パイナップル・ツアーズ デジタルリマスター版

MADE IN YAMATO

©スコブル工房

2022年/日本/118分/配給:ノンデライコ
総合プロデューサー:代島治彦
監督・原案・編集:真喜屋力、中江裕司、當間早志
撮影:一之瀬正史
録音:滝澤修
音楽:照屋林賢+りんけんバンド
出演:兼島麗子、新良幸人、富田めぐみ、利重剛、宮城祐子、照屋林助、津波信一、仲宗根あいの、洞口依子、藤木勇人、平良とみ

公式ホームページ

イベント情報
初日7/9(土)13:40回上映後、利重剛さん(本作出演)、代島治彦さん(プロデューサー)の舞台挨拶が決定しました!

沖縄本土復帰50周年記念!
ようこそ、パラドックスのパラダイスへ
もともとウチナー(沖縄)はヤマト(日本)ではなかった―
90年代、ヤマトを熱狂させたウチナー文化満載の娯楽映画が
デジタルリマスター版で30年振りに大復活を遂げる!

沖縄ブームの火付け役となった『島唄』や『ちゅらさん』に先駆けて1992年に劇場公開され、あたらしい時代のオキナワ映画として話題を呼んだ『パイナップル・ツアーズ』がデジタルリマスター版として30年振りに復活! この後『ナビィの恋』(99)が大ヒットする中江裕司監督をはじめとする当時20代の監督たちが紡いだ物語に、音楽は照屋林賢+りんけんバンド、出演は『ちゅらさん』の平良とみや沖縄芸能を代表するエンターテイナー・照屋林助といった沖縄現地の役者たちが結集したこのオムニバス映画は生き生きとした躍動感に満ちている。2022年に本土復帰50周年を迎える沖縄では基地や環境、貧困の問題ばかりが注目されているが『パイナップル・ツアーズ』全編にみなぎる力強い明るさは今まさに必要なものと言えるだろう。

日本のはるか南に存在する沖縄の離島・具良間島(ぐらましま)
そこには、第二次世界大戦中にアメリカ軍が落とした不発弾が眠っている
この島を舞台に繰り広げられる、3つのエピソードから成るドタバタ活劇!

この痛快作を生み出したのは、本作で劇場公開デビューを果たすことになる当時20代の3人の監督たち。沖縄生まれの真喜屋力と當間早志、大学入学後にどっぷり沖縄にハマった中江裕司は琉球大学映画研究会で出会った。架空の島・具良間島(ぐらましま)を舞台に、アメリカ軍の不発弾を巡って繰り広げられるオムニバス活劇は3本のエピソードから成り、それぞれを一人ずつ監督として担当しているが、モチーフや登場人物はしばしばエピソードを横断して顔をのぞかせてくる。この不可思議な、しかし有機的で魅力あふれる物語を成功させられたのは、沖縄独特の“テーゲー(いいかげん)”感覚と、本土復帰と同時期に生まれた世代だからこその“沖縄と日本”を巡るアンビバレンツな視点によるものかもしれない。

『麗子おばさん』 監督:真喜屋 力

パイナップル・ツアーズ

オペラ歌手の麗子は原因不明の病で声が出なくなった。娘と共に島に里帰りし、霊能者“ユタ”に見てもらうがその原因は意外なものだった。果たして麗子はその歌声を取り戻せるのか。

『春子とヒデヨシ』 監督:中江 裕司

パイナップル・ツアーズ

具良間島に居ついているヤマトンチュの青年は、島の娘と懇意になる。子宝に恵まれた二人は、島の人々の策略もあってとんとん拍子で結婚へと流れ込むのだが、青年は島から逃げようと試みる。

『爆弾小僧』 監督:當間 早志

爆弾小僧

ホテル建築を進めたいリゾート開発会社は、島に埋まっているという不発弾に1億円の懸賞金をかける。「爆弾小僧」なるパンクバンドを組んでいる島のはぐれ者二人は一獲千金を目論むのだが果たして・・・。

上映日時

7/9(土) 7/10(日) 7/11(月)~7/14(木) 7/15(金) 7/16(土) 7/17(日)~7/22(金)
13:40-15:38 14:20-16:20 13:40-15:45 14:30-16:35 18:05-20:05 18:00-20:05
※7/18(月・祝)のみ17:40-19:40

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1200 ¥800
会員 ¥1500 ¥1200 ¥800