失われた時の中で

失われた時の中で

©2022 Masako Sakata

2022年/日本/60分/配給・宣伝:リガード
監督・撮影:坂田雅子
写真提供:グレッグ・デイビス、フィリップ・ジョンズ・グリフィス、ジョエル・サケット
コーディネーター・仏語翻訳:飛幡祐規
サウンドデザイン:小川武
構成・編集:大重裕二
音楽:難波正司

公式ホームページ

イベント情報
初日10/8(土)上映後、坂田雅子監督の舞台挨拶がございます!

写真家だった夫の死をきっかけに、カメラを⼿に取り、ベトナムへ向かった妻。
それからおよそ 20 年‒‒‒。枯葉剤被害者の現実の中に⾒出したものとは…。

写真家だった夫・グレッグの突然の死。 その理由がベトナム戦争時の枯葉剤にあるのではと聞かされた妻・坂⽥雅⼦は夫の⾝に起こったことを知りたい⼀⼼でカメラを⼿に取り、ベトナムへ向かった。そこで⽬にしたのは戦後 30 年を過ぎてなお、枯葉剤の影響で重い障害を持って⽣まれてきた⼦どもたちと、彼らを愛しみ育てる家族の姿だった。
それからおよそ 20 年。ベトナムはめざましい経済発展を遂げたが、枯葉剤被害者とその家族は取り残されている。今なお、枯葉剤の影響で重い障害を持って⽣まれる⼦どもたち。そのケアを担い、家計を⽀えるために進学を断念せざる得ないきょうだい。無医村を周り、⽀援活動を続ける医師。アメリカ政府と枯葉剤を製造した企業に対する裁判を起こした元ジャーナリスト。時間の経過とともに明らかになる、戦争が奪ったものと奪えなかったもの。カメラは癒えることのない戦争の傷痕に向き合い続ける⼈々の姿を記録する。

夫の死が与えてくれた新しい⽣。
それは絶望の中で⾒出したあたたかな希望。

監督の坂⽥雅⼦は夫の死後、映像制作を⼀から学び、これまでに枯葉剤や核をテーマにしたドキュメンタ リー映画を発表してきた。カメラを⼿に世界を旅しながら坂⽥監督が描いてきたのは、戦争や原発事故な ど⼤きな出来事に翻弄されながらも、現実を受け⽌め、時に抗って⽣きる⼈々の姿。彼らとの出会いの中 で「私」の⼩さな⼀歩が持つ⼤きな意味に気づいた坂⽥監督は 2010 年にベトナムの枯葉剤被害者⽀援の ために「希望の種」という奨学⾦制度を設⽴し、⼦どもたちの教育を⽀えてきた。
愛する夫の死により、思いがけず映画監督として⼈⽣を歩むことになった坂⽥雅⼦監督による、『花はど こへいった』(2007)『沈黙の春を⽣きて』(2011)に続く、ベトナムの枯葉剤被害をテーマにした最新作にして集⼤成。


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