沖縄久高島のイラブー

沖縄久高島のイラブー

2024年/日本/102分/企画・製作・著作:文化財映像研究会/東京シネマ新社 岡田一男、石村智、三島まき
学術指導:乾尚彦、三島まき
ナレーター:草野仁
監督:岡田一男、鈴木由紀
撮影:谷口常也、草間道則
ドローン撮影:西口晋一
音声:上江洲佑弥、古謝竜市、宮里健太郎、棚原克次
方言字幕:三島まき
制作デスク・字幕:岡田仁奈

イベント情報
9/21(土)、22(日)、23(月)、28(土)、29(日)上映後、岡田一男監督の舞台挨拶がございます。

神様からの贈り物イラブー
復活と継承の物語

沖縄・久高島は大祭「イザイホー」で知られる。イラブー、エラブウミヘビの燻製づくりは、そのイザイホーを支える大切な一つであった。イラブーはユイムン、神々が人々に与える贈物と考えられ、製品は琉球王府への献上品だった。近年、イザイホーは重要な王権儀礼であったと見なされ、イラブーもその観点から注目されるようになった。80年代末に祭祀を支えた最高神女たちが相次いで他界し、イザイホーもイラブーづくりも途絶を余儀なくされた。
本作は、78年暮れのイザイホーと共に記録されたイラブーづくりの未公開映像を高画質デジタル化し、2023年秋に存命関係者の証言、10年の断絶を克服したイラブー復活当時の証言、イラブーづくりの現況と祭祀復活への努力を4K映像に記録して、伝統の技、食、信仰と三つの側面から、親から子へ、先輩から後輩へと伝える伝統継承の大切さを訴える、イザイホーを理解するには必見のドキュメンタリー映画とした。


沖縄久高島のイラブー 沖縄久高島のイラブー 沖縄久高島のイラブー

沖縄久高島のイザイホー

沖縄久高島のイザイホー

2022年/日本/110分/制作:文化財映像研究会/東京シネマ新社
学術指導:仲松弥秀・谷川健一・本田安次
協力:西銘シズ、比嘉康雄、宮里千里
ナレーター:草野仁
監督:岡田一男
演出補・録音:後藤雅毅
撮影:谷口常也、草間道則、堀田泰寛、高山永一
録音:羽田野泰志
ネガ編集:川岸喜美枝
プロデューサー:岡田桑三

イベント情報
9/24(火)、27(金)、30(月)、10/3(木)上映後、岡田一男監督の舞台挨拶がございます。

伝承が途絶えて40数年
いま鮮烈に甦るイザイホーの記憶

「イザイホー」は沖縄の久高島で12年に一度、午年におこなわれる祭礼で、600年以上前から続いてきた重要な神事のひとつである。久高島は、首里の東に位置し、神聖な島と信じられ、ノロと呼ばれる巫女を中心とした神女組織で継承されてきた。久高島で生まれ育った女性は祭祀を執り行う役割を与えられ、その就任儀礼がイザイホーである。
沖縄の社会では、女性が中心となって祭祀を行い、男性が政治的な役割を持つという伝統があった。これらは、日本古来の祭祀の原型を留めているのではないかとされ、多くの研究者の注目を集めてきた。しかし社会の変化にともない、1978年を最後に祭礼は途絶え、その存続と継承が危ぶまれている。
この映画では、祭礼が始まるひと月前の御嶽廻り、御願立(ウガンダティ)から、祭場の準備、香炉の継承、4日間の本祭、祭場の撤去、終了祝い、一年を締めくくる「フバワク」の祭りまで、儀礼家庭が詳細に記録されている。収録された祭祀歌謡に、原音カタカナ表記、現代語訳をつけ、「イザイホー」の祭祀歌謡の世界をより深く理解できるよう字幕をつけた。


沖縄久高島のイザイホー 沖縄久高島のイザイホー 沖縄久高島のイザイホー

上映日時

9/21(土)~9/23(月) 9/24(火) 9/25(水)9/26(木) 9/27(金)
イラブー イザイホー イラブー イザイホー
10:00-11:50 10:00-11:50 10:00-11:50 10:00-11:50
9/28(土) 9/29(日) 9/30(月) 10/1(火)10/2(水) 10/3(木) 10/4(金)
イラブー イラブー イザイホー イラブー イザイホー イラブー
12:15-13:57 12:30-14:12 12:15-14:05 12:15-14:05 12:15-14:05 12:15-14:05

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1200 ¥800
会員 ¥1500 ¥1200 ¥800