グッド・ヴァイブレーションズ
© Canderblinks (Vibes) Limited / Treasure Entertainment Limited 2012
2012 年/イギリス・アイルランド/103 分/DCP/配給:SPACE SHOWER FILMS
原題:Good Vibrations
監督:リサ・バロス・ディーサ、グレン・レイバーン
脚本:コリン・カーベリー、グレン・パターソン
出演:リチャード・ドーマー、ジョディ・ウィッテカー、マイケル・コーガン、カール・ジョンソン、リーアム・カニンガム、エイドリアン・ダンバー、ディラン・モラン
その音楽は、1978 年の北アイルランド・ベルファストで、若者達と1人のレコード店主に生きる理由を与えた
THE UNDERTONES、RUDI、THE OUTCASTS、PROTEX などのロック・バンドを世に送り出した北アイルランドのレコード店でありレコード・レーベル<グッド・ヴァイブレーションズ>の創設者で、“ベルファスト・パンクのゴッドファーザー”と呼ばれるテリー・フーリーの実話に基づく物語。英国の臭いが全編に漂う本作は完成から7年の歳月を経てようやく日本公開となる。
今もなお、世界中でカヴァーされ続けている青春の名曲 “TEENAGE KICKS” は、紛争の続く1970 年代の北アイルランドで、1人のレコード店主が世に送り出した
1970年代の北アイルランドは紛争の真っ只中にあり、多くの犠牲者を生み出していた。1975 年に北アイルランドをツアー中のアイルランドのバンド、マイアミ・ショーバンドがアルスター義勇軍によって虐殺された<マイアミ・ショーバンド虐殺事件>によって、北アイルランドにやって来るミュージシャンは激減し、北アイルランドの音楽産業は壊滅状態となっていた。
そんな中、町を出ずに客のいないナイトクラブでDJ を続けていたテリー・フーリーは、運命の女性ルースと出会い燃えるような恋に落ち、やがて結婚を決意する。そして生計を立てる為にベルファストにレコード店<GOOD VIBRATIONS>を開店させる。
若者達は自分が好きな60 年代の音楽よりもパンクロックに夢中になっていて、バンドを結成し、夜な夜なライヴハウスで演奏を繰り広げていることを知ったテリー。興味本位で顔を出したライヴハウスで目撃したのは、理不尽な警察官に若者がパンクロックで団結し、抵抗している姿だった。その光景に興奮と感動を覚えたテリーは、そこで出会ったバンド、ルーディ<RUDI>の演奏に惚れ込み、自らのレコード・レーベルを立ち上げ、彼らのレコードをリリースすることを決意する。
誰も見向きをしなかった北アイルランドのパンクバンドのレコードを出したレーベル<GOOD VIBRATIONS>の名前は北アイルランドのパンクバンドに一気に広まり、彼の元には様々なバンドが集うようになっていく。
だが、情勢の不安が続く中、商売も上手くいかなくなり、テリーも悩み多き日々を過ごすことに。そんな時に解散を覚悟で彼の元を訪ねてきたアンダートーンズ<THE UNDERTONES>という新人バンドの録音で、最高の楽曲が誕生する。興奮したテリーはプロモーションの為にロンドンを訪れるが大手のレコード会社には門前払いに近い冷たい扱いをされる、しかし、唯一音源を受け取ってくれたのが、BBC ラジオの有名なDJ、ジョン・ピールだった…。
上映日時
9/7(土)~9/13(金) | 9/14(土)~9/20(金) レイト割 | 9/21(土)~9/27(金) |
10:00~11:50 | 20:10~22:00 | 12:00~13:50 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |