台風クラブ 4Kレストア版
©ディレクターズ・カンパニー
1985年/日本/115分/配給:A PEOPLE CINEMA
製作:ディレクターズ・カンパニー
監督:相米慎二
脚本:加藤祐司
撮影:伊藤昭裕
美術:池谷仙克
照明:島田忠昭
音楽:三枝成章
出演:三上祐一、紅林茂、松永敏行、工藤夕貴、大西結花、会沢朋子、三浦友和
※当館での上映は2K版
イベント情報
1/14(日)12:00回上映後、大西結花さんのトークイベントがございます。
入場者プレゼント
ご来場のお客様にポストカードをプレゼント!数量限定、なくなり次第終了です。
世界で再評価最高潮 奇跡の青春群像劇
ついに4Kで蘇る
2001年に夭折した相米慎二。その神話的な一本が「台風クラブ」である。待望の「4K」で、2023年秋に新生。冒頭、プールサイドでバービーボーイズの「暗闇でDANCE」をラジカセで鳴らし、踊り狂う少年少女たち。真っ暗と逆光のその映像が、よりリアルに、よりセクシャルに覚醒を遂げる。近年の上映で若い観客は「台風クラブ」を「ファンタジー」映画として見ていることが取材等でわかってきた。ギリギリの刹那、それでいて、どこか異次元の空間と時間を生きているような感覚。そして、性と死。そうした「リアル」「エロス」「ファンタジー」という要素は、相米自身が夢幻していたかもしれない「画像」となって、「4K」で新しく生まれ変わる。相米慎二も、「台風クラブ」も、常に現代であり、それは、映像の未来でもある。全く新しい映画として、観たすべての者が(初見の者も含め)、新しい映像体験をすることであろう。
プールで流れる「暗闇でDANCE」から やがてくる台風へ飲み込まれる少年少女たち
中学校の校庭の一角に夏の名残をたたえてひっそりとプールがある。木曜日。二学期が始まって間もないむし暑い夜。暗闇の中で時おりはねて、坊主頭が見え隠れしている。突然、プールの照明が一斉について、ロックが鳴り出した。歓声をあげてなだれ込んできたのは、水着姿の高見理恵、大町美智子、宮田泰子、毛利由美、森崎みどり。……水の中で山田明が動かなくなっている。慌てた少女たちは人を呼びに田舎道まで走ってくると、同じクラスの三上恭一と清水健がジョギングしているのに出会う。恭一が明に人工呼吸をしているうちに、担任の梅宮が呼び出された。小さな風は、やがてくる台風によって、彼ら少年少女たちを閉じ込め、狂わせていく……。
上映日時
1/13(土) | 1/14(日)~1/19(金) | 1/20(土)~1/26(金) |
12:25-14:25 | 12:00-14:00 | 15:55-17:55 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校生以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |