ラプソディ オブ colors

ラプソディ オブ colors

©office + studio T.P.S

2020年/日本/108分/配給:太秦
監督・撮影・編集:佐藤隆之
出演:石川悧々、中村和利、新井寿明、上田繁、Mayumi 他

この作品は「HELLO! MOVIE」アプリに対応しています。字幕メガネは無料でお貸出しております。劇場受付にお申し出ください。音声ガイドにはイヤフォンまたはヘッドフォンをご使用ください。

公式ホームページ

イベント情報
6/5(土)10:00回上映後、6/11(金)10:00回上映後、6/17(木)12:20回上映後、各日、佐藤隆之監督、石川悧々さんの、6/8(火)10:00回上映後は、石川悧々さんの舞台挨拶がございます。
6/5(土)、6/17(木)は上映後、会場をことぶき協働スペースにを移して「感想シェア会」を開催致します。

〈障害〉と〈健常〉のあいだ すべての人がマイノリティ——
現役タクシードライバー監督が踏み込む、500日間のスーパーカラフルドキュメンタリー

東京・西蒲田にあるバリアフリー社会人サークルcolors では障害者と健常者が一緒に楽しむイベントを月に10本も開催している。そのイベントたるやソーシャルな学習会から素人寄席、僧侶の講話会、手相占い、三浦海岸でのバリアフリーバーベキュー、ミュージシャンと障害者が同じステージに立つオープンマイクなど、それこそさまざま。
主宰者の石川悧々さんと仕事上のパートナーである中村和利さんの元には、悩みを抱え生き辛さを感じる人や、そうではなくただ呑んで愚痴を言いたいだけの人も訪れる。
月イチで行われるオープンマイク・ライブには歌いたい、聴きたい、踊りたい人が垣根なく集まってくる。重度知的障害がある青年げんちゃん、義足シンガーのマイキーさん、オープンマイクだけが楽しみの翔ちゃん、職場で虐待を受け群馬から訪れる星野さん、など個性的な参加者の《 生 》がほとばしる。

そんなときcolorsが入居する建物の突然の取り壊しが決まり、長年連れ添った夫婦のような石川さんと中村さんの不思議な関係にも転機が訪れる。中村さんが神奈川県三浦市の市議会議員選挙に立候補したのだ。
…しかし、結果は最下位で落選。心機一転──。
ふたりは茨城県の曹洞宗寺院を巡る障害平等研修のツアーに出かけることになるが、そこに監督は同行してカメラを回す。そして映画は「障害を描くドキュメンタリー」から次第に逸脱して意外な方向に向かっていく……。

監督も含めて 出演者はみなグレーゾーン
十人十色なラプソディ(狂騒曲)が鳴り響く

colors代表は、頚椎損傷と脳の血腫による障害者であり、DET(障害平等研修)のトップファシリテーターとして活躍するシングルマザー石川悧々さん。たくさんの人を惹きつけるが気に入らない人は一刀両断。強烈な個性で聖女とも魔女とも称される。もう一人の強烈なキャラクターは、地域の障害福祉の立役者ながらダラしなさ満載のNPO法人「風雷社中」理事長・中村和利さん。服はくたくた、歯は磨かない、そんな彼が語る福祉や自立を巡る理論は鋭利そのもの。役所からは煙たがられる存在に。2人の発言や関係からも目が離せない。

監督は、『kapiw と apappo~アイヌの姉妹の物語~』(’16)で民族のなかの個人を瑞々しく描いた佐藤隆之。タクシードライバーをしながら、人々の悲喜交々な出来事をつぶさに見てきた視点でカメラを回した。「障害や福祉のレクチャーではない、人間まるだしな映画にしたかった」と振り返る。


ラプソディ オブ colors ラプソディ オブ colors ラプソディ オブ colors

上映日時

6/5(土)~6/11(金) 6/12(土) 6/13(日)~6/18(金)
10:00~11:55 12:30-14:20 12:20~14:15

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1200 ¥800
会員 ¥1500 ¥1200 ¥800