結びの島

結びの島

2020年/日本/108分/4KDCP/配給:株式会社ディンギーズ
監督:溝渕雅幸
語り:とりばみはる
音楽:ザビエル大村
撮影:長谷川智章、落合温史
エンディングテーマ:「結びの島」作曲:ザビエル大村
資料提供:宮本常一記念館、木村重樹
参考文献:『フランクルに学ぶ』(斉藤啓一著 日本教文社)
製作協力:医療法人おかはら会
後援:公益財団法人日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団

公式ホームページ

人は、人に癒される。
だから、この島でずっと。

瀬戸内海に浮かぶ島々で3番目に大きな島「周防大島(山口県)」。人口は1万5500人。65歳以上が占める割合はおよそ54%。2人に1人が高齢者の島。この島で、診療所と複合型高齢者介護施設を営む医師、岡原仁志さん。「笑顔で大往生できる島にしたい」という思いから、高齢者が最期まで安心して、笑顔と共に、自分らしく生きられるように支えている。「自分らしく暮らしたい」「島でいのちを仕舞いたい」患者とその家族の思いに、ユーモアと愛が溢れる交流で応える。暮らしに寄り添い、いのちに寄り添う岡原仁志さんの日々を追う。

そう遠くない、未来の日本がここにある。

本作の出演者岡原仁志氏は、東京の大学病院を辞め島に戻り、そこに暮らす人々を支えるためにクリニックや高齢者施設を運営している島の医師だ。「ハグとユーモアで、心と体を癒す」をテーマに、クリニックでの診療や地域の往診に奔走している。
クリニックでの岡原医師は患者さんに愛とユーモアをこめて声をかける。「今日も綺麗だね」「畑のようすはどう?」。そして最後に患者さんとハグ。困った顔の患者さんも中にはいるが、みんな笑顔だ。往診でもそれは変わらない。道中、道端に咲く花を写真に撮り、海の音を動画で撮影し、ベッドに横たわる患者さんに届ける。「今日もいい天気だよ」「紫陽花が咲いたよ」と。
こうして、結びの島の撮影は岡原医師の活動と、島の人々との交流を中心に、四季折々の周防大島の風景と合わせて、2020年6月まで1年9か月に渡り計12回、撮影日数にして計35日間行われた。取材した患者数は延べ74名(訪問診療38名、外来患者36名)にのぼる。
かつて島は「みかんの島」とも呼ばれ、昭和40年代には山の斜面は一面のミカン畑と棚田で彩られていた。しかし現在、農業を支えているのは高齢者だ。島を走れば、かつては棚田であっただろう田んぼが、草に覆われ自然へと還っていく風景を見ることが出来る。人々が暮らした家屋も、草木に覆われ朽ちていく。撮影を続けるうちに見えてきたのは、人々の温かな触れ合いが残る豊かな島と、朽ちていく現実の島の厳しさだ。岡原医師は島で暮らす人々の「自分らしく暮らしたい」「島でいのち仕舞いたい」という思いを支えるように活動を続けている。


結びの島 結びの島 結びの島

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800