ガザの美容室

ガザの美容室

2015年/パレスチナ・フランス・カタール合作/84分/アラビア語/DCP/配給:アップリンク 
原題:Degrade
監督・脚本:タルザン&アラブ・ナサール
出演:ヒアム・アッバス、マイサ・アブドゥ・エルハディ、マナル・アワド、ダイナ・シバー、ミルナ・サカラ、ヴィクトリア・バリツカ、他

公式ホームページ

トークイベント
7/1(日)14:20回上映後、古居みずえさん(フォトジャーナリスト、映画監督)のトークショー「紛争地帯と女性」の開催が決定しました!

パレスチナ・ガザの小さな美容室を舞台に、戦争状態という日常をたくましく生きる女性たちを描く。

パレスチナ自治区、ガザ。クリスティンが経営する美容室は、女性客でにぎわっている。離婚調停中の主婦、ヒジャブを被った信心深い女性、結婚を控えた若い娘、出産間近の妊婦。皆それぞれ四方山話に興じ、午後の時間を過ごしていた。しかし通りの向こうで銃が発砲され、美容室は戦火の中に取り残される――。

第68回カンヌ国際映画祭批評家週間に出品され話題を呼んだ本作は、ガザで生まれ育った双子の監督タルザン&アラブ・ナサールによる初の長編で、戦争状態という日常を生きる女性たちをワンシチュエーションで描き、戦闘に巻き込まれ、監禁状態となった人々の恐怖を追体験する衝撃作である。

極限状態の中、女性たちは平静を装うも、マニキュアを塗る手が震え、小さな美容室の中で諍いが始まる。すると1人の女性が言う。「私たちが争ったら、外の男たちと同じじゃない」――いつでも戦争をするのは男たちで、オシャレをする、メイクをする。たわいないおしゃべりを、たわいない毎日を送る。それこそが、彼女たちの抵抗なのだ。

「戦争中であっても、彼女たちは常に人生を選択している。僕たちは“虐げられたパレスチナの女性”ではなく、人々の暮らしを、死ではなくて人生を描かなきゃならないんだ」―タルザン&アラブ・ナサール監督

パレスチナ自治区、ガザ。クリスティンが経営する美容室は、女性客でにぎわっている。店主のクリスティンは、ロシアからの移民。美容室のアシスタントのウィダトは、恋人で、マフィアの一員アハマドとの関係に悩んでいる。亭主の浮気が原因で離婚調停のエフィティカールは、弁護士との逢瀬に向けて支度中。戦争で負傷した兵士を夫に持つサフィアは、夫に処方された薬物を常用する中毒者だ。敬虔なムスリムであるゼイナブは、これまでに一度も髪を切ったことがなく、女だけの美容室の中でも決してヒジャブを取ることはない。結婚式を今夜に控えたサルマ、臨月の妊婦ファティマ、ひどい喘息を患っているワファ、離婚経験のあるソーサン…それぞれの事情をもつ、個性豊かな女性たち。

戦火の中で唯一の女だけの憩いの場で四方山話に興じていると、通りの向こうで銃声が響き、美容室は殺りくと破壊の炎の中に取り残された…。

ガザの美容室 ガザの美容室 ガザの美容室

7/1(日)14:20回上映後
古居みずえさん(フォトジャーナリスト、映画監督)のトークショー
「紛争地帯と女性」の開催が決定しました!


古居みずえさん プロフィール

1988年からパレスチナの女性や子どもを長年、追い続け、TV番組や雑誌で発表。パレスチナのほかにもアフリカのウガンダやアフガニスタン、インドネシアなどの女性や子どもたちを撮る。2006年、映画『ガーダ パレスチナの詩』、2011年、映画『ぼくたちは見た ガザ・サムニ家の子どもたち』を制作。2011年から福島の飯舘村に通い、映画『飯舘村の母ちゃんたち 土とともに』を制作。劇場公開し、現在自主上映中。

上映日時

6/30(土)~7/6(金) 7/7(土)~7/13(金) 7/14(土)~7/20(金)
14:20~15:50
20:50~22:20 レイトショー割レイト割
12:10~13:40
16:00~17:30
16:40~18:10
20:30~22:00

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800