わたしのかあさん―天使の詩―
ⓒ現代ぷろだくしょん
2024年/日本/114分/配給:新日本映画社
監督・ゼネラルプロデューサー:山田火砂子
プロデューサー:上野有
脚本:坂田俊子・山田火砂子
音楽:朱花
撮影監督:髙間賢治J.S.C
美術:山下修侍A.P.D.J
製作:現代ぷろだくしょん
出演:寺島しのぶ、常盤貴子、安達祐実、落井実結子、渡辺いっけい、東ちづる、宅麻伸、春風亭昇太、辰巳琢郎、渡辺梓、窪塚俊介、山田邦子、小倉蒼蛙、堀内正美、松木路子、磯村みどり、高島礼子、船越英一郎
イベント情報 4/14(日)上映後、山田火砂子監督の舞台挨拶がございます(予定)。
92歳、日本最高齢の女性映画監督、山田火砂子
70歳より映画監督としてデビュー、記念すべき10作目
児童福祉文化賞受賞の児童文学『わたしの母さん』(菊地澄子作)を原作に、溢れる愛で子どもたちを育てる両親と、両親が知的障がい者であることを知り葛藤する少女を描き出す。子供は親を選べないが、親子の絆のかけがえのなさは簡単に他人と比較できるものではない。知的障がいのある子を育ててきた監督自らの経験から、少女の葛藤を希望として描き出す。
舞台を原作の書かれた80年代後半に設定しつつ、戦後間もない時代に孤児と知的障がい児のため生涯を捧げた教育者・糸賀一雄の哲学にも触れ、現代日本で置き去りにされている問題を見つめ直す。
母・清子を演じるのは寺島しのぶ、成長した娘の高子に常盤貴子。その他、難役の吃音の父を渡辺いっけい、清子の主治医に船越英一郎、その娘に安達祐実、近所の老人に山田邦子、養護学校の教員に東ちづる、さらに清子の兄に春風亭昇太、祖母に高島礼子と豪華キャストにて映画化された。
知的障がい者の両親のもとに高子は生まれた。
一時は周囲と違う両親を恥じたが、時は流れ…
高子を変えた、母・清子の思い出とは――
障がい者特別支援施設の園長である山川高子はある日、親友から母親の清子のことを本にしないかと声をかけられた。今でこそ福祉に従事する高子だが、かつては障がい者をうとみ憎んですらいた。高子は聡明な子だったが、両親は知的障がい者でありそれを恥じた時期があったからである。親友の言葉に高子は小学三年生の頃を思い出す。同級生に母親を見られたくなくて、授業参観のお知らせを隠していた高子だったが、それを見つけた清子は授業参観にやってきてしまう。騒がしくおどけ、同級生から失笑を買ってしまう清子。その後、両親が知的障がい者であることを知らされ、高子は動揺する。そんな高子の心を癒したのは母・清子の裏表のない、何より高子を愛する気持ちであった。
上映日時
4/13(土)~4/26(金) |
9:50-11:50 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |