ルイス・ブニュエル三大傑作 特集上映

人間は、自由ではない。

際限のない反復、停滞感、無力感、閉塞感
停止寸前の時間の中で、崩れゆく世界の輪郭。匂いたつエロティシズム
不可解の極みに誘う、壮麗かつ危険な映画。
瀆神的で寓話的、放たれた悪意とユーモアが現実をあぶり出し、変質させる。
異才ブニュエルの最も豊饒な時代に生み出された傑作、再臨!

『皆殺しの天使』

皆殺しの天使

メキシコ時代《最終期》の傑作を同時公開!

 

『ビリディアナ』

ビリディアナ

『砂漠のシモン』

配給:アイ・ヴィー・シー 宣伝:スリーピン 配給協力:ノーム

公式サイト http://www.ivc-tokyo.co.jp/bunuelangel/

■監督 ルイス・ブニュエル Luis Buñuel


1900年2月22日、スペインのテルエル県カランダに、7人兄妹の長男として生まれる。17年、マドリード大学に入学。この時期学寮生活で画家サルヴァドール・ダリや詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカら若き芸術家と出会う。
25年、パリに移住。フリッツ・ラングの『死滅の谷』(21)を観て映画監督を志し、パリの演劇学校に入学。同校でジャン・エプスタンと知り合い、エプスタン監督作に助手として就く。この時期、未来の妻ジャンヌ・ルカールと出会う。
29年、ダリとの脚本共作で16分の短編映画『アンダルシアの犬』を監督し、同年6月6日にパリで公開。続く30年には、初の長編映画『黄金時代』を発表。カトリック主義者や極右の激しい攻撃にさらされ、前作以上のスキャンダルを惹き起こした結果上映禁止処分を受けた。『黄金時代』公開直前にMGMの誘いでハリウッドに渡り、数ヶ月間滞在した後スペインに戻り、映画史上初の偽ドキュメンタリー映画と呼ばれる『糧なき土地』(33)を監督。貧困地域ラス・ウルデスの住民の状況を描いたこの作品は、「スペインの名誉を侮辱するもの」との口実で、36年までスペイン政府により上映禁止処分を受ける。
スペイン内戦(36年~39年)が始まったばかりの頃、再びパリに戻ってスペイン大使館で政府のプロパガンダ仲介任務に携わる。
46年、メキシコに渡る。49年10月20日にメキシコの市民権を獲得。『忘れられた人々』(50)は批評家に絶賛され、ブニュエルは一躍世界的に有名なスペイン語圏監督となる。残りの生涯はメキシコで暮らし、この地で20本の映画を監督するが、以後も一時的にフランスやスペインに滞在して映画を撮ることがあった。
最後の作品『欲望のあいまいな対象』(77)を発表した後、映画監督を引退し、自伝『映画、わが自由の幻想』(矢島翠訳、早川書房)を(ジャン=クロード・カリエールと共同で)執筆、82年に刊行。83年7月29日、メキシコ市の病院にて死去。

【当日料金】

一般1500円/会員1200円/大専・シニア1,100円/高校生以下800円

『砂漠のシモン』+『アンダルシアの犬』のみ一般1,100円/会員・大専・シニア1,000円/高校生以下800円

上映作品紹介

皆殺しの天使

©1991 Video Mercury Films

皆殺しの天使 EL ANGEL EXTERMINADOR

1962年/94分/メキシコ/日本語字幕:金谷重朗
監督:ルイス・ブニュエル
原案:ルイス・ブニュエル、ルイス・アルコリサ
脚色:ルイス・ブニュエル
撮影:ガブリエル・フィゲロア
音楽:ラウル・ラビスタ
製作:グスタボ・アラトリステ
出演:シルヴィア・ピナル、エンリケ・ランバル、ジャクリーヌ・アンデレ、ルシー・カリャルド、エンリケ・G・アルバレス 他

ブルジョワジー、無限の停滞―。

一層不条理に没入していくブニュエルの後期作品のさきがけともなった、<メキシコ時代>最大の問題作。真に謎めいて力強い、シュルレアリスム不条理劇の極点!
オペラ観劇後に晩餐会が催された邸宅。20人のブルジョアが宴を楽しんでいる。夜が更け、やがて明け方になっても、誰も帰ろうとしない。次の夜が来ても、誰もが帰らない。皆、帰る方法を忘れたか、その気力も失われたかのように客間を出ることができないのだ。召使も去り、食料も水も底をつく。何日間にもわたる幽閉状態が続き、人々の道徳や倫理が崩壊していく。突如現われる羊や、歩き回る熊の姿。事態は異常な展開を見せていく

*1962年カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞受賞

ビリディアナ

©1991 Video Mercury Films

ビリディアナ VIRIDIANA

1961年/92分/メキシコ=スペイン/日本語字幕:比嘉世津子
監督:ルイス・ブニュエル
脚本:ルイス・ブニュエル、フリオ・アレハンドロ
撮影:ホセ・フェルナンデス・アグアヨ
製作:グスタボ・アラトリステ
出演:シルビア・ピナル、フェルナンド・レイ、フランシスコ・ラバル、マルガリータ・ロサノ、ロラ・ガオス 他

聖女の受難、孤独の果てに―。

ルイス・ブニュエルが20数年ぶりに祖国スペインで撮った作品。ブニュエル自身「最も大きな自由を感じつつ監督した」と言う。カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。一方でカトリック教会から大きな非難を浴びるスキャンダルとなり、スペインやイタリアで上映禁止に至った問題作!
修道女を目指すビリディアナは、ただ一人の親族である叔父ドン・ハイメの邸宅を訪ねる。ドン・ハイメは亡き妻に生き写しの彼女に、共に暮らすよう求める。ある日、彼女に睡眠薬を飲ませて犯そうとするが、未遂に終わる。叔父は罪の意識から絶望し自殺してしまう。修道女への道をあきらめたビリディアナは、叔父ドン・ハイメの遺産を受け継いで、邸宅に貧しい人々を住まわせて世話しようとするが…。

*1961年カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞

砂漠のシモン

©1991 Video Mercury Films

砂漠のシモン SIMÓN DEL DESIERTO

1965年/46分/メキシコ/日本語字幕:星野智幸
監督・原案:ルイス・ブニュエル
脚本:ルイス・ブニュエル、フリオ・アレハンドロ
撮影:ガブリエル・フィゲロア
製作:グスタボ・アラトリステ
出演:クラウディオ・ブルック、シルヴィア・ピナル、エンリケ・アルバレス・フェリックス、オルテンシア・サントベニャ、フランシスコ・レイゲラ 他

神か悪魔か、狂おしい誘惑―。

歴史上実在した柱頭修行者「聖人シメオン」の伝説を描く。ブニュエルのメキシコ時代最後の中編。唖然とするような幕切れは必見。
砂漠の真ん中にそびえ立つ柱の上で、レタスだけを食べ日々神に祈りを捧げているシモン。悪魔の誘惑を断固拒み、6年6週6日の修行に励む彼は、一段と高い、天国に近い別の柱に移り新たな修行を開始するが…。

*1965年ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞受賞

※同時上映
『アンダルシアの犬』UN CHIEN ANDAROU

1929年/フランス/21分/サイレント映画

廻り神楽

廻り神楽

(C)VISUAL FOLKLORE INC.

2017年/日本/94分/配給:ヴィジュアルフォークロア 
監督・プロデューサー:遠藤協
監督:大澤未来
撮影:明石太郎・戸谷健吾
サウンドデザイン:森永泰弘
助成:文化庁文化芸術振興費補助金
支援:全日本テレビ番組製作社連盟
出演:黒森神楽保存会
語り:一城みゆ希
昔話朗読:森田美樹子

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,200円を当館受付にて発売中!

神楽が来れば、春はもうすぐなのす。
—海辺の死者と生者の通い路を今日も神楽衆は廻ります。

岩手県宮古市に根拠地をもつ黒森神楽は、江戸の初期から340年以上、三陸海岸の久慈・釜石間150㎞を巡り続けて来た。正月になると神楽衆は、黒森山の神霊を宿した権現様と旅に出る。民家を一夜の宿として、神楽を演じ、亡き人には神楽念仏を唱える。繰り返し繰り返し津波が襲って来たこの地で、神楽衆は何百年ものあいだ、自然と人間を取り結ぶ役目を果たしてきた。ザシキワラシやオシラサマ、神々や精霊が今も息づく豊かな三陸の海辺を巡る神楽衆。その通い路に「海の遠野物語」が紡がれる。被災から6年後の人々の願いを描くドキュメンタリー。遠藤協と大澤未来の共同監督による劇場初公開作品。

廻り神楽 廻り神楽 廻り神楽

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1700 ¥1100 ¥800
会員 ¥1400 ¥1100 ¥800

高橋洋監督 霊的特集上映

霊的ボリシェヴィキ公開記念
“Jホラー”の立役者 高橋洋監督の原点に迫る!
3/3(土)-3/9(金)

高橋洋(監督・脚本)

高橋洋(監督・脚本)


1959年生まれ。『女優霊』『リング』シリーズの脚本で、Jホラーブームの立役者となる。他の脚本作は、『復讐 運命の訪問者』『蛇の道』『発狂する唇』『おろち』『予兆 散歩する侵略者 劇場版』など。2004年『ソドムの市』で長編監督デビュー。以後『狂気の海』『恐怖』『旧支配者のキャロル』に続いて『霊的ボリシェヴィキ』は監督5作目となる。

横浜シネマリンでは『霊的ボリシェヴィキ』公開を記念して、高橋洋監督作品を特集いたします。

上映スケジュール

2/24(土) 2/25(日) 2/26(月) 2/27(火) 2/28(水) 3/1(木) 3/2(金)
霊的ボリシェヴィキ14:15-15:35
霊的ボリシェヴィキ
霊的ボリシェヴィキ14:15-15:35
霊的ボリシェヴィキ
霊的ボリシェヴィキ14:15-15:35
霊的ボリシェヴィキ
霊的ボリシェヴィキ14:15-15:35
霊的ボリシェヴィキ
霊的ボリシェヴィキ14:15-15:35
霊的ボリシェヴィキ
霊的ボリシェヴィキ14:15-15:35
霊的ボリシェヴィキ
霊的ボリシェヴィキ14:15-15:35
霊的ボリシェヴィキ

予定表 横にスクロールできます

3/3(土) 3/4(日) 3/5(月) 3/6(火) 3/7(水) 3/8(木) 3/9(金)
霊的ボリシェヴィキ19:00-20:20
霊的ボリシェヴィキ
霊的ボリシェヴィキ19:00-20:20
霊的ボリシェヴィキ
霊的ボリシェヴィキ19:00-20:20
霊的ボリシェヴィキ
霊的ボリシェヴィキ19:00-20:20
霊的ボリシェヴィキ
霊的ボリシェヴィキ19:00-20:20
霊的ボリシェヴィキ
霊的ボリシェヴィキ19:00-20:20
霊的ボリシェヴィキ
霊的ボリシェヴィキ19:00-20:20
霊的ボリシェヴィキ
狂気の海+旧支配者のキャロル 狂気の海+旧支配者のキャロル 20:40-22:20
狂気の海+旧支配者のキャロル
ソドムの市20:30-22:20
ソドムの市
狂気の海+旧支配者のキャロル 狂気の海+旧支配者のキャロル 20:30-22:00
狂気の海+旧支配者のキャロル
ソドムの市20:30-22:20
ソドムの市
狂気の海+旧支配者のキャロル
狂気の海+旧支配者のキャロル 20:30-22:00
狂気の海+旧支配者のキャロル
ソドムの市20:30-22:20
ソドムの市
狂気の海+旧支配者のキャロル 狂気の海+旧支配者のキャロル 20:30-22:00
狂気の海+旧支配者のキャロル

予定表 横にスクロールできます

【当日料金】

旧作特集:一般・会員・大専・シニア1,100円/高校生以下800円

新作霊的:一般1,700円/会員1,400円/大専・シニア1,100円/高校生以下800円

舞台挨拶
霊的初日2/24(土)14:15回上映前、高橋洋監督、巴山祐樹さんの舞台挨拶がございます!13:45よりロビーにおいて、サイン会も開催致します!
3/3(土)19:00回上映後、高橋洋監督の舞台挨拶がございます!
特集初日3/3(土)20:40回上映前、高橋洋監督の舞台挨拶がございます!※3/3(土)のみ20:40スタート!

上映作品紹介

旧支配者のキャロル

旧支配者のキャロル

2011年/日本/47分/ビスタ/配給:映画美学校/HD-cam
監督・脚本:高橋洋
撮影:山田達也
音楽:長嶌寛幸
出演:松本若菜、中原翔子、津田寛治、本間玲音、伊藤洋三郎

高橋洋がホラーから一転、「真の人間ドラマ」に初めて挑んだ一作。映画学校の卒業制作の監督に選ばれたみゆき(松本若菜)は、講師であり、憧れの女優、早川ナオミ(中原翔子)に出演依頼をし、監督という大役に熱を入れてゆく。だが、ナオミが科す試練はあまりに過酷であり、「現場では心にスタンガンを持て!」とナオミの言葉を反芻する現場にただならぬ緊張感が走り続ける。プレッシャーと戦うみゆきは、クラスメイトで出演者でもある村井(津田寛治)に支えられながら撮影を続けるが、現場は熾烈を極めていく…。

狂気の海

狂気の海

2007年/日本/34分/DV-cam/配給:映画美学校
監督・脚本:高橋洋
撮影:山田達也
音楽:長蔦寛幸
出演:中原翔子、田口トモロヲ、長宗我部陽子

国会での圧倒的な議席数を背景に日本国首相・真壁晋太郎(田口トモロヲ)は日本を“普通の国”にするべく憲法改正に着手しようとしていた。しかし、首相夫人(中原翔子)はあまりにも憲法9条を狂った形で愛し過ぎてしまっていた…。そんな中、合衆国大統領が何者かによって呪い殺されるという事件が起きる。動き出す“FBI霊的国防部”。捜査官のライス(長宗我部陽子)は、強力な軍事力を背景に首相夫妻を追い詰める。日本は核武装して対抗するほかないのか。しかし、アメリカすらも思い及ばぬ、言語を絶した人々が日本の地下には潜んでいたのだった。

ソドムの市

©2004ホラー番長製作委員会

ソドムの市

2004年/日本/104分/DV-cam/配給:ユーロスペース
監督・脚本:高橋洋
撮影:木暮洋輔
美術:山本直輝
音楽:長嶌寛幸
出演:浦井崇、小嶺麗奈、中原翔子、園部貴一

同型のDV カメラによる撮影、同一予算、エンターテイメント作品という互角の条件の下、日本映画界を代表する監督(番長)と、気鋭の新人(刺客)たちが、力と技を競い合うという画期的なコンセプトが話題の試み「映画番長」、その第三弾。俎渡海家の子孫、「ソドムの市」こと市郎(浦井崇)は、最悪の破壊計画を企んでいた。発端は18世紀、身に覚えのない罪で領主、市兵衛に責め殺された腰元のテレーズ(小嶺麗奈)とキャサリン(宮田亜紀)。それがまったくの濡れ衣だったと判ったとたん、俎渡海家一族に、血塗られた地獄の呪いが襲いかかる!

あゝ、荒野 前編・後編

『あしたはどっちだ、寺山修司』公開記念/「キネ旬読者ベスト・テン 日本映画第1位」受賞記念

あゝ、荒野 前編・後編

2017年/日本/前編157分・後編147分/R15+/配給:スターサンズ
監督:岸善幸
原作:寺山修司
脚本:港岳彦、岸善幸
撮影監督:夏海光造
音楽:岩代太郎
主題歌:BRAHMAN
出演:菅田将暉、ヤン・イクチュン、木下あかり、モロ師岡、高橋和也、でんでん、木村多江、ユースケ・サンタマリア、他

公式ホームページ

荒野、そこは荒れ果てた地か、希望に満ちた場所なのか。ネオンの新宿に交差する運命と青春。魂を揺さぶる、305分の怒濤――。

ふとしたきっかけで出会った新次とバリカン。見た目も性格も対照的、だがともに孤独な二人は、ジムのトレーナー・片目とプロボクサーを目指す。おたがいを想う深い絆と友情を育み、それぞれが愛を見つけ、自分を変えようと成長していく彼らは、やがて逃れることのできないある宿命に直面する。幼い新次を捨てた母、バリカンに捨てられた父、過去を捨て新次を愛する芳子、社会を救おうとデモを繰り広げる大学生たち…。 2021年、ネオンの荒野・新宿で、もがきながらも心の空白を埋めようと生きる二人の男の絆と、 彼らを取り巻く人々との人間模様を描く、せつなくも苛烈な刹那の青春物語。

「この作品を、俺たちの代表作にする」主演の二人と監督が誓った言葉。菅田将暉×ヤン・イクチュン、気鋭のダブル主演が、寺山修司を鮮明に蘇らせる!

1960年代後半、激動の時代に演劇、映画、文学とマルチに活躍し、今なおカルチャーアイコンとして注目され続ける寺山修司。彼が遺した唯一の長編小説、『あゝ、荒野』。人々の“心の荒野”を見つめた傑作が、半世紀以上を経て大胆に再構築され、新たな物語として生まれ変わった。監督は『二重生活』の岸 善幸。2020年の東京オリンピック後を舞台に、都会の片隅を生きる人々の“心”を鋭く描きだす。衝撃のラスト、魂をたぎらせる、かつてない映画がここに誕生した。

*第91回キネマ旬報 日本映画読者ベスト・テン第1位、主演男優賞(菅田将暉)、助演男優賞(ヤン・イクチュン)

*第30回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 作品賞、主演男優賞(菅田将暉)

*第42回報知映画賞 作品賞、主演男優賞(菅田将暉)

あゝ、荒野 前編・後編 あゝ、荒野 前編・後編 あゝ、荒野 前編・後編

上映日時

前編・3/10(土)~3/16(金) 後編・3/10(土)~3/16(金)
17:40~20:20 20:30~23:00

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

おもてなし

おもてなし

 (C)2017 SHOCHIKU STUDIO CO.,LTD. and EPIC ENTERTAINMENT CO., LTD.

2017/日本・台湾合作/日本語・中国語・英語/96分/DCP/カラー/シネマスコープ/5.1ch
配給:株式会社松竹撮影所、株式会社ニチホランド
配給協力:太秦株式会社
監督・撮影・編集:ジェイ・チャン 
脚本:ジェイ・チャン、砂田麻美
音楽:大橋好規
出演:田中麗奈、ワン・ポーチエ、余 貴美子、ヤン・リエ、ヤオ・チュエンヤオ、藤井美菜、ルー・シュエフォン、マイケル・タオ、青木崇高、眞島秀和、木村多江、香川京子

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1400円を当館受付にて発売中!

老舗旅館の再生を目指す人たちの“おもてなし”の旅

琵琶湖畔にある老舗旅館「明月館」が実家の梨花(田中麗奈)は、5年前に父を亡くし、旅館を一人で切り盛りし続けている母、美津子(余貴美子)を支えるため、仕事を辞めて実家に戻ってきた。経営不振の中、美津子の大学時代の恋人であり台湾実業家のチャールズ(ヤン・リエ)が旅館を買収して、息子のジャッキー(ワン・ポーチエ)を再建のために送り込んできた。しかし、“おもてなし”の心を持っていないジャッキーに対して梨花は反発し衝突する。そんなジャッキーには、来日への密かな別の目的があった。それは、かつての恋人、尚子(藤井美菜)とやり直すことだった。尚子に婚約者がいることを知ったジャッキーは諦めきれない想いを抱えながらも、尚子の結婚式が開けるように「明月館」を改装して、最後のプレゼントをしようと思いついた。同じく梨花も、不倫していたかつての上司に別れを告げ、人生の再スタートをはかろうとしていた。ジャッキーは、「おもてなし教室」を主催している木村先生(木村多江)との講義を経て、“日本のおもてなしの心”を学び始めていたが、ビジネスパートナーの黄が「明月館」を売却する手続きをすすめていることが発覚し…。

日本を代表する女優、田中麗奈と台湾で活躍しているワン・ポーチエのダブル主演で贈る日本×台湾の合作映画が誕生した。日本の“おもてなし”の心が、この春、皆様の心にあたたかな陽射しを届けます。

おもてなし おもてなし おもてなし

上映日時

3/3(土)~3/9(金) 3/10(土)~3/16(金) 3/17(土)~3/23(金)
11:55〜13:40 14:05~15:41 未定

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

かぞくへ

かぞくへ

©2017 「かぞくへ」製作委員会.

2016/日本/117分/DCP/シネスコ/5.1ch/カラー/配給:「かぞくへ」製作委員会
監督・脚本・編集:春本雄二郎
撮影:野口 健司
出演:松浦慎一郎、梅田誠弘、遠藤祐美

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,300円を当館受付にて発売中! 有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

ありがとう、けど、云わん。

家族を知らない男が、つかみかけた幸せを前に、親友と婚約社の間で揺れる―日本の片隅に生きる若者たちの息遣いを骨太に描き出した人間ドラマ

家族の温かさを知らずに生きてきた旭は、同棲中の佳織と結婚を目前にしながら、良かれと思って紹介した仕事で親友の洋人を詐欺の被害に合わせてしまう。
養護施設で家族同然に育ってきた唯一無二の親友と、認知症が進む祖母のために結婚式を急ぐ婚約者の間で、次第に旭は追い詰められていき…。

2016年東京国際映画祭スプラッシュ部門で上映され、エモーショナルなラストに観客の拍手は鳴りやまなかった。その後フランス・ヴズール国際アジア映画祭では、NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)含む3冠を達成、ドイツ・ニッポンコネクションほか海外映画祭でも高い評価を得た本作。そで描かれるのは、苦しい生活の中で喜び、悩み、涙する、人間たちの息遣い。自分が持ちえなかった家族のぬくもりを渇望し、愛を求め、後悔を抱えながら、それでも生きていく―主人公・旭を演じた松浦の実話を基に、監督の春本雄二郎がオリジナル脚本を書き上げた。その骨太な演出に確かな演技力で応えた松浦慎一郎、梅田誠弘、遠藤祐美ら俳優陣。今の日本で生きるには不器用すぎる人物たちが織り成す物語は、容赦なく観る者の胸に迫ってくる。

かぞくへ かぞくへ かぞくへ

上映日時

3/10(土)~3/16(金) 3/17(土)~3/23(金)
11:50~13:55 未定

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

花筐/HANAGATAMI

花筐/HANAGATAMI

 ©唐津映画製作委員会/PSC 2017

2017年/日本/カラー/DCP/アメリカンヴィスタ/169分/配給:新日本映画社 
監督:大林宣彦
原作:檀一雄「花筐」(講談社・文芸文庫)
脚本:大林宣彦、桂千穂
製作:辻幸徳(唐津映画製作委員会)、大林恭子(PSC)
出演:窪塚俊介、満島真之介、長塚圭史、柄本時生、矢作穂香、山崎紘菜、門脇麦、常盤貴子

公式ホームページ

「映画化するのは終生の夢であった」……。古里映画の巨匠・大林宣彦監督が40年以上映画化への想いを抱き続けた檀一雄の純文学小説『花筐』

世界的カルト映画にして大林宣彦監督のデビュー作『HOUSE/ハウス』(77)より以前に書き上げられていた幻の脚本が40年の時を経て奇蹟の映画化。自分の命さえ自由にならない太平洋戦争勃発前夜を生きる若者たちを主軸に、心が火傷するような凄まじき青春群像劇を、圧倒的な映像力で描く。原作は三島由紀夫がこの一冊を読み小説家を志したという檀一雄の純文学「花筐」。尾道三部作をはじめ数多くの“古里映画”を撮り続けてきた大林宣彦が選んだ佐賀県唐津市を舞台に、唐津の魂「唐津くんち」が映画史上初の全面協力。窪塚俊介主演、満島真之介、長塚圭史、常盤貴子ほか。『この空の花』『野のなななのか』に続く本作は、余命宣告を受けながら完成させた大林宣彦的 “戦争三部作”の締めを飾る魂の集大成である。

「我が命は、魂は、我が信じるままに自由であらせよ、」。迫りくる戦争の気配。少年は魂に火をつけ、少女は血に溺れる。

1941年の春、アムステルダムに住む両親の元を離れ、佐賀県唐津に暮らす叔母(常盤貴子)の元に身を寄せることになった17歳の榊山俊彦(窪塚俊介)の新学期は、アポロ神のように雄々しい鵜飼(満島真之介)、虚無僧のような吉良(長塚圭史)、お調子者の阿蘇(柄本時生)ら学友を得て“勇気を試す冒険”に興じる日々。肺病を患う従妹の美那(矢作穂香)に恋心を抱きながらも、女友達のあきね(山崎紘菜)や千歳(門脇麦)と“不良”なる青春を謳歌している。しかし、我が「生」を自分の意志で生きようとする彼らの純粋で自由な荒ぶる青春のときは儚く、いつしか戦争の渦に飲み込まれてゆく。「殺されないぞ、戦争なんかに!」……俊彦はひとり、仲間たちの間を浮き草のように漂いながら、自らの魂に火をつけようとするが……。

花筐/HANAGATAMI 花筐/HANAGATAMI 花筐/HANAGATAMI

上映日時

2/10(土)~2/16(金) 2/17(土)~2/23(金) 2/24(土)~3/2(金) 3/3(土)~3/9(金)
15:00~17:55 12:30~15:25 18:40~21:30 15:50~18:45

2/10(土)~『大林宣彦監督傑作選 特集上映』同時公開!

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

大林宣彦監督傑作選 特集上映

第91回キネマ旬報 監督賞!ベストテン第2位!
花筐/HANAGATAMI公開記念
大林宣彦監督傑作選 特集上映
2/10(土)-3/2(金) 全11作品

大林宣彦監督

【大林宣彦プロフィール】


1938年広島県尾道市生まれ。幼少の頃から映画を撮り始め、大学時代に自主制作映画のパイオニア的存在となる。CMディレクターとして手がけた作品は3000本を超える。映画監督として、日本の映像史を最先端で切り拓いた、まさに“映像の魔術師”。77年、『HOUSE/ハウス』で商業映画に進出し、80年代の<尾道三部作>『転校生』、『時をかける少女』、『さびしんぼう』は世代を超えて熱狂的な支持を集めた。「同じことは二度としない」と公言している通り、大林のフィルモグラフィは1作ごとに異なる実験が行われている。90年代には実験精神溢れる<新・尾道三部作>を製作。近年では、強烈な反戦の思いを込めた『この空の花〜長岡花火物語』、『野のなななのか』に続き、<大林的戦争三部作>の締めを飾る最新作『花筐/HANAGATAMI』が公開されている。

横浜シネマリンでは『花筐/HANAGATAMI』公開を記念して、近年の選りすぐり11作品を特集上映いたします。

上映スケジュール 全11作品

2/10(土) 2/11(日) 2/12(月) 2/13(火) 2/14(水) 2/15(木) 2/16(金)
廃市10:30-12:20
廃市
北京的西瓜10:30-12:45
北京的西瓜
青春デンデケデケデケ10:30-12:45
青春デンデケデケデケ
北京的西瓜10:30-12:45
北京的西瓜
青春デンデケデケデケ10:30-12:45
青春デンデケデケデケ
廃市10:30-12:20
廃市
異人たちとの夏10:30-12:20
異人たちとの夏
青春デンデケデケデケ12:35-14:50
青春デンデケデケデケ
異人たちとの夏13:00-14:50
異人たちとの夏
異人たちとの夏13:00-14:50
異人たちとの夏
廃市13:00-14:50
廃市
異人たちとの夏13:00-14:50
異人たちとの夏
北京的西瓜12:35-14:50
北京的西瓜
青春デンデケデケデケ12:35-14:50
青春デンデケデケデケ
花筐15:00-17:55
花筐/HANAGATAMI
花筐15:00-17:55
花筐/HANAGATAMI
花筐15:00-17:55
花筐/HANAGATAMI
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花筐/HANAGATAMI
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花筐/HANAGATAMI
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花筐/HANAGATAMI
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花筐/HANAGATAMI

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2/17(土) 2/18(日) 2/19(月) 2/20(火) 2/21(水) 2/22(木) 2/23(金)
花筐12:30-15:25
花筐/HANAGATAMI
花筐12:30-15:25
花筐/HANAGATAMI
花筐12:30-15:25
花筐/HANAGATAMI
花筐12:30-15:25
花筐/HANAGATAMI
花筐12:30-15:25
花筐/HANAGATAMI
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花筐/HANAGATAMI
花筐12:30-15:25
花筐/HANAGATAMI
野のなななのか15:40-18:31
野のなななのか
この空の花 長岡花火物語15:40-18:25
この空の花 長岡花火物語
この空の花 長岡花火物語15:40-18:25
この空の花 長岡花火物語
野のなななのか15:40-18:31
野のなななのか
野のなななのか15:40-18:31
野のなななのか
理由15:40-18:25
理由
この空の花 長岡花火物語15:40-18:25
この空の花 長岡花火物語
この空の花 長岡花火物語18:40-21:25
この空の花 長岡花火物語
理由18:40-21:25
理由
野のなななのか18:40-21:31
野のなななのか
この空の花 長岡花火物語18:40-21:25
この空の花 長岡花火物語
理由18:40-21:25
理由
野のなななのか18:40-21:31
野のなななのか
はるか、ノスタルジー18:40-21:30
はるか、ノスタルジー

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2/24(土) 2/25(日) 2/26(月) 2/27(火) 2/28(水) 3/1(木) 3/2(金)
ふたり16:00-18:30
ふたり
あした16:00-18:25
あした
あの、夏の日16:00-18:10
あの、夏の日
はるか、ノスタルジー15:45-18:30
はるか、ノスタルジー
ふたり16:00-18:30
ふたり
あした16:00-18:25
あした
あの、夏の日16:00-18:10
あの、夏の日
花筐18:40-21:30
花筐/HANAGATAMI
花筐18:40-21:30
花筐/HANAGATAMI
花筐18:40-21:30
花筐/HANAGATAMI
花筐18:40-21:30
花筐/HANAGATAMI
花筐18:40-21:30
花筐/HANAGATAMI
花筐18:40-21:30
花筐/HANAGATAMI
花筐18:40-21:30
花筐/HANAGATAMI

予定表 横にスクロールできます

3/3(土) 3/4(日) 3/5(月) 3/6(火) 3/7(水) 3/8(木) 3/9(金)
花筐15:50-18:45
花筐/HANAGATAMI
花筐15:50-18:45
花筐/HANAGATAMI
花筐15:50-18:45
花筐/HANAGATAMI
花筐15:50-18:45
花筐/HANAGATAMI
花筐15:50-18:45
花筐/HANAGATAMI
花筐15:50-18:45
花筐/HANAGATAMI
花筐15:50-18:45
花筐/HANAGATAMI

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※チラシのスケジュールで、2/13(火)『廃市』の上映時間が「12:45」となっておりますが、「13:00」の誤りでした。訂正致します。

※『廃市』の上映素材は、当初35ミリプリントでの上映を予定しておりましたが、手違いでプリントでの上映が出来なくなりました。DVDでの上映となりますので、あらかじめご了承ください。申し訳けございません。


【当日料金】一般1,500円/会員1,200円/大専・シニア1,100円/高校生以下800円

2/10(土)~大林宣彦監督最新作『花筐/HANAGATAMI』上映いたします。

上映作品紹介

廃市

©PSC

廃市

1983年/DVD/106分/PSC
監督:大林宣彦
脚本:内藤誠、桂千穂
原作:福永武彦
撮影:阪本善尚
美術:薩谷和夫
出演:小林聡美、山下規介、根岸季衣、峰岸徹、入江若葉、尾美としのり、林成年、入江たか子

古びた運河の町のある旧家を舞台に、美しい姉妹とそこを訪れた青年の一夏の出来事を描く。かつて一度も映画になったことのない福永武彦原作の同名小説を、福岡県柳川市で全編オールロケされ、念願の映画化を果たした。

※当初35ミリプリントでの上映を予定しておりましたが、DVDでの上映となります。あらかじめご了承ください。申し訳けございません。

異人たちとの夏

©1988 松竹株式会社

異人たちとの夏

1988年/35mm/110分/松竹
監督:大林宣彦
脚色:市川森一
原作:山田太一
撮影:阪本善尚
美術:薩谷和夫
音楽:篠崎正嗣
出演:風間杜夫、秋吉久美子、片岡鶴太郎、名取裕子、永島敏行、入江若葉、林泰文、奥村公延

中年の人気シナリオ・ライターが、幼い頃死んだはずの両親と再会する不思議な体験を描いたファンタジー。山本周五郎賞を受賞した山田太一原作の映画化。人間と幽霊の間の愛と情念とを情感豊かに描き込んだ傑作!

北京的西瓜 ぺきんのすいか

©PSC

北京的西瓜ぺきんのすいか

1989年/35mm/135分/PSC
監督:大林宣彦
脚本:石松愛弘
原作:林小利、久我山通
撮影:長野重一
美術:薩谷和夫
音楽:根田哲雄
出演:ベンガル、もたいまさこ、峰岸徹、斉藤晴彦、笹野高史、柄本明、天宮良、浅香光代

船橋市郊外の「八百春」を舞台に、中国人留学生にすべての生活を捧げた八百屋夫婦の実話の映画化。予定されていた中国ロケ直前に天安門事件が起こり、1989年6月4日を忘れないために、数を全部足した37秒間の空白が挿入された。

ふたり

©PSC

ふたり

1991年/35mm/150分/PSC
監督:大林宣彦
脚本:桂千穂
原作:赤川次郎
撮影:長野重一
美術:薩谷和夫
音楽:久石譲
出演:石田ひかり、中嶋朋子、富司純子、岸部一徳、尾美としのり、中江有里、増田恵子

尾道を舞台に、亡き姉の幽霊に見守られながら成長していく多感な少女の姿を描いた青春ファンタジー。その年の映画賞新人賞を総なめにした石田ひかりの映画デビュー作。再び尾道を舞台に描く<新・尾道三部作>第1弾。

青春デンデケデケデケ

©PSC

青春デンデケデケデケ

1992年/35mm/135分/PSC
監督:大林宣彦
脚本:石森史郎
原作:芦原すなお
撮影:萩原憲治、岩松茂
美術:薩谷和夫
音楽:久石譲
出演:林泰文、柴山智加、岸部一徳、ベンガル、大森嘉文、浅野忠信、永堀剛敏、佐藤真一郎、根岸季衣

1960年代中頃の四国の田舎町を舞台に、ベンチャーズに憧れ、ロックバンドに情熱を燃やす高校生たちを軽快に描いた。特別出演するベンチャーズ「パイプライン」をはじめ、60年代ロック・ミュージックが全編に散りばめられている。

はるか、ノスタルジィ

©PSC

はるか、ノスタルジィ

1992年/35mm/165分/PSC
監督・脚本:大林宣彦
原作:山中恒
撮影:阪本善尚
美術:薩谷和夫
音楽:久石譲
出演:勝野洋、石田ひかり、松田洋治、尾美としのり、川谷拓三、ベンガル、根岸季衣、増田恵子

青春時代を過ごした小樽を訪れた作家と彼に町を案内する少女が、作家の本名を名乗る不思議な少年に導かれて、痛ましい青春の記憶を再生させていく。山中恒が故郷を舞台に書き下ろした『転校生』『さびしんぼう』に次ぐ第三作。

あした

©PSC

あした

1995年/35mm/141分/PSC
監督:大林宣彦
脚本:桂千穂
原作:赤川次郎
撮影:坂本典隆
美術:竹中和雄
音楽:學草太郎、岩代太郎
出演:高橋かおり、林泰文、宝生舞、原田知世、津島恵子、植木等、柏原収史、ベンガル、岸部一徳、田口トモロ、多岐川裕美、尾美としのり

『ふたり』に続き赤川次郎を原作に、冬の尾道の海を舞台に描かれる<新・尾道三部作>第2弾。遭難した死者からのメッセージを受け取った、残された家族や恋人たちの別れと“あした”への旅立ちを描いた人間ドラマ。

あの、夏の日~とんでろ じいちゃん~

©PSC

あの、夏の日~とんでろ じいちゃん~

1999年/35mm/123分/PSC
監督:大林宣彦
脚本:石森史郎、大林宣彦
原作:山中恒
撮影:坂本典隆
美術:竹内公一
音楽:學草太郎
出演:小林桂樹、菅井きん、厚木拓郎、勝野雅奈恵、嶋田久作、松田美由紀、宮崎あおい、石田ひかり

夏の尾道を舞台に、おじいちゃんと孫の少年が繰り広げる不思議な冒険を描いたファンタジー。<新・尾道三部作>最終作。ボケ気味のおじいちゃんを監視する為、夏休みの間ひとり尾道を訪れた由太だが、監視どころではなくなり…。

理由

©2004 WOWOW/PSC

理由

2004年/35mm/160分/アスミック・エース
監督:大林宣彦
脚色:大林宣彦、石森史郎
原作:宮部みゆき
撮影:加藤雄大
美術:竹内公一
音楽:山下康介
出演:村田雄浩、岸部一徳、大和田伸也、久本雅美、松田洋治、宝生舞(出演順)

宮部みゆきの直木賞受賞ベストセラーの映画化。台風の夜、超高層マンションで殺害された一家4人、実は赤の他人であることが判明し…。原作に忠実ゆえに、登場人物は総勢107名! 演技派俳優たちが、鬼気迫る演技を繰り広げる。

この空の花―長岡花火物語

©「長岡映画」製作委員会/PSC 2011

この空の花―長岡花火物語

1983年/35mm/106分/PSC
2011年/DCP/160分/PSC、TMエンタテインメント
監督:大林宣彦
脚本:長谷川孝治、大林宣彦
撮影:加藤雄大、三本木久城、星貴
美術:竹内公一
音楽:久石譲
出演:松雪泰子、高嶋政宏、猪股南、原田夏希、森田直幸、筧利夫、池内万作、富司純子

「戦禍を忘れぬ」長岡花火と、同じように火花が降り注いだ1945年の長岡大空襲とをつなぐ反戦ファンタジー。3.11の被災者をいち早く受け入れた新潟・長岡で、「世界中の爆弾を全て、花火に替えたい!」思いで描く初全編デジタル作品。

野のなななのか

©2013 芦別映画製作委員会/PSC

野のなななのか

2014年/DCP/171分/PSC、TMエンタテインメント
監督:大林宣彦
脚色:内藤忠司、大林宣彦
原作:長谷川孝治
撮影:三本木久城
美術:竹内公一
音楽:山下康介
出演:品川徹、常盤貴子、村田雄浩、松重豊、寺島咲、山崎紘菜、窪塚俊介、安達祐実

『この空の花』に次ぐ強烈な反戦映画。北海道芦別市を舞台に、ひとりの老人の死によって集まった家族と、老人に大きな影響を及ぼした、終戦直前の旧ソ連軍による樺太侵攻体験を通し、3・11以降の日本再生のあり方を問う。

霊的ボリシェヴィキ

霊的ボリシェヴィキ

2017年/日本/ビスタサイズ/ステレオ/72分/配給・宣伝:『霊的ボリシェヴィキ』宣伝部
監督・脚本:高橋洋
撮影:山田達也
照明:玉川直人
録音:臼井勝
音楽:長嶌寛幸
製作:映画美学校
出演:韓英恵、巴山祐樹、長宗我部陽子、高木公佑、近藤笑菜、河野知美、本間菜穂、南谷朝子、伊藤洋三郎

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,200円を当館受付にて発売中! 有隣堂伊勢佐木店全国共通鑑賞券

舞台挨拶
初日2/24(土)14:15回上映前、高橋洋監督、巴山祐樹さんの舞台挨拶が決定致しました!13:45よりロビーにおいて、サイン会も開催致します!
3/3(土)19:00回上映後、高橋洋監督の舞台挨拶がございます!

*高橋洋監督をはじめ現役で活躍するプロの脚本家が直接指導。* *映画美学校脚本コース2018年度、4月開講!*

映画美学校脚本コース

それは、あの世に触れる<恐怖の革命> 
Jホラーの巨匠が切り拓く、かつてない“心霊映画”

集音マイクがそこかしこに仕掛けられた奇妙な施設。呼び集められたのは、かつて“あの世に触れた”ことがあるという“ゲスト”と呼ばれる男女たちだった。その中の一人、由紀子には、幼い頃“神隠し”に遭遇した過去があった。強すぎる霊気により一切のデジタル機器が通用しないこの場所で、静かにアナログのテープが回り始める。やがてテープに記録されてゆくのは、人間の領域を踏み越える禁断の心霊実験だった……。

「霊的ボリシェヴィキ」。ディープ・オカルトの世界でのみ密かに語り継がれた謎の言葉…。この言葉をタイトルに冠する極限の映画が誕生した!

「霊的」×「ボリシェヴィキ」(ロシア革命でレーニンが率いた革命党派*)。霊と唯物論のあり得ない交錯を1970年代に提唱したのは、神道霊学研究家の武田崇元氏。ジャパニーズ・ホラーを主導し、その後も『恐怖』『旧支配者のキャロル』『予兆 散歩する侵略者 劇場版』と一貫して恐怖映画を追求してきた高橋洋は、20年以上前からこの言葉に取り憑かれ、ついに、かつてないコンセプトによる“心霊映画”を生み出した。その最初のホン読み(シナリオの読み合わせ)は、「まるでそれ自体が降霊実験のようだった」という(スタッフの証言)。そして偶然にも、この映画が完成したのは2017年、ロシア革命100周年の年だった…。

主演は鈴木清順監督『ピストルオペラ』でのデビュー以来、異彩を放ち続ける韓英恵。さらに高橋映画の常連・長宗我部陽子、『秋の理由』の伊藤洋三郎らベテラン勢から岩手まで個性派俳優陣が結集した。これは観客を直接スクリーンの中の“霊気”へと巻き込む、まったく新しい形の“霊的エンターテインメント”である。

*ボリシェヴィキとは…ロシア語で「多数派」の意味。1917年10月のロシア革命、ソビエト政権の樹立以後は、暴力的な共産主義革命を目指す前衛集団の意味で用いられる。レーニンと後継者スターリンが提唱する革命主義は「ボリシェヴィズム」とも呼称される。

霊的ボリシェヴィキ 霊的ボリシェヴィキ 霊的ボリシェヴィキ

上映日時

2/24(土)~3/2(金) 3/3(土)~3/9(金)
14:15~15:35 19:00~20:20

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1700 ¥1100 ¥800
会員 ¥1400 ¥1100 ¥800

希望のかなた

希望のかなた

 ©SPUTNIK OY, 2017

2017年/フィンランド/98分/フィンランド語・英語・アラビア語/DCP・35㎜/カラー/配給:ユーロスペース  
原題:TOIVON TUOLLA PUOLEN
監督・脚本:アキ・カウリスマキ
撮影:ティモ・サルミネン
出演:シェルワン・ハジ、サカリ・クオスマネン

公式ホームページ

※横浜シネマリンでは、2/24(土)・2/25(日)・3/8(木)・3/9(金)はデジタル上映、2/26(月)-3/7(水)は35ミリプリントでの上映を予定しております!その風合いの違いをぜひお楽しみください!

北欧の街、ヘルシンキ。ちいさな善意があつまって、妹を探すシリア難民の魂を救う。名匠アキ・カウリスマキ監督、新たな傑作。

内戦が激化する故郷シリアを逃れた青年カーリドは、生き別れた妹を探して、偶然にも北欧フィンランドの首都ヘルシンキに流れつく。空爆で全てを失くした今、彼の唯一の望みは妹を見つけだすこと。ヨーロッパを悩ます難民危機のあおりか、この街でも差別や暴力にさらされるカーリドだったが、レストランオーナーのヴィクストロムは彼に救いの手をさしのべ、自身のレストランへカーリドを雇い入れる。そんなヴィクストロムもまた、行きづまった過去を捨て、人生をやり直そうとしていた。それぞれの未来を探す2人はやがて“家族”となり、彼らの人生には希望の光がさし始めるが…。

2017年のベルリン国際映画祭で観る者すべての胸に深い余韻を残し、批評家のみならず観客からも圧倒的支持を受けたアキ・カウリスマキ監督『希望のかなた』。同映画祭で見事、監督賞を受賞したカウリスマキは、前作『ル・アーヴルの靴みがき』で“港町3部作”と名付けたシリーズ名を自ら“難民3部作”に変えて、今や全世界で火急の課題となった難民問題に再び向かいあいました。

シリア難民の主人公カーリドは、“いい人々のいい国”だと聞いていたフィンランドで、無情にも難民申請を却下され、ネオナチからのいわれのない暴力にさらされます。これは、やむなく故郷を離れた難民たちが、希望を求めた土地で実際に直面する現実です。そんな酷薄な現実にさらされるカーリドに、ヴィクストロムをはじめとする市井の人々が救いの手をさしのべます。カウリスマキ映画ではおなじみの、社会の片隅でつつましやかに生きる、少しばかり孤独をかかえた人々のちいさな善意が、カーリドの願いを叶え、魂を救うのです。『希望のかなた』は今、世界が忘れかけている“当たり前”の人間性を、辛辣なユーモアと無償のやさしさをもって描いたヒューマンドラマ。カウリスマキからのメッセージは、不寛容がはびこる世界に生きる私たちの、心のより所となることでしょう。

*2017年ベルリン国際映画祭 銀熊賞(監督賞)
*2017年国際批評家連盟賞年間グランプリ
*2017年ダブリン国際映画祭 ダブリン映画批評家協会賞、最優秀男優賞
*2017年ミュンヘン映画祭 平和のためのドイツ映画賞ザ・ブリッジ監督賞
*2017年モスクワ国際映画祭出品
*2017年シドニー映画祭出品
*2017年トロント国際映画祭出品

希望のかなた 希望のかなた 希望のかなた

上映日時

2/24(土)~3/2(金) 3/3(土)~3/9(金)
10:30~12:10 14:05~15:40

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

 (c)Mosaic Images LLC.