ディリリとパリの時間旅行

ディリリとパリの時間旅行

© 2018 NORD-OUEST FILMS – STUDIO O – ARTE FRANCE CINEMA – MARS FILMS – WILD BUNCH – MAC GUFF LIGNE – ARTEMIS PRODUCTIONS – SENATOR FILM PRODUKTION

2018年/フランス、ベルギー、ドイツ/フランス語/94分/配給:チャイルド・フィルム
脚本・監督:ミッシェル・オスロ
音楽:ガブリエル・ヤレド
声の出演:プリュネル・シャルル=アンブロン、エンゾ・ラツィト、ナタリー・デセイ
後援:フランス大使館/アンスティチュ・フランセ

公式ホームページ

初日入場者プレゼント
初日11/9(土)ご来場のお客様に、特製クリアファイルプレゼント!数量限定、なくなり次第終了です!

ひとりぼっちのディリリが
パリで出会った、たからもの。

ベル・エポックの時代のパリ。 ディリリは、どうしても外国に行ってみたくて、ニューカレドニアから密かに船に乗りパリにやってきた。
開催中の博覧会に出演し、偶然出会った配達人のオレルとパリで初めてのバカンスを楽しむ約束をする。その頃、街の人々の話題は少女の誘拐事件で持ちきりだった。男性支配団と名乗る謎の集団が犯人だという。ディリリはオレルが紹介してくれる、パリの有名人たちに出会い、男性支配団について次々に質問していく。
洗濯船でピカソに“悪魔の風車”に男性支配団のアジトがあると聞き、二人は向かうが、そこでオレルは狂犬病の犬に噛まれてしまう。三輪車に乗ってモンマルトルの丘から猛スピードで坂を下り、パスツール研究所で治療を受け、事なきを得る。オペラ座では稀代のオペラ歌手エマ・カルヴェに紹介され、彼女の失礼な運転手ルブフに出会う。
ある日、男性支配団がロワイヤル通りの宝石店を襲う計画を知った二人は、待ち伏せし強盗を阻止する。その顛末は新聞に顔写真入りで大きく報じられ、一躍有名になったディリリは男性支配団の標的となり、ルブフの裏切りによって誘拐されてしまう。ディリリはオレルたち仲間の力を借りて男性支配団から逃げることができるのか? 誘拐された少女たちの運命は?

ベル・エポックのパリへ至福のタイムトリップ

アニメーションで独特の美しい世界を表現する、フランスの鬼才ミッシェル・オスロ監督の最新作はパリへの想いに溢れた宝石箱のような作品だ。
夕暮れのヴァンドーム広場、着飾った人々の集うオペラ座、チュイルリー公園や凱旋門など息をのむほどに美しいパリが描かれる。この風景は監督自身が4年間撮りためた写真をもとに作られ、黄金が滴り落ちるようなオペラ座の大休憩室の豪奢な輝きは、当時の華やかさそのままに再現されている。
19世紀末から20世紀初頭の、自由闊達で華やかなパリは、また世界中から多くの才能を惹きつけた時代でもある。映画に登場する著名人は100人を超える。女性として、母国では受けることのできなかった教育を求めてパリに来た化学者マリ・キュリー、細菌学者パスツールや、洗濯船に集う画家ピカソや、マティス。プルーストやアンドレ・ジッドら作家たちが登場する。音楽家のサティが「グノシエンヌNo.1」をピアノで弾き、ロートレックが描いたラ・グーリュやショコラが踊り、オペラ歌手エマ・カルヴェはドビュッシーの新作オペラ《ペレアスとメリサンド》の曲を歌う。街の至るところにミュシャのポスターが貼られ、サラ・ベルナールやエドワード皇太子が、ロワイヤル通りの宝石店に宝飾品を求めにやってくる。エマ・カルヴェの衣装を作るのは「キング・オブ・ファッション」とも称されたファッション・デザイナーのポール・ポワレだ。室内装飾はオルセー美術館やマルモッタン美術館などの協力を得て、監督がその高い美意識によって選んだ調度品で再構成された。ムーラン・ルージュやアイリッシュ・アメリカン・バーでの自由で洒脱な雰囲気は当時にタイムトリップしたかのような気分にさせる。

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上映日時

11/9(土)~11/15(金) 11/16(土)~11/22(金) 11/23(土)~11/29(金)
12:10~13:50
※11/12(火)、11/14(木)は吹替版
休映 18:40~20:20
※11/24(日)は休映

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1200 ¥800
会員 ¥1500 ¥1200 ¥800