シークレット・オブ・モンスター
©COAL MOVIE LIMITED 2015
2015年/イギリス、ハンガリー、フランス/英語、フランス語/116分/カラー/ヨーロピアンビスタ/提供:日活、REGENTS/配給・宣伝:REGENTS
原題:the childhood of a leader
監督:ブラディ・コーベット
脚本:ブラディ・コーベット/モナ・ファストボルド
製作:クリス・コーエン/ロン・カーティス
撮影:ロル・クローリー
編集:デヴィッド・ヤンチョー
美術:ノーラ・タカーチ
衣装:アンドレア・フレッシュ
音楽:スコット・ウォーカー
出演:ベレニス・ベジョ、ステイシー・マーティン、ロバート・パティンソン、リアム・カニンガム、トム・スウィート
美しき少年が狂気のモンスター=“独裁者”へと変貌する―
20世紀が生んだ戦慄の[謎]に挑んだ怪作が誕生!
ローマは一日にして成らずと言うが、はたして人間の人格はどうなのか?
20世紀は悪名高き独裁者が数多く登場した時代だ。アドルフ・ヒトラー、ベニート・ムッソリーニ、ヨシフ・スターリン…。彼らはいかにして権力欲を募らせ、狂気のモンスターへと変貌していったのか。本作の監督と脚本を手がけたブラディ・コーベットは、その最大の謎をこれまでになかった新しい形で観る者たちに突きつける。
第一次大戦が終戦を迎えた1918年。パリでヴェルサイユ条約作成を目的にアメリカからフランスに送り込まれた政府高官。彼には信仰心の厚いドイツ人の妻と、少女と見間違えるほど美しい息子がいた。仕事が最優先で家庭をないがしろにする父親に代わり、息子は多くの時間を母親と過ごすのだったが、彼は常に何かに不満を感じてやり場のない怒りのようなものを抱えていた。そして、その歪んだ感情はやがて形を持ち始める……。
ジャン=ポール・サルトルの短編小説「一指導者の幼年時代」から着想を得て、ヴェルサイユ条約締結への過程と第二次世界大戦勃発までを描いた、オリジナルストーリーへと昇華させたブラディ・コーベットは、「劇中で一見無造作に散りばめられたパズルを観客自身がつなぎ合わせていき、その先に何かが見え始める。そして気づいたときには観客がその世界に引き込まれる仕掛けをしている」と語る。『羊たちの沈黙』の巨匠、ジョナサン・デミ監督をも唸らせた怪作の誕生。



上映日時
1/14(土)~1/20(金) |
17:10~19:16 |