陸軍前橋飛行場 私たちの村も戦場だった
2018年製作/日本/69分/配給:群馬共同映画社
監督:飯塚俊男
撮影:重枝昭典
構成・編集:鍋島惇
ナレーター:中村万里
朗読:長沢大
舞台挨拶
3/20(祝金)10:00回上映後、飯塚俊男監督の舞台挨拶がございます。
当時を知る少年少女たちが今語る
記憶を記録に 平和への願いを込めて
太平洋戦争末期、群馬県中央部に急造された陸軍前橋飛行場。田畑は強制買収され、特攻訓練された若者たちは沖縄へ向かった。当時を知る人々の証言から浮かび上がることとは・・・
「陸軍前橋飛行場と戦時下に生きた青少年の体験記」(鈴木越夫著)をもとに、戦時中に住谷修さんが克明に記録した「村日記」を清書して今に伝える息子の住谷佳禹さんを始め、当時を知る人々の証言を丹念に収録し、国内外の当時の映像を駆使した貴重な記録である。監督の飯塚敏男は、知られざる地元の歴史を後世に伝えようと本作の製作を決意。飯塚の意図に賛同して、ベテランカメラマンの重枝昭典、構成編集は腕利きの鍋島惇と、一流の技術陣が脇を固めて完成に漕ぎつけた。
戦争終結から70年以上。戦争体験そのものが風化していきそうな今こそ、当時を生きた方々の証言や記録を子どもたちに語り継ぎ、二度と同じ道を歩むことのないように祈り製作された力作である。
太平洋戦争のさなか、群馬県の中央部に建設された<陸軍前橋飛行場>が利用されたのは、敗戦で廃止されるまでの僅か1年間。建設に駆り出された地域の人々、特攻隊員と地域の人々との交流など、さまざまなドラマが生まれています。当時を知る多くの人々へのインタビューを重ねて、ようやく1本の映画になりました。いずれの証言にも目を啓かせられる思いがしています。話を聴けば聴くほど、21世紀に生きる自分と当時の人々とが地続きで、彼らのすぐ隣にいるような錯覚を覚える事もあり、もし、あの時代に生きていたら自分も特攻に志願していたかもしれない、と思うことすらありました。怖さを実感しています。その怖さを知り、この事実を伝えることがとても大切です。それが歴史を知り伝えることではないでしょうか。
監督 飯塚俊男
上映日時
3/14(土)~3/20(金) | 3/21(土)~3/27(金) |
10:00~11:15 | 16:20~17:35 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |