劇場版 ごん – GON, THE LITTLE FOX –
©︎TAIYO KIKAKU Co., Ltd./EXPJ, Ltd
2019年/日本/28分/配給:太陽企画
監督・脚本・美術・木彫・アニメート:八代健志
撮影監督:能勢恵弘
美術:能勢恵弘、中根泉、根元緑子、廣木綾子、上野啓太、崎村のぞみ、浅野陽子
撮影:中根泉、福田健人
脚本:本田隆朗
音楽制作:LOSIC
出演:田中誠人、入野自由、國府田達也、いわいのふ健、辻良江、上野黎也、平川和宏、貴詞いち子、中澤明日香、田植文歌
いたずら好きのごんと、心の優しい兵十。
ふたりをつなぐのは、真っ赤に咲いた彼岸花――。
いたずらばかりしている小ぎつねの、ごん。ある日、兵十が川で獲ったウナギを、ごんはいたずら心で逃がしてしまう。それは病気の母に食べさせるための大事なウナギだった。母が亡くなり落ち込む兵十をみて、ごんは償いをするのだが……
児童文学の金字塔、新美南吉の『ごんぎつね』に新たな解釈を加えたストップモーション・アニメーションによる珠玉のショートフィルム。
小学校の教科書でおなじみの、新美南吉 作『ごんぎつね』。美しく豊かな日本の自然や季節のめぐり、そして動植物と人との関わりが描かれる物語。本作ではストップモーションアニメ化するにあたり、原作に新たな解釈を加え、ごんと兵十の関係を際立たせた。また、2つの視点で描くごんにも注目。小ぎつね・ごんから見た世界では人間と同じ二足歩行のキャラクターになり、人間から見た世界では四足歩行に。視点を使い分け、動物と人間の垣根が引き起こす悲劇を、普遍的な問題へと昇華させている。それは現実の世界で起きている「分断化」に通ずるテーマである。28分の短編の中で生と死が描かれ、優しさと哀しさが同居する儚いストーリー。人形と美術制作に1年、撮影に10ヶ月を要した八代監督率いるチーム「TECARAT(テカラ)」渾身のクラフトだ。いま観るべき珠玉のショートフィルムである。
上映日時
7/18(土)~7/31(金) | 8/1(土) | 8/2(日) | 8/3(月)~8/7(金) |
10:00~10:35 | 17:10~17:45 | 10:00~10:35 | 17:10~17:45 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1300 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1200 | ¥1200 | ¥800 |