ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター
ⓒ1992 JAN CHAPMAN PRODUCTIONS&CIBY 2000
1993年/オーストラリア・ニュージーランド・フランス/英語/121分/提供:カルチュア・エンタテインメント/配給:カルチュア・パブリッシャーズ
原題:The Piano
監督・脚本:ジェーン・カンピオン
音楽:マイケル・ナイマン
出演:ホリー・ハンター、ハーベイ・カイテル、サム・ニール、アンナ・パキン
※当館での上映は2K版
本作はUDCast対応作品となっております
レッスンと引き換えに手に入れたのは、世界にひとりだけの「私」。
ありのままに生きようとするヒロインの姿が、観る者の魂を激しく揺さぶる
19世紀半ば、ニュージーランドの孤島。エイダ(ホリー・ハンター)は父親の決めた相手と結婚するために、娘のフロラ(アンナ・パキン)と1台のピアノと共にスコットランドからやって来る。「6歳で話すことをやめた」エイダにとって、ピアノは声の代わりだった。ところが、夫になるスチュアート(サム・ニール)はピアノを重すぎると海辺に置き去りにし、先住民との通訳を務めるベインズ(ハーヴェイ・カイテル)の土地と交換してしまう。エイダに惹かれたベインズは、ピアノ1回のレッスンにつき鍵盤を1つ返すと提案する。渋々受け入れるエイダだったが、レッスンを重ねるうちに彼女自身も思わぬ感情を抱き始める――
ジェーン・カンピオン監督の不朽の名作が、30年の時を超え4Kで蘇る
1993年、ジェーン・カンピオンの名前が一夜で映画史に劇的に刻まれた。ヴィム・ヴェンダース、ケン・ローチ、マイク・リー、ホウ・シャオシェン、スティーヴン・ソダーバーグと錚々たる巨匠&奇才の新作が競い合うカンヌ国際映画祭のコンペティションで、女性監督初のパルム・ドール受賞を成し遂げたのだ。2021年には『パワー・オブ・ザ・ドッグ』でアカデミー賞監督賞に輝いたカンピオンの最高傑作『ピアノ・レッスン』が今、4K映像によって繊細かつ壮麗に蘇る。
ホリー・ハンターが演じた主人公のエイダは、近年大きな共感を呼んでいる、抑圧や生きづらさから解き放たれ、ありのままの自分を肯定し「私」らしい生き方と幸せを探すヒロイン。本作で名声を得たマイケル・ナイマンによる、秘めた情熱が香り立つ哀切なピアノ曲「楽しみを希(こいねが)う心」、エイダの激しい想いと彼女が自ら切り開く運命の物語が、観る者の心に永遠に刻まれる。
上映日時
5/11(土)~5/17(金) | 5/18(土)~5/24(金) |
10:00-12:05 | 14:25-16:30 |
料金
一般 | シニア | 〈学生応援プライス〉大専・高校生以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥500 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥500 |