遺灰は語る
© Umberto Montiroli
2022年/イタリア/90分/配給:ムヴィオラ
原題:Leonora Addio
監督・脚本:パオロ・タヴィアーニ
出演:ファブリツィオ・フェッラカーネ、マッテオ・ピッティルーティ、ロベルト・エルリツカ(声)
字幕:磯尚太郎
字幕監修:関口英子
後援:イタリア大使館
特別協力:イタリア文化会館
“遺灰”は、無事に故郷へ辿り着けるのか——?
ノーベル文学賞作家の遺灰をローマからシチリアへ運ぶ、トラブルだらけの長い旅。
映画の主人公は、1936年に亡くなったノーベル賞作家ピランデッロの”遺灰”である。死に際し、「遺灰は故郷シチリアに」と遺言を残すが、時の独裁者ムッソリーニは、作家の遺灰をローマから手放さなかった。戦後、ようやく彼の遺灰が、故郷へ帰還することに。ところが、アメリカ軍の飛行機には搭乗拒否されるわ、はたまた遺灰が入った壺が忽然と消えるわ、次々にトラブルが…。遺灰はシチリアにたどり着けるだろうか――?!
日本でも大ヒットした名作『グッドモーニング・バビロン!』(1987)などで世界の映画ファンに愛されるイタリアのタヴィアーニ兄弟。カンヌ映画祭パルムドールに輝いた『父/パードレ・パドローネ』(1977)、『カオス・シチリア物語』(1984)、ベルリン映画祭金熊賞の『塀の中のジュリアス・シーザー』(2012)など、数々の傑作を発表してきたふたり。
そして、現在91歳の弟パオロが2018年に兄ヴィットリオが88歳で亡き後、初めてひとりで監督した作品を発表。ユーモアと悲劇、時代と人生、愛と別れを90分に凝縮した傑作、ここに誕生!
上映日時
7/8(土)~7/14(金) | 7/15(土)~7/21(金) | 7/22(土)~7/28(金) |
13:35-15:05 | 11:10-12:40 20:50-22:35 |
17:45-19:20 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校生以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |