華のスミカ
©2020 記録映画「華僑」製作委員会
2020年/日本/98 分
監督・企画:林隆太
プロデューサー・撮影・編集:直井佑樹
イベント情報
【舞台挨拶】
1/2(日)、3(月)10:00回上映後、林監督
1/14(金)18:30回上映後、林隆太監督
【トークイベント】各回聞き手、林隆太監督
1/5(水)10:00回上映後、李学銀さん(本作出演者、監督の伯父)
1/8(土)18:30回上映後、佐野亨さん(編集者・ライター)
1/10(月)18:30回上映後、陳天璽さん(早稲田大学教授)
1/12(水)18:30回上映後、上村奈帆さん(映画監督、脚本家)
中国と台湾『二つの中国』でゆれた横浜中華街
横浜中華街には日本で最大規模の中国人コミュニティーがある。その歴史は約160年前にまで遡り、彼らは団結することで中華街を発展させ、日本社会で独自の地位を築いた。しかし、その道のりは平坦なものではなかった。1952年、横浜中華学校で毛沢東を支持する教育が行われているとして、教師が学校から追放されるという事件が起きた。この「学校事件」の結果、横浜中華街は大陸系と台湾系に学校と華僑総会が分裂。長きに渡り対立が続いた。日中台の政治に翻弄されてきた華僑の苦難と葛藤の歴史。そして、共生の時代を歩む現在。映画は横浜中華街の観光地ではない知られざる一面を映していく。
中国語を話せない華僑四世がルーツをめぐる物語
華僑四世の監督・林隆太 (37) は、十五才の時に父・学文が中国人だと初めて知った。しかし、中国嫌いだった隆太は、家族の中の「中国」を避けるように生きてきた。それから十年以上経ったある日、一枚の写真と出会う。「台湾解放」というスローガンを声にし、横浜中華街を練り歩く紅衛兵の写真。 そこには、若かりし日の学文の姿があった。日本人として育った隆太は、なぜ同じ日本で暮らす中国人同士で対立するのか理解できなかった。「台湾は中国の一部。毛沢東は親父のようなもん」と言う学文。中国籍のまま晩年を迎え、認知症になった祖母・愛玉。ずっと避けて来た家族の過去 に触れたことをきっかけに、隆太は家族が過ごした横浜中華街と向き合う決心をする。中国・華僑のことを何も知らない華僑四世の監督は、家族や父の友人・知人に出会いながら、 時代に翻弄された華僑の人生と複雑な想いに気づいていく。
上映日時
1/2(日)~1/7(金) | 1/8(土)~1/14(金) |
10:00-11:45 | 18:30-20:10 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |