記憶の中のシベリア
誰もが持っている、心にしまっておきたい想い出
その扉を少しだけ開けてみたかった
孫の世代が見つめた シベリア抑留にまつわる2つの記憶
珠玉のドキュメンタリー映画2作品を一挙上映
監督はこの2作が劇場初公開となる新鋭、久保田桂子。美術大学で劇映画の製作を学んだ後、ドキュメンタリーの制作をスタート。日常を繊細に捉える視点と、エッセイを読んでいるような独特の描写が評価され、第1作『祖父の日記帳と私のビデオノート』は映画監督の諏訪敦彦『Hstory』)、ヤン・ヨンヒ(『かぞくのくに』)らが審査員を務めた、座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル コンペティション部門で大賞を獲得している。
第2作の『海へ 朴さんの手紙』は、1作目の制作をきっかけに出会った、シベリア抑留を経験した一人の韓国人男性の人生とその想いを描き、1作目と同様にシベリア抑留が背景にある作品でありながら、より深みのある作品に仕上がっている。
2作品上映時間計 110分/配給スリーピン
『記憶の中のシベリア』監督による舞台挨拶&ティーチイン決定!
12月3日(土)、12月4(日)上映後
登壇者:久保田桂子監督
祖父の日記帳と私のビデオノート
祖父について思い出すこと、それはいつも畑を耕す姿。その祖父には中国での戦争やシベリア抑留の体験があった。祖父は遠い大地で人を殺めたことがあるのか。最後まで百姓として生きた祖父とその戦争の記憶を、孫である私の眼を通して描く。
*2014年 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル コンペティション部門大賞受賞
*2013年 北京Caochangdi(草場地)Workstation May Festival 出品
*2014年 福岡アジア映画祭 ドキュメンタリー部門 出品
*2014年 第一回京都国際映画祭 クリエイターズ・ファクトリー<映像部門>出品
*2014年 ドキュメンタリー・ドリーム・ショー-山形in東京2014 出品
海へ 朴さんの手紙
ソウルに暮らす朴さんはかつて日本兵だった。朴さんはシベリア抑留を経験していた。彼は日本軍で一緒だった日本人の親友、山根さんに宛てて何度も手紙を送ったがそれが届くことはなかった。私は二人が別れてから60年後、その手紙を届ける旅に出た。
*2016年 あいち国際女性映画祭 フィルム・コンペティション部門 出品
上映日時
12/11(日)は休映。
11/26(土)~12/2(金) | 12/3(土)~12/9(金) | 12/10(土)・12/12(月)~12/16(金) |
10:30~12:30 | 10:30~12:30 | 10:30~12:30 |