百年の夢

百年の夢

1972年/スロヴァキア/67分/配給:パンドラ
原題:Obrazy stareho sveta
監督・脚本:ドゥシャン・ハナーク
撮影:アロイス・ハヌーセク
音楽:G・F・ヘンデル、ヴァーツラフ・ハーレク、ヨゼフ・マコヴェツ
スチール:マルティン・マルティンチェク、ウラジミール・ヴァヴレク
撮影協力:ヤン・シュヴァンクマイエル

公式ホームページ

スロヴァキアの山岳地帯に暮らす老人たち
老いるとは何か?
それぞれの生き様が人生の終わりを照らし出す

カルパチア山脈の東側、スロヴァキア南西部のファトラ山地。この痩せた土地で、厳しい自然条件や孤独と闘いながら、農業や羊飼いを生業として暮らす70歳以上の老人たち。からくり人形作りに熱中する男性。事故で歩けず25年間膝を使い暮らしてきた男性。めんどりに聖書を読み聞かせる男性。結核を患い、納屋で50年暮らすという農婦の姿は、いつか彼女自身の葬儀の写真に連なる。内なる自由をいきいきと生きる彼らにとっての愛や家族、夢、労働や人生の意義とは…

16年の長きに渡り国外輸出禁止となっていた幻の衝撃作
30年の時を経て再びスクリーンに

スチール写真を提供したマルティン・マルティンチェク(1913年~2004年)は、誤った告発のために公の生活から姿を消し、弁護士から写真家へと転身した後、写真に情熱を傾け続けたスロヴァキアの伝説の写真家。彼による40枚の写真が使用され、老人たちの“ありのまま”の姿を映し出した。

1972年に完成していながら、当局により16年間もの長期に渡り輸出を禁止されていた本作。禁止解除後の1988年、フランスのニヨン国際映画祭グランプリを始め、ドイツのライプツィヒ国際映画祭ではドン・キホーテ賞と批評家賞を授与されるなど、世界各地の国際映画祭で上映され高く評価された。日本では1989年、第一回山形国際ドキュメンタリー映画祭で『老人の世界』の題名で上映された後、1992年に『百年の夢』の邦題により劇場公開。今回は新たに開発されたデジタル・リマスター版による公開となる。


*1988年ニヨン国際映画祭グランプリ
*1989年ヨーロッパ映画賞審査員特別賞
*1990年LA映画批評家協会賞最優秀記録映画賞
*1989年ヨーロッパ映画賞審査員特別賞


百年の夢 百年の夢 百年の夢

上映日時

1/28(土) 1/29(日) 1/30(月)~2/3(金) 2/4(土)~2/10(金) 2/11(土)~2/17(金)
21:45-22:55
レイト割画像
21:55-23:05
レイト割画像
21:35-22:45
レイト割画像
13:35-14:45 10:00-11:10

料金

一般 大学・専門・シニア 高校生以下
通常 ¥1800 ¥1200 ¥800
会員 ¥1500 ¥1200 ¥800