父と家族とわたしのこと
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2026年/日本/カラー/127分/ドキュメンタリー/製作・配給:日本電波ニュース社
撮影・監督・制作:島田陽磨
編集・撮影:鈴木響
撮影:井上耀介、熊谷裕達
音楽:渡邊崇
音楽助手:中原実優
助監督:吉井愛海
オンラインエディター:中田 勇一郎
効果・整音:高木 創
協力:PTSDの日本兵家族会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
戦後80年。トラウマが静かにほどけ始める。
語られなかった戦争の傷
大阪市で喫茶店を営む藤岡美千代。幼い頃、父から激しい虐待を受けて育った。9歳の時にその父が自死したと聞き、思わず万歳してしまうほどだった。だが成長後、彼女自身もまた、娘を虐待してしまうという苦悩を抱えることになる。
神奈川県でタクシー運転手をする市原和彦。幼少期、父が母に浴びせた「この淫売女が」という罵声は、今も消えない傷として胸に刻まれている。4 0代で結婚するが、妻に日常的に暴力を振るってしまったことを、死別した今も悔い続けている。
シングルマザーの佐藤ゆな(仮名)もまた、幼少期の虐待により複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱え、娘との向き合い方に迷い続けている。新興宗数に傾倒した母からの過剰な支配は、今も彼女の心を締めつけている。三人が抱える「生きづらさ」は、どこから来たのか。取材を進めるなかで浮かび上がったのは、彼らの父や祖父が、いずれも戦争に従軍していたという共通点だったー。
生きづらさの、こたえを求めて子どもたちは、親をたどる
近年、帰還兵の多くが深刻なPTSDを抱えていた事実が、ようやく明らかになりつつある。癒やされなかった心の傷は、DVや依存症という形で子や孫へと受け継がれることがあり、肉親間の断絶を引き起とすこともある。その連鎖を、いかにして断ち切ることができるのか。
本作でこのテーマに挑んだのは、「ちょっと北朝鮮までいってくるけん。」「生きて、生きて、生きろ。」を手がけてきた島田陽磨(日本電波ニュース社)。戦争や国家分断という巨大な力に翻弄されながらも、自らの足で立とうとする<個人)を記録してきた監督と、戦後日本の現実を記録し続けてきた日本電波ニュース社が、戦後80年の節目に、受け継がれた痛みと向き合う人々の姿を静かに見つめる。
料金
| 一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
| 通常 | ¥1900 | ¥1300 | ¥800 |
| 会員 | ¥1300 | ¥1300 | ¥800 |