アリ地獄天国
2019/日本/98分/DCP/配給:映像グループ ローポジション
監督・撮影・編集・構成:土屋トカチ
構成:飯田基晴
取材協力:プレカリアートユニオン
ナレーション:可野浩太郎
主題歌:マーガレットズロース「コントローラー」
受賞情報
🏆『アリ地獄天国』が世界最大の日本映画祭、第20回 ニッポン・コネクションにおいて、今回創設された「第1回ニッポンオンライン賞」(観客賞)を受賞しました!土屋トカチ監督、おめでとうございます!
イベント情報
◉初日11/21(土)10:00回上映後、土屋トカチ監督の舞台挨拶
◉11/22(日)10:00回上映後、村上浩康さん(映画監督)+ 土屋トカチ監督のトークイベント
◉11/29(日)18:50回上映後、スペシャルトーク付き上映会
ゲスト:UPLINK Workers’ Voices Against Harassment(アップリンク元従業員・パワハラ訴訟 元原告)の方々 × 土屋トカチ監督
➡本イベントのみ11/22(日)9:30より劇場受付&オンラインショップにて【座席指定チケット】を取り扱います!
➡11/29(日)のイベントは、オンライン配信(映画本編の配信+劇場でのトークイベントの配信)も行います!
〈スケジュール〉
18:50 本編オンライン上映開始
20:30 本編終了、トーク開始
21:00 トーク終了予定
※配信はイベント終了後も12/2(水)23:59まで視聴可能。
ぼく、営業成績トップ。
いま、終日シュレッダー業務。
なんで?
とある引越会社。社員は自分たちの状況を「アリ地獄」と自嘲する。長時間労働を強いられ、事故や破損を起こせば、会社への弁済で借金漬けになるからだ。本作の主人公、西村有さん(仮名)は34歳の営業職。会社の方針に異議を唱え、一人でも入れる個人加盟の労働組合(ユニオン)に加入した。するとシュレッダー係へ配転させられ、給与は半減。さらに懲戒解雇にまで追い込まれた。ユニオンの抗議により解雇は撤回させたが、復職先はシュレッダー係のまま。会社に反省の色は見られない。
西村さんは、「まともな会社になってほしい」と闘いを続け、次第にたくましく変わってゆく。
本作の監督・土屋は、仕事で悩む親友の自死を防げなかった後悔とともに、3年にわたる闘いに密着する。生き残るためのロードームービー(労働映画)。結末はいかに!
「ブラック企業」や「ブラックバイト」といった言葉が広く認識され、大きな社会問題となった。それでも法律を無視し、不当な労働条件や長時間労働を強いる企業は後を絶たない。大企業での過労死や過労自死も記憶に新しい。政府も「働き方改革」を重要政策とし、労働環境の改善を求めるようになった。だが、新型コロナウイルスの拡大により先が見えない状況の中、いまや世界規模で失業や生活の不安が広まっている。
本作は、理不尽な労働環境に置かれた30代の社員が個人加盟の労働組合に加わり、会社の改善を求めて闘った3年間の記録である。
この不安定な世界で、どうしたら働き方を変えて、自らの尊厳を保ち、生きていけるのか。この映画の鑑賞体験は、あなたにそのヒントと、変革の勇気をもたらすかもしれない。
*山形国際ドキュメンタリー映画祭2019 日本プログラム上映
*貧困ジャーナリズム賞2019 受賞
*第15回トルコ国際労働者映画祭 公式上映作品
*第20回ニッポン・コネクション(ドイツ) ニッポン・オンライン賞(観客賞)受賞
*ピッツバーグ大学(米国) 第2回日本ドキュメンタリー映画賞 グランプリ受賞
*門真国際映画祭2020 ドキュメンタリー部門 優秀作品賞受賞
*福井映画祭14th 長編部門入選
上映日時
11/21(土)~11/27(金) | 11/28(土) | 11/29(日)~12/4(金) |
10:00~11:45 | 19:10~20:50 | 18:50~20:35 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |