柳下美恵のピアノdeフィルムvol.17

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柳下美恵のピアノdeフィルムvol.17

大活劇 爭鬪だいかつげき そうとう

サイレント映画の35ミリフィルム上映 × ピアノの即興生伴奏

2026.2.21[土]&22[日] 各日14:20

映画が誕生してまもなく130年。最初の約40年間の作品は今ではサイレント映画と呼ばれています。映写機のフィルムがスクリーンに映し出され、語りや音楽伴奏と共に上映していました。トーキーは映写速度が24コマ/秒ですが、サイレントは作品によって違っています。トーキーのスクリーンサイズは作品によって違っていますが、サイレントは1.33×1でした。デジタル上映が主流になる今、映画が誕生した頃の形にこだわった上映を試みます。

国立映画アーカイブロゴ

フィルム提供:国立映画アーカイブ

1924年/日本/90分[18fps]予定/35mm/サイレント/東亜キネマ
監督:金森万象/原作、脚本:寿々喜多呂九平/撮影:大塚周一/出演:髙木新平、関操、青山万里子、森静子/
フィルム提供:国立映画アーカイブ

日本映画の父こと牧野省三が設立したマキノ映画製作所は1924年8月、東亜キネマに吸収合併されるが、監督に金森万象、衣笠貞之助他、脚本に寿々喜多呂九平他、俳優に阪東妻三郎、髙木新平、月形龍之介、岡田時彦、マキノ輝子他を擁し、人気作を生み出した。本作は「鳥人」と呼ばれた髙木新平が、隣りのビルの屋上へ飛び移るアクションなどの大業を各場面で見せている。

ニューヨークの裏街で南京鼠のサム(髙木新平)は、寄席芸人の李鳳勝(関操)と日本の娘お花(松葉文子)を悪漢、流彩元(荒木忍)から救い出し、二人を連れて日本へ帰国した。李は自分と娘を棄ててアメリカへ渡った妻を追っていたのだ。彼には日本に置いたままにした娘、美代子(森静子)がいた。ふとしたことで、サムが危難を助けた娘が李の探していた美代子だと分かった。(NFC CALENDARより転載、改編)

アフタートークイベント

2.21[土] 紙屋牧子さん(映画研究者)

2.22[日] 宇田川幸洋さん(映画評論家)

入場料一般・シニア2,000円/会員1,700円/ユース(25歳以下)1,000円

チケット購入情報

2.18[水]より、横浜シネマリンオンラインチケット予約サイト、劇場受付にて、座席指定券を販売いたします。


サイレント映画ピアニスト。武蔵野音楽大学ピアノ専攻卒業。1995年、山形国際ドキュメンタリー映画祭のオープニング上映、映画生誕百年祭『光の生誕リュミエール!』でデビュー。 以来、国立映画アーカイブや神戸映画資料館などのアーカイブ、映画の復元と保存に関するワークショップ、全国コミュニティシネマ会議、東京国際映画祭、京都国際映画祭、アップリンク、シネマ・ジャック&ベティなどの映画館、海外は韓国映像資料院、SEAPAVAA(東南アジア太平洋地 域視聴覚アーカイブ)マレーシア会議、タイ無声映画祭、 ポルデノーネ無声映画祭、ボローニャ復元映画祭(イタリア)、ボン無声映画祭(ドイツ) などで伴奏。日本、イギリス、アメリカ、デンマークで出版された 『裁かるゝジャンヌ』のDVDやブルーレイの音楽を担当した。音楽で見せる欧米スタイルの無声映画伴奏者は日本人初。映画を楽譜として映画に寄り添い続ける。映画館にピアノを常設する“映画館にピアノを!”、サイレント映画×ピアノの生伴奏“ピアノdeシネマ”、 サイレント映画週間“ピアノ&シネマ”などサイレント映画を映画館で上映する環境作りに注力中。2025年デビュー30周年を迎える。

次回予告
2026.6.20[土]、21[日]にvol.18を予定しております。 詳細は劇場Webサイトやチラシをご覧ください。