ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン
©MMXVII Morling Manor Music Corp. and Jowcol Music, LLC.
Photo by Francis Wolf ©Mosaic Images
2016年/アメリカ/99分/配給:Eastworld Entertainment、カルチャヴィル
原題:THE JOHN COLTRANE documentary/CHASING TRANE
監督:ジョン・シャインフェルド
出演:ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、マッコイ・タイナー、ウェイン・ショーター、ベニー・ゴルソン、ジミー・ヒース、レジー・ワークマン、ウィントン・マルサリス、カマシ・ワシントン、カルロス・サンタナ、コモン、ジョン・デンスモア(ザ・ドアーズ)、ビル・クリントン(元アメリカ合衆国大統領)、藤岡靖洋、デンゼル・ワシントン(コルトレーンの声)
日本語字幕:落合寿和
ジョン・コルトレーン生誕95周年記念上映
ジャズ史上最大のカリスマ
その短くも求道的な人生を描くドキュメンタリー
マイルス・デイヴィスと並び、ジャズ史上最大のカリスマと称されるサックス・プレイヤー。
ジャズのみならず、現代にいたるアメリカ・ポピュラー音楽の歴史に多大な影響を与えたアーティスト。
1946年にプロとしてのキャリアをスタートするも、最初の10年弱は無名で陽の目を見ず、なかなかレコーディングの機会に恵まれなかった。1955年、マイルスのグループに抜擢されたことにより、その名がジャズ界に知れ渡るように。だが、当時の演奏は粗削りな部分が多く、評判は芳しいものではなかった。
その才能が覚醒したのは1957年。初期の代表作『ブルー・トレイン』やピアニストのセロニアス・モンクとの共演を経て、“シーツ・オブ・サウンド”と呼ばれた独自の奏法を確立。そして、そこからの10年間で『ジャイアント・ステップス』、『バラード』、『至上の愛』など、ジャズ史を更新する名盤を数多く発表。1966年7月には来日公演が実現。しかし、それから1年後の1967年7月に、40歳の若さで肝臓癌により急逝した。
不遇なキャリア初期、薬とアルコール依存症から脱却し才能を開花させた1957年、そして数々の名盤を作り出していく様子を、その作品に影響をうけたアーティスト等の証言をもとに紹介するとともに、これまであまり知られることのなかった彼の家族やプライベートについても描かれる。
わずか10年間でアメリカ・ポピュラー音楽史に偉大な足跡を刻んだジャズ界最高のカリスマ、その波乱に満ちた人生を追った傑作ドキュメンタリー。
2016年制作の本作は音楽ファンの間で長らく公開が待たれていたが、コルトレーンの生誕95周年の2021年、ついに日本での劇場公開が実現した。
©Don-Schlitten
©Don-Schlitten
上映日時
1/15(土)~1/21(金) | 1/22(土)~1/28(金) | 1/29(土)~2/4(金) | 2/5(土)~2/11(金) |
19:30-21:10 | 12:20-14:00 | 14:00-15:45 | 20:45-22:30 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |
※1/17(月)ジャズテナーサックスプレーヤー 竹内直さんトーク&ライブ付き上映のみ【一律料金】1800円
横浜シネマリン『ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン』公開記念
JAZZWEEKs2022 Save Cinema & Jazz
横浜シネマリンと横浜JAZZスポットの参加店がジョイントし、公開に合わせて各種イベントを開催します。CINEMAとJAZZで大いに盛り上がりましょう!
横浜シネマリンでのイベント
1/15(土)トークイベント
ⓒ Shigeru Uchiyama
ジャズフォトグラファー、新宿DUG店主 中平穂積
「中平穂積が見た1966年のコルトレーン」
1936年和歌山県本宮町生まれ、1960年日本大学芸術学部写真学科卒業。1961年アート・ブレイキー初来日の撮影を契機に、ジャズフォトグラファーを志し、新宿にジャズ喫茶「DIG」を開業。1966年渡米し、ニューポート・ジャズ祭でのジョン・コルトレーンの貴重な撮影、その後も、アメリカ、ヨーロッパのジャズを撮影し、生き生きとした画像を残してきた。マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンス、セロニアス・モンク、アート・ブレイキーなど国内外の伝説的ミュージシャンと親交がある。2000年新宿靖国通りにJAZZ BAR「DUG」再オープン、現在も、ジャズのオピニオンリーダーとして、そのスピリッツを演奏者、愛聴家に吹き込む存在である。
1/17(月)トーク&ライブ
ジャズテナーサックスプレーヤー 竹内 直
1955年東京生まれ、兄の影響から18歳でサックスを手にする。明大のジャズ研でのめり込み、聖者コルトレーンを聴いた契機で、プロを志す。1977年渡米、バイヤード・ランカスター(As)、スティーブ・グロスマン(Ts)らの元、腕を磨いた。帰国後は、宮間利之&ニューハードに加入、再び、米国に戻り、ストリート演奏をしながら、ニューヨークのミュージシャンと交流を深めた。1990年エルビン・ジョーンズ(ds)ジャパニーズ・ジャズマシーンに参加、フレディ・ハバード(tp)と共演。現在も、ソロ演奏、多くの著名ミュージシャンと共演し活躍している。
1/20(木)ライブ
「南保ひとみ pf トリオ」 遠藤理史 ts しんたろう b
南保ひとみ、国立音楽大学ピアノ専攻卒業、ジャズを大石学氏に師事。卒業後はライブハウスやホテル、イベント等にて、自己のトリオをはじめ数々のミュージシャンと演奏活動を行っている。白楽のジャズライブハウスBlues etteでセッションホストを務める。「コルトレーンのドキュメンタリーの直後に演奏するとなれば、どうしても偉大なジャズメンと比べられそうですが、温かい目で見ていただければ。」
横浜ジャズスポットでのイベント
yokohama JAZZ FIRST
1/17(月)、2/3(木)ライブ
川嶋哲郎ts 加藤真一b 石田衛pf(1/17のみ) 竹村一哲ds(2/3のみ)
BLUES ETTE
1/18(火)ライブ
清水絵理子9f 峰厚介ts
ジャズ喫茶ちぐさ
1/21(金)Coltrane’s Day
「My Favorite Things ワタシが好きなモノがたり」お客様がモノを持ち寄って語り合うイベント
2/23(水)All Coltrane’s Day
「リクエスト コルトレーン リーダー&サイドマン アルバム」
Speak Low
1/21(金)ライブ
「コルトレーンをSAX&Vocalで♬」井村多恵子vo 伴田裕ts 斉藤クミコpf
Jazz Spot DOLPHY
1/24(月)ライブ
峰厚介ts 類家心平ts 魚返明未pf 坂井紅介b 大槻カルタ英宣ds
A.B.SMILE
1/31(月)ライブ
竹内直 Old&New Dream Orchestra
上町63
2/8(火)ライブ
「チェンジ オブ シーナリー」竹内直ts 池戸祐太gt 大村亘ds
よいどれ伯爵
2/9(水)ライブ
「ジョン・コルトレーン リスペクト」伴田裕ts 矢藤健一郎ds 藤澤由二pf 中山大輔b
横濱エアジン
2/9(水)ライブ
「ジョン・コルトレーンに捧ぐ2022」高橋知己ts & 元岡一英pfトリオ 望月英明wb 楠本卓司ds
大島コーヒー
2/13(日)ライブ
「サックス奏者♬大集合!!!」伴田裕ts 渡辺典保as 永井隆雄pf 仲石祐介b 黒崎隆ds
LITTLE JOHN
2/21(月)19:00~(2Hr)YJC定例
「コルトレーンの名演をカバーで」
野毛Junk as usual ♬
Downbeat as usual ♬