心は大きく揺れる。彼女が最後に下した決断とは。
夢へ向かう情熱、革命の暴力的な映像、母や友への思い、仲間の挫折、アスリートとしての実力と孤独。変わりゆく世界を目の前にして、15歳の少女がひとり、立ち上がっていく様を描き出す。
1994年生まれの新たな才能、エリ・グラップ、
初長編監督作にしてカンヌ国際映画祭SACD賞受賞の快挙!
ロシアが侵攻する前に何が起きたのか―?
マイダン・デモ参加者が現地で撮影した映像の緊張感。
プロのアスリートの鍛え上げられた肉体が生み出す迫力と躍動感。
その場に居合わせたかのような圧倒的な映像で、今、わたしたちが知るべき事実を映し出す。
ウクライナのバイオリン奏者からユーロマイダン革命の話を聞いたグラップ監督が、深く心を動かされ、製作に着手。2016年の脚本執筆から5年をかけて完成させた。
マイダン革命の映像は、全て実際にデモ参加者がスマートフォンで撮影した映像を使用。主演のアナスタシア・ブジャシキナは2001年ルハンシク生まれ、欧州選手権出場歴のある本物のアスリート。初演技にして強烈な存在感を放つ。彼女のほか、トップを目指す少女たちを国際大会出場レベルのプロのアスリートたちが演じている。少女たちの呼吸、情熱、目線、ためらい、ミスなど、競技の合間の繊細な表情も見事にすくい取っている。
上映日時
10/8(土) | 10/9(日) | 10/10(月) | 10/11(火)~10/14(金) | 10/15(土)~10/21(金) |
13:40-15:05 21:15-22:45 |
13:20-14:50 20:40-22:10 |
13:40-15:05 21:00-22:30 |
13:20-14:50 20:40-22:10 |
10:00-11:30 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |