ルートヴィヒに恋して
2019年/日本/139分/製作・配給:シネマヤ
監督:金素栄(キム ソヨン)
撮影(メイン・カメラマン):松本ヨシユキ
出演:姫路第九合唱団(姫路労音)、神戸フロイデ合唱団、姫路交響楽団、ほか
イベント中止のお知らせ
4/4(土)上映後予定しておりました、金素栄監督の舞台挨拶ですが、新型コロナウイルスの影響を考慮し、中止させていただくことになりました。
世界に類を見ない日本の「第九」、育ての親はフツーの人々!
喜びに導かれ、歌の中で響き合う!それぞれの人生の「第九」を追う!
この映画には、みなさんの知っている有名な役者やアーティストは誰一人出てきません。物語の主人公は一般の人達です。彼らはどんなに売れている役者よりも自然体かつチャーミングで、リアリティーに包まれている最高の役者です。そんな彼らは年齢も経歴も、国籍も宗教も、生きてきた道筋も千差万別です。サラリーマン、専業主婦、看護師、農民、神父さん、鉄工所の作業員、エンジニア、医師…
年の頃は小学生から100歳を越えたおばあちゃん(世界最高齢、第九合唱団員?)、体に障害を持つ人も歌っています。彼らは専門的な音楽教育を受けたことがない全くのシロウトです。もちろん楽譜も、ドイツ語も読めません。一般の人が難しい「第九の合唱」に自らの意思で挑戦することは、外から見ると想像しがたく、世界中、何処にもそんな話はないそうです。彼らは、地元のアマチュア合唱団に所属し、約半年のあいだ猛練習を行い、様々な想いを胸に舞台へと向かいます。ですが、たった一度の舞台でも「歓喜」を味わうと、また歌いたくなり、歌えば歌うほど深みにはまって、いつまでも到達できない儚い気持ちを抱えて、また次の舞台へと向かうそうです。
その姿はさながら恋に落ちた人そのものです。恋の悩みほど甘いものはなく、恋の嘆きほど楽しいものはなく、恋の苦しみほど嬉しいものはなく、恋に苦しむほど幸福なことはないというように。人の心は「愛する」為にあるといいますが、人の歌は「恋する」ためにあるのかもしれません。恋をわずらう彼らをぜひご覧下さい。恋する彼らを応援したくなり、おのずと何か(愛と勇気と元気)が湧いてきます。
上映日時
12/12(土)~12/18(金) |
10:00~11:55 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |