カツベン!
映画のはじまりを駆け抜けたスーパースター「活動弁士<カツベン>」
恋も、笑いも、アクションも、しゃべって観せましょう!
今からおよそ100年前、映画にまだ音がなかった時代。子どもの頃に活動写真小屋で観た活動弁士に憧れていた染谷俊太郎は、“心を揺さぶる活弁で観客を魅了したい”という夢を抱いていたが、今では、ニセ弁士として泥棒一味の片棒を担いでいた。そんなインチキに嫌気がさした俊太郎は、泥棒一味から逃亡し、とある小さな町の映画館<青木館>に流れつく。隣町のライバル映画館に客も人手も引き抜かれ、青木館には閑古鳥が鳴いていたが、ここで働くことになった俊太郎は“ついにホンモノの活動弁士になることができる!”と期待で胸が膨らませた。しかし、そこで待っていたのは、人使いの荒い館主夫婦、酔っぱらいの活動弁士、傲慢で自信過剰な活動弁士、そして気難しい職人気質な映写技師とまさかの曲者のオンパレード。そのうえ、泥棒一味から奪った謎の大金をめぐって俊太郎を狙う凶悪泥棒、それを追う熱血刑事にも目をつけられ追われる羽目に。
夢を叶えるどころか人生最大のピンチに!そんな中で再会を果たしたのは、子どもの頃に夢を語り合った幼なじみの初恋相手!?
はたして、俊太郎の夢、恋の運命やいかに・・・!
周防正行監督、5年ぶり待望の最新作
極上エンタテインメントの幕が開く!
『シコふんじゃった。』(92)、『Shall we ダンス?』(96)、『それでもボクはやってない』(07)、『終の信託』(12)、『舞妓はレディ』(14)と、日本映画の歴史にその名を刻んできた映画監督・周防正行。学生相撲の世界や社交ダンスに出会った中年サラリーマンの青春、刑事裁判の内実、終末医療問題、京舞妓を目指す女の子の夢など、そのユニークな発想と信念で描かれる物語は、あらゆる世代から大喝采を浴びた。周防監督の5年ぶりの最新作は、“日本映画のはじまり”を描く、映画愛に溢れた最高傑作となった!
活動弁士を志す青年・染谷俊太郎を演じるのは、昨年度第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、若手最注目俳優の成田凌。本作にて映画初主演となる。女優になることを夢見るヒロイン・栗原梅子を演じるのは若手実力派女優の黒島結菜。活動弁士の行く末を見守るかつての人気活動弁士・山岡秋聲役を永瀬正敏。自信家で傲慢な活動弁士・茂木貴之役に高良健吾。俊太郎に恨みを持つ泥棒一味・安田虎夫役を音尾琢真が演じる。また、日本映画の父と呼ばれる実在の映画監督・牧野省三役に山本耕史。同じく実在した映画監督・二川文太郎役に池松壮亮。一帯を仕切るヤクザの娘・橘琴江役に井上真央。俊太郎も恐れる刑事・木村忠義役に竹野内豊と、主役級の超実力派俳優が周防組初参加!さらに、周防作品でお馴染みのキャストも集結。活動写真小屋の青木館で館主をつとめる青木富夫役に竹中直人。富夫の妻・青木豊子役に渡辺えり。青木館のライバルでヤクザとして暗躍する橘重蔵役に小日向文世。徳井優、田口浩正、正名僕蔵らも登場し、映画に花を添える。
製作陣には、『八日目の蝉』(11)で日本アカデミー賞最優秀撮影賞を受賞し周防監督と初タッグとなる撮影の藤澤順一、『それでもボクはやってない』(07)で日本アカデミー賞最優秀照明賞を受賞し、これまでのすべての周防作品で照明をつとめる長田達也、『のぼうの城』(12)で日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞し、周防作品では『終の信託』(12)、『舞妓はレディ』(14)で美術を担当してきた磯田典宏など、日本映画を代表する豪華製作陣が集結。撮影は、活動弁士の黄金期だった大正時代の活気ある映画館や街並みを再現させるため、関東はじめ、京都、滋賀、岐阜、福島など、日本全国を回る大ロケーションを敢行。まさにエンタテインメント大作にふさわしい仕上がりとなった!
曲者揃いの映画館で、命を狙う泥棒やニセ活動弁士を探す刑事にも追われ、夢を叶えるどころか命も危うい状況の俊太郎!周防ワールドによって生み出された個性的なキャラクターが織りなす、アクションあり、笑いあり、涙ありの、極上エンタテインメントの幕が開く!
上映日時
1/25(土)~1/31(金) | 2/1(土)~2/7(金) | 2/8(土)~2/14(金) |
13:50~16:00 | 17:50~20:00 | 10:00~12:10 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |